ぴくの〜ほかんこ

物語

【ぴくし〜のーと】 【ほかんこいちらん】 【みんなの感想】

[555] 爆炎のポケモンマスター

エドワード #1★2004.12/05(日)10:24


力、世界、人々―
全てのものを支配し手にした男…

最強のポケモンマスター  ストロング・B・フォルテ


彼はやがて処刑にかけられる…
だが、彼が死に際に語った一言は人々を『戦い』に駆り立てた。

「俺の称号がほしいか!?ほしいのならば盗ってみろ!俺はあの世で見ててやる!あの世の全てをくれてやる!」

いろいろなポケモンマスターが彼の称号を目指しポケモンたちを戦いに駆り立てる!
そう!今世界はまさに、大ポケモン時代!
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エドワード #2★2004.12/05(日)10:20

プロローグ

13番道路を懸命に走る少年。
雨もシトシトと降り出した。
少年の体が冷たく冷えてい。
少年の名前はリザド・D・ディノ8歳、彼は幼い時に両親が死んで意地悪なおじとおばに育てられてきた。
友達と言えば父さんと母さんが卵の時にくれたヒノアラシしかいない。
今日はついにおじ、おばと大喧嘩をしてシオンにある家を飛び出してきたのだ。
「あんな家もう帰ってたまるか。俺には帰る家なんて!」
ずぶぬれになりながら懸命になって走る。
自分が帰る家など無いと言う事が分かっているのに

「絶対帰らない!絶対に!わあ!」
雨で橋が濡れていて滑りやすくなっている。
ディノは思いっきり膝をぶつけて立てなくなった。
体に当たる雨は自分を祝福してはくれない。
自然に涙が溢れてくる、なぜだか分からない、膝が痛いからでもない、心の底にある何かが転んだ拍子に一揆に出てきた感じだった。

「うう。父さん、母さん。俺もうヤダ。母さん達の所へ行きたい。」
自分の顔を水面に写すと情けない顔をしていた。
「もういいや。疲れたよ…」
無意識に体がズリズリと海に吸い込まれていく…そこでディノの意識は途切れた。

「大丈夫?」
自分は死んでしまったのか?
誰かの声が聞こえる、妙に懐かしい…
「母さんだ!」
眼を開けば若い女性を看病してくれていた。
ここはどこだろう?奥の方からは笑い声が聞こえる。
「あのここはどこですか?」
「え?ここ?ここは私の店「スカイハイ」。私の名前はナナミ。気安くお姉ちゃんって言って!よろしくね。」
そっと手cEし伸ばしたディノも手を伸ばし握手をしながら「リザド・D・ディノっていいます。」とぶっきらぼうに言った。
「そういえば何でディノ君はあんな所で倒れてたの…?」
心配そうにナナミが聴いてくるので眼をなかなかあらせられない。
でも話さなければ出てて行けと言われそうな気がしたので重い口で事情を話し始めた。
今まで受けてきた仕打ち、虐待、そして父さんと母さんのことを、全て言い終わるとナナミは全てを受け入れてくれた。

「わかったは、でもお腹すいたでしょ?あっちに行ってなにか食べさせてあげるわ。」
ディノはベットから飛び降りる。
足がうまく動かない、ギブスで止めてあるのを見ると骨折と言うのが分かる。
「ナナミ姉ちゃん。俺のこと助けてくれたの姉ちゃん?」
食堂のように開けた所が次第に見えてきた。
「いいえ。違うわ。あなたを助けてくれたのはあの人。」
ナナミの指差す先には大柄で首にはホウエンでしか手に入らないゴーゴーゴーグルをかけている男が立っていた。
「さあ、あの人にお礼してきなさい。龍馬て言う人よ。」
「うん」
足を引きずりながら一生懸命龍馬の元に行くディノ…

「いて」
するとその時、店に居た怖そうなヤクザのような人にぶつかってしまった。
「こら!ガキ!どこ見歩いとるんじゃ!ビールこぼれてしまったじゃねーか!」
ディノの胸倉をつかんで持ち上げた。
「ごめんなさい!」
必死に誤るがヤクザは手を離さない。
もうダメだ、あきらめかけた時だった。

「放してやれよ。そいつは足の骨折れてんだぞ。」
龍馬と言う男がヤクザに駆け寄る。
さっきまではヘラヘラと酒に溺れていたのとは討って違う。
ましてや殺気までも感じる。
「なんだ文句あるのかよ!というかてめー誰じゃ!ボケ!」
ニヤリと微笑む龍馬。
「…青眼の龍馬。知ってるか?」
『青眼の龍馬』この一言でヤクザは手を離しブルブルと震え出した。
「青眼の龍馬?す、すいませんでした!」
さっさとヤクザは店を出て男はディノに近づく
「大丈夫か?あー言うのには気をつけな。」
さっきの表情はどこえやら…
でもディノの心の中に何かが芽生えた。
それはこの人のような人になりたいと言う思いだった。

「あの。僕を弟子にしてください!何でもします。だからお願いします!」
少々驚いている様子だったがにやりと笑い。
「俺は構わんが、ナナミどうする?なんでもやるとさ。」
「いいわよ。私弟欲しかったから。でも龍馬の修行はつらいはよ!」
二人ともディノに向かってニッコリと微笑みかけた。
つづく

次回 師匠との別れ、魔性との出会い
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エドワード #3★2004.12/05(日)10:24
第1話 師匠との別れ、魔性との出会い

あの雨の日から4年後
この4年間の間にディノはもう一つ出会いがあったそれは

6年前
ディノは師匠との待ち合わせをしていた。
その日は暑く太陽が照り付けていた。
「あ〜あじ〜師匠遅いな。」
草陰からガサガサと誰かがいる。
「悪い悪い!待たせたな!」
こんな感じでいつも師匠とは会っている。
挨拶を交わすなりボールを持って勝負を始めた。
しかしこの勝負が最後だったのかもしれない。

「いくぞ!バシャーモ!」
「それなら!バグフーン!君に決めた!」
両者はにらみ合い一歩も譲らない。
その時バシャーモが先手を打った!
「スカイアッパー!」
拳に力をこめてぶつかってくる!

しかし師匠は動きを止めた。
どうしてかは分からない。
「どうしたんですか?師匠?」
なにも言わずにバグフーンの足元に指を指している。
もちろん指の位置に目をやると!?信じられない光景だった!
「え!」
なぜかバグフーンの影が映ってない!
こんな太陽が照りつける日なのに、ディノは自分の足元を見るがしっかりと写っている。

「お前!俺のカバンから白い羽みたいなの盗らなかったか?」
記憶をたどるディノ
それは昨日の出来事だった、師匠がトイレに行っているとき誤って師匠のカバンを落としてしまったのだ。
「あ!ヤバ!拾わなきゃ」
中身も出てきたのでカバンに戻していると白い羽のような物が出てきた。
「なんだこれ?もしかしてこれが師匠の強さ。一個くらいばれないよな。バグフーンに持たせとけ!」

隠していても仕方ない正直に「ハイ」といった。
すると師匠は顔を近づけ恐ろしい話を語りだした。
「あれはな『魔性の道具』って言ってな、付けたら影が映らない、そして鏡にも映らない。付けちまったら一生とれないんだ。今バグフーンが付けちまったのは『ホワイトフィザー』と言うしろもんでよ、素早さをあげる道具だ。ディノ!お前は自分で自分のポケモンを苦しめてるんだぞ!今日はもういい。スカイハイでゆっくり話そう」
途方にくれながら店に向かう
その間の会話はまったく無かった
店に入るとナナミの姿は無かった。
「あれ?いつもなら居るのに」
「あいつのことだ買い物に行ってんだよ」

ガン!
いきなり扉を蹴り倒す音がした。
そこにはボコボコにされたナナミと男たち4人が居た。
どうやらヤンキーらしい
「ここか!コラ!ん!なんだ客が居るじゃねーか!」
男たちはナナミを突き飛ばすなり店をあさり出した。
「ナナミ姉ちゃん!しっかりして!!」
まったく応答がない気を失っている。
その姿を見た師匠はすごい殺気がした。

次の瞬間だった!
店にあった置物の斧を手に取った師匠は3人を切った。
同時に1人が逃げ出した時師匠は我に戻った。
「俺はなんてことをしてしまったんだ。」
その後何時間も考え込んでいた。
するとカバンを持って店をでて行った。
「師匠をどこ行くんですか!?」

外は真っ暗だたが、星がたくさん出ている
空を見上げている師匠はどこか悲しげな感じがする。
「ディノ!修行は終わりだ!俺は多分囚われの身だろうな、多分お前と会うことはもうない!」
「師匠!4年間ありがとうございました!」
頬からつたる涙は星のように光った
すると師匠は首元からゴーゴーゴーグルをとってディノの首元にそっとかけた。
あんなに大事にしていたのに。
「ディノ!もっともっと強くなれ!そしたらまたいつか会おうな!そいつはお前にやるよ!じゃあな!」
後ろを振り向く師匠はどことなく大きく見えた。
そして背中はもっと大きく立派に見えた。
その背中にずっとずっと手を振り続けた

それからまた6年の歳月が過ぎた
ディノが18歳になったある日のことだった。
「姉貴!俺ポケモンマスターになるよ!あと師匠を探してくるよ!!」
「そう。わかったは私も協力するからいってらっしゃい!」
こうしてディノの冒険は始まった!
つづく

次回 いきなり逮捕!?
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エドワード #4☆2004.12/05(日)14:34
第2話 いきなり逮捕!?

旅自宅をしてディノはセキチクへ向かったが、なぜか逮捕されていた。
それは約2時間前の出来事。
「まずはポケモンマスターにならなきゃな。そうだ師匠が『カントーには、真選組って言う組織があってそこに行くと称号がもらえる』って言ってたな」
少しずつ見えてくる町に大きな期待を膨らませながら歩いていくとようやく付いた。
確かにこの時カントーには『真選組』という警察のような組織があった。
町にはあまり見たくないものが張ってある。
『炎火のポケモンマスター 龍馬 指名手配 賞金首50万ポケベル』
それを見てビリっと破りポケットの中に突っ込んで、前を見上げると大きな大きなビルがありそこに小さく『真選組4番地』と書かれていた。

「お!ここが真選組の本部か!よーし!」
勢いよく扉を開けて入ると…
『ビー!ビー!不法侵入!』
警報が鳴りはじめた!
それもそのはずディノの入ったのは裏口だったからだ。
そして数分の間に取り押さえられ一つの大きな部屋に連れて行かれた。
「何すんだよ!!俺はポケモ…!」
「いいから入れ!組長こいつです!裏口から入ろうとした奴!」
部屋には軍服を来た見るからに紳士そうな男がコーヒーを持って立っている。
振り向いてディノの顔を見るなり。

「そうか。上からの命令だ!牢屋に連れて行け!まったく今日は副局長が来るというのに」
そそくさディノは牢屋に連れられていった。
階段を下りるとそこは暗く冷たい場所で他にも囚人達が居た。
するとさっきの紳士そうな男が降りて
「まずは自己紹介、カイトと言う。ここの組長だ。なんで不法侵入をした?上からの命令だからきいとくよ。」
「俺はポケモンマスターになりたくて」
プルプル!
カイトの胸元で携帯がなった!
「ちょっと失礼!…はい。分かりました!君には3ヶ月ここに居てもらうよ!上からの命令だ!それではちょっと失敬!」
携帯を片手に階段を上り言ってしまった。
その姿がとてもディノには憎たらしい見える。
「おい!待てよ!俺をここから出せ!…くそ!」

そして現在まで至っている。
ディノはポケットの中から師匠の指名手配書だして眺めた。
今頃師匠はどうしてんだろうとか、大丈夫かなとかそんなことを考えていた。
その時あることをひらめいた!
「そうだ!わざと指名手配になってポケモンマスターなればいいんだ!」
『炎火おポケモンマスター』と師匠の指名手配書には書いてある、つまり自分もこうなればいいと考えたのだ!
しかしここからどう抜け出すか?
そしてどうやって指名手配されるかあれこれ考えていると、またあの嫌な足音が牢屋に鳴り響いた!

「いや!君は6ヶ月ここに居るとこになったよ!上からの命令だから」
プチ!ディノの頭の中で何かが切れた。
「いい加減にしろー!さっきから聞いてりゃ『上の命令!上の命令!』自分で考えろよ!お前は自分だで考えれないのか!」
「な!何!お前!1年に増やすぞ!」
カンカンに怒ってまた階段を上って行くのかと思った…しかしカイトは足を止めた。

他の囚人は昼なのに眠っている。
その中で静かにカイトは鍵を取り出してディノの牢屋を空けた。
「何やってんだ!?」
「確かに俺は上の命令だけで動いていた。でもお前はなんか悪いことしそうにない。今回は逃がしてやる…でもこの基地を突破したらだ!俺は今からお前が脱走したと言う通報をならす!ポケモンマスターになりたいだろ?それなら基地一つぶっ潰してみろ!」
「おう!ありがとう!出て来いバグフーン!」

ポチ!
カイトはボタンを押すと裏から入った時と同じ音が鳴り響いた!
つづく

次回 脱走!
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エドワード #5☆2004.12/07(火)20:41
第3話 脱走!

階段を一気に駆け上り走り抜けば空一面に青空が広がっていた。
なぜか久しぶりに見た感じがすると、こんなことをしている暇がない!
そう思って振り向けばすでに兵士達が居た!

「ふふふ。ここから出ようなんていい度胸だ!俺たちがつかあれいない!?」
話が長いのでディノは逃げました。
昔から人の話は聞かないし人にすぐグサとすることを言う癖がある。
そんなディノを逃がすわけがない兵士たちは一斉に回りこんで逃げれなくしてきた。
「ハッハッハ!どうだ!これで逃げられないぞ!」
「なんかお前ら金魚のフンみたいだな。」
グサ!兵士たちの胸に言葉が突き刺さる。

「クソガキ!みなのもの行くぞ!」
それぞれ思い思いのボールを持って投げようとしたその時だった!
「あ〜ウザ!行け!バクフーン!120雷火!」
ドカ!一瞬消えたと思うと兵士たちの体は無残にも大きく崩れその場に倒れた。
どういうことか説明しよう。
ディノのバクフーンは道具の力により秒速で動くことができる、今バクフーンが使ったのは秒速120キロ。それを雷火といっている。

兵士たちが気を失っている間にその場から逃げ出した。
ここで捕まっていては夢はとにかく師匠まで探せない。
だがもうすぐで抜け出すことができるそう思い一気にあと200m位先にある出口を目指したが、突然地面が揺れて巨大なハガネールが現われた!
「どうする?こいつは副局長のハガネールだ脱走しようとすると目を覚ます。」

後ろからカイト嫌味そうに行ってきた。
しかしディノはケロっとして
「かまわねーよ。でも120雷火じゃ無理っぽいから、よし!バクフーン!200雷火!」
バクフーンの周りからものすごい力を感じる。
それを見ていたカイトは『まさかこいつ俺と一緒で道具の能力者か!?』
ようやくこちらの存在に気づいたかハガネールも動き出し龍の息吹をこっちに向かって打ち込んだ!
それも馬鹿にでかい!
「うわ!なんだ!あのハガネール!?どこから現われた!?」
「お前気づいてなかったの!?と言うか気づくの遅!!」
迫り来るあいての攻撃にバクフーンはッカと目を見開いた!

「よっしゃ!いくぜ!!火炎弾!」
バクフーンは口にためた炎を一気にハガネールへ打ち込んだ!
それは丸くものすごい速さでぶち当たり爆発した!
あの硬い体もへこんでいる…
「よし倒した!カイトていったかじゃあね!」

やっと脱走することができた、しかし気は抜けないディノはその場にあった自転車をかっぱらい真選組の基地を出た。
そのでる直前だった基地の出入り口を通った時ある車とすれ違った、しかしディノは気づくことなく機知を後にした。
一方基地ではカイト一人が外で立っている中さっきディノがすれ違った車からヘッドバンドで髪を止めた少し大柄な男が出てきた、その男を見た瞬間カイトの顔色は変わった。
「これはこれは!副局長呑兵衛さん!」

男の名前は呑兵衛。
真選組、副局長で組織の中ではかなりの腕でいつも冷静な判断をくだす。
しかし反面怒らせるとメチャクチャ怖い男だ。
別名『鬼の副局長』とも言われている。
「カイト君。今逃げてったのは誰だ?」
「実は」
今までのことを呑兵衛に話すがドンドン顔が豹変していくのがわかる。
でもさすがに自分が逃がしたとは言えなかった。
話を終えるとため息をつきに携帯を取り出した。

「今回は君のミスだ!基地の3分の1は壊滅状態、それに俺のハガネールもやられてる!これは局長に報告しておく!いいな!」
「ハイ、責任は取ります。」
おもむろにボタンを押す呑兵衛は大きく怖く見えてくる。
すると電話に誰か出た様子だ。
考えなくても分かる局長だ。

「もしもし?哲ちゃん?じゃなかった局長!申し上げるぞ!4番基地がやられた!カイトのミスらしい、え?カイトに変われ!?分かった。ほら局長からだ。」
電話を手に取るひどく緊張する、
局長とはあまりしゃべったことがないからだ。

「もしもし、お電話変わりました。」
『お!カイトか!』
妙に砕けた感じがする。
なぜか関西弁も混じっているし、カイトは疑いながらも質問に答えた。
『そうか。まあええわ!今回は多めに見といてやろ!でも、もしそいつが大物になったら責任は取れるな?』
「はい。それは取らせていただきます。」
『わかった!ワイもうすぐで仕事行かなあかんのや…称号はお前が決めとけ!ほな!』

あっけに取られながら呑兵衛に話をしてディノの称号は決まった。
次の日カントーにはディノの顔写真が一面張られた。
『爆炎のポケモンマスター リザド・D・ディノ 指名手配 賞金首20万ポケベル』と、
つづく

次回 タマムシ
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エドワード #6☆2004.12/09(木)19:33
第4話 タマムシ

自転車を一生懸命こぎまくるディノ。
タマムシを目指しているのだが、坂道のためその悪路に苦戦していた。
脱走してから3時間も経っているのにいっこう着く日差しが見られない…
途中で一休みを取る、今頃師匠は何してんだろ?そんなことを考えながら水を飲み干す。
するとタマムシの方からなぜか三輪車に乗った短パン小僧が奇声を上げ突っ込んでくる。

「うおー!俺と勝負だー!」
しかし余りにもスピードを付けすぎてそのまま通りすぎていった…
ポツンとただ一人残されるディノ。
「…あの自転車カッコイイ。」
すると今度は短パン小僧がぼろぼろになって上ってきた。
さすがにバトルもできそうになかったので水を少しあげた。

「ぷはー!ありがとう!お前なんでそんな中途半端なズボンなんだ?」
不思議そうにズボンをみる。確かにディノは中途半端なズボンをはいている。
「だからなんだよ?」
「短パンはこうぜ!!サイコーだぜ。まあ冬は寒いけど…」
「じゃあ履くなよ。」
「冷った!まあどうでもいいけど、もうすぐでタマムシに着くぜ。タマムシには喋…居ない!?」

話が長くなりそうなので逃げました。
ホントにすぐそこだったのでかなりディノはびびった!
セキチクから何も食べていない物だからとある店に入ったそれがあいつとの出会いになるなんて誰も予想できなかった。
つづく

次回 親友
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エドワード #7☆2004.12/10(金)19:23


第5話 親友

「すいませーん。ご飯ください〜」
ディノが呼びかけると一人の老人がこちらを見て不思議そうに振り向いた。
「あの…ここは宝石店ですが?」
「え!!すいません!」
あわてて店を出ようとする、さすがに顔から火が出そうになった。
するとさっきに老人が店から出てきて、

「もしよろしければ一緒にお食事しませんか?」
「え!?いいんですか?」
そしてディノはちゃっかりご飯にありつくことができた。
店はなかなか風流で宝石がところせましにおいてあった。
「おじいさんご馳走様でした!!」
店を出るとさっきまで居なかったのになぜか椅子にチョコンとイーブイが座っていた。
「あれ?こんなイーブイいたっけ?」
イーブイはうらやましそうに店の前で遊んでいるのを見てい。

「お前…遊びたいのか?」
そっとイーブイに話しかけるとこちらを向いて
「うん。遊びたい」っと言った。
「じゃあ遊んできなよ…?しゃ!喋った!?」
腰が抜けそうになった、機械なのかそう思ってじろじろ見ているとまたあのおじいさんが出てきてディノを見ながら言った。

「その子の名前は赤井 稲葉。喋れるイーブイじゃよ。」
「おじいさん。なんで喋れるの。コイツ。」
ッホっとため息をついておじいさんは語りだした。
「その子は進化を捨てて、言葉を喋れるようになったんじゃ。いちよう進化はできるが3分間だけ。そして耳に金のピアスがあるじゃろ?」
稲葉の耳にはしっかりとピアスが付いていた。
振り向いておじいさんの耳を見るとおじいさんの耳にも付いていた。

「そのピアスのおかげで『太陽の石』でエーフィに進化できるようになったんじゃ。私にはこの銀のピアスがあるがね…」
稲葉はさっきからずっと黙り込んでいる…
「おいおい。入れ歯〜遊んでこいよ。」
「…俺は入れ歯じゃなくてい・な・ば!あの子たち居れてくれないんだ。『キモい』とか言われるし…森に居たときも2本足で立てるからって仲間はずれにされたし。だから森を飛び出してココに住み着いて言葉を覚えたんだ。それなのに仲間にいれてくれないし、誰も飼ってくれない。その時おじいさんと会ったんだ。なあ…兄ちゃん俺ヘンな奴だろ?」
顔は笑っているのにどこか寂しそうな感じがする。
ディノは頭を軽くなでながら。
「そんなことないぜ!俺はリザド・D・ディノ。よろしくな!今はポケモンマスター目指してる。」
手をそっと稲葉の顔に差し出す。
「俺は化けもんなんだぞ…。」
「関係ないよ。友達になろうぜ!!」
ディノの大きな手に稲葉はそっと小さな手を差し出し、握手した。
つづく

次回 チーム・ロブ
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エドワード #8☆2004.12/10(金)20:33
第6話 チーム・ロブ

一旦仲良くなった稲葉とディノは町に出かけた。
稲葉はものすごく町の地形に詳しくディノは驚いた。
聞けばいろいろ、おじいさんに教えてもらっているらしい。
料理、薬、地形さまざまなことを教えてくれるおじいさんは憧れだと話してくれた。
町を歩いていると観光客がなめるように稲葉を見ているが少し違った視線が中から感じる…
稲葉を付けねらうような…

「おい…!稲葉!お前…」
「わかってる!最近俺を付けねらってる奴がいるんだ!たぶん俺が珍しいから。」
視線はなぜか殺気までも感じる、さすがに気になった二人は一旦宝石店に帰ることに…その時だった!

視線は完全に殺気へと変わった。
「…危ない!!稲葉!」
影から鋭く尖った針が稲葉目掛けて飛んできた、反射的にディノは稲葉を抱え込みボールからボーマンダを出して周りを警戒する。
針を見ると、どうやらミサイル針のだ、それも先端には紫色の毒らしきものが付着している。
「稲葉!お前は店に行け!俺が太刀打ちしている!!早く!」
トコトコと稲葉は走って店に行った。

「ダレだ!出て来い!」
視線はまだ消えてはない、ディノが叫ぶと予想どうり男たちが10人ちょっと出てきて襲い掛かる!
「何人居たって…同じだ!!ボーマンダ!龍の舞!続いて…破壊光線!!」
周りがッカと光男たちは倒れた。
その中にはスピアーも居る…多分、稲葉攻撃した張本人だろう。
「ふ〜!なんだこいつら?…まだ誰か居るな。隠れてるのはわかってる出て来い!!」
カサカサ…音が聞こえたと思った瞬間だった!
ものすごい叫び声がボーマンダとディノを吹っ飛ばした。

すると、バクオングをつれた妙に顔が長くてキラキラの服を着た男が出てきた。
まるでディノを見下すように見てくる。
「僕の名前はロブ!よくも僕のチームを壊してくれたね!?僕は賞金120万だぞ!!」
「そんなことはどうでもいい!なんで稲葉を狙ってるんだ!?」
「なぜ!?簡単さ!僕はアイツが欲しいんだ!!アイツは立ち、喋り、知能が高い!ヤミ市場で売りつければ…800万ポケベルはくだらない!!フォフォフォフォ!!」
当たり前のような言い方をしているその言葉がディノの心に火を付けた!
「お前絶対ゆるさね!!お前の都合ばっかじゃついてけないんだよ!!勝負だ!!」
つづく

次回 音の恐怖!
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エドワード #9☆2004.12/11(土)09:49


第7話 音の恐怖!

「いっけー!バグフーン!200雷火!」
ものすごいスピードで動くバグフーンを見てロブは微動だにしない。
「遅いね君のポケモン。バクオング!バーストボイス!!」
キューン!バクオングの周りから大きな音が聞こえる。
さっきの技を食らえばひとたまりもないと思ったディノは。
「させるか!火炎弾!…グワ!」
火炎弾を指示するがなぜか先に先手を打たれてしまう、ありえないことだ秒速200キロのスピードで動いているのに…
地面に膝ま付くディノとバクフーン。
その時ディノはその理由を知った、バクオングの影がない!?

それに築いたのかロブがディノに近づく。
「驚いた!君も能力者か!君も築いたよね。僕もさ!…昔コイツがゴニョニョの時に『ボイスカー』っていう道具を持たせてから『声が空気砲に変わる』能力を使えるようになったのさ!」
「…だからなんだ!俺たちの最高スピードには着いて行けないだろ?行くぞ!300雷火!」
「そんな攻撃クズさ!くらいな!バーストボイス!!」

余裕を見せるロブはまたまた音の技をだしたが、
「ふん!何度も同じ技食らってたまるか!」
バッキ!バクオングが攻撃を与えるわずかな間を狙って火炎弾は顔にヒットしたが、そう簡単には終わらないなんとまだ立っている!
「よく考えたね。溜めるのに時間がかかるこの技を出す瞬間を狙ったのか…。でもね〜音って言うのは秒速364キロのスピードで進むんだ。さっきから見てると君の能力は『動きを秒速』に変える能力だね?」
「さあね…」
今はしらを切るしかない。
こんなところでばれてしまったら勝利はありえない。ディノの体は焦りで震えていた。
その姿を見てニヤリと笑うロブ。

「…じゃあ。これならどう?ソニックボイス!マスター2!」
技が違うそして明らかにスピード、パワーが桁外れだ!あとマスターって…。
「驚いたでしょ!?魔性の道具には『マスターレベル』って言うのがあるんだ。僕も最近知ったんだけどレベル1からレベル5まであるんだ。するとあら不思議!今持ってる能力よりすごい能力が手に入れられるんだ!マスター2は道具の能力を増幅させる効果があるらしいけど…。あ!あと今すぐはできないよ、習得するにはキーポイントがいるんだ!」
足は限界に近づきすでに立てなかった。
「とどめだ!君が初めてだよ僕をココまで侮辱したのは…。
もうダメだ。そう思ったとき宝石店からおじいさんと稲葉が現われた。おじいさんは大切そうに大きなカバンを持っている。
稲葉は叫んだ!
「おい!デカ顔!お前の相手はお前だ!おじいさん!石を!」
「わかりました!行きますよ!まずは『雷の石』!」
バチバチ!電気を帯びて稲葉はサンダースになりバクオングに突っ込んだ!

だが相手も必死になって攻撃の手を休めはしない。
時は迫ってくる…3分それが限界。
それなのにいつまで経っても退化しない。
ディノの頭に師匠の遠い日の話が浮かんだ。
『タマムシには、使っても消えない石があるんだ。それは普通の石の何千倍の効力を持ってるかららしい。』
つまりその効力のおかげで退化しないのか…
心の中で確信した。

「稲葉!『水の石』じゃ!!」
「おいおい!じいさん俺の邪魔するんじゃねー!バーストボイス!!」
まさか!?一瞬その言葉がディノの頭をよぎった。
力なく石を落とし倒れるおじいさん、花が散るようにも見えた。
急いでディノは足をふらつかせおじいさんの所に走る。
稲葉も駆け寄る。

「おじいさん!」
ぎゅっと手を握る稲葉。
ディノはおじいさんの服を脱がせてお腹を触ると…!内臓がかなりずれているのがわかる。
はっきり言って長くはない…
「ハア・・ハア・・これを・・稲葉に」
石を手渡すと手は稲葉の小さな手から滑り落ちた。
「ダメだ…おじいさん!行っちゃダメだ!!」
その姿をみて後ろからロブの笑い声が聞こえた。

「馬鹿だな〜!まあ、僕にとって命なんてこれッポッチの物でしかないのさ!他の奴を利用して自分の欲しいものを手に入れるのが普通だろ?」
ブチ!何かがディノの心の中で切れた。
今までこんな怒りを覚えたのは初めてだ。
「命を…命をなんだと思ってやがる!お前は俺がぶっ潰す!!」
つづく

次回 マスター2!
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エドワード #10☆2004.12/12(日)11:28

第8話 マスター2!

「フン!どうあがこう無理!マスター1の奴に負けるわけないじゃん。」
しかしディノの胸の中ですこしづつ何かが覚醒している。
「こんなに怒りを覚えたのは初めてだ!うおー!」
ッカ!攻撃をしようとしたその時だった。
ディノの中で完璧にそれが覚醒した!
バクフーンのスピードがあり得ないほど上がっている。

「なんだこれは…まさかマスター2!?だがかまうことはない、ボイスソニック!」
スッパ!また速い空気砲がバクフーンに向かって牙をむく。
「マスター2は倍になるんだよな。それなら600雷火!」
今までは300雷火が最高だったのにその倍の速度を出している、そして糸もたやすく技をすり抜けバクフーンは宙にまった。
「僕のバクオングの攻撃を軽々と…!!しかしなぜいきなり覚醒したんだ!?マスター2は喜怒哀楽どれか一つがマックスにならないとなれないはず…まさか僕が怒らせたから!?」
なおも宙を舞うバクフーンにディノは最後の指示を出した!
「くらえ!ソニックブレス!」

カマイタチの用に炎が唸りを上げてバクオング共々ロブまでぶっ飛ばした!
つづく

次回 稲葉の決意!
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エドワード #11☆2005.01/03(月)14:30
第9話 稲葉の決意!

ロブは失神している。
だがおじいさんが心配だ、もう息を引き取っているはずなのに、ディノが近寄るとおじいさんは目を開けた。
「イテテテ…。どうかしましたか?」
「おじいさん!?なんで」
稲葉がお腹を触ると鉄の板が入れてある…
これで致命傷を避けたのだろう。
しかしなには、共あれロブを捕まえなくては。
ロープを持ってきて逃げないように倉庫に入れて置いた。

店に戻り一段落着いたとき、おじいさんは真選組に通報しようと言い出した。
しかしディノまでこれでは捕まってしまう、訳を話し明日通報することになった。
それから夕食までディノはいただきタマムシを出発することのなった。

外はかすかに星の光に照らされ出発を祝福している…
「じゃあ俺行きます。迷惑かけられないし…」
稲葉はしょぼくれた顔をしてディノに言った。
「ディノがいなくなったらまた俺一人ぼっちだ…」
「大丈夫!今日だって一緒に戦ってくれた!その勇気があれば友達だってできるよ!」
「うん!じゃあね!ディノ!また会おうな!」
ディノは
歩き始めたヤマブキを目指し…

姿が見えなくなるまで稲葉は手を振り続けた。
その姿を見たおじいさんは店から大切な使っても消えない石を取り出して稲葉へ渡した。
「…?おじいさん?」
「お前行きたいんでしょ?だからそれをあげる。そうだこの銀のピアスもあげよう…」
大切そうにピアスまでくれた。
「稲葉!今度帰ってくるときはもっと強くなって帰って来い!」
「…わかった!」

その頃ディノはヤマブキに入るところだった。
「おーい!」
後ろから声が聞こえる振り向けば稲葉が走ってきた。
「ディノ!俺も仲間に入れてくれ!」
「おお!イイゼ!これからもよろしくな!!」
つづく

次回 ヤマブキ
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[555]

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