ぴくの〜ほかんこ

物語

【ぴくし〜のーと】 【ほかんこいちらん】 【みんなの感想】

連載[1000] ハッサム物語(嘘)

スチール #1★2007.09/05(水)00:21
序章01・過去
全長20メートルを超えるイワークが大きな鎌首をもたげる。背後にいる黒ずくめの男は、胸のRの文字に手を当て、周りにいる男たちを見渡すと、静かに言い放った。
「ロケット・・頭突き」
次の瞬間、イワークは残像を残しながらものすごいスピードで突っ込んできた。衝撃波で空気が震える。だが、その標的、後ろを向き、緑色の何かを抱えた少年はピクリとも動かず、まるで、その攻撃か自分には当たらないとわかっているかのような、そんなことを思わせる姿で、しゃがみこんでいるだけだった。その場にいた誰もが少年の死を確信していた。巨大なイワークが少年の右の扉を吹き飛ばすまでは。
「…なぜ」
しかし、男はその言葉を無視し、短く「撤退」と告げた。周りにいた十数名の男たちはわらわらと今破壊したばかりの扉から出てゆく、そして少年は、男が隣を通り過ぎるとき、
 「こいつは…渡さない」
と、男をにらみつけ、そのまま目をとじ動かなくなった。腕に同じく動かないポケモンと緑の線が入った卵を持って。
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スチール #2☆2007.04/24(火)21:59
序章二・デパート
ここは、カントー地方。その中でも1番の都会を誇るタマムシシティ中心部、タマムシデパート4階ワイズマン・ギフトショップだ。そこのベンチにコータたちはいつものように腰掛けていた。いつもの店員がお客にカウンターを教えているのや、どこかのおぼっちゃまがムシ○ングに何千円も使うのを横目に見ながらみんなでひたすらテトリスをやっているのだった。
ふと、瀬畑が切り出した。
「そういやR団ってどうしたんだっけ?」
「お前ってほーんとニュース聞かねーのな、そーゆー時代遅れなこといってっからいまだにDSがライトじゃねーんだよ。」
こう答えたのは瞬だ。
でも、と前置きして話し始めたのは主人公、コータだ。
「それって関係あんの?…」
・・沈黙
「…ま、まぁいいってことで。」
その後2時間ほどゲームをしてから解散した。(瞬と瀬畑はたぶんもう出ません)

 そのころ、タマムシとヤマブキのあいだの森を猛スピードでかけぬける2つの影があった。それは2匹のサイホーン、否、それと、それに乗った二人の人間、黒ずくめにRの文字、まぎれもなくR団の二人は目の前をかける一匹のストライクを追いかけていた。
「絶対捕まえろ」
「なんとしてもだ」
男たちが話す。だが、軽快なスタッカートで進むストライクは木と木の間を飛び回り右左へとかく乱する。周りの木を蹴散らしながら進むサイホーンとのスピードの差は歴然だった。見る見る差は開き、ついにストライクは木々の向こうに見えなくなってしまった。
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スチール #3☆2007.05/04(金)22:46
第一章・01
 コータの家はヤマブキにある。今はその帰り道を歩いているところだ。ポケモンを持っていないので、草むらにも入れず、えらい遠回りをしている。まぁ草むら以外にポケモンが出てくることはないので、安全だが。
最近お気に入りのアニメ(題名はいえない)の歌を歌いながら歩いてゆく。
バキッ
「なんだ?」
ビキビキバキッ!
「ウワァ!」
いきなり横にあった大きな杉の木が倒れてきた。
横を向くとコータの目の前に大きな木が迫っており、逃げる時間はまったくなかった。でも、こいつは、そんなこと気にしてなかった。
「だいじょーぶ!こうゆう時には何かが横から助けに来てこの木をスパッと…」
プチッ!
現実は、甘くなかった。
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スチール #4☆2007.05/07(月)21:29
02
さて、馬鹿な主人公が木につぶされているころ、コータの家には40歳ぐらいの親父が寝ていた。
「くぁーんーっっ」
大あくびをしているこいつは不審者ではなくコータのお父さんである。
「だぁーれが不審者だ、こら。おい!スチール!」
地の文に話しかけるな、ほら、何かがドアをたたいてるぞ。
ドンッ
「はいよっと」
ドンッ
「わーかったって」
ザクッッ!
「ザクゥ?」
急いでドアへむかうと、そこには二つになったドアと、傷だらけのストライクが倒れていた。
ポッポが豆鉄砲食らったような顔をしていた親父は不思議なお客さんの顔を見つめていた。
どーでもいいけどパンツのまま外に出るなよ、親父。
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スチール #5★2007.06/05(火)16:37
03
…ここは?
 周りが、白い。
・・どこだろう・・?
 花畑が見える。
そうか・・死んでしまったのか・・オトーサン、今まで育ててくれて、ありがとう・・
「馬鹿ですか?あなたは?」
はい?
がばっとおきると、そこはヤマブキ総合病院。聞くと、理科系の男、スエオがここまで運んでくれたらしい。スエオさん、ありがとう。
ちなみに、周りが白いのは壁が白いから、花畑は乗員の花壇だった。ということで、QED.
空にはフワフワと何かも飛んでるし、のどかだなぁ〜
とか何とか考えてるうちに、追い出されてしまった。

「のどかだね〜」
ふわわー
右側のフワライドがこたえる。名前はヘリウム、左側のキセノンちゃんも心なしか笑っているようだ。町外れで、ビルも少なく花畑がある。故郷のソノオの花畑もこんな感じだったのだろうなぁ、と、フワライド達の思いを代弁する。2匹のフワライドに紐でつながれた籠に乗っている少年は、さっきからずっとこの病院の周りを周回している。
「ひまだなぁ」
 乗っている籠から身を乗り出し続け、かれこれ30分。いいかげん飽きてきたところだった。
「ん!」
 少年たちの目の色が変わる。
「これは、戦いのオト!いわおとし・・とがんせきふうじ!しかも相手はピンチ!」
「なんでわかるんだよ!」と作者が突っ込みを入れるまもなくえんごだ!といい、音がした方向を指差した。
「あやしいかぜ!×2」
紫色のエネルギーが収束する。ゴオォという音を残して、2つのエネルギーの風が飛んでいった。
「さて、ぼくたちもいこうか?」
セリフとは反対に、風に流され、逆方向へ飛んでいく。
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スチール #6☆2007.06/08(金)21:24
04
「なんでぇ、おめえらは」
いま、親父とストライクが対峙しているのは、R団にしか見えないサイホーンに乗った二人組み。そいつらが来たのは、眠気が取れた親父と、ミックスオレ(×5)で完全回復したストライク、がコータのもっているアニメ(題名はいえない)のDVDをみているときだった。
まさにこれからこの物語始めてのバトルが始まろうとしていた。

コータは、走っていた。さきほど、家のほうで岩が飛んでいるのが見えたからだ。
「あれはぜったいにポケモンの技だ」
そういう確信を持って走っている。でも、家に着くまでまだまだかかりそうだ。日向ぼっこをしていた丘を駆け下りると、そのまま走っていく、ヤマブキ内を突きぬけるハヤテのごとく!・・とまではいかないが、なかなかの早さだ。シルフカンパニーの前を突っ切り、ポケモンセンター、お菓子屋の前、輸入品店〜ビードロ屋〜の前を通り、まだ走る。後3分ぐらいでつくだろう。そう予想を立てたときだった。ゴオッと音を立てて、頭上を何かが通り過ぎた。フワライドだ。それも二匹、しかも、
「籠ぶら下がってるし、」
そこには、何かたのしそうな顔をした少年が乗っていた。ついでに言うと、そのかごの中で、亀が火を噴いてた。
「まだまだぁ!おーばーひーとぉ!」
青色の炎がほとばしり、スピードが上がる。
「コオオォォ」
亀も結構がんばっている。
「完全ネンショォォ」
少年も叫ぶ。
コータはそれを、ボーゼンと見つめていた。
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スチール #7☆2007.06/28(木)20:01
05
ポカーン
その擬音が一番似合うと思う。2分前、確かに親父とストイラクが戦おうと思ったとき、バトルにふさわしい状況になっていた…
              〜2分前〜
対峙する3匹のポケモンと3人の男、空には怪しい雲が立ち込め、その場にいるすべての生き物が緊張していた。
「こいつはわたせねぇよ。30年前と同じくな」
パンツのままで親父が言う。格好とセリフがぜんぜんあってない。
「貴様の過去など知るか。さっさと渡せ。ボスの命令だ」
二人の男が詰め寄る。こっちは格好とセリフがあっている。
        2者の間を一陣の風が吹きぬけた。
それを合図にするかのように、R団の二人が技名を言おうとした、しかし。
「サイホー」
「サイホー」
2匹とも崩れ落ちた。
「なにぃ!?」
慌てふためく二人、しかもそれに連鎖するように、
「ストォー」
ストライクは倒れた▼
            

   
ってわけで、今はこんな状況だ。両者とも、何が起こったかわからず、ポカーンとしている。そこにフワライドが飛んできた。さらに目を丸くする二人を見た後、
「あ、ちゃんと届いたねー「あやしいかぜ」、うーん、ストライクも倒しちゃったかぁーごめんねーで、なにやってるのー?そこのひとたちと、」
一息おいて、
「鉄次郎君?」
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スチール #8★2007.09/05(水)00:48
06
やっと主人公がついた時には、親父と少年がお茶を飲んでるとこだった。
「で、だれ?」
当全の質問を浴びせる。
「おう、こいつは俺の古き親友、明日斗ってんだ。」
「古き親友ってどうみても12,3だろ?」
「いやぁ、はずかしながら、今年62だよぉ」
そういって笑った。全員が。はっはっはっはっは・・
「ええっ!?」
「ははー、昔ある事件に巻き込まれちゃってねー、で、これが昔からの仲間」
そういって、手持ちを見せてくれた。
「この子達がフワライドのキセノンとヘリウム。カップルなんだよね。あとこっちがメタモンのトランス。大体空を飛ぶときはこのフワーズ(フワライド×2のこと)にトランスのへんしんでできた籠に乗る。もうそこは見たよね?」
コータはうなずく。と、同時にこのメタモンは相当高いレベルにならないとつかえない「ポケモン以外のへんしん」が使えるのかと驚く。あとこっちが亀三匹ね、と、それぞれの名前をいってから、じゃーねーと、どこかへとびさっていった。
「じゃあ、次!このストライクは何?」
「こいつは昔俺が助けたストライクの、たぶんこどもだな。」
「こども?」
「そうだ。昔俺はこいつのおじいちゃんを助けた。そのときに、こいつの母親の卵を孵すのを手伝ったんだ。」
「そういうわけだ。旅に出ろ。」
「うんって・・ええっ!?」
「りゆうはな、まず、(中略)だからだ。」
「わかったよ・・」
かくして、いきなりではあるが。作者も予想外にコータは旅に出ることになった。この町でバトル予定だったのに。続く。
どーでもいいけど、鉄次郎って親父の名前なのね。
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スチール #9☆2007.08/23(木)00:40
旅に出て一週間、いきなり金がなくなってしまった。
「腹減った・・」
ストライクも同様に倒れている。いまさら家にも帰れないし、帰る金がない。実はリニアに乗って、ジョウトに来たせいで、金がなくなったのである。
木の実を探して食べようと、2、3個木の実を持ってきて、テレビで見たポフィンの作り方にのっとって作ってみたが、味見をしたストライクが無言で切りかかってきたところを見ると、相当まずいようだ。
実際、ボングリで作ったのが原因なのだが、そんな事気づかない2人だった。
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スチール #10☆2007.08/27(月)16:38
「とりあえず、戦って、勝とう」
そう決意し、草むらへ足を運んだ。
    タンパンこぞうが勝負を仕掛けてきた▼
「ストライク!きりさぐほぉ・・」
    一瞬で勝負は付いた▼
とりあえず、酒場で情報収集だ!
(どこのRPGだよ!)
「ストライクなんか言った?」
とにもかくにも酒場の親父から情報を手に入れたスチールたち。草むらへ向かう。
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スチール #11☆2007.08/27(月)16:50
「とりあえず、戦って、勝とう」
そう決意し、草むらへと足を運んだ。
(始まりが前回と同じだぜ)
「ストライクなんか言った?」
首を横に振るストライク
「あの親父の話だと・・あそこかな?」
確かにナゾノクサだらけだった。
バトルバトルバトル回復バトルバトルバトル・・
三時間後、レベルも上がった2人は改めて旅を続けることにした。
しばらく歩くと、白衣を着た長身の男が倒れている。「そっかー旅に出るとこんなこともあるのかー」などと思いながら声をかけてみる。
「あのー・・」
すると、その男は来るな!と後ろを見て叫びながら走り去っていった。
やることもないので、逃げていった男が見ていた方向に行くことにした。すると、そこにあったのは、いかにもという感じの研究所、しかもなんか怪しげなアンテナまで立っている
「コレでこそ主人公!突入!」
馬鹿な主人公は無防備にも突入していった。
(・・危険予知の特性を与えたいby作者)
    ビーガシャン
後ろから狙う銃口には二人ともきづかなかった。
   クックックックックッ
笑い声にも気づかなかった
クックックックックックックックックックックックックックックックッ
うるさい。
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スチール #12☆2007.08/31(金)12:20
研究所の中は以外にも普通のつくりで、ところどころに観葉植物が置いてあり、小奇麗ないい家だった。
いくつかある部屋のうちの、倉庫という部屋に入った。
「なんか色々発明品がおいてあるね・・」
机の上に無造作に置いてあった内のひとつを手に取った。
「なになに・・ジンコーセータイ首輪形?なんだそれ」
▲ストライクは発明品0003(ヴァージョン3.1)を装着した▼
「勝手に変なもんつけんな・・あれ?」
「うわぁストライクがしゃべった!」
どうやら人工声帯だったようだ。
コータは発明品0003(ヴァージョン3.1)を5つてにいれた▼
しばらく進むとおおきなスクリーンがあるコントロール・ルームに出た。そのころには二人とも会話するのに慣れてきて、くだらない話で盛り上がっていた。
コントロール・ルームにはでっかい画面と大量の機器、製作者の趣味が伺える、どこかでみたことがあるような場所だった。すると、天井から細長い何かが大量に降りてきた。
「なにあれ?」
「機械のことはニンゲンのほうが詳しいだろう」
「しらん・・うわっ!?」
細長いものー銃から無数の玉が弾き出され、床をえぐる。
「すとらいく!連続切り!」
スパスパスパぐほっ!スパスパぐふぅ!スパスパ・・
「やっぱ無理!ってか痛いし!」
「やっぱり?じゃあ初号機は?シンジくーん!」
「そんなもんあるかぁ!」
ストライクの突っ込み▼
コータは避けた▼
近くのパイプが切れた▼
『ン?』
電子音とともに画面に画像が現れる。ピンクと青で、角ばった・・
「ポケモン?」
『ソノトオリ、ワタシハポリゴン。』
「ポリゴン?」
『アア、ダガ、ケンキュウシャガワタシニオソレヲナシテ、ロックファイルニトジコメテシマッタ』
「じゃあ、パイプを切ったから出てこれるようになったんだね?」
『ソウユウコト』
『デモマダデラレナイ、ソコノCD−ROMヲココニイレテクレ。』
「おーけー」
コータはそこにあったふたつのCD−ROMをそばのレコーダーに差し込んだ。
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スチール #13☆2007.09/05(水)00:19
ウィンウィンウィン・・
データを読み取りました。ファイルを実行しますか?と画面に文字が現れた。イエスを選択すると画面の中のポリゴンのエフェクトが変わりだした。
角が取れて丸くなっていく。さらに形が変わり・・
『マジン・・イヤ、ポリゴンZにシンカカンリョウ!』
そして、赤、黄、青の玉を頂点とするアニメではもう二度と見られないような正三角形のエフェクトとともにロックが解除された。どうすれば外に出られるのか?と、コータが聞くと
『ソコノモンスターボールヲトッテクレ』といった。
このモンスターボールがこれまた特異で前面には電光掲示板のようなものがついてるし、後ろからはUSB端子がのびている。とりあえず、その端子をレコーダーの横に突っ込んだ。すると、そのモンスターボールの中にポリゴンの実体が現れた。
『ヤアットデラレターッ!』
ってことで仲間が増えた。続く。
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