ぴくの〜ほかんこ

物語

【ぴくし〜のーと】 【ほかんこいちらん】 【みんなの感想】

[121] 伝説の島の物語

緑角 #1☆2003.12/27(土)15:27
プロローグ
 ホウエン地方にはいわゆる町があり、道路があり、水道もある。もっと探せば、島がある。これは、その島の一部、マボロシじまと幻の島三つの物語。
スイクン《ついた》
長い長い道を渡り、水道を超え、ついについた。幻の島、第1号に。
大きな入口、先のみえぬ奥。この先に生まれた時から背負って来たもう1つの宿命が見つかる。そのためだけにスイクンははるばるジョウト地方からやってきた。
スイクン《長いな。もうすぐ門番の虹色のピカチュウが見えるわけだが》
虹色のピカチュウ《貴方は…!スイクン様ですね!ジラーチ様がお呼びでございます》
スイクン《そう。すぐ行くよ》
それだけ言って門番との会話は終わった。
スタッスタッという足音は良く響き、トンネルの奥まで響いた。
ジラーチ《この足音は…!スイクンが来てくれたことよ。大いに歓迎やりなさい》
ココドラ《ハハァッ、承知しました》
タスタスと、床の表面が滑らかになり、変わった足音。その音は、だんだん増して、ついに、第2の門番、ボスゴドラの前で止まった。
ボスゴドラ《ついに来ましたか。こちらへ》
言われるままについていくと、大広間で、ボスゴドラの足は止まった。
ボスゴドラ《あちらでジラーチ様とお話下さいませ。私はこれにて失礼します》
すると、ボスゴドラはボスゴドラとは思えない静かな足音で早歩きに帰って言った。
ジラーチ《いらっしゃいませ。お待ちしておりました。なんのある手伝いをお願いしておりたくて》
スイクン《なんの何なりと》
ジラーチ《まぁ嬉しい。では…、このトンネルに足を踏み入れる者は、あなたの技で倒してください。そして、このトンネルを隠してくださいね》
スイクン《ご承知あれ》
ジラーチ《これから宜しく願いますよ。期待しております》
そして、スイクンはジラーチの配下に加わり、これからの苦労はなんにも知らなかった。
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緑角 #2☆2003.12/27(土)21:20
第一話 初仕事
 スイクン《と言ってもどうすりゃ隠せられるのかな〜》
スイクンが悩んでいると、ジラーチははっとしたように、教えてくれた。
ジラーチ《あら、かんじんのそれを忘れていましたね。もうしわけございません。ええ、この石を持っていれば、大丈夫ですよ。でも、隠すという意志が強くないといけませんが》
ジラーチはそれだけ言うと、コドラに渡された書類に、なにか書き込み始めた。
スイクン(ようするに、石を持っていれば、なにかしら島を隠せるらしいぞ。ここはいっぺん人が来たら、やってみるか)
そう言いながら、トンネルを抜け出そうとした。すると…、
(マボロシトンネル、マボロシトンネル。ヒトガ、クル。ボウギョセヨ)
スイクン《石が喋った!?》
驚きのあまりにスイクンはひっくりこけそうになった。そこを虹色のピカチュウがおさえた。
虹色のピカチュウ《危ないところでしたね。あと、石が喋りました。これは最大の危機。すぐに人間がいないか確かめてきて下さい!》
(ヒトガ、クル。ハシッテル。ジラーチ、ネラッテル。マボロシトンネル、シッテル。サイダイノキキ。ハヤク!ハヤク!)
スイクン(とにかく…人を止める!)
ものすごい勢いで幻トンネルを出、人間をいかくで逃がした。
スイクン(マボロシトンネルよ…!我をトンネルの中にいれ、マボロシトンネルを隠せ!)
(カクセ、カクセ、カクセ…カクセ!)
ものすごい光が辺りを包む。マボロシトンネルが隠れた。
(アリガトウ、マボロシトンネル、マボロシトンネル、マモッタポケモン、スイクン!)
石は喜んでいた。
(コレカラモヨロシク!ズットズットトモダチ!)
石とは兄弟になったみたいだった。
(カンタン、スキ、コノシゴト。スイクンとイッショ、もっとシアワセ!)
スイクン《これからもヨロシク!ところで名前はなに?》
(ウェブストーン!イシノナカノイシ、ウェブストーン!)
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緑角 #3☆2003.12/28(日)15:44
第二話 島をめぐる?(かんけいないかも)
 (アハハハハ、ハハハハハ)
ボスゴドラ《ジラーチ様からの伝言です。かざんじま、かみなりじまにいきなさい。そして、己の本当の強さを計り知れなさい。というお告げです。かざんじまとかみなりじまは、この先西にむかえば、かざんじまが見えます。そこからダイビングをするとかみなりじまに行きつくそうですよ》
後、かざんじまとかみなりじまはマボロシトンネルと似たような物と言う事を聞き、マボロシトンネルを留守にした。
スイクン(己の本当の力…?辛い戦いでは全力を使ったが、更に底力があるというのか?)
まだ力があると思うとゾクゾクする。
(スイクン、チカラ、アル。イッショニ、イク)
そうやっている間に、かざんじまに着いた。
(イケナイ。エンテイ、イル)
スイクン《ヌァーヌィー!!(`Д´)》
(スイクン?)
スイクン《この前こらしめてやったのにまだこりてねぇのか!?やってやらぁ!》
エンテイ《よっ。お前が来るって聞いたからよ。一緒に島をめぐれって言われてんだ。空気が不味いが、仕方ねぇぜ》
スイクン《…敵将、うちとった…》
エンテイ《おめぇ、まだ新・三国無双3の周泰のクセ落ちてねぇの!?》
スイクン(チィ、ばれたか…)《孫権様、参ります…》
エンテイ《…………》
ライコウ《よぉ、お前らか》
スイクン《…敵将、うちとった…》
ライコウ・エンテイ《…………》
(これじゃ、島めぐりはお預けだね)
スイクン《…もう良い、島めぐり、お預け…》
ライコウ《また始まった…周泰語…》
スイクン《行くか…》
エンテイ《オイオイオイ…………》
(…スイクン………)
スイクン《なに?》
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緑角 #4☆2003.12/28(日)19:02
第三話 二人目の訪門者(映画?
 (アノォ、マボロシトンネルニシンニュウシャシュツゲン)
スイクン《カタカナで読みにくいな―。というかヌァーヌィー(`Д´)じゃ、しょくん、じゃ―ね―》
スイクンはまたたく間にマボロシトンネルに言った。
人間「あ―、スイクンだ。ゲットしよー」
スイクン(カンタンにゲットできっか!ハイドロポンプじゃぁ!(`Д´))
人間「あ、はじきかえされた。にげろー」
(ヘンナヒト。アッサリニゲタ)
スイクン《…敵将、うちとった…》
(エット、アノ…シュウタイゴッダッケ…?カッコツケナイデネ)
スイクン(チィ、ばれたか)《とにかくエンテイとライコウの所へ…》
(ナガスナァ!(`Д´))
エンテイ・ライコウ《すぐそこにいるし…》
ツーツッコミを浴びたスイクンは、笑ってながすしかなかった。
(サッサトシママワランカイ!(`Д´))
エンテイ《ハイハイって石が喋ったぁ!?おどろきびっくりすってんとん》
スイクン《きずかなかったの…?今まで結構喋ってたのに…》
(アキレルッテカハヨイケェ!(`Д´))
ライコウ《ハイハイ…ていうかこの石よう怒るなぁ》
(ウェブストーンジャァ!(`Д´))
というわけで島めぐりをやっと始めるのでした。
(マズ、カザンジマ。アツイカラキヲツケテネ)
ライコウ《マジ暑い。ひん死しそう》
スイクン《ガンバ!ガンバ!みずでっぽうだ!どうだ!気持ち良いか!》
ライコウ《(´∀`)》
エンテイ《ゲッ、マグマの中に水がまじっ…》
ドカーン!!!ピュウースタッ
エンテイ《て爆発…ていうか遅いし。大丈夫?》
ライコウ《ムッチャイテェ!》
スイクン《僕はもう治っちゃいました!》
(ナニィ、ソンナカイフクリョク、セカイデハジメテミタ!)
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緑角 #5☆2003.12/29(月)15:56
第四話 かざんじまから落ちてかみなりじまへ…
 エンテイ《それはおいといて。かざんじまに再挑戦だ!》
しか―し。上っては落ち上っては落ちきりがつかなかった。
ライコウ《こりゃダメだ。もう次行くぞ!(`Д´)》
スイクン《頼むぅー後1回だけ上らせて》
でも、やはり火山の噴火で落ちた。そして、海の上に落ちた。
エンテイ《う・わぁー助けて―水は苦手でゅあ―!》
スイクン《でゅあいじょうぶかぁ―!エ―ンーテーイ―!!!》
ライコウ《おちつけ!ここは安全だ。見ても見ろ。かみなりじまだ!》
(タシカニ)
コイル《ア、ライコウサマ。ドーゾ、オトオリクダサイ》
スイクン《グハァ!》
ライコウ《スイクン、どうした!?》
スイクン《せいでん…き…》
(ウン、カミナリジマハ、シマノ、ナイブマデ、デンリュウガ、トオッテイル。スイクンハ、セイデンキデ、ダイダメージヲ、ウケタラシイ)
エンテイ《ちゃんとくぎってくれて、さっきよりは大分読みやすくなったな》
(アッタリメェヨ)
スイクン《行くか…》
ライコウ《今は言うべきではあるが周泰語は控えよ》
スイクン「かんちがいすんな!もうへとへとでそうなっちま…う…ん…だよ……》
エンテイ《こんな時の為に!すごいきずぐすりだ!》
スイクン《ライバルの立場はどこへやら…》
エンテイ《文句あんのか?》
スイクン・ライコウ《ありましぇ〜ん》
(ライバルジャナカッタノ…?マ、サイショハオサナナジダッタラシイケド)
かみなりじまは凄く小さかったので、すぐ探検は終わった。
(シンニュウシャ、シュツゲン)
スイクン《ちょうど良い!次の探検はマボロシトンネルだから、ついて来いよ!》
そして、さすが北風の化身だからだろうか。北風に乗って、スイクンはマボロシトンネルに行った。1番足が速いはずのライコウより、早かった。
そして、
スイクン《アチョ―!!バブルバブルの光線だァ!》(バブル光線の事)
人間「あーれー」
スイクン《完・璧・勝・利!!!》
エンテイ・ライコウ「まってー、ワタシをおいてかないでー!》
スイクン《気持ち悪い!》
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緑角 #6☆2003.12/29(月)21:55
第五話 なにやってんの
 スイクン《でもなぁ―自分の島紹介しずらいなぁ》
ライコウ《なら、特別にとばしてやろう》
それで良いのかあんたら。
エンテイ《じゃぁ、里帰りしよう!》
それで良いのかあんたら。
しかし、三匹はとうとう夜逃げした。
ジョウトにいって、エンジュシティに行って、焼けた塔に登って、降りて、ホウエンに戻った。その時、1時37分だった。
エンテイ《………》
スイクン《もう遅いし寝よ寝よ》
ライコウ《そうだ、野宿しねえか?》
エンテイ《いいな、それ》
それで良いのかあんたら。
そして、野宿した。
次の日。
昨日野宿している間に吹雪が襲っていたので、三匹とも凍っていた。
ジラーチも、呆れた。
ジラーチ《勝手に野宿なんてするから。ねぇ、ウェブストーン》
(マッタクデス。バカカコイツラ…)
ジラーチ《とにかく、起きなさい、起きなさい!風邪をひきますよ!》
三匹《おはよ…》
スイクン《ってジラーチさまぁ!》
ジラーチ《昨夜は全て見ましたよ。マボロシトンネルの探検もせずに、勝手に里帰り。そして野宿とは。昨夜、吹雪が襲って凍っていたのですよ。貴方達には呆れます》
スイクン《すみません!申し訳ありません!》
ジラーチ《許します。でも、次このような事をしでかしたら、ただじゃおきませんからね。鞭打ち一匹五十回ですよ》
ライコウ・エンテイ《こわ…》
スイクン《ハイっわかりましたっ!!!》
ジラーチ《さぁ、朝のランニングです!マボロシ島百週!》
エンテイ・スイクン・ライコウ《オス!》
ジラーチ《けれど…このままで良いの?神々よ…》
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緑角 #7☆2004.01/03(土)18:47
第六話 神の祭
 ?《心配するな。こちらとて準備は良いのだ。そなたが困ることはあらんはず。さ、準備をなさい》
ジラーチ《ハハァッ!》
今日は冬の祭が隠してある秘密の洞穴で開かれる。祭の事はスイクンとエンテイ、ライコウの耳まで通っていた。
スイクン《祭だ祭だ♪》
ライコウ《はりきってるな》
スイクン《そりゃぁ今日の祭は特別だ。正月祝いとして、神々の戦いが見れる》
エンテイ《神々が戦ったらこの世は終わりだ》
ライコウ《大丈夫。ただの剣舞だ》
ジラーチ《本当によくやってくれた…》
スイクン《ジラーチ様、何やっているんです?》
ジラーチ《ああ、スイクン。昔はこの島もこの世の島の一員として世に世に響き渡る島なのです。祭をなめないよう》
ライコウ《じゃなくって》
ジラーチ《わかっています。さっきのは、この島達が存在感のある島として守ってくれた英雄にお礼を言っていたのです。今日の祭は、その英雄を祭る祭でもあるんですよ》
エンテイ《へぇ〜×81》
ライコウ《エンテイのクセ、トリビア。ここで初公開、ってか?》
ジラーチ《なにをやっているんです。トリビアとやらなんとやらはお終いです。早く神石をおならべ》
神石は、伝説の島の宝物。この石があれば、島は沈むことなくういている。神石は、《バンチュリン》と言う石をけずった物をあれこれした石が多い。
神石をならべ、準備はととのい、夜に祭が始まった。
?《皆さん、御静かに。この神の祭り、決してなめる事ならず!》
その一言で、広場はしぃんと静まり返った。ほとんどのポケモンがこの祭りをなめていたようだ。
?《よろしい。我こそは祭の司会者を務める、ジラーチである!》
スイクン《あ、ジラーチ様だ。お―い、ジラーチ様ぁ!!!》
ジラーチ《そこ、我をうやましく思う事に感謝するが、大声はこの祭では決まった時にしか出さぬ決まり》
スイクン《ハハァ、すみませんでしたぁ》
スイクンのあっけない謝りに、大きな笑いがこみ上げた。
ジラーチ《静かになさい!そうすれば聞こえる…神々の声、神々の戦い(剣舞)が!》
本当だった。戦うような音が聞こえ、幕に神々が踊る姿が映し出た。その手には剣があり、迫力のある剣舞だった。ひとしきり踊りかわすと、神々は神石に帰って行く…
そのあまりの美しさ・素晴らしさに全てのポケモンが見とれただろう…
そのあと、凄いごちそうが出て、楽しい一夜が過ぎて行った。
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緑角 #8☆2004.01/03(土)20:50
第七話 祭の二日目
 楽しい一夜はすぐ終わってしまった。少しだけ残っているごちそうはもう食べる気はない。合唱団の演奏もアンコールをした。しかし、お酒を飲みまくったプラスルのおっちゃんが酒に酔ってアンコールをして、合唱はいつまでも続いた。楽しい歌声ももう聞こえない。なんとも祭の終わったときの寂しいこと。静まり返ってもう夜があけそうだった。
―日が昇った。
オオスバメが鳴いた。島中に響いた。
祭の2日目が始まろうとしている―。
スイクン《おはよう。あけましておめでとう。今日の朝の挨拶は2つで、めんどくさい》
ライコウ《それを言っちゃお終いだろ。おはよう。あけましておめでとう》
エンテイ《おはよう。あけましておめでとう。今日は祭の2日目だ。そんなじみ〜な挨拶をしたら、ばち当たるぞ》
バァーン!
朝の銅鑼がなった。
《祭2日目の朝でございます。おめでとうございます。これから、祭を引続き始めます。ええ、開会の辞です》
ジラーチ《おめでとうございます。昨日はさぞ楽しゅうございましたね。あの楽しさは心に秘めて、二日目を始めます。約束は昨日と同じ。守ってくださいね》
《ええ、次は、島を守った英雄さんへの思いを込め、一匹ずつ洞穴に入り、奥の岩に火を灯したロウソクを置いて来ます》
そして、白い着物を着たボスゴドラが、ロウソクに火を灯して、最初の方のポケモンから渡した。
それから、三時間たって全員がロウソクを置く事ができた。
最後に、ジラーチが主灯を置いた。
洞穴はすっかり明るくなった。
ジラーチ《以上です。英雄も喜ぶ事でしょう》
《ええ、次は、飲み放題パーティーです。この時なら、大声を出しても許されます》
そして、酒やジュース、お茶などが出て、ものたりなかったら十分おかわりできた。
昼になって、お弁当がくばられた。皆、大きなテーブルの上で、お弁当を食べた。
お腹がいっぱいになってからすぐ動くと行けないので、三十分の休みになった。
昨日の夜のように楽しい…とジラーチが思った。
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緑角 #9☆2004.01/04(日)08:56
第八話 役目2
 ジラーチ《ええ、30分間の休憩が、ただいま終わりました!次は、おみこしを運んで隠してあるもう一つの洞穴に入り、そこに置いて来ます!》
おみこしは…なんと!だ〜れも知らないポケモンの形だった。
ジラーチ《そのおみこしの形は誰にも教えられません!さぁ皆さん、おみこしをしょってください!》
おみこしは、岩のように硬く、重かった。
重いし、もう一つの洞穴は、さっきの洞穴と比べ物にならないくらい長かったので、4時間もたっておみこしを奥において来れた。
ところが!おみこしは置いて来れたと言うのに、何故かジラーチがいない。
スイクン《まさか…でも、ジラーチ様ならそんな事されるはずない!》
エンテイ《そうだよな…ジラーチ様はそんなにへぼくねぇもんな》
ライコウ《ジラーチ様は俺等を助けてくれた良いポケモンだ!何をやっている、早く探すぞ!》
スイクン《クスッ。ライコウのクセ、多重人格》
ライコウ《笑うなぁ!(`Д´)なぬ?あれはジラーチどんちゃっちゃ》
エンテイ《プハッ!なぬ?だって!ジラーチどんちゃっちゃだって!》
スイクン《ジラーチ様!今お助けしあーすよ!》
スイクンのハイドロポンプが決まった。ジラーチは飛んだ。
傷だらけで、元気がなかった。
スイクン《大丈夫ですか、ジラーチ様!?》
ジラーチ《あ…はい…ありがとうございます…》
エンテイ《無理しないでください》
ライコウ《まぁ、ジラーチどんちゃっちゃも可愛いもんだ》
ジラーチ《(`Д´)》
ギュッ
ジラーチがライコウの足をつねった。
ライコウ《ああんやめてジラーチどんちゃっちゃ》
ギュゥゥ
更に強くつねった。ライコウは気絶した。(スゴイ!)
この時からスイクンはどうしてジラーチの小さい指であんなパワーが出るのか、不思議でたまらんかった。
エンテイ《ジラーチどんちゃっちゃハハハ》
ジラーチ《(`Д´)》
ジラーチはみずのはどう(エ!?)を使った。
スイクンにはいまひとつ。エンテイにはばつぐん。エンテイは倒れた。
ジラーチ《私に逆らうとこうなるのよ…(´∀`)》
スイクン《逆らったつもりないのに…怖い…》
ジラーチ《(`Д´)》
ジラーチはでんげきは(エ!?)を使った。
スイクンにはばつぐん。スイクンは倒れた。
ジラーチ《完・璧・勝・利!うちとったり!》
ライコウ《ジラーチどんちゃっちゃも真・三国無双三好きだったのか…》
ジラーチ《(`Д´)》
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緑角 #10☆2004.01/04(日)18:26
第九話 ひとっかけらの目立ちたくないポケモン
 二日続きの祭も終り、寂しい風が吹いた。
その風にたえてポケモン達はたたずんだ。
高い空を見上げ。深い海を見て。広い陸をみつめて。
この世からエネルギーを吸い取っているようだった。
祭は、終った。
この悲しい終末には、ほとんどのポケモンがたえきる事ができなかった。
祭は終り、次の日は皆仕事を休む事のできる日だった。
スイクン・ライコウ・エンテイは、自分の性格について、語り合った。
エンテイ《自分等の性格。いったいどんな物だろう?考えてみよう。俺の性格は、熱血だな。いつもいつもトリビアで熱くなっちまう》
ライコウ《俺は、冷静だ。多重人格で、よく冷静になる》
と、二匹ともクセにひっかかっていた。スイクンは…
スイクン《僕は、めだちたくながりや。視線を浴びるとつい黙っちゃう》
と、クセにひっかからず、しかも自分の事を俺ではなく僕だった。
エンテイ・ライコウ〈かーわいい〉
スイクンは心を読み取り、ギロリと睨んだ。エンテイとライコウは引いた。
スイクン《恐るべき広き世界。この中で命を受け継がれた私は、なんの為に生まれた?なんの為に生きた?それがわからなければ、生きている意味がないのではないか!?意味がたんなるお遊びのようだったら、生まれたというのがお笑い物ではないか!!?こんな広い世界だったら、たくさんの生き物がいるではないか!!?そんな世界で生まれたら、めだつといろんな者にじろりと見られるではないか!それがどんなに恥ずかしいか!》
スイクンのいうことも一理ある、とエンテイとライコウは思った。影で聞いていたジラーチたちも、それはおかしいな、と思った。
スイクン《ただただ神の人形として生きているのは嫌だ…神はそうしたら偉き人ではなく生き物を利用したただの人ではないか!?》
ジラーチは目を閉じた。神を信じていた自分がバカらしくなったのだ。
スイクン《そんなの…嫌だ…》
スイクンは呟いた。うつむいた。一粒の涙が零れた。あふれた。
虹色のピカチュウ《ジラーチ様、ここはよくありません。行きましょう》
ジラーチ《いや、ここはバカな自分を苦しめることのできる言い場所なのです…。引き下がりなさい》
ボスゴドラ《いけません。それにジラーチ様がバカなど、そんな場違いな》
ジラーチ《違います…。貴方達にはわかる訳のない!引き下がりなさい!命令です!》
さすがにこれは皆引いた。ジラーチは隠れて…
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緑角 #11★2004.01/05(月)15:18
第十話 キボウ・ユウキ・チカラ
 ―あふれた。あれだけがまんしたのに。
ジラーチ《まったくこう…そうなるんじゃないの》
ジラーチ〈うそつきだ…生き物を利用するなんて!〉
ジラーチはすぐ早とちりした。ジラーチは復讐を誓った。
何か光った。ジラーチは早めにその場を離れた。
スイクン《ハァ…何が何を考えてんのやら…》
ライコウ《何やっとんじゃスイクン!(`Д´)欲しい物ならなんでも買ってやるから!》
エンテイ《ずるい》
ライコウ《ダーメ。あんたは欲しいものないって言ってたじゃん!》
エンテイ《ま、いっか。で、スイクン。何欲しいんだ?三つまでだぞ》
スイクン《キボウ・ユウキ・チカラ》
ライコウ・エンテイ《買えねえじゃんかよ!》
ツッコミ裏手パンチがスイクンに炸裂した。
スイクン《グボホッオ!!?》
エンテイ《だいたいおかしいんだよ!自分の思ったこと・言いたいことビービ−言いやがって!!それなのに助けてもらう!?おかしいぞ!!?ライコウ、こんなやつには何も買ってやるな!》
ライコウ《おれに指図するきか…?それにおまえも買ってやるって言ったじゃん》
エンテイ《ギクッ》
その時、ものすごい光がきた。とても眩しく、目を閉じずにはいられなかった。
ドッカーン!
爆発がおきた。恐ろしい熱風が襲った。
―スイクンは身構えた。
スイクン《エンテイ、ライコウ、気を付け…》
スイクンが言い終わらないうちに砂煙は消えた。
スイクン《エンテイ…?ライコウ…?》
エンテイとライコウは倒れていた。
爆発した時にちょうど北風が来て、スイクンだけが北風に乗り、爆発を避けたのだった。エンテイとライコウは逃げきれず攻撃を受けた。
スイクン〈あの二匹が倒れるとは…よほどの強さと見える!〉
でも、立っていたのはジラーチだった。スイクンはジラーチに攻撃できない。
ジラーチ《復習…してやる…スイクン、ついてきなさい!》
スイクン《えっ?》
スイクンはつられてついて行ってしまった。
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緑角 #12☆2004.01/06(火)11:47
第十一話 隠してあった塔
 スイクン《ジラーチ様―復習って何を復習するんですかー?算数ですかー?》
エンテイ《スイクン…漢字が違うよ…》
スイクン《ジラーチ様―復習って誰を復習するんですかー?エンテイですかー?ライコウですかー?》
エンテイ・ライコウ《(`Д´)》
ジラーチ《おだまり!それに貴方に教える権利は、ありません!》
ジラーチはかざんじまにむかった。パチンと指をならし、先へ進んで行く。
スイクン《くぉーどこまで行くんだジラーチ様―》
スイクンの汗が、一滴二滴。それがマグマに混じり…
どっかーん!
火山が爆発した。ジラーチは飛んだ。スイクンは落ちまくって慣れた事なので、平気だった。
ジラーチ《もう一度再挑戦…》
スイクン《無理だよぉ…エンテイとライコウの看病でもしてくるか…》
エンテイ・ライコウ《もう回復して来てるよ…それに周泰語やめな》
スイクン〈チィ、ばれたか…〉《…敵将、うちとった…》
チィ、ばれたか…が口癖になったスイクン。エンテイは笑ってやる。
ライコウ《そんなくだらんものに。そう言えば、ウェブストーンいないね》
エンテイ《あいつはあいつだよ。ちゃんとやってるさ》
そのころのウェブストーン。
〈もう…かざんじまの噴火で落ちたんだよぉ!(`Д´)〉
しかし、そんな事だーれも知らないので、一人で寂しいウェブストーンでした。
一方ジラーチは、噴火の直撃も受けずに、上っていた。なんせ、噴火されちゃ、鋼タイプのジラーチじゃ終わりと思ったからだ。
ジラーチ《これが秘密の塔よ、スイク…ていないじゃん》
仕方なくジラーチは塔を登り、硬く扉を閉じた。
ジラーチ〈まったく、ドイツもコイツも…〉
そのころ、マボロシトンネルは…
ボスゴドラ《ジラーチ様がお見えになったか?》
虹色のピカチュウ《いや、ジラーチ様は通っておりません。このままでは…》
スイクン《ウェブストーン早く帰って来い》
エンテイ《石はあるけんぞ。そう言えば、スイクン見ない間に大きくなったな》
スイクン《サンキュー》
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緑角 #13☆2004.01/07(水)16:42
第十二話 占ない
てっこてっことスイクン・ライコウ・エンテイが歩いていると、ネイティオがやってきた。
ネイティオ《おまえさん達、何が目的かーい?》
エンテイ《うっわぁぁ。びっくりした。目的といっちゃぁ、ジラーチどんちゃっちゃを連れ戻すこと―かな》
ネイティオ《よろしぃ。それぞれ性格を言いなさい》
スイクン《めだちたくながりや!》
エンテイ〈スイクン性格長いなー〉《熱血だじぇー》
ライコウ《冷静》
ネイティオ《性格がばらばらでやんすな…その旅は長い旅になるだろう…。うん。んぬぅ?これは…ウェブストーンさえいれば、簡単に行けるんだが…》
スイクン《ってウェブストーン!?なにやってるんだ―》
ライコウ《おそらく、スイクンがジラーチと一緒にかざんじまに上って火山爆発した時に海に落ちて、海の底でしずんでいるのでは?》
エンテイ《ぬぁーぬぃー!?(`Д´)》
スイクン《とにかく探せ!探せ!つッ、いた…なんか足が痛いものをふんだな…》
ライコウ《どれどれ、見せて…ウェブストーンじゃん》
エンテイ《ついに見つけたんだ!》
スイクン《さっきから言いたかったんだけど…エンテイ、うきわかっこわるい》
エンテイ《いいじゃねぇか!これがないと足のおもりで沈んじまうんだから!》
〈ナーニゴチャゴチャイットンジャァ。ジラーチサマノコトナラナンデモオマカセェ〉
ライコウ《んじゃ早速頼むずぇー》
〈シカシ、ジラーチサマガナーニヤッテルカケントウモツカンズェー〉
スイクン《なんか読みにくい。えっとぉ。ジラーチ様は、かくかくしかじか…というわけ》
〈ヘェー〉
エンテイ《だーかーらー。ネイティオはおまえだけがみちしるべだって言ったの!》
〈アッソ〉
ライコウ《ちょっと、ジラーチどんちゃっちゃがっどうなってもいいの!?》
〈ジラーチサマヲジラーチドンチャッチャトヨブモノノミチシルベニハナリタクナイネ。ヒトリデイク!)
スイクン《ウェブストーン、一人じゃなくて一個だよ。それにウェブストーン歩けないでしょ》
〈アッ…(・o・)〉(あせっあせっ)
エンテイ《アハハ》
(モ…モウイイデショ?)
ライコウ《あせりを隠そうとしても無駄無駄。いやならちゃんとみちしるべになれ!》
(ハ…ハイ…)
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緑角 #14☆2004.01/09(金)18:08
第十三話 よけいなお世話
 〈エエート。マズ、カザンジマノ、ホウニ、ムカウノダ。ツイタライエ〉
スイクン《ってもうかざんじまだよ》
〈アア、キズカナカッタ。フンカデオチタカラソウニキマッテルヨネ。カザンジマニハイッテ、ウエへツキススメバイイ。コンドハスイブンヲイッテキモマグマニイレナイヨウニネ〉
ライコウ《ピピー。全員、前―、進め―》
エンテイ《先生ぶるんじゃない!》
ライコウ《すまぬ。かつてのなごりで、つい…》
スイクン《どこかで聞いたセリフだな。誰だっけ》
そう言いながらかざんじまを上った。そのとちゅう…
スイクン《誰だ?》
スイクンは三つの大きい影にきがついた。
ライコウ《あんにゃ、ううふ…》
?《フフフ…フハハハハ!聞いたかよ、知らないんだって!あっはっは!》
?2《五月蝿い。うん、すまないな、君達》
?3《別に悪いものじゃないのよ》
?《おくれたが、私はカイオーガだ!》
?2《俺は、レックウザ!》
?3《私は、ラティアスです》
ライコウ《どとうの3匹がこんなところで何してるのだ?》
エンテイ《それに、普通カイオーガ、レックウザと来たらグラードンだろ》
スイクン《…》
ラティアス《そうかたくならなくていいんですよ。私等は貴方達の見方です。私達は、ジラーチが秘密の塔に行ったと聞いて、いそいでかけつけたのです》
カイオーガ《ジラーチがいないと、マボロシトンネルのせいたいけいがくずれるって言うかもう崩れているんだヨ》
レックウザ《とにかく、もういそがないとマボロシトンネルはしずむのだ!これは秘密だが、水の都の守り神、ラティアスとラティアスのアルトマーレみたいにね》
ラティアス《そうなのです!マボロシトンネルには私の従兄弟、ラティオス兄さんが病気で寝込んでいるのです!》
スイクン《そりゃやベーな》
ライコウ《とにかく、行くぞ!》
エンテイ《ぶつぶつ…》
レックウザ《少しだけ早くするためだ、皆、乗れ!》
ラティアス《私は自分で飛びますよ。なんでも、レックウザ先生に飛び方を教わったのですよっ!》
ラティアスは自慢そうに言って、飛んだ。
エンテイ《あの―、質問。普通、飛び方は親から教わるんでしょ》
ラティアス《私の両親は私が物心つく前に亡くなってしまったのです》
ラティアスは目をこすった。
ラティアス《っでも、負けませんよ!両親がいなくとも、見方がいます!》
ライコウ《勇気ある―》
ラティアス《勇気がなくては、今でも寂しい一人だけでみなみのことうで泣きくらしています。でも、勇気があったからこそ、レックウザ先生とカイオ―ガ先輩と手を組むことがで来たのです!》
たしかに…と皆思った。怖いレックウザ、カイオ―ガの前では勇気がなくては話しかけられないだろう。
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緑角 #15☆2004.01/10(土)12:20
第十四話 伝説の島、第五番が、出現!
 レックウザ《ちょっとマボロシトンネルが心配だからのぞいてみようよ》
エンテイ《いいよ》
皆がのぞくと…
スイクン《…ッ!!?》
エンテイ《うそだろ…》
ライコウ《やば…》
レックウザ《まさか…》
カイオーガ《ありえない…》
ラティアス《なんてこと…》
マボロシトンネル…だけではなくかざんじま、かみなりじま、マボロシじまもしずみかけていた。
ライコウ《…っもたもたするなっ、早く行くぞっ…!》
レックウザ《いや、ここは身を隠しながら行くしかない。どうどうと行けば、恐ろしいことになるんだぞ。それに、おまえもおびえているんだろ…》
ラティアス《何をごちゃごちゃぬかしているんです!ジラーチはマボロシトンネルだけではなく、かざんじま、かみなりじま、マボロシじまともからまっていたコトにきずくでしょう!?ほとんどのポケモンがすみかをなくすのよ!?ライコウの言うとおり、レックウザの言うとおり、早く、身を隠しながら行くのよ!》
ラティアス以外の一同《ハ―イ》
そして、岩に隠れながらもすばやく行って、やっと頂上についた。
ラティアス《この上よ…》
みんなの力で無理矢理扉をこじ開け、中に入って、レックウザ・ラティアスの飛行によって、すぐやねの上についた。
ジラーチはなにかやっていた。
ジラーチ《もう遅いわ…ってあ!》
スイクン《ジラーチ様、そんな復習なんてやめて下さいよーっ〈涙〉》
ジラーチ《ならやめるわ…でも…もう遅い…》
レックウザ《ばか…これでは禁断の島が出てしまうではないか…》
カイオーガ《ジラーチ、これはどういうコトだ!》
ジラーチ《はやとちりよ…私の重大責任だわ…》
ラティアス《って言うかもう島しずんで禁断の島が…》
ライコウ・エンテイ《キャー》
レックウザ《島が出た…》
ラティアス《なんてこと…》
カイオーガ《『マボロシの洞窟』が…》
スイクン・ライコウ・エンテイ《マボロシの洞窟?》
ジラーチ《…やばい…私の重大責任…》
レックウザ《この事件でほとんどのポケモンがいなくなっただろう…》
ラティアス《ジラーチがこんな事件をおこすからよ…》
カイオーガ《島みはりの俺らでもなぁ…『マボロシの洞窟』だけはかんべんしてくれと言ったのに…大変なコトだ》
ジラーチ《こうなったら…私の最後の力でどうにかなるのなら!》
ピカー!!!
強い光が辺りを包む。
スイクン《これは…?》
カイオーガ《再生術だ…手間をかけさせるな…》
ジラーチ《これでいい…》
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緑角 #16☆2004.01/11(日)10:38
第一五話 三匹の謎のポケモン(噂)
 スイクン《良いって?え?あ?なにこれ!》
ライコウ《さわぐなよ…島は救われたんだぞ》
エンテイ《すげ―》
レックウザ《いや、まだ解決していない。ジラーチはできるだけのことをして、我等にあとをまかせた。つまり、このじょうきょうを見ればわかるだろ》
ラティアス《じょうきょうを飲み込むのに時間がかかると思うけど、このありさまよ。三つのいやーなものがあるわ。一つ。木々が生えていない。二つ。洞窟がうまっている。三つ。禁断の島が…》
カイオーガ《でている。こりゃ最悪だな。ジラーチも力がたらない》
スイクン《なんとかしなくちゃ。まず、禁断の島を隠す》(かくせかくせ)
(アノ、スイクン。ボクラガヤルトマボロシトンネルガカクレルヨ)
スイクン《あ、そっか》
エンテイ《ばーか―》
ライコウ《なんとかできないの!?あ、あと、名前は…?》
レックウザ《そういや教えてなかったな。俺はカリュアル》
カイオーガ《俺はデイズアル》
ラティアス《私はダアルです》
レックウザ《三匹そろって》
カイオ―ガ《アルの戦士だずぇー!!》
ラティアス《ハ○レ○じゃありませんよ。貴方達は?》
スイクン《えぇと。なんだっけ。スイツだよ。ジラーチ様にも教えてなかったなぁ》
エンテイ《僕ちゃんは、カリュウだったような…。》
ライコウ《俺は、デンウだぞ》
カリュアル《へェェ。そうだ、三匹の謎のポケモンの噂を知っているか?》
カリュウ《知らないけど》
デイズアル《そいつは、エスパータイプとドラゴン・こおりタイプとエスパータイプらしく、ジラーチと手を組んでいるらしい》
ダアル《エスパータイプのやつは、かざんじま。ドラゴン・こおりのやつは、かみなりじま。もう一匹のエスパータイプはさっきの禁断の島、マボロシの洞窟にすんでいるそうだよ》
スイツ《しらないなぁ。そんなポケモン》
デンウ《普通なら、しらないよ。見たこともないし》
カリュアル《じゃぁ、探しに行くか!》
というわけで謎の三匹のポケモンを探しに行った。
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緑角 #17☆2004.01/12(月)13:23
第一六話 謎のポケモン(1)
 カリュアル《ええ―、まず、かざんじまに行って、エスパータイプのポケモンを見に行こうと思う。なにか質問は!?》
スイツ《ハイハ―イ。かざんじまはもうここですよ―》
デイズアル《関係ない!ちょっとは考えてくれよな》
ダアル《では、行きましょう♪》
カリュウ《はりきっているな。そういやジラーチどんちゃっちゃ、おきないねぇ》
ライウ《ほんとだ。どうしちゃったのかなぁ。おい、ウェブストーンっていないし》
カリュアル《ジラーチは再生術で疲れたんだ、そっとしてやれ》
デイズアル《謎のポケモンどーこっかな―♪》
ダアル《あ、おいてかないで!》
スイツ《いないぞー。あ、なにかいるぞー》
ライウ《なにかなー》
カリュウ《見えたぞ―。ポケモンだけど知らないってことは―。って言うか謎のポケモンだろ!》
カリュアル《あいつ…》
デイズアル《カリュアル、知り合いか?》
カリュアル《じつは…》
カリュアル以外の皆《ゴックン》
(10秒経過)
カリュアル《知らない。次!》
デイズアル《な―んだ。カリュアルったらだますのが上手いなぁ》
ダアル《あ、おいてかないでください!》
スイツ《早い…あっ、北風!》
ライウ《スイツはいいよな…こういう時だけ北風が吹いて、早く走れるんだもんな…》
カリュウ《…まて…》
ライウ《カリュウ、おまえも周泰語やるなヨ!》
スイツ《えええ、ただいま、かみなりじまにつきましTA!》
カリュアル《いけてるじゃんかYO!》
デイズアル《なにがだ…》
ダアル《かっこつけないDEー、皆でアルファベット覚えよU!》
カリュウ《イエ―I!》
ライウ《アルファベット再KO−!》
カリュアル《さっぱりわからないてんかいになったNA》
ダアル《いいじゃないっすKA!》
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緑角 #18☆2004.01/13(火)17:24
第一七話 謎のポケモン(2)
デイズアル《よくないWA!あっ…》
スイツ《なんでだろーなんでだろー》
カリュウ《なに言ってるんだ!謎のポケモンにみつかるだろ!》
カリュアル《見つかってもろくなコトはないぞ。ポケモンもいないし、謎の本でも読もう》
ライウ《えっ、なぞなぞ!?第一問は!?》
デイズアル《違う!謎のポケモンのコトが書いてある本だ!この本を読めば、謎のポケモンのてがかりをつかめる》
カリュウ《その本読み始めて何日?》
カリュアル《え―っと。三年》
ライウ《んじゃさ、んじゃさ、どうして読み終えてないの?》
ダアル《この本には掟があって、一日一文です》
スイツ《ガーン。とにかく、早く見せろ!》
カリュアル《なになに…。【島の奥にいるよ】???》
デイズアル《早く行こうじぇー》
ダアル《まってください!》
スイツ《早い…あ、北風!》
カリュウ《なにもいないな―。ってなんじゃありゃ》
デイズアル《あ、あいつは…》
デイズアル以外の一同《しっているの?》
デイズアル《じつは…》
三十秒経過。
デイズアル《しらない。次!》
カリュアル《なかなかできるな…俺の真似をするとは…》
ダアル《あ、やめてください、丞相…じゃなかった、レックウザ先生!》
カリュウ《姜○と諸○亮みたいだな…》
スイツ《皆よく知ってるねー》
カリュアル《断じて許さん!》
デイズアル《キャー》
ライウ《おかま…》
ダアル《丞相…じゃなくってレックウザ先生、はかいこうせんはやりすぎです…》
カリュアル《これで良いのだ…とにかく俺を止めたから、御褒美》
ダアル《?》
カリュアル《目を閉じろ》
ダアル《額…ですか?》
カリュアル《もう良い…もう良いのだ…》
ダアル《師匠!》
カリュウ《しみるねぇ―》
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緑角 #19☆2004.01/15(木)16:07
第一八話 リュウセイ
ライウ《って言うか,どこがしみるんだ?怪我してるんだろ,ハイ,ばんそうこう》
カリュウ《どこもけがしてないよ。謎のボケモン探しと言っても,次の目的地の禁断の島が,これじゃぁねぇ》
カリュアル《たしかに。入口が閉まっていては、入れないぞ。んじゃ,謎のポケモン探し,終わり―!》
デイズアル《うっ》
スイツ《どうした?》
デイズアル《なにか嫌なものが来る…》
ダアル《でも,見方のけはいも…て言うか,兄さん!病気はなおったの?》
ラティオス《おお、ダアルか。あ、スイツ、ひっさしぶりぃー!あとは…誰?》
カリュウ《カリュウだ!》
ライウ《ライウ!》
カリュアル《カリュアル!》
デイズアル《デイズアル!》
ラティオス《へェ。これからよろしくな。俺は、リュウセイだ》
スイツ《リュウセイ、おおきくなったなぁ。また、力くらべ+知恵くらべしようなっ!》
リュウセイ《おう!やってやらぁ!俺こそ強くなってるぜ、覚悟しなよ!!》
カリュウ《お話中わるいんだけど、二匹は友達?》
ガシィッ(肩を組む音)
スイツ《あったりめーよ!》
リュウセイ《ここだけの話、俺、じつは…♂の金色のラティアス》
カリュアル《なんでやねん!》
デイズアル《♂のラティアスなんてわけあるか!》
リュウセイ《ある。いくぞ…》
スイツ《ふんふん♪》
リュウセイ《これでも♂の金色のラティアスと思えぬかぁ!》
カリュウ《キ、キィヤァー》
ライウ《たしかに…♂、だな。それにどこからどう見ても金色のラティアス》
リュウセイ《な♪わかってくれたらそれで良いんだ。秘密だぞ。さ、スイツ、力くらべ+知恵くらべ》
スイツ《うけてたつ!いくぞ、リュウセイ!》
リュウセイ《来い!いつまでも甘く見てるんじゃねぇ!全力で来い!》
スイツ《そりゃありがたく…ハッ》
リュウセイ《ッ!!?…だが…俺もそうあまかない!》
スイツ《くっ…今のはきいたぞ…》
スイツ対リュウセイの力くらべは続く…
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緑角 #20☆2004.01/16(金)16:55
第一九話 雲吹き山の夜
リュウセイ《俺もてかげんしない!真・ラスターパージ!》
スイツ《真・って…》
ドドウゥ!!
スイツ《パワーアップしただけじゃねえかよぉ〜(涙)こうなったら…ハイドロポンプ!》
リュウセイ《きいた…うっ…》
スイツ《これでも全力じゃない!…ていうかリュウセイ?リュウセイ!》
カリュアル《やばい…ポケモンのインフルエンザにかかってるぞ…》
ダアル《なんじゃそりゃ!》
デイズアル《今、人にも、ニワトリにもかかっている強い菌だ…ポケモンのインフルエンザをなおすには、夜に、雲吹き山に生える『真実の根』をのまなくてはいけないらしい》
カリュウ《おれ等は、雲吹き山に行く。カリュアル、デイズアル、スイツ、リュウセイを見ていてくれ、ダアル、雲吹き山へあんないしろ!》
ダアル《ハイ!ついてきてください!》
スイツ《リュウセイ…今助けるからな…》
ライウ《雲吹き山も近いもんだ。もう見えたぞ》
ダアル《でも、今は夜までまたなくてはいけません。夜になると、ニュウ―とのびます》
カリュウ《キショー》
ライウ《コラ!》
ボカッゲシッ
カリュウ《いて―》
デイズアル《あいつら…あんなメンバーで良かったのか悪かったのか》
スイツ《心臓マッサージいきまーす!》
カリュアル《ちょっちまて、おぼれたんじゃないから無意味だぞ》
リュウセイ《…?……???うっ…うあがああああ》
げろげろ〜
リュウセイ《ハァッハァッハァ…うぐっ》
ピカー
ジラーチ《どうしたんですか?》
スイツ《…》
ピシッ(ゆびさす)
ジラーチ《インフルエンザですね。どうしましょう》
スイツ《今、カリュウとライウとダアルが雲吹き山に真実の根をとりに行ってます!》
ジラーチ《(カリュウ・ライウ検索中)え…あれ、うそですよ》
スイツ《え!?マボロシトンネルの本にそう書いてあったでしょ!?》
ジラーチ《あれ…『真実の根で回復できる噂』だからうわさです。しかもデマ》
スイツ《なに!》
カリュウ《はえないなぁ》
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緑角 #21☆2004.01/17(土)10:53
第二〇話 影
ジラーチ《とにかく、インフルエンザにかかってしまってからは、ておくれになると…死んでしまう可能性があります…だから…いっこくも早くインフルエンザをなおさねば…」
スイツ《…?うっ…》
ジラーチ《仲間を呼びます。私の―義兄弟を》
スイツ《ようし。カリュウ!ライウ!ダアル!戻って来い!あれは嘘だ!》
ジラーチ《ミュウ!セレビィ!ミュウツ―!ルギア!ホウオウ!フリーザー!ファイヤー!サンダ―!グラードン!来てください!》
ミュウ《なに?》
セレビィ《ポケモンのインフルエンザでしか》
ミュウツ―《インフルエンザなんて、楽勝だ》
ルギア《めんどくさいなぁ。ま、しかたないか》
ホウオウ《やってやろうじゃん!》
フリーザー《なるほど。でも、もう大丈夫》
ファイヤー《こいつ、誰?》
サンダ―《ラティオス、ていうか♂の金色のラティアスのリュウセイ》
グラードン《リュウセイ…か。デイズアル、どちらがやくにたつか勝負しようじゃん》
デイズアル《のぞむところだ》
カリュアル《行くぞ!》
ダアル《せぇーの!》
スイツ《力に!》
ライウ《なる!》
カリュウ《ぜぇ!》
ジラーチ《………ぅるさい!》
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緑角 #22☆2004.01/17(土)15:45
第二一話 月面の森泉
 ダアル《…っ来る!》
ミュウツ―《皆、なんとかもちこたえてくれ!》
ルギア《眠い…》
ホウオウ《油断は禁物!うぐっ、くうあああああ》
セレビィ《くっそぅ、負けるもんか!我等は神ポケモン、へこむな!》
ミュウ《なんとか》
サンダ―《行くぞぉっ!!》
みんな《『月面の森泉』っ!!!》
ミュウ《来いっ!》
セレビィ《来い!月面の森泉!》
ミュウツ―《来るのだ!》
ルギア《いい加減に来なよ…》
ホウオウ《月面の森泉!》
グラードン《月面の森泉っ!!》
フリーザー《来たか…?》
ファイヤー《さぁ…》
サンダ―《いや、月面の森泉は、来た!》
ダアル・デイズアル・カリュアル《…》
スイツ・ライウ・カリュウ《…!》
ジラーチ《また呼び出すことになったか…月面の森泉、あちらだ》
月面の森泉?《インフルエンザか…ヤバイな、行くぞ、この月面の森泉、いざ、力になる!》
カッ!!
まばゆい光が辺りを包む…
月面の森泉《リュウセイのインフルエンザは消えた。何故インフルエンザにかかったかよく考えてみよ。そして、私は朝日の森泉となる…》
セレビィ《朝日だ…》
リュウセイ《んにゃ?なんかすっきり…》
スイツ《リュウセイ…リュウセイ―!》
リュウセイ《んぎゃ!》
スイツ《うん。知恵くらべしようぜ、力くらべは、引き分けだ》
リュウセイ《それ、いいな》
スイツ対リュウセイの知恵くらべは今すぐ始まる…
スイツ《行くぞ!》
リュウセイ《ようし、来い!》
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緑角 #23☆2004.01/18(日)10:49
第二二話 木ノ葉舞う―時の最果て−桃源郷−
スイツ(まずは隠れて、トラップをかけるが基本だな)
リュウセイ(隠れて罠をはる…そのてで来たか。ならば、超高速罠はりで勝負だ!)
スイツ(準備はOK.リュウセイがあの位置にきたら、すぐこの紐をひっぱる…)
リュウセイ(何も知らずに罠をはるか…右に一歩歩くこと百パーセント、右に動けばこれを…おっ、来た!右に一歩だ、作戦、開始!)
リュウセイは、何かをひっぱった。
スイツ《…!?これは、トラップか…!?リュウセイはここまで予想して…と言う間でもない!!》
ガシャッ!
スイツが紐をひっぱった。
リュウセイ《なんとか…成功…まさかあの時罠にはまるんだからな…》
スイツ《おたがい罠にはまったんだ、引き分けだ。フゥ、フゥ》
リュウセイ《それ賛成…ハァ、ハァ》
カリュアル《すぐ終わっちゃって楽しくない》
ダアル《そうですか?私には言い白熱戦に見えたんですけど》
デイズアル《そりゃダアルのレベルがひくすぎただけでしょ》
ダアル《ムキーッ》
ジラーチ《楽しいところに行きましょう。うんたらかんたら》
ライウ《なにいってるのジラーチどんちゃっちゃ》
ダアル・カリュアル・デイズアル《ジラーチどんちゃっちゃ!?プッ》
カリュウ《なにこれ!?空間がぐにゃぐにゃになって…》
スイツ《きれ―。紅葉した葉っぱがちる…なんていうの?》
リュウセイ《桃源郷でしょ》
スイツ《そうそう。葉っぱがちる桃源郷なんて始めて見る》
カリュアル《桃源郷といったら桃の花が咲いてて春のイメージだしな》
デイズアル《ていうか桃源郷見たことないくせに!》
ライウ《デイズアルとて見たことないんだろ?》
デイズアル《そ…そりゃないけどさ…》
カリュウ《今って秋じゃなくて冬なのに…》
ジラーチ《ほんとにおかしいですね。ひょっとして、本当の時が夏の時に、春夏秋冬ができたんでしょうね》
リュウセイ《えぇー》
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緑角 #24☆2004.01/21(水)18:13
第二三話 ジョウトの事件
ジラーチ《とにかく、帰りましょう。いつまでもいるわけにはいきません》
スイツ《いつもここでうにょうにょして気持ち悪いんだぎゃー》
うにょうにょうにょうにょうにょうにょ
カリュウ《ついたずぇー!これで平和な日が続きそうだがーん》
それから、のどかな日が何日もすぎた…が
ライウ《スイツ!大ニュースだ!》
スイツ《なんだよ、朝っぱらから…》
一月のなかばごろ、朝にライウがスイツを凄い勢いでおこした。
ライウ《なんでも、ジョウトのニュースの…やけたとうだ》
スイツ《え…?母さんの身になにが…?》
ライウ《なにとぼけてんだ!この俺が凄い勢いでおこすことは重要ニュースなんだぞ!》
スイツ《あ…うん、で、なになに…?》
ライウ《おまえの母さんが…亡くなられてしまったんだ…》
スイツ《なに!?なんで早く言わないんだ!》
カリュウ《ふあぁ…。昨日の夜亡くなられたんだから、早くても今教えれば最も早い時間なんだよお》
ライウ《とにかく、今日お通夜があるもんで、早く服用意して、行かなきゃいけねぇんだ!服探せ!》
スイツ《お…おっす…》
スイツとライウとカリュウは、黒い服を着てジラーチに報告して、ジョウトにむかった。
走る事四時間。
待合室で、スイツがお茶とお菓子をかじっていると、スイツのライバル、フリーザーのレイザーが来た。
レイザー《あら、スイツ。このお通夜には来ていないと思いましたのに、来てなんの用です?》
スイツ《なんだと、レイザー。そんなへんちくりんのひねくれ名前・性格のおまえに言われたくないね》
レイザー《あら、失礼なぼうや。すみませんでしたわねぇ?》
スイツ《なんだとぉ?》
カリュウ《やめちくりぃ!》
レイザー《あら、スイツ、こんな友達がいるなんて、なまぐさいこと。オ―ホッホッホッホ!オ―ホッホッホッホッホッホ!!》
ライウ《なんだとぉ!?(`Д´)やんのか!!?》
そこに、レイザーの友達、サンダーのザン、ファイヤーのフレイアがきた。
ザン《やってやろうじゃん?》
フレイア《OK?いきますことよ!》
スイツ《覚悟しろ!》
n200125.ap.plala.or.jp
緑角 #25☆2004.01/22(木)15:52
第二四話 小さな小さな贈り物
 ?《やめなさいよ、ポケモンがここで暴れたら、大変なことになるのよ。それに、伝説クラスのポケモンが戦ったら、どんなことになるか承知の上で?》
レイザー《何者?》
スイツ《!》
?《私は、ラブカスの朱理よ。ポケモンに漢字の名前はよしてほしいのに、名乗るのが嫌になっちゃうわ》
ザン《ふふん、たかがラブカスごときに、この戦いはとめられぬ!》
朱理《その言い方、やめてくださらない?さもなけば…》
フレイヤ《さもなけば?ラブかスの攻撃なんざ、効果抜群でもききやしねぇぞ。ハァ―ハッハッハッハ!!》
ライウ《なにか来るぞ…》
朱理《いっけぇ―!!!波乗りィッ!!!》
フレイヤ《きくかっつってんだ!って?うああぁぁぁぁぁ!!》
フレイヤは倒れた。
レイザー《フレイヤ!よくも…!ゆるさねぇ、れいとうビーム!》
朱理《もにょもにょもにょ》
レイザー《っくう!くあああぁぁぁぁ!!》
朱理は、レイザーのれいとうビームをなにかではじきとばした。
レイザーは効果抜群のため、倒れた。
ザン《レイザーまで…!!ゆるさねぇぞ、覚悟しやがれ!かみなり!》
朱理《効きませぬ!我が力、決して劣ることならず!棟風!》
ザン《なんだ、この技は…?う、ぐあぁぁぁぁ!!!》
朱理《かれらは、ジョウトにいることはできません。カント―にだけすみつくがよい!》
スイツ《ス…スゲェ…》(僕でさえ苦戦したのに、簡単にレイザー達を倒しちまった…強い!)
朱理《さ、大丈夫ですか?私からの贈り物です。でも、この包は、マボロシトンネルでおあけください。さもなけば、島達は、伝説となって、再び読みがえる事は、年に一回、六月十四日だけになりますから》
スイツ《大丈夫です!小さいですね》
朱理《大丈夫です、なかみは良いものですから。あ、もうすぐ始まりますよ》
スイツは、いっぺんライウとカリュウからはなれ、包をそうっとあけてしまった。
すると…?
次回は、最終回です。
o169136.ap.plala.or.jp
緑角 #26☆2004.01/23(金)20:30
最終回 センゴク
 …別に何もおこらなかった。
スイツは騒ぐむねをなでおろし、お通夜とお葬式を無事終えた。
スイツ《なんとか》
風が吹いた。
スイツ《包の効果はすごいようだね》
ライウ《まさか…な。本当に島が消えるなんてなぁ》
カリュウ《ふふん。ここは、ジラーチどんちゃっちゃのいうとおりってか。さすが、だな。ジラーチどんちゃっちゃ、みなおしたぞ》
カリュアル《…ついに来たのだ。我らの、大きな、大きな、旅に出る時が!》
デイズアル《旅ではないが…うん。ひっこしだ。島のしずんだ今、ポケモン達はこの環境では生きてゆけない》
スイツ《ひっこしさきは?》
ダアル《みなみのことうのとなりの小島…センゴク。センゴクにすまうという『シツ』というポケモンが我々の次の主になるのです》
ライウ《センゴク…か。やけたとうの古い本でも、センゴクはのっていたな》
カリュウ《『センゴク。みなみのことうのとなりにそびえたつ小島。そこには、《シニガミ》というポケモンと、『シツ』というポケモンがすんでいるらしい』…これはまた大ニュースだな。ライウじゃないが》
ライウ《なにィ!(`Д´)》
ダアル《むかいます。のって!》
空を飛ぶこと一二時間。
カリュアル《みなみのことうだ。リュウセイはあそこに帰ったんだっけな》
リュウセイ《や。君等の話も聞いて》
スイツ《聞いて?》
リュウセイ《俺もセンゴクへ行くぜぇ!》
ダアル《ただいま、センゴクにつきました!》
スイツ《ここがセンゴク…?》
シツ《みなさん、ようこそおこしくださいました、シツです。こちらは、シニガミです》
シニガミ《やぁ》
シニガミ(顔)《ヤッホ―》
シニガミ(手)《元気?》
シニガミ(手2)《はじめましてでやんす》
シニガミ(心臓)《よろしく…》
カリュウ《きゃぁ〜、でたぁ〜!》
カリュアル《これで無事生きていけそうだ》
センゴクにひっこし、六月十四日にしかでなくなったマボロシトンネル。スイツ達は無事生き、主人公の島も、今も眠っている…

伝説の島の物語 完
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[121]

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ぴくの〜ほかんこ