俺は最初、あいつの事をプライドばかりが高くて
頭デッカチのいけすかない野郎だと思ってたんだ。



それがなぜかゴンを緩衝剤に打ち解けて行く様になり
気付けばゴンを抜きに俺があいつのパートナーで
あいつが俺のパートナー、なんかそういう感じになってた。




1次試験でついうっかり俺も胸のうちをあかしちまったわけだけど
それ以来すっかり懐かれちまって悪い気はしねえ。








でも俺はあいつを男だと思っていたからでーーーーーーーーーーー







メヌーレ湿原でヒソカが「試験官ごっこ」とやらで
俺たちにトランプの刃を向けてきた時。
俺はうまく避けきれず腕に直接ささったりして
「いってーーーーー!」なんてわめいていたけど
クラピカは二刀流で上手くかわしたかに見えていたが

「クスクス・・・ごめんねえ?そういえばキミが女の子なの忘れてたよ♤」

ヒソカの野郎、何言ってんだ???
と思ってクラピカを見ると
洞窟の中で上着を脱いだままの格好の
胸元がパックリ避けて・・・
え?胸???

ヒソカが「こんなツモリじゃあなかったんだよ♢・・・クスクス」と
クラピカに近づく
クラピカも応戦しようとしているのか二刀流の構えはくずさない
が、その内側でクラピカの荒い息づかいとともに
上下するすきとおるような白い、成長途中のかわいらしい
乳房に目が釘付けになっちまった。

あいつ、女だったのか!!!
男にしてはキレイな顔をした華奢な奴だなとは思っていたが
自分の腕の傷の痛みよりも
クラピカの吐く息とその先端の淡いピンクの先端に
意識が向いてしまっている。

クラピカもヒソカのヤバさに警戒して
体を隠すどころじゃなく臨戦態勢になっているというのに
「クスクス・・・お兄さん、キミのココが気になって仕方ないみたい、だよ?♡」
とクラピカの乳首を♡のAでくすぐる様になでた。

「くっ・・・・」
羞恥と屈辱にゆがむあいつの顔が見てられなくて
鍛冶場の馬鹿力で俺はクラピカを小脇にかかえ
とっさの判断にしては上出来、トランクも持ち
その場から脱走する事に成功した。

ヒソカも気まぐれだったのか追って来る事はなく
気配も消えたので
俺は木陰で一息つきトランクとクラピカを下し
呼吸を整える事にした。

「だ、大丈夫か?」
「ああ、すまない…礼を言う。君の方こそ、直接ケガをしてるじゃないか」
と俺の腕の切り傷にそっと手をよせてくるクラピカの乳房が
上半身裸になっている俺の肌にふっとかすめる。

お互いはっとクラピカの服の状態を思い出し
バっと背中合わせになる。

「だ、大丈夫だ!!!ただの切り傷だし!言っただろ?俺は医者めざしてんだ!
 このカバンは救急箱みたいなモンだぜ!!」
「そ、そうか・・ならばよかった」
と答えながらクラピカはもぞもぞと上着をかぶった。

クラピカは着替えで持っていたのであろう
タンクトップを着た。
俺も自分の傷を消毒する。

ヒソカに引き裂かれてしまった服を片付けている
クラピカを見つめていると
今まではサラシを巻いていたのか
女だって気付かないくらいだった胸元が
先ほどの攻撃でサラシも細切れになってしまい
ノーブラ状態でたよりないふくらみを主張している
目のやり場に困って
「ほ、包帯あるけどサラシのかわりに使うか?」と訪ねてみたが
「いや、君の傷に使用しなくてどうする?わたしの事は気にしなくていいのだよ」
と答えるが俺が気になるんだよ・・・。