――復讐の事しか頭にないあいつが嫌いだった。
ずっと険しい表情のまま、自分を痛めつけるあいつが。
寝ている時でさえ、どこか起きているようなあいつが嫌いだった。
スキが無いわけでは無かったけれど。
この小屋にはシャワーなど無い為、クラピカが体を洗うのはいつも傍にある川だった。
傍と言っても、木々に囲まれているので小屋からは見えない。
俺だっていつもは見る気も無かった。
唯、その日は奴が歩きづらそうにしていたから、少し様子を見に行くだけのつもりだった。
月の光も手伝って、奴の金髪が目だって見えた。
後姿しか見えなかったが、目立った傷は無かったし、すぐに小屋に戻ろうと思った。
寄りかかっていた木を離れた、その時。
「きゃっ!」
不意に、クラピカが声をあげた。足元に魚が集まってきたらしい。
(…あの川は魚が多いからな)
クラピカが魚を避けるように足を動かしたとき、右足に赤味が見えた。
俺はつい出て行ってしまった。それが、始まりだったのかもしれない。
「はぁ〜…こりゃひでぇな、どっかぶつけたのか?」
「…岩に。」
クラピカの足は、触れると少し震えていた。
「まぁ仕方ねぇけどよ。じゃあ小屋帰ったら湿布でも貼っとくか?」
「…あぁ、…いいなら足を離せ。いつまで掴んでいるつもりだ」
「お?おう…」
その時、俺はクラピカが全身を晒していることにようやく気がついた。
夜とはいえ、月が出ており、しかも満月に近いものだから、
クラピカの顔もよく見えた。白い肌、唇と頬に赤味を感じる。
髪も顔も水に濡れて、下を向いたクラピカは、とても綺麗な顔立ちだった。
俺は、無意識の内に肩を掴み、唇を押し付けていたらしい。
気がつくと、目の前には目をかたく瞑り、ずっと顔を紅くしたクラピカがいた。
少し迷ったが、今更やめるのもどうかと思ったので、俺はそのまま続ける事にした。
何より、ソコにいたのは俺の嫌いな奴ではなく、一人の女だったから。
舌を入れると、掴んでいたクラピカの肩が震え、息が漏れる。
奴の足が川の水をかき上げ、複数の水音とクラピカの吐息が混ざる。
「ん…ぅっ、ん、ふ…っ」
少し苦しそうに息をし、クラピカの腕が抵抗し始める。
俺の体に両手をあて、押してはいるがあまり強い力では無かった。
唇と手を離すと、すぐに1,2歩後ろに下がり、キッと俺を睨んだ。
「な…何をする!!」
「あ?…いいじゃねぇか、その足じゃどうせ明日は修行出来ないだろ」
軽く笑って、今度はクラピカの背中に手を回し、川を出、草の上に倒す。
「あっ!!やめろ、バカ……」
右足の上で舌を遊ばせる。
最初は腫れている所、次は太もも…と、段々そこに近づいていく。
「やっ…く、くすぐった…、いい加減に…!!」
そんなことを言うので、足の付け根に舌をのばしてみた。
軽く指で開いて、舌でソコを舐めあげると、くちゅ、と愛液が音をたてる。
「んっ…ぁあっ、やめろ…!!」
ビクンと震えると、手で俺の顔を押し避けようとする。
でも、その手も震えているのでまるで意味が無い。
陰核を強く愛撫すると、強く反応する。
「はぁぁっ…!!あっ、あ…いやだ…ッ…ぁ、ぁあっ…う…ぅ」
「…嫌なら嫌らしくしとけ。こんな濡らしといてソレはねぇだろ?」
「く…ぅ、ッ…あ、あっあ…や…ぁ」