キモリ | #1★2005.03/04(金)18:21 |
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1話「家宝が盗まれた!」 ここはカビゴン王が治める、カビゴゴーン城です。 中では王様のカビゴン、王子様のゴンベたちが平和に暮らしていました。 カビゴン「今日も夕日がきれいじゃな」 ゴンベ「そうですね〜」 兵士「王様、今日の夜ご飯は何になさいましょう?」 カビゴン「そうだな〜、今日はシェフのおススメ料理でよかろう。ソーナノ兵士」 ソーナノ「はっ、かしこまりました」 ソーナノ兵士とは、カビゴン王やゴンベ王子が一番信頼している兵士。いつも役立ちます。 「ガタガタザ〜ッ」 カビゴン「今の音は何じゃ!?」 ソーナノ「見てまいります!!」 ゴンベ「僕もっ!!」 カビゴン「ゴンベ、行ってはならん!!」 もう遅かった。とっくに宝の倉庫に向かっていった。 そのころゴンベたちは、宝の倉庫に着いていた。 ゴンベ「どこにいるんだぁ〜っ」 するとそこには、サメハダーとその手下たちがいた。 サメハダー「やっときたかっ、俺たちはサメハ団。世界中の物を盗んで回っている」 キバニア「そして、こちらのお方がサメハ団のボス、サメハダー様だ」 パチパチパチ〜、と手下のキバニアたちが、拍手をした。 サメハダー「では、さらばだ」 サメハ団は逃げていった。 ゴンベ「おっかけるぞ」 ソーナノ「行ってはなりません、王子様。追いかけたい気持ちは分かります。でもここは一度、王様に事情を説明しなければなりません!!」 ゴンベたちは、王様に事情を説明した。 カビゴン「サメハ団か、聞いたことがあるな。…ソーナノ兵士、取り返すんだ」 ソーナノ「はっ、分かりました王様。必ず取り返してまいります」 ゴンベ「ああっ、ちょっとまって。僕も行きたい!!」 カビゴン「行ってはならん。ソーナノ兵士に任せとけ」 ゴンベ「いやだ!あのサメハ団をつかまえて、こらしめてやりたいんだ」 カビゴン王とゴンベ王子の話し合いは、長く続いた。 カビゴン「…。そんなに行きたいのならいくがいい」 ゴンベ「分かりました、王様!!」 ソーナノ「では行ってまいります」 カビゴン「無事に帰ってくるんじゃぞ」 こうして、ゴンベたちのながーい冒険がはじまった。 |
キモリ | #2☆2005.03/05(土)13:37 |
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2話「サメハ団を追いかけろ!!」 ゴンベ「どこだ〜!」 ゴンベたちは、必死にサメハ団を探します。 ソーナノ「王子、右の方向に、足音が聞こえます。行ってみましょう」 ゴンベ「うーん…」 ソーナノ「どうしました、王子」 ゴンベ「ソーナノ、王子と呼ばないで。王子と呼ぶのはお城の中だけでいいよ」 ソーナノは考えました。 ソーナノ「わかりました、おう…いや、ゴンベ!」 ゴンベ「それと『分かりました』とかの言葉は『分かった』でいいよ」 ソーナノ「わかった!…これでいいんだね」 するとそこに、サメハ団手下があらわれた。 サメハ団手下「何してるの〜、こっちだよ〜だ。ベロベロベー」 ゴンベ「あっちだ、追いかけろ!!」 サメハ団は草のしげみの中へ逃げ込んだ。ゴンベたちも追いかけていった。 ゴンベ「このへんは森なんだな」 すると、サメハ団手下が現れた! サメハ団手下「おまえたちの大事な宝はこっちだよ〜だ」 ソーナノ「いたぞ!」 ゴンベたちは追いかけていった。 3分ほど森の中を駆け回っていた。 そして、ついにサメハ団手下のキバニアを捕まえた! ゴンベ「さぁ返せ!家宝返せ!」 キバニア「ケケケケケ」 ソーナノ「な、何がおかしい!?」 キバニア「ケケケケ…ハハハハッ、俺は持ってないぜ」 ゴンベ・ソーナノ「何っ」 ゴンベたちは騙されていた。 ゴンベ「どこにあるか言え!」 キバニア「言わないよ〜だベロベ…ぐふっ」 ゴンベがキバニアの上に乗っていたのだった。 キバニア「俺の…さめは…だ…が効か…ない…」 ゴンベは靴をはいていたからだった。 ソーナノ「おいっ言え!」 キバニアに意識は無かった。ゴンベが上に乗ったダメージが多かったようだ。 ソーナノ「とりあえず進もう。このへんにやつらのアジトがあるかもしれない」 ???「待て」 ゴンベ・ソーナノ「誰だ!またサメハ団の手下か?」 〜続く〜 |
キモリ | #3☆2005.03/09(水)19:44 |
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3話「謎のポケモンとのバトル」 ???「俺の陣地を踏んで汚したのはおまえたちか」 ソーナノ「おまえはもりトカゲポケモンキモリ!」 謎のポケモンの正体はキモリだった。 どうやらゴンベたちが、このキモリの陣地を汚したことに怒っているらしい。 キモリ「ははは、俺はこの森で一番強いんだ。おまえたちはどうなるかわかっているだろうな」 ゴンベ「……」 ソーナノは小さな声でゴンベに言った。 ソーナノ「無視して進もう」 ゴンベ「うん」 ゴンベはその場から立ち去ろうとした。 だが、キモリは速かった。 逃げようとしたときには、もう目の前に先回りしていたのだ。 キモリ「この俺から逃げようなんて無駄だ」 ソーナノ「土下座してあやまる?」 またソーナノが小さな声でゴンベに言った。 ゴンベ「いや、戦うよ」 ゴンベがキモリに近寄った。 ゴンベ「勝負だ!」 キモリ「はははははは、この俺に勝てるわけが無い!」 こうしてゴンベとキモリの戦いがはじまった。 ゴンベ「えい!」 ゴンベはパンチをした!しかし、キモリはかわした。 キモリ「その程度の攻撃じゃ俺にはかなわないぜ」 そういってキモリは、ゴンベに攻撃した。攻撃は命中した。 ソーナノ「つ、強い…」 キモリ「やっぱりヘボいな。あきらめてここから出て行くか?どうなんだ、でぶ!」 ゴンベ「よくも言ったなぁ」 ソーナノ「オイおまえ、でぶとはひどいぞ!」 ボコボコボコボコ! ゴンベがすごい勢いでパンチをした!キモリでもよけきれなかった。 ゴンベは、でぶという言葉を言われると普段以上に強くなるらしい。 キモリ「くそう…今日はこのへ…」 キモリは倒れた。 ゴンベ「はぁはぁ」 ソーナノ(今、ものすごく強かった…) ソーナノは心の中で思っていた。 〜続く〜 |
キモリ | #4☆2005.03/11(金)17:57 |
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4話「リンゴのうらみ」 ゴンベたちはキモリとのバトルを終え、無事にキモリのすみかを脱け出した。 ゴンべはしゃべろうともしない。 ソーナノ「まぁ、気を取り直せよ」 ゴンベたちは森の奥を進んでいった。 ソーナノ「それにしてもあいつらはどこに行ったんだろう」 すると、ゴンベはどこかへかけていった。 ソーナノ「ゴンベっ、どこ行くんだよ〜」 ソーナノは大声で叫んだがもうどこかへ行っていた。ソーナノもあわてて追いかけていった。 ソーナノはゴンベに追いついた。 ゴンベ「僕の大好物のリンゴがあったんだ」 ゴンベは木に生っているリンゴをむしゃむしゃ食べていた。 ゴンベ「僕はリンゴには、びんかんでリンゴが生っている木を、見つけたらすぐ駆けつけれるんだ」 リンゴを食べながら言いました。 ソーナノ(へぇ、ゴンベ王子ってでぶとリンゴにびんかんなのか) ???「あぁっあぁっ」 ポケモンがゴンベたちを見ながら悲鳴を上げている。 ソーナノ「誰だっ」 ゴンベはどうようせず、リンゴを食べている。 アチャモ「僕はアチャモ。これは僕のリンゴの木なのに」 ゴンベ「ムシャムシャ、ん?」 ゴンベはリンゴを食べるのに夢中だ。 アチャモ「食べるな〜!」 ソーナノ「ゴンベ、やめたほうがいいよ」 ゴンベは食べるのをやめた。というより、リンゴがすべて無くなった。 アチャモ「もうおそいよっ!僕のリンゴ」 ソーナノ「ゴンベ、あやまりなよ」 ゴンベがあやまりかけたとたん、アチャモが、 アチャモ「このリンゴのうらみを返してやる!」 ゴンベ「ごめん、ごめんなさい」 アチャモ「ごめんですむもんか!」 ゴンベたちはいそいで逃げていった。 〜続く〜 |
キモリ | #5★2005.03/12(土)16:06 |
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5話「炎の祭り」 アチャモ「待てぇ〜」 ソーナノ「だいたいこんな事になったのも、全部ゴンベのせいだよ。ゴンベがあのアチャモのリンゴを食べたからこんな事になったじゃん」 ソーナノが走りながらゴンベに言った。 ゴンベ「そんなこと言ったって…」 ゴンベはそういいながら走って逃げてます。 すると、アチャモは走っているゴンベたちの前に火をはいた。 ゴンベ「うぎゃ、火だっ」 ソーナノ「神秘の守り!熱いのは我慢して進もう!」 ソーナノは神秘の守りをしたので、やけどはしなかった。 ゴンベ「なんでそこまでしてまで逃げなくっちゃいけないの〜」 ゴンベは逃げながら言った。 アチャモ「ははは、その先はがけだぞー」 ソーナノ「そこをUターンして!」 ゴンベたちはUターンした。 ソーナノ「なんで逃げなくちゃいけない?つかまると『リンゴの木栽培しろ』とか言ってサメハ団を追いかけられないだろ。だから逃げているんだ」 アチャモ「もうこの先は行き止まりだ!僕はこのへんの森の事は何でも知っているんだ」 その先は、本当に行き止まりだった。 ゴンベ「どうするんだよ〜」 アチャモ「さあ、炎の祭りだ!」 アチャモはひのこを連発した。 ゴンベたちはすべてよけた。すると周りのしげみの草がもえて道ができた。 ソーナノ「ありがとさん!」 と、言ってゴンベたちは逃げていった。 アチャモ「くそう…、でも大丈夫。この先には大きな空き地がある。そこで本当の炎の祭りのはじまりだ」 ゴンベ「うわぁ、広い空き地だ〜」 アチャモ「今度こそ炎の祭りだ!」 アチャモは今まで以上にひのこを連発した。 ゴンベたちはひのこの炎に囲まれた。 アチャモ「つつくだ!」 ゴンベたちの後ろからアチャモがつつくをした。 ソーナノ「いたいっ!」 つつくはソーナノにあたった。 森の人「誰だーっ森を炎なんかで燃やしたのはーっ。アチャモかーっ!」 アチャモ「すいません、すいませんーっ」 ゴンベ「今のうちに逃げよう。もう炎は消えたよ」 ゴンベたちは逃げていった。 〜続く〜 |
キモリ | #6☆2005.03/13(日)18:36 |
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6話「森のみずうみ」 ゴンベ「あーあ、熱かった…」 ソーナノ「ひのこも連発すれば、強力な炎になるんだ〜」 ゴンベ「あっ、みずうみだ!」 ゴンベたちはみずうみを発見した。 ゴンベたちは走って行き、水を飲んだり水をくんだりした。 ソーナノ「これだけあれば大丈夫だね」 ゴンベ「水がきれいだね。魚が住んでいそう」 ソーナノ「釣りをしよう!」 ゴンベたちは釣りをする準備を始めた。 木の棒に、落ちていたひもをくくって、持っていた食べ物をつけた。そして、それを水にたらした。 ゴンベ「釣れるかなー。……おおっ、かかったかかった〜!」 ゴンベは魚を釣った。火を焚いて、魚を焼いて食べました。 ソーナノ「火はすぐに消さないとね。あの人怖かったからね〜」 ???「僕も入れてよ」 ソーナノ「わわっ、ごめんなさい!」 ゴンベ「どうやら怒っていないみたい」 ???「僕も一緒に食べさせてー」 ゴンベ「君は誰?」 ???「ミズゴロウだよ。なかまにいれてよ」 ソーナノ「ふう、よかったよかった…」 ゴンベたちは戦いっぱなしで、疲れていた。 たまには休憩もいいもんだ。 ミズゴロウ「魚採ってきてあげるよ」 ゴンベ「ありがとう」 そしてゴンベたち3人は採ってきてもらった魚を食べた。 ソーナノ「ふぅー食った食った」 ゴンベ「体力満タン!さて、サメハ団を追いかけよう」 ミズゴロウ「サメハ団か。聞いた事があるよ。サメハ団のボスは強いからね、仲間を増やしたほうがいいよ。この先の小屋にね、あるポケモンが住んでいるから、訪ねてみるといいよ」 ゴンベ・ソーナノ「ありがとう、行ってみるよ」 ミズゴロウ「行ってらっしゃい」 ゴンベたちはみずうみに沿って歩いていった。 ゴンベ「あるポケモンって、だれだろうな」 ソーナノ「うんそうだね、仲間になってくれるといいけど…」 ゴンベ「小屋が見えてきた!」 ゴンベたちは走っていった。 〜続く〜 |
キモリ | #7★2005.03/17(木)17:14 |
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7話「仲間」 ゴンベ「すいませーん」 ゴンベたちは、ミズゴロウに教えて仲間になってもらいに来たのだった。 ???「だれだ?」 ソーナノ「みずうみのミズゴロウに聞いてやってきました。あなたは?」 ???「俺はゴクリン」 ミズゴロウに聞いたポケモンとは、ゴクリンだった。 ゴンベ「ぜひ、仲間になってください」 ゴクリン「なんで?」 ゴンベ「サメハ団にうちの家宝を盗まれたんです」 ゴクリン「サメハ団…。聞いた事があるよ。サメハ団のボス、サメハダーはとても強いよ」 ソーナノ「そう、そいつをやっつけるために旅をしているんです」 そして、話し合いは長く続いた。 30分ぐらいはなしたところで今までの事をすべて伝えれた。 ゴクリン「なるほど、それで俺を仲間にしたいってわけか」 ゴンベ「そうなんです。ぜひ仲間になってください!」 ゴクリン「俺なんかを仲間にしたいん?」 ソーナノ「そうです」 ゴクリン「そうなんか」 ゴクリンは考えた。 ゴクリン「時間をくれ。考えておく」 ゴンベ「そうですか、お願いします!」 そういってゴンベたちは、小屋から出た。そして釣りをし始めた。釣りをしていると、あのミズゴロウもやってきた。ゴンベはゴクリンのことを話し、一緒に釣りをした。 1時間ぐらいすると小屋からゴクリンが出てきた。 ゴクリン「いいだろう。仲間になってあげるよ」 ゴンベ「やったー」 ソーナノ「ありがとうございます!」 ミズゴロウ「よかったね」 ゴクリン「この小屋のちょうど北に建物みたいなのがあるみたいなんだ。行ってみよう」 ゴンベ「うん」 そしてゴンベたちは北に向かっていった。 〜続く〜 |
キモリ | #8☆2005.03/18(金)13:39 |
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8話「建物の中は…」 ゴンベたちは、ゴクリンの小屋の北の建物を目指して森の中を歩いていた。 ゴクリン「俺が仲間になったのもわけがあるんだ」 ゴンベ「へぇ。なんでですか?」 ゴクリン「ああ、この話は3日前の事だった…。俺がでかけていて帰ってきたら…」 ソーナノ(うひゃ〜。こりゃ長くなりそうだ…) と、ソーナノは思った。ソーナノの思ったとおり、話は長くなった。 ゴクリン「俺の小屋にもやつらが来たんだ。そして、俺が大事に、大事に使っていた…、壷を盗まれたんだ!あの壷は色々と使えて、高価で買った壷なのに…。それを盗んだあいつらを倒したいんだ」 ゴンベ「…そうなんですか」 ソーナノ(あぁ、長かった長かった…) でも今回は短い方だった。ゴクリンは、しゃべるときはものすごくしゃべるからだ。 この話が終わったころには、もう建物についていた。 ゴンベ「ここがサメハ団のアジトか…」 ソーナノ「よっしゃ…倒すぞ、サメハ団」 ゴクリン「ここがアジトか分からないぞ。それにしてもカビゴゴーン城の家宝を盗むとは…」 ゴンベたちは中に入った。 外から見た建物の中のイメージとは全く違い、遺跡みたいだった。 ???「うわ〜ん」 ゴンベ「何だ?」 ソーナノ「誰かが泣いているぞ」 ゴンベたちはこのポケモンに事情を聞いた。 ???「僕はね、ケムッソだけどね、僕が持ってたね、かわらずの石をね、とったの…」 ゴクリン「サメハ団はこの奥にいるようだな」 するとケムッソが光りだした。どうやら進化のようだ。 マユルド「うわわーん、こんな姿にならないために持っていたかわらずの石を取られたせいで進化しちゃったー」 ソーナノ「サメハ団は何をたくらんでいるんだ…」 ゴンベ「とりあえず進もう」 ゴンベたちは進んでいった。 ゴクリン「文字が書いてある石があるぞ。読んでみよう」 「これから先にある5つの試練にクリアしろ さもないとお前らは一生ここを抜け出せれないだろう」 ゴンベ「5つの試練!?」 〜続く〜 |
キモリ | #9☆2005.03/24(木)13:53 |
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9話「1つ目の試練」 ゴクリン「5つの試練か…。5つの試練をクリアしたらあいつらの所へ行けるんじゃないのかな」 ゴンベたちは遺跡の中を進んでいった。まだ1つ目の試練は起きていなく、一本道が続いている。 1分ぐらい歩いたころ、また、文字の書いてある石があった。 ゴクリン「読むぞ。よく聞いておいて」 「ここが 1つ目の試練の場だ 1つ目の試練は 「3つの道」だ ただ やみくもに進んでも無駄だ」 文字通り、先には3つの分かれ道があった。先は暗く、同じような道だった。道の入り口には、単語が書かれていた。 右の道『カビゴゴーン城』 真ん中の道『きのみジュース』 左の道『進化キャンセル』 ゴクリン「やみくもに進んでも無駄だ、ってどうやって進めばいいんだ…」 ゴンベ「これでわからないことが1つ増えたね」 ソーナノ「どういうこと?」 ゴンベ「サメハ団は、なぜ壷やかわらずの石、それに城の家宝を盗んだのか、ということと、今の事だよ」 ゴクリン「そ、それだぁ〜っ!」 ゴクリンはひらめいたらしい。ソーナノもひらめいた、ゴクリンが長く話すという事を…。ソーナノは長く話すのを覚悟していた。そして、ゴクリンが息を大きく吸い込んだ。 ゴクリン「右の道『カビゴゴーン城』というのは盗まれた家宝の事だ。真ん中の道『きのみジュース』というのはツボツボが作るものだ。つまり盗まれた「壷」だ。左の道『進化キャンセル』というのは、進化しないということだ、つまり盗まれたかわらずの石だ。つまりこれに関係のある人が通ればいいんだ!」 ゴクリンの長い長いはなしが終わった。 ソーナノ「ふぅ…。…、なるほどっ!」 ゴクリン「ゴンベ王子は右の道、ソーナノは左の道だ。そして俺が真ん中だ」 ゴンベ「ソーナノはかわらずの石と関係ないよ」 ゴクリン「えっ、あの…、その…、まぁいいっ!とにかく進めぇ!」 ゴクリンの言う通り、3匹に別れ、それぞれの道を進んでいった。進んでいった、先にある部屋には、手形のある石があった。 ゴンベ「何だ?僕の手形みたいだけど…。押してみよう」 ゴンベは石を押した。すると、扉が開いた。 ソーナノやゴクリンもその仕掛けに気づき、進んだ。 ソーナノ「あ、ゴンベとゴクリンだ!」 ゴクリン「合流したみたいだな…。先に進もう」 ゴンベ「試練じゃなかったね。なぞなぞみたいなモンだったね」 ゴンベたちは先に進んでいった。 ゴンベ「石だ。ゴクリン、読んで!」 「2つ目の試練は なぞなぞなんかじゃない ちゃんとした試練だ」 ソーナノ「ちゃんとした試練だって」 ゴクリン「先に進んでみようっ」 〜続く〜 |
キモリ | #10★2005.03/30(水)13:38 |
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10話「ゴンベの人が変わる?」 ゴンベ「この調子で、次の試練もクリアしよう!」 ゴクリン「どーせ次の試練も簡単だろうな」 ソーナノ「どうやらもう試練は始まっているらしい」 試練は始まっていた。黒い煙が噴射し、前が見えなくなった。 3人は感覚だけで進んでいった。 やっと煙が晴れた。 ソーナノ「みんな、ちゃんといる?」 ゴクリン「ちゃんといるぞ」 ゴンベ「ははは〜っ!俺はここだ〜!」 ソーナノ「ゴンベ、この煙でおかしくなったか…」 ゴンベ「ソーナノ、ほがらが耳が手」 ゴンベの様子がおかしい。煙でおかしくなったわけではないらしい。 ゴクリン「ゴンベ、大丈夫か」 ゴンベ「ゴクリン、胃袋でか」 ソーナノ「僕らの嫌な事言うなよ」 ゴンベ「旅なんて、2人でしなっ」 ゴンベの様子がおかしすぎる。 ソーナノ「ゴンベ…王子…」 ゴクリン「ゴンベ…、わかった。そんなに俺らと居たくないなら俺らでサメハ団倒すわ。ソーナノ、行くぞ」 ソーナノ「う、うん」 ゴンベ「ハハッ、勝手にしな」 ソーナノとゴクリンは先に進んでいった。 ゴンベ?「これでよし…。こうやってヤツラの仲を悪くしておいたら後が楽だ…」 このゴンベは偽者らしい。サメハ団の手下らしい。 ゴンベ「ゲホゲホ…。みんな〜どこだよ〜」 本物のゴンベがやっと出てきた。ゴンベはソーナノたちが行った道を進んでいった。 そして、ソーナノたちに出会った。 ソーナノ「今さらなんだよゴンベ」 ゴクリン「旅なんて2人でしなっ、って言ったんじゃないのか」 ゴンベには何が何だかわからなかった。 ゴンベ「僕だよ、ゴンベ。サメハ団が僕の偽者に化けたんじゃない?僕はそんなこといってないよ」 ???「そうだ〜っ!さっきのゴンベは俺が化けていたんだ〜っ!」 ゴンベ「誰なんだっ!」 ???「ハハハ、俺はメタモンだ!どんなポケモンにも変身できる」 ゴンベの偽者とは、へんしんポケモンメタモンだった。 メタモン「さすがゴンベだな。偽者だと見抜くとは」 ソーナノ「どういうことだ!」 メタモン「お前たちが抜けてきた森のことだ。「サメハの森」といってな、お前たちが戦ったはずのアチャモとキモリは俺たちサメハ団が仕組んだものだ」 ゴクリン「メタモン、お前をボコボコにしてやる!」 するとメタモンは、何も言わずに去っていった。 ソーナノ「くそうメタモンめ」 ゴンベ「アイツはやっかいだな…」 ゴクリン「たしかに…。誰かに変身してまた来るかもしれないからな…」 ゴンベたちは先を進んでいった。 ゴクリン「また石だ。読むぞ」 「2つ目の試練は ここまでだ 3つ目の試練は この先だ」 ゴンベ「先へ進もう!」 〜続く〜 |
キモリ | #11★2005.04/03(日)10:17 |
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11話「ある意味恐怖の試練」 ゴンベ「メタモン…、あいつをボコボコにやってやりたい」 ソーナノ(うわわわぁ、「ボコボコ」!) ソーナノはどうにかこの不陰気を直したかった。何か話を変える事柄がないか考えていた。 ソーナノ「ゴ、ゴクリンって、い、石の文字をいつも読んでくれてるよね」 ゴクリン「あぁ、あれは実は日本語じゃないんだ…」 ゴンベ「へぇ〜。どうして読める?」 ソーナノ(よしよし、不陰気変わった…) ゴクリン「あれは、なぜか読めるんだよ…」 ゴンベがなぜかと聴こうとした瞬間、後ろと前から壁が落ちてきた。ゴンベたちは閉じ込められてしまった! ソーナノ「やばいよ、閉じ込められてしまった!」 ゴンベ「暑い…」 どうやら落ちてきた壁から熱風が吹き出してきているらしい。 ゴクリン「暑い。汗かいてきた…」 すると、熱風が納まった。と、次は冷たい風が吹いてきた。 ソーナノ「寒いっ」 ゴンベ「暑いと思ったら、次は寒いのかよ!」 この冷たい風も壁から吹き出しているらしい。 ゴクリン「この風はどこから出てきているのか?」 ゴンベ「怪しいといえば、この落ちてきた壁?」 ゴンベたちは、ようやく壁から吹き出している事に気づいた。 ソーナノ「寒いし!つぶそうよ!壁!」 ゴンベ「いくぞ!おりゃゃゃ!」 ゴンベは壁に向かってパンチした。壁はすぐ壊れた。 ???「あらら、ばれちゃった…」 壊れた壁からポケモンが出てきた。 ゴクリン「お前は誰だ!」 ソーナノ「こいつが僕たちに風や熱風を送り込んでいたな!」 ???「いうまでもなくチルットだ!さすがメタモンを見抜いただけあるねぇ」 ゴンベたちを苦しめたポケモンとは、チルットだった。 ゴクリン「暑かったり寒かったり…、風邪をひくじゃないか!」 チルット「嫌なら帰れば。この試練を乗り越えなければ進めないぞ!」 ゴンベ「チルット、お前を今倒してやる!」 チルット「今のお前たちにできるわけがなーい。まぁ、またどこかで会うかもね!」 チルットは去っていった。 すると前と後ろの壁が上に上がって、進めるようになった。 そこにはいつもおなじみの石があった。いつも通りゴクリンが読んだ。 「3つ目の試練 クリアだ 4つ目の試練は きついぞ」 ゴンベ「暑かったり寒かったり、「ある意味」恐怖の試練だったね」 〜続く〜 |
キモリ | #12★2005.04/12(火)17:55 |
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12話「サメハ団の秘密」 3つ目の試練をクリアしたゴンベたちは、さらに先を進んでいた。 すると、目の前に大きな扉があった。ゴンベたちは扉を開けた。 ゴンベ「こ、これは…」 ゴクリン「巨大なパソコンみたいだ」 パソコンみたいな機械で、大きな画面が付いていた。 ???「ようこそ」 ソーナノ「誰だ!!」 ???「ようこそ。私は高性能マシンだ」 ゴンベ「そんなことより…、機械がしゃべっているよぉ」 マシン「なんていったって、高性能マシンですから」 言葉をペラペラとしゃべり、ゴンベたちの話も理解している。 マシン「私からの試練!『ガッシャン』」 上からゆっくりと、鉄が降りてきた。ゴンベたちはあわててかわした。 ゴクリン「危ないじゃないか!」 マシン「試練ですから」 何回も何回も、鉄が降りてきて、ゴンベたちの体力が減るばかりだった。 ゴンベ「そういえばこの鉄…、くさりでつながれる…」 ソーナノ「それを切ってしまえばいいんじゃ…」 鉄がゆっくりと降りてきた。ゴンベがくさりをはたいた。 すると鉄は揺れて、高性能マシンに当たって、マシンは壊れた。 ???「サイコキネシス!!」 鉄がとまった。そして鉄が上に上がっていった。 ソーナノ「マシンの正体はお前か!」 ???「くっ、私はポリゴン!コイン9999枚の価値だ!」 ゴンベ「ポリゴンか…。こいつは強いぞ…」 ポリゴン「1つ教えてやる。私がこのサメハ団に入った理由はな、アップグレードをもらって強くなねこと。サメハ団に入って仕事をすれば、サメハダー様にもらえるからな」 ソーナノ「そんな事のために…」 ポリゴン「他の団員もそうだ。何か物をもらうために入ったらしい。したっぱのキバニア以外は」 ゴクリン「すきあり、ヘドロこうげき!」 ヘドロこうげきはポリゴンに当たりそうな所まで飛んでいった。しかし、ポリゴンのサイコキネシスで跳ね返された。 ゴクリン「ぐはっ」 ポリゴン「その程度の攻撃で私には勝てないな。じゃあ!」 ポリゴンはテレポートしていった。 ゴンベ「はぁ、次へ進もう…」 すぐそこに、ものすごく大きく、豪華な扉があった! 〜続く〜 |
キモリ | #13☆2005.04/12(火)18:34 |
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13話「カビゴゴーン城へ急げ!」 4つ目の試練で疲れきったゴンベたちは、大きく豪華な扉を開けた。 ゴクリン「石だぞ…。読むぞぉ」 「5つ目の試練 そう簡単には クリアできない」 ゴクリン「俺には文字を読める才能があるらしいんだ。お父さんが遺跡の研究者だったらしいんだ」 ???「おーい、おーい、ゴンベたち!」 ゴンベ「怪しい。サメハ団だな!」 ???「違うよー。僕はブラッキー。僕もここに迷ったんだ」 ソーナノ「よくここまで試練をクリアしたね〜」 ブラッキー「試練?そ、それは…、…僕の体が黒かったから試練が作動しなかったんちゃう?」 ブラッキーはあるものを出した。 ブラッキー「これ携帯電話。ゴンベ、お前にあげる。番号は、「090-1234-5678」だ。この中でも電話できるよ」 ゴンベ「う、うそ…、ホントにくれるん?」 ブラッキー「うん」 ゴンベ「もらっておくわ。ありがとう!」 ブラッキーは去っていった。 ゴクリン「ケータイくれるなんて…、怪しい…」 ソーナノ「いいやん。使えそうやし」 音楽が鳴りひびいた! ゴンベ「電話だ!」 ゴンベは電話の相手と話した。 ゴンベ「そんな…。城の兵士からだ…」 ソーナノ「どうしたの?」 ゴンベ「父さんが…、病気らしい…」 ソーナノ「王様が!急いで戻らなければ!ゴクリン、ここにいておいて!」 ゴンベたちは急いでもと来た道を通って帰っていった。 湖のところでミズゴロウに会った。 ミズゴロウ「やあ。魚でも食べる?」 ゴンベ「今そんな暇はないんだ!」 ミズゴロウ「どうしたの…、そんなに急いで…」 広場でアチャモに会った。 アチャモ「この間はごめんなさい」 ソーナノ「はいはい…」 アチャモ「本当にごめんなさい」 城の前でキモリに会った。 キモリ「この間すまん、俺はサメハ団に命令されてただけなんだ!」 ゴンベ「もう知ってるよ!」 キモリ「情報が早いな…」 ゴンベたちは城の中へ入っていった。 ゴンベ「お、お父さん!」 〜続く〜 |
キモリ | #14★2005.04/17(日)18:46 |
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14話「カビゴン王は?」 ゴンベたちがやっとカビゴゴーン城に着いた。 ソーナノ「王様!」 ゴンベ「父さん!」 数分後、カビゴンが上の階から降りてきた。 カビゴン「どうしたんじゃ。さわがしいぞ。家宝は取り返したのか?」 ゴンベ「そんなことより父さん!病気は大丈夫なの?無理しないでよ!」 ソーナノ「そうですよ!」 カビゴン「病気?何を言っておる。わしは、…この通り。元気じゃぞ」 カビゴンは元気な事を証明した。 兵士「カビゴン王、会議の時間です」 カビゴン「会議か。じゃ〜、ゴンベ、ソーナノ兵士、頑張るんじゃぞ」 カビゴンは会議室へと向かった。 ゴンベたちはちょっとの間、唖然としていた。 ゴンベ「兵士が嘘をついたのか?」 ソーナノ「兵士団が嘘をつくはずがない…。…、偽者か?」 ゴンベ「あのブラッキーが怪しい。もらったばかりの携帯電話の電話番号を知っているわけがない…」 ソーナノ「と、なったらあそこに戻るしかない!」 ゴンベたちは急いで戻っていった。そのころゴクリンは…。 ゴクリン「あ〜暇〜。もう30分ぐらい経ったんじゃないか〜。ゴンベら遅いぞ!はぁ…あ、ケータイ?そういえばゴンベたち、これ置いていったな。ちょっと…、やってみようかな…?」 ゴクリンが取ろうとしたら、ケータイが鳴った! ゴクリン「出て…みよう」 「ゴクリン。お前の友達、ゴックだよ。ケータイ買ったんだよな!お前んち行ったら居なかったんだ。あの壷とCD無くなってたよ。どうしたの?それで…」 ゴクリンは電話を切った。ゴクリンは急いで後を戻っていった。 ゴンベたちも、もう湖のところまで来ていた。すると、 ???「やぁ。こんにちは」 ミズゴロウ「やあ。紹介するよ。アメタマ君。友達なんだ」 ゴンベ「ふぅん。あっ、ゴクリン!」 ゴクリン「あのな、俺のCDが盗まれたらしい。カビゴン王は大丈夫なのか?」 ソーナノ「ぜんぜん大丈夫。サメハ団の嘘らしい…」 ゴクリンが家に入った。またすぐに戻ってきた。 ゴクリン「それが…1枚も盗まれていないようだ…」 〜続く〜 |
キモリ | #15☆2005.04/18(月)20:50 |
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15話「試練クリア?」 どうやらCDは1枚も盗まれていないようだ。 ソーナノ「ふぅ…。一件落着…」 ゴンベ「良かったね!ゴクリン!」 ゴクリン「良くない!よく聞いておけ!」 ゴクリンは大きく息を吸った。 ゴクリン「盗まれたと聞いたのは、あのもらったケータイからかかってきたんだ。ゴックっていう俺の友達からだ。おかしいだろ?電話番号を知っているのは、俺たちとあのブラッキーだけだ。なのに、友達が知っているわけがないんだ…」 ゴンベ「確かに…」 ゴクリン「ということは…。あのブラッキーしかいないだろ。あのブラッキーもサメハ団って言う事だ。サメハ団以外、こんな嘘をつくわけないだろ…」 ソーナノ「ふぅ。確かに」 ミズゴロウ「さすがゴクリンさん」 ゴンベ「じゃあさっそく、アジトに潜入だー!」 ゴンベたちは建物の中に入っていった。 アメタマ「僕らも行こうよ!」 ミズゴロウ「だめだよアメタマ君!」 アメタマが走って建物の中に入っていった。それを追いかけてミズゴロウも入っていった。 そして、5つ目の試練のところまで戻ってきた。 ゴクリン「このケータイ…。ゴンベ、踏んづけてくれ」 ゴンベ「えーっ!」 ゴクリン「早く!」 ゴンベは踏みつぶした。鈍い音がした。 アメタマ「みんなー」 ミズゴロウ「行っちゃダメだって!」 ソーナノ「着いて来たのか…」 すると、黒い物体が近づいてきた。 ゴンベ「ブラッキー!」 ブラッキー「よく気づいたね。僕のトリックを!」 アメタマ「だれこいつ。わるもん?」 アメタマはみずてっぽうを発射した。ブラッキーの顔に命中した。 アメタマ「わーいわーい。当たったー!」 ミズゴロウ「だめだよ。怒られるよ」 ブラッキー「誰だ!アメタマか!くっ、こうなったら…こうだ!」 ブラッキーは持っていた何かのボタンを押した。 地面が揺れ始めた。 ゴンベ「なんだ…、地震か!?」 ソーナノ「なんか、不吉な予感…」 ゴクリン「目をつぶれ!煙だ!」 ゴンベたちは目をつぶった。ミズゴロウたちもつぶった。 すると、地面が半分にわれ、5匹は落ちていってしまった。 ゴンベ「みんな〜…、大丈夫か…?」 ソーナノ「はい…残りのみんなも…大丈夫みたいだよ」 ミズゴロウ「アメタマ君…のせいだよ〜」 アメタマ「うっうっ、うわーん!うわーんうわーん!」 すると、うえから何かが転がってきた。 ゴクリン「上から…、上から…、大きな岩が…!」 ゴンベ「転がって…来たー!」 〜続く〜 |
キモリ | #16★2005.04/27(水)19:38 |
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16話「地下迷宮から抜けだせ!」 ゴンベ「逃げろー!」 ソーナノ「おいおい、煙まで…」 ゴクリン「前が…見えない!」 アメタマ「うわーん…うっうっ怖いよ…」 ミズゴロウ「うるさいよアメタマ君!…どこにいるの?」 大きな岩が転がってきて大騒ぎだ。 走っているうちに岩は追いかけてこなくなっていた。 ゴンベ「ふぅ。逃げ切れた〜…。みんなー!」 反応がない。ふと下を見ると、岩があった。 ゴンベ「何だろう…。読めるぞ…」 「1の道 お前が役立たないと 抜けれない」 その頃ソーナノは… ソーナノ「ハァハァハァ…。ゴンベ〜!どこだ〜!岩?」 ソーナノの所にも岩があった。 「2の道 お前の 手がないと抜けれない」 ソーナノ「どういう意味なんだ…」 その頃ゴクリンは… ゴクリン「どこかにぶつかって岩が壊れたようだ。みんながいない…」 ゴクリンのところにも岩があった。 ゴクリン「なになに…」 「3の道 お前の 頭脳を使わなけば 抜けれない」 ミズゴロウも別かれてしまい、そこにも岩があった。 「4の道 お前が 一番先に解かなければ みな抜けれない」 アメタマも別れてしまい、泣き崩れていた。 アメタマ「うわーん!怖かったよー!うわーん…石がある!何か書いてる」 「5の道 この道が 4の道につながる」 アメタマ「なんやろう。進も進も!」 進んだ先には曲がり角があった。 アメタマ「怖いなぁ。でも行こ行こ!…わぁ…。扉や…。この先には何があるんだろう…」 恐る恐る扉を開けた。 アメタマ「やあ〜ミズゴロウ!」 ミズゴロウ「うわぁ!やぁ…じゃないよ!」 アメタマ「んー、たしか…、『5の道、ここが、4の道に行く』って書いてあった!」 ミズゴロウ「それじゃあ分からないなぁ」 ミズゴロウたちは、なんとなく歩いて進んでいた。 ミズゴロウ「何か書いてあるよ!読むよ!」 「2人でしか出来ない事 …」 アメタマ「2人?」 ミズゴロウ「僕のところの岩には、1番先に解かないと、みんなが進めないらしいんだ!この問題を早く解かないと!」 チッチッチッチッチッチッ 「カウントダウン。10分以内に解け!」 ミズゴロウ「そんなー!」 〜続く〜 |
キモリ | #17☆2005.05/01(日)21:33 |
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17話「地下の暗号の謎」 ミズゴロウたちのいる4の道の問題。謎のカウントダウンが始まった! アメタマ「こんなの簡単だよ。2人3脚!」 大きく強い声で言った。 ゴゴゴゴ… ???「正解だよ〜」 ミズゴロウ「君は?」 ???「メリープっす!はやく進化したいんだ」 ミズゴロウ「なぜここに?」 メリープ「…そんな事よりも、ここは2人3脚でしか進めないよ」 なぜか、上からひもが落ちてきた。 メリープは、勝手にミズゴロウとアメタマの足をひもで結んだ。 ミズゴロウ「しかたない。せーの、1、2っ、1、2っ!」 ミズゴロウたちは進んでいった。 メリープ「ハイストップ!5分19秒…。うーん…、合格!」 アメタマ「やったやった!ミズゴロウ君うれしくないの?」 ミズゴロウ「何か怪しくないか?」 低い声で言った。アメタマには聞こえなかったようだった。 ミズゴロウ「赤いボタンだ!押してみよう!」 押してみると、ゴゴゴと前方の扉が開いた。どこか遠くからも、ゴゴゴと聞こえた。 進んでいくと、すぐに大きな広場に出た。 アメタマ「あ!パソコンパソコン!ほら!」 前の4の試練のときみたいな大きな機械があった。 ミズゴロウ「あれ…、メリープは?」 もう、そのころにはメリープは消えていた。 ???「あ〜ミズゴロウとアメタマ〜!久しぶり!」 アメタマ「あ!ゴンベ君!」 ゴンベ「いきなり前の扉が開いたんだ」 遠くで音がしたのは、1の道でだった。 ゴンベ「この機械ってまた…。4の試練のときのヤツか?」 機械「…ゴンベ…お前が私を…操作しろ…」 アメタマ「機械がしゃべった…。…ロボットだぁ!」 アメタマはまた泣き出してしまった。 ゴンベ「操作…してみるしかない」 ゴンベは色の付いたボタンがあったので、押してみた。 機械「…順番が…違う…」 ミズゴロウ「青→赤→緑→黄の順番で押してみてよ」 ポチ、ポチ、ポチ、ポチ。 機械「…正解…だ」 その頃ソーナノは…。 ソーナノ「僕の手が必要…か。なんでだろう」 すると、前方の扉が開いた! ソーナノ「進んでみると…。あ、みんなだ!」 ゴンベ「ソーナノ〜!」 ソーナノ「なんだ、この機械?」 と言って、ソーナノは機械についている小さなボタンを押してしまった。 機械「…見つかって…しまったか…」 扉が開いて、ゴクリンの姿が見えた。 ゴンベ「なんだか知らないけど、全員そろったね」 アメタマ「でも、行き止まりだよ」 ゴクリン「お前の頭脳を使わなければ抜けれないって書いてあった…」 ゴンベ「謎だね…」 〜続く〜 |
キモリ | #18★2005.05/14(土)20:11 |
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18話「本当に最後の試練」 ゴクリン「う〜む」 ゴンベ「わからないねぇ」 アメタマ「くそぅ。『か・ほ・う・を・か・え・せ』」 「正解正解」 と、機械の画面に出た。 アメタマ「うそ…」 ミズゴロウ「正解だよ」 アメタマ「やったー」 ウィン… 扉が開いた。ゴンベたちは進んでいった。 ???「やっとやってきたか…」 ゴンベ「!」 ソーナノ「サメハ団のドン!サメハダー!」 サメハダー「遅いぞー」 ミズゴロウ「家宝を返してあげろ!」 サメハダー「うるせー。ポチットな」 うえから何かの音がする。 サメハダー「1匹目の犠牲者。このアジトから出てけ」 UFOキャッチャー見たいなクレーンだった。クレーンはミズゴロウをつかみどこかへ連れ去ってしまった。 ゴンベ「ミズゴロウ!」 ソーナノ「あれ…、アメタマ!アメタマはどこだ!」 アメタマ「でへへ。鍵と金庫。見っけ」 カチャカチャ アメタマ「家宝だ!壷だ!かわらずの石だ!もって行くぞ」 サメハダー「なにっ!」 アメタマ「はいっ家宝」 ゴンベ「ナイス。これでもうサメハ団、解散だぞ!」 ゴンベは逃げようとした。 サメハダー「そうはさせん!」 元来た扉が閉まった。 ゴクリン「何をするんだ!」 サメハダー「聞いてくれ…」 ソーナノ「何を?」 サメハダー「俺たちは、この世界に迷い込んでしまったんだ」 ゴンベ「うそっぽいな…」 ゴンベだけでなく、他の3匹も怪しそうに聞いている。 サメハダー「黙って聞け!俺たちは、遠い「サメハ星」から来たんだ。俺とキバニアたちが探索をしていた。雷が落ちてきて、まともに食らってしまった。そしてここに来てしまったんだ。どうしてもサメハ星に戻りたいから、このアジトを立てた」 ソーナノ「これは罠じゃないな」 サメハダー「そして、サメハ星に戻るためには、「カビゴゴーン城の家宝」「ゴクリン家の壷」「かわらずの石」が必要なのが分かったんだ。それで奪ったんだ」 ゴンベ「人のものを奪うのは悪い!返せ!」 サメハダー「すまん。だが、俺たちをサメは星へ返してくれ!」 ポリゴンが現れた! ゴンベ「びっくりした…!」 ポリゴン「はぁはぁはぁ。サメは星へ帰る簡単な方法が見つかりました!」 サメハダー「なんだ?」 ポリゴン「私のテレポートを使うのです」 サメハダー「た、確かにっ。皆を集めろ!」 ポリゴン「分かりましたっ!」 ポリゴンは一瞬のうちに居なくなってきた。 サメハダー「と言う事だ。家宝や壷、石も返す。じゃあな」 ポリゴン「ぜぇぜぇぜぇ。集めてまいりました」 サメハダー「じゃあな」 ポリゴン「テレポート!」 みんないなくなった。 ゴンベ「返してもらったね」 ソーナノ「帰ろう!」 アメタマ「ミズゴロウ、いるかな?」 そしてマユルドにかわらずの石を返し、ミズゴロウたちと別れ、キモリたちに事情を話し、カビゴゴーン城に帰ってきた! カビゴン「よくやったゴンベ。よくやったソーナノ兵士。家宝は無くてはならないものだからな」 ゴンベ「で、聞きたいんですが…」 ソーナノ「家宝って、一体何なんですか?」 カビゴン「ン?知りたいか?それは、「カビゴンのしっぽ」じゃ」 ゴンベ・ソーナノ「え〜っ!」 カビゴン「うるさいうるさい。カビゴンのしっぽはすごいんじゃよ」 ゴンベ「なんで?」 カビゴン「カビゴンのしっぽは、しっぽが切れたときに使える」 ソーナノ「いらないですよ〜っ!」 こうして、ゴンベたちの旅が終わった。 ―END― |
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