ボンびいボンボン!から発売されたオムニバスAVG『たまご料理95』。DOSゲー『たまご料理』のWindows移植作品。姫屋ソフト『Yes! HG』、May-Be SOFT『Sixty Nine』のようにショートシナリオを多数収録しているが、シナリオやキャラクターといった要素はそれらに大きく劣る。
その代わりに参加原画家は、聖少女、横田守、飛鳥ぴょん、KOMAなどブランド主力級の原画家やプロ漫画家を揃えた満艦飾の大艦巨砲主義。グラフィッカーとして樋上いたるも参加している。
WindowsXP/2000では互換モードやinst2000を使ってもインストールに失敗するが、CD内にあるすべてのファイルをHDD内にコピーして、iniファイルの読み取り専用属性を解除すれば問題なく動作する。
ダウンロード販売されているバージョンはWindowsXP/2000用なので、パッケージ版が見当たらない場合はそちらを購入したほうが手っ取り早いし安全だろう。
卓上に置かれている本をクリックすることでシナリオを読むことができる。本の配置は以下の通り。『囚われた王女』『L.A.バイス』は当たり判定が小さいので注意。なお左下の引き出しの中にある紙を見ることで、シナリオの読破状況をチェックすることができる。
シナリオ中には選択肢が表示されるが、いわゆるコマンド総当たり式のもので、どんな選択肢を選んでもバッドエンドは存在しないために割愛する。
全20本のシナリオをすべて読むと、隠しシナリオ『兄妹』が出現する。
机の引出しと引き出しの間にマウスカーソルを移動させると、カーソルが下向きの指の形に変化する。そのままクリックすると机の前を離れ自由に室内を移動できるようになる。机の裏に回りこむとこれまで読んできた本の裏に隠されていた本があるので、それをクリックすれば隠しシナリオを読むことができる。
隠しシナリオはこれまでのシナリオと違い二部構成になっているので、二回読む必要がある。読み終わるとスタッフロールがはじまる。