ぴくの〜ほかんこ

物語

【ぴくし〜のーと】 【ほかんこいちらん】 【みんなの感想】

[582] 小さなポケモン達

りん #1★2004.12/26(日)20:52
この物語は、「小さなポケモン」というほんの中に入っている、「ピチューの兄弟」と言うお話です。ポケモンたちの暮らす都会や,そのまわりの海や森をぶたいに、ポケモンたちの、日常生活をテーマにした話です。
では、第1のお話し、「ぼくらはピチューブラザーズ」はじめます。
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りん #2★2004.12/19(日)13:53
ここは、ポケモンと人間たちがなかよく暮らす、都会。たかーいビルのうえで、ピチューが2ひき、何か話しています。
「だーめっアカリ!!そこはあぶないんだから!」
「おねがいっホント気をつけるからっ。ねえヒカリ兄ちゃんっ頼むよっ」
あら!このピチュー兄弟みたいです。お兄さんが、ヒカリ、弟が、アカリというみたい。
「もう!アカリってほんとわがまま!」
と、ヒカリが言うと…
「ひっどーい!お兄ちゃんだってたくさんあるじゃないかぁっ」
あらま…なんだか雲行きがあやしく…
「ないよ。」
「あるよ。」
「ないっ!」
「あるっ!」
「ないってば!」
「あるよぉっ!もう、お兄ちゃんのいじわるっ!」
パシッ!
アカリは、ヒカリのほおを思いきりたたくと走り出しました。
「つっ…わあっアカリ、まてーっ」
アカリとけんかしたヒカリ。このさきどうなるのかなぁっ…

つづく
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りん #3★2005.04/23(土)13:43
「もう!お兄ちゃんはうるさすぎるんだよ!」
そんなこと(ほとんどヒカリの悪口)を言いながら。すると…
「チミ!1人でどこ行くの!!」
といきなり声をかけられました。
「アカリが振り向くとそこには小さい2匹のポケモンが。
1ぴきは体のほとんどがまだふしぎなもようのたまごのからにつつまれているポケモン、トゲピーで、もう1ぴきは、星のようなシルエットで、ピンク色のポケモン、ピイでした。
「あっ、はじめまして!ボクはトゲピーの『トーピ』。」
「アタシは、ピイの『セピア』だよっ。よろしくねっ!ところで、君1人?どこいくの?」
ピイ…セピアは、自己紹介のあと、そんな事を聞いてきました。
「ボクはピチューの、『アカリ』。いまは1人だよ。ほんとはお兄ちゃんがいたんだけど…」
アカリは、そう答えました。すると2ひきは…
「ふーん、ねえねえ、ぼくらの基地に行かない?」
「とっても楽しい所だよ!」
と、アカリをさそってきました。
「そのばしょ、どこにあるの?」とアカリが聞くと…
「町の外れ。出入り口はいっぱいあるけど、どこも人間は入れないんだよ。」と、トーピがいいました。それを聞くとアカリも…
「いく、いく!あんないして!!」とすぐに乗り気になりました。
「いいよ。ついてきて!」
ピイのセピア、トゲピーのトーピと、友達になったアカリ。そのころヒカリは…
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りん #4★2004.12/23(木)20:27
アカリが、トゲピーの「トーピ」や、ピイの「セピア」と、と、友達になったとき、ヒカリはいったい何をしていたのかな?時間を15分ほど、まきもどしてみよう。

「アカリーっ!どこにいるのーっ!!」
アカリとはぐれたヒカリは、広い町の中をこうさけびながら、探し回っていました。そのうちにやってきたのは、ビルとビルの間にかかっている、ポケモンようの橋。下はこの町のメインストリートになっているらしく、車がたくさんはしってます。
『アカリのことだから、むこうに行ったのかもしれないな。』
ヒカリはそう考えて橋を渡り始めた。橋と言っても人間用の橋のように手すりなどはありません。まあ、この橋を利用するのは、小さなポケモンが、むこうへわたったり、鳥ポケモンが羽を休める休けい所になる事が多いから、それでもそんなに不自由ではないんだけど。
ヒカリも、細い橋の上を、しんちょうにわたっています。しかし、橋の真ん中ぐらいまできたとき、急に強い風が吹いてきました。ヒカリはよろけそうになり、やっと体制をたてなおした。それもそのはず。ヒカリには、わからなかったみたいだけど、橋の近くで、オオスバメとピジョットが、空中戦をしていたのでした。(爆)ピジョットのはなったかぜおこしがすこしずれて、橋にちょくげきしてしまいました。強風にたえていたヒカリも、これにはたまらず、足をふみはずしてしまった。そして、ヒカリはそのまま空中になげだされてしまったのです。最初のうち、ヒカリにはなにがおこったのか、きっとわからなかったのにちがいありません。しかし、したをみたとき、ヒカリは今、自分がどのような状況にたたされているのかがわかりました。このままいくと、地面にたたきつけられる。そうしたら、けがじゃすまないよね…と、ヒカリは思った。
「うわぁーっ!」
ヒカリはこうさけびながら、落ちて行きました。ヒカリ、ぜったいぜつめい!しかし、あと、2、3メートルほどで地面という時、体が急に、ふわりとういたのです。そして…ストン!なにかやわらかいもののうえにおちました。

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りん #5★2005.04/23(土)13:45
「ふうっ、あぶなかったよ…」
その、やわらかいものが言いました。どうやら、飛行中のペリッパーの上におちたみたいです。ペリッパーはつづけます。
「まったくもう!あの2匹にはよく言っておかなくちゃ。あの橋の近くでバトルしちゃいけないことくらい、わかってるはずなんだけど。
アスカちゃんが、サイコキネシスをつかってくれなかったら、どうなっていたことか…君も気をつけてね。」ペリッパーはこう、ひとりごとのようにいいました。ヒカリはこっくりとうなずき、ふと、ペリッパーの、羽先を見ました。ふつうなら、羽に青い線がはしっているはずのはねには、緑色の線がはしっていました。
「この羽、どこかでみたことある…もしかしたら!」
ヒカリはそう思い、そのペリッパーに聞いてみました。
「ねえ、ヒカリってピチュー知らない?」と。すると…!
「うん。知ってるよ!たしか、アカリって弟がいたんだよな…」と、いがいなこたえがかえってきました。そこでヒカリは言いました。
「ねえ!君はキュイて名前でしょ!ボクだよっヒカリだよっ!」
「えっ?あ、きみだったの!わっヒカリ、ひさしぶり。あ、こっちは、ロコンのアスカちゃん。」キュイがそう言うと、くちばしのふくろのなかから、ロコンが、顔をだしました。
「はじめまして。アスカですっ。」
「あ、よろしく…(ちょっとかわいいな)ねえ、キュイがいるってことは、チィもきてるの?」
「うん!きてるよ。おーい、チィーっ!」
キュイは、だれかをよんでいます。すると・・
「なにー?ジョナサン。あら、ヒカリさん!ひさしぶりです。」
やってきたのはふつうよりすこしちいさめのチルタリスでした。せなかにラルトスを乗せています。
「しょうかいします。この子はティナ。ラルトスです。」
「こ、こんにちは。テ、ティナですぅっ」と、ラルトスは、じこしょうかいをしました。
「チィは進化したんだぁ。」
「ええ。おかげで小さくなくなっちゃったわ。」チィは、照れた様にそう言いました。
「2匹は、親やトレーナーからすてられた卵を、かえすしごとをしてたんだよね?いま、だいじょうぶなの?」と、聞くと、
「うん。森のポケモンたちにまかせてきたよ。もっとも、いまはすてるやつも少なくなってきたからだいじょうぶ。」と、キュイが言いました。
「あ、そうだよ。ねえ、みんな、アカリ見なかった?弟なんだけど、けんかして、出てっちゃったんだ。」
と、ヒカリが聞くと…?
「わたしは見なかったですぅ…」
「さあ…みなかったよ…」
「あ、行きそうな場所なら知ってます。」と、アスカがいいました。
「どこ!?」
「わたしたちの基地です。いっしょにいきましょう。」
「おねがい!つれてって!」

以前の仲間と再会したヒカリ。アカリを探しにレッツゴー!
つづく
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りん #6☆2004.12/26(日)22:09
「ねー、いつになったらつくの?もう、あるきつかれたよー!」
「おっかしーなー?いつもならとっくについてるんだけど…」
「こりゃもうぜったいまよったね…」
ポケモン広場に行くつもりが、道が分からず街の中を迷ってるアカリ、セピア、トーピ。10分近くでつくつもりが、もう、30分近く歩いてます。
「ねえ、この地図ほんとにあってんの?」
アカリは見かねてセピアの手から地図をとり、顔を近ずけました。と、
「ああーっ!?」
とアカリはこえをあげました。
「なに、なに!?」
「どしたのー?」
そんな2人にあかりは、少しあきれた様に言いました。
「あのさーセピア…この地図さかさまだよ。これでよくみれたねってゆーかこの地図に書いてある入口に行くために乗るバスって、ボクの知ってる店のとこから乗るんじゃん!」
「え、うっそー!」
「きずかなかった…」
「とにかく、まずはおみせにいこ♪おなかすいてるでしょ!」
「う、うんじゃあいこっか…」
てくてくてく……
「さてついたー!すいませーん…トントン…」
かちゃり…
ドアがあいて、女の人が出てきました。
「あら…いつものピチューくん。おともだちをつれてきたの?ちょっとまってね…」
女の人はそういうと、店の奥へはいっていきました。
「だれ?」
「このお店の店長さん。とってもやさしいの!」
「ふーん…」
話しているうちに、女の人が出てきました。手にパンを持っています。
「はい。すこし、サービスね!」
女の人はそういって店に入っていきました。
「じゃ、行きますか。」
あまどいをのぼってやねにのり、やねうらにはいりました。そして、バス停に面したマドからバスに降りました。

ポケモン広場はどんなところかな?こんどの主役はまたヒカリ!
つづく
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りん #7★2005.03/29(火)21:30
「どこなの?いりぐちって。」
「たしか、この辺りのはずだったんですけど…」
ヒカリは、ロコンのアスカやペリッパーのキュイたちといっしょに、ポケモン広場の入口をさがしています。さがすのにつかれて、ヒカリは、
「ねえ、空からはいけないの?」
と、チィに聞いてみました。すると、チルタリスのチィはかおを少しくもらせて言いました。
「まえはいけたのよ。でも最近、オニスズメやオニドリルなんかの、不良ポケモン」が、あの辺りの空をとびまわってるの。なわばりにはいってきたら、つついたり、かみついたり、相手が倒れるまでこうげきしてくるのよ。幸い、広場には下りてこないんだけど、
その辺りの森には、もうなにもいないわ。そのひとたち(いや、そのぽけもんたち?)こわくて、みんなにげちゃったんですって。」
と、こたえました。キュイも、
「ぼくも、チィも、進化する前にやつらのこうげきを、うけたことがあったんだ。あのときは、スバメたちや、ピジョットがたすけてくれたから、軽いけがですんだんだけど、もしあのままこうげきをうけてたら、おおけがをする所だったよ。もしかしたら、一生飛べなくなってたかもしれないんだ…」
と、おそろしそううにいいました。
「ふーん…でっでも広場には下りてこないよね…」
「うん。だいじょうぶだと思うよ。」
「でも、ちょっと心配です…」
そんなはなしをしていると…
「あった!ほら、ここです!」
アスカ、いりぐちをみつけたみたいです。
「えっ、どこにあるの?」
とヒカリ。
「ここです。ここ!」
そういいながらアスカが指したのは、かわのながれとビルの壁を利用した、大きな噴水。でも、どこにもいりぐちらしきものはありません。
「ないけど…」
とヒカリはアスカにきいてみました。でも、アスカは、かべにひのこをあてています。そのまま3分ぐらい立ったとき、アスカはとつぜん
「みんな、水に入って。」といいました。
そして、ティナに
「おねがいするね。」
といいました。
ティナは、こくりとうなずくとこういいました。
「わかりました。『サイコキネシス』!!」
するとどうでしょう。壁に穴があき水がすいこまれていきます。そして、ヒカリたちの体も流され始め、あなのなかにすいこまれていきました。
「わああーっ!!?」
ヒカリはさけびながらみんなといっしょにながされていきました。
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りん #8★2005.02/18(金)18:51
「このバス、上にものれるんだ。」
「うん。だから長い距離のときは、このバスを使ってるよ。ミツキ山の向こうの町、セレスシティまで行ってるからね。」
アカリは、バスに乗って、広場の入り口に向かっていました。
「ねえ、いつにになったらいりぐちにつくの?それらしいとこないけど。」
アカリが聞くと、セピアはちょっとほほえんでトーピにめくばせをして、こう言いました。
「入口はほら、この川の中にあるんだよ。もうそろそろ、川に入ったほうがいいかな?」
「エえーっ!?こわいよー。この川けっこう深いよ。まえに入ったら深くておぼれそうになったもん。」
「いいの!とにかくいくの!トーピおねがいね。ほら、1、2の3!」
「うわああーっ」
セピアは、いやがるアカリの手をぎゅっとにぎると、そのままかわのなかにとびこみました。

バッシャーン!!

3びきは水の中にとびこみました。あちこちに水ポケモンたちがおよいでいます。まあ、メをぎゅっとつぶっているアカリには見えませんでしたが。五分ほどたったでしょうか
「く、くるし…あれ、くるしくない…それに、ボク立ってるよ。ここ、どこだろう。」
「ここがいりぐち。地面の下をとおってるトンネルだよ。ディグダがほったんだ。」
「ふーん…」
「さてと、じゃあいこっか。こっちだよ。」
3びきは、トンネルの中に入って行きました。
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りん #9★2005.04/23(土)13:49
「いったーい!ここどこなの!?」
「あの噴水の地下です。ディグダがほったんですよ。ほら、水が流れてるでしょ。」
「ふーん…」
「ティナの姉さんのラナさん、いつもすごいの作るよね。このまえなんか、川の中に入り口作ってたし。」
「へ、へえーっ。」
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りん #10☆2005.02/18(金)18:58
「いったーい!ここどこなの!?」
「あの噴水の地下です。ディグダがほったんですよ。ほら、水が流れてるでしょ。」
「こわかったな。ティナ、なんでこんなのつくったんだい。厳重にこしたことはないけど、これはやりすぎだよ。」
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