ぴくの〜ほかんこ

物語

【ぴくし〜のーと】 【ほかんこいちらん】 【みんなの感想】

連載[1191] 恋を奏でて

ありす #1★2008.10/27(月)20:55
>プロローグ

音楽って素敵だな

一つ一つの音に、
感情が込められていて、
愛が込められている

恋も同じ

一つ一つの言葉に、
感情こめて、
愛をこめて…

――恋を奏でて


>第1話 くさぶえ

どこからか聞こえてくる…。

♪〜ピーラリラー

誰だろう?
きれいな音。

オレンジの毛並みのロコンは、音にひかれ、森の奥へと消え去った。

「いったい誰がふいてるんだろう」

このロコンの名前はサキ。
音をたどり続けていた。

森の奥に大きな木があった。
その木のそばで、ジュカインがくさぶえを吹いていた。

「…」

サキは、いつのまにかジュカインに惹かれて行っていた。
そのジュカインは、音一つ一つに感情を込めていた。
その演奏は、とても感動するものだった。

…音楽って素敵だなあ。
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ありす #2☆2008.10/27(月)21:04
>第2話 ゆうた

私は、とっても素敵な演奏だったため、
その場に座り込み、目をつむりながら気持ちよく聞いていた。

途中で、演奏が止まった。

あれ? 止まった?

そっと目を開けてみると、ジュカインが不思議そうにこちらを見ていた。

「誰?」

ジュカインの声はとっても低かった。
怖い…。
なんか私、悪いことしたかな?

「え、あ。サキっていいます」
「俺、ゆうた。何でここにいる?」
「え、あなたのくさぶえが…素敵だったんで…つい」

そういうと、ゆうたは笑顔を見せた。

「ありがとう」

その笑顔は、なんともいえない感情が込み上げて来るようなものだった。

「サキ…だっけ?ちょっとこの森、案内しようか?」
「え! よろこんで!」
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ありす #3☆2008.10/28(火)21:11
>第3話

ゆうたは、私を森に案内をしてくれた。
この森はとっても静かだった。

シュッ…

あれ? さっき前に誰か通らなかった?

シュッ…

ま、まただ。
誰だろう…。

シュッ…

その瞬間、ゆうたが虹色の綺麗な葉っぱをその影に飛ばした。
マジカルリーフだ。

「いってー」

そこにはウインディが倒れていた。
毛並みがきれいなウインディだった。

「なにすんだよ、ゆうた」

ウインディが痛そうに体をゆらす。

「そっちこそさっきから何だよ」
「ばれてたんだ」

ばればれなんすけど…。

「ところで、このロコン…誰?」
「あ、私、サキって言います。はじめまして」

「ふーん。俺、フィブ。よろしく」

フィブがある者にひかれてるのを、サキはまだ気づいていなかった。
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ありす #4☆2009.02/11(水)17:20
>第4話

「ゆーうたっ♪」

この声の主は、ミミロップだった。
ミミロップはゆうたに抱きついていた。

「あれ〜?誰この子お?」
「さっき通りかかったロコンのサキ」
「ふ〜ん。あたしりの。よろしくねえ」
「…よろしく」

テンションの高いこの人は苦手だ…。
そうサキは思っていた。

「ちょっとサキちゃん来てえ〜」
「…はい」

サキは、50mくらいのところにある
木の裏に連れてかれた。

「…ゆうたに近づくなよ。
…ゆうたになんかしたら許さないから」

りのはとても低い声で言った。

怖い…

早々にライバルが現れた。
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ありす #5☆2009.02/16(月)20:28
>第5話

「おーいっ、そんなとこで何してんだー?」
ゆうたが不思議そうにきいてきた。

「女のことなんてしらなくていいの!」
さっきとは違う、明るい声だった。

「まーこれからよろしくね、さきちゃん♪」
「は、はあ…」

こんな人とは二度と会いたくない、、

「早く来いよーっ」
「はいはーい♪」

りのに続いて、サキも走った。

「そう言えば、サキってどこから来たんだ?」
フィブが首を軽く傾けて言った。

「街」

サキのこの言葉に、みんなが一瞬にして固まった。
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[1191]

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