ユウカ | #1★2009.01/28(水)23:50 |
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SAKURA 〜不思議なブラッキー〜 暖かい春の風。 去年と同じように今年もここに桜が咲いた。 なぁレオン元気か・・? あたしは元気だ。 ー1年前ー ふぅふぅふぅ・・ ずいぶん遠くまで来た。 トキワの森 看板にはそう書いてあった。 月綺麗だな。 なんて静かな夜なんだろう…。 時が止まったみたい なんて静かな…よ…る。 ドォォオン!! ものすごい地響きだった。 その音とともに黒い塊がこっちに向かって走ってくる 「うわぁああっ」 黒い塊はブラッキーだった ブラッキーの後ろからものすごい数のスピアーが追いかけてくるのがわかった あたしは関係な・・。 逃げろォ!! あたしは思わず叫んだ 「ちょっとそこのブラッキー!! なんであたしまで逃げなきゃいけないの!!」 「知らねぇ!!だまれエーフィ!! あとブラッキーって呼ぶんじゃねぇ!! 俺の名前はレオン様だ!!」 そのレオンとか言うブラッキーが叫ぶ 「ふざけないで!!そっちこそエーフィとか呼ぶんじゃないわよ!!あたしは桜!!覚えときな。」 あたしだって言われっぱなしはいやだ。 言いかえしてやった。 「おい。桜」 レオンがあたしを呼ぶ 「何よ」 あたしは返事した。 「桜。。俺たち・・落ちる」 はっっ…? 崖!! うわぁぁあ!! 2話へ続く。 |
ユウカ | #2☆2008.11/02(日)04:05 |
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SAKURA 〜仲間。〜 ドスンッ!! 痛・・。 さっきいた崖の上は遥か上空に見えた ずいぶん落ちたみたい・・ あたしの怒りはレオンに向いた 「なにやってんのよ」 あたしはレオンの方を見た 「しかたねぇじゃん。」 はぁ〜。ありえない。 「じゃ。もし縁があったら。」 あたしはわざと嫌な顔をして言った そういってあたしは後ろを向いて歩き始めた レオンはこの森の中で眠るみたいだ。 ふぅ・・。 空も明るくなってきた。 そしてこの森を出た頃にはもう空が明るくなっていた ニビシティ あたしは看板を見た あたしが探してるものあるかな・・? あたしはその探しているものを探し始めた やっぱり・・無い。 はぁ〜やっぱり無いんだ。。 あたしが探しているのはパワーストーンと呼ばれるものだった。 あたしが旅立つことになったのはパワーストーンを手に入れるため。 パワーストーンはどんな願いでも叶えてくれる ・・あたしは見つけなきゃいけない。 だから探す。 ガシャァン!! ガラスの割れる大きな音がした きっと博物館のほうだ。 あたしは博物館の方へ走った すると紫色の見たことの無いポケモンがいた そのポケモンの手には長老が言っていた透き通った石が握られていた ・・パワー・ ストー・・ン 紫色のポケモンは長い尻尾を使って暴れ始めた。 なにこれ・・? 怖い でも・・パワーストーン奪い取らなきゃ・・ あたしはふらつく足でその紫色のポケモンに近づいた 怖い怖い怖い・・ でも・・。 サイコキネシス 紫色のポケモンにあたしの攻撃は効かなかった それどころかもっと怒らせたみたいだ こっちに向かってくる。 紫色のポケモンとあたしの距離はもうほとんど無かった 紫色のポケモンがあたしへ攻撃しようとしてる。 だめだ・・。 「うおりゃ!!」 聞き覚えのある声だ。 紫色のポケモンは苦しんでいるみたいだ 「桜・・。さっきぶり。」 レオン!! 「あれはミュウツーっていうポケモン。 カントーじゃ多分最強だ。」 レオンがそういい終わる頃にはミュウツーは 体勢を立て直していた。 「逃げるぞ」 あたしは逃げるしか方法が無かった。 「レオン。ごめん」 あたしは謝った。 レオンがいなかったらきっとどうしようもなかった。 「大丈夫。あいつはお前と同じエスパーだ だから効かない」 レオンが微笑んだ。 「なぁ桜。やっぱ俺ら一緒に行動しねぇ?」 いきなりレオンが言ったからあたしはびっくりした 「べつにいいけど・・。一緒に行動してあげても。」 あたしは強がってそう答えた 3話へ続く |
ユウカ | #3★2008.11/03(月)06:58 |
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SAKURA 〜偽り〜 ミュウツーとの戦いでボロボロになった 体を引きずりながら次の街へと向かう 「なぁ桜なんであのミュウツーに向かっていったんだ?」 レオンが言った。真面目な顔をしていた 「それはあのっ・・パワーストーンっていう石が欲しいから」 レオンは笑った 「俺と目的が一緒だ。何に使う?」 長老が言っていたことを思いだした イーブイ系でエーフィが一番強くなる 言えないな・・ あたしは目の前にちょこんと座ったブラッキーを見て思った 「世界平和」 とっさに嘘をついた レオンがこっちを見て笑った 「俺と一緒だ。」 その言葉とまじりっけの無い笑顔があたしに 更なる罪悪感をあたえた。 ごめんね そんな話をしながら歩いていく あたしたちの前に大きな山が現れた オツキミ山 中は真っ暗だった 「フラッシュがいるなぁ・・」 レオンが言った。 「そう、じゃレオン。フラッシュ。」 「そうだなぁ・・桜。フラッシュ。」 ・・ 「まさか。フラッシュ使えない?」 レオンがあたしに聞いた あたしもレオンに聞く 「そんな技あいにく持ち合わせてないから・・あんたこそ使えないんじゃないの?」 ・・ 「使えない。」 「えぇーっ!」 しかたないあたしたちはニビに戻った ニビの人々やポケモンたちは ミュウツーが去った後の 後片付けに追われていた。 博物館の人たちが話している 「パワーストーンもって行かれたねぇ」 「ミュウツーはあれに何を願うのだろう。」 「珍しい展示品だったのに」 確かにミュウツーは何を願うのだろう。 そういやパワーストーンはミュウツーが持っていったんだ。 ミュウツーとはもう一度戦うことになる。 あくタイプのレオンにはいて欲しいな。 そういやどうやってオツキミ山抜けよう。 のうてんきなレオンを見つめながらあたしは 罪悪感と不安と期待なんかが入り混じった不思議な 気持ちを飲み込んで静かに後片付けを レオンと一緒に見ていた 4話へつづく |
ユウカ | #4☆2008.11/02(日)23:35 |
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SAKURA 〜新しい仲間。サンダースのライメイ オツキミ山で。仲間の絆〜前編 「どーすんのよ!!」 あたしはいった。 「知らねぇよ!!たいようポケモンのくせにフラッシュのひとつや二つくらい覚えとけよ!!」 レオンがあたしに言う この争いはフラッシュが二人ともつかえなかったことから始まった 「ありえない。あんたこそげっこうポケモン。 月の光のポケモンでしょうが!!」 町の人の手ですっかり片付いたニビシティの真ん中で争っていると本当に目立つみたいだ。 「ね〜ね〜フラッシュがど〜かしたの?」 あたしたちの間に気さくなサンダースが割り込んでこういった 「あっあたしたちオツキミ山を越えたいんだけどフラッシュが使えなくて」 あたしが言った。このサンダースと仲間になるチャンスだ。 「ふぅ〜ん。キミ可愛いね。いいよ。ボクがついてくよ ボクならフラッシュが使えるし」 あたしのこと可愛いなんて見る目あるじゃない。 これでオツキミ山を越えられる。 でもレオンがそのサンダースが気に入らないみたい。 「別についてくんのはいいけど俺の足ひっぱんな。」 「キミこそボクの足ひっぱるんじゃあないよ。」 ライバルってところだな・・ 「ボクはサンダースのライメイ。よろしく」 ライメイはあたしに向かってこういった 「あたしは桜。よろしく」 そしてレオンは黙ったままだった。 とことん気に入らないみたいだ。 ライメイが加わってもう一度オツキミ山のふもとを目指す 「ライメイ。どうしてあたしたちに加わったの?」 あたしがライメイに聞いた ライメイは少し悩んだ顔をしてからこう答えた。 「え〜っと。キミたちのバトル見てたからさ。 女の子なのにあのミュウツーに挑むなんてすごいね。 だから興味をもったのさ そのブラッキー君もまぁまぁ強いんじゃない?」 「レオンだ!!」 レオンが怒ったように言う自分が名乗らなかったからわからなかったのに・・ 「はは・・レオンごめんごめん。」 ライメイはレオンの怒りを流した。 ぱっと見た感じあたしたちよりも少し年上ってところだろうな 「あのミュウツーってポケモンはカントーでは 最強って言われててみんなミュウツーには逆らわないんだぜ。 キミはミュウツーのこと知らなかったよね カントー以外のところから来たの?」 ライメイはずっとしゃべり続ける 「あたしはジョウトのウバメの森ってところ」 あたしは答えた そんな話をしてるうちにオツキミ山のふもとについた 「さぁ行こうか。フラッシュ」 さすがにえらそうで上から目線な口調なだけはある。 ライメイの放ったフラッシュは山の奥のほうも明るく照らした すごい実力だ ずいぶんと奥のほうまで来た ズバットやイシツブテたちがうようよいる。 ズシャァ!! 「うわぁっ!!」 地面の崩れる音とライメイの悲鳴はほぼ同時に聞こえた ライメイは地面の裂け目に落ちていってしまった。 「ライメイー!」 あたしが叫ぶとそれに答えるようにライメイの苦しそうな声が聞こえた。 「レオン・・!行こう!!」 あたしはレオンと助けに行こうと思った。 「知らねぇ。勝手についてきただけだッ!」 レオンは冷たくそういった レオン・・レオン・・どうして!仲間なのにー。 「レオンなんかもう知らない!!」 あたしはそう言ってレオンをそこにおいてライメイの元へ走り出した 後編へ続く |
ユウカ | #5☆2008.11/03(月)00:05 |
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SAKURA 〜新しい仲間。サンダースのライメイ オツキミ山で。仲間の絆〜後編 ー桜ー なんだよ!!レオンのやつ・・もうどうでもいいよ!! ひどい。 ライメイだって大事な仲間だ。なのにー。 「ライメーイ!」 ーレオンー なんでだろ・・なんでこうなったんだろう。 俺は別にライメイのこと嫌いだったわけじゃない。 ただ・・いきなり現れて・・ やっぱ探そう。 「ライメイッ!」 ーライメイー 「はっ・・はー。」 苦しいな。これボクだけじゃ抜けられないな 足が・・完全に岩に挟まってるな。 桜。レオン。ごめん。 「ライメイッ」 オツキミ山の中にあたしの声が響く それと同時に聞きなれた声も聞こえてくる。 「桜!」 レオンだ。 「ごめん。素直になれなくて。 ライメイが嫌いだったわけじゃないだからー。 だから。。 ゆ るし て。」 はじめてみるレオンの泣きそうで切ない顔だった レオン・・ 「大丈夫レオン。怒ってない。 ライメイもきっと無事。探そう」 あたしとレオンは再会してまたライメイを探し始めた。 そうしてあたしたちはライメイを見つけた ライメイはぐったりとしていた。 足の上にライメイ体の3倍くらいはありそうな岩が乗っかっていた その足には赤い血の色がにじんでいる。 助けなきゃ。 あたしとレオンは岩に体当たりした。 動け。動け。動け!! ゴロ・・ 岩が動いた。 レオンが岩の下からライメイを引っ張り出した。 「ライメイ・・」 名前を呼ぶとライメイが目をうっすらとあけた それと同時にライメイはこういった 「桜。レオン。ありがとう」 「ふんっ礼なんて言ってる暇があるんだったら 俺たちに迷惑かけないくらい強くなれよ。バーカ」 あたしはレオンの尻尾を踏んでレオンを黙らせた。 ライメイは笑っている。 今夜はオツキミ山を抜けれそうに無い ライメイの足も晩の間に少しはよくなるだろう。 レオンとライメイの寝顔をみてあたしは呟いた 「こんな仲間もアリかもね」と 5話へ続く |
ユウカ | #6☆2008.11/03(月)06:20 |
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SAKURA 〜ハナダシティ〜 ライメイの足は随分とよくなった 少し苦しそうだけどちゃんと歩けるみたいだ。 「もうすこしでオツキミ山を抜けられるよ。」 ライメイは笑顔で言った。 「大丈夫なのか?その足で。」 レオンが言った 「あぁ大丈夫だよ。」 少し仲良くなったみたいだ。 まぁ結果オーライなのかもしれない。 あっ・・ あたしたちは久しぶりに明るい光を見たからものすごくまぶしく感じた。 やったぁ・・出口だ!! 「はぁ・・疲れたぁ〜」 あたしは街に入るときにもうひとつの洞窟の入り口を見た。 「ねぇあの洞窟。なに?」 レオンは知らない。と言う顔をした。 するとライメイは答える。 「ハナダの洞窟だよ。君たちミュウツーに襲われただろ? そのミュウツーのすんでいる洞窟さ。だから誰も入らないよ。」 あのミュウツーが・・ あの洞窟に・・ パワーストーンがあの中に・・ 行きたい あたしは言った。 長老は捨てられていたあたしを拾って育ててくれた 長老の望むことはやってあげたい。 ーたとえこの二人を裏切ったとしても・・ 「無理だ。やられるに決まっ・・」 「行く」 レオンがライメイの話をさえぎってこういった。 ライメイはとても驚いた表情だった。 「なぁ・・お前さぁ世界を平和にしたいって言ったよな。 俺もそうしたい!!」 レオンが言う。嘘をついていることがものすごい罪悪感になってあたしにのしかかった。 長老のためだ。育ててもらった恩返したい・・ 「うん。あたしも早くその夢叶えたい。」 あたしはうまく嘘をつけたんだろうか。 あたしは手にかいた汗を握って答えた。 「でもさ。ハナダの洞窟にはなみのり≠ェなかったら行けない」 ライメイに言われた。 そうか・・ 仕方ない・・よね。 あきらめるしかなかった。 「そうだ!!ボクの友達のシャワーズに会いに行くか。」 ライメイが言った。 シャワーズ・・? 「シャワーズでとてもなみのりのうまい友達がいるんだ。そいつに会いに行こう。」 「ねぇ。そのシャワーズはどこにいるの?」 「えっと。サントアンヌ号で世界を旅している。 そうだもうすぐクチバに帰ってくる!!」 レオンは言う 「じゃあそのシャワーズに会いに行くんだな!!」 「そうだ。会いに行こう。」 あたしたちはクチバに向かうことになった。 同時にあたしはレオンとライメイを騙したままでいいのか? ということを本気で考えることになった。 ごめんレオン。ごめんライメイ。 6話へ続く |
ユウカ | #7☆2008.11/03(月)07:14 |
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SAKURA 〜活気あふれる港町。クチバ 新しい仲間シャワーズ。カナタ〜 「すげぇえ!」 レオンが叫ぶ。 目立つからやめて欲しい。 あたしたちは今豪華客船 サントアンヌ号の中にいる。 「いつもあいつは貨物室の中にいるからなぁ‥」 ライメイのその言葉通りそのシャワーズは貨物室のダンボールの中で寝ていた。 なんだ・・こいつ。 「カナタ」 ライメイが言った カナタというのはこのシャワーズの名前なんだろう。 「んっ・・あぁー!あんたライ君やん!」 シャワーズが飛び起きてしゃべり始める あたしにとっては懐かしい言葉だ。 ジョウトのコガネ弁じゃないか・・ 「ほんま会いたかったわ。ライ君のその横の エーフィちゃんとブラッキー君はお友達?」 「そうだよ。エーフィが桜ブラッキーがレオン」 「よろしく。カナタ」 あたしとレオンは言った 「へぇ〜。ハナダの洞窟。なみのり。 面白そうやん。ええよ。うちは」 カナタが言った すごく簡単に了承してくれた。 「じゃあハナダに戻るん?」 サクサクと話が進んでゆく ライメイが答えた 「そうなるね。よろしく」 ということで一度ハナダに戻ることになった。 とうとうパワーストーンが手に入る。 でも・・本当に裏切っててもいいのだろうか。 でも後戻りはできない・・よね。 ーハナダの洞窟ー チャプ・・ 「うちにしっかりつかまってな。」 カナタはあたしたち3人がつかまっても苦にしている様子は無かった すごいパワー。 そんなとき紫色の影があたしの前を横切った。 ミュウツー! あたしたちは近くの陸に急いであがった。 「あれがミュウツー。初めて見たわ。」 カナタも驚いた様子だ。 「気をつけろ。ミュウツーは怒っている。 自分の住み家に入ってくることが許せないんだろう」 ライメイが言う レオンがシャドーボールを放った。 「逃げよう」 そういって洞窟の奥に逃げ込んだ。 「やっぱり強いね。」 あたしが言った 「でも・・叶えたい夢があるから。」 レオンが言う。レオンの目には涙がにじんでいた 「俺さ。なんか・・ロケット団ってやつに妹を殺された」 レオンが話し出した。 あたしもライメイもカナタも静かに話を聞く 「だから世界平和。もうどんなポケモンも殺されないそんな世界にしたい。」 あたしの中の罪悪感はものすごく大きなものになっていた やっぱりやめよう。 「そっか。じゃあ一緒に叶えよう。世界平和」 今度のあたしの言葉には偽りは無かった。 また紫色の影がこっちに向かってくる。 ミュウツー?じゃない!! 長老。 「桜。お前はまだそんなことをしているのか?」 長老があたしに言う レオンたちは状況を飲み込めてない様子だった。 やめてー。 「お前。イーブイ系で一番強くなるという願いは忘れたのか。」 レオンは絶望的な顔をしてこっちをみている。 ライメイも幻滅したような顔だ カナタはまだ状況が飲み込めてなさそうだった 「君たちさ。このエーフィに騙されてたんだ」 長老が言った。 あたしは体中の力が抜けたみたいだった。 「桜・・俺のこと騙してたんだ。」 レオンが言う 「そんな!違うっ」 「あのおどけなさも優しさもっ!全部全部全部嘘だったんだ」 レオンー。 「ねぇライメ‥」 「ごめん。桜」 「カナタぁ‥」 「あかん。うちらのこと騙してたんや。もう終わりや‥」 レオンが言った 「俺たちはパワーストーンを探す。桜より先に。」 そういって三人は洞窟の奥に消えていった。 「じゃそういうことで桜。お前はあのブラッキー君たちよりも 先にパワーストーン探しな。」 長老はそういってどこかに消えてしまった。 「あたしは・・レオンたちを騙してた・・どうしよう。」 すごく怖かった。 暗い洞窟の中に一人でいることや いつ襲ってくるかわからないミュウツーの存在 そして大切な仲間を失うことー。 8話へ続く |
ユウカ | #8☆2008.11/05(水)00:28 |
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SAKURA 〜ごめんねみんな。友情と裏切り〜 最悪だ‥。あたしはみんなを騙して傷つけた!! 誤りたい‥誤りたい‥みんなごめん。ごめんみんな‥ 探そう。誤ろう 「レオン!ライメイ!カナタ!」 こんなに大声で叫んだらミュウツーに見つかるかも知れない。 ‥‥かまうもんか!! もう‥そんなこと気にしない!! ーレオン・ライメイ・カナター 「レオン大丈夫か?」 カナタが言った レオンはまだショックを隠せないようだった。 「あぁ。大丈夫だ。」 さっきからこれしか言ってない。 よっぽどショックだったんだろう ライメイはかける言葉が見つからないのか黙っていた。 ーなんでだよ。桜。お前は‥自分が強くなるとかそんなこと考えないよ‥。 トキワの森。ニビのミュウツー。ケンカしたオツキミ山。 一緒に行ったクチバシティ。サントアンヌ号ー レオンの頭の中には長くて短い桜との思い出が走馬灯のように駆け巡っていた ーでも‥。パワーストーンを‥ー えっ‥ 「きゃあ!!」 「カナタ!!」 ミュウツー カナタはサイコキネシスで吹っ飛ばされたみたいだ あくタイプの俺が行く!!ライメイはカナタを頼む。 シャドーボール!! 「くぁ‥」 ミュウツーは一瞬ひるんだがすぐに体勢を立て直す 「オ マ エ タ チ カ エ レ ‥」 次はライメイを狙っているみたいだ。 ライメイは10万ボルトをくりだした。 ミュウツーは何も感じていないみたいだった。 こいつ‥‥無敵か‥? サイコキネシス ミュウツーのだしたサイコキネシスはライメイを直撃した 「うっく‥。ごめんレオン。」 ドサッ。 カナタもさっきのサイコキネシスで気を失ってるみたいだ。 俺しかいない‥。 怖いな。ニビでミュウツーに挑んだ桜もこんな気持ちだったのかな? やっぱりお前がいなきゃだめだ 「ト ド メ ダ」 ごめんな。桜‥お前違うって言ったよな? なのに‥なのにはじめてみるエーフィの言ったことを鵜呑みにして‥ほんっとごめ‥ ドカッ!! 俺の前を紫の物体が弧を描いて飛んでいく ミュウツー? 桜! 桜‥。おま‥! 俺は一瞬でこの状況を察した あいつが俺の代わりにあの攻撃を受けたんだ‥。 「桜ぁ!」 俺の声が洞窟に響いた 俺は急いで桜の元に駆け寄った 「桜。オイ!!返事しろ。勝手にいなくなんなよ!」 さく‥お前‥ 涙がこぼれて仕方が無かった 妹が死んだのも俺をかばってだった どうしようおんなじことまた繰り返してる。 せめて謝りたいー。 俺の涙が桜の頬に落ちた あたしは薄れ行く意識の中でレオンの声を聞いた はっきり言ってあたしはどうでもいいと思ってた でもそんなに泣かれたら仕方ないな‥ わかったよ 「あたしは大丈夫だから。泣いてんじゃないわよ」 あたしが言った レオンの呼吸が腕越しに伝わった さっきのような荒い呼吸じゃなかった 穏やかな呼吸だった 「桜‥。俺‥疑ってごめん!」 レオンがこうもあっさりと謝ってくるとあたしも気が抜ける 「あのエーフィが言ってたことホント でも今は違う、次こそ本当。」 あたしが言った その頃にはライメイもカナタも目を覚ましていた ーみんなごめんね。− ミュウツーも体勢を立て直した。 さぁ最終決戦。 願いは世界平和 9話へ続く |
ユウカ | #9☆2008.11/05(水)04:22 |
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SAKURA 〜許せない。仕組まれた戦い〜 ミュウツーも攻撃態勢に入った。 あたしたちなら戦えるー。 「レオン」 「ライメイ」 「カナタ」 あたしは一人ずつ名前を呼んだ 三人はただうなずいた。 ーいくよー サイコキネシス シャドーボール かみなり ハイドロポンプ あたしたちは四人で一気に攻撃した。 さすがに効くみたいだ。 ミュウツーは苦しんでいる様子だった。 「みんな。勝てる!」 あたしが言ったときだった 「ミュウツー何やられてるんだ。」 長老の声だった。 何‥‥どういうこと? 「おぉ桜。うまく状況が飲み込めてないようだ。」 レオンたちも構えた。 「お前なぁ!桜とは関係ないだろう!」 「レオンが怒鳴ったが長老は無視して話し続ける。 お前がウバメの森をでて随分と時間がたっただろう なかなかできそうじゃなかったからミュウツーを 洗脳して送り込んだのさ。」 仕組まれていたってこと? 「そうさしかも敵であるイーブイの進化系となんか仲間になって‥出来損ないのブラッキーが‥」 酷い。 あたしはずっと長老にはお世話になったけど レオンたちの悪口は許せなかった。 「レオンは!!レオンは出来損ないなんかじゃない! 勇敢でやさしい‥。そんなやつなんだ!」 あたしの怒鳴り声が洞窟にこだました。 長老。すみません。 「かみつく」 あたしは長老に駆け寄って首筋に噛み付いた。 レオンたちは唖然としていた。 長老は倒れた。 「な‥。お前‥なにして」 レオンがあたしに話し掛ける 「急所。はずした」 あたしは言った。 ミュウツーの足首を見ると銀色の足輪をはめられていた これであやつってたんだ‥。 今はずしてあ‥キャ!! ミュウツーは怒って暴れていた 「ライメイ!!どうしよう。」 ライメイに助けを求めた。 「一度倒す。」 ライメイが低く言った やっぱり倒すことになるのか‥。 「みんな。頑張ろう。」 あたしが言った。 するとみんなは思い思いに声をあげた。 ミュウツーを助ける。。 10話へ続く |
ユウカ | #10☆2008.11/05(水)04:48 |
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SAKURA カントー編。ラスト 〜絆。一番強くて脆(もろ)い物〜 あたしは補佐レオンを助けるわ。 じゃあレオンが一番に攻める ライメイはあたしと一緒に補佐 カナタは‥‥一番力強いしレオンと一緒に攻めて じゃ‥いくよ。 あたしの中に恐怖はまったく無かった みんながいるからがんばれたんだろうな‥ オツキミ山でのケンカ。 ハナダでのケンカ。 ホントに友情とか絆って脆いけど‥ 今はこんなに強い。 レオンはミュウツーの尻尾に噛み付いた あたしはとりあえずレオンのてだすけ。 ライメイは10万ボルトでレオンの動きやすい環境を作っていた カナタは‥すごいハイドロポンプをさっきからずっと打ち続けている‥。 ミュウツー巻き込んでごめんね。 あたしは心の中でミュウツーに謝った ずいぶんとミュウツーが落ち着いてきた。 「桜!!足のリングをとれっ!」 レオンが叫んだ。 あたしはミュウツーの左足に回り込んでリングをはずした しゅううぅ‥ 「はーごめん。暴れちゃったね。」 はっ‥? リングを取った瞬間ミュウツーの人が変わった。 「あのおばちゃんが無理やりこのリングをつけてきたんだよ」 ミュウツーが目の前で語る語る。 「なにも悪いことしてないのに俺の住む洞窟には近寄ってくれなくてさ。そしておばちゃんがきたからうれしくなってしゃべってたらつけられたんだよ〜」 おばちゃん=長老 やけに面白い性格のミュウツーとしばらくしゃべった そして‥ 「またくるよ。」 あたしが言った 「また来てよ。」 あの気さくなミュウツーにそう送り出されてあたしたちはハナダの洞窟を出た しばらくはあのミュウツーが話のネタになりそうだ。 あっそうだ。パワーストーンで願いを!! 「レオン行くよ。」 「あぁ行くぜ。」 「あたし(俺)たちの願いは世界平和=v ‥‥。 あれ?聞いた話ではパぁっと光が出るって聞いたのに‥ 「あっ‥」 ライメイの不思議な声が後ろから聞こえてくる 「あのさー。忘れてたけどパワーストーンって4ついる。」 「は?」 「だからー。4つ集めてそれでやっと願いがかなうってわけさ」 ライメイの言葉に一同耳を疑った そしてレオンが叫んだ 「嘘ぉお!」 っていうことでまだまだ旅は続きそうだ。 「で。次のパワーストーンは?」 あたしが聞いた ライメイが答える 「えーっとたしかジョウトのウバメの森。」 「あぁそうかって。めちゃ地元!!」 あたしは久しぶりにジョウトのかえることになりそう。 楽しみであり不安でもある。 なにはともあれこいつらとまたしばらく行動できるっていうのがうれしい 本人たちにはいってやらないけどな。 カントー編終了☆ 次はジョウトへ〜 |
ユウカ | #11☆2009.01/28(水)23:51 |
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SAKURA 大都会!ヤマブキシティ ジョウトへの帰路新しい冒険へ!! 「・・おぉ!!こんなでかいとこテレビでしか見たことねぇぜ」 レオンが横で叫んでいる 少しは黙ってくれ。 「カナタ。すごいね。ほんとおしゃれな街」 あたしは言った ジョウトで言うと…コガネかな? 「コガネに似てるわ。 ホンマに懐かしいずっと世界回ってたんやもん ジョウトにこれから帰るんか。」 カナタは高いビルを見上げて言っている 「こっからリニアに乗ればいいみたいだね」 ライメイが言う。 そういやポケモンだけで乗ったらみんなはびっくりするんだろうな。 ーリニア乗り場ー 今日は…日曜日か…。 人がいっぱいだ。 あたしたちを見て小さな女の子が言った 「見てお母さん!シャワーズ!!可愛い」 すごいカナタ大人気じゃん。 あたしたちはリニアに乗り込んだ 前にカントーへ来た時はトージョウのたきからだったなぁ・・。 流れる景色を見ながら昔を思い出した レオンに出会ってから沢山色んなことあったな また…ジョウトでもいろいろあるのかな・・。 ージョウトー 「ぁああ…」 カナタが横で体を震わしていた 「うちの故郷。コガネ〜!!」 カナタが叫んでいる よっぽど久しぶりなんだろうな ほんとあたしも久しぶり ウバメはもう近いな でも…長老あたしにあったら長老はどうするんだろ。。。 昔の友達に会うのは楽しみだけど…なんだかちょっと怖いな レオン ライメイ カナタ もしもの時は力を貸して。。 きっとこの先あたしだけじゃできない大きなことが待ってるはずだから…。 |
ユウカ | #12☆2009.01/30(金)00:32 |
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SAKURA コガネ観光。 本当の目的忘れてない? コガネをふらふらしているとおばあさんが饅頭をくれた。 これは…いかりまんじゅう!! 「うぉ…美味しい!!」 あたしは思わず言った いかりまんじゅうは初めて食べたけど…美味しいな。 「なぁ…おいし・・ぅぉ!!」 なにやってんだレオン。 まんじゅうをのどに詰まらせたようだ。 ほ…んと馬鹿だ 「ライメイ。お願いレオンにでんきショック」 あたしはライメイに言った 「あいよ」とライメイは言って体を震わせ電気を作り出した 「ぶるあぁぁっ!!」 「うぎゃあぁああ!!」 ライメイの雄叫びとレオンの悲鳴はほぼ同時に聞こえた な〜にやってんだ。 レオンはいかりまんじゅうを吐き出して苦しそうに咳をした 本当にマヌケだ。 これがミュウツーを倒したときのブラッキーと同一人物なのか? 不思議になる 私は遠巻きに3人を見た みんなホント楽しそう・・。 てかあたしなにしに来たっけ。。。 あっ 「あぁっっ!!」 “パワーストーン忘れてない?” あっ 「ウバメに行かなあかんかったな」 「本当。ボクもすっかり忘れてたよ」 「・・ぁあ…うん俺は忘れてね・・」 こいつら・・。 なんだよ ほんとにこいつらで大丈夫かな・・? ーウバメの森ー 「ぁ・・懐かし」 あたしにとってウバメはとても懐かしい。 …どこにあるんだろパワーストーン。 シャラ・・。 「ん…何か聞こえた?気のせい?」 シャラ・・。 気のせいなんかじゃない これは…伝説のポケモンセレビィ!? 「カナタ!!これセレビィだよね?」 「たぶんそうやと思う」 もしかしたらセレビィはパワーストーンのこと知ってるかも。 「セレビィー!お願い話し聞いて!!パワーストーンってどこにあるか知らない?」 あたしの声が森に空しくこだました 「セレビィ・・話し・・聞いて」 びっ びぃぃっっ!! セレビィの声が聞こえた あたしの声に答えた・・? 違う!!苦しんでいる 誰が・・? セレビィを苦しめている? 「セレビィィッ!!」 あたしは叫んだお願い届いて! 必ず君を助ける。 なんとなくセレビィを苦しめているものが分かっている きっと“長老” セレビィを使ってパワーストーンを・・。 そんなこと・・許さない!! 何があっても必ずあなたを…倒します!! |
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