導入フェイズ/惨殺シーン

GM 某国日本——
20XX年12月——
兎洞詩玲音は——

「ガオオオオオオオッ!!!!!」

詩玲音 「うおおおおおおっ! っす」

GM 熊と戦っていた!!!!!

詩玲音 道着を着込み、熊に対峙する詩玲音——!!
あんりちゃんも見守っているぞ!
あ、ここは長野の山中です。

あんり 「詩玲音ちゃん!奴は目が弱点(かもしれない)よ!」
十字キーでターゲットを選んでBボタンで攻撃してね!

詩玲音 「よし!くらえ! っす!」 空手の構え、そこから繰り出される【毒殺】!

「グアアアアアアア」
「オレの負けだ」

詩玲音 「手強い相手だったっす」 勝利モーションを取りながら
クリスマスプレゼント表(2[2]) → 好きな武器アイテムを1つ。ピカピカ光って音が鳴る。
武器を手に入れました。金レアですね

あんり 詩玲音ちゃんへの贈り物じゃないね

詩玲音 というわけで熊退治は終わり、詩玲音の井上流魔女捕縛術は完成しました。
(宝具が強化される演出)
これでセッションを終わります。お疲れ様でした。
「経験値を算出するっす」
熊のなきがらを後にして山中を引き返していきます。
「まさかこんなところで熊とバトルすることになるとは思いませんでしたね」
あんりちゃんは大丈夫っすか? 怪我してないっすか?

あんり 熊戦だからって熊の毛皮のようなものを装備させられてるあんりちゃん、無事です

詩玲音 それ意味あったんすかね

あんり イベント入手なんですよ
「わたし全然事情わかってないんだけど、なんで熊と戦ってたの?」

詩玲音 「ヒサコ氏に修行した~いって言ったらここを案内されて……」
「そうしたら熊が……」

あんり 「この、老若男女が湧き上がる時期に……熊と……」

詩玲音 多分クリスマスの一週間ぐらい前。
「いやー、まあ、ちょうどよかったっすよ」
「クリなんとかスで盛り上がってる時期に街にいたくないっすからね!!」

あんり 「どうして……」 打ちひしがれる

詩玲音 「あんりちゃんはクリなんとかス好きなんすか?」

あんり 「好きだよ!ターキー食べたりプレゼント交換したりしたかったよ!最近ずっと靴下の中で寝てたよ!」

詩玲音 「他に寝床用意してた気がしますけど」

あんり 「季節やイベントに合わせて寝床を変えるのがコツだよ」 小人の

詩玲音 「いらないっすよそういうのは……」
「しかしクリスマスまでにはあんりちゃんの姿戻したかったですね」
「あの『湯けむりの魔女』でも新しいアイテムはもらえなかったし」

あんり 「えっ?そ、そう、そうだね」 この緩急についてこれるか

詩玲音 ~ここまでのあらすじ~ 数週間前、詩玲音たち五人は温泉旅館で魔女と戦っていたのだ。
気がついたらミオミオも男体化していた

あんり あの人誰だったのかな……

詩玲音 「最近自信失いがちなんすよね~」

あんり 「でも、元に戻そうと頑張ってくれてるだけでも、わたしすごく嬉しいんだからね」
「その、すごくありがたいなって、いつかなんとかお返しできたらなって……!ね!」

詩玲音 「ほんとうっすか~?」

あんり 「そうだよ!詩玲音ちゃんはすごいよ、えらいよぉ」 詩玲音ちゃんえらいえらい音頭をとります

詩玲音 「わ~い」
「……まあ、もうちょっとですしね」 天を仰ぐ
「アイテムを揃えて、あんりちゃんが元に戻って……そうしたら、万事解決っす」
少しは肩の荷も降りそうっす。

あんり 「……うんっ」
「絶対に大きくなるからね」 ガッツポーズ

詩玲音 「100倍ぐらいに大きくなってほしいっす」
そんなふうにクリスマスらしくいい感じの会話をしているとですね
その詩玲音の背後に——

熊が。
「逃さん……お前だけは」
熊が爪を振り上げ——

GM (すごい音とともに一瞬で暗転)
【第五幕 タイトルコール】


導入フェイズ/導入シーン(未檻・朋美)

GM 状況説明!学校も冬休みに入ってクリスマスシーズン!
温泉に行ったり詩玲音が行方不明になったりいろいろありました。
六分儀市は例年にない寒さに見舞われています。

未檻 クリスマス前日かな。俺はクリスマスを知っている……クリスマスは七面鳥を食べ踊り歌う……

朋美 くりすます……?
噂には聞いたことがあります。キリシタンの……お祭り……

未檻 「……っていうイベントがあるんだけど」 カフェで会話しています。
D7からは特に拘束されていません。レアリティが薄まったから。

朋美 「なるほど……そういうものだったのですか……」

未檻 「だから外はこんな風なんだよ」 窓から外を見ると、見事なイルミネーションですね。

朋美 「……ははぁ……そういうことだったのですか」
ずっと、ははぁ~…!って顔になってる
未檻さん、随分お詳しく……いえ、元々そうだったのですねぇ

未檻 一般的な知識は10歳前半で止まってるけどな!
「明日も街に出てみる? 美味いモン食べたり、色んな見世物があったりすると思うんだけど……」

朋美 「……んん……そうですね!折角ですし、色々見てみましょうか」
「未檻さんも、久しぶりにそういう文化に触れてみると、新しい刺激が得られて……」

GM じゃあカフェの外を眺めていると……
黒いサンタ衣装をまとった集団が闊歩しているのが見えます。
最近、あやしげな黒いサンタの集団がこのあたりをうろついてプレゼントを配ったりしているらしいことを思い出してもいいよ。

未檻 「ああ。朋美には世話に……」 目を見開く。

後、黒いサンタの先頭には熊もいます。熊もサンタ帽子かぶってますね。

未檻 「 」

朋美 「……」

みなさんがびっくりしていると、黒サンタ集団がカフェに向かって突撃してきます
「ウィーウィッシュアメリクリスマス ウィーウィッシュアメリクリスマス」

未檻 「ッッ」 咄嗟に朋美を抱きかかえます。

朋美 「きゃっ!あ、あれが噂に聞く……さんたさんなのですか!?」

未檻 「ンなわけねえ!!明らかにおかしいぞ!?」

ガシャーン! バリバリ!(カフェの窓が割られる音)

朋美 「か、カフェが!イベントでこんな無法を!?」

暴徒 熊に続く他のサンタ扮装の者は、手当たり次第略奪をはじめます。
「メリークリスマスハッピーヌーヤー!」

朋美 「……ち、違うのですね!?で、ではこれは……もしかして、また……!」

暴徒 「オラオラー! プレゼントになりそうなものは全部奪っちまえー!!」
そのへんのカップルから高そうなアクセサリーとかを剥ぎ取ったりしてます。
そしてそれを手にした袋に詰めていきます。

未檻 「くそっ!なんだってんだ……!?」 今は全然狩人の装いじゃないし、困る!

暴徒 どうしますか?

未檻 俺は賢いので逃げます

朋美 人形はありますが……そうですね。ここは戦うには人が多すぎます

未檻 「逃げるぞ朋美!しっかり掴れ!」

朋美 「はいっ!お願いします!」 がしっ

「逃がさん……!」 全力熊ダッシュでおいかけてきます。

未檻 「熊が喋るんじゃねえーーーーッ!!」

朋美 「着ぐるみ……なのでは!?でも、あの質感は……ぎ、技術の進歩……?」

賢明なみなさまはお気づきかと思いますが……熊はふつう、しゃべりません。
それに気づいているのは、あなたたちだけです!

未檻 「……まさか、まさかか!?」

「クーマクマクマ……貴様を知っているぞ! 海野未檻!」

未檻 やべえ!個人情報特定されてる!

「でもちょっと雰囲気かわった?シャンプーとか変えた?やべー、全然オレ気づかなかったわ」

未檻 「うるせーー!!」

朋美 「ど、どこかで会ったことが……?」

「いいや……初対面だ!」

未檻 「熊の知り合いなんていねー!」

「どこすみ? ライン交換する?」

未檻 「宗教の勧誘なら間に合ってます!」

「シリアスな話に戻すと、お前を連れてこいというのがオレの主のご所望なのだ」

未檻 「はあ!?……魔女、か!?」

「うむ……まあ、なんでかは知らん」
「あと、そろそろ追いかけるのに疲れてきたから休むね。人間には長距離走で勝てないクマ」

朋美 「や、やはり魔女の仕業……!魔女を追えるとなると望むところですが、敵の術中に嵌るのは……」

未檻 「じゃあとっとと退散させてもらう!」 熊に向かって愛用の包丁12を投げて、逃げていく。

「おのれクマーーーー」

未檻 このノクティス王子やデュラララっぽいファーコートの裏側には包丁がずらりと並んでいるのだ。

GM クマをまきました。

朋美 「……お、思ったより諦めるのが早くて助かりました……けど……」

未檻 「ぜえ、ぜえ、ぜえ……」

朋美 「……あっ、もう大丈夫です!ありがとうございますっ!」降りましょう

未檻 「ああ」
ご所望なのは俺だけっぽかった?
二人まとめて?

GM とりあえずミオミオだけが追われてました。

未檻 「なんだったんだアイツ。俺、何かしたっけ……」

朋美 「……むう……そうですわね、考えられるとしたら……」
「今思いつくものといえば、先日のD7からの脱走者と関りがあるか、或いは……」

未檻 「ああ、沢山逃げたんだよな。それで俺の監視もかなり薄くなった……」 或いは?

朋美 「わたくしは詳しくないのですが……確か、未檻さんを魔法少女にした……」
「件の魔女、まだ討伐されていない、と聞き及んでおります。もしかすると……」

未檻 「……あいつか」 姿はあまり記憶にないんだけど。
「戻ったからまたなおしてしまおう、って言うんなら受けて立つけど、どうだろうな……」
「とにかく、俺はD7に報告入れとく。この調子なら、明日は大人しく……いや、俺たちにしかわからないのか」

朋美 「今回も、こちらから動いてみて……その中で魔女を見つけていくことになりますか」

未檻 「……そうだな。はあ。折角のクリスマスなのに……」

朋美 「でも、まあ、きっと終わってからでも間に合います!……その為にも……あのような暴走行為は止めなくては!」

未檻 頷く。「魔女を斃した後はご馳走食ってイルミネーションだ」
導入は防衛にしよう。ハードで。
(もう遊園地の時みたいにはさせねえ……朋美を傷つけることなく、魔女を討つ)

朋美 じゃあ……挑戦ハードにしましょう
あんな熊と暴徒の好きなようにはさせません。皆さんのクリスマスを無事に過ごせるよう守らなくては!


導入フェイズ/導入シーン(いつか・里奈)

いつか 一週間ぐらい前に、里奈先輩と二人でケーキの予約をしたいなと思っています。
クリスマスといったら、やっぱりケーキですから

里奈 「今年は寒いね」手を繋いで歩いて、ケーキ屋さんに向かいます。

いつか 「毎年言ってる気がしますけど……この寒さ、異常気象でしょうか」えーと、いつもの僧衣の上に、暖かい上着を羽織っています。
いつのまにか、滅土が定着してしまいました。

里奈 「この季節なのに、もう霜柱が出来てたよ」

いつか ぶるぶる

里奈 いつかちゃんの手をコートのポケットに入れる

いつか 「地球温暖化って言いますけど、絶対そんな事ありませんよぅ……あ」
「暖かい……」

里奈 寒いということをのぞいて、六分儀市は結構平和でした。
もう魔女の襲来は収まったのかな、と油断しなくもないですが、今日も松明は持ってます。
カバンに入れてる。

いつか 「……これから行くケーキ屋さん、有名な所ですよね。一週間前で大丈夫かなぁ……」

里奈 「ダメだったら頑張って作ろうか、ケーキ」
というわけでケーキ屋さんです。

いつか 「わあ、それも楽しそうですね!」

暴徒 「こんにちは」
あらされています。

いつか 「こんにち……」

里奈 「……」

いつか 電磁警策を抜きます
スッ

暴徒 「ウィーウィッシュアメリクリスマス! ウィーウィッシュアメリクリスマス!」

里奈 松明が間に合わないので、徒手空拳で構えをとります。

暴徒 たくさんの暴徒がケーキを奪って食べたり袋に詰め込んだりしています。

里奈 警察にも電話します。

110番 「ウィーウィッシュアメリクリスマス! ウィーウィッシュアメリクリスマス!」

GM だめそうですね。

里奈 「!?」

いつか 「ケーキが……!」 店員さんは?

里奈 「だめだ、警察もなんか……おかしいぞ」

GM 店員はそこらへんでのされています。
暴徒は倒すなら倒してもいいですよ。

里奈 「……私たちの仕事みたいだよ、いつかちゃん」

いつか 「警察も!? もしかして、すでに街全体が……」じゃあ、適当に10万ボルトで焦がします。
「はい!」
10万ボルトで散った火花がストロングゼロに引火します

暴徒 「ギャアアアアアア」 死んだ

いつか わ、私が殺した……

暴徒 死ななくてもいいです

いつか はい

暴徒 ストロングゼロはサンダーに弱くナントカ倒した

里奈 里奈は小麦粉を撒いて……いつかちゃんに覆い被さります。次の瞬間に爆発が起きる。

暴徒 「我々の奉仕活動の邪魔をするなーっ!!」
「アバーッ!」 死んだ

里奈 峰打ちです。

暴徒 峰小麦粉

いつか 私達狩人は自由に峰打ちする術を心得ているので

暴徒 では暴徒はあらかた全滅しました。

GM しかし……
爆煙の向こうから鋭利な針がふたりめがけて飛んできます。

いつか 「ふう、とりあえずは……っ!?」

里奈 じゃあいつかちゃんの前に飛び出します。
「危ない!」

いつか あ、先輩がその役しますか? 分かりました。

GM じゃあ刺さります。

いつか 「きゃっ……」

GM 注射針ですね。

いつか 「里奈先輩!!」

??? 「ほう。なかなかいい動きっすね……」

一体誰なんだ? 聞き覚えのある声の主が近づいてきます。
「ヒラストロングゼロには勝てても……」

里奈 注射針を抜く。
この針は……

謎のサンタ 「このサンタさんには通じないっすよ!!」

いつか 先輩の傷が浅い事を確認しながら、声の主へと視線を向けます。

里奈 「いや、いやいやいや」

謎のサンタ 謎の黒いサンタです。

いつか 「一体何も……」
「の?」

謎のサンタ 一体誰なんだ……? 視聴者のみんなはわかったかな?

里奈 「……どういうつもりかな」

いつか 「何やってるんですか、兎洞先輩!?」 普通に突っ込みますよ

里奈 すまない、辛い役目を……

謎のサンタ 「一体誰のことっすか……? ボクはただの通りすがりのサンタさんっすよ?」
セリフ回収

里奈 「通りすがりのサンタさんが毒針投げるか!」

謎のサンタ 「ともかく! サンタ活動を邪魔するとは……二人共悪い子っすね! こらしめてあげるっす!」

いつか 「そんな、兎洞先輩。まさか、魔女の手に……」

謎のサンタ 注射器を構えます。
「旧来のサンタ観にとらわれててはダメっすよ」

里奈 「なら、わからせてやるしかないな。『先輩』として」
マフラーを解いて、その辺りの火を燃え移らせる。

謎のサンタ じゃあ2d6を振るっす。出目が大きければわからせられるっす

いつか 「里奈先輩……!」慌てます

里奈 これが先輩のちからよ/2d6 → 8[4,4] → 8

謎のサンタ 2d6 → 12[6,6] → 12
「ぬるい、ぬるいっすよ~~~~!」
注射器を叩き割ります。

里奈 割った!

謎のサンタ するとそこから出てきた液が火を消してしまいます。
消火剤です。

いつか 「注射器を!?」

里奈 燃えさかるマフラーは炎の鞭のように覆い掛かりますが……それが届く前に消火されてしまいますね

謎のサンタ 「ザコめ……降参するなら見逃してやるっす」
「おうちでいつかちゃんのミルクでも飲んでるっす」

里奈 「……」

いつか 「……」赤くなる

里奈 一瞬考える

謎のサンタ 考えるな

いつか 「り……里奈先輩!」
「一旦引きましょう! 相手は兎洞先輩です!! 怪我をさせるわけにも……」
「それに、さっきの注射器にも何か入っていたかも……手当てをしないと」

里奈 「くっ……しかたがないか……」
別にミルクに惹かれたわけではない 断じて

いつか というわけで、里奈先輩を連れて逃走します。

謎のサンタ ざまあっす!
勝ち誇った謎のサンタ(謎)の笑い声が響き渡ります。

いつか 特に追ってこないなら普通に去りましょう。ケーキ……

謎のサンタ 追いかけてはこないっす。

里奈 じゃあいつかちゃんに連れられて逃げます。しょんぼり。

いつか 「まさか、あの兎洞先輩が……里奈先輩、大丈夫ですか?」 パイン飴とか注入されませんでしたか?

里奈 「あの子も後輩だ。そのまま放っておくわけにはいかなかった。多少ケガさせても連れて帰りたかったけど……」
手先とかが痺れている気がする。

謎のサンタ 峰毒っす

いつか 「ひとまず解毒しましょう。それから、きっと今回の魔女に適応できている仲間がいるはず……」
「万全の体制を整えて、兎洞先輩を取り戻しましょう」

里奈 「うん。そうだね」

いつか 微笑んで、頷きます

里奈 立派になったなあ、という顔で見る。

いつか 「あ、それから……その……」
「もし、吸いたかったら……大丈夫ですから」真っ赤

里奈 むせる。
流石になんとも返答しがたくて、曖昧な感じでうなずきます。

いつか じゃあ、真っ赤になってうつむいたままフェードアウトしましょうか。えーと……導入は……

里奈 競争で。対象はミオミオ。

未檻 吸わないよ?

里奈 そういうことではない
なんというか。
ダブルデートなので。

いつか そろそろ最終決戦の予感を感じています。私だけでなく、皆で強くなっていきましょう。育成で。


導入フェイズ/集合シーン

GM ではそれから時が経ち……24日。
皆さんは情報を交換しあい、それぞれの方法で魔女を探すことになりました。

未檻 集合しようぜ

里奈 そうしましょう。

朋美 行きましょう

いつか 情報交換のために集合しました。
里奈先輩と一緒に、待ち合わせ場所に現れます。

暴徒 (つぶらな瞳)

未檻 無理

いつか (瞳を念入りに押しつぶしていく)

里奈 未檻くんをみて、あらためて、男になったんだなあ、と思う。
基本的に女の子とばかり組んできたので、いくらか居心地の悪さを感じる。
「こんにちは」

いつか 「海野さん、お久しぶりです」 朋美さんとはよく寺で顔を合わせいる

未檻 「こんちは」 居心地の悪さでいうとこっちの方が比じゃないがね!

GM さて、魔女はどこに出たかな
シーン表を振ってみましょう。
クリスマス六分儀市シーン表/雪が降り続き積もり続けている。……何かが倒れている。

朋美 「こんにちは。皆さん、もう情報の共有は出来ているでしょうし、早速……」はっ!

GM じゃあそうですねえ
向こうから誰かフラフラで歩いてきて倒れたことにしましょう。
知らない若い女の人です。

いつか 「っ! 誰か……」
「大丈夫ですか!」近づきましょう

朋美 「あの暴動の影響でしょうか……!」行きましょう!

里奈 様子を見ましょう。一般人の手当は狩人の当然の嗜み。

犠牲者 「…………サンタ……が……」 歩いてきた方向を指差して

里奈 (サンダガ……?)

未檻 その方向を見る。いるのか……?

犠牲者 「あっちに……向かった……」ガクッ

GM そっちの方向に向かうなら……

いつか 「サンタ……きっと、あの暴徒たちです!」

GM 二人の人影が見えますね。

朋美 「さ、サンタ……はっ!しっかり!……くっ……」ひとまずこの方はどこか暖かい場所に運んでおきましょう

里奈 命には別状のない外傷だということも確認しておきます。

いつか そうですね。暖房のかかってそうなビルへ。

GM 大丈夫>いのち
犠牲者の指し示した方向へ行くと、特段変わったところのない子供と、サンタっぽい衣装を来た少女がいます。

未檻 ちゃちゃっと運んで、行こう!

GM プレゼントをもらっているようですね。

里奈 運搬は任せて、里奈はサンタの方を見る。

いつか 走って追いつきます

普通の子供 「わーい! ありがとう、サンタさん!」

GM 別れ去っていく子供。サンタ——黒い衣装の少女があなたたちのほうを向く。

サンタの少女 「あら。あなたたちもプレゼントがほしいのかしら?」 にこっ。
「でも残念ね。プレゼントは、いまので切らしちゃったの」

里奈 そのプレゼント……危険なものなのでは?

サンタの少女 さあ?

里奈 離れていく子供の方へ向かう。

サンタの少女 「あら? どこに行くの?」
「……あたしに用があるんじゃなくて?」

里奈 「あのプレゼントが危険なものじゃないと言い切れないだろ!」

サンタの少女 さりげなく立ちはだかりながら。

里奈 立ちはだかられた。

未檻 「……おまえ、魔女だな」

朋美 「あれが……今回の……!」やっと追いついた はぁ、はぁ

いつか 「……あなたが、この騒動を引き起こしているんですか?」

サンタの少女 「失敬な言いぐさね。夢と希望を与えるサンタが、悪いプレゼントを贈ると思う?」

里奈 「この前そんなサンタを見たからね」それにさっきの人。

サンタの少女 「魔女狩人っていやだわ。物事を楽しもうとするゆとりがなくって。」
くすくすと笑う。

里奈 狩り中にめちゃめちゃデートしてまーす
狩り中にデートすると緊張で心拍数があがり、恋の高ぶりと錯覚する効果があると狩人学会でも言われている

サンタの少女 「まあ、そうね。街の人達にプレゼントを配って回るのって大変なのよ。無限の財力があるわけじゃあないし」
「だからちょっとだけ……あるところから、分けてもらってるの。これって、そんなに悪いことかしら?」

朋美 「それが、あの暴走行為の数々ですか……!町中を混乱に陥れて!」
ストロングゼロを昼間から飲んで!

いつか 「ちゃんと対価を払っていれば悪い事じゃないんですけどね……」

サンタの少女 「でも、楽しそうだったでしょ?」
「あなたたちって可哀想ね。……ふふふ、かわいそうな子たちなのね!」

未檻 「分けてもらう、なんて生易しいこと言いやがって……。略奪だろうが!」

里奈 「その分多く悲しんでる人がいるなら……トータルでマイナスだろう」

サンタの少女 「ふふふ……本当にそうかしら。本当にそうかしら!」

里奈 「ずいぶんと楽しそうだね」

サンタの少女 「いずれは皆々、欲に正直に、奪い合い、充足し合う幸福な人になるというのに」
「……楽しくない魔女なんているかしら? 楽しくない魔女なんていないわ!」

里奈 「やれやれ。倫理やら社会やらのお勉強が足りないようだ」

サンタの少女 雪の中をくるくると舞うように、実に楽しげに。

里奈 松明を構える。

サンタの少女 「倫理……倫理、倫理! 倫理!」

いつか 「『楽』に流され縛られているわけですね。私に言わせれば、あなたこそ可哀想です」
「けど、同情もしませんし、説教するつもりもありません」
「いつだって、狩人と魔女の間にあるのは、これだけです」棘釣鐘を構えます

サンタの少女 「倫理倫理倫理倫理……」
ぴたりと踊り止む。

未檻 「何がおかしい……」

サンタの少女 「あなたがそれを言うのね、三ヶ月里奈」

里奈 「……言うよ。言うさ」
「胸を張って正しさを説くよ、どれほど過ちを犯したとしても」

サンタの少女 「退屈だわ。退屈ね。正しさのために戦うなんて!」
「けれど、ああけれど……ここまでギリギリの正しさとやらを保ち続けてこれたのなら」
「ひょっとしたら少しは退屈じゃないのかもしれないわ!」
ぴょん、とジャンプして——
建物の屋根に飛び乗る。
「あたしは魔女、《黒き生誕祭》。——あたしの世界にようこそ、狩人たち!」
その名乗りをさかいに——
吹雪があなたたちを覆う!

GM 【強欲の魔女/黒き生誕祭 noel noir】

里奈 「くっ! まずい……!」なんという吹雪!

朋美 「……むっ……くぅ……!」

いつか 「っ……」寒い

サンタの少女 吹雪がやんだときには——
魔女の姿はない。

未檻 「…………」 構えを解いて。「……消えた」

いつか 「……これまでにない、強い力を感じます。気をつけましょう」

朋美 「あの性質的にも、このままでは六分儀市が……急ぎませんとね」