「あなた・・・綺麗ねぇ」
突然話しかけられたクラピカはドキッとしたが、平然を装う。
「ねぇ・・・アタシとキスしなぁい?」
「・・・」
あぁ、きっと彼女は自分を少年だと勘違いしているのだ。
よくあること、否、そう見えるよう振舞っているのだから、むしろ当たり前だろう。
「今都会で流行ってるのよ」
大きな胸を乗り出すようにして、クラピカに見せた。
普通の都会の女はこういう事をするものなのだろうか。
「あいにく田舎もので、そういう習慣は無い」
去ろうとするクラピカの腕を、女−ヴェーゼが掴み、無理やり唇を合わせた。
「んんっ・・・!!!」
「・・・?」

赤いマニキュアの塗られた指を、クラピカの下着の中に這わせたのだが。
「あら・・・あなた女の子だったのねぇ」
可愛らしい恥丘を指先で撫でる。
「は・・・ぁ、はい・・・」
ヴェーゼの念能力によって、クラピカはヴェーゼに操られてしまう・・・。