団長は思った。この表情を保存したい、と。
色々な思いが交差する中で彼・・・団長は運動を始めた。
クラピカの1番置奥から、入り口へとゆっくりと
クラピカの体をいたわるような優しい動きだった。
それから段々と早くなっていく。
と思えばまたゆっくりと。
時に激しく、時に優しく。
流れるような快感の中、その巧みさにクラピカは困惑していた。
自分がどこかにいってしまいそうな感じになった。
声を出しているのか、どんな声を自分が出しているのか。
それすらも解っていなかった。
大きな声を出しているような感じもした。
何かを考えようとしても下腹部の快感に正常に頭が働かない。
実際にはクラピカは声を出していた。
他の男が聞いた事が無い位、激しい女の声で。
そんなとろんとしたクラピカの目を見つめて団長は聞く。
もちろん腰の動きは止めない。
「気持ちいい?」
「え・・・そんな・・・」
「聞かせて・・・」
「き、き・・・もち、いい・・・・・・」
いつものクラピカだったら決して答えないのだが今は普通ではない。
快楽が体を駆け巡りすぎて答えてしまった。
団長はクラピカにキスで答る。
この表情を保存するには・・・・・殺るか。
そんなことを団長は考えつつ動き続ける。
暑い部屋の中。汗や分泌液が混ざり合い、跳ねる音や肉と肉がぶつかり合う音が響く。
時折聞こえるクラピカのくぐもった甘い声。
団長の動きがあまりの激しく、クラピカの声が時折、激しさを増す。
「クロ・・・ロ・・・も・・・ダメ・・・」
とぎれとぎれにクラピカは懇願するが団長は止めない。
逆に更に激しくなる。
その動きにクラピカは耐えきれず、下腹部に力が入る。
そのとき団長はクラピカの首に手を向けた。