卒業

思い出多きアキバ献血ルーム。

(記録から漏れた高校時代の1回を除き)私の初めての献血は、このアキバ献血ルームでした。

何度か通うようになったある時。
「あっちのベッドは何でテレビ付いてるの? 俺いつもテレビのないベッドに通されるんだけど」
んなことをナースさんに申しましたら、成分献血は時間がかかるのでテレビが設置されているのですよ、と教わりました。
私はそれまで成分献血なんて知らなかったんですね。期せずして献血ビギナーから次のステージに踏み出した瞬間でした。
akiba:fがオープンして間もなく、アキバルームは全血オンリーになりました。


※クリックするとリンク先の大きな画像を表示します

その後、年に1回ぐらいしかアキバルームに来る機会がありませんでしたが、それは献血バスも好きだったから。それに、アキバルームがなくなるなんて疑ってもいなかったから。

実はこのビルのB1Fもアキバルームがテナントとして入っているんですよね。
そっちは日頃は採血に使われてはいませんが、かつて1度だけその「地下室」で献血をしたこともあります。あれも思い出深い1ページ。
近年、献血の推進啓発もあってか、コンセプトを掲げ趣向を凝らしたルームが増えています。洗練された最新のルームと比べると、アキバ献血ルームは何の変哲もない。だけど、明るい外光が入りストリートに面したこのアキバルームはその存在が献血のメッセージを発信する確かな拠点でもありました。

今だからお話ししますが、一時期すっごい美人のスタッフさんがいたこと(だから通っていたという訳じゃちょっとあるよ)、ナースさんとヤバいお酒の飲み方の話で盛り上がったこと…他にもいろんなエピソードが思い浮かびます。

記念すべき100回目の献血も、成分献血とのスケジュールを調整してまで、ここアキバ献血ルームに来ました。
それぐらい、私にとっては「ホームルーム」。だから今日は「卒業」の日。

念願の「けんけつちゃんカチューシャ」をお借りして写真を撮っていただいたり、メッセージボードに一言を添えたり…
皆さんが描き残してきた「らくがき帳」を捲ったりして名残惜しい時間を過ごしつつ、今こそ分かれ目イザさらばと春風に吹かれながらアキバの街に繰り出していきました。


本日の処遇品。
中央のバッヂは「都内献血ルーム限定オリジナル缶バッチ」。既に都内各ルームで配付されていたものですが、この日は予約して行ったのでその特典だそうです。もう1品とどっちか選択でしたがそのもう一方がオリジナル感がないのもあって、最後の記念としてこちらを選びました。
その下は「金芽ロウカット玄米ご飯」150g。東洋ライス株式会社さんのご厚意により、都内ルームにて数量限定で配付されているそうです。

スタッフの皆さん、そしてアキバ献血ルーム、今までありがとうございました。

(アキバ献血ルーム公式ページの魚拓Archive.is

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