「ねぇ、クラピカは水着着るのかなぁ?」
ゴンがキルアにたずねる。
「まぁ、そりゃあ海に来たんだし着るかもな。」
「でもあんまり想像つかないよ」
「そうだな」
テトラポットに座る。
「ひざぐらいまである競泳用のだったりして」
「ああ!」
「いや、ビキニかも」
隣からレオリオが口を挟む。
と・・・
「痛っ!!」
うしろからクラピカに殴られた。
「あれー?水着着てないの、クラピカ」
「ああ。本を読みたいのでな」
クラピカは日陰になっている巨大な貝殻の中で本を読み始めた。
ゴンとキルアとレオリオは海に入る。
「でもこの海ほんと人いないね」
「そりゃ民間人には入れない場所だからな。」
「ハンターの特権ってやつ?」
「よし、ゴン、競争しようぜ」
キルアが泳ぎだした。
「あ、待ってよキルア」
ゴンがそのあとを追う。
「おいおい、あんまり遠く行くなよ!!」
まあ彼らもハンターなので、おぼれる事はないだろう。

レオリオが釣りをし始めた頃、二人が帰ってきた。
「疲れたー」
こいつらが疲れるなんていったいどんな運動をしたのか・・・。
「眠くなったから俺たちホテルに帰ってるね」
「おう」
もう日が傾き始めている。
レオリオはクラピカがいる貝のほうへ向かった。

「おい、クラピカ」
「何だ」
本から目をはなさず返事した。
「・・・・お前、こんな暗い所で」
「言いたい事はそれか?」
「・・・泳がないのか?せっかく海に来たのに」
「あいにく水着を着ていないのでな。それに本を読んでいたほうが楽しい」
「あっそ」
白いなこいつ・・・。
いつもはきっちり着こんでいるが、今日はタンクトップに半ズボンだ。
こういう格好をすると、ああこいつ女だっけと思う。
「お前実は泳げないんだろ」
「・・・泳げる」
「じゃあ足くらいは水につけろよ。せっかく来たんだし」
ほぼ無理やりクラピカを貝から引っ張り出して海に入った。
「レオリオ」
「なんっ!!?」
水をかけられた。
「しょっぺぇー!!」
「君もハンターの端くれならよけられると思ったのだが」
「うるせー!!」
ばしゃっ!!
・・・よけられた。
「なんでよけれるんだよ」
「君は単純だから行動が読めるのだ」
ばしゃっっ!!!
「ほら。」
またよけられる。
「〜〜〜〜」

「はぁ、はぁ、くそ・・・」
「どうしたレオリオ。一回も当たっていないぞ」
ちくしょう。
「おりゃーーー!!!」
ばっしゃあっ!!!
クラピカをつかんで水面に押し倒した。
「・・・・レオリオ〜〜〜〜」
「ははは・・・これでびしょびしょだろ」
「まったく・・・」
「・・・・」

「!!!?なんだ、わっ・・・レオリオ?」
クラピカを抱き上げて深い方へ歩いていく。
「ば、ばか者っはなせ!!」
念抜きで比べると、腕力ならレオリオの方が強い。
「はなせと言っているだろう!」
レオリオは自分の胸くらいの深さの所まで来るとクラピカをはなした。
「わっ!!」
レオリオには胸の位置でもクラピカは顔の半分まで水が来てしまう。
とっさにレオリオの首にしがみついた。
「お前やっぱり泳げないだろ」
「・・・泳ぐのが苦手なだけだ」
「やっぱりな」

「それから、ちゃんと隠せ」 「???」
「一応胸はあるんだからさ」
細い体にぴったりはりついたタンクトップのすそを押し上げる。
「や、やめろ!!!」
冷たい水が直に胸にあたり、乳首が感覚を持った。
レオリオはクラピカの体を持ち上げると乳首を舐めはじめる。
「やめろ、レオリオ!!!」
外で。しかも海の中で。
「っ・・・」
とがった黒髪をつかみ、引き剥がそうとするが力が入らない。
それどころか滑りそうになる体を固定するためにレオリオの腰に足を絡めてしまった。
「れぉ・・・っ」
海水でしょっぱかった乳首は、舌先でいじめているうちに甘くなった。
「もう、いいかげんに・・・んっ」
上を向いてキスをする。
水中で、クラピカの下着と短いズボンを下ろした。
「ひぁ・・・!」

「い、嫌だ」
体が濡れているせいでいつもより入れやすい。
「ふっ、・・・あ」
水の中だと身体を支えなくて良いためいつもより感覚が体の内部にあるように感じる。
「中・・・あったかいな」
「ん、う、動くな!!水が・・・」
「水なんて入るわけねえよ。クラピカのココ、俺のすげぇ締め付けてるから。」