○月◎日

見ちゃった見ちゃった!
ラムザ兄さん、私が目を離した隙に酒場の女とおしゃべりしてた!
浮気するなんてひどいわ!
帰ってきたら、しっかりと罰を与えないとね…。

兄さん帰ってきたみたい♪
さ、脱いで…兄さん。
「脱いだよ。さあ、アルマも…」
「嫌よ」
冷たくあしらう私。
「まずは兄さんの身体をしっかり観察してからよ」
「…恥ずかしいよ、アルマ」
視姦されている羞恥心からか、視線をそらす兄さん。
一方私は、兄さんの側に座り、ゆっくりと全身を見定める。
「アルマ……焦らさないで、触ってくれよ…」
いつまでも兄さんの身体に触れようとしない私を急がせる兄さん。
「まだよ…質問に正直に答えてくれたら…触ってあげる…」

「し、質問…?」
「そう、兄さんこないだは浮気なんてしてないって言ってたけど…」
私は目を細めて兄さんをにらんだ。
「もちろん、浮気なんてしてないよ」
「でも今日は兄さん酒場で楽しそうにしてたわよね?」
「違うよ!あれは情報収集してただけで……」
兄さんが慌てて否定する。慌てるところが怪しい!


「どうかなぁ?楽しそうにしてたけど?」
「そんなことないってば!
 今日は情報収集担当だったムスタディオがいなかったから、代わりに僕が…」
あ〜、そりゃムスタディオくんは無理だね☆

「本当かな?なんか怪しいな〜」
「信じてくれよ、なんなら仲間達に聞いてみてくれ!」
あら、証人がいるんだ。
なら信じてもいいかな♪
「ふ〜ん、じゃ、浮気はしてないってことね」
「だからそう言ってるじゃないか!」

うん、どうやら兄さんは私のことだけを想ってくれていたみたいv
…ん?ちょっと待って。
じゃあ兄さんは今までどうやって性欲の処理をしてたのかな?

「じゃあ兄さん、溜まったものの処理はどうしてたの?」
率直に聞いてみることにした。
「…そ、それは……ひとりで……」
あはっ、オナニーやってたんだ!かわいい☆

「ねぇ兄さん。私のこと考えながら抜いてたの?」
「……そうだよ…」
「じゃあ、今ここでやってみせて。私、見てみたい!」
「そんな…恥ずかしいよ…」
「今日兄さんが他の女と仲良く喋ってたのは事実じゃない。
 見せてくれたら許してあげるから…」
私は自分の手を兄さんの手に重ねて、兄さんのモノに導いた。

観念したのか、兄さんの手が上下に動き出した。
「……うぅ…」
ただ黙々と自らの欲望を扱く兄さん。
「もっと私のこと見て……んん…」
「アルマ……うっ、うっ…」
その切なそうな表情を見た私は、そろそろご褒美をあげることにした。


私は自分の手を兄さんの手に重ねて、その動きを止めさせた。
「あとは私に任せて…最高に気持ちよくさせてあげるから!」
そう言うと私は自分の靴下を脱ぎ、兄さんのモノに被せた。
「うっ……アルマ…」
ほのかな温もりが兄さんの興奮を掻き立てたみたい。
よりいっそう兄さんの欲望が大きくなる。
「イきたくなったらいつでもいいからね、兄さん」

「アルマ…気持ちいいよ、アルマ……」
兄さんの腰がガクガクと震える。
そろそろ限界が近いみたいね♪
「兄さん……出して…!」
上目遣いに兄さんを見て、精液をおねだりする。
「アルマ、ダメだ、イクっ…!」
ビクンッ、と靴下の中で兄さんのモノが跳ね上がった。
そして香ばしい匂いが部屋に漂う。

あぁ…兄さんの匂いだ……。
濃い男性の匂いに興奮した私は、服を脱いで兄さんの腰に抱きついた。
「兄さん…イイよ…」
お互いの目を見つめ、私は兄さんにベッドに導かれた。

そして、ついに一つに交わるその時。
互いの性器が触れるか触れないかというところで、兄さんが動きを止める。
「挿れてほしいのかい、アルマ…?」
あっ、兄さん、私にイジワルするなんてナマイキね!


でも、そんな兄さんもカッコイイ…。
兄さん相手なら、私はSにでもMにでもなれるわ♪
「あん…焦らさないで……おねがい…」
「ん?聞こえないよ?アルマ。どうして欲しいんだい?」
さっきの仕返しのつもりかしら?
でも、これぐらいで恥ずかしがる私じゃないよ!

「兄さんのおちんちん…アルマのおまんこに挿れてっ!!」
兄さんが動き出す前に、私から腰を突き出す。
…兄さんの太いモノが入ってくる。
「あぁっ…突いて……兄さんっ!」
「…やっぱアルマにはかなわないや……いくよ…」

「あんっ!んぅ、兄さんっ!!」
兄さんが思い切り私の身体を突き上げる。
そのたびに私は、意識が飛びそうなほどの快感を感じる。
「アルマっ、気持ちいいよ……やっぱり君の膣内が一番…くぅっ!」
「私も兄さんのモノが一番スキ…あぁんっ、もっと突いてぇっ!」
私は兄さんに突かれながら、兄さんの身体に腕を絡ませる。

「アルマ……締まりすぎて、耐えられないよ…!!」
「んんっ、いいよ…出して……あんっ!」
「…限界だ、アルマ!イクッ!」
「ラムザ兄さん、好きっ、好きっ、あぁんっ…!!」
ドクッ…ドクッ、ドクッ……。
私の体内に兄さんの熱い液体が注がれる。


「…はぁ、はぁ……兄さん…」
「アルマ……気持ちよかったよ……」
「私も……ラムザ兄さん…好き……」
お互い、ぐったりとベッドに倒れこみ、
息を荒げながら強く抱きしめあう。

「兄さん…ところで……」
「…はぁ、はぁ、なんだい…?」
「『君の膣内が一番』って……どういう意味?」
その言葉を聞いた瞬間、兄さんの顔色が変わった。

「そ、それは…その…」
「やっぱり浮気してたのね!?」
「ち、違うんだ!アルマ、聞いてくれッ!」
まぁベオルブ家の一員として、
私以外に経験がないってのもおかしいとは思ってたけどね♪
「ま、とりあえず…お仕置き続行ねっ!」

夜はこれからが本番です☆

続く…。