話せば長くなるんだけど
今日、陸上部が学校のプールを掃除していると、
なんとプールで鯉が発見されたそうです。
きっとこの鯉は去年の冬、
学校の池から突然行方不明になった鯉に違いありません。
おそらくプールに住み着いている動物などを餌にして生き残っていたのでしょう。
それにしても何の罪もない鯉をプールに放すとは、
本当に血も涙もない奴もいたものです。
しかし俺はその鯉をプールに逃がした犯人を知っています。
なぜなら、
俺が犯人だからです!
それは俺がまた高1だった頃まで遡ります。
季節は冬、学校では俺の大嫌いなマラソン大会がありました。
ちなみにどれほど嫌いなのかというと、
この歳になって前の日にてるてる坊主を逆さに吊るすほど嫌いです。
妹に哀れみの目で見られたことは心に閉まっておきます。
しかしそんな思いも虚しく、当日はここ数日で一番の晴天。
仕方がないので俺は、M沢、Y野、A坂と、ちんちんたらたら歩いていました。
すると500メートルほど進んだところで、
A坂がトラックを運転しているおっちゃんにとんでもないことを言い出したのです!
「あの〜、トラックで俺達をあっちまで運んでくれませんか?(さわやかスマイル)」
なっ!
こいつが意味不明な行動を取るであろうことは多少の予想はしていたのもの、
見ず知らずのおっちゃんにマジでこんなことを頼むとはさすがに予想外です。
頼んでも乗っけてくれるはずがないのにバカな奴です。
しかしおっちゃん、
「おっ、サボりか(笑)?よっしゃ乗っけてやるよ!」
なにぃぃいいいい!?
明日へ続く
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