第3話「華麗なるトリプルバトル」 

 [395]: りーふぃんす 
                                                                                             2003/01/11(土) 12:57:09 
 水葉は、親友のオルミの父の船に乗せてもらっていた。
 アスカは、ラティアス専用の赤い「アスアスボール」の中で
 静かに眠っていた。
 水葉が席に座っていると、3人の女の子がやって来た。
 「あなた、もしかしてトレーナーさん?」
 いちばん小さそうな女の子が言った。
 「あたし、すずです。三つ子の末っ子なの。
 それで、いちばん右が、るずお姉ちゃん。
 真ん中が、ゆずお姉ちゃんです。」
 「こんにちは、ゆずです。三つ子の真ん中よ。」
 「るずです。いちばん上よ。あなたには
 トリプルバトルをやってもらいたいの。
 3匹VS3匹でやってもらうバトルよ。」
 「るずさん、いいわよ。
 わたし、3匹出せばいいのね。
 リーファ!シード!!」
 ベイリーフ♀のリーファと、イーブイ♂のシードが出た。
 「あと1匹は・・・・・・。」
 水葉は、はっとした。
 「アスカ、いい?」
 「わかりました、水葉さん。」
 「じゃあ、アスカ!」
 三つ子はビックリした。
 「ラ、ラ、ラティアス!?」
 るずは、
 「はぁ、ビックリした。
 いけ、トカちゃんっ。」
 と言って、ヒトカゲ♀を出した。
 ゆずは、
 「はぁ、ドキドキした。
 いけ、チコちゃんっ。」
 と言って、チコリータ♀を出した。
 すずは、
 「はぁ、何でそんなの持ってるの?
 いけ、ゴロちゃんっ。」
 と言って、ミズゴロウ♂を出した。
 「さぁ、トリプルバトルの開始よ。」
 すばやさは、水葉のシードが一番だった。
 「シード、チコちゃんにでんこうせっか!」
 「ブイっ!」
 「チッコ。」
 「次はこっちね。ゴロちゃん、リーファにずつき!」
 「ミズズ。」
 「リー・・・・。」
 こうして、るず&ゆず&すずVS水葉の、
 トリプルバトルは始まった。
 「アスカ!えっと・・・・・・・。
 チコちゃんにそらをとぶ!
 それから、リーファ!
 トカちゃんにどくのこな!」
 「アスカ、がんばる。」
 「リーフ!」
 トカちゃんは毒をあびた!
 アスカは大空に舞い上がった!!
 「トカちゃん、リーファに「だいもんじ」よ!」
 思わぬ攻撃。
 効果は抜群だ!
 「リ・・・・・・・・。」
 リーファは「ひんし」した★
 「リーファ!」
 そのとき、リーファの「かたき」のように、
 大空を舞い上がっていたアスカがチコちゃんに
 上空から攻撃した!
 「チコチコッ。」
 「チコちゃん!」
 チコちゃんは「ひんし」した☆
 「ゴロちゃん!アスカにみずでっぽう!」
 しかし、ドラゴンタイプのアスカに、
 水の攻撃はいまひとつ。
 「トカちゃん!アスカにかえんほうしゃ!」
 「るず姉ちゃん、頑張って。」
 こちらもアスカにはいまひとつ。
 「シード!トカちゃんにすてみタックル!」
 トカちゃんの体力は少し残った。
 ところが、リーファから受けていた「どく」のせいで、
 トカちゃんは「ひんし」した☆☆
 「あとは、すずのゴロちゃんだけよ。」
 「すず、ゴロちゃん。頑張って!」
 「うん、ありがと。
 ゴロちゃん、シードにれいとうビームよ。」
 またまた思わぬ攻撃。
 そのとき「とくぼう」が低かった
 シードは「ひんし」した★★
 これで、アスカVSゴロちゃんになった。
 「いくのよ、アスカ。
 とっしんよ。」
 「アスカ、前よりもっと頑張るね。」
 そう言ったアスカは、ゴロちゃん向かってとっしん。
 アスカのほうも痛いほど威力が強かった。
 「ゴロロロロロ・・・・・・・。」
 ゴロちゃん、「ひんし」した☆☆☆
 これで、水葉の完全勝利は決まった。
 「やったね、アスカ。」
 「うん。」
 そのとき、ゆずがやって来た。
 「水葉ちゃんのラティアス強いね!
 アスカってニックネームもいいね♪
 そうだ、アスカに、これあげて。
 あたし達が強いと思ったポケモンにあげてた黄色リボンと、
 めずらしいな、と思ったポケモンにあげてた緑リボンよ。」
 「うわぁ、ありがとう。
 よかったね、アスカ。」
 そのとき、放送で
 <みなさん、お疲れ様でした。
 まもなく、ジョウト地方に到着します。>
 と流れた。
 「イスズがいるジョウトだよ、アスカ。
 やっとお兄ちゃんに会えるね。」
 「わあい。」
          
         <。おわり。>