コンコン

ノックの音がして、案内を請う声が聞こえる。
そうだこの声だ。低すぎず高すぎず、事務的で感情のこもらない無機的な声だ。
コレがどんな風に鳴くのか、考えただけでゾクゾクする。

「はいれ」

彼女はボスのボディーガードだ、普段の彼女は凄まじく強い。
放つ殺気は鬼気迫るものがあり、場数を踏んでいるヤクザすら背筋が凍りつく思いがした。
常軌を逸している強さ。
だがこうなっちゃ今は使えないが・・・まぁいい。部屋の外には常に俺たち別のガードが待機している。
今のあいつの仕事はボスを喜ばせる事。

「・・うっ・・くっ・・んん・・・」
男の腹の上で、必至に声を抑えている。
此処の壁は薄くて声が外に筒抜けだと
さっき教えてやったからだろう。
「どうしたもっと声をだしていいんだぜ?」
下から大きく衝いてやる。
「っあぁ・・!くっ」
一声鳴いた。
「ほら、もっと鳴いていいんだぜ?」
男の手は彼女の尻を鷲掴みにして揉みながらも
腰が引けない様押さえている、そこを下から何度も突き上げるのだ。
「はぁっ・・っあ!・・あぁ・・・・あっ・・んっ・・!」
体重を支える腕が小刻みに震えている。
男のモノを咥えている女陰からは愛液がぬらぬらと滴り伝い落ちて
下になった男の陰嚢から更に下のシーツまで濡らしている。
支える腕の力が抜けると、もっと奥まで咥えこむだろう。

苦悶と快楽の狭間でギリギリ持ちこたえている表情は
この上なくそそられる。
最後にはいつも、快楽が勝るのだがその表情の切り替わる一瞬の
なんともいえないこの顔が見たくて、
いつも男はこの体位を取る。
覆いかぶさって、しっとりと吸い付くような肌を堪能するのは
一度イカセテからだ。

腕から力が抜けた。
「っ・・・!!」
声にならない叫びを上げて
屑折れ、根元まで深々と咥えこむ。
男のモノは長さが少し足りないが、
その分太きい亀頭が、内部を強く押し広げる。
捻り込む。この表現がぴったりだ。
無駄な脂肪の少ない引き締まった身体は、
程よく柔らかい。
微妙な滑らかな曲線で構成されていて、清純な少女のものだ。
だが肉付きが薄く
まだ未成熟な身体にはきついのだろう、
嬌声は、まだ悲鳴に近い。しかしそれすらも男には刺激なのだ。

男が動くたび、彼女は悲鳴を上げる。
それでも男は掴んだ腰を離さない
彼女がイクまで、揺すり突き上げる。
上体を支えられなくなった彼女の頭が
男の胸に落ちてくる。口は半開きで唾液が漏れ、
瞳は潤んで涙を溜めている。
ぴくりっと、大きく体が痙攣して、最初の絶頂を迎えた。

だが、男はまだ上り坂だった。
精液を放ってはいない硬いままのソレを
彼女の腰を持ち上げて、
実にゆっくりと少女の中から引揚げる。
収縮した膣が引き抜かれまいと、より窄まり刺激を与えるが、
男はものともせず、より太い先端が彼女の出口を引っ掛けるようにして引き出された。
たっぷりと時間をかけて。
ニュチッ。
「んっ・・・」
弛緩していた身体が、その刺激に反応する。入れるより、抜かれる時の方が
より感じるらしい。
ぬらぬらと、愛液にまみれ光っているソレは、膣から糸を引きながら
まだどくどくと脈動を続けそそりたっている。

男は体位を入れ替え、彼女を組み敷く。うつぶせに。
彼女に覆いかぶさり、浮かんた汗で鈍く輝く白い背中にむしゃぶりつく。
「あっ・・」
吸い付くような肌に吸い付き、赤い痣をここかしこに散りばめる。
白く盛り上がった尻の二つの丘を掴み寄せる。その間に己を挟みしごく、
「ぁ・・・ふぁ・・んっ・・あぁっ・・あっ・」
よく濡れたそれはすべりも良く、尻の割れ目の付け根にある性感を
行き来する亀頭の冠部に刺激され、
彼女の上体も跳ねる。
視界を占める若い身体の乱舞と、
先程とは違い快感のみを含む甘い嬌声に、
漸く男も絶頂を迎え、勢いよく彼女の背中にぶちまけた。

普段の彼女は優秀なボディーガードだ。
それを惜しく思うなら、彼女に無理を強いるべきでは無いだろう。
しかし、回復力も図抜けているので、
結局、かなり激しいセックスが可能なのだ。
男は満足するまで、己の欲望を満たす事が出来る。

初めはこれ程のめり込むつもりはなかった。

落ちぶれた男から奪った戦利品に、似つかわしい扱いをしたまでだ。
滅茶苦茶に陵辱して、捨てるつもりだった。
だが、意に反して、少女の実力は本物だった。
こうなると手放すのは惜しい。

彼女の身体を反す。
精液に濡れた背中をそのままシーツに擦り付ける。
先程までの行為で充分に興奮している少女の肌は、ほんのりと色付き、汗ばみ
激しい呼吸に胸は上下し、頂で小さな乳首が震えている。
仰向けに寝かせてしまうと
その存在があやふやになってしまう程、彼女の乳房は小さい。
なだらかな稜線の上の赤い突起だけの胸。

散々、大きな胸と尻をした大人の女を相手にしてきた男は、
その身体に飽きていたとも言えた。
なりは子供だが、立派に「女」なその身体に
今までに無い興奮を覚えた。

噛み付くように、乳首を咥える。そのまま軽く歯を立て、舌先で先端を舐る
「・・っ!!・・」
散々鳴かされてかすれた吐息が上がる。余った方の乳は
手で弄くっている。微かなふくらみを、揉みだすように強くこねる。
「ひっ!」
さすがに悲鳴が走った。乱暴なまでに揉みだされる乳。
若く未成熟な硬い脂肪は、揉みしだかれるほど柔らかくは無い
「はぁあ・・っ・・あっ・・はぁ・んっ!!・・あぁぁぁん」
さすがに強い刺激に上がる声も切なさを増す。
腰も浮き揺られている。黒い瞳からは涙が溢れ。
口の端からは垂下し切れなかった唾液がこぼれる。

この強くて生意気な女を屈服させている。

その思いは男の興奮をます。
いやが上にも高められた感情は迸りとなって下半身に集中しだす。

少女の秘所に指を這わす。熱く濡れ、ひくつり男を誘っている。
さっき一度挿入済みのそこは、再度の訪問を待ちわびるかのように
しとどに濡れて柔らかい。節くれ立った太い指を
3本同時に差し込んだ。
「〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
声にならない叫びを上げ、
彼女の身体が痙攣する。どうやらまたイッタらしい。
やがてシーツに身体が沈む。半身を起こして男は
この己の獲物を満足げに眺める。

落ちぶれた男のシマはそっくりそのままこの俺が引き継ぐ事になった。
別に奴のチンケなシマの上がりや、使えねぇ構成員どもに用は無い。
用があるのはただ一人。この俺の顔を歯が折れる位ズタボロに殴りやがった、
あの、人を小ばかにしたような澄ましかえった顔をしたクソガキ。
小奇麗な顔をした、この女だ。

一生この獲物を手放す気は無い。
・・・・いずれ俺の子を孕ませてやる。

ゼンジは、欲望の塊を再びクラピカの中に挿入した。