ぴくの〜ほかんこ

物語

【ぴくし〜のーと】 【ほかんこいちらん】 【みんなの感想】

[146] レイジとシズカの大冒険! リメイク

黄苺風鈴 #1★2004.01/19(月)19:46
※キャラ紹介は「みんなの感想」のところにあるので、そちらを先に見るのをお勧めします。(苦笑
前ぴくし〜のーとに連載してたので展開が読める人(笑)も
設定など変えてあるものもある(?)ので読んでみてください(爆                                                                                                                  

それは昨日のことでした。

「えーっ!?まじですか!?」

弟のレイジが絶叫しています。無理も無いでしょうが。
なにせミシロタウン在住の有名博士(私のおじいさんにあたる)オダマキ博士が私たちポケモンをくれるといったんだから、父さんみたいになりたいという夢を持つレイジが嬉しくてしょうがないのも分かる気がする。

「まあ、そんなに驚くこともないだろう?
子供は10歳になったら旅に出てもいいんだから。
君たちのお母さんとお父さんもこんな風だったんだよ。」

確かに、うちの母(ハルカ)はかなりの実力をもつポケモントレーナーで、今ではどこかのジムリーダーという。
父さんには最近会ってない。無理も無いけど、父さん(ユウキ)はサイユウシティで仕事しているそうだから。

「それに君たち二人でさびしいだろ。だから、ポケモンをあげる
んだよ。
今日は遅いから明日の八時ごろに研究所に来てくれないかな?」
「OKっす!」
「私もいいですよ。」
「じゃあ、そういうことで。また明日ね!」
「さようなら〜!」


ピピピピ!ピピピピ!ピピピピ!ピッ…。
「ふぁ〜、よく寝た。今何時だろ・・げっ!
レイジ、早く起きなさい!10時よっ!」
「んげ〜?んー。おわっ!!」

それは、とてつもない冒険の始まりだった…
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黄苺風鈴 #2★2004.01/17(土)18:45
オダマキ「遅いな、二時間も・・ん?」
どだだだだだだだだっ!
キキーッ!
オダマキ「なんか来た!?」
バン!
双子「おっくれてすいま・・せ・・ん」
どたっ!(二人倒れる)
オダマキ「わーっ!?」

シズカ「有難うございます♪寝坊しちゃって・・
今度からは気をつけます。」
レイジ「んで、早くポケモンポケモンポケモン!」
オダマキ「わかったわかった。それじゃ、この三体の中から選んでくれよ!」
ポン!
ポム!
ボン!
キモリ「きゃもきゃも〜!」
アチャモ「ちゃも??」
ミズゴロウ「みずごろっ。」
シズカ「か〜わ〜い〜いw
博士、この赤いひよこもらっていいですか!?」
オダマキ「うん、いいよ。ちなみにそのポケモンの名前は『アチャモ』だからね。」
シズカ「よろしくね〜☆アチャモ!」
アチャモ「ちゃも〜!あちゃ!」

レイジ「ねーちゃんって可愛いものには目が無いんだよな、全 く・・で、俺はどのポケモンにしようかな〜!ん?」
キモリ「きゃもも!」
ミズゴロウ「ごろ、ごろろ〜!!」
レイジ「あれ?こいつらどうしたんですか?にらみ合ったりし  て・・」
オダマキ「ああ、その二匹は中が悪くてね・・いつもこんなんなんだよ・・」
レイジ「ふ〜ん。お!緑色のはたく!そこだ!青色のたいあたり!」
オダマキ(心)「呼び方ヒドッ・・しかもけんかの実況してる し・・」
レイジ「緑色が勝ちましたー!というわけで博士、緑色ください!」
オダマキ「うん、いいよ。そいつは『キモリ』だから、覚えておいてね。」
レイジ「よろしくなー!キモリ!」
キモリ「きもきも!」

オダマキ「ところで、せっかくポケモンを手に入れたんだから、各地のジムリーダーに挑戦するのもいいんじゃないかな?」
レイジ「じむりーだー??何それ?」
オダマキ「ジムリーダーっていうのは、ホウエンの各地にジムを開いていて、その門下生、ジムリーダーに勝ったらジムバッジがもらえるんだ。そのジムバッジを8つ手に入れると、四天王への挑戦権がもらえる・・その四天王に勝つと、チャンピオンへの挑戦権を得られるんだ。
その人に勝つと、殿堂入りして、新・チャンピオンにな    れるんだよ!」
レイジ「うお!楽しそう!じゃあ俺はそうしよう!!」
シズカ「あの〜、私は・・?」
オダマキ「シズカちゃんには、これ!」
シズカは、赤い機械を持たされた!
シズカ「何ですかこれ?」
オダマキ「これはポケモン図鑑!ポケモンに近づけるだけで、その
ポケモンの特徴、生態などが知れる便利な図鑑さ!
で、これは登録式だから、各地を回ってこの図鑑を全     て埋めて欲しいんだ。私のフィールドワークで埋まっ     たところも少しあるんだけどね。」
シズカ「じゃあ、やらせていただきます!」
オダマキ「じゃあ家にいって旅の準備をしてきたらいいよ!」
双子「はい!じゃあ、お世話になりました!」
バタン!!
オダマキ「ふー。さてとっ・・もう一組の準備・・」
ガチャ。
???「ごめんくださーい。」
オダマキ「うわ!もう来た!!」

謎の「もう一組」とは?
つづく・・
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黄苺風鈴 #3☆2004.01/19(月)19:33

レイジ「あ〜、食料、テント、寝袋…要るものは全部リュック
に入れたけど、後いる物無いよなぁ…」
シズカ「うん、そうね。えーと、スケッチブックに色鉛筆にぃ…
可愛いポケモンはこの手で描くわよ〜!!」
レイジ「あれ?これって父さんのバンドじゃないかなぁ…?
これ付けてるとなんかいいことありそうだな。よし、持っていこう。」
シズカ「これって母さんのバンダナよね?デザイン可愛いし、持っていこうかしら?」
レイジ「んじゃ、一通り道具も整ったし…そろそろ行く?
だーいじょうぶだよ!どうせたくさんの町に行くんだから、母さん達にも出会えるし、友達の一人や二人、ポケモンもたくさんゲットできるって!」
シズカ「そうね…じゃあ、行きましょう!」

オダマキ「やあ、ライ君、ティラちゃん!待ってたんだよ!…って言っても、少ししか待って無いんだけどね。」
ライ「はは…それより、例の話は?」
オダマキ「ああ、ポケモンならいるよ。けど、後一匹しかなくて…」
ティラ「ティラ、そっちのポケモンじゃなくていいよー!
あれ?博士ー、その虫何?ねー、な〜に〜?」
オダマキ「あ、ケムッソが研究所に入って来てるな…こら!」
ケムッソ「けむ!!」
ティラ「かわいいっ♪博士、あたしはこのポケモンでいいですっ☆だから、ライ兄さんに青いポケモンをあげてください★」
ライ「はい、じゃあ、そうさせていただきます。博士、いいですか?」
オダマキ「いいよ。そのポケモンは『ミズゴロウ』だからね。」
ライ「はい!」
ポム!
ミズゴロウ「みずずぅ〜!」
ティラ「よろしくね★ケムッソちゃん!」
ケムッソ「けむけむ〜!!」
オダマキ「二人は、ホウエン中を旅して、『みなみのことう』のありかを見つけるんだろ?頑張ってね!」
二人「はい!」

ライ&ティラというライバル出現!
そして『みなみのことう』とは?
続く…
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黄苺風鈴 #4★2004.01/29(木)17:07
レイジ「…なんでねーちゃんがついて来るんだよ?」
シズカ「知らないわよ!大体この辺一本道でしょ?長い間住んでるんなら分かるでしょ?」
レイジ「へいへい、分かりましたよ。ねーちゃん、行っとくけどヘンな男にはついて行くなよ!」
シズカ「はーい。んじゃ、コトキが見えてきたから、なんかあったらポケモンセンターに集合。以上、解散!」
レイジ「…ノリが違うッ…!まあいいや。じゃあ俺は104番道路に行くぜ。」
シズカ「んじゃ、私は103番道路でポケモンの観察しとくからね。カッワイイポッケモン♪う〜れし〜いなぁ〜!」
レイジ「はぁ…フレンドリィショップに行ってボール準備するかぁ。」

レイジ「よしっ!行け!モンスターボール!」
ジグザグマ「じぐっ!?」
ボン!コロ、コロ、コロ、ピタッ!
レイジ「よぉーっしゃぁ!ジグザグマゲットぉ!」
キモリ「きもぉぉ!」
???「ふぇーん。モンスターボールなくしちゃっちゃったよぉん…」
レイジ「あれ…そこの女、モンスターボールなくすなんてダサいな。」
???「ムッ!女とはしつれーね!レディと呼びなさい、レディとっ!!し・か・も・っ!このティラ姫にぃ、ダサいだなんて超失礼!あやまりなさいっ!」
レイジ「ウルサイなぁ…だいたい自分の事姫だなんて…」
ティラ「なーにーよぉ!」
レイジ「むっ!!」
ドカッ!!
二人「!?」
ティラ「103番道路の方ね!行くわよクズ男!!」
レイジ「おう!…って俺クズ男かよっ!!」

シズカ「きゃぁ、ジグザグマかわいい!おっ、ケムッソが葉っぱ食べてる!ポ、ポチエナが…こっち来る〜〜!!キャァァー!!
だっ…誰かたすけてぇ!!!」
ポチエナ「がるるるるるぅ!」
シズカ「いやぁぁん!!」
???「ミズゴロウ、たいあたり!!」
ミズゴロウ「みぃーずぅー!!」
ドカッ!!
ポチエナ「がっ…がるるっ!?」
???「ハッ!」
ボン!コロ、コロ、コロン…ピタ!
???「ポチエナ、ゲット成功。」
シズカ心「かぁっ…カッコイイ…私のタイプかも!」
???「大丈夫かい?」
シズカ「あ、ハイ、大丈夫ですっ!お、お強いですね!
あのっ、よかったら名前教えていただけないでしょうか?
わぁっ、私はシズカですっ!」
???「シズカさん?俺はライです。こいつはミズゴロウ。」
ミズゴロウ「みずん!」
ライ「さあ、立って。早くしないと、また他のポチエナに縄張り荒らしだと思われるよ。」
シズカ「あ、ハイ。」
シズカ心「すごいなぁ…縄張りだなんて分かるなんて。やっぱり私のタイプかも!」
???「こらぁ〜っ!!」
シズカ&ライ「ん?」
レイジ「こらっ!キザ男っ!ねーちゃんに手出しするとこの俺がゆるさねーぜ!」
ライ「キザ男?…お前こそ、そんな熱血して…ん?ミズゴロウ、どうしたんだ?」
ミズゴロウ「み〜ず〜ぅ!!」
キモリ「きもぉっ!!」
レイジ「あれ?そのミズゴロウって、もしかしてオダマキ博士にもらったのか?…だったらちょうどいい!!バトルしようぜ!
俺が勝ったらねーちゃんからはなれろよっ!」
ライ「ふん、いいだろ。ミズゴロウ、いくぞ。」
ミズゴロウ「みずぅ!」
レイジ「きたきたきたぁ!いくぜキモリ!」
キモリ「きもっ!」

初トレーナーバトル!レイジは勝てるのかっ!?
つづく。
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黄苺風鈴 #5☆2004.01/23(金)20:26
シズカ「えーと…使用ポケモン一体で、バトルを開始します…?(こっ、こんなんでいいのかなぁ?)」
レイジ「よーし、じゃあ行くぜ!いけっキモリ!」
キモリ「きもぉ〜!!」
ライ「いけっミズゴロウ。」
ミズゴロウ「みずぅ!」
ティラ「う〜ん…タイプ的にはライ兄さんの方が不利だけど、あんなクズ相手じゃ楽勝ね☆」
レイジ「ムッ!!まあいい、キモリ!すいとる攻撃!」
キモリ「き〜も〜ぅ!!」
ぼわわわ!!
ミズゴロウ「みっ…みず〜」
ライ「ミズゴロウ、たいあたり!」
ミズゴロウ「みずずずん!!」
ドガッ!!
キモリ「きもぉっ…」
レイジ「キモリー!!」
ライ「続けてどろかけ!!」
ミズゴロウ「みず、みずっ!」
バシャン!
キモリ「きも!」
レイジ「でっ、でもあんまり効いてないぜ!キモリ!すいとる!」
キモリ「きも〜!!」
すかっ!
レイジ「あっ、あれっ!?」
ティラ「ふーん。クズ男だから、技の効果も知らないんだぁー★ダッサぁー。」
シズカ心「どろかけは、当たったら必ず命中率を下げる…さすが、私のタイプかも!」
ライ「とどめのたいあたりッ!!」
ミズゴロウ「みずごろ〜!!」
ドガァン!!
レイジ「うわぁ!!キッ、キモリー!!」
キモリ「きもぉぉぉぉ…(ばたっ!!)」
シズカ「えーと、キモリ戦闘不能!ミズゴロウの勝ちッ!」
ライ「よくやったな。戻れ、ミズゴロウ。」
キュイィィン…
レイジ「キッ、キモリ、大丈夫か!?…ゆっくり休めよ。」
キュイィィン…
ティラ「ふーん、クズにしちゃぁ、なかなかやるじゃなぁい♪
それじゃ、ライ兄さん、行きましょ♪」
ライ「ああ、じゃあまたどこかで会えるといいな。」
レイジ「ああ。じゃあな!!」

ジョーイ「はい、あなたのキモリは元気になりましたよ!またのご利用をお待ちしております!」
レイジ「……はぁ。なんかショックだなぁ、あんなキザ男に負けるなんて。しかも、タイプ的には有利だったのに…」
シズカ「元気だしなよ〜。…それよりあんた、モンスターボール5個リュックに入れたんじゃないの?一つも無いじゃない。」
レイジ「え?一つジグザグマに使って…あー!!104番道路に落としてきたぁっ!!」
シズカ「もお、あんたドジね。じゃ早いトコ行きましょ、104番道路!」
レイジ「お、おうっ!」
           同じころ。

???「ねぇ〜、トウカの森まだぁ?ミリカ、もう疲れて動けないよぉ。」
???「慌てるなミリカ。そのうち見えてくるさ。」
ミリカ「そ〜んなこと言ったってユーゴ、遅すぎだよぉ!!早くしないとマグマ団来ちゃうじゃんっ!!」
ユーゴ「大丈夫だ。俺は待ち合わせと命令は絶対主義なんだ。」

???「ふー、疲れた。さすがにミナモから来ると疲れるなぁ…」
???「男のくせに情けないよ、コーシ!あんた体きたえてんのかい!?」
コーシ「ウルサイ、ランコ!アクア団に気づかれるだろっ!?」
ランコ「へいへ、分かりましたよ。あいつら時間にルーズだから
まだ来てないと思うけど。」

なんか、意味わかんない二人二組登場!
ところで、モンスターボールどこ〜!?
続く…
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黄苺風鈴 #6☆2004.01/29(木)17:11
レイジ「無いな…」
シズカ「弱音を吐くな!アンタが落としたっていったんでしょ!とことん探すわよ!…ん?あのポケモンは??ポケモン図鑑で…」
ピピッ!
『ラルトス きもちポケモン』
シズカ「かぁ〜わゆぅ〜〜い☆私のタイプ!!レイジ、モンスターボール貸しなさい…あんた持ってなかったのね…」
ラルトス「らる?…らる〜っ」
レイジ「あれ?そのラルトス、ねーちゃんに近づいてくるよ?」
シズカ「私の美しさに憧れて…うふふふふふっ!」
レイジ心「ねーちゃん、怖い…」
ラルトス「らるるるる〜…」
レイジ「あ〜!モンスターボールあった!」
ラルトス「!! らるる〜っ!」
シズカ「あ、ラルトス逃げちゃった。今のはレイジの責任よ?レイジが大声出したんだから…モンスターボール見つかったんだし、次はラルトス探すわよ!!」
レイジ心「ねーちゃんと一緒にいると、疲れる…」

シズカ「ラルトス〜!ラルトスどこ!?いたら返事して〜!」
レイジ「なぁ、もうトウカの森だぜ?まさか、この中で迷ったとか…」
シズカ「たーいへん!トウカの森は凶暴なポケモン多いから、すぐ見つけないと!!」
レイジ「俺の出番なし…?まいいや、おーい、ねーちゃん待ってくれよぉ!!」

ミリカ「やぁだぁ、マグマ団もう来てたの?…ていうか、リーダーが直々にここに来て、話し合うんじゃなかったワケ?」
コーシ「こっちはリーダーからの命令できてるんだ!!お前らこそ…まあいい。とりあえずあの件について話そう。まずは…」
遠くからの声「ラ〜ルトスちゃぁん!!どこにいるのっ!?」
ユーゴ「…何だ?ここは凶暴なポケモンが多いからあまりトレーナーが入ってこないと聞いたのだが、入ってきたようだな。」
ランコ「はぁ、こういう秘密会議こそ、邪魔が入るんだよな。どーする?」
ミリカ「全身全霊で『俺達はマグマ団、アクア団だ!』ってアピールするっ!」
コーシ「何を考えている!俺達がジュンサーにでも捕まったら、イモづる式に全メンバー逮捕だぞ!わかってるのか!?」
ミリカ「ジョークだよ、ジョーク〜♪」
コーシ「ったく…というか、オイ、トレーナーこっち来るぞ!?」
ユーゴ「茂みに隠れろ!」
ガササッ!

薄暗いトウカの森。
ちょっぴり怖いけど、イザというときは弟を盾にすれば良し。
これで完璧、怖いものは無いわね。

シズカ「あれ?いまガサガサいってなかった?…まいいや、レイジ、右探して〜!私左さがすっ!」
レイジ「おう!…さてと、おぉーい、ラルトス〜!…ていうか、俺は早くカナズミに行ってバッジをゲットして…うぅ、ねーちゃんと一緒にいるとろくなことが起きねぇ。
はぁ…」
キャーッ!!
レイジ「んあ?…ってねーちゃんが行った方だ!急がないと!」
タッタッタッ…

つづく…?(何故『?』
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黄苺風鈴 #7☆2004.02/02(月)19:36
レイジ「ねーちゃんどこ〜!」
謎のうめき声「んんん〜!んんん〜!」
レイジ「…今の何?ってねーちゃんかも!行こう!」

その頃、シズカはロープで縛られ、さるぐつわをかまされていた。
シズカ「ん〜!んんんんんんん〜(も〜!はやくほどいて〜)」
ユーゴ「うるさい。俺達が話してたこと話さなかったらほどく。」
レイジ?「こらぁぁぁぁぁ!」
シズカ「ん!んんん!(あっ、レイジ!)」
ランコ「…誰か来ない?やばくない?」
ミリカ「ちょっと移動しようよっ!」
たったったったっ…
ダダダダダダダダ!
レイジ「逃げるなぁぁぁぁぁ!」
コーシ「…やかましい。いけっドンメル!」
ボンッ!
ドンメル「どんどん!」
レイジ「おわっ…いきなりポケモン出すなよ!…でも、ほのおタイプ相手じゃキモリは
使えないな。いけっジグザグマ!」
ジグザグマ「じぐぐ〜!」
ピーッ…ガガーッ…
コーシの声『ドンメル、聞こえるか?…聞こえるな?よし、たいあたり!」
ドンメル「どん、どんっ!」
どがぁぁん!
ジグザグマ「じっ、じぐぐぐぐっ!」
レイジ「なっ、なんでトレーナーがいないのに…負けるか!ジグザグマ、たいあたりっ!」
ジグザグマ「じぐ〜!」
どかんっ!
ドンメル「ど〜ん!どん!」
レイジ「ぜんぜん効いてない!?ん?あの黒いの、何だ?」
ドンメルの耳のあたりに、黒くて丸いイヤホンっぽいものがついている。
レイジ「そうか!だからトレーナー無しで攻撃できたんだ!ジグザグマ、耳の辺りにたいあたり!」
ジグザグマ「じぐ〜!」
どん!
ドンメル「どん!…どん?」
コーシの声『おい、ドンメル、どうした!…しかたない、退却だ!」
ピーッ!
あたりに、笛の音がこだました…
ドンメル「どん!どんどんどんどんどん…」
レイジ「あ、逃げた。…って、ねーちゃーん!!どこ〜!?」

つづく。
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黄苺風鈴 #8☆2004.02/10(火)21:53
ザクザクザクザク…
俺はトウカの森をぬけていった。途中枝が服に引っかかったりしたけど、そんなのおかまいなしで…

レイジ「ねーちゃん!」
俺は叫んでみる。すると、手を振る影が見える―。
レイジ「ねーちゃん!無事だったのか!?」
シズカ「当たり前でしょ。私がそんな簡単にくたばると思う?」
レイジ「それはない。っていうか、手とかほどけてるけど、どしたの?」
シズカ「ああ、変な奴らがほどいてってくれたの。それより、あいつらが言ってた事って何のことだったのかな?」
レイジ「そんなことより、カナズミはもうすぐなんだ。張り切っていこーう!」
シズカ「ぉーぅ。」
俺はいつもに比べてノリの悪いねーちゃんを不思議に思ったが、
今はそんなこと思ってる場合じゃないと思っていた。

レイジ「ついたぁぁぁっ!やっぱ都会の空気はいいね!」
シズカ「そうね。さて、まずは…っと。」
ビュウッ!
レ&シ「何あれ?」
何枚かの書類が、風に乗って流れている。
向かう先は…川だっ!
?「おーい!書類とってくれ!」
?「お願い〜!話し合いが水の泡なのよ!」
その途中で、俺達は書類に向かってダッシュしていた。
ダッダッダッダッ…

レイジ「ねーちゃん!これでたぶん全部だぜ!」
シズカ「そうね。川に流れてるのもないし…」
?「おーい!ありがとう!助かったよ!」
俺達の前に現れたのは、銀髪の青年。何かの雑誌で見たような気がする。それに、父さんのアルバムの中にこの人に似た美青年がいたような気がする。
俺が口を開く前に、ねーちゃんが言葉を出す。
シズカ「えーと、デボンコーポレーションの次期社長の、ダイキさんですよね?」
ダイキ「ああ、そーだけど、何か?」
シズカ「や、やはり!それじゃさっき一緒だった女の人は、妹で秘書のリーミさんですよね?」
ダイキ「うん。リーミなら、さっき書類が川に流れていったら…ってつぶやいて、それからバタリ。」
レ&シ「バ、バタリ!?」
ダイキ「っていっても気絶しただけ。どうせまた社長室に運ばれたでしょ。お礼に、デボン見学でもしてみない?」
レ&シ「ハイ、ぜひ!」

つづく。
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黄苺風鈴 #9☆2004.02/27(金)20:21
シズカ「うっわぁぁ、広いですね!それに、いろいろな機械もあるし…」
ねーちゃんが感嘆の声を上げる。…俺にはちんぷんかんぷん。
ダイキ「社長室はこっちだよ。」
ダイキさんの声に、俺はねーちゃんを引きずるのだった。

リーミ「ぁぅ…しょ、書類は…?」
ダイキ「ほら、ちゃーんとあるよ。はい。」
リーミ「きゃ〜っ、有難うございます!」
レイジ「いや〜、それほどでも。」
リーミ「今日も遅いですしっ、各種モンスターボールです!」
シズカ「ありがとうございます!…ところで、社長さんは?」
ダイキ「あれ、そーいえばどこ行ったんだろ?…しめしめ、この隙にポケモンをゲットするぞ…」
レイジ「へ?あのポケモン好きで有名な社長さんがなんでゲットさせてないんです?」
リーミ「んーとですね。それは、虫とかいるから。かぶれるからいっつもメタグロス連れて虫除けスプレー。」
シズカ「意味無いじゃん。」
ダイキ「んじゃ、ちょっくら探しにいくかぁ…ポケモン!」
一同「オーッ!」

ダイキ「おーし。モンスターボールも開発部からたっぷり貰ったし、レッツゲットー!」
ガサガサッ。
ダイキ「きたー!どいつだどいつだっ!」
?「つちー!」
シズカ「あ、ツチニンだ。はい、アチャモ!」
アチャモ「ちゃも〜!」
ダイキ「わざは…きあいだめッ!」
アチャモ「ちゃもぉ!」
ツチニン「つっちぃ!」
ダイキ「ひっかくかっ!?かわせ、アチャモ!」
アチャモ「ちゃもっ!…あちゃっ!?」
ガリッ!
アチャモ「あちゃ〜!」
シズカ「とくせいの『ふくがん』で、命中率が上がってるみたいね。」
ダイキ「ちくしょー、いけっ、こっちもひっかくだ!」
アチャモ「あちゃ!」
ガリリッ!
ツチニン「つちぃぃ!」
シズカ「きあいだめで、急所に当たる確立が上がってるんだわ!」
ダイキ「よぉーっし、いけっ、モンスターボール!」
ボンッ!!コロ、コロ、コロ…ピィーン!
ダイキ「やったぁ!ツチニンゲットっ!」
シズカ「やったわね!…ところで、リーミさんとレイジの方は…?」

ツヅク。
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[146]

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