甲竜伝説ヴィルガストTRPG World guide


ヴィルガスト世界についてのワールドガイド(世界設定)を ここに書いていきたいと思います。もし、何か訂正事項などがありましたら、ご連絡ください。。
(以下の記事は、バンダイ「ヴィルガスト大図鑑」より抜粋)
世界の大まかな設定
 ヴィルガストは、現実の世界(実は物語の世界ではあるが、)と 同時に存在するパラレルワールドです。
 現実世界とは時間の流れが異なり、世界の性質も大きく異なります。
 中世のヨーロッパに似た世界ですが、この世界はそういうよりも いわゆる一般的なファンタジーの世界、とでもいったほうがいいような気がします。
 これは、長期間に渡る戦争などの文明を発展させる行いが
 ほとんど起こらなかったためだといわれています。
 また、この世界の住民は、現実の世界の人々よりも自然の性質を よく理解しており、自然に対するモラルもあります。
 また、自然の脅威も、現実の世界よりも厳しいものがあるようです。

 現実の世界とは異なり、この世界においては、神の力がかなり大きいです。
 ここでは、いくつかの部分に分けて解説します。

神話
1. 5竜の時代
(この時代については物語には現れない部分であり、筆者のオリジナルの強いところです。)
 この時代以前にも神は存在したのかもしれないが、詳細は不明である。
 いわゆる5匹の竜(天、大地、海、光、闇)がこの世界を統治していた。
 この竜は一頭であっても大きな力を持っていた。
 そしてこの世界のすべてを収めていた。
 しかし、5匹の竜にとってこの世界は小さすぎたのかもしれない。
 その中の一頭である「ルシファー」(闇の竜)が何の影響かははっきりとはわからないが、
(一説には、世界にあるすべての悪しき心のためだとも聞く。)
 ほかの神に対して戦いを挑んだ。
 この戦いは、その世界にある神の作ったもの(生物など)を巻き込む大きなものとなった。
 この結果、ルシファーは封印された。しかし、ほかの竜も大きな損害を負った。
 特に3竜(天、大地、海)は、かなりの力を失い、人間の前に現れることもなくなった。

2. ウィンディーネの時代
 そして、光の神(ウィンディーネ)はヴィルガストの人間界を統治する神となった。
 この間、邪神と呼ばれるものは何回となく復活しようとしたが、
(ただ、これがルシファーかどうかは不明である)
食い止めることができた。
 しかし、それらの力はあまりにも大きくなった。
 ここで女神は考えた。自分たちの力も昔ほどのものではない。
 新しい神を迎えることが必要なのではなかろうか、と。
 これが、「白の女神」と「黒の女神」である。

3. 二人の女神の時代
 この考えは正しかったのであろう。
 しかし、その方法は苦難に満ちていた。邪神側に近い「黒の女神」を、 邪神の力から遠ざけるため、現実界に送り込んでいたのであるが、 この「黒の女神」を呼び戻す際に事故が発生したため、 邪神の手に「黒の女神」が渡ってしまったのであった。
 このときは、何とか「光の戦士」達の力により「黒の女神」を取り戻した。
 邪神もそのとき封じ込められた…ように見えた。
 しかし、邪神は再度復活し、今度は「白の女神」と、「光の戦士」(の一部)を自分の手に収めた。
 しかし、「光の戦士」達により、それぞれ開放され、 または倒され、邪神は他の竜の力を借りた「白の女神」「黒の女神」、により 完全に破滅させられた。
 このとき、3匹の竜およびウンディーネも滅び去ったと伝えられる。
 そして二人の女神の時代が始まった…

4.それ以後
(ここのあたりは資料に何も触れられていない。君たちで自由に設定するのがよかろう。)

世界地図
 この世界においては、詳しい地図が伝えられていない。
 恐らくは、街道が整備されており、地図なしでも迷わず旅ができること、
 海上にあっても難所などは存在せず、地図の必要がなかったことなどがあげられる。
(公式の地図は存在しないようなので、自分たちで勝手に設定しましょう。)

動植物
 ヴィルガストの世界に存在する動植物については、 おおむね2種類に分類することが可能である。
 すなわち、現実界に存在する(類似するものも含めて)ものと、 現実界にはまったく異なる(伝説上にしか存在しないもの)の二つである。
 ヴィルガストの世界は、われわれが暮らしている世界とほぼ同じ気候らしく、 植物などの分布もほぼ同じとみられている。
しかし、この世界には、現実界にいる動物よりも大きな生き物も存在するため、 自然に対しても注意が必要である。
 これらの生物は、一般的に小さい生物と行動は同じであるが、 まれに邪神などの力に操られているもの、 人間などの知的生物に飼いならされているものもあり、注意が必要である。
 現実界に存在しない生き物で、ヴィルガストにおいても存在が不自然なものは、 いわゆる「モンスター」と呼ばれている。
 これらの生物はもともとヴィルガスト世界の存在したものではない。
 これらは主に邪神の意思により生まれたものとされ、 恐らくは誰かの思考の中にある架空の生き物が実体化したものではないのか、 といわれているが、真相は不明である。
 また、デミ・ヒューマン
(エルフであるとか、ねこまた、ワーウルフ、ピクシー、ウッドドワーフ、ハーフリングなど、しかし、詳細も不明である。) と呼ばれる亜人種の中には、 過去に邪神が作り出したものが、 そのまま種族として世界にとどまったものがいる、という説もある。
 また、いわゆるアンデッド・モンスターと呼ばれる種族は、 邪神に絶対の忠誠を誓うこと、魔法の力、または呪いにより、永遠の命を得たもといわれ、 その為、その種族は、この世界で有効とされる行為が効かないこともある。
(普通の怨霊に近いアンデッドも存在するようです。)

人々
 ヴィルガストに暮らす人々は、温厚で心やさしく、 素直で気のいい人が多いとされる。
また、自分の人生がどのようなものかを知っているがごとくに、 仕事に精を出す人も多い。
 ヴィルガストの世界は、いわゆるファンタジーの世界と前にも述べたが、 これは社会体制でもそうであり、立憲君主制、 または限りなく理想形に近い共和国政であるといえる。
(無論例外も存在するだろう。君たちが作る世界では、別にいろいろな統治体制が会ってもかまわない)
 現実世界との大きな違いは、国王は善政を引くことがその目的であるかの ごとくふるまい、世界征服をしようとする王は少ないことである。
 これは、国王が征服することを目的とするのではなく、 当地をすることが目的であるということを知っている
(ほかの人と同じく)
からであるとも、どの階層似合ってもそれなりに 裕福であるため、過剰な理想を抱くことがないから、ともいわれている。
 このため、国家間の戦争もあまり起こらず、起こったとしても、 たいていは話し合いにより解決される。
(文明が現実界のように発達しないのはこのため)
 また、騎士階級は、ほとんどの場合純粋に国防のために存在すると思ってもよい。
 この世界は人間以外にも自然やほかの非友好的な種族が存在するのだ。
 また、この階級が冒険に出ることも多い。
 これは、倫理観の確立のために行われ、奨励されているためである。

人間以外の種族
 この世界には、人間以外の生物が存在し、 それぞれが独自の文化を持って生活をしている。
 その多くは、日常的に交流しているわけではないが、 モンスターよりも特異なそんざいではないとかんがえられる。
 ヴィルガストにおいて、特に見かけられる種族としては、
ねこまた
ワーウルフ
などが多く、
ピクシー
エルフ*
ウッドドワーフ
オーク
などもまれに見られる。
 また、物語中には触れられていないが、その他にも、 さまざまな種族が存在するらしいので、プレイの際には、 自作してみるのもよいです。
これらの亜人種については、コミックスや小説などを参照ください。

 *エルフについては、物語中では登場しませんが、 ケイブンシャの本の中に「ボフトフはクォーターエルフだった」 とかいてあった覚えがありますので、登場するものとみなします。

失われた種族
 失われた種族も存在するようで、詳しいことはわかりませんが、 ミイラキャットのもとの種族などがそれではないか、とされています。
(これも原本では触れられていません)

ヴィルガストの歴史認識
 歴史については、一般人の間では、あまり知られていない。
 これにはさまざまな要因が挙げられる。
  歴史を伝える必要が少ない。
 これは、世界における変化がほとんどないため、 歴史があまり意味を持たないからだといわれる。
  過去の歴史の弊害を知っているから
 歴史は、下手をすると争いごとの元になる。
(現在の日本と韓国、中国の例をあげるまでもない)
 このことをこの世界の人達は熟知しているため、 あえて歴史を残さないようにしているのだ、ともいわれる。
しかし、歴史の記録がまったくなされないかというと、そうでもない。
起きた出来事は王族や長老、教会により記憶、伝承されており、 有事の際には、この記録を元にしてことがなされることもある。
以上が、ワールドガイドの内容です、何かの参考になればいいと思います。
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