ぴくの〜ほかんこ

物語

【ぴくし〜のーと】 【ほかんこいちらん】 【みんなの感想】

連載[1181] 第1次人歩大戦

とく #1★2008.08/26(火)00:40
序章

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もう何年も前の話だ…誰もこのことを覚えていない…いや、知らない

ここは海の果て…どの地方に一番近いかと聞かれると返答に困る…しいて言うならカントーだ…カントーから南へ南

へ…七島もこえ更に南へ進んだところに在った…そこはロケット団理事長・オカギの住む島だった。

ここはサカキの所有するすべとのアジトを合わせても比べ物にならないほどの規模だった…

研究所内…

?A「そこのコラッタを持ってこい」

?B「へい、コレですか?」
?A「うむ、そうだ、コイツニこの毒薬を飲ませるぞ…コラッタの遺伝子構造は人間と同じだからな…こいつが氏ね

ば人間もころせる…」

コラッタ「う…ぐ…コ,コラ…」バタ…

?B「成功ですね!」

?A「早速あの方に報告せねば…」

コラッタたち「ガクガク…な、なんとしてもここからにげなくっちゃ…」

?A「ふ、逃すか…」

コラッタたち「う、ぐえ…」

その時であった…

ビュッ! 風を切る音が聞こえる…

コラッタたち「ピ、ピジョンさん!」

ピジョン「よし、逃げるぞ…」

?A「く、くそ、」


今ピジョン達は大海を飛んでいた…

ピジョン「く…疲れてきた…もうだめだ…」

コラッタたち「ピジョンさん!」

無残にもピジョンは海へと落ちて言った…

たまたまペリッパーが飛んでいた。

コラっタたちは助けられピジョンは…

それはともかく、コラッタたちは今までのことをすべてペリッパーに伝えた

その後、噂は広がり、人間は野生ポケモンにとって残虐な者でしかなかった…

その噂を元に、ポケモンは暴動を起こした…戦争は始まってしまったのである…
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とく #2☆2008.08/05(火)17:50
登場する舞台を説明します

カントー地方 ご存知関東地方、人間の重要拠点となり、ニホンという名の国の首都、ヤマブキ(もしくはタマムシ)

シティがある。 海軍は第2艦隊と第3艦隊、陸軍は第3機甲師団と第7,13機甲師団がある

ジョウト地方 歴史あるエンジュから港町のアサギまで色々な町のある近畿地方、

海軍は第1艦隊と第4艦隊、陸軍は第4、、6機甲師団がある、

また、第一艦隊には連合艦隊司令長官であり、統合作戦本部長を務める谷本長官がいる

ホウエン地方 ご存知九州地方、ミナモとカイナを拠点とする大規模な海軍を持つ

海軍は第5、6、7艦隊、陸軍は第9、10連隊を持つ またおくびリ山(桜島)付近に空軍の約6割が集まるカノヤ飛行場がある

シンオウ地方 北の癖にあったかいという奇妙な地方

海軍は第8艦隊、陸軍は5,8,9,10機構師団を持つ陸軍地方

トーホク地方 名前の通り…新地方

はっきり行って侵略は予想されないため海軍の第9艦隊が予備戦力として配置されてるだけ、状況に応じて

あっちこっちに引っ張り出される

ヨンコク地方 まあだいたい何処にあるかは分かると思う。ジョウトの南、海軍は第10艦隊、第11艦隊を持つ

陸軍は第11機甲師団

ユーゴク地方 ジョウトとホウエンの間にあるいわゆる中国地方。カモンシティにはホウエンとの大事な補給路が作ら

れているため巨大要塞、カモン要塞がある。(最強)第11艦隊と第12機甲師団、第14機甲師団があり

イゼルルーンを管理している

こんな感じかな…
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とく #3★2008.08/26(火)00:43
第1次カモン海峡海戦(カモン要塞攻略戦)

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ジージージー…
「電波が悪いな…」

「おい!通じたぞ!」

ポケモン海軍司令長官(以下略)「第3海中艦隊及び第4海洋艦隊に命ずる。カモンを攻略するのだ」

3中艦司令「提督…無、無理があります。敵第11艦隊がカモン海峡にはうろついております!カモン要塞に近づくことさえ困難なんです!」

ポ海司長「無理にとはいっとらんぞ、」

4洋艦司令「提督、いい方法があります。我々にお任せください…」

3中艦司令「お、おいホエルオー提督(4洋艦司令のこと)…無理言うな…」

4洋艦司令「その代わり、ぺリッパー輸送支援隊と打撃戦部隊を用意していた長けませんか?」

ポ海司長「良かろう…」


こうして第一次カモン海峡海戦は始まった。

まず、戦力配置を見てみよう…


人間側・

陸戦力 第12機甲師団、第14機甲師団の計1万名

海戦力 第11艦隊 戦闘艦艇60隻

空戦力 0


ポケモン側・

陸戦力 第4師団、ワンリキー4千名

海戦力 第3海中艦隊→テッポウオ72匹 スターミー1匹
     第4海洋艦隊→ホエルオー43匹

空戦力 ぺリッパー輸送支援隊、ぺリッパー3千匹


海中…

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「敵艦隊、前方12キロ…」

「第11艦隊の一部と思われます。戦艦3、巡洋艦2、駆逐艦7…」

「はかいこうせんの射程まで後12秒…」

「5,4,3,2,1、…   撃ち方始め!」

72の光の帯が思い思いの場所へ伸びていく…


海上

「こちら、駆逐艦198号!高エネルギー反応多数!」

「私は戦艦クレの艦長、ミナキだ、ミナキ准将だ!緊急事態に付き本艦が指揮をとる。全艦直ちに回避運動を取れ」

ミナキ「右40度反転!」

しかしもう遅かった…

「こちら駆逐艦203号、被弾!」

「こちら巡洋艦ヒロシマ!エンジンがやられた!航行不能!」

「こちら戦艦シマネ、間に合いません!  !?ぎゃあぁ〜!」

「戦艦アキヨシ、通信途絶…」

「駆逐艦43号、応答ありません…」

ミナキ「…」

クレ レーダー員「敵第2波、来ます!」

クレ艦内は閃光に満ちた…


海中

「敵12隻中10隻に被害を与えました。残存艦はカモン要塞へと逃げていきます」

3中艦司令「そうか、こちらの被害は…」

「ハ、前に出すぎた者が、一匹スクリューに飲まれて…」

3中艦司令「そうか…  全員に伝える、我々の目的はあくまでも陽動だ!カモン要塞から我々を攻撃しに来る敵に対し迎撃体制を取れ…」

もう分かった方がいるだろうか…

ポケモンたちは第11艦隊を外におびき出し、空になったカモン要塞をワンリキーで占領するつもりである


海上

駆逐艦乗組員「どうしよう…我第11艦隊の誇る戦艦12隻のうち3隻が沈められてしまった…」

駆逐艦乗組員「ミナキ准将はいい人だった…」

駆逐艦乗組員「見よ、われらの11艦隊だ…」

11艦隊の残存艦はポケモンたちの思惑どうりのこのこと出てきたのであった

海中


「11艦隊だ…」

「敵、48隻…敵の全海上兵力だ…」





ぺリッパーたちはワンリキーを運んでいた…

ぺリ輸送隊長「よし、落下傘で全員潜入せよ!」

ワンリキーたちは空から要塞へと向かっていった…

「爆弾投下!」

ぺリッパー達からもワンリキーのほかにつんでいた爆弾を投下する


カモン要塞


「右舷より敵襲!」

「何だと!?」

「くそ、11艦隊を呼び戻せ!」

「ダメです!11艦隊は敵と交戦中!です!」

「では交戦をやめて帰還せよと無線を打て」

「ハっ!」

「コチラカモンフォートレス、コウセンヲヤメタダチニヒキカエセ」





「返信です!」

「読め!」

「ヒキカエセバテキニセナカヲミセルコトニナリ、ソウスレバヤラレホウダイデアル。ヨッテコノママコウセンヲツヅケル」

「そっ!何てこった!」

ポケモン

「爆弾、全弾命中っ!」

「第1分隊、第2分隊要塞内に侵入!」

「第4分隊、交戦!」

「第3分隊、着地!」

「第1分隊、主要通路を占領!」

「第2分隊、司令室に侵入!」

「第3分隊、被害甚大!、すでに600名以上がやられました!負傷者多数」


カモン要塞

「第7通路占領されました!」

「第12守備隊、壊滅」

「敵、司令部に近づきます!」

「ダメダ…防ぎきれない!」

「第6守備隊が敵連隊らしきものを押しています」

「ダメダ…一部が勝ってるぐらいでは…」

「司令部に守備隊を固めよ!」

「ダメです。どの部隊も各個撃破の餌食です!自分の部隊を守るだけでせいいっぱいのようです」

「何てことだ…」

「全員脱出!」

「あ、ワンリキーが」

「中将、お逃げください!」

「わしはここに残る…」

「ダメです逃げてくだS…うげっ…」  バタっ…

「ハルミ君っ!」

「中…将、に…げ・・て…」

「む、ぎゃぁぁあ」


ポケモン

「敵の司令官は戦○しました。」

「全員降下せよ…」

海上

11艦隊司令「かのままじゃダメダ、撤退する…」

「て、提督!…たった今カモン要塞が陥落しました!」

11艦隊司令「あ、そ…え…な、,何ということだ…我母港が…」

11艦隊司令「要塞砲はどうしたのか?きかなかったか?」

「そ、それが奇襲の為使う間がなかったと…」

11艦隊司令「…コレより、カモン要塞奪還を開始する」

11艦隊はカモン要塞へ向かった…


クライマックス

ワンリキー「おい、11艦隊だ♪」

ワンリキー「降伏勧告をしてみようぜ!」

ワンリキー「第11艦隊へ、あなた方は良く戦った。しかし所詮は負けたのだ。無駄な抵抗はやめて、降伏するのだ

降伏すれば、命だけは助けてやろう」

11艦隊司令「ま、負けた…だと、ふざけるなっ俺達はあくまでも戦う、突撃だ!」

ワンリキー「ふ、無駄な抵抗を…要塞砲、エネルギー充填…」

11艦隊下士官「や、やめてくれ…俺は○にたくない!」

11艦隊乗組員「そうだそうだ!提督なんか○んじまえ!」

11艦隊司令「な、何を…お前ら全員反逆罪で逮捕だ!…む、あ、あぁ…やめろー!」

司令官は部下の怒りに飲み込まれた…

11艦隊下士官「や、やっぱり降伏する!おれたちゃ○にたくねぇ!」

ワンリキー「いまさら何を…まあ良かろう。要塞砲発射中止!だ」

ワンリキー「人間どもに命令する!お前らに今から船が迎えに行く。戦闘艦艇をすて、速やかにこの場から立ち去れ!」

乗組員「ほ、捕虜にされないのか?」

「おい、ボートが来たぞ!」


こうしてカモン海峡海戦は終結した。

階級の低い生き残りの人間たちはめでたく生き残り、

ポケモンたちは戦闘艦艇50隻、そしてカモン海峡を手に入れたのである


続く(多分)
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とく #4☆2008.08/18(月)15:04
3話  第2次カモン海峡海戦

ホウエン地方上空…

「こちらカノヤ第13航空隊シンリュウ中隊…」

「現在121番道路上空、このままフエンまで行きその後ハジツゲを通過する」

「シンリュウ1スタンバイ」

「シンリュウ2〜\スタンバイ」

「シンリュウ10スタンバイ」

「全機スタンバイ完了!」

「こちらカノヤ管制塔、カモン海峡まで後45秒だ、全機帰ってコイよ!」

「こちらシンリュウ1、全機俺に続け!!」   
陽気な航空隊は死地へと向かっていった…


カモン要塞


「よって、我々が勝利を得るにはここを…」

「大変です参謀長!」

「何だね作戦会議中に騒がしい…」

「て、敵襲です!到着は34秒後!!」

参謀「む、…」

若い士官「参謀、早く戦闘命令を!」

参謀「そうじゃった、総員、戦闘配置に就け!!」

「要塞砲射程まであと7秒!!要塞砲エネルギー充填完了まであと13秒!!」

「ま、間に合いません!!」

「航空隊を出せ!!」

カモン要塞からポッポで編成された迎撃部隊が出撃した


空中

「ふ、敵は何も出来ていないようだ…」

「攻撃開始!」

「おい、鳥が!」

「かまうな!」

数本のミサイルが要塞へと向かっていった…

ポッポ「は、全員目標転換!!ミサイルを落とせ!」

バサバサッババ…

ポッポたちは的確にミサイルを落としていく

しかし中には破壊した時の衝撃に巻きこまれ落ちていく者もいた

砲手「要塞砲射撃準備完了!!」

砲手「目標、敵機」

砲手「くそ、なんてすばやいんだ!」

その時、不運が生じた…

打ちもらしたミサイルが要塞砲の発射口へと向かっていく

命中すると同時に要塞砲からマルマインたち電気ポケ一同により作られた高出力ビームが発射される…

ミサイルは大爆発をおこし要塞砲を蹴散らした…

名砲術長のラ・チュー少佐戦死

ポッポたちはその爆発を呆然と見つめていた…

しかし!!この隙を見逃さなかった者がいた。

シンリュウ3「今だ!!機銃で片っ端から打ち落とせ!」

「イエッサ!」

戦闘攻撃機の機種から豆が断続的に出される

ポッポたちは、豆鉄砲を食らったかのように落とされていった…

ピジョン隊長「何たるざまだ!!この有様は…ピ、ピジョッ!」

成り上がり隊長ピジョンは、落ちていった…


第11艦隊


第11艦隊はカモン要塞へ急行していた

総旗艦ミホの艦橋で、第11艦隊の司令官エルド中将(エルレイド)は従卒(ルージュラ)にはこんでもらった紅茶を飲んでいた。

エルド「ミカイシ君、イゼルルーンまではどれくらいかね?」

ミカイシとは若いキルリア(♂)の大佐で、ミホの艦長である

ミカイシ「あと5分ほどですね…」

エルド「そうか…」

kill・リア「もしそれまでに敵の攻撃が終わってしまっていたら敵はこの艦隊も攻撃してくるでしょうかね?」

Kill・リアは少尉で今年新任になったばかりだ。士官階級の中では最下級だがその性格の上、上官からは信頼が厚い

ミカイシ「さあ、どうかね?敵はミサイルを打ちつくしてくるだろう。我々を攻撃してくる余裕などないのではないかね」

kill「それもそうですね。」

そんなことを言っているうちカモン要塞についた。

エルド「全艦砲撃用意!」

「コチラ巡洋艦ダイセン、戦闘準備完了!」

「駆逐艦21号、戦闘準備完了!」

エルド「撃て、」

エルドははっきりと命令した。

砲弾は油断したシンリュウの若者をいとも容易に打ち落としていく…

シンリュウ1「む、ぜ、全機反転っ!!」

Kill「ま、まて…逃がすか!! 全砲塔、目標を追うんだ!」

エルド「その必要はない、このままかえるぞ…」

Kill「し、しかし…」

エルド「我艦隊は長期のパトロールで燃料が残り少ないんだ。ミホは戦艦だからまだ残っているが見方の駆逐艦はもう一キロと走れないんだ…」

ブリュッセルヒルト「た、確かに…」

ミホの率いる艦隊は帰還した。

ちなみに戦艦から駆逐艦に燃料を給油すれば良いという発想がなかったエルドは馬鹿である

続く (低い確率で)
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とく #5★2008.11/08(土)23:00
トキワの森攻防戦

カントー地方…
ユーゴク地方が海ならカントーは陸の戦いが激しかった。
そしてここはトキワの森…
ポケモンが多数生息しているため、ポケモン軍にとって人的資源のためにも重要な物になっていた。
そこは都心からも離れていたため戦火はその町のパトロール隊だけであるハズであった…
しかし第3機甲師団の参謀長によってトキワの森を攻略することが決定された。
その情報を聞きつけたポケモン側の軍部は可動兵力のすべてをト
キワの森に集結、迎撃する準備を整えた。トキワの森内部での戦
闘は非戦闘員を巻き込む可能性があるため、ニビシティから侵攻
してくるであろう敵をうまく2番道路で引き止める作戦となった。
この戦いにおける兵力はそれぞれ


人間

陸軍兵力

第3機甲師団所属 第1,3連隊 歩兵約2000名

第2戦車大隊、第4,7戦車中隊 戦車、装甲車計80両

第13機甲師団所属 第4連隊 歩兵約1000名

第3戦車中隊 戦車、装甲車計21両

第7機甲師団 武装親衛隊第1大隊 歩兵約600名
戦車10両 空挺戦車4両

海軍兵力

第3艦隊所属 第2戦隊、戦艦2隻、重巡洋艦2隻

第3航空戦隊 空母1隻 駆逐艦4隻

艦載機24機

空軍兵力

第234航空隊3個中隊、陸上戦闘機12機

第423航空隊 第1爆撃大隊 軽爆撃機8機

ポケモン

陸軍兵力

第4打撃連隊 格闘ポケモン1200匹

第8砲兵大隊 炎ポケモン500匹

第7工作連隊 電気ポケモン600匹

無人発電所守備隊第2支隊 電気ポケモン200匹

トキワの森守備隊 1番隊ストライクを中心に160匹

         2番隊トキワの森の住民寄せ集め

各警備隊から ポケモン600匹

海軍兵力

なし


空軍兵力

第3焼き鳥大隊 ポッポを中心に600匹

第2、6襲撃大隊 オニスズメ系統で計1100匹

以上


 戦局は混沌としていた。予測道理ニビから攻めてきた敵の本隊と互角の戦闘を続けてきたポケモン軍であったが武装SSによるいきなりの突撃攻撃、さらには戦力を配置していないトキワシティ方面から飛んできた艦載機による奇襲攻撃、これにより最前線を維持していたカイリキ大佐による必死の指示もむなしく、戦列は崩壊、後衛で援護射撃を行っていた第8砲兵大隊は敵の強力な「弾」つまりは実弾との直接戦闘を強制された。ウィンディなど、一部の打撃力に優れるポケモンが、戦車への攻撃を複数回に渡り仕掛けたが、絶対数の少なさゆえ、侵攻を止める事は出来なかった。
 その頃、人間側でもささやかな問題が発生していた。タイミングを見て、離床、空挺戦車と歩兵を投下する予定だった飛行船のガスが抜かれていた。艦長の若い中尉はこれを一部の反戦派の仕業と判断、調査を進めていた。
 そうする間にも、ポケモン軍は損害を増してゆき、ついに2番道路北の放棄を決定、タイミングを見計らって撤退しようとしていた。敵の進撃速度が増すと後退、それに乗じて突出した部隊を叩くという戦法をとり、戦力を削っていった。意外な出血に驚いた司令は、進撃速度を緩めるよう伝達、深追いによる各個撃破の損害を減らそうとした。
ポケモン側はこの隙を見逃さず、強烈な反撃を与え、怯ませた瞬間に撤退を開始した。
 トキワの森内部まで退却したポケモン軍は敵が進撃してくるまでのわずかな時間で部隊を再建、ゲリラ戦法を取る事が決定された。工作連隊は森の入り口にみを潜め、自爆の準備を進めた。自爆というと非人道的かもしれないが、ポケモンの工作連隊は、主に自らを地中に埋めたりする事により、地雷となったり、する事を得意としていた。
 トキワの森まで慎重に進撃してきた人間軍は、入り口で一度停止、隊列を整えると、一気に全速力での前進を始めた。長大な一列横隊をつくり、森の木々諸共破壊するのが目的であった。急な進撃に驚いた工兵たちは、落ち着きを取り戻し自爆、敵の戦車の大半を仕留める大戦果を得た。
 人間の兵士達が右往左往する中、若いハッサムの准尉率いるトキワの森守備隊「疾風隊」が急襲、さらに鳥ポケ達は急降下攻撃を開始した。あっという間に人間軍は秩序を崩し、逃亡兵、戦死者が増える中、司令官の手元にのこったのはわずか6割の兵力のみ、撤退を開始した。守備が主目的であったポケモン達は、これを見送るが、不意に爆発、爆発、…艦砲射撃である。マサラタウンからの艦砲射撃が行わ
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[1181]

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