目を覚ました時、目の前は闇につつまれていた。
ひんやりとした空気があたりに漂っている。
今がいつで、何故そこにいるのかまるで分らず、クラピカは眉をひそめた。
身体は床に倒れているようで、起き上がろうとしたところで自分の両手が一つにまとめて拘束されてることに気づく。
次いで、暗闇は目を何かで覆われているのが原因だと気づいた時だった。

「ようやくお目覚めかな?」
男の声がした。中年の、低く、笑いを含んだ声色。
それを筆頭に、周りでくすくすと笑い声がおこる。
どうやら複数人いるようで、こつこつと足音をたてて気配が近づいてきた。
クラピカの束ねられた両手を無理やり引かれ、床にすわりこんだ状態にさせられる。
とたん、生ぬるいものが唇に触れた。
「っ…」

べちょべちょと音を立てながら、それはクラピカの唇をなめまわす。
生暖かい息がクラピカの頬に触れ、おぞましさに首を振る。
男の手がクラピカの顎をつかみ、力づくで口を開かされると、
今度は男の舌がクラピカの口内を犯し始めた。
「っ、む、ん…っ」

男の手を振りほどこうにも手は使えず、いつの間にか後ろから頭を動かないようにつかまれている。
ひどく生々しい感触がクラピカの舌を追い、絡め、食むように唇を覆い尽くす。
ようやく口が解放されたと思った瞬間、何本もの手がクラピカの身体に触れた。
脚を掴まれ、無理やり開かされる。
腹に伸びた手が服の中に入り込み、シャツを胸元までたくしあげた。
胸元が晒されると男たちはくすくすと笑いながら、
さらしを無理やりほどいていく。
ズボンは引っ張られ、足首まで下された。スカートの中からのぞく白い下着に、男たちは息をのむ。
さらしの下から赤く色づいた頂が現れ、男たちの手は我先にとクラピカの胸に伸びた。
「っ、やめろ、触るな、やめろっ…」
一体何人いるのか、何本もの手がクラピカの身体を拘束し、
彼女は抵抗らしい抵抗も出来なかった。
骨ばった指が胸を揉み、頂をぎゅうとつまむ。
「っ…!」

他人に触れられたことのないそこは、身体の緊張と刺激で固くとがっていた。
脚をつかんだ男が下着越しにクラピカの秘部をなめるようにみつめ、
くんくんとにおいをかぐ。
そのまま下着の上から、べろりとそこを舐めあげた。
「ひっ…!」

突然の刺激にクラピカの身体がびくりとふるえる。
男はクラピカの秘部に口をつけ、じゅうじゅうとそこを吸いはじめた。
わざと音を立てるようにすい、唾液をなすりつけ、舌で割れ目をなぞる。
「ぁ…あ、っ、ん」
真っ暗な視界の中で、男の舌の動きがクラピカの身体を犯していく。
小さく漏れた吐息に、クラピカは唇をかんだ。
男たちに散々舐められた乳首は唾液でてらてらとひかっている。
上半身を支えていた男たちの手が離れて、クラピカの身体は床に寝かされるように倒された。
逃げられないように手首は抑えられ、両足が持ち上げられる。
スカートを下にめくられ、クラピカの下肢が男たちの目に晒されるような恰好になった。
大きく開かれたあしの間に男の唾液かそれとも他の理由か、ぺたりと張り付く下着に男たちがほうと息をのむ。
先ほどまで刺激を与えられていたそこはひくりひくりと小さく収縮していた。
「あっ…いやだっ…」
男の手が下着にかかり、ゆっくりと脱がされていく。
下着と性器の間に、透明な糸がつたった。