クラピカの中で果てたゴンは、一気に緊張が解けたようで眠ってしまった。
まだ息の荒いクラピカは、寝息を立てているゴンを見て複雑そうに微笑む。
(気持ち良さそうに眠っている…。2人共止まらなかったとはいえ、私はなんということをしてしまったんだ…。)
ゴンを満足させてあげられたという安堵と、背徳感が入り交じる。

視線がゴンの股間に行く。2人の体液が混ざって、局部がてらてらと光っている。
クラピカの太股にも白濁の液体が伝っていた。
それを見ていると、先程の情事が生々しく蘇ってくる。
本能のままがむしゃらに乳首を吸われ、思わず漏れてしまった嬌声。
幼いまだピンク色の、でも堅く熱いモノがちゅるっと入ってくる心地よい感覚。
私が腰を動かしているのを下から涙目で見つめ、戸惑い乱れる姿。
中をかき乱したときの淫らな音……。

(……いけない!何思い出しているんだ。)
必死に思考を断ち切ろうとする。
まだ達していないクラピカは、物足りなさを感じていた。身体の火照りが引かない。
(とりあえず、ゴンをちゃんとした格好でベッドで寝かせなければ。)
ティッシュでゴンに付着した体液を拭ってやると、さっきまで着ていた衣服を身に付けさせる。
自分は部屋に備え付けのバスローブを羽織り、ゴンを寝室まで運ぶ。
そっとベッドに横たわらせ、布団をかけてやる。そのとき不意に、レオリオの声が響いた。

「なにやってんだ。」
クラピカはびくっと反応し、恐る恐るレオリオの方を振り向く。
(まさか、ゴンとのことに気付いたのか…)
しかしレオリオに起きている様子はなく、眠ったままだった。
(…なんだ、寝言か。)
「オレも……んぁ……」
夢でも見ているのだろうか、クラピカはレオリオに近づく。
寝相の悪いレオリオの布団は脇に追いやられ、何もかぶっていない。
いつも着ているシャツとスーツのパンツで寝ていた。
シャツのボタンは5つ目まで開いていて、そこから割れた腹筋が見え隠れする。
クラピカはそっと、レオリオの胸から腹を撫でる。
(……堅い…)
その手を移動させ、今度は軽く掠めるように乳首に触れる。
「……んん……」
レオリオの腕がピクリと動き、クラピカは反射的に手を引っ込める。
さっきまでくすぶっていた熱が燃え上がる。クラピカはレオリオのベッドに上がる。
動悸がどんどん早くなってくる、火照ってくる。もう止められない。
クラピカはレオリオのズボンに手を掛けた。

チャックを開けパンツを降ろして、レオリオのモノを出す。
さっき見たゴンのとは違う成熟した男性の象徴。レオリオの身長に比例しているのか、かなり大きく立派である。
クラピカはゴクリと唾を飲み込み、レオリオのソレを握る。
まだぐにゃりとしたソレを、手でゆっくりとしごいてみる。
強弱をつけて繰り返ししごいていると、うっすらと液が滲んできた。
(………堅くなってきた…)
クラピカは羽織っているバスローブを脱ぎ捨て、レオリオの太股の上に座る。
顔を近づけ、舌でそっと先端をなめる。普段のクラピカなら、自ら進んでこんな恥ずかしい行為はしないだろう。
しかし、先程の情事の残り火がクラピカを大胆にさせた。序々に全体に舌を這わせ、ねっとりと包みこむように…。
レオリオのモノはあっという間に、自身からにじみ出た液とクラピカの唾液にまみれた。
クラピカが舌を這わせる度に、どんどん堅く、大きく、熱を持って反りたっていく。


レオリオは夢を見ていた。
ハンター試験を合格したご褒美にオネエチャンがイイコトをしてくれる、それはそれは素敵な夢。
ナイスバディの美人があんなことも、こんなこともしてくれる。まるで天国だ。
『うひょ〜! マジでいい夢だぜ!!もうずっと醒めないでくれ〜!!』
締まりの無いにやけた顔でオネエチャンに囲まれている。
気がつくと、誰かが自分のモノを弄っている。さっきしてもらったのとは桁違いの快感だ。
『……すっげ……ぅ…ぁっ……』
思わず声が漏れる。まるで現実のような息苦しさ。さっきまで明るかった視界が暗くなった。
『…?…』
「……は…ぁっ……んっ………」
女の乱れた声と荒い息づかい、ジュクッ、ジュルッというイヤらしい音が響く。
自分の中心に血が集まり、熱くパンパンに張っているのを感じる。
ソレを先から根元まで、口と舌で丹念にしごかれている。熱い息がかかり、柔らかい舌がまとわりつく。
バキュームのように吸われ、もはやギリギリの状態である。

暗い視界に目が慣れてくると、暗闇に金髪と白い肢体が浮かび上がる。
『…クラ…ピカ……!?』
まさかと思う。股間を弄っているその女は、自分の知っているプライドが高い潔癖な女とは程遠かった。
いやらしい声を上げ、顔を股間に埋めて必死に舌を動かしている。
熱をもった秘部をレオリオの太股にこすりつけると、ぬらぬらと溢れ出た愛液が垂れていく。
クラピカの痴態に、自分が受けている行為に、レオリオの興奮は一気に最高潮になる。
(…やっべ…え……この夢……現実じゃありえねえ……)


(……ん…っ……もぅ…だめだ……)
身体が火照って熱くて、もう耐えられない。
レオリオのモノから口を放すと、その間に唾液の糸が引く。
はぁはぁと、全身を使って息をする。立ち上がろうとすると、足がガクガクする。
自身のいやらしい行為、嬌声に感じて、身体の感覚は敏感に研ぎすまされていた。
レオリオを求めている秘部は熱を帯びてヒクつき、太股に愛液を垂らして幾本もの筋をつくる。

クラピカはゴンのときと同様に、レオリオの上にまたがり、腰を沈める。
溢れ出る愛液が潤滑油となり、入口への侵入を容易にさせる。
やわらかいピンク色のヒダが、レオリオの先端に吸い付くようにまとわりついた。
「…ぁあっ……んっ…!」
熱くて太いモノがクラピカの中に押し入ってくる。
中を押し広げられるような感覚に、クラピカは息を詰まらせた。
ゆっくり、じわじわと腰を落としていく。ゴンのときのように、すんなりとは入らない。
挿れ進める度に中の壁が擦り上げられ、熱が生じる。
「……くっ…ふ…ぁあっ…!!…はぁっ…んっ…ぁ……」
クラピカの中は、レオリオの熱いモノでいっぱいになる。
クラピカの内部は挿入物にぴったりと吸い付き、少しの隙き間を与えない。
腰を落とした状態でいったん、乱れた息を整える。
体重を掛けて座り、局部を密着させた状態で腰を回す。クチュ…ッ チュッ…… 淫らな音が聞こえ始める。
やわらかく湿った内側と、秘部にある敏感な頂きが擦れる。甘い嬌声が漏れだした。
「あっ…んぁっ…!! ぁん……!!ふっ…ぁ…」


レオリオは夢心地で、クラピカのされるがままでいた。
クラピカが秘部を擦り付けてくる度に快感を感じ、下からの眺めを堪能している。
全身はほんのりピンク色に染まり、腰を動かす度に胸がふるふると揺れ、
今まで聞いたことのないような淫らな嬌声を上げる。
その度にクラピカの中がきゅっと締まり、レオリオを刺激した。
(…!!…く…っ……ぅお…っ)
レオリオは、今にも達してしまいそうな自分を抑制することに精一杯で、
これが夢なのか現実なのかを考える余裕などなかった。

クラピカは、達せそうで達せないもどかしい状態が続いていた。
身体の中の熱はもう限界を超えているのに…。もう少し強い刺激があればこの熱から解放されるのに…。
クラピカは前に手をついて崩れかかる。思わずレオリオの胸に手を付いた。
レオリオは堪らず、クラピカの胸に両手を伸ばす。
人差し指と中指でコリコリした乳首をはさんで刺激し、更に手全体で胸を包み込むと
上に持ち上げるように揉みしだいた。レオリオの大きな手が小ぶりの胸を覆い、指に柔らかな肉が食い込む。
「!!……レオ…リ………ふあっ……ぁあっ…はぁっ…!!」
桜色の敏感な乳首を指先で丹念に弄ると、身体を支えている腕がガクガクして力が抜けてきた。
クラピカは脱力状態になり、レオリオに身体を預ける。
レオリオはクラピカごと上体を起こして座る。そしてクラピカの腰を押さえつけ、深く奥まで接合させる。
「……レ…オ……リオ………」
「大丈夫、ちゃんとオレがイカせてやるよ……」
そう言うと、小刻みに腰を突き上げ始める。クラピカはレオリオの首に両手を回す。
「は……ぁっ………あっ…ぁん…あんっ…」
レオリオの動きに合わせてクラピカが声を上げる。
一人では刺激することができなかった最奥の疼きが、喜びへと変わっていく。
レオリオの動きはどんどん激しさを増していく。クラピカの嬌声もより大きく、悲鳴のようになってくる。
「ぁあんっ!!…あぁっ…あっぁあっ…ああああああ!!!!」
「……っっ!!!」
クラピカはびくっと身体を反らせ、レオリオにしがみつくようにして果てた。
その瞬間に内部が思いっきり収縮し、その刺激でレオリオもまた、果ててしまった。
2人の接合部分からは、レオリオが放出した白濁の液体とクラピカの愛液が溢れ出て、辺りを濡らす。
クラピカは脱力してレオリオにしなだれかかり、繋がったままで余韻を味わっていた。
上気したその顔はどこか満足そうで、微かに微笑んでいるようだった。



注意・ここの話は無理矢理こじつけたんで、おまけとして読んでください…

さて、最後のところでちょっとした事件が。
クラピカがレオリオの首に巻き付けていた両腕が思いっきり締まりまして。レオリオは気絶してしまいます。
クラピカはゴンのときと同じ様に、体液を拭き取り、服を着せてやりました。
そこでいきなり記憶が飛び、朝起きたら寝たときのまんまになってるもので、
一連の出来事を夢の妄想だと思うのでした。
そんな設定で朝の会話(と心の声)をどうぞ。


次の日の朝―。

「おっ、早いなクラピカ。」
 (何であんな夢見たんだろう…欲求不満か? それにしてもリアルだったな…罪悪感が……

  おっと、クラピカ…明るく…自然に……やべ、昨日の思い出す……)

「……おはよう、レオリオ。ちょっと眠れなくてな。」
 (そりゃそうだろう。ほとんど明け方までしてたからな…あのまま起きてた…)

クラピカは痴態を見られたのが恥ずかしくて、レオリオの目を見て話せない。
 (……何で避けられてんだ? 昨夜エロい寝言でも言ってたか、オレ? 夢の内容、バレてんのか?!)

「おはよう!!レオリオ、クラピカ!!」

「今日も元気だなーオイ!!」
 (オレは昨夜、夢の中で元気でした……)

「……おはよう…。」
 (………一晩でゴンとレオリオと……自己嫌悪だ…………。)


―2人が昨夜の出来事について、話すことはなかった…。