「やと見つけたよ。」
その声にはっとクラピカした時にはもう遅かった…クラピカの腕はねじ上げられ身動き一つできない。
ゴンと同じくらいの背丈しかないその男を見てクラピカは一瞬思考が止まった
「…蜘蛛」
そう口にしたが最後クラピカの意識はそこで途絶えた…
その男、フェイタンの恐ろしく速い手刀がクラピカの華奢な首を性格にしとめたのだ。
「お前すぐには死なせないよ。」
フェイタンは妖しい笑みを浮かべながら意識のないクラピカにそう呟いた。
しばらくしてクラピカは血なまぐさい匂いの中、目を覚ました。
薄暗い辺りを見渡すと血錆のついた拷問具や拘束具が不気味に飾ってある、
しばらくその匂いと光景に茫然としていたクラピカだったが自分の自由が効かないことにはっと気付いた。
クラピカの華奢な腕は今まで沢山の人間を同じように拘束してきたであろう
醜い拘束具に両手を上げ纏められた状態ではめられていたのだ。
「やと気付いたか?」
なんの感情も伴わない声で椅子に座っているフェイタンは読んでいた本を置いて話しかけた。
クラピカはその男に軽蔑の眼差しを向けたまま問いかけた。

「これは何のつもりだ?なぜ殺さない?」
「おまえ、ワタシ達の仲間二人殺して、団長まで奪たね、それ蜘蛛に対する挑戦ね。
 だからおまえ楽には死ねないよ。」
フェイタンはそういうと疾風の如き速さでクラピカの目の前に現れた。
仲間という言葉を聞きクラピカの瞳に変化が現れた始めた
仲間だと!?お前達は私の仲間どころか家族までも奪ったではないか
怒りでクラピカの瞳はみるみる緋色になっていく。
それを見たフェイタンは妖艶な笑みを浮かべた。
「おまえクルタ族ね、ワタシ覚えてるよ、今までの蜘蛛の仕事で一番愉しかたね。」
「…黙れ」
「あの日フィンクスとウボォーと競争したよ、誰が一番クルタ族の頭集められるか。」
「……。」
「一番集められたのワタシね。」
クラピカの瞳を覗き込みながらフェイタンは残酷に微笑んだ。
「…貴様など蛆ほどの価値もない。死んで償え。」
どうにか平常心を保とうとしても緋色の瞳から涙が浮かんでくる、クラピカはそれさえも許せなかった。
この男に涙を見せることは彼女にとっては死にたい程の屈辱なのだ。そのプライドがどうにか涙を抑えさせた。

「お前が私にどれだけ苦しみを与えても私の魂は決してお前らに屈したりはしない。」
それを聞いたフェイタンはなにかに気付いたようにいっそう卑屈な笑みを浮かべてた
「お前プライドが高いね、ワタシそういう奴の心をくじくのが一番好きよ…。」
そういうとフェイタンはクラピカの顎をつかみ口付けてきた。
クラピカは嫌悪感に襲われフェイタンの薄い唇に噛みつくことによって解放された。
自分の唇の血をペロリと舐めながら
「プライド高い奴にとて一番なにが屈辱かワタシ知てるよ」
というというとクラピカの一風変わった、しかし彼女にとっての誇りでもある民族衣装を一気に引き裂いた。
フェイタンは少し驚いた
「お前、女だたか…。」
クラピカは仇に己の無防備な躰を晒される屈辱に下唇を噛みながら耐え押し黙った…。
「まぁ、ワタシ男に性的な興奮しないから女の方が好都合ね、…愉しめそうね。」
そういうとフェイタンはクラピカの華奢な首筋に艶めかしい舌を這わせた、
「ひっ!!」
クラピカは今まで味わったことのない感覚に襲われた。
フェイタンはそんなクラピカにお構い無しにどんどん舌を白い肌に這わせる、そして次の瞬間だった

冷たい手がいきなりクラピカの淡い桃色の飾りを弄り始めた。
「んぁ、ぃやぁ…」
クラピカは自分でも信じられない女の声が己から漏れる。
「これだけで感じるか、いやらしい女ね。」
そんなクラピカを嘲笑うフェイタン
「んん、…ふざけるな…誰がお前などに…」
クラピカが必死に言葉を紡ごうとしてもフェイタンの冷たい指がそれを赦さない。
そして這っていた舌がようやく桃色のそれまで降りてきた、フェイタンは円を描くように桃色のふちを舌でナゾる。
しかし肝心の飾りには触れてこない、クラピカはなにかもどかしさをかんじ無意識に下半身をモゾモゾさせてしまう。
フェイタンは意地悪く肝心の飾りに触れずふちを舐めあげながら手をゆっくりと白い太ももに這わせはじめた。
クラピカは冷たい指がやわやわと己の太ももをさする感覚にさらに声をもらす
「んぁあ、ゃぁあ…」
その声が己の耳に入ってくる度にクラピカの自尊心は削られていく
なぜ仇のこのような愚行に期待にも似た感情を持ってしまっているのだ
そう考えると緋色の瞳から涙が溢れる、それをみながらフェイタンは飾りを舐め始めた

飾りを転がされる度に快感と自責がクラピカを襲う。
太ももを這っていた冷たい手がついにクラピカの秘部に触れた。
「…濡れてるね。」
クラピカは押し黙った
「聞いてるか?お前仲間殺したワタシに弄ばれて濡れてるよ。」
「…やめてくれ。」
クラピカは消え入りそうな声を出して抵抗した。
「なにをやめるね?これか?」
そういうとクラピカの秘部にある肉芽を擦る
「ぁあん、やぁあ」
思わず悲鳴のような声をあげる。 「ワタシお前の仲間殺したね、でもお前はワタシ欲しくて濡らしてるよ。」
肉芽を刺激しながら残酷な言葉を浴びせるフェイタン。
「ちがぅ…」
快感に負けないように必死で耐えるクラピカを見てフェイタンはクラピカをもっと感じさせたい気持ちにかられる。
いきなりクラピカは躰が浮いた感覚にとらわれる、
否、実際にクラピカの下半身はフェイタンによってひざに手をかられる状態で持ち上げられていたのだ。
その状態は両足が広げられフェイタンの顔の前で秘部がさらけ出される体勢で
それはクラピカ自身には耐えがたい羞恥だった。

「よく見えるね、おまえのここ、ひくついてるよ。」
そうからかいながらフェイタンはクラピカの秘部に熱い吐息をかける、
「み、見るな。」
泣き声が微かに混じった声でクラピカは言った。
「お前の足持ち上げててこれではワタシ手出しできないね、仕方ないね。」
フェイタンのその言葉を聞きクラピカは今の屈辱的な格好から解放されると少しホッとした
…がその時「ああ、ダメェ!!」
フェイタンは手が使えないならとクラピカの肉芽を舐め始めたのだ。
その体勢ではクラピカからも己の秘部を舐めている男が目に入る、クラピカは今まで以上の辱めを受ける、
フェイタンはそんなのにお構い無しにペロペロと音を立てながら肉芽を舐め上げる。
クラピカの頭の中が真っ白になった瞬間秘部から飛沫が上がる
「ヒャハ、イたね、どうしようもない女ね。」
クラピカは呆然としていたものの己の汚らわしかさに絶望しプライドをも投げ捨て
「もう殺してくれ…。」と懇願した。
フェイタンはクラピカの顎を掴み貪るような口付けをしてから、
クラピカの瞳を覗き込んでぞっとする程妖艶な笑みを浮かべた。
「おまえ気にいたね、もうワタシのものよ、永遠にワタシのものね。」
終わり。