libjpeg.lib を使ってJPEG画像を扱う

最終更新 2004 01/15

JPEG(JPG)画像やPNG画像を読み込んで、内部でビットマップに変換して自由に扱える
ようにするには、今では他の人が作ったライブラリを使うのが主流です。
JPEGやPNGの画像フォーマットを調べて自分で読み込み関数を作るという事をするのは
何もソフトウェア資源がなかったひと昔前の話です。
私がやるとしたら、そんなことしてるだけで何年かかるか分かりません。
時間がもったいないので、そのような方法はお勧めしません。
仕事で必要ならばなおさらです。

JPEGやPNGを読み込むライブラリを提供している有名なところは以下のサイトです。

    Independent JPEG Group

どれを落としたらいいか分からない、もしくは落とせない時はこちらからどうぞ。

    jpegsrc.v6b.tar.gz(598k)

ファイルは拡張子が何ともアヤシゲですが Lhaca などのソフトで解答できます。
Lhaca は Vector窓の社 で探せば見つかります。


このライブラリを使用するに当たって、次のライセンスを守らなければいけません。
(ライセンスから抜粋)

1. We don't promise that this software works.  
   (But if you find any bugs, please let us know!)
   
   このソフトウェアの動作は保障しません。
   (しかし、何かバグを見つけた場合は、報告をお願いします。)
   
2. You can use this software for whatever you want.  
   You don't have to pay us.
   
   あなたはこのソフトウェアをどんな用途でも使用することができます。
   あなたは金銭を支払う義務を負いません。
   
3. You may not pretend that you wrote this software.  
   If you use it in a program, you must acknowledge somewhere 
   in your documentation that you've used the IJG code.

   このソフトウェアをあなたが書いたと偽ってはいけません。
   もし、あなたのプログラムでこのソフトウェアを使用する場合は
   あなたの作成したドキュメントのどこかで、IJG のコードを
   使用したことを明記して下さい。
ようするに、バグを見つけた場合は報告し(英語で)、ヘルプやリードミー なんかのドキュメントに IJG の libjpeg.lib を使っていることを書く事を守れば 自由に使う事ができます。
jpegsrc.v6b.tar.gz を解凍する
jpegsrc.v6b.tar.gz を解凍すると、jpeg-6b という名前のフォルダが作られます。 jpegsrc.v6b.tar.gz を解凍すると、jpeg-6b という名前のフォルダが作られます。
Cドライブにコピーする
フォルダをコピーする Cドライブでなくても何処のフォルダでもいいのですが、あとで面倒なので パスを指定しやすい場所にフォルダごとコピーします。 Cドライブに解凍したなら、そのままでOKです。
makefile.vc と jconfig.vc のファイル名を変更する
jpeg-6b フォルダに移動して、フォルダの中にある makefile.vc と jconfig.vc という名前のファイル名を次のように変更します。 makefile.vc → makefile jconfig.vc → jconfig.h makefile.vc と jconfig.vc を から makefile と jconfig.h に変更 に変更
makefile をメモ帳で開く
makefile をメモ帳や VC++ なんかのテキストエディタで開きます。 上の方に RM= del と書いてある行があるので、これを RM= rem と変更して 保存します。 RM= del を RM= rem と変更してデータを保存。
コマンドプロンプト(DOS窓)を開く
コマンドプロンプトを開きます。 ウィンドウズが標準設定なら、スタートメニューのプログラムのアクセサリにあります。 コマンドプロンプトを開く
ディレクトリを C:\jpeg-6b に変更
コマンドプロンプトに次のように入力して、カレントディレクトリを変更します。

cd C:\jpeg-6b
上のように入力したら、リターンキーを押します。 cd C:\jpeg-6b と入力してリターンキーを押す。 上の画像では C:Program Files> となっていますが、ここの表示は人によって 違います。 C:\jpeg-6b> と表示が変わる。 そうすると C:\jpeg-6b> と表示が変わります。
nmake と入力
コマンドプロンプトに

nmake
と入力してリターンキーを押します。 VC++6.0 がインストールされているなら、これでコンパイルが始まるはずです。 nmake と入力してリターンキーを押す。 nmake と入力してリターンキーを押す。 nmake と入力してリターンキーを押す。 うまく行くとこんな感じでダーっとコンパイルが始まります。 コンパイル成功 コンパイルが成功すると jpeg-6b フォルダに沢山のオブジェクトファイルと libjpeg.lib ファイル、いくつかの実行ファイルが作成されます。 IJG ライブラリを使ってJPEG画像を扱う時は、この libjpeg.lib ファイルを プロジェクトに登録して使います。 jpeg-6b フォルダが読み込み専用になってたりすると、コンパイラが吐き出す ファイルを保存できないのでコンパイルに失敗します。 nmake する前にフォルダの属性を確認して、読み込み専用属性が付いていたら 解除しておきましょう。

libjpeg.lib を使ってJPEG画像を読み込む

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