ぴくの〜ほかんこ

物語

【ぴくし〜のーと】 【ほかんこいちらん】 【みんなの感想】

[217] 全てはこの空の下で・・・

ぽけっともるふぉん #1★2004.02/28(土)15:39
静かな暗い夜だった。
外では、一羽のヨルノズクが飛んでいた。
月がぼぅっと光っている。
11才の少女、キアは月を見ながら考え事をしていた。
キアはもうすぐポケモンを連れて旅に出るのだった。
だが考えている事は旅の事ではなかった。
学校の帰り道、同い年の少年、シンに言われた言葉がどうしても忘れられないのだった。
「一緒に行くか…?」
キアにはこの言葉の意味が全く分からなかった。
もちろんどういう意味かを聞いた。
だが無視されてしまい分からないままだった。
「一緒に行くか…って何の事かなぁ?」キアは何も分からずにゆっくりと夢の世界へと引きずり込まれて行った。
それから何日か経ち、ついにキアが明日、旅に出る事が決まった。
キアは旅のこと考えられなくなってシンの言葉などすっかり忘れていたのだが…まもなく郵便うけに手紙が届いた。
「んっ誰からだろ?差出人の名前が書いてない、まっ読んでおこう」
手紙にはこう書いてあった。
「キア様宛
明日旅に出るそうですね。私も明日自分のポケモンを持って旅に出るんですが宜しければ一緒に出かけませんか?
もし宜しいのなら明日の午後4時半に自分のポケモンを持って、
トキワシティ、ポケモンセンターの受け付けで待ち合わせましょう」
「何でこの人私が明日旅に出ること知ってんだろ?旅の事は家の人しか知らないはずなのに・・まぁ旅は道連れ世は情けよね。
この人悪い人じゃなさそうだしトキワシティなら徒歩15分程度でしょうに…よーし明日4時半にトキワシティポケモンセンター、行くわよー♪」
こうしてキアはパートナーポケモンのニドラン♀と共に、トキワシティを目指すのだった。(明日の事だろ)
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ぽけっともるふぉん #2★2004.02/29(日)14:30
朝だ・・窓から入ってくる光は物凄く眩しい…。
キアにとって今日はいつもとは違う日だった。
ベットの隣には1つのモンスターボールと新品のバックが置いてある。
「よし、出かけるか。行くよニドラン!」そう言ってキアはモンスターボールを投げた。
出てきたのは小さなニドラン♀だった。
「何だか種族名で呼ぶのはパートナーって実感湧かないね。これからは
にっぴで良いわよね?」なんてありきたりと言わんばかりの目でにっぴはキアを見つめたがしばらくして駆け出した。
             ★1番道路★
「あれーおかしいなぁ!?トキワまでは1本道のはずなのに…」
どうやら迷ってしまったようだ。
「まぁ良いかー、あはははは」まさに笑ってごまかす達人である。
キアが笑っていると何かが物凄い速さで走り去って行った。
「な、何あれー」
細い足…長い紫色の鬣…水晶のようにすんだ角…青い体
キアの前に立っていたのはまさしく…
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ぽけっともるふぉん #3★2004.02/29(日)15:33
キアの前に立っていた、青いポケモンはいきなり攻撃をしてきた。
「うわぁぁにっぴ!守る〜」
にっぴの守るで何とか攻撃を守ったものの敵の攻撃が強すぎたのか、
ふらついていた。
「にっぴー!大丈夫ー」キアはにっぴの所まで駆けつけていった。
青いポケモンは次の攻撃を出すためか力をためている。
「にっぴ、影分身よ」キアが命じた瞬間青いポケモンは突撃してきた。
 ドドドドドドッと凄く鈍い音が辺りに響いた…。
「にっぴ、あの作戦覚えててくれたんだ!」
あの作戦というのは影分身と言った瞬間物凄いスピードで分身を作り、
分身達が全員で守るをする絶対防御の攻撃である。
 今回が凄くタイミング良く出来ただけでいつもは失敗してばかりだったのだが…。
「よーし何だか知らないけど反撃開始よ!にっぴ、角で突く!」
ドンッと敵に突撃して角を思いっきり青いポケモンに刺した。
小さく短い角だったが急所に当たったようで青いポケモンも少しよろめいた。
「次!毒針」ニドランは角の先から紫色の液体少しを出してもう一度角で突いた。
青いポケモンは泣き声をあげて逃げていった。
「すっ凄い!今のがスイクンか…あのニドラン…」後ろで誰かが独り言を話していた。
「あなた…誰?」キアは後ろに居た青年に質問をした。
「おっと失礼、私はミナキという者だが…君はあのポケモンを知らないのか?あいつはスイクンと言う水タイプ最強を誇るポケモンなんだ…まさか生きているうちに会えるとは・・」
「ちょっと一方的に喋んないでよ。私だって聞きたい事いっぱいあるのよ」
「君はなんていう名前だい?そのニドラン何処で捕まえたんだい?」
「あんた私と会話する気ある?」
「捕まえようとは思わなかったのかい?なんでそんな…イテテ止めてくれ何をする。離せ…くぅ・・」
ミナキはキアにちゃたくにされ袋叩きにされていた。
「ミナキ君、あなたは何であのポケモンの事知っているの?知っている事全部教えてよー」
「教えるからもう殴るなー…ふぅ、助かった。えっとだね、私は10年前からあのポケモン、スイクンを追っていたんだ。
昔、私の家が火事になった時、正体不明のポケモンが火を消したんだ。
私の親は大火傷を負っていたのだが、そのポケモンの吐息がかかった瞬間傷がひいたんだ。
少したってそのポケモンに付いて色々調べてわかったんだ。
そしてそのポケモンが…」
「スイクンだったんだ」キアが言った。
 「そうだよ・・そして今、スイクンと戦う君を見つけたんだ」
「他にスイクンに付いて知っている事は?」
「…。(汗)」
「知らないんだ…」
「ああ…まっ♪それより君、旅をしているみたいだね。
どうだい、僕といっしょに旅をしないか?」
 少し考えたが答えは、「当然良いよ♪」だった。
こうしてスイクンを通してミナキと旅をする事になりました。
さてさて今は午後4時20分…何かを絶対忘れているキアであった。
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ぽけっともるふぉん #4☆2004.03/02(火)16:52
「ねぇミナキ君、今何時ー?」
こんもり少しだけ夕焼けで空の色が変わっている。
「ん、4時半だが…。」
せっかちなヤミカラス達はもう飛び回っている。
「4時半!?…あぁトキワシティポケモンセンター行く約束忘れてたわ。もう約束の時間じゃない!今から走って行ったってもう間に合わないじゃないのー」
 キアが叫んだ、ヤミカラス達は飛び立っていってしまった。
「なんだ約束があるならそう言えば良かったのに…まっトキワシティなら5秒程で着くから大丈夫だよ。」
「はっ?からかってんの?」
キアがミナキに憎しみ(?)を込めて睨みつけた。
「行くぞ、ピジョット!トキワシティのポケモンセンターだ。」
ミナキがボールを投げると良く育てられたピジョットが出てきた。
ピジョットはボールから出るなりいきなりミナキとキアを乗せて飛び立った。
 あまりに早すぎて目が開けられなかった。目を開けると凄い風が目に突き刺さるからだ。
「さあ着いたぞ、トキワだろ」
キアが目を開けるとすぐそこにポケモンセンターがあった。
看板があり、そこにはトキワシティポケモンセンターと書いてあった。
「ウソ…早すぎ」キアは目を丸くして突っ立っていた。
「…もしもーし、聞こえますか?」
当然キアに聞こえている訳がない。
           ★ポケモンセンター★
「おっあそこに立っている人が手紙をくれた人かな…」キアが
駆け寄ってみるとそこに立っていたのは…。
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ぽけっともるふぉん #5☆2004.03/04(木)16:28
「手紙をくれた方はあなたですか?」
キアは受付に立っていた、同い年位の男の子に声をかけた。
 男の子は後ろを向いていたため顔までよく見えなかったのだった。
男の子が振り向いて答えた。
「…オレだ」立っていたのはシンだった。
「やっぱりシン君だったんだ・・。」
「あのなやっぱりって…お前の後ろに立っている変な人・・誰だ?」
シンはミナキを指差していった。
「無礼だな!私は変な人ではない!ミナキという者だ!君は?」
「シン」
「速答かよ!」
ミナキがシンを見つめた。
「ねぇねぇ私ずっとしゃべってないよ!影薄くなっちゃうよ〜」
「だまれ」
「だまれ」
ミナキとシンが同時に言った。
それから夜遅くまで今まであった事をすべて話した。
スイクンの事やミナキの事、これから何処へ行くか、などなど
 当然ポケモンセンターに寝泊まりだ。
シン「スイクンか・・本当に居るのかよ?」
ミナキ「写真だ」
キア「ちょっといつの間に撮ってたの!?」
シン「こいつか…あまり強そうじゃないな・・。
北風の化身って言うからもっと強そうなの想像してた。」
 ふと気が付くとトキワの森辺りで物凄く強い光が光っていた。
キア「うわー、お祭りか何かやってるのかな〜?外が凄く明るい。」
シン「今、午前1時だぞ・・。」
キア「真夜中のお祭りか〜♪」
シン「あのなぁ…そういう意味じゃなくて!こんな真夜中に祭りがやってるか?って意味だよ。」
ミナキ「なにはともあれ・・行ってみるか?」
キア「うん♪行ってみよう♪綿菓子買うお金残ってるかな?」
3人はトキワの森へ向かって行った。
 ただ1人変な間違いをして…。
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ぽけっともるふぉん #6☆2004.03/06(土)10:29
「飛べっピジョット!」ミナキが2人をピジョットに乗せ、トキワの森へと飛び立った!
2秒そこらでトキワの森に着いた。
ミナキがピジョットをボールに戻しながら言った。
「光の正体は何だ?トキワの森の電気ポケモンはピカチュウしかいないはず…ピカチュウがあんな電撃出せる訳がない。
どういうことだ、これは。」
 光のあるトキワの森奥地に着いた。
「ギャース」そこに居たポケモンは…
「サンダー!」キアが大声で叫んだ。
そう、光を出していたのはサンダーだったのだ。
「…何かと戦っている?」シンは少し怯んでいるが冷静沈着だった。
 「ちぃっ人に見つかったか!」サンダーと戦っている10人組の男女が言った。
サンダーは傷だらけでボロボロだった。
「けっ見つかったらしょうがないぜ!奴らからぶっ潰してやる。」
黒ずくめで人相の悪い10人の男女はキア達に襲い掛かってきた。
「我々はロケット団というグループだ!」
リーダーらしき男が言った。
 今度はシンだ。
「…聞いた事があるぞ!ポケモンを使うだけ使い、最後には殺す。悪のポケモングループ!なーるほど、だからサンダーを」
キア「だめ、無理よ…そんな人達がサンダーを捕まえる事は出来ないわ。」
ミナキ「キア!どうしてサンダーの事を知っているんだ?」
キア「私の家にサンダーの絵が飾ってあるわ…昔、お父さんがサンダーの事、沢山教えてくれたわ。他の2匹の事も!」
ロケット団幹部「最後のお喋りは終わりだよ。私達の正体を知ってしまったのなら…死んでもらう!」
ロケット団達がボールを構えた。
もちろんキア達もボールを構えた。
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ぽけっともるふぉん #7☆2004.03/06(土)15:07
ミナキ
「キアちゃんとシン君は、あそこの幹部と戦ってくれ!私がここの9人を倒す!」
シン
「・・あぁ」
キア
「任せといて」
2人はポケモンを繰り出した。だがキアのボールから出てきたのは
ニドリーナだった。
キア
「にっ…にっぴが進化してるー」
シン
「行くぞ!ニドリーノ!先手必勝で角ドリルだ。」
キア
「にっぴもっ影分身と守る!」
幹部
「甘いな、行け!グラエナ、ヘルガー!突進と火炎放射だ」
キア
「甘いわね。守るで完全防御よ♪」
シン
「いけっニドリーノ!穴を開けてやれ」
攻撃に夢中だったグラエナに会心の一撃!
幹部
「なめすぎだ!下が、がら空きだぞ!ダグトリオー」
キア
「あら♪なめた覚えは無いわよ♪ニドリーナ!出てらっしゃい♪」
ニドリーナの分身が穴を掘っていたのだ。
地中でニドリーナがダグトリオを見つけて思いっきりぶん殴った。
 ダグトリオは地中で殴られ出てくる所がずれてしまったのだ。
しかも幹部の足元に出てきたダグトリオ、幹部はふっとんだ。
幹部
「ぐはぁ!」
シン
「もらった」
シンのニドリーノの二度蹴りが幹部に炸裂した。
キア
「今居なくなれば痛い思いしなくて済むわよ〜」
幹部
「サカキ様〜」
幹部は逃げていった。
ミナキ
「お前らも消えたほうが身の為だぞ!ロケット団の下っ端達」
もうとっくにミナキは10人の下っ端を倒していたようだった…。
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ぽけっともるふぉん #8☆2004.03/13(土)11:44
キア
「随分コテンパンにしちゃったよね〜♪」
シン
「……。」
ミナキ
「2人とも、これが何だか分かるか?奴らが逃げる時において行ったボールだ…」
3人はニビシティで食事をしながらロケット団の話をしていた。
シン
「…もっとよく見せてくれないか?」
ミナキ
「あぁ、ほら」
ミナキがシンにボールを渡した。
キア
「マスターボール?」
ミナキ
「おそらくそうだろう。トキワの森には時の神が来るそうだからな。
あの時のサンダーだけが目的じゃないであろう・・。
 サンダーはあの戦いの後、一枚の羽を落としていったのだが…
シン君に持っててもらいたいんだ。私が持っていたら無くすだろうし、伝説を知っているだろう」
シン
「伝説は知っているが信じてはいない。持っているだけで良いならべつに構わないぞ」
キア
「伝説?ぜひ教えてよ!それと、時の神の事も。」
キアが頼んだ、ミナキが口を開いた…。
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ぽけっともるふぉん #9☆2004.03/14(日)14:38
「伝説から教えようか…
この世にはサンダー、ファイアー、フリーザーと他に2匹の最強の鳥ポケモンがいるんだ・・そいつら全匹の羽を手に入れればその昔、
アルトマーネという水上都市を救ったと言われる伝説の夢幻ポケモンを手に入れられるそうなんだ…奴らがその夢幻ポケモンを手に入れたら世界はロケット団の物になってしまう…だから私は奴らより先に夢幻ポケモンを手に入れて守りたかったんだよ。
今ある羽は4枚…銀色のはねと炎の羽と氷の羽と雷の羽だ!」

ミナキはその後も羽をどこで手に入れたかなどを面倒くさがらずに全てを教えてくれた。

シン
「…!、重大なことに気が付いた。
もしココに敵(ロケット団)がいたら…」
キア
「羽のありかがばれちゃう!」
ロケット団下っ端
「へへっ今のことを全てリーダーに伝えれば…!」
ミナキ
「何でこんなに話してしまった後に気が付くんだー」
シン
「しかも都合の悪い時に本当にロケット団がいるしよー。」
キア
「逃げられるわよ!追わなくちゃ!」
キア達は逃げ行くロケット団の後を追った
ロケット団下っ端
「ちぃっこのままじゃ捕まっちまう!ケンタロス!俺を乗せて走りな」
下っ端はケンタロスを出したが言う事を聞かずにキア達のほうへ突っ込んだ。
キア
「私達と戦うつもりなのかしら?まっどうでも良いけどニドリーナ!
影分身&守る!」
二ドリーナが盾になり敵の突進から身を守った。
ミナキ
「いけぇっフーディン!下っ端と一緒にケンタロスをふっとばせ!
サイコキネシス!サイコウェーブ!サイケ光線の乱れ撃ちだ!」
バキッ グシャッ ドスッ メチャッ グサッ ゴォッ
ロケット団下っ端
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
ロケット団は吹っ飛んでいった。
ミナキ
「さてと・・一件落着したところで明日の午後9時まで自由活動にしないか?ポケモンセンターの2階で待ち合わせよう。」
キア
「よっし遊ぶぞ遊ぶぞー♪と言うことでミナキ君、何するのー?」
ミナキ
「ポケナビで次の町の情報を集めようかな?」
キア
「ポケナビ?」
シン
「ポケモンナビゲーター、略してポケナビ、トレーナーの情報やマップがみれる。ポケモンの泣き声翻訳機が付いてたり手持ちポケモンの情報が詳しく載っていたりして便利なアイテムだ…まさか持ってない訳…」
キア
「ポケナビって良いなー。欲しい、いくらで売ってんの?」
シン
「俺のねーちゃんの奴やるよ、予備用にとっておいたんだが…。」
キア
「やったーありがとう♪シン君って優しいね♪」
シン
「…」
シンはそっぽを向いた。耳まで赤くなった顔を隠すため…。
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ぽけっともるふぉん #10☆2004.03/14(日)16:52
キア
「ねえねえシン君はどこ行くの?」
シンはまだ顔が少しだけ赤かった。
シン
「ニビシティにはポケモンジムという所があってそこにはとても強いトレーナーが居るそうだ…ロケット団のようなヘタレではないから、ポケモンを集めて育てて倒すつもりだ。」
キア
「やけに説明的な文章が気になるけど…シン君より先にその強いトレーナーとやらを倒しちゃおうっと♪」
ミナキ
「んじゃーな」
キア
「明日ねー♪」
シン
「なあキア、俺と練習試合しないか?」
キア
「え?良いけど…今じゃなくて明日にしない?今の私じゃシン君には追いつけないよ・・」
シン
「あ、あぁそうか。んじゃ明日の午前10時にトキワの森で。」
キア
「うん、じゃーねー♪・・よっしシン君にだって負けないぞ!」
キアはニドリーナの特訓を始めた。
キア
「素早さ訓練よ」
キアはニドリーナに丸太を結びつけ、走らせた。
キア
「攻撃訓練よ」
キアは丸太を高く投げた。そしてニドリーナがすかさずジャンプし頭突きをするといった、原始的なものばかりだった。
キア
「防御訓練よ」
影分身をした後、10匹は突進し、後ろで15匹は突進部隊の防御、
走りながら守ることも訓練のひとつだそうだ。
     …そんな事をし続けて次の朝…
シン
「遅いな…時間は守れよ」
キア
「そんな事いいから!いざ勝負よ!」
       ★次回、シンとキアの大対決!?★
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ぽけっともるふぉん #11☆2004.03/17(水)16:42
キア
「行ってきて!にっぴ♪」
シン
「…手加減はしないつもりだ、行け!ニドリーノ」
ニドリーナ
「キャーオ」
ニドリーノ
「ギャーオ」
キア
「影分身」
シン
「させるかぁっニドリーノ!ニドリーナを押さえつけろ!」
キア
「に…にっぴ!」
にっぴはニドリーノに押さえつけられて身動きが取れなくなった。
シン
「叩きつけろ!続けて角ドリルだ!」
ニドリーノはにっぴを持ち上げ高くジャンプするとにっぴの尻尾をつかんで思いっきり地面へと叩き落とした。
キア
「カウンターっていう格闘技…知ってる?」
にっぴは落とされそうになった瞬間ニドリーノの腕をつかみ体を回転させたのだ!
キア
「ごめんなさいね。影分身!続けて毒針マシンガン♪」
          カカカカカカカカカカッ
ニドリーノにたくさんの毒針が突き刺さった。まさに串刺し状態だった。
シン
「分身…影分身の強化バージョンだ・・。」
串刺しになったニドリーノの体ははチリチリと灰になっていった。
キア
「…?上…にっぴ!守るよ♪」
シン
「そいつも分身だ…。」
キア
「にっぴ…出てらっしゃい」
そういうとニドリーナが地面から飛び出してきた。
シン
「な・・一度見たことのある技に…2度やられるなんて・・。」
キア
「今のは本物の攻撃よ。にっぴの分身は相手のスキを見つけるためのおとり防御よ…。」
キアは勝ったのだった。
その後トキワの森で2人して倒れていたのは言うまでもない。
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ぽけっともるふぉん #12☆2004.03/19(金)16:36
長い夢を見ていたような気がする…。
キア
「…、ふわぁ〜あ。今日はよく寝たような気がする。」
シン
「今頃起きたか…。」
キア
「あ・・シン君、おはよ♪今は何時?」
シン
「午後8時45分」
キア
「って、だぁあ今日の午後9時にポケモンセンターでミナキ君
と待ち合わせてたっけー。」
シン
「今頃きずいたか…お前ずいぶん重いんだな…。」
キア
「へ?…ここ、ポケモンセンターじゃーないの?」
シン
「鈍感!オレがココまでおぶってやったんだよ・・。」
キア
「……」
キアは顔が真っ赤になった。怒っているのではない・・照れているのだ
シン
「バッキャロ!何、変なこと想像してんだよ。」
シンとキアは顔を真っ赤にしてしばらく顔を見合わせた。
ミナキ
「おっと…お二人さん、好いところを失礼。」
キア
「ばっ馬鹿!別に私とシン君に特別な関係なんて…」
ミナキ
「19年も生きてるんだ…2人の顔を見てればどういう関係だかだって大体は分かるよ…」
果たしてシンとキアはお互いの事をどう思っているのでしょうか?
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ぽけっともるふぉん #13☆2004.03/31(水)10:36
キア
「これからシン君はジムリーダーと戦うんでしょ♪」
シン
「もう勝った…ほれトレーナーバッチ」
ミナキ
「いやーシン君は強いねー!」
キア
「まっシン君がジムリーダーに勝ってそのシン君に私が勝ったんだから負けるわけ無いわよ!」
シン
「自惚れるな!さっきの戦い、オレが本気を出したとでも思ったか?」
キア
「へっ?」
シン
「顔洗って手を洗って歯を磨いて出直して来い!そんなんじゃあジムリーダーには絶対勝てない!」
キア
「やれば分かるわ」
キアはジムに走って行った。
ミナキ
「少し言い過ぎたとは思わないか?」
シン
「…」
2人はジムに入って行くキアの後ろ姿を見ていた。
シン
「キアのジム戦、見に行ってやるか!」
ミナキはふと思った。
2人は近い将来、最強の称号を手に入れるべく戦うのでは、と
最強の称号を手に入れる「ポケモンリーグ」2人はそこで、戦うことになるのだ!
全てはこの空の下で…。


「全てはこの空の下で」終
続編をお待ち下さいな♪
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ぴくの〜ほかんこ