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○鳴(ナキ)
「ナキねーちゃんなにしてんのさ?風呂はいんないの?」
「待ってほしいタツヒコ…トイレ…」
「んー?さっきもしてなかった?」
「最近ちかいんだ…どうもな」
「風呂でしたらいいのに」
「いやだ、勘弁してくれ」
オレはにへにへと下卑た笑みを浮かべたまま、トイレにこもるナキ姉を見守る。
なんなら音だって聞いてやろうかとか思ったがそのまま風呂へ。
ナキ姉はサンタである。
正確には、であった。
とある目的のためにサンタとなり、それを達したからさっさと止めた。
今ではひねもすひきこもり。
詳しくはよく覚えていないのだが、ナキ姉がオレのことをタツヒコと呼ぶのはその頃の名残なのだ。
あんまり深く考えると、どうにもオレが何人かいる気がしてならないから考えないことにしているのだが、まあそれはいいとして。脱衣。
今日も今日とて、オレというやつは平日の真昼間から湯船に浸かるのである。
電気をつけずとも十分に明るい浴室は、夜よりも開放的。時折、外を走る電車の振動が、ぶるぶると建物を揺すっていく。
ナキ姉はすぐにやってきた。タオルで身体を隠すこともしていないから、オケをとるときに乳が揺れる。
運動不足のクセに、やけに引き締まったその身体。背が高く、紫がかった髪がエキゾチックというかミステリアスというか、実際問題普段何考えてんのかわかんないのがこの姉であるのだが、不思議なことにオレとの入浴は毎日欠かさないのだ。
パシャリ、と。オケからこぼれたぬるまゆが跳ねた。
すすがれてゆく白い泡。乳の谷間を通って、濃い目に茂った股間に流れる。
「ん?なんだタツヒコ…?」
「ナキ姉、お尻洗ってないでしょ」
いいながらオレは姉の髪を手で掬い、口元に寄せてにおいをかぐ。それは変態の作法だったが、2人の間では自然な行為だった。
ナキ姉は基本的に、オレのセクハラは無関心で通す。イヤといわれたことはあんまりない。
ただトイレの一例を見ればわかるように、ある線を越えようとするとすっぱりと拒否するのだ。そんなときは愚図ってみても無駄なのだ。
「ち……ちゃんと洗った…」
「ホント?じゃぁ見せてよ」
ナキ姉は特に動じず、オレに背を向ける形で湯船のヘリに腰を乗せる。
尻のくぼんだところに、まだ泡が残っている。それを掬って、尻穴をなぞる。
「こ…こら…」
ナキ姉、うっ…と一瞬、動作に詰まったが。それ以上抗議することもなく、するにまかせる。
ちょっとでも指を入れようとすれば、すぐさま逃げに転じるだろう。そこが今の、ナキ姉おかんむりライン。
「ここは洗った?」
「ん…!」
さすったのは、陰部の端っこ。
ナキ姉はうながされるまま、横座りのような体勢で片方の尻を上げる。
さすりやすくなったそこを、ちくぢくと掻くように刺激。果肉の周囲をぐるぐる責めて、埋もれた雛尖を舌でつつく。
「ぁぅ…!!」
粘稠の体液が、肌を伝ってホーローにちょっと垂れた。
「ん…っ!…っく…痛い…ぁ」
「洗うよナキ姉」
オレはナキ姉がウンとかイヤとかいう前にシャワーをとり、弱めかつぬるめのお湯を、秘所に当てる。
ウチのシャワーは中心部分が一番勢いが強いのだが、そこをさすっと雛尖にかすめさせると、これが大変ナキ姉を苦しめるのである。
「やっ!!…た、…たつひこ…強い…ぁ、…つよいよ!!」
「動いたら洗えないよ」
「ふに…、ゃ……、ぁ…んっ!……いらないもん」
「だめ。おしっこついてる」
「ぁ…っん!」
いたずらが過ぎたか、ナキ姉は尻からずり落ちるように湯船に逃げ込む。
ぱしゃんとお湯の、跳ねる音。
あまり広いフロオケじゃないから、ナキ姉はオレのヒザの上にのっかる形になる。
揺れる陰毛をさすりながら、そのままキス。
さっきまで舐めていたナキ姉の果肉汁を舌で送ったら、もごもごしたあとだ液を混ぜて送り返してきた。
「たつ…ひこ…ぉ」
「ん?」
「ふぁ…ん、んふ…ぁ」
くちびるを舐める、歯を舐める。洗ったばかりの首筋をだ液まみれにする。
2人とも口腔に溜まった汁を嚥下せずに、増やすばかり。だからそれがとろとろと身体を伝って、湯船に流れてしまっている。
あーあ、桃姉や鼓姉だってはいるんだよ。そういったら、困ったリスのような顔になった。これはチャンスである。
「桃姉なんて一生懸命働いて帰ってくるのに、つばやオシッコまみれのお風呂のいれられたらどんな気分になるのさ」
「そ、そんな……」
「鼓姉だって、まっぴるまっからセックスさせるために掃除してくれてるわけじゃないんだからね。毎日毎日弟のち○こによがり狂って……」
「ち、ちがう…」
いぢめながら
スキを見て尻の穴に小指をうずめる。
怒られなかった。
「はいナキ姉、お尻上げてむこう向いて…」
「え?…え?」
第一関節以降、頑なに進入を拒む尻の肉を、ちょっと強めに押し返す。
気分は居座り強盗。無法者はこっちである。
「や…た、タツヒコ。お尻はヤダ…っ!」
「え?なに?お尻って何?」
「ふぇ…?…その…お尻でするのは…」
「お尻でするって何?ナキ姉はお尻でなんかするの?」
「え?ぅえ?…たつひこ…こら…」
一度小指を抜いて、中指に切り替える。しかしさっき入ったところにも届かない。難しいものである。
今度ローション買ってこよう、そう心に決めて、ひくひくいってる膣口に標準。ナキ姉が尻の穴に気をとられているうちに、奥まで入れてしまった。
「ふぁんっ!!…た、たつひこ…ばかぁ…」
くぽん、くぱんくぽんちゅぽん…
ぷぱんぷぱんぢゅぱんぢゅぱんっぱんっぱん…つぽ…
ぬく……ぬと…
ぬぱんつぱんっぬぱっんぱんぱん…ちゅぱん…ちゅ
じゅっぢゅっぢゅっぢゅっくこ。…つこ…つぷ、つぽ…
「あっ!っぁぁぅ!ぅっっぅあ!!――ッ!!――ンン!ンぁ!」
ぢゅぶぅ…ぶぷぅ、ぢゅぅ…ぷぽ。…くぶきゅぶ…ぢぼ。
ず…プぶ…ヂュ…ヂュぅ…スぶぶ……ぷ。
「んん!んぁ…ぁん、ぁ、ぁぅ…ぃぁ…ん、ん!!ぁん、ふぁぅ!!!…あん」
「おおお、ナキ姉…入口締めすぎ…」
尻穴をいぢると、それに連動して膣口がきぅっとなる。
なるにしては肉が柔らかいから、硬くなったちんこを水でふやかされたような錯覚に陥るのである。
ぬこぬぽと
膣口が緩むたびに乳白色の泡が溢れて、はじける。
夢中で腰を突き入れた。尿道が、粘膜に触れる時と触れない時がある。
ズぷ……ぢゅぱんずっぷ、ぬぽ…ぬこ…ぢゅぶぢゅぷぶ…
ずっぽずっぷずっぽじゅっぽつぼ…っ
ちゅぱんちゅぱんちゅぱんちゅぱんづぷ…くぷぶ
余裕のでてきたオレはもたれるようにナキ姉の背に体重をかける。抱きしめて、手の平ではなく腕やら内肘で乳房を潰す。
そのままくちびるを寄せ合って、こつこつと二回つついて射精した。
・・・・・・。
「ん?ナキ姉、今から寝るの?」
「……ウン」
「部屋いっていい?」
「…うぇ、…せっかくお風呂はいったのに」
「……なに想像してんのさ」
「…へ?……ああ、そうか…しないのか」
ナキ姉の寝床はソファー。
せっかくのベッドは、もはや物置。
見た目シャンとしてるくせに、ものぐさなのだ、この姉は。
「せっかくだからさー、今度そのベッド使おうよ」
「こ、こら。人のぱんつでなにしてるんだ…!」
「こんなものほかっとくナキ姉が悪い……これいつの?」
「やめ……ゃ……もう…」
もぞもぞと。
結局眠るでなく、エロいことをするでなく、身体をひっつけあって2時間ほど過ごした。
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