「ん…」
息を止めて
挿入する
にゅぷ
軽い抵抗にやや強引に押し込む
「う……痛…」
ぎにゅ…にゅぎゅぎ
少し慎重に
だが力を込めて進ませる
抵抗があるのは入り口の僅かな箇所
そこさえ越えれば…
「あ…ふぁ……ン」
鼻にかかった溜息がもれる
ゆっくり腰をまわしながら押し入れた
下げた下着は太ももで止まっている
着衣のまま裸の腰を前に突き出し
のびた左手は陰部を押し開き
右手は異物を押し込んだ姿で腰をまわす
どれほどイヤラシイ姿なのだろう?
自慰に似ていると思った
痛みがすり替わったのはいつからか?
下腹の鈍痛も
血の降りる感触すらすり替わった
感じている。
身体を撫で回す大きな温かい手
執拗に、薄い胸の頂をいたぶりむしゃぶり舐めまわす
頂で真っ赤に色付き唾液にまみれそそり立つ乳首が
膨らみが貧相故に痛々しくそそるのだと耳元で咬むように囁かれた
血が上り熱くなる
私は胸を揉まれると濡れるのだと知った
存分に乱れ
充分に濡れたソコでも、破孤は耐え難い痛みだった
いつから?
よがり叫び溜め息をつく繋がって交わって汗を飛ばして悦ぶ
生きていると感じた
纏いつく死の陰が消えたと
心音を読む友人が告げた
逢うのは年に数度
でも
私は毎月お前を感じている。