ぴくの〜ほかんこ

物語

【ぴくし〜のーと】 【ほかんこいちらん】 【みんなの感想】

[490] ホウエン丸ごと大バトル

しあ #1★2004.11/28(日)16:30
第一話 謎の手紙

ポケットモンスター。縮めてポケモン。この世界ではその不思議な生物を至る所にその姿を見ることができる。その数は100、200、300、いや、それ以上かもしれない。そのポケモン達と仲良く暮らしている世界がある。(一部を悪人除く)そして、そのポケモンと共に力を合わせてポケモンバトルという競技をして、ポケモンリーグのチャンピオンをめざしている人をポケモントレーナーという。ここはその世界の、ホウエン地方の南西辺りに位置するミシロタウン。ここに1人の、あのポケモンリーグのチャンピオン、ダイゴに勝った少年が暮らしていた。彼の名はユウキ。2年ほど前にこの町に住んでいるポケモン学者、オタマギ博士からミズゴロウを貰い、ホウエン地方を駆けめぐった。そこで、幾多の仲間とライバルに出会い、ポケモンリーグへたどり着き、ダイゴに勝利した。その後、ユウキはミシロタウンに帰り、のんびり暮らしている。

「チルタリス!燕返し」
少年がそう言うと、チルタリスのトサカがするどくなった。
「何の!ジュペッタ!サイコキネシスだ!」
相手もまた指示するとジュペッタは念力を出しチルタリスを地面に叩き付けた。ダメージがあるようだがまだ立てそうだ。
「負けないで!龍の息吹!」
チルタリスの口から龍の息吹が出てジュペッタに向けて発射された。
「鬼火だ!」
ジュペッタの手から青白い炎が出て龍の息吹にぶつけた。そしてその龍の息吹と鬼火は消えた。その後、ジュペッタは素早くチルタリスの後ろに回り込んだ。
「シャドーボール!」
そう言うと、ジュペッタはシャドーボールでチルタリスに攻撃した。この攻撃でチルタリスは倒れた。
「やっぱりユウキさんは強いね!」
「な〜に。ミツルだって前よりレベルアップしてるさ。」
ユウキが言ったこの少年、ミツルはシダケタウンに住んでいるのだが、一ヶ月に何回か、ユウキの家へ来て勝負しに来ている。ミツルは元々身体があまり丈夫じゃないため、友達もあまりいなかったのだが、引っ越す前に住んでいたトウカシティに住んでいる実力派ジムリーダーセンリに頼んでジグザグマを借り、ユウキの指導もあってポケモンラルトスをゲットすることができたのだ。そんなミツルにとって、ユウキは師匠ともいえる存在なのだ。
「じゃあ、僕はこの辺で失礼するとしますね。でも、今度会ったときは負けませんからね!」
「あぁ。俺だって負けないぜ!」
そう言いミツルが101番道路へ向かおうとしたその時何かがミツルを突き飛ばした。それは、伝説ポケモンウインディだった。そしてそのウインディの口には一枚の手紙があった。
「ミツル、大丈夫か?…って何だこれ?」
ユウキは手紙をウインディから取り、開けてみるとこう書かれていた。

「拝啓ユウキ様。10月25日に私の屋敷でパーティーが行われます。場所は、北の最果て、キサラギ島。出席するかしないかはチェックをして下さい。貴方のお返事持っています。
家主 Mr.X」
「・・ずいぶん胡散臭い手紙だな」
「確かにそうですね。(汗)」
その時、空から紫色の物がポツンと見えた。
「ユウキさん、あれ。」
「あれは…奴だな。」
「ええ。あの人ですね。」
その紫色の物体はこうもりポケモン、クロバットだった。そしてそのクロバットの下に掴まっていたのはユウキのライバル、ハルカだった。ハルカはオタマギ博士の子供で、ユウキがミズゴロウを貰う前からすでにキモリを貰っていた。そして、チャンピオンになるためではなく、図鑑完成のためにホウエン地方を旅したのである。
「三カ月ぶりね、ユウキ。まだポケモンバトルに熱中しているの?」
「ったりめえだ。そういうハルカこそ図鑑は完成したのか?」
「もちろんよ。ほら。このホウエンで確認されている200匹全部集めることができたわ。」
そう言うと図鑑を出し、確かに200匹捕まえたことを示した。
「ところでさっき届いたんだが、今月の25日に北の最果ての島にパーティーが行われるって言うんだ。」
「その手紙私も持っているわよ。」
「え?」
そう言うとハルカはポーチからユウキと同じ手紙を出した。(当然名前は違うが)
「どうやら私たち以外にもこの手紙を受け取った人がいるという訳ね。」
「多分な。」
ユウキだけでなく、ハルカにも届いた謎の手紙。キサラギ島そこではただのパーティーが行われるとは思えない。果たして
何があるというのか?

次回予告 ついにキサラギ島へ向かおうとミナモシティへ行ったユウキ達。そこでは沢山のトレーナーがいた。
次回「出航!ミナモ266便」

作者からのコメント
どうも。ここで小説を書くのは始めてなしあです。「ミュウツーの逆襲に似ている」というコメントは勘弁を(何!)
やべ、タイトルからしてほぼ内容が(ぁ)
ちなみに、島の名前をキサラギにしたのは 北=寒い=冬=二月
と言う理由です(あの)
とりあえず今回はここまでです。
st2u027110.ocv.ne.jp
しあ #2☆2004.09/23(木)10:17
第二話「出航!ミナモ266便」
前回のあらすじ 突然ユウキの所に一通の手紙が届いた。それは北の最果てキサラギ島で行われるパーティー会場への招待状だった。

青い空、白い雲。そして、綺麗な海。ここは、陸の終わり、そして海の始まりとも言われるミナモシティ。ここでは、ユウキがダイゴに勝った頃、船が出航されるようになった。港では沢山のトレーナーがいた。
「よし。パラセクトの状態はバッチリだ。」
「俺のオコリザルは絶対にパワー負けしないぜ。」
そして船の近くでユウキ、隣にはミツルがいる。
「ユウキさんいいんですか?僕が付いてきても。」
「大丈夫だって。あの手紙にはそんなこと書いてなかったし。」
その時ハルカが
「何やってんの。もうすぐ船出ちゃうよ。」
「ヤバ!急ぐぞ!」
「は、はい!」
そう言いユウキとミツルは走って船に乗り込んだ。
「えーではまもなく、ミナモ266便出航しまーす」
船員の一人がそう言うと船が動き出した。すると早速アナウンスが流れた。
「本日は豪華客船ダイトリップ号をご利用いただき誠にありがとうございます。この船はキサラギ島行きです。終点までは止まりませんので、ご注意下さい。それでは、海の旅をお楽しみ下さい。」
そう言いアナウンスは終わった。
「よーし早速バトルだ。おーい誰か俺とバトルしてくれ!」
そういいユウキは立ち上がり船の中を走り回った。
「ちょ、ちょっとユウキさん・・」
ミツルがそう言おうとしたのにも関わらずユウキは他のトレーナーとどんどんバトルをした。そうしている内に日が暮れて来た。
「よし。これで100連勝っと。」
「つ・・強え・・」
「もうちょっとで勝てたのに俺運悪いな・・」
するとまたアナウンスが流れた。
「まもなく夕食のお時間です。皆様、食堂にお集まり下さい。繰り返し、申し上げます。」
「お、そろそろ飯か。」
そう言いユウキは食堂まで走り出し、そしてあっという間に平らげた。その速度なんとマッハ単位。(嘘)
「いや〜食った喰った。」
ユウキがあっという間に食べたのを見てミツルは唖然とする。
「は・・早いですね・・」
「まぁこいつの場合はこうだから。」
そして一時間ぐらい経ってまたアナウンスが・・ではなく一人の紳士が出てきた。
「皆さん、実はこれからキサラギ島へ行くのはこの船に乗っている人だけじゃないのですよ。」
その言葉に皆ざわめき始めた。
「キサラギ島へ行くのは私たちを含んで総勢1900人・・の内100人は島のスタッフです。そして各船にはすべて同じ人数の200人、つまり私たちと同じようにキサラギ島へ行く船があと八艘有ると言うことです。しかし、島で用意されている食事などは各船から30人分しかでないのです。」
すると一人のトレーナーが
「じゃあ、270人しかキサラギ島へ行けないって事かよ!」
そう言われた紳士はにっこりとうなずき
「ええ。ですからこれから200人の内170人にはこの船から下りて貰います。
「ちょ、ちょっと待て。降りて貰いますって、俺みたいに泳げるポケモンを持っていないトレーナーはどうすれば良いんだよ。」
「そんなこと知ったこっちゃありませんよ。」
「何だと!行け!ライボルト!」
すると一人のトレーナーがモンスターボールを投げ放電ポケモンライボルトを繰り出した。
「ライボルト!スパークだ!」
そう言われるとライボルトは電気を貯め紳士へ突進していった。しかし紳士は避けようともしなかった。むしろ、余裕が有るかのようだ。すると紳士もモンスターボールを出した。その中からはボールポケモンマルマインが出てきた。
「マルマイン。ミラーコートです。」
するとライボルトが突進したのにも関わらずライボルトは苦しそうな表情をしながらトレーナーの方へ吹き飛んだ。
「ぐお!」
そして紳士がリモコンのボタンを押すとどこに仕掛けてあったのか一人のトレーナーとライボルトは穴が開き海に落とされた。
「このように、逆らう物は全てさっきの者のように海へ落とされて貰います。」
「う・・」
皆はまた静まり返ってしまった。
「それでは、今から誰がキサラギ島へ行くのにふさわしいのかを決める抽選方法を発表しましょう。その方法とは・・『総勢200人のバトルロワイヤル!』です。言うまでもなく、この船に乗っている乗客全員でバトルロワイヤル形式でポケモンバトルをしてもらいます。」
(こいつは面倒だな・・だが負けるわけではないぜ。)
次回予告 ついにバトルロワイヤルのポケモンバトルが始まった。次々とトレーナーを倒していくがその時ユウキは凄い奴を見た!

次回 「開始!ポケモンバトルロワイヤル」

作者からのコメント
うわ、自分本当はギャグ書きたかったんですがギャグのかけらもないですね・・(ぁ
とりあえず次回から抽選のポケモンバトルが始まるので楽しみにして下さい。
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しあ #3☆2004.09/23(木)21:09
第三話「開始!ポケモンバトルロワイヤル」
今までのあらすじ ついに動き出したミナモ266便。だが、その時紳士が現れ誰がキサラギ島へ行くのにふさわしいのかを決めるためのバトルロワイヤル形式のポケモンバトルをやると言い…

船の上で戦っているポケモントレーナー達。海へ落ちるか、勝者になり助かるか・・そんなバトルが何回もやっている。さて、ミツルは・・
「チルタリス、龍の息吹!」
チルタリスの龍の息吹でヤドランは吹っ飛び後ろのトレーナーも海へ落ちた。
「これでやっと17人目だ。それにしてもユウキさん達は大丈夫かな・・」
「よそ見してる場合じゃないぜ。」
すると後ろからベトベトンを連れたトレーナーが出てきた!チルタリスは戦おうとするがベトベトンに床へたたき落とされ、その後ミツルを海へ投げ飛ばした。
「く、行け!」
ミツルは急いでボールをだし船の上に投げつけた。そのポケモンは・・最初にミツルがゲットしたポケモン、サーナイトだ。サーナイトはすぐさまサイコキネシスでミツルを船の上まで運んだ。
「ち、戻ってきたか。ベトベトン!」
「サイコキネシスだ!」
襲いかかってきたベトベトンを跳ね返すかのようにサイコキネシスで吹き飛ばした。一方そのころハルカは・・
「ほらほら!もっとかかってきなさいよ!」
「ひ・・ひい・・」
ハルカがオタマギ博士から貰ったポケモン、ジュカインが自慢のリーフブレードで沢山のポケモンとトレーナーを海へ放り投げていた。
「に・・逃げろー!!」
それを見たトレーナー達は怯え始めて船の中へ逃げ出そうとした。しかしハルカは狙った者は絶対に逃がさないハンターのような心を何故か持っているので逃げ出したトレーナーは更にハルカの心に火を付けてしまうのである。
「逃がす物ですか!ジュカイン、破壊光線!」
ジュカインの口からエネルギーが貯まり発射した。逃げ出そうとしたトレーナーはもちろん全員海へ落とされた。ここまでだけども200人からあっというまに80人程度になってしまった。そしてユウキは・・
(お、あそこにもトレーナーがいるな。よし、勝負だ!)
そこにいたのは青色の服と白色のスカートを着て、暗い表情をしている金髪の少女だった。物静かそうだが・・どこか冷たい雰囲気がある。ユウキが勝負をしようと思ったとき突然一人のトレーナーがドードリオに乗って少女に襲いかかった。
「ドードリオ、ドリル嘴だ!」
そしてドリル嘴は少女の身体に突き刺さった・・はずなのだが少女はなぜかさっきとまったく同じ暗い表情をしていた。
「何!・・ってうわぁ!」
すると突然ドードリオとそのトレーナーが浮かび始めた。
「あれ?あいつ何もやっていないぞ!?」
そしてトレーナーとドードリオは海へたたき落とされた。すると少女は喋り始めた。
「貴方・・チャンピオンのダイゴに勝ったユウキって人でしょう。」
そう言われたユウキは突然、ゾクッと背筋に寒気を感じる程の恐怖がある・・。無理もないだろう。何もしていないのにトレーナーを吹き飛ばしたのだから。だが、やせ我慢をしているようだがユウキは答えた。
「あぁ、そうだ。俺はミシロタウンのユウキだ。」
すると少女はクスっと笑い、
「やっぱりね。貴方と私はいずれキサラギ島で戦うことになりそうね。」
しかしユウキはその事が気にくわないのかボールを出し
「いずれじゃなくて今倒してやる!」
ジュペッタを出し少女へシャドーボールを命じたが・・その前に何かがユウキとジュペッタを床へたたき落とした。そして起きあがったときにすでに少女の姿は無かった・・その時ユウキの耳には少女の声が聞こえた。
「私の名前はハルキ。次合うときは敗北の時よ。」
(ハルキね・・どっかで聞いたことのある名前だな・・う〜ん・・誰だったかな・・?)
考えながら船を歩いていると一つぽつんとある島が見えた。
「あ、あれもしかしてキサラギ島じゃないか?」
それを聞いた皆は島の方を見た。そしてアナウンスが流れた。
「今、ちょうど乗客が30名になりました。バトルをおやめ下さい。まもなく、キサラギ島です。荷物のお忘れ物、落とし物の無いようににお気をつけ下さい。」(なんだかバスみたいだな・・(爆)
ついに船がキサラギ島へたどり着いた。果たして、そこにはどんなことが待っているのだろうか?
次回予告 キサラギ島へたどり着いたユウキ達。他の船に乗ってきたトレーナー達も島へ着いた。そしてこのイベントの主催者MrXとは・・
次回「悪人か善人か 謎の主催者Mr.X」

作者からのコメント
てな分けで第三話です。なんだか少し短い気がするな・・(ぁ
次回からやっとユウキ達はキサラギ島へ入ります。お楽しみに。
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しあ #4★2005.01/05(水)12:41
第四話「悪人か善人か 謎の主催者Mr.X」
前回までのあらすじ ついに始まったポケモンバトルロワイヤル!その時ユウキはハルキと名乗る謎の少女に出会う。そして、ついにキサラギ島へたどり着いた。
「皆様、降りるときにも足を踏み外さないようにご注意してください。」
ユウキは砂浜で立ち止まった。
「ここがキサラギ島か・・以外と大きいんだな。」
するとミツルはリュックから一枚の紙を出し
「えっとこのガイドによりますと総面積は102.05ku。平均温度は20°前後。主に寒さに強いポケモンが生息しているらしいです。」
ユウキ達がそう言っていると突然森の茂実が動き出した。
「何だ!?」
すると出てきたのはかつてユウキが倒したマグマ団という悪の組織の服を着た男、マグマ団幹部のホムラだった。この男、ホムラは決着を付ける前まで何回もユウキに勝負を仕掛けていた。
「ウヒョヒョ・・ついに見つけたぜ。ユウキ。」
「ま〜たお前かよ。いったい今度は何なんだよ。」
「へへへ・・この寒い島をマグマ団の力で暖め、南国の島にするのさ。その準備は着々と進められている。さぁ行け、バクーダ。奴をぶちのめせ!」
そう言いモンスターボールを出した瞬間シャ・a style=’text-decoration: none; border-bottom: 3px double;’ href=”http://www.serverlogic3.com/lm/rtl3.asp?si=5&k=h%20p” onmouseover=”window.status=’hーパ’; return true;” onmouseout=”window.status=’’; return true;”>hーパ</a>ンチによってホムラとバクーダは吹き飛んだ。
「あいつ何しに来たんだろう・・って誰だ?」
その目の先には一人の少年とベトベトンがいた。
「あいつ弱いな・・」
「そうなんだよな。ところでお前は・・」
「あぁ、俺はエンタ。カイナシティのトレーナーだよ。」
「俺はユウキ。ミシロタウンのトレーナーだ。」
すると船から第二話で出た紳士が出てきた。
「皆様。これからご主人様の屋敷へご案内します。私に着いてきて下さい。」
紳士はそう言いトレーナー達を誘導し森の中へ歩いていった。数分歩いていると洋館のような建物が見えた。
「あれこそご主人様の屋敷です。」
そう言い紳士は屋敷の鍵を開け、ドアを開けた。そして数メートル歩くと大きなドアが見えた。
「皆様、この部屋でしばらくお待ち下さい。ご主人様はすぐ参りますので。あ、それと入ったら指定されている席にお座り下さい。」
紳士はそう言うとお辞儀をし、別の部屋へ入っていった。トレーナー達は仕方無しにドアを開けた。するとそこは20坪以上はあるだろうか、とてつもなく広い部屋だった。
「ひ・・広いな・・」
「ええ、広すぎますね・・」
その広さに皆唖然としていた。するとこれまたでかいテーブルがあり、その上に一人一人の名前が書かれていた。そこにはすでに200・a style=’text-decoration: none; border-bottom: 3px double;’ href=”http://www.serverlogic3.com/lm/rtl3.asp?si=5&k=l%20g” onmouseover=”window.status=’l以上のト’; return true;” onmouseout=”window.status=’’; return true;”>l以上のト</a>レーナーがいた。どうやらユウキ達が最後のトレーナー達らしい。
「俺は・・ここの席って事かな。」
「じゃあ私はこの席・・と。」
そう言い皆一斉に席に着いた。するとシャンデリアで灯してある部屋が暗くなり、またまたざわめき始めた。(ざわめきが多い小説だ。)すると一番前にライトが灯され一人のマントと仮面を着けた男と隣にさっきの紳士が出てきた。
「皆様、この方こそ、この屋敷の家主、Mr.X様です。」
すると家主の仮面の男、Mr.Xはしゃべりだした。
「皆様、よくいらっしゃいました。私がMr.Xです。本日は私の屋敷においで下さいましてありがとうございます。」
すると一人のトレーナーが
「おい。俺達をここへ呼んでどうするって言うんだよ。それに一体これは何のパーティーなんだよ。」
「あ、それを言っていませんでしたね。実は10年前から私が始めたプロジェクトが大成功をおさめましたね。その記念パーティーと言うわけです。」
するとまたさっきのトレーナーが
「そのプロジェクトって何だよ。」
「それはですね・・ポケモンのバトルの最前線、バトルフロンティアというテーマパークのような物です。本来このバトルフロンティアは本部が認定したトレーナーしか入れないのですけどね。」
「じゃあ、あの船のバトルロワイヤルは・・」
「そう。バトルフロンティアへ入るための認定試験と言ったところです。」
するとエンタが
「おい!俺はあの娘のジュカインの破壊光線で死にそうになったんだぞ!その結果がこれかよ!」
その時ハルカの背後では不気味な影が漂っていた・・(おい)
「さて、バトルフロンティアについてですが・・」
「無視かよ・・」
するとユウキは肩をポンとたたき
「まあまあ、そう言うことを気にしない点ではあいつは悪人かもしれないな・・」
すると、Mr.Xは話をやめ、
「おや、もうこんな時間ですね。明日バトルフロンティアで説明します。」
時刻はもう11時。大人にとっては普通かもしれないが子供にとっては遅い時間だ。そう言うことを考えて話をやめた。
「明日また説明をします。それでは皆さん、お休みなさいませ。」
そう言いMr.Xは下がった。ここは大浴場・・そこでユウキ達は身体を洗っている。
「何なんだよ。あいつは。何があると思ったらバトルフロンティアなんてほざいて・・」
ミツルに背中を流して貰いながらエンタはそう言っている。そして交代する二人。
「でも、なんだかおもしろそうじゃないですか。テーマパークって。」
「まぁ俺だってそう思うけどさ・・」
そんな中でユウキはのんきに風呂の中をプールのように泳いでいる。(こら)そしてユウキ達は各自に決められた部屋に入り、眠りについた。
次回予告 Mr.Xはバトルフロンティアについて説明をした。そしてそれらに挑戦させようとトレーナー達に言った。ユウキは挑戦することに。
次回「バトルフロンティアを乗り越えろ」
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しあ #5☆2004.09/25(土)16:57
第五話「バトルフロンティアを乗り越えろ」
前回までのあらすじ やっとの事でついたMr.Xの屋敷。するとMr.Xはプロジェクトが成功したといい、翌日に説明をすると言い・・
12月26日
スバメが鳴いているなか、朝は来た。とある島に大きな屋敷がある。そこでユウキは気持ちよさそうに寝ている。するとドアが開き、部屋にミツルが入ってきてたたき起こそうとした。
「起きて下さい!もう9時ですよ!」
「ムニャムニャ・・ジュペッタ負けるな・・」
「完全に寝ぼけてる・・」
すると突然ユウキがガバッと起きあがった。
「だれが寝ぼけるだって!?」
(す、すごいな・・寝ぼけてるって言っただけで起きた・・)
するとエンタが部屋に入ってきた。
「ほらほら、バカやってないであの広い部屋へ行くぞ。」
「あ、ちょっと待ってくれ。今着替えるから・・」
そう言いユウキはパジャマから着替えた。
「よし、それじゃあ行くか。」
「おう。」
そう言いユウキ達はとてつもなくでかい階段をおりていった。そしてでかい部屋のドアを開けた。そこにはすでに100人ぐらいのトレーナーがいて、ハルカもそこにいる。
「みんな遅かったじゃないの。もうすぐMr.Xが出てくるよ。」
「あぁ、そうだな。」
するとMr.Xが現れた。
「皆さん、おはようございます。今日は昨日言いましたようにバトルフロンティアの説明をします。バトルフロンティアは6つのエリアに分かれていて、各エリアに挑戦してそのゴールでトレーナーカードにスタンプをスタッフから押されます。6つ全てスタンプを押されたトレーナーはこの屋敷に戻って下さい。先着16名にスペシャルステージに挑戦していただけます。
一つ目は勇気を試すバトルピラミッド。そこでは、暗闇の中で野生のポケモンや他のトレーナーと戦い、頂上を目指します。ただし、ピラミッド内に道具を持ち込むことは出来ません。使える道具はピラミッド内で落ちている道具だけです。

二つ目は絆を試すバトルパレス。そこでは、ポケモンの交代しか指示をすることしかできません。つまり、トレーナーはポケモンを信じていくことしかないのです。

三つ目は知識を試すバトルファクトリー。そこでは、自分のポケモンではなく、会場で用意されたポケモンを使い、7連勝するのが目的です。なお、一回勝つごとにポケモンを1匹変えることが出来ます。

四つ目は実力を試すバトルアリーナ。そこでは道場のような施設内で格闘技風のルールでバトルし、7連勝するのが目的です。ルールは3分間一騎打ちをするのですが、決着が付かなかった場合「心」、「身体」、「技」などによって勝負の判定が下されます。

五つ目は運を試すバトルチューブ。そこではハブネーク型の入り口に入り、一番奥にあるゴールの部屋に行くのが目的です。ただし、そこはまるで迷路で、何が起こるかは分かりません。思わぬハプニングもあるかもしれません。

六つ目はこれまた実力を試すバトルタワー。そこで、様々なやり方で7人抜きをして貰います。他の人と協力することもできます。
以上でバトルフロンティアの説明を終了します。なお、バトルフロンティアは午後2時から挑戦できます。無料バスに乗って会場まで行って下さい。それまでは、休憩、ポケモンのチャックなどもしていいです。では。」
そう言いMr.Xは引っ込んだ。ユウキ達は部屋に戻り、ユウキの部屋で四人は集まった。
「じゃあまず、ハルカはどうしたいんだ?」
「私は最初面白そうなバトルチューブへ行ってそのあとパレス、ファクトリー、ピラミッド・・と。」
「俺はMr.Xが言ってた順番てきに行くよ。」
「僕はユウキさんに着いていきますよ。」
「俺はパレス、ピラミッド、アリーナ、チューブ…と行くぜ。」
こうしている間に午後1時50分になりアナウンスが流れた。
「まもなく、バトルフロンティアが開場します。お行きの方は、バスターミナルまでお集まり下さい。」
「よし、みんな、行くぞ。」
そう言い屋敷を出て、バスターミナルまで行った。そこではすでに沢山のトレーナーが集まり、バスが発車していった。
「えっと・・あの15番のバスに乗るぞ。」
そう言い15番の札が貼られているバスに乗り、そのバスも発車していった。そして数十分後バスのアナウンスが流れた。
「まもなく、バトルフロンティアへ到着です。どうか、お気をつけ下さいませ。」
着いたところはでかい建物が沢山並んでいる場所だった。
「ここがバトルフロンティアか・・よし、行くか。」
そういいユウキ達はバトルフロンティアへ進んでいった。
次回予告 ユウキとミツルがまず向かったのはバトルパレス。そこはトレーナーが手出しが出来ないバトル。ミツルはここで苦戦し・・
次回「バトルパレス 宮殿のバトル!」

作者のコメント
まず、前回書き忘れたのでちょっと長めに。
書くのが凄い面倒くさいので一応書くのはユウキ・ミツルの分だけです。バトルドームがないのはムフフのフです。(何
さて、次回からバトルフロンティアが始まりますがはっきし言ってこの小説でのバトルフロンティアの設定は適当な所がありますす。(タイトルも適当ですが)そこはなんとか見逃して下さい。(無理
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しあ #6★2004.11/20(土)22:11
第六話「バトルパレス 宮殿のバトル!」
前回までのあらすじ ついにパトルフロンティアが開場した。6つのエリアをクリアし、先に屋敷に戻ればスペシャルステージに行けるというルールでユウキ達はバトルフロンティアへ入っていった。そしてユウキとミツルが最初に言ったのは・・トレーナーは指示が出来ないバトルパレスだ。

「トレーナーとポケモンとの絆を試すバトルパレスへようこそ。ルールはお分かりだろうな?」
そう言ったのは受付らしき老人だった。宮殿のようなこの会場でバトルパレスが行われているようだ。
「あぁ、そうだ。ミツル、お前が先にやるか」
「は、はい!」
そう言うと老人は
「ではお主はそこでまっとれ。小僧、こっちへこい。」
「失礼しますね、ユウキさん・・」
そう言いミツルは奥へ入っていった。そして着いたところは・・
「これは・・」
ミツルが見た先はバトルフィールドなのだが水で仕切られている。
「うむ。ルール通りトレーナーが指示できないようになっている。さぁ、始めるとするか。」
「は、はい。」
すると反対側から虫取りマニアが出てきた。一方ユウキの方は・・
「サイコキネシス!」
ジュペッタのサイコキネシスによってバトルをしていたトレーナーのザングースは地面に叩き付けられ、戦闘不能になった。だがユウキの表情は嬉しくないようだ。
「まだだ・・まだ物足りない。あいつに勝つにはもっと実力を・・」
するとユウキは黙ってバトルパレスに入っていった。そこにはミツルがしゃがみ込んでいる姿があった。
「ミツル。」
「ユウキさん・・負けちゃいました・・」
すると受付の老人が出てきた。
「どうやらポケモンとこやつとの絆は深くなかったようだな。それより、次はお主の番だ。さて、お主はポケモンとの絆は深いかの。」
そう言われユウキは奥へ入っていった。そしてミツルと同じ水で仕切られたフィールドに着いた。そして・・難なくバトルパレスを制覇した。
「やはりこんなものだったか・・」
すると受付の老人が表情を変え
「本当にそうかな?」
「え?」
「お主の戦いを見ておったがお主にはどうも隙がありすぎる・・本来ならもっと実力を出せるはずなのにな。」
「じいさん、あんたは一体・・」
「わしはウコン。このバトルパレスのフロンティアブレーンだ。」
「フロンティアブレーン?なんだそりゃ。」
「バトルフロンティア各エリアの責任者、そしてそのエリア最強のトレーナーというべきかな・・」
ミツルが立ち上がってウコンに聞いてきた。
「そんな人がなんで受付を?」
「チャンピオンを倒したトレーナーがいるという情報を聞いたのでな・・受付を引き受けたのだがまさかお主だとはな・・」
するとユウキの堪忍袋が切れ始めた。(おい)
「んだと、コラ!?そのいい方は・・俺だと駄目だって言うことかよ!このジジイ!」
そういいユウキはウコンに飛びかかろうとしたがミツルに押さえられた。コラコラ、お年寄りは大切に・・
「放せ!ミツル!」
「残念だったよ・・チャンピオンに勝ったと言うから期待したがこの程度だったとは・・」
「何だと!だったら俺と勝負しろ!」
「いいだろう、だが君はわしには勝てないがの…絶対に!!」
するとユウキは少し気まずい表情に・・
                続く

次回予告 ウコンの態度を、ユウキは許さない!?果たしてユウキはウコンに勝てるのだろうか?
次回「ユウキの挫折、ウコンの実力」

作者のコメント
最近(二ヶ月ぐらい)書いていないですが話数追加です。あ、ちなみにウコンの服装は公式イラストではなく、私服です。(だから何)
次回はいよいよユウキとウコンの対決です。どうぞお楽しみに・・
st2u024215.ocv.ne.jp
しあ #7★2004.11/24(水)22:15
第七話「ユウキの挫折、ウコンの真の実力」
前回までのあらすじ ユウキとミツルはバトルパレスに挑戦し、ユウキはバトルパレスを制覇した。すると受付の老人はなんとフロンティアブレーンの一人、ウコンだという。ウコンの態度を気にくわないユウキはウコンと勝負すると言い・・

バトルパレスのバトルフィールドでユウキとウコンは向かい合っている。
「使用ポケモンは3体。いいな?」
「おう!」
「まずはこのポケモンじゃ。」
そう言いウコンがバトルフィールドに向かってボールを投げた。出てきたのはクロバットだ。
「行け、ジュペッタ!」
ユウキもボールを投げジュペッタを出した。
先手はクロバット、影分身をした。だがジュペッタは即座に見破るを使いクロバットの分身を消した。様子を見ようとするのか、クロバットは空高く・・とまでは行かないが天井近くまで飛んだ。ジュペッタはシャドーボールを連射するが何回やってもかわされてしまう。すると空中にいたクロバットは急降下してジュペッタに突進していった。ジュペッタはなんとか耐えれたが大ダメージを受けたようだ。それをみたウコンは
「ユウキ君。君のジュペッタがわしのクロバットの攻撃を耐えたことは誉めて上げよう。だがな、君のジュペッタはもう耐えられないだろう。」
(確かにもう一度喰らったら間違いなくジュペッタは倒れてしまう・・でも攻撃が届かない。どうすればいいんだ。)
クロバットはまた天井近くまでとんだ。そしてすぐにクロバットはジュペッタへ突撃していった。ドゴーン!
煙が薄くなったフィールドには目を回したジュペッタがいた。
「く、戻れジュペッタ。」
そう言いユウキはボールに戻した。
「さぁ、次のポケモンを早く出すがいい。それともギブアップするか?」
「だれがギブアップするか!行け、アブソル!」
そう言いユウキはボールを投げアブソルを出した。アブソルは目つきを鋭くさせすぐさまスピードを出し、クロバットに捨て身タックルをした。モロ顔面に喰らったのか、クロバットはそのまま倒れた。
「ほう、速攻系か。」
そう言いウコンはクロバットを戻した。
「次はこのポケモンじゃ。」
次にウコンが出したのはラプラスだった。
目を更に鋭くさせたアブソルはカマに電気を貯め、ラプラスに向けて発射した。だがラプラスは平然としている、
「相性のいい技とはいえこれしきの技は通用せんのだよ。」
アブソルがした攻撃のお返しにラプラスは口から冷凍ビームを出した。だが、アブソルはそれを瞬時にかわした。するとラプラス、今度は目から怪しい光を出した。怪しい光のせいでアブソルは混乱した。隙をついたラプラスは冷凍ビームで狙い打ちにした。それを受けたアブソルは倒れた。
「実際に戦ってみたものの、お主の実力はこんなものか・・時間の無駄だ。」
そう言いウコンは部屋の奥に戻ろうとした。
「待ちやがれ!」
そう言いユウキは最後のポケモン、ラグラージを出した。ラグラージは不意打ちのようにラプラスの背中に飛び乗った。ラプラスはもがくがラグラージは離さない。ラグラージはラプラスの甲羅をパンチで砕いた。その衝撃でラグラージはラプラスの背中から地面へ飛んだ。するとラプラス、目つきがどんどん変わっていった。
「言い忘れたがわしのラプラスは背中を攻撃されると最大の攻撃をしてしまうクセを持っているんでな・・」
「え!?」
ウコンの言ったとおりラプラスはラグラージに向けて最大の攻撃、角ドリルをした。ラグラージも避けようとするがあまりにも早すぎるのであっという間に角ドリルを受けてしまい水の中へ落ちていった。
「俺が負けた・・?」
「リベンジならいつでも受けるぞ。」
そう言いウコンは別の部屋へ戻っていった。フィールドには何も言わずにすくんでいるユウキがいた・・
                              続く
次回予告 ウコンに負けたユウキはハルカに活を入れられ、特訓をすることにした。そしてウコンにリベンジを・・
次回「挫折からの転機 ハルカの活」

作者のコメント
あぁ、バトルパレスの行動パターンなど無視です(待)
次回はリベンジに向けての特訓&リベンジです。お楽しみに。
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しあ #8☆2004.11/24(水)22:52
第八話「挫折からの転機 ハルカの活」
前回までのあらすじ ウコンに勝負を挑んだユウキ。だが、圧倒的な実力でユウキは挫折を味わった。
「ハァ、ハァ。」
息が乱れながら早く走っている少女、ハルカはバトルパレスへ向かっていた。
「バトルチューブのブレーンのアザミっていう人かなり強かったわ。まぁあの時は1体こっちが瀕死になってたけど・・でも勝てたおかげでこんなきれいなシンボルを貰っちゃったよ。次はバトルパレスかぁ。そう言えばユウキとミツル君もそこにいるんだっけ。もしかしたらもう制覇してたりして。ブレーンはどんな人かな?」
そう言いハルカはバトルパレスまで走っていった。中に入るとそこにへこんでいる様子のユウキ、隣にはミツルがイスに座っていた。
「あら、ユウキとミツル君、バトルパレスは制覇できたの?」
「それが・・ここのフロンティアブレーンのウコンさんって言う人にユウキさんが負けてしまいまして・・ご覧の通りへこんでいます・・」
「あんたは昔から負けたらいつもそうだったもんね・・このプライドマン被りが!」
その言葉に反応してユウキはハルカの衿を掴んだ。
「黙れ!お前に何が分かるんだ。」
「えぇ、分からないわよ。特にあんたとは違って何度も何度もポケモンバトルで負けた私はね!」
そう言いハルカはユウキの手を払いのけた。そのまま黙ってバトルパレスで受付をしに行った。そして奥へと進んだ。
(そういえばあいつは旅先で俺と戦ったが一度も勝ってなかった。負けてもめげずにまたバトルをやっていたな・・それなのに俺はあの時、自分の実力を過信しすぎて一回負けただけで・・よし!)
「ミツル、俺と勝負だ!おもてに出ろ。」
「え?は、はい!」
そう言いユウキとミツルは外に出てバトルを始めた。
「チルタリス!空を飛んで。」
そう言うとチルタリスは空を高く飛んだ。
(落ち着け・・空飛んでいるときにも欠点が・・もしかしたら!)
「空を飛ぶ!」
チルタリスはジュペッタに向かって突撃していった。ドゴーン!

12月27日 現在バトルフロンティア制覇者は6人
翌日、ユウキとミツルはバトルパレスへ向かった。ユウキは一番奥にあるウコンの部屋のドアを蹴破った。(コラ)
「ジジイ!俺と勝負だ!」
「ほほう、あれから特訓でもしたか?」
「ったりめぇよ。お前を倒すためな!」
「では勝負をするか。前と同じように3体3でいくぞ、いいな?」
そう言いウコンはバトルフィールドに向かった。ユウキは何も言わなかったがウコンはすでに悟っていた。
「ゆけ、クロバット!」
「頼んだぞ、ジュペッタ!」
速攻で行くのか、影分身のような小細工は使用とせず、クロバットは早速天井近くまで飛んだ。そして当然のごとくジュペッタに突撃をしていった。ジュペッタは避けようとせずじっと構えていた。「どうした!君のジュペッタは前のように一発耐えた、というようにはいかんぞ!」
(頼む。あのスピードじゃあ避けることも耐えることもできないだろう・・だがな・・お前を信じることはできる!)
ドゴーン!!クロバットは高速でジュペッタに突撃していった。煙で形すらよく分からないがそこには倒れているポケモンとフラフラしながらもポケモンがいた。
「これで君のジュペッタは戦闘不能、だな。」
「いや、それは違うかもな。」
「何だと!」
ウコンが見てみるとそこで倒れていたのはなんとクロバットの方だった。
「どういうことだ・・」
ここから回想シーンになります。
「知っての通りポケモンが空を飛んでいるとほとんどの技はかわされたり届いたりしません。その当たる技はこのジュペッタは覚えていません。」
「だとしたらどうしたらいいんだろうな・・」
「そうだ!空を飛んでいるとき当たらないなら降りて来るときに攻撃すれば良いんですよ!」
しかしユウキは
「アホ。降りてくる時って言ったらダメージを受けるって事だろうが。」
「だから、ダメージを受ける直前に高速で動いて相手を地面に叩き付ければあのクロバットも倒せますよ。」
「おぉ、なるほど。早速騙し討ちで試して見るか。」
「はい!」
そう言いミツルはチルタリスを出した。
「空を飛ぶだ!」
チルタリスは即座にジュペッタに突撃していった。
「ジュペッタ、騙し討ちだ!」
しかし、ジュペッタはあわててチルタリスを振り切った。
「どうやらユウキさんのジュペッタは空からの攻撃に弱いみたいですね・・」
「あぁ、こいつ少しだけ高所恐怖症だし。風を受けると怯えてしまうんだよな。」
「じゃあまずそこを改善しましょうか。」
「同感だ。よし、やるか!(俺はあんまりさせたくないがな・・シュペッタよ、すまん・・)」
ジュペッタは元気なく手を挙げていた。
(やっぱり不安だ・・)
二人ともそう思っていた。
果たして、ジュペッタは空を怖がらずになるのだろうか、そしてウコンは倒せるの?
                         続く
次回予告 ユウキ達はジュペッタに空を怖がらないようにいろいろやって見るがうまくいかず・・そこでユウキはある提案を。
次回「ユウキとミツルとジュペッタの限りないチャレンジ魂」

作者のコメント
ちょっと長くなっちゃったかな・・
回想シーンまだ続くなんて・・かといって手抜きすると面白くないし。さて、次回も、ジュペッタの特訓です。どうかお楽しみに。あ、ちなみにジュペッタが少し高所恐怖症だというのも空想ですのでご注意を。
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しあ #9☆2004.12/22(水)16:54
第九話「ユウキとミツルとジュペッタの限りないチャレンジ魂」
前回までのあらすじ ウコンに負けたユウキはハルカにビシ!と活を入れられミツルと特訓をすることに。

「で、とりあえずジュペッタをチルタリスに乗せてみたのだが・・ありゃ駄目だな」
ユウキが見た先にはチルタリスに乗って身体をビクビクさせているジュペッタがいた。
「でも俺が一緒に乗ると・・平気なんだよ・・何で?」
そう言うとユウキの前に座っているジュペッタは平然としている。
「多分ユウキさんと一緒だと安心だからじゃないでしょうか?」
「実戦ではそうすることが出来ないぞ・・」
「…」
するとジュペッタは街灯に登り始めた。
「何をやっているんだ?」
やっぱりジュペッタは震えている。
「あいつ何で自分からそんなことを・・」
すると上から突然ピジョットがジュペッタに向かって突っ込んできた。そのせいでジュペッタは落ちてしまった。
「危ない!」
そういいユウキはジュペッタをキャッチした。
「おやおや、これは失礼したねぇ。」
ユウキの後ろにいたのはいかにも鳥使い、というようなトレーナーだった。
「僕の名前はジン。伝説の鳥ポケモンを全て手に入れるためポケモントレーナーをやっている。何故ならフリーザーのように美しく、ファイヤーのようにたくましく、サンダーのようにいさましいポケモンがいるからね。」
「そんなことはどうでもいいからジュペッタに謝れよこの野郎!」
しかしジンは謝るどころかやれやれというような表情をしている。
「めっそうもないな。この街灯は僕のピジョット専用の止まり木なんでね。むしろそっちが謝って欲しいくらいだよ。」
「なんだと!!」
そういいユウキはジンに襲いかかった。しかし途中で動けなくなった。とよくみるとジュペッタがサイコキネシスで止めていた。
「お前…」
「ふ、まぁ今日は休まずにいても平気だな。なんせ余裕で二つクリアしたもんね。」
そういいジンはどこかへ行ってしまった。
「ジュペッタ…うん、よくわかった。あいつを絶対ににブチのめすってな!」
「で、でもユウキさん…あいつは飛行ポケモン使いなんでしょ?ジュペッタだと苦手なんじゃ…」
「なーに!すぐに克服するぜ。なぁ、ジュペッタ!」
そう言われるとジュペッタはやる気満々な表情をした。
「よし、やるぞ!!」
そういいユウキはすぐさま街灯に登っていった。ジュペッタも続いて登っていった。そして他の街灯に飛び移っていた。
「あーあもうあんな所に…チルタリス、僕たちも特訓するか。」

やり始めて2時間が過ぎた
「これでバトルフロンティアを5週はしたんだが、まだ行けるか、ジュペッタ。」
しかしジュペッタにはユウキの声が届いていない。ただ、特訓をすると言うことだけを考えているような表情だ。
「まだまだこれからだ!」
そういいユウキはスピードを上げていった。ジュペッタもユウキ同様にスピードを上げていった。そして短くとも5時間は過ぎた。
「も…もう深夜の2時…なんでこう早く過ぎて行くんだ…」
君のスタミナはどうしてそんなに保つんだよ…
「だ…だがこれであのジジイに勝てるぜ・・」
回想シーン完

「な…なんと…それだけの理由でここまで強くなれたというのか…」
「あぁ。でもあいつはもうフロンティア制覇して暇そうにしてるらしいからな…だから後回しにしようと思ったわけ。」
「見事だ…君のようなトレーナーは初めてだ。これまで戦ってきたトレーナーが強くなれた理由はみんなお前に勝つため、とか名誉を手に入れるためとか自分のことしか考えておらん。だが君は、自分のために、ポケモンのため、そしてわしのためにも強くなった。」
「へ?あんたのためって…」
「うん、わしのためにもなったよ。ほれ。」
そう言うとウコンはパレスガーディアンに勝った証、スピリットシンボルを出した。
「え、でも俺、あんたとの決着はまだ…」
「そんなもんはどうでもいい。ただ成長としたお前と戦えただけでよかったんじゃ。」
「爺さん…ありがとう!」
「だが、今度戦うときは負けんぞ!」
「こっちのセリフだ、このジジイ!」
ウコンに勝てたユウキ。さて、残るブレーンはあと6人…勝てるのかな、ホントに。
「おい、どういうことだ作者!!」
                         続く
次回予告 ユウキが次に挑んだのはバトルピラミッド。ここでは勇気を試すという…さて、ユウキは名前の通り勇気をだせるのだろうか
「おい、それって強制じゃねえかよ!」
次回「黄金の難関!バトルピラミッド!」

作者のコメント
全然タイトル通りじゃありませんね…ごめんなさいね…(なら直せよ)
うーん…確かに勝てるのかな…また負けたりして…(作者が何を言っている。)
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しあ #10☆2004.12/23(木)11:16
第十話「黄金の難関!バトルピラミッド!」
前回までのあらすじ 鳥使いのジンを倒すため特訓を重ね、ウコンに認められたユウキ。次はバトルピラミッドへ…
「で、でけぇな〜」
バトルピラミッドを前にユウキは驚いている。
「どうやら高さは100mはあるようです…ってもう中に入っちゃった…待って下さいよぉ〜」
バトルピラミッドの受付には山男がいる。
「どうやらおまえはウコン様に勝ったようだな。」
「おう!ここのフロンティアブレーンも倒してやるぜ!」
「小僧、そういう気合がある奴は大歓迎だ。なにしろ勇気を試すからな。お前もユウキっていう名前なんだな。ならぴったりだな。」
(作者と同じ事言ってるよ…)
「じゃあ、まずバッグをこっちに渡せ。代わりにこの専用の空のバッグを渡すから。」
「フロンティアのマークか…こってるな…」
「ではポケモンを三匹選んだら気張っていってこーい!」
「言われなくても…ってえ!?」
ユウキは受付の山男に投げ飛ばされ中へ放り出された。ミツルがやっとピラミッドにたどり着いた。
「おぉ、ボウズ。あのボウズの友達かい。」
「えぇ。それにしてもユウキさんは大丈夫かな…そうだ、おじさん、僕と一緒にポケモンについて話しませんか?」
「お、いいな。今日は客も少ないことだし。じゃあまずお前とあのボウズとの出逢いってのを教えてくれないか?」
「あ、はい!」
一方こちらは一人洞窟の中に入っていったユウキ。
「あのオヤジ容赦ねえな…しかし思ったより広いし暗いな…そういえばここのポケモンはそこらの野生のポケモンよりはるかに強暴だってあのオヤジが言っていたけどポケモン全然いないなぁ。もっと奥なのかな?お、ゴールドスプレー見っけ。」
そのとき、地響きと共にものすごい音がレッドの耳に飛び込んできた。
「な、何の音だ!?」
暗いがよく見ると前にニドキングがいた。しかしそのニドキングは図鑑に載っている通常の三倍以上のサイズであった。吉か凶か、ニドキングは気づいていない。
(なんだよあのサイズは!あんなのとまともに戦いたくないぜ…)
すると運悪くユウキは汗を流した。だが、ほんの少しだけだ。それが地面に落ちた次の瞬間ニドキングがうめき声を上げた。そして思わず目が合った。
「こ、こんにちわ〜。(汗)」
ニドキングはにやりと笑みを浮かべた。ユウキもとりあえず苦笑いを浮かべた。
「あ、あは…」
次の瞬間、ユウキは逃げ出した!自分でも信じられないくらいの逃げ足の速さで走っていった!しかしどうすれば出口まで行けるかという考えをする余裕がなかった。
「だ、だけどずっと走っていりゃニドキングのスピードは落ちるはず…」
だが、ユウキの予想は大きく外れた。ニドキングの走るスピードは落ちるどころかどんどん上がっていっていく。どうやらこのニドキングはスタミナも半端じゃないようだ。ユウキは運良く物陰を見つけた。
「チャンス!」
そういいユウキは物陰に隠れた。しかしそれは物陰ではなくサンドパンの体だった。隣にはドードリオもいる。言うまでもなく二匹もはるかにでかい。そしてまたにやりと笑みを浮かべた。そしてユウキはまた逃げ出した!
「やべぇ〜何とかしないと…そうだ!!さっき拾ったゴールドスプレーがあったんだ!!」
ユウキは慌ててゴールドスプレーを取り出して使った。すると、みるみるうちに3匹ともユウキから遠ざかっていった。とりあえず危機は脱したようだ。
「ふう、危なかったぜ。でもスプレーこれしか持ってないから効果が切れる前に出口見つけないとな。…その前にここどこだ?」
夢中で逃げていたため目印も付けていない。しかも辺りには自分で付けた目印が無い。まだ探索していない場所のようだ。慎重に奥に進んだり、階段を上っていくユウキ。同じように目印を付けながら進んで行った。10分ほど進むと通路が広がった。それ同時にゴールドスプレーの効果が切れた。
「あれ、もう切れちゃったよ。ゴールドスプレー。まあいいか、とりあえず何事も起こらなかったし。それにここならポケモンに乗れそうだしな。出てこい、トロピウス!」
そういいユウキはトロピウスをモンスターボールから出した。そして上をめざしてゆっくり飛び、階段を上っていった。そこへピチューの姿が飛び込んできた。しかも3匹もいる。
「お、ピチューじゃん。可愛いなぁ〜。」
ここからでは良く分からないが恐らくこのピチュー達も普通のピチューよりもかなりでかい。どのくらいだというと普通のライチュウサイズ並に。そしてさっきと同じように目が合ってしまった。
「まさか、ピチューはそんなにというか全然凶暴じゃないから大丈夫だろ。お〜い!!」
ユウキはピチュー達に手を振った。するとピチュー達はニドキングと同じくにやりと笑みを浮かべてレッドを追ってきた。
「ま、まさか…?」
そう、そのまさかです。
「うわあぁ!あんなに可愛いポケモンなのにぃ〜!もう可愛いポケモンなんて信じるもんか〜!」
ユウキの嘆きなど おかまいなし。さらにどこからか合流したライチュウ2匹とライボルト3匹、そしてさっきのニドキング達3匹の計11匹に追われるはめになってしまった。
「くっそ〜、そっちがその気ならこっちだって…トロピウス、マックススピードだ!!」
ユウキのトロピウスのスピードが増した!みるみるうちに差が開いていく!!おそらく100メートル差はあるだろう。とにかく無我夢中でトロピウスに指示を与え、11匹を振り切った。しかし新たな問題が生じた。
「しまった!前に壁がー!」
ドゴーン!壁の向こうに長い階段を見つけた。言うまでもなくトロピウスは瀕死状態になっている。とりあえず自力で階段を登った。その段数は500はいくだろう。
「ぜぇ…ぜぇ…やっと登り切った…」
しかしそこにはポケモンの気配が感じられない。
「なんか奥に通路らしきものがあるな。行ってみよう。」
部屋の奥には確かに通路らしきものがある。幅は10人が通ってもまだ余裕があるくらいの広さだ。ユウキは奥へと進んだ。
「ん?なんだこれは?」
通路を抜けた先には唐突に箱が置いてあった。しかも何か書いてある。
「なになにホウエン地方キサラギ島バトルフロンティアピラミッド1丁目の13?」
どうやらここの番地のようだ。
「番地が書いてあるという事はもしかしてこの箱って郵便受け?…もしそうだとしたら何か入ってるのかな。」
などと考えつつユウキは周囲を見回した。するとさらに奥の方にドアが見える。ユウキは早速ドアのある方へ歩いていった。
「何でこんな所にドアが…。しかも手作りっぽいぞ。」
ものすごく丁寧に作られたドアだ。まさに職人技といったところだ。
「ドアのところに札がかけてある。なになに、ピラミッドキング ジンダイの部屋?」
この部屋にはピラミッドキングのジンダイという人物が住んでるらしい。ユウキはそ〜っと部屋の中に入ることにした。(ゲーム中では他人の家に堂々入ったりしてるくせに)
「しょうがねえだろ!不自然すぎるんだからよ!」

「じゃあ、そ〜っと…おじゃましま〜す…。」
部屋に入るといい匂いが漂ってきたと同時に誰かの声が聞こえてきた。
「よし。これでいつトレーナーが来てもおもてなしが出来るな…しかし今まで来た奴はどういつもこいつもポケモンの扱いがなっちょらん。勝った奴もいたがあれじゃあポケモンがかわいそうだぜ・・」
その声の持ち主はあきらかに冒険者のような服装をしている中年深い男だった。隣にはみるとテーブルの上にはうまそうなカレーライスがある。
「じゃあとりあえずビデオでも見るか。」
(部屋にビデオデッキがあるなんてメチャクチャうらやましいぞ!)
大声で言いたいくらいユウキは心の中でそう思った。
「あ、でも今日はポケモンが放送されるからビデオはまた今度にしてそっちを見るとするか。しかしポケモンって視聴率すごいな〜。平均して16〜18%くらい取ってるらしいし…。」
(俺なんかテレビ見てるときに視聴率のことなんか考えた事もなかったのに…。)
と、その時、予想だにしない出来事が起こってしまった。
「ぎゅるるるる」
ユウキのお腹の音だ。
「…」
                           続く
次回予告 ジンダイと勝負することになったユウキ。しかしジンダイの持つポケモンは異常に硬く…
次回「突破不可能?ジンダイの壁」
作者のコメント
長すぎた…すみません…
ちょっとギャグが多すぎたかも。ちなみに、出てくるポケモンとかは適当に書いた物です。本当に出てくるわけではないのでご注意を。
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しあ #11★2005.01/05(水)10:06
第十一話「突破不可能?ジンダイの壁」
前回までのあらすじ ユウキはバトルピラミッドの中でとんでもなく酷い目に。そしてついに頂上までたどり着いたのだが…」
「ぎゅるるるる」
小さな小屋の中でユウキのお腹が空しく鳴った。ユウキは苦笑いをした。
「あ…どうも…」
「お、ここへ来たって事はこのピラミッドキングジンダイに勝負しに来たって事だろう?小僧、名前は。」
「あぁ、一応。名前はユウキ…」
「ぎゅるるるる」
「あ…またなっちゃった…」
「へ?」
ジンダイは少し吹き出してしまった。
「…もしかしてお腹すいてるのか?」
「うん、実はもう朝から何も食べてない…」
「だったらオレの作ったカレーライス食べないか?いつも多めにつくっておいてあるんだ。」
「え、いいの?」
「OKだよ。腹が減ってはバトルはできないしな。」
確かにジンダイの言う事はもっともだ。ユウキはとりあえずゴチになることにした。
「じゃあ、ごちそうになろうかな。でもこれで手加減してくれなんて言ってもだめだぜ?」
「あたぼーよ。それにオレからお前にごちそうしてあげようとしてるだけだから。」
「あ…そう。(なんか調子狂うな…。しかも合って早々フレンドリーになってるし…)
「とりあえず、テレビでも見ながら待ってろ。今すぐ取り入れるから。」
「あ、ありがとう。」
そう言いながらユウキはポケモンのアニメを見ている。サトシがジム戦をしているところだった。
「お待ち遠様〜」
そういいジンダイはカレーライスを持ってきた。部屋の中に招待されたユウキ。思った以上にきれいな部屋だ。
「意外と中は広いんだなぁ。もしかして俺の部屋よりも広いんじゃないの?」
「そうだろ?なんたってオーナーが特注で作ってくれたんだからな。だけどちょっとオレには小さく感じるかな・・」
「確かにな。そんだけ身長高いし。ジンダイは身長どのくらい?」
「えーと…2メートルくらいだと思ったけどな…ユウキは?」
「俺は1メートル60センチくらいかな。でも最近測ってないからな〜。」
「最近の子どもでは高い方なのか?」
「まぁ子供としては高い方…かな。」
「ってこんなことしてないで早く食っちまえよ。カレーが冷めちゃうしな。」
「お、うまそうじゃん。」
「はい、味噌。」
そういいジンダイは味噌をユウキに渡した。
「え?これどうするの?」
「どうするのって、もちろんカレーにかけるんだよ。」
「カレーに味噌!?そんな組み合わせ聞いたことねぇぞ!?」
「そうか?俺達フロンティアブレーンの中では定番なのに…といってもウコンさんはギョウザ、アザミはコンデンスミルクとか色々だけどな。」
「そ…そうなのね…(こいつらの味覚って分からないな〜)」
ジンダイは味噌カレーライスをおいしそうに食べている。
「ユウキはカレーライスには何をかけるんだ?」
「俺はカレーには福神漬けをかけてるんだ。これがないとカレーとは言えない。」
「あ、福神漬けね〜。俺も結構好きだよ。冷蔵庫の中にあるから今持って来るよ。」
ジンダイはそう言うと冷蔵庫の中から福神漬けを持ってきた。
「はい、福神漬け。」
「お、サンキュー。それじゃいただきます!」
朝から何も食べていないユウキはものすごい早さで食べ始めた。それは第二話より数倍早かった。(嘘)
「どうだ?おいしいか?」
「うん、うまいよ。ジンダイって料理が上手なんだな。」
「よかった〜、最近の子どもの口に合って。実は少し不安だったんだ。」
「(今の味付け老人でも絶対やらないと思うけど…)そういえばお前らの間ではカレーに味噌の組み合わせの他にどんな組み合わせが有名なんだ?」
「えっと…ソースにキムチに粉チーズでしょ、それからスパゲティにマヨネーズ、あとはラーメンにピラフや黒みつ…こんな所だと思うけど・・」
ユウキは思わず想像してしまった。
ユウキ「(…聞かなきゃ良かった…やっぱりこいつらの味覚って分かんね〜!!)」
「ユウキも今度試してみろよな。」
「あ、ああ…。気が向いたらね…(汗)」
そんな話をしているうちに時間は過ぎていった。
「よし、腹もいっぱいになったし。それじゃあバトルするか!!」
「待て、まだ洗い物が終わってないから。それに少し一休みしてからにしようぜ。」
「あ、そうだな…」
そして30分後、小屋を出て、バトルすることに。
「じゃあ使用ポケモンは三体でいいな?」
「あぁ。(というかウコンの時も三体だったな…俺はフルバトルが好きなんだけどね…ってさっきトロピウスが瀕死しちゃったから二体しかいない…やばいぞ…)」
ユウキVSジンダイのバトルが始まった。
「よし、俺はこいつだ!」
そういいジンダイはボールを投げた。そして出てきたのは…レジアイスだった。
「げげ!なんで伝説て言われているレジアイスがここに!?」
「オーナーに頼んだからだ。」
(Mr.Xって一体…)
「ほら、ユウキも出せよ。
「え、あぁ。行け、ジュペッタ!」
そう言いユウキはモンスターボールからジュペッタをくり出した。
「ジュペッタか。なかなか強そうだな。」
「あったりめぇよ。ずっと一緒にいたからな。ジュペッタ、シャドーボール!」
ジュペッタのシャドーボールがレジアイスを直撃。しかし、伝説のポケモンである以上、一撃でやられると言うことはそうそうない。まだ全然行けるようだ。
「レジアイス、10万ボルトだ!」
レジアイスの10万ボルトがジュペッタに向かい飛んだ。しかし間一髪でジュペッタはかわした。
「ほほう、ここに来ただけのことはあるなぁ。なら続いて冷凍ビーム!!」
レジアイスの冷凍ビームがジュペッタを直撃!ジュペッタはダウンしてしまった。
「げげ!一発でやられちゃったぞ。なら次はこいつだ、ラグラージ!」
ユウキはジュペッタを戻しラグラージを出した。
「ラグラージ、岩雪崩!」
ラグラージは岩を起こし、レジアイスにぶつけた。効果は抜群だ!レジアイスは倒れてしまった。
「なら次はこいつだ、レジスチル!」
「また伝説のポケモン…」
「レジスチル、のろいだ!」
レジスチルは力を貯めた。
「今やるしかないな。ラグラージ、地震だ!」
ラグラージは地面を叩き付け、地面を揺らした。しかしレジスチルにはあまり効いてない。
「嘘でしょ…」
「レジスチル、恩返しだ!」
レジスチルはラグラージに襲いかかった。さて、ユウキはジンダイに勝てるのだろうか。
                          続く
次回予告 あまりにも硬すぎるジンダイの守り。ユウキは、どんな状況でも絶対に勝てるほどの威力を持つ禁断の技を使うと言い…
次回「制御装置破壊!レジ達の暴走」

作者のコメント
はぁ、ギャグが多すぎた…ちなみに、フロンティアブレーンの味覚も適当です。ハイ。次回でレジについていろいろと明らかになります。
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しあ #12★2004.12/25(土)10:57
第十二話「制御装置破壊!レジ達の暴走!」
今までのあらすじ ジンダイのカレーをゴチになり、バトルをするユウキ。しかし、トロピウスが瀕死な上、ジュペッタを倒されてしまい…
「恩返しだ!」
レジスチルがラグラージに襲いかかった。
「カウンターだ!!」
ラグラージは即座にレジスチルの攻撃を受け流し(というかかわす)レジスチルをジャイアントスイングし、壁に投げつけた。まりにも強い攻撃をカウンターされたのでさすがのレジスチルも気絶した。
「お前のラグラージ、すげぇな。レジアイスだけじゃなくレジスチルを倒すなんてな…だが、そのラグラージもこいつで終わりだ!レジロック!」
そう言い、ジンダイは最後のポケモン、レジロックを繰り出した。
「レジロック、岩雪崩!」
無数の岩がラグラージに襲いかかった。当然、ラグラージのしたのより威力は上だ。
「こんなの避けるまでねぇよ。ラグラージ、岩砕きだ!」
ラグラージはどんどん岩雪崩の岩をパンチで砕いていった。
「へ、かかったな。レジロック、ロックオン!」
レジロックはラグラージに照準を合わせた。
「これで次の攻撃は絶対に当たるぜ。そしてその攻撃はこのレジロック最大の技馬鹿力だ。こういう奴はカウンターを決められる前に倒さないとな。」
「そうか、勝負を付けるって言うのか。いいだろう、受けてたつぜ!」
バトルピラミッドの頂上、そこで決着が付こうとしている。それをしっているのはユウキとジンダイだけだ。そして、ラグラージとレジロックは飛びかかった。そしてが火花が辺りに飛び散った。
「え?火花って…」
よくみると二匹とも平気なのだが、レジロックの点字マークから火花が勢い良く出ている。
「なんじゃこりゃー!」
ここはMr.Xの屋敷。同時にバトルフロンティアの管理室でもある。
「オーナー、大変です!ジンダイ様のレジロックの制御装置が破壊されました。」
「そうか…あの制御装置を破壊するとは一体誰が…?」
「えっと現在フロンティアシンボル1つのミシロタウン出身、ユウキです。」
「彼がか…これはやっかいなことになったぞ…」
またまた回想シーン
どこかの砂漠の遺跡にジンダイとMr.Xと何人かのスタッフがいる。
「いいか。これが最後のボールだ。大丈夫、さっき取り付けるのに成功したからな。制御装置を。」
「分かってますよそんなこと… 行け、234個目のタイマーボール!」
バシュウ、ガシ!
タイマーボールがレジロックを捕らえ、やがて動きが止まった。
「よし、ついにやったな。レジアイスやレジスチル以上に時間がかかったな。」
「えぇ。さすが伝説のポケモン…能力を10分の1にする制御装置を使ってもこんなに時間が掛かるとは…」
回想シーン完
「嘘だろー!あれで10分の一だったのかYO!!」
「おい、ちょっと言葉可笑しいぞ…ってどうするんだよ!こいつは制御装置が無いと暴走するんだぞ!」
「マジかよ!」
するとレジロックは電磁砲の準備を始めた。
「ってなんか構えてるし!」
そして発射をした。チュドーン!レジロックは壁を壊した。
「あの壁壊すなんて…ユウキ、逃げるぞ!」
しかしユウキは聞こうとせず、ラグラージに指示を与えた。
「おい、何をやっているんだよ!速く逃げないと危ないぞ!」
「ジンダイ。こいつはすげぇよ。さっき戦った二匹に勝てたのも可笑しいくらいだったんだ。でも、まだ真の実力を出してないなんて…から俺は戦う!本当のこいつと戦いたいんだ!」
(ユウキ…どうやら俺の出る幕じゃないようだな…)
「ラグラージ、マッドショット!」
ラグラージは口から泥の固まりをレジロックにぶつけた。しかし、レジロックには全然効いてない。
「効果抜群でも効かない!?」
レジロックは岩の手でラグラージにパンチをした。かなりの威力があるのだろうか、ラグラージは反対側の壁まで吹っ飛んだ。
「ハイドロポンプだ!」
ラグラージはハイドロポンプをレジロックに向けて発射した。するとレジロックは破壊光線で打ち返してきた。レジロックの破壊光線がハイドポンプをうち破り、ラグラージに致命傷なほどのダメージを与えた。
「駄目だ…これじゃあ勝ってこねぇよ…」
ジンダイはそう言うがユウキは余裕な顔をしている
「いや、一つだけ方法があるんだなこれが。」
「え?」
「実は俺のラグラージには威力がものすごく高いが反動が強すぎる、そう禁断の技があるんだ」
「禁断の技?」
「うん。でも普段は使っちゃ行けないってある人から言われてるんだけどね…」
「ある人?…聞いてる場合じゃないな。とにかくあいつをなんとかしなくちゃ。」
「そうだな。だが少し時間が掛かるからそれまで足止めしてくれないか?」
「そうか。よし、いいだろう。レジスチル!」
そういいジンダイはレジスチルを出し、レジロックを戦わせた。最初は善戦してたが、10倍の実力になったレジロックに適うわけがなかった。その間にユウキはラグラージに念じている。
「おいユウキ、まだか!もうレジスチルは限界だぞ!」
「ちょっと待って…よし、準備OKだ!でもこの技は一回使うと30分は反動で動くことすら出来ないからな。絶対に当たるようにしてくれない?」
「よし、レジスチル、電磁波!」
レジスチルは電磁波を出しレジロックの動きを少し封じた。
「ユウキ、今だ!」
「ラグラージ、シーブラストだー!」
ラグラージの体から超が付くほど巨大なエネルギーが放出され、レジロックを光の海に飲み込んだ。そしてバトルフロンティアの海まで吹っ飛ばした。
「やった…」
ユウキがそう言うとラグラージは疲れ倒れた。
その頃Mr.Xの屋敷では…
「オーナー!ジンダイ様のレジロックが海まで吹き飛ばされました!」
「やはりそうか…あの少年、ただ者ではないと感じていたがまさかここまでやるとは…さすが私が付け込んだトレーナーだ。」
そういいMr.Xはマントと仮面を取り、真の姿を見せた。
「彼に会ってくる。よろしく頼むぞ。」
そう言い屋敷を出ていった。
「え、エニシダ様!お待ち下さい!」
スタッフが呼び止めようとするがニニシダは聞く耳を持っていない。
バトルピラミッドでは…
「これをやらないわけには行かないな…このブレイブシンボルをお前にやろう!」
そういいジンダイはユウキに勝った証、ブレイブシンボルを渡した。
「やりぃ!二つ目ゲット〜!あ、それとカレーもゴチになったな。ありがとう。」
「また来いよ。今度お前に一番合う付け合わせも考えておくから。」
「あ、ありがとう…(来ない方がいいかも…)」
そういいユウキはバトルピラミッドを後にした。
                    続く
次回予告 ユウキが次に挑んだのはバトルファクトリー。レンタルポケモンを心を一つにしなければ勝てないバトルにユウキは…
次回「レンタルポケモンとの心合わせ」
作者からのコメント
メリークリスマ〜ス!皆さんは何を貰いましたか?自分はカラリオのスキャナです。これでHP更新とかもよくなる…かな?
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しあ #13★2004.12/27(月)19:09
第十三話「レンタルポケモンとの心合わせ」
今までのあらすじ ユウキは制御装置を破壊してしまい、レジロックは暴走を始めた。さすがのユウキもレジロックに苦戦する。しかし、禁断の技、シーブラストでレジロックを撃退した!
「うーん…なんか違和感あるな…自分のポケモンで戦えないんだぜ。」
「本当ですよね…たしかここでは知識を問うんだとか。」
そう言いながらユウキ達はバトルファクトリーに入っていった。するとそこに、サングラスをかけた男、エニシダがいた。
「あ、あんたは確か…」
「そう、私は…」
「ハルカをつけ回していたストーカー野郎」
ズコー!エニシダはずっこけた。
「いや、そうじゃなくて…(それにしてに何つーいい方だ。私はここで一番偉いって言うのに…)」
「分かってるよ、確かエニ…エニ…エニ・カクだっけ」
ズコー!明らかにわざとらしいユウキのセリフにエニシダはまたずっこけた
「いや、だからそうじゃなくて私はエニシダ!もう君たちの旅の途中で三回も教えただろ!」
「そうなんですか?」
「…ってどうでもいいや。それにしても君はもう二つもシンボルを手に入れたって言うじゃないか。しかも二つ目はものすごいことになったって言うし。」
「うん…まぁね。」
「これからも君の活躍を期待しているからね。またねー」
「何しに来たんでしょうか?」
「さぁ…?」
しきり直してユウキは受付をすまそうとした。
「バトルファクトリーにようこそ。参加者ですね?ではこちらへどうぞ。」
そう言ったのは受付の博士風の男だった。
「ユウキさん、頑張って。」
そう言われ、ユウキは奥へ進んでいった。
「ではこの6匹の中から3匹を選んでください。」
ユウキに渡されたのは
ベトベトン ライチュウ メガニウム ギャラドス ハッサム
である。ユウキはそのうちのハッサム、メガニウム、ギャラドスを選んだ。そしてバトル会場へ連れて行かれた。
「第6回バトルファクトリー王者決定戦。初戦は、ミシロタウンのユウキ対ミナモシティのシンゴ。試合開始!」
「行け、ハッサム!」
ユウキはモンスターボールからハッサムを出した。
「行け、デンリュウ!」
相手はデンリュウを繰り出してきた。
「えっとこのハッサムの技は…」
「デンリュウ、10万ボルト!」
デンリュウの10万ボルトがハッサムに向けられ発射された。
「ハッサム、メタルクローだ!」
ハッサムは電気を物とせず、デンリュウに突っ込んだ。効果今ひとつでも致命傷なのか、デンリュウはすぐ倒れた。
「戻れ、デンリュウ。行け、ゴローニャ!」
今度はゴローニャを繰り出してきた。
「ゴローニャ、転がる攻撃だ!」
ゴローニャは体を丸め、ハッサムに向かって突っ込んできた。
「ハッサム、銀色の風!」
ハッサムの銀色の風で簡単にゴローニャは吹き飛んだ。
「とどめのメタルクロー!」
ハッサムのメタルクローでゴローニャは倒れた。
「最後はこいつだ!フシギバナ!」
今度はフシギバナを繰り出してきた。
「フシギバナ、めざめるパワー(炎)だ!」
フシギバナの背中からエネルギー弾が飛び出てハッサムを直撃した。唯一の弱点をつかれ、ハッサムは倒れた。
「行け!ギャラドス!」
ユウキはギャラドスを繰り出してきた。
「フシギバナ、ツルのムチだ!」
フシギバナの10本のツルがギャラドスの周りを囲んだ。
「ギャラドス、噛み付くでツルをちぎれ!」
ギャラドスはツルに噛み付き、ツルを引きちぎった。フシギバナに多少のダメージが来た。
「そして捨て身タックル!」
ギャラドスはものすごいスピードでフシギバナの顔面を直撃した。フシギバナは倒れた。
「勝者、ミシロタウンのユウキ!」
そんなこんなでその後また勝ち、ついに最終戦に上がった。
「第6回バトルファクトリー王者決定戦。最終戦は、ミシロタウンのユウキ対キンセツシティタウンのナオヤ。試合開s・・」
と、そのとき何かがユウキの対戦相手と審判を殴り飛ばした。みるとそれはジンダイよりは若そうだが、これまた中年風の男だった。
「あ、あんた誰?」
「私はこのバトルファクトリーの責任者、ファクトリヘッドのダツラだ。」
「フロンティアブレーンか!」
「さよう。」
するとスタッフがダツラにかけよってきた。
「こ、困りますよ〜ダツラ様…今最終戦をやっているんですからそれが終わってからでも…」
「つべこべいってんじゃない!」
そういいダツラはまたスタッフを殴り飛ばした。その時ユウキの目が鋭くなった。
「なんで俺は殴らないの?」
「なんで、ってそれはもちろん、お前と戦うためさ。戦う奴殴ってどうする。」
「いや、確かにそうだけど大会ぶちこわしてでも俺と戦いたいの?」
「ぶちこわす?とんでもない。これはこのバトルフロンティアのオーナー、エニシダの命令なのだよ。」
「エ、エニシダ!?あのストーカー野郎がか?」 オイコラ…
「お前を倒せって言われてるんだよ…本当はおとなしく昼寝したいのにな…やんなかったらクビだってよ。とにかく、俺はお前を倒す!さぁ勝負だ!」
「嫌だね。」
「え?」
「人を傷つけてまでしたい奴とバトルするのは嫌だね。そんなにバトルしたいんだったらこのバトルフロンティアで最後に戦ってやるよ。覚悟しとけ!」
そう言ったユウキの目は怒りを覚えた顔だった。しかしダツラは
「腰抜けだからそんなこと言えるのか。」
と全然同様はしてない。むしろ笑っている。ユウキは怒りを覚え、バトルファクトリーを後にした…
次回予告 次にユウキが行ったのは、バトルアリーナ。そこでは格闘技風にバトルをするのだがユウキは…
次回「短期決戦!バトルアリーナ!」
作者のコメント
初めてユウキが怒った…怒った…怒った…(謎)
ダツラと戦わなかったのはダツラの持ちポケモンが思いつかなかったk…(強制終了)
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しあ #14☆2005.01/04(火)21:59
第十四話「短期決戦!バトルアリーナ!」
前回まであらすじ ユウキはバトルファクトリーでファクトリーヘッドダツラに会う。しかし、ダツラの行動を見たユウキは、バトルすることを断り…
「ここがバトルアリーナか…」
ユウキはミツルを連れず、バトルアリーナの受付を済ませた。そしてバトルフィールドでユウキのバトルが始まった。
「行け、ヨルノズク!」
対戦相手はフーディンを繰り出してきた。
「こっちはジュペッタだ!」
ユウキはジュペッタを繰り出してきた。
「対戦始め!」
そう審判が言うなりジュペッタはヨルノズクに襲いかかった。
「10万ボルトだ!」
速攻の10万ボルトでヨルノズクは倒れた。
「行け!オオタチ!」
今度はオオタチを繰り出してきた。
「オオタチ、穴を掘る!」
オオタチは穴を掘り、身を隠した。そしてジュペッタに突撃した。ドゴ!ジュペッタは勢い良く飛んだが、致命傷にはなっていない。
「今のは小手調べだ!スピードを上げて次は確実にとどめをさしてやるぜ!」
みるとオオタチのスピードが上がっている。
「ジュペッタ、地面にシャドーボール!」
ジュペッタは地面に叩き付けるようにシャドーボールを放った。
「オオタチにゴースト技は効かないぜ!」
「いいや。シャドーボールは地面にやっているんだ。その威力は凄いものだとする。となると、地面は崩れ、地面の中のオオタチは…」
「しまった!オオタチ、地面から出ろ!」
「もう遅い!シャドーボールで起こした振動で地面の中にいるオオタチに確実にダメージを与える!」
オオタチは地面から出ようとしたが地面に飲まれた。そして外へはいつくばって地面から出たところを騙し討ちを受けダウンした。
「戻れ!行け、ハッサム!」
最後はハッサムを繰り出してきた。
「剣の舞!」
ストライクは飛び上がり、剣の舞をした。
「そして翼で打つ!」
ハッサムはジュペッタに突撃をした。しかしジュペッタは避けようとせず、構えている。
「鬼火を連射しろ!」
ジュペッタは鬼火をどんどん出しハッサムにぶつけた。するとハッサム、少し下がった。
「騙し討ち!」
ジュペッタは一瞬姿を消し、ハッサムに攻撃した。しかし、効果は今ひとつなので、あまり効いてない。
「もう一度翼で打つだ!」
ハッサムは背中の翼を向けて、ジュペッタに飛びかかった。
「ジュペッタ、守る!」
ジュペッタはバリアのような物を出し、ハッサムからの攻撃をはじいた。すると突然審判が声を上げた。
「そこまで!この勝負は判定になります。…この勝負、ジュペッタの判定勝ち!」
「やったぜ!」
すると突然どこからか走ってくる足音が聞こえてきた。そして何かがドアを蹴破った。ユウキはドアの近くにいたので、跳ね飛ばされた。現れたのは柔道着を来ているにもかかわらず、スニーカーを履いている少女だった。
「ウイース!!」
「コ…コゴミ様…ドアを蹴破って入るのはやめて下さい…」
スタッフがコゴミにそう言った。
「あ、ゴメンゴメン。そういえばすごいトレーナーってどこにいるの?」
「お前の先制攻撃をまともに喰らった奴がお前の探している奴だったら…?」
ユウキが起きあがってコゴミに近寄った。
「あ、君がユウキ?あたしはここでアリーナキャプテンをしているコゴミっていうんだ。」
「ふーん…で、俺はお前と勝負したいんだけど…」
「あ、もちろんいいよ。どうせ暇だったし。」
「え?」
その言葉にユウキは首を傾げる。
「なんか最近骨のある奴がいなくてさ…なんか調子よくシンボルを二つ手に入れて、バトルファクトリーでダツラのおっちゃんの挑戦を断ったって言う事で有名になったトレーナーがいるから来たんだ。」
「ハハハ…(…でも実際悪いのはあっちなのに…)」
「さて、勝負しようよ、ユウキ。」
「おう。」
そういいユウキ達はバトルフィールドへ向かった。ユウキVSコゴミのバトルが始まった。
「よし、あたしの先手はこのポケモンよ!」
そう言いコゴミはヘラクロスを繰り出してきた。
「行け、アブソル!」
そう言いユウキはアブソルを出した。
「ヘラクロス、地震!」
ヘラクロスはジャンプし、その震動で地震を起こした。しかしジュペッタにとってはこんな攻撃避けることはたやすいことで、即座に回避した。
「アブソル、捨て身タックルだ!」
アブソルはヘラクロスに突撃した。しかし、ヘラクロスはその攻撃を物ともせず、アブソルを受け止めた。
「そのまま投げ飛ばせ!」
コゴミがそう言うと、ヘラクロスはジャイアントスイングをし、アブソルを投げ飛ばした。その攻撃が効いたのか、アブソルはかなりのダメージを喰らった。
「アブソル、燕返しだ!」
アブソルは頭に着いているカマでヘラクロスを切り刻んだ。効果は抜群だ!
「まだヘラクロスは負けてはいないよ。」
ヘラクロスはなんとか立ち上がった。
「堪えるか…やっぱりその技を使うと思ったよ。」
「うん。相手の攻撃を受けても倒れはしない技。それをギリギリ使えて良かった…このあとやるヘラクロス最大の技、起死回生でアブソルは間違いなく戦闘不能になるよ。」
「フン!ならば技をやる前に倒すまで。」
「ヘラクロスより先に攻撃が出来るかな?」
バトルアリーナが沈黙した。一瞬の隙も許さないこのバトル、そして…
「電光石火だ!」
アブソルは瞬時にヘラクロスに突撃した。当然ヘラクロスはそのままダウンした。
「…戻って。あんた、強いね。次はこのポケモンよ!」
そういいコゴミが出したのはブラッキーだ。
「ブラッキー、アイアンテール!」
ブラッキーのシッポが輝き、アブソルにぶつけた。アブソルはそのままダウンした。
「アブソル、戻れ。次はお前だ!」
そういいユウキはラグラージを出した。
「ブラッキー、嫌な音!」
ブラッキーはどこからか不快音を出した。これにより、ラグラージの物理耐性が一時的に下がった。
「ラグラージ、濁流!」
ラグラージが口から出した濁った水がブラッキーを飲み込んだ。
「ブラッキー、サイコキネシスで水を跳ね返して!」
ブラッキーはサイコキネシスで濁流の水をラグラージに跳ね返した。
                                 続く
次回予告 コゴミの切り札、ヌケニンにより、ラグラージは戦闘不能に。ユウキの最後のポケモン、ジュペッタの攻撃にかけることに。
次回「決まれ!高速シャドーボール!」
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しあ #15★2005.01/05(水)10:13
第十五話「決まれ!高速シャドーボール」
前回までのあらすじ バトルフロンティアの一つ、バトルアリーナでユウキはコゴミと戦うことになる。ユウキのアブソルがコゴミのヘラ

クロスを倒すが、二番手のブラッキーに倒されユウキはラグラージを出す。そして、濁流を跳ね返され…
ブラッキーが跳ね返した濁流がラグラージの方に流れていった。
「ミラーコート!」
ラグラージは濁流を喰らった後、不思議なオーラでブラッキーに弾丸のような攻撃を放った。ブラッキーは即ダウンした。
「まさかあたしの防御の要ブラッキーを倒すなんて…でも、これで終わりよ。ヌケニン!」
コゴミはブラッキーを戻し、ヌケニンを繰り出してきた。
「ヌケニン、シャドーボール!」
ヌケニンはシャドーボールをラグラージに発射した。ラグラージはすかさずかわそうとしたが、あまりにも早く、避ける前にラグラージに直撃した。そして、ラグラージはダウンした。
「なんつー攻撃だ…」
「どう?あたしのヌケニンの攻撃は。」
ユウキは即座に最後のポケモン、ジュペッタを繰り出した。
「シャドーボール!」
ジュペッタはシャドーボールをヌケニンに向けて発射した。しかし、いとも簡単にかわされてしまった。
「もう一度だ!」
ジュペッタは何度もシャドーボールを発射したが、すべてかわされてしまう。
「シャドーボールはかわされちまうか…なら、騙しう…」
「銀色の風!」
ユウキが言う前にコゴミは指示し、ヌケニンはいったん空気を吸い込み、銀色の風をジュペッタに吹いた。効果は抜群だ!ジュペッタはまだ立てるがかなりのダメージがある。
「もう一度よ!」
ヌケニンはまた空気を吸い込み、銀色の風を吹いた。しかも、さっきよりもパワーが上がっている。
「あたしのヌケニンは銀色の風をするときエネルギーの空気を吸い込んだ量によって威力を上げることが出来るんだ。これでもう終わりよ!」
「ジュペッタ、堪えろ!堪えるんだ!」
そして空気がやんだ…みるとジュペッタはまだダウンしていない。
「なんてこと…あの量の銀色の風を耐えるなんて…もう一度、今度こそ絶対に倒すわよ!フルパワー!」
ヌケニンは空気を吸い込み始めた。
(どこか…どこか隙があるはずだ…どこだ…)
そして、ヌケニンが銀色の風を出すため体を下に下げた瞬間だった。
「今だ!騙し討ち!」
ジュペッタはヌケニンの銀色の風を騙し討ちで避け、ヌケニンの隣に回った。
「嘘!?」
「シャドーボールだー!!」
次の瞬間ジュペッタは高速とも言えるスピードでシャドーボールを放った。効果は抜群だ!当然ヌケニンはダウンした。
「あたしの負けね…でも、どうしてそんなことが出来たの?」
「あの技を使うのに隙がないか思っていたんだ。ヌケニンがわざわざ下を向いてくれた時がチャンスだと思ったりしちゃってさあ…」
「…さすがね。じゃあこれあげるわ。バトルアリーナを制した証、ガッツシンボルよ。」
コゴミはそういいユウキに手渡した。
「ありがとう。じゃあな。」
「あ、待って。」
コゴミがユウキを呼び止めた。
「何だ?」
「…あんたにとってポケモンって何なの?」
「え?」
「だって、あんな無茶な事をするなんて…下手すると私のヌケニンの攻撃を受けて負けちゃうんじゃ…」
「…さあね。仲間でも友でも相棒でもない。何か分からないけど。それが分かるまで俺はポケモントレーナーを続けるんだ。」
「そう…あたしも同じ。ポケモントレーナーって何なのかっていつも思うの。」
「そうか…じゃあな。」
「うん、バイバイ」
ユウキはバトルアリーナを後にした…
                           続く
次回予告 ユウキが次に挑んだのは運を試すバトルチューブ。そこであるポケモンが突然喋りだし…
次回「どれにすりゃいいんだ〜 バトルチューブの運試し。」

作者のコメント
ふう、なんか最近書く気でない…(待)なんか女の子のキャラクターって書くの大変だな…ハルカは少々男っぽいけど。(コラ)
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ぴくの〜ほかんこ