クラピカの手足に鎖が巻き付いている。
最初にそうして自由を封じてから、クラピカの師匠は彼女の服をまくり上げた。
素肌に直接鎖を巻いていく。
 クラピカは怒りを押し殺して表情で、師匠を見上げた。
「──これは『鎖で遊ぶ』という範囲ではないだろう!」
「いいんだよ、少なくとも鎖が人を縛るとどうなるか判るだろうが」
 その台詞を師匠が口にした途端、クラピカの視線がきつくなった。
「それを口実にした趣味だろう。私を突き合わせるな」
「口は減らねえな、相変わらず」
 クラピカの師匠は彼女の胸の膨らみに鎖を押し付けた。ひやりとした硬質な感触に、クラピカは体を強ばらせた。
表情こそ変わらなかったが、淡く色づいた胸の突起が尖るのを目にし、師匠は口元に薄く笑みを浮かべた。
「いい格好だ」
 クラピカは顔を背けた。
何も言葉にだしては言わないが、内心では師匠を罵っているだろうということは容易に想像がついた。
たまにはいい薬だ。
 上半身に巻き付けた鎖を指でなぞりながら、彼はクラピカの肌に唇を寄せた。
耳朶から首筋をたどり、鎖骨を嘗めて乳房に触れる。
そうしてクラピカの表情をうかがうが、彼女は堅く目を閉じていた。
指先ひとつ動かすまい、声ひとつたてるまいと強情を張っているのがやけにおかしい。
胸の先端を指で摘まんでも、わずかに背を丸めたくらいで声はださない。


「いっつも、体をビクビクさせて悦んでやがるのに」
 わざと下卑た口調で言うと、これにはすぐさま反応が返ってきた。彼をにらみつけてクラピカが怒鳴る。
「悦んでなんかない……ッ」
「その反応の方がお前らしくていいぜ」
 きつい視線には構いもせず、師匠は彼女の肌に吸いついた。
 堅くとがった乳房の先端を吸い上げると、クラピカが小さく頭を振った。体を捩るたびに鎖がじゃら、と音を立てる。
 空いた手でもう片方の膨らみを撫でた。先を指先で摘むと、クラピカは小さく体を震わせる。
「……ふ……ぅ……っ」
 その反応に気を良くした師匠は腹部を撫でるように滑らせて、手をズボンの中に押し込んだ。
「や、……嫌だ……っ」
 下着を越えて脚の間まで指をすすめるも、両足を閉じたままの状態では手を指しこむこともままならない。
秘裂の手前にある敏感な箇所を弄りながら、彼はクラピカの体を横むかせた。
 まとめて縛り上げた鎖を解くのも面倒で、師匠はクラピカの体を折り曲げさせた。
ズボンをさらに引っ張り、太ももまで引きずり下ろす。