「一晩ここで寝ろ。明日になったら試験会場につれていってやるよ。」
キリコはそう言うと、木が茂っているほうへ飛んでいった。
「ええー!!?ここで寝るのかよぉ!!
試験会場へは一日で着くんじゃねーのか!??」
はっきり言って野宿はキツい。
「五月蝿いぞレオリオ」
いちいちカチンとくるヤツだ。
「・・・・」
女のクセに・・・。
レオリオは、クラピカが女であることに気づいていた。
「おい、ゴン。お前も野宿はヤだよな・・・って・・・
寝てんのかよ」
「レオリオ、お前も早く寝ろ。体力が持たないぞ。」
「へっ。体力だけは自信あんだよ俺は」
「・・・人は弱い部分を補うものだな。頭は悪いが体力はあるのか」
「てめ・・・」

ぐっとクラピカの腕を掴む。
「・・・何だ」
細っせー腕・・・。
「・・・はなせ・・・っ!!?」
レオリオはクラピカの服の端から手を進入させた。
「何をする!?私は男・・・」
「女だろ」
手に布の感覚がある。
おそらくサラシだろう。
レオリオはそれを器用に外した。
「あっ・・・」
「男はこんなとこ膨らんでねーんだよ」
柔らかい乳房を強引に揉みしだく。
「い、っ・・・やめろ!!」
「大きい声出すと・・・ゴンが起きるぜ」
「!!!」
両手を服へ入れると、両胸を絞るように揉んだ。
たまらない・・・征服感みたいなものがあった。

「・・・っ・・・ん」
ゴンが起きないように声を抑えているようだ。
金髪が月に照らされて光っている。
・・・耳が赤い。
恥ずかしいのだろうか。
感じているのだろうか。
「っんぅ・・・!」
乳首をつまみあげると体をビクリと震わせた。
「これでもお前、自分の事男って言い張れるか?」
「・・・わ、たしは、男だ」
「・・・ったく」
マントの下のズボンと下着を引き摺り下ろす。
「い、嫌だ」
足を広げさせ、後ろからクラピカのクリトリスに触れた。
「はぁっ・・・」
「お前のドコが男なんだよ?ん?」
「私はっ・・・男だ!」
なぜそこまで男になりたいのか。
「じゃあこの穴はなんだ?俺のモノが欲しくてヒクヒクしてるぜ?」
「あぁ・・・!!!」

「気持ちいいんだろ?」
女である証をいじくられて。
「〜〜〜っ」
「感じてるって認めろよ」
「か・・・んじてな・・・」
レオリオはクラピカを支えていた手を離した。
「あっ・・・」
クラピカは前に倒れこむ。
「足開け」
獣のように四つんばいにされ、命令調の言葉を受ける。
マントをめくり上げると女らしい丸くて白いお尻があらわになった。
「足開けって」
普通の女に比べると筋肉の付いた太股を、レオリオは節くれ立った長い指で開かせる。
「毛ぇ薄いな」
まだ少女のような・・・
いや、そういえば実際少女だ。
秘部も触れた事すらないんじゃないかと思うほどほんのりとピンク色をしていた。
果実のような香に誘われるように、レオリオはクラピカのソコに顔を埋めた。
「ふぁあ!!!」
「でけぇ声出していいのか?まぁ・・・俺はいいけどよ」
「・・・い、嫌だ・・・」
容赦なくワレメを広げ、舐ってやる。
「嫌だとか言ってるクセに俺が舐めやすい体勢になってくれちゃって」
上半身を低くし、下半身を突き出す体勢。
本能だろう。
「――――っ!!」
クラピカの体内に、舌が入り込んできた。
にゅるにゅると動くそれが、体内を舐めまわす。
「んん・・・くぅ・・・っ!」
本人は無意識だろうが、腰が揺れている。
レオリオは舌の動きを早めた。
「はぁ、はっ・・・・っぅ!!!!」
クラピカは地面を覆っている草を握り締める。
ビクビクッ

「ヨカッタだろ」
レオリオは口をぬぐいながら顔を上げた。
うつぶせのクラピカの表情は窺う事ができない。
「おい・・・顔見せろよ」
ふりむかせると、驚くべき事にクラピカ瞳は赤く染まっていた。
目が大きいだけに、鮮明に印象づける。
「れ、レオリオ・・・レオリオ、お前も・・・」
お前も、私の目が欲しいのか
その言葉は最後まで続かなかった。

「ん、んぅ」
柔らかい唇をひらかせ、舌を差し入れた。
クラピカの舌は薄く小さい。
縮こまっているそれと自らの舌を絡ませた。
「んん!!」
くちゅ・・・
亀頭をクリトリスに触れさせると、クラピカの体がひくんと反応する。
レオリオのソレは熱く、脈打っているのも感じられた。
これが男なのだ。
自分とは、自分の体とは、あまりに違う。
「ぷはぁっ・・・」
唇が離れ、唾液がクラピカの唇を濡らした。
くぷ・・・
「っ!!」
ソレが、膣に進入してくる。
その感覚に、クラピカはぎゅっと目を閉じた。
「目を開けてろ」
「く、ぅ・・・」
痛い・・・
「すげぇ締め付けられるぜ」
すべてを押し込まれ、クラピカは痛みに耐えていた。
美しい色をした目に涙をためている。
弱音こそ吐かないものの、いつものクラピカからは考えられない姿だ。
それがまたレオリオを煽った。
熱い内壁がレオリオを締め付ける。
レオリオは腰を突き動かし始めた。
「ぅ、あああ!!」
突き上げるとその度に柔らかな乳房が揺れる。
上下するそれを掴むとツンと上を向いた乳首にむしゃぶりついた。

なんだ・・・この、感覚は・・・
初めて男に、しかもほぼレイプのような形で犯されているのに、下半身から快感が広がってくる。

「う、んん」
上気した頬に涙が伝う。
「痛いのか」
「・・・」
白い体に浮かび上がるような赤い瞳。
「・・・綺麗だな」
硬く膨れ上がったペニスで最奥をぐりぐりと擦ってやる。
クラピカは声にならない悲鳴を上げた。
「はぁ、はぁ、っ」
つらそうだった表情が少しずつ変化していく。
それは紛れもなく雄を知った雌のものだった。
ペニスを抜こうとすると吸い付くように膣が収縮してくる。
内に入りこんだ自分を、離したくないとでも言うように。

かわいいな・・・

レオリオはクラピカの白い太股をつかむと、勢いをつけて突き上げた。
「っあああっ・・・・!!!」
「くっ・・・!!」
クラピカの中に、己の欲望を吐き出した。




ペニスを引き抜くと、お互いの体液とクラピカの鮮血が混ざったものが溢れる。
清潔な布でそれを優しくふき取ってやった。
「じ、自分で拭く、から・・・」
ソコを拭いてもらうのが恥ずかしいらしい。
レオリオはそれを無視して、溢れ出たものを拭いた。

「・・・悪かった」
泣いたせいか、赤くなったまぶたにキスを落とす。
「早く寝ないと朝になっちまうな」
「待て」
「・・・何故・・・私の目のことを聞かない?」
行為中、目を開けていろとレオリオは言った。
しかし緋の目を奪おうとはしなかった。
「・・・・」
「いつか・・・気が向いたら話してくれりゃいい」
クラピカに背をむけ、寝転がった。

そういえば
ガラにもなく
つい
本音を・・・

−綺麗だ−

思い出しただけで恥ずかしい。



レオリオの耳が赤い。


(この男になら、話してもいいかもしれない。)



クラピカがレオリオに緋の目の話をしたのは、それからわずか翌日の事だった。

end