ファイ | #1★2005.03/15(火)16:57 |
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青い空、白い雲。ふかふかの雑草。ナゾノクサが遊んでいる。何だか穏やかな日だ。うとうとしてつい眠ってしまいそうだ。 あ、ワタッコが飛んでいる。ぁー… バコッ! 「あいたたた!」 「ワ、ワタッコ…?何急に落ちてきたんだよ!せっかくのんびりヤドンみたいになってたのに!」 ピカチュウが怒る。この物語の主人公かもしれない的存在感。 「ご、ごめんなさい!私もついうとうとして・・。」 「もう、気をつけてよ!あんまりヤドンみたいにボーッっとしてるとねぇ、この世の中、生きていけないぞ!全く。」 ポケモン界も厳しいのだろうか。てかお前もヤドンみたいにのんびりしてただろうが。 「う〜ん、眠れなくなったぞ…ちょっと出かけよう。」 ピカチュウはそう言うと、とことこ歩いていった。途中、リザードンと会った。 「よ!ピカチュウじゃねぇか。どこに行くんだ?」 「リザードン。暇だから、ちょっと街までお出かけ。」 街といっても、人間は住んでいない、ポケモンばかりの街だ。まぁちゃんと人間はいたりするのだが。 「そうか、俺も暇だったんだ。俺に乗って、一緒に行かないか?」 「え?いいの?」 「おう!さぁ乗った乗った! (ピカチュウが乗る) よっしゃ、では出発!リザードン、いきまーす!!」 どこかで聞いたことあるようなセリフを言って、飛んでいった。 そしてここは任天街。街の名前なんて気にするな。 「ふぅ、あっという間だったね。」 「今日も盛り上がってるなぁ。」 そう、任天街は毎日盛り上がっている。メタグロスが元気に野菜を売っている。ミロカロスの美容院は今日もたくさんの人がいる。そんな中でピカチュウ達は、「バリヤードのパントマイム」を見ることにした。 「う〜ん、バリヤードのパントマイムは上手いなぁ、本当にあるみたいだ。」 と、そこに 「うおぉおぉおぉおぉおぉお〜!!」 1匹のゴクリンがバリヤードに向かっていく。 バシャコ〜ン!! 「がはっ!」 「いて〜・・何だ、私のパントマイムの邪魔をしに来たのか?」 バリヤードが怒る。 「違う!おいらは本当に壁があるのか知りたくなって、実験として突っ込んでみただけだ!」 いや、パントマイムだから壁なんかあるわけないだろう。バカかもしれない。 「…壁などない。壁があると見せているだけだ。わかったか?」 「イエッサー大佐!!」 これはバカだ、まぎれもなくバカだ。 「ねぇ君、いったい何なの?」 ピカチュウが聞く。 「いったい何なの?と聞かれたら!答えてあげるが世の情け!おいらは最強のポケモン、ゴクリンなのだっ!!」 「そのわりにはバカだな…。」 リザードンの言う通りである。 「おいらはなぁ、いろいろなところを旅してるんだ。そして強くなっていくんだ!どうだ、おいらと旅をしないか?おいら1人で寂しいんだ。」 「旅は道連れ世は情け、道連れ失敗すると情けない。リザードン、行こうよ。」 「そうだな、どうせ暇してるし。」 そんなわけで、ピカチュウとリザードンは、ゴクリンと旅をすることになった。 「主役のおいらをよろしくな!!」 「何でだよ!主役はこの僕でしょ!」 「あ〜貴様やんのかぁ?」 「お前こそやんのかぁ?」 「やんないよ!だって仲間じゃん!」 「お前いいやつだな。感動した!」 「だろー?だからおいらが主役。」 「いーや、それでも僕が主役!」 ピカチュウとゴクリンが言い争いをする。 「うるせーぞお前ら!!」 バシャコ〜ン!!リザードンはピカチュウとゴクリンをふっとばしてしまった。 「「あ〜れぇ〜…」」 「おっと、ふっとばしすぎたな。」 いや、ふっとばしすぎだろ、星みたいに光ったし。 で、どっかの山。ピカチュウとゴクリンは川に流されていた。 「流される〜!でも気持ちいい〜!超気持ちいい〜!」 「あ〜ぁ〜 川の流れのよう〜にぃー♪」 のんきにバカやってる場合か、その先には… 「「滝だぁぁああぁ!!」」 もちろん、この後2匹は落ちてしまった。 「…ここは?滝に落ちたんだよね。ゴクリン?ゴクリン?」 「ん…ここはどこ?私は誰?と見せかけて大丈V!イエイ!」 2匹とも無事なようだ。こんな状況でもゴクリンはボケる。と、 「ピカチュウにゴクリン!大丈夫らしいな。」 「酷いよリザードン!急にメガトンパンチでふっとばすんだもん!」 「悪いな、つい癖で。」 でも本当に酷い。滝に落ちてしまうくらいだから。 「おいらは大丈夫だぜ!何てったって、最強のポケモンだからな!」 ある意味で最強だろう。 「(はぁ、こんなやつらと旅するのか…先が思いやられる。)」 そう思ったのは、リザードンであった。 さぁこれからどんな旅になるのだろうか? |
ファイ | #2☆2005.03/14(月)20:47 |
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ピカチュウ、リザードン、ゴクリン。この凸凹漫才チームはどこまで暴走するのか!? 「いい天気だねー。」 「あぁ、そうだな。」 ピカチュウとリザードンはいつも通りのんびりしている。 「皆がwってるー ソルロック〜も〜wってるー ルールルルルッルー 今日〜もいい天気〜Wow!♪」 ゴクリンは「サ○エさん」を熱唱しながら歩いている。変なところがあるが。と、そこに 「うえ〜ん!お腹が痛いよー!」 1匹のヒメグマが泣いている。 「よ!お家がどこにあるのかわからなくて泣いているのか?」 いや、お腹が痛いって言っただろう。 「ゴクリンの出番はないからね!あそこに病院(らしき建物)があるから、診てもらおう!」 そして病院(らしき建物) 「おーい、医者はいるのか?」 リザードンが大声で言う。 「あれ?患者しゃん?ちぇんちぇー!患者しゃんが来たのよさー!」 キルリアが出てきたと思ったら、先生を呼びに行った。 「何だ何だ、今日は休診だぞ。」 黒いマントを着たブラッキーが現れた。どうやらこのブラッキーが医者らしい。 「あんたが先生か。このヒメグマが腹痛だって言うんだ。診てやってくれ。」 リザードンがそう言うと、ブラッキーは頷き、ヒメグマの体の状態を調べた。 「特に異常はない。カプセルの薬を出すから1日1回、使用上の注意をよく読み用法容量を守って正しく服用するんだ。」 「ハーイ!先生ありがとう!」 ヒメグマはお礼を言うと帰っていった。 「あんなに短時間ですぐ薬を出すなんて、すごいなぁ。」 「そうだな、あんた何者なんだ?」 ピカチュウとリザードンはブラッキーに質問した。 「当たり前なのよさ!ちぇんちぇーは天才なのよさ!」 キルリアが答える。お前じゃなくてブラッキーに聞いてるんだろうが。 『神のようなメスさばきで 奇跡を生み出す命の芸術家 時代が望んだ天才外科医…ブラッキ・ジャック!!』 どこからか変な声が聞こえてきた。不気味だが、ブラッキーの名前は「ブラッキ・ジャック」だとわかった。 「…さっきの謎の声が言ったとおり、私はブラッキ・ジャック。無免許の医者さ。さぁ、お前らはどこも悪くないようだから、帰ってくれ。」 「え〜?…ゴクリンは頭が悪いから、見てもらえませんか?」 「おいらはどこも悪くない!最強のポケモンだからな、アヒャヒャヒャ!」 ブラッキ・ジャックはため息をつき、3匹を追い出した。 「はぁ、腹減ったぁ…。」 ピカチュウが腹をすかしている。 「俺もだ。何か食べてくか。」 「反対の反対なのだ!」 どっかの店。え?適当すぎる?気にするな。 「やっぱラーメンは最高だな!」 「いや、オムライスもいけるよ。」 「両方ともうまい!(ガツガツ)」 ピカチュウはオムライス、リザードンはラーメン、ゴクリンはラーメンとオムライスを食べている。と、そこに1匹の♀のクチートが現れた。 「アンタ達、旅していたりとかしてんの?」 「おぅよ!ピカチュウとリザードンはおいらの手下さ!」 ピカチュウとリザードンはゴクリンを殴りまくった。 「まぁそんなところかな。君はどうしているの?」 ピカチュウが聞く。 「私も旅しているの!良ければ一緒に行かない?」 「旅は道連れ世は情け、世界の隅っこでいのむー!について考える。いいよ、一緒に行こうよ!リザードンもゴクリンも、いいだろう?」 「あぁ、構わないぜ。」 「つーか半強制的に来い。」 「何それ…。ま、よろしくね♪」 そして、クチートが仲間になった。また旅が賑やかになりそう? 「それじゃ、私の分のお代も払っといてね♪」 「ハイ?」 ピカチュウ、リザードン、ゴクリンがそろえて言った。ちなみにクチートはオムライスセットを食ったとか。 |
ファイ | #3★2005.03/15(火)23:24 |
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新たな仲間、クチートを加え、旅をするご一行。 「何あれ?」 クチートが指を指す方向には、前に目立つ看板が立てられている森がある。 「何だろう?興味があるなぁ。」 「行ってみるか。」 「しゃあぁあぁあ!!れっつらごぉ!!」 キノココの森。ここはキノココが住む楽園。たくさんの野菜、果物、キノコがある。 「SUGEeEeEeEeEeEe!どれもおいらのためにあるようなもんだぜ!」 「何だそれ…。ここはキノココが住む森だろが。お前のものじゃねぇ。」 皆でワイワイやっていると、1匹のキノココが現れた。 「ようこそそ、キノココの森へ!」 「こんチワワー、僕達旅をしてここにやってきました。」 ピカチュウが挨拶をする。 「そうですか、まぁぼくたちの森でゆっくりのんびりなまけていってください!」 キノココはピカチュウ達を広場まで案内した。とても広い。 『ようこそそ、キノココの森ウェ!』 「わっ、何だ?」 いきなり数百匹のキノココが現れ、歓迎した。 「いきなりですが、あなたたちはキノコが好きですか?」 「大好きでーす!」 クチートが答える。 「それでは、マツタケを食べたことはありますか?」 「それはさすがに無いわ…。」 「でしょう?でしょう?マツタケはキノココの敵!マツタケより強いのはキノココです!キノココ万歳!」 ここのキノココ達はマツタケに敵対心があるようだ。やはり高級だからか? 「とりあえず、木を植えましょう。」 キノココはやどりぎのタネで種を植えた。 「これでやがて大きい木になr…あれぇ?」 種を植えたところからキノココが出てきた。 「ハァアァア?どうなってんだこりゃあ!?」 4匹が叫ぶ。 「そうだった…ぼくのやどりぎのタネからは、キノココが生まれるんでした、ハハッ。本当の木を植えましょう。」 奇妙だと思いながら、木の種を植えた。 「それでは、おまじないをかけてください。ん〜…ばっ!」 ポコッ!芽が出た。どこかで見たことあるような気がする。 「さぁ、貴方達も!」 広場にいる皆でおまじないをかけた。やはりどこかで見たことがある。芽はどんどん成長し、あっという間に大木になった。 「すげぇえぇえぇえぇえぇえ!!」 3匹が驚いているところに 「この〜木なんの木気になる木〜 名前も知らない木ですから♪ …名前をつけよう!!」 ゴクリンが名前をつけようという案を出した。全員賛成し、名前をつけることにした。 ピカチュウからは鈍木、リザードンからは鬱木、クチートは殺木、ゴクリンは藤木、キノココからは華丸木という名前が出た。どれも嫌な名前である。 「ゴクリンの藤木ってさー、卑怯って感じがするよね!」 ピカチュウが言う。 「何だとー!別にいいじゃん?卑怯でも何でm」 ドカーン!!ゴクリンの真上から爆弾が落ちてきた。爆発し、ゴクリンは黒コゲになった。木が怒ったのだろう。ちなみに最終的にパンジーに決まった。 「皆さん、どうもありがとう!お礼にこれをどうぞ!」 キノココはたくさんのものをピカチュウ達に渡した。シイタケ、エリンギ、マイタケ、ブナシメジ、キノココのしびれごなで作った漢方薬などなど。 「いやー、面白かったね!」 ピカチュウが言う。 「そうね。…ゴクリン、この漢方薬、飲んでみたら?」 「そうだな、おいらが実験台になって飲んでやるぜウェイ!!」 クチートがゴクリンに勧めると、ゴクリンは喜んで飲んだ。飲んだら気絶したとか。 「全く、バカなやつらだ…。」 |
ファイ | #4★2005.03/15(火)16:55 |
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今日もいい天気。今日もいい天気。 「ハエ、オイラの分もアイス買ってきてくれYO!自腹で。」 「何でだよ、オレ様チャンをパシリにしようっていうのか?このアホ抜け殻!」 「アホにアホって言うなハエ!」 「ハエって言うな!オレ様チャンはセミだこのバカ抜け殻!」 「アホにバカって言うなハエ!ホントにブンブンブンブンうるさいNA★」 ヌケニンとテッカニンが限りない口喧嘩をしている。そんなところにピカチュウ一向がやってきた。 「何だお前ら?喧嘩はよくないZE!喧嘩するほど仲がいいらしいけどな。」 初対面だというのにゴクリンは挑発的だ。何てバカだ。 「オイラはこのハエにむかついているんですよ!第三者は引っ込んでポップコーン食いながら見てろYO!」 「そうだそうだ!ヌケの言うとおりだぞ!」 「いいこと言うじゃねぇかテッカ!」 「それでこそおいらが認めた奴らだ!」 「うるせえぇえぇえぇえぇえぇ!!」 バーン!!リザードンはブラストバーンで3匹をふっとばした。10秒後に戻ってきた。 「ねぇ、君たちは何なの?」 ピカチュウが聞く。 「オイラは最強のポケモン、ヌケだ!!ロサ・ヌケニーンとお呼びっ!」 「オレ様チャンはテッカ!ブラックジャックによろしくっ!(キラーン☆)」 ヌケニンのヌケとテッカニンのテッカが言う。ピカチュウ、リザードン、クチートは相当あきれている。 「で、貴方達は何をしていたの?」 クチートが質問する。 「さぁなイト、オイラ達何をやってたんだっけな?」 「ホントだよな、何やってたんだろうな!」 究極のバカだ、こいつら。 「なぁ、おいら、こいつらと話がしたいんだ。テメーら先に行っててくれないか?」 ゴクリンがピカチュウ達にそう言うと了解し、先に進んでいった。話についていけないからであろう。そしてゴクリン、ヌケ、テッカの3匹になった。 「で、そこのゴクリンはオイラ達と何がしたい?」 「もち!勝負しろ、おいらが勝ってやるから。」 「ハァ?ま、いいだろう。地獄送りにしてやらぁ!」 「いいぞヌケ!やっちまえ!」 そして、ヌケとゴクリンのバカ同士の勝負が始まる…! 「めざめるパワー!」 バコッ!めざめるパワーを使うゴクリン。体から球が出てきて、それをヌケにぶつける。ちなみにタイプはひこう。 「どうだ、ヌケニンは体力がないから、これで終わりだろう!アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」 ところがどっこいしょ、ヌケはすぐに起き上がった。 「ちょっといてーな。ま、すぐにラクにしてやるよ♪」 起き上がったと同時に、無数の分身を作り出す。 「抜け殻弾!」 ドゴーム!ドゴーム!バクオング!自分の分身を爆弾にして、ゴクリンに突撃する。これはダメだろう。しかし 「全然効かないのだ♪」 ゴクリンもタフだった。傷1つついていない。 「お、やるねぇ!じゃ、これはどうかな?」 バシュゥッ!ヌケはシャドーボールを加工して剣を作った。 「す、SUGEeEeEeEeEeEeEeEeEeEe!!これは本気にならねば!」 ズバット!ドゴーム!バコッ!アブサーッ!熱い戦い勝負だ。何だか効果音が変だ。 「ぶへらっ!」 ヌケやゴクリンの攻撃がテッカに当たる。悲しいやつだ。戦いはじめて1時間後… 「おいら、もう戦えねぇ…」 「オイラもだ…」 引き分けのようだ。そして、ヌケとゴクリンは固い友情で結ばれた。テッカもね! 「ありがとう、ヌケ、テッカ!おいら、テメーらのこと忘れねぇから!」 「「もし忘れたらぶっ殺してやるよ、クリリン♪」」 「クリリンじゃねぇよ、ゴクリンだよΣd」 こんな個性的なやつら、忘れたくても忘れられないだろう。 「よし、帰るか!…皆はどこだ?」 ヌケとテッカは頷き、ゴクリンをどこかへふっとばした。1分後、ゴクリンはピカチュウ達と合流したとか。 |
ファイ | #5★2005.03/18(金)10:42 |
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今日ものこのこノコノコパタパタ歩くピカチュウ達。そんな中で、ピカチュウとゴクリンは例の口喧嘩。 「なぁなぁ、おいらって一番人気があるポケモンだよな!」 「そうだn…って、なわけない!一番人気があるのはこの僕、ピカチュウだ!ピカチュウってPIKACHUと英語で書いて、しかも世界共通語なんだぞ!!どうだ参ったか!」 「だから何だよ、おいらはこの愛くるしい姿、まったりした顔つきで人気を集めている!テメーみたいな古株はもう時代遅れだ!」 「何だとコノヤロー!これでも僕は知名度が高いぞ!ポケモンをやってない大人だってピカチュウくらいは知ってるんだ!お前は知られてないだろ!」 「コノヤロー!初代からアニメを見てるマニアックな人はサトピカ体制やめろっつってんだぞ!しかもプラスル・マイナンなんてウサギみたいなポケモンが注目されているんだ、どの道お前は終わりだ!」 「何だとやんのかオラァ!」 「お前こそやんのかオラァ!」 「言っとくけど僕はタマネギのみじん切りで涙は一滴も落とさないぞ!」 「おいらは好き嫌いないから何でも食べるぞ!だからいつも健康なんだな。」 「僕は起きた後と寝る前にはちゃんと歯磨きしてる!毎日欠かさず、しかも冬でも冷たい水で鍛えてるんだ!」 「おいらは毎日早起きしてラジオ体操を踊っているぞ!テメーには無理だろうがな。」 「ぬぬぬ…」 「ねねね…」 何て長い口喧嘩だ、ほとんどスペースとられた。 「いい加減にしろー!!」 ちゅどカァアァアァアァアァアァアァアァン!!リザードンはブラストバーンでピカチュウとゴクリンをふっとばす。 「またどこか行っちゃったじゃない。」 「ん…でも毎日毎日こうだと疲れるんだ。」 その頃、お空で 「あーぁ、とばされた。しょうがないや。ゴクリン、歌を歌おう!」 「そうだな。 毎日毎日僕らは鉄板の〜♪」 「上で焼かれて 嫌になっちゃうよ♪ って、悲しいし!」 「そうか?じゃ・・ 串に刺さって団子 団子♪」 「3つ並んで団子 団子♪」 「チーズ塗られてタンゴ タンゴ♪」 「タンゴ3兄弟♪ って違うし!」 「う〜む…そうだ、おいらの替え歌披露!名づけて『なまどぅん天国』!!」 「な、なまどぅん天国…?」 「おうっ! ナマズと言わせてなまどぅんちゃん タイしたもんだよなまどぅん君 イカしたなまどぅん見習って ぼくもナマズに〜 変身す〜るよ〜♪」 「なまずばっかりじゃん…。」 「なまどぅんなまどぅんな〜まどぅん な〜まどぅんどぅん なまどぅんなまどぅんな〜まどぅん なまうどん〜♪」 「なまどぅんばっかり!まさになまどぅん天国!つか最後違うっ!!」 「なまどぅんなまどぅんなまどぅ〜ん なまどぅーんーと言ーうとー アタマアタマアタマ〜 頭ーがなまーどぅん♪ なまどぅんなまどぅんなまどぅ〜ん なまどぅーんーと言ーうとー カラダカラダカラダ〜 まないーたーファイテンション♪」 「頭がなまどぅんって何?しかも最後の全然関係ないし!」 「さぁさぁ〜 みーんーなでっ なまどぅ〜んーと言〜おうー なまどぅんが僕〜らをー 待ってーいる〜 (なまどぅん!!)♪」 「…すいません意味わかりません。」 「意味わからんだろう!おいらも意味わかんねー!」 ドゴシャーン!!ずっと空にいたピカチュウとゴクリンは、とうとう地面に激突、つか体育館っぽいところに落ちた。 「何だ何だ、急にポケモン2匹が屋根を壊してやってきた!」 その頃、リザードンとクチートは… 「どうやらここに落ちたみたいだな。」 「そうね。でもここは…『無差別格闘道場』?」 「…どっかで聞いたことあるような…。」 どうやらピカチュウとゴクリンは道場に落ちてしまったようだ。さぁどうなる!? |
ファイ | #6☆2005.04/05(火)13:26 |
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「何だお前らは、空からやってきて。」 右腕にケガをしたカイリキーがピカチュウとゴクリンに尋ねた。 「リザードンにふっとばされてしまいまして…。」 「まったく、いつもブラストバーンでふっとばすんだ!おいらをナメてんじゃねーのかっつーんですけど。」 多分ナメられてる。 「そうか。ま、ここは道場だしな。腕試しに戦っていかんか?」 「おーっしゃ!おいらが相手してやるZE!」 「頑張れゴクリン。」 「ではまず、ゴクリン君との相手は…ハリテヤマだ!」 「どすこぉーい!!」 「道場って相撲も入るのか…。」 「おっしゃ来いや!」 カーン!戦いが始まった。 「つっぱりつっぱりつっぱりつっぱり!!」 ハリテヤマのつっぱり攻撃。 「それできたか!では、ツップリツップリツップリツップリッツ!!」 ゴクリンのツップリ攻撃…って、某CMかよ。 「な、あのハリテヤマのつっぱりと互角に戦えるのか!」 「やるなぁどすこい!だが…あてみなげ!」 ポイッ ハリテヤマはゴクリンを投げ飛ばした。 バコォォン!! 「いった〜い…コノヤロー!ほのおのパーンチ!」 バキャッ!ゴクリンはハリテヤマをおもいっきり殴った。 「ぐわぁぁ!!こんなやつに…クロスチョップ!」 ハリテヤマは手を×の字にしてゴクリンに向かった。 「何の何の、ヘドロばくだん!」 ドカーン!!ゴクリンはクロスチョップを受ける前にヘドロばくだんで攻撃した。急所に当たり、ハリテヤマは倒れた。そしてハリテヤマはそのままふっとんで… ぐしゃ! 「ふぎゃ!!」 ピカチュウが潰されてしまった。大丈夫かー? 「ほほぉ、ハリテヤマを倒すとは…。では、オレが…といってもケガしてしまってな。そこでだ、オレをケガさせた、こいつと戦ってほしい。」 カイリキーが指を指したその先には、なんとマダツボミが! 「ま、まだツボミ?おいらをナメてんですか??」 「いいや、本気だ。」 と、そこへ 「ピカチュウ、ゴクリン!無事…だろうな。」 「ったりめーだろ!ふっとばしておいて何だ!」 「悪ぃな。」 「ところで、さっきすごい音が聞こえたんだけど…。」 「あぁ、おいらがハリテヤマを倒したんだ。」 「だから、か…。でもピカチュウは?」 ピカチュウは英語ペラッペラの紙になって出てきた。 「ふにゃぁぁ…。」 「こりゃ空気を入れないとダメだな。」 「ふっかーつ!」 「で、その相手のマダツボミは?」 「ここだ。」 例のマダツボミがゴクリンの前にいる。 「このマダツボミと戦えることを光栄に思えよ…。」 「待て!そんなに強いのか?だったら俺が先に戦おう!」 リザードンが名乗り出た。 「よし、いいだろう…。」 カーン!もう戦いが始まった。 「だいもんじ!」 速攻で倒すのだろう、リザードンはいきなりだいもんじを放った。 「その程度、か…。」 マダツボミは余裕の表情でひょろっとかわす。 「な…!!」 「終わりだ…。」 ズドーン!マダツボミがリザードンを放り投げ、床に叩きつける。 「リザードン、戦闘不能!」 カイリキーが言う。 「うそ…強い。」 「SGeEeEeEeEeEeEeEeEe!!」 「マジでー!?」 上からクチート、ゴクリン、ピカチュウである。 「では次、そこのピカチュウでも…。」 「僕デスカー!」 「死んでこいよ、ピカチュウ!(キラーン)」 ゴクリンがあまりにもにこやかに言うので、ピカチュウは鬱になった。 この戦いは、どうなるのだろうか…。 |
ファイ | #7☆2005.04/06(水)09:43 |
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「ピカチュウVSマダツボミ、始め!」 カーン!! 「あぁ…戦いたくなかった。けど…しょうがない。10まんボルト!」 ドシャーン!ピカチュウの10まんボルトがマダツボミに命中する。しかし 「全然効かんぞ…。」 「やっぱりねorz」 くさタイプにでんき技が効くはずがない。 「はっぱカッター!」 ピュ!ピュ!はっぱカッターがピカチュウに襲い掛かる。 「ぁゎゎ…。」 ピカチュウは慌てて避ける。 「何だ、大したことはないな〜♪よっと!」 「スキあり!」 ドゴシャーン!!マダツボミのかかと落としがピカチュウの脳天に直撃。 「あ゛…ばたんきゅ〜」 バタッ!ピカチュウは たおれた!▼ 「今まで戦ってきたやつらはおいらよりザコだ!おいらがお前を倒してやるYO!」 「そんな自信、すぐになくしてやるさ…。」 カーン!! 「はっぱカッター!」 「ヘドロばくだん!」 ドカーン!お互いの技がぶつかり合う。 「何やら底知れぬ力を感じる…。こいつ、できるな。マジカルリーフ!」 ピュ!ピュ!マダツボミはマジカルリーフをとばす。 「アヒャヒャヒャヒャ!見当違いの方向に飛んでる!ヘドロばくだん!」 スパッ!しかし、マジカルリーフはヘドロばくだんをもろともせず、ゴクリンに襲い掛かった。 スパスパ!! 「あぎゃあぁぁ!!」 「マジカルリーフはどんな攻撃も効かず、そして確実に相手に当たる。どうやら貴様が不利のようだな…。」 「何だとぉおぉおぉおぉ!ほのおのパンチ!」 「ツルのムチ!」 べしーん!ゴクリンはムチで床に叩きつけられた。 「ぐぇ!どうしたらいいのやら…。」 「マジカルリーフ!」 さっきより数多く飛ばしてきた。これは致命傷になるはずだ。 「考えろ…考えろ…考える人…チーン!一休さーん!!」 謎の声をあげると、クチートを盾にした! 「これぞゴクリン奥義、『みがわり』!」 「可愛い乙女ポケモンに何すんのよ!」 カキーン!クチートの堅く強いアゴによってマジカルリーフが砕かれた。 「な、何ィッ!?あんな技が使えるとは…。」 「今DA、ほのおのパンチ100連発!!あ〜たたた(以下略)たー!!終わったー!」 「な…強い!このマダツボミが、初めて負けた…!?」 「お前はもう…死んでいる。」 ズドーン!!100連発のほのおのパンチをくらった、しかも弱点なのだからこれはひとたまりもない。つかゴクリンが某キャラのセリフをパクっている。 「ま…マダツボミ、戦闘不能!」 審判のカイリキーが大声で言う。周りでトレーニングをしていたポケモン達は驚いた顔で振り向く。 「マダツボミさんが負けた!? ざわ・・ざわ」 「へっへーん!おいらの勝ちィ!」 「アタシを盾にしやがってこの胃袋…」 ゴゴゴ(・_・)ゴゴゴゴ…クチートからもの凄いオーラが漂う。途中の顔文字が意味わからん。 「あ・・ぁの・・それは、そのいや何となくですよホラ気絶したリザードン使おうと思ったけどお前が下に乗っかってて引っ張りだせなくて仕方なくお前を盾にしようと思ったんですよだってはがねタイプで固そうだしさ…しゅいましぇんorz」 バシャコ〜ン!!ゴクリンはきあいパンチでふっとばされてしまった。5分で戻ってきた。 「今日は参ったよ、俺以外に強いポケモンがいたとはな…。」 「もうハリテヤマはこりごりだよ…。」 「いてて…あの投げは効いた。」 「…(ゴクリンは気絶中)」 「また頑張ればいいじゃないの!じゃ、旅の途中だし、またね♪」 ピカチュウ達は道場の人達に見送られながら、進んでいった。 「ねぇクチート。ゴクリンは?」 「知らなーい。」 「/ ̄|○O(ゴクリン)」 「ゴクリン…(合掌)」 |
ファイ | #8☆2005.04/13(水)18:41 |
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旅を続けるピカチュウ達一行は、変な道が続く森を歩いていた。 「何だよこの道〜、くねくねぐねぐねうねうねしてる〜!」 「擬音語を3回も使うな!」 「何十分歩いているのよ!休みたいわ!」 「まあまあそうカリカリすんなYO!何かあるさ♪」 と、その時 「ジャジャ〜ン!!」 「うゎ!誰だ!?」 「「誰だ?」」 「誰だ〜♪空のかなたに踊る影〜♪しーろーいーつーばさーの ガッチャマ〜ン♪」 最初の誰だ!?がピカチュウ、次にリザードンとクチート、最後にゴクリンでした♪ 「こら〜!無視するな!ぼくは最強のなぞなぞ大魔王、デンリュウだぞぅ!」 「…何それ?聞いたことない。」 「グサッorz」 デンリュウはピカチュウの一言で傷ついた。 「で、何がしたいの?」 クチートが聞く。 「これからぼくが出すなぞなぞに答えろ!正解したらこの森から出してやる!」 「うぉっしゃあぁあぁあぁあぁ!!やってやろーJAN!」 「では問題!朝から夕方まで、しまいには夜にも働く人がいました。さて、その人は最終的にどうなった?」 「「「「え〜?」」」」 考え中…考え中… 「ムムム…平成教育委員会の問題並に難しい。」 「過労で入院した!」 「違うよ。」 「過労で死んじゃった!」 「違うよ。つか同じじゃん!」 ピカチュウとゴクリン、不正解。 「う〜ん…疲れた?」 「ななな…正解!!この森から出してやろう…ぐはっ!」 バタッ。クチートが正解を言うと、デンリュウは気絶し、ピカチュウ達を森から出した。 で、腹が減ったらしいのでどっかの店。 「変なデンリュウだったねー。」 ピカチュウが言う。 「どこにでも現れそうなボケキャラだな…。」 とリザードンが言った瞬間 「ジャジャ〜ン!!」 「またお前かー!!」 リザードンがツッコむ。何故かデンリュウはエプロンを着て店で働いていた。 「よくも正解しやがったなー!リベンジするぞ!ぼくの出すなぞなぞに答えたら食べたいもの1人1品ずつ、タダで食わせよう!制限時間は5分、間違えたら働け!」 「何で勝手に決め付けるのよ!やってやろうじゃない。」 「では問題!新聞紙を燃やせば火がつく。では、1万円札には火がつく?」 「つく!だって紙じゃん!」 「違うよ。」 ピカチュウ、不正解。 「もったいなくてつけられない!」 「せ、正解!!約束だ…がはっ!」 バタッ。またまたクチートの正解によって負けたデンリュウは、気絶した 「新入り!変わりにお前が金払え。」 また歩き出すご一行。 「いやー、クチートすごいね。」 「昔からなぞなぞは好きだったのよ。」 と、その時 「ジャジャ〜ン!!」 「一話に3回も登場すんじゃねー!!」 リザードンがツッコむ。まぁ怒るのも無理ないか。 「勝ちたい!!ぼくは最後のなぞなぞを出す!制限時間は1分。ネズミとウサギがかけっこをしていた。しかし、全く勝負がつかない。何で?」 「両方ともライオンに食われたから!」 「かけっこの勝負を途中で放棄して、そのまま忘れたから!」 「何度勝負しても同着だから!」 「ぜんぜん違うよ!」 ピカ・リザ・ゴク、不正解。 「フフフ、答えられないようだな…。ヒント!ちゃんと勝負しているし、走ってもいるよ!」 「「「「え〜…」」」」 4匹はずっと考え込んだ。そして5秒前に、クチートが 「ゴールを決めていなかったから!」 「正解!もう勝負することはない…orz」 「そうだな、じゃあな。」 ドカァアァアァアァアァン!!リザードンはブラストバーンでデンリュウをふっとばした。 「オイラ、なぞなぞ得意なんだじぇ♪」 「ジャジャ〜ン!」 「何だこのデンリュウ?」 |
ファイ | #9★2005.06/19(日)21:36 |
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「キャー!銀行強盗よー!!」 「「何ですかこの展開!?」」 久しぶりの物語で、いきなりこの展開。ツッコんだのはリザードンとクチート。 「いいねこの展開!銀行強盗をやっつけようよ!」 「そしてお礼に金g」 ボカッ!ゴクリンはよからぬことを考えていたので、クチートに殴られました。 で、銀行! 「やい、金を出せ!出さないとゼラチン巻くぞ!」 『ひぃー!!』 3人の強盗のうちの1人が脅した。でもゼラチンって… 「そこまでだ、強盗め!」 「何だ何だ!? …ピカチュウか。」 「ピカチュウか。じゃねぇよ!こんちくしょうなめやがって…」 「オラァ!」 ばしゃっ!強盗が本当にゼラチンを巻いた。ピカチュウはギリギリで避けた。 「うぉぉっ!?」 「ハッハッハ!ポケモンはさっさとどっかえ帰りn」 ドゴッ!バキャッ!どぅーん!! 「…ぇ?」 目の前を見ると、強盗が全員倒れていた。 「この程度の奴らをすぐに片付けられないのか?フン、正義感がある割には弱いな。」 「そんなこと言うなよ。正義感あるやつは大抵そんなもんだろ。」 一瞬で強盗を倒したバシャーモと、その主人らしき青年が毒を吐きまくっていた。 「きー!何かむかつくやつらざます!ゴクリン、応戦しましょう!」 「任せNA。んじゃ、口の中へ入れや。」 「おじゃましまーす。」 「何をするつもりだ…?」 ピカチュウがゴクリンの口の中へ入った。すると… 「くらえー、はきだす+ボルテッカー!」 プッ!ゴクリンがピカチュウを吐き出すと、ピカチュウは体に電気をまとっていた。 「バシャーモ。」 「わかってる。」 ドゴシャッ!!バシャーモのブレイズキックが顔面にヒット、ピカチュウはふっとばされてしまった。 「アポロー!!」 キラーン☆ 「…やはり大したことのないやつらだったか。」 「だな。帰るぞ、バシャーモ。」 「わかったよ、リク。」 「リク…な、なんだってー!?つーかマッチョンブリケ!!おいお前ら、ここは一度撤退だ!将軍に報告せねば!」 「誰だよ将軍って…って、おい!」 「ここはついていくしかなさそうね。」 外(ぁ) 「ゴクリン、さっきかなり驚いていたけど、あいつらは何者なの?」 クチートが聞く。 「あの人間はリクといって、相棒にバシャーモがいるんだ。史上最強と言われている…ガクガクブルブル;」 「史上最強!?それはないだろう…。」 ぐしゃっ!ピカチュウが空から落ちてきた。 「おかえりなさい。」 「うぅ…あんなやつらに。」 ピカチュウは悔しがっていた。 次の日 「あいつらを探すぞオラー!戦って勝って土下座ペコペコさせてやらぁ!」 「YES!YES!YE−S!!」 ピカチュウとゴクリンはやる気マンマンだった。 「またお前らか。」 早速でてきたリクとバシャーモ。 「出たな、リク、バシャーモ!僕とゴクリンで再戦を申し込む!」 「間違っても結婚届と勘違いするなYO!」 「誰が勘違いするか!!」 バシャーモの激しいツッコミ。 「やってやれよ、バシャーモ。2人相手でも、十分だろう。」 「当たり前だ、負けるわけがねぇ!」 「その言葉、そっくりそのまま返してやらぁ!僕らが勝ったら土下座&プリンをおごれ!」 そして、戦いが今、始まろうとしていた!! 「お腹空きました…ごきゅ。」 ゴクリン…orz 「ん?あのクチート、萌えるなぁ…。」 リク…orz |
ファイ | #10☆2005.06/20(月)21:02 |
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カーン! 「ヘドロばくだんっ!」 「10まんボルト!」 開始早々強力な技をくりだすゴクリンとピカチュウ。 「かえんほうしゃ…。」 ボォォォッ!ヘドロばくだんと10まんボルトを相殺してしまった。 「「つえぇ!」」 「今度はこっちだ!ブレイズキック!」 げしっ!炎がついた蹴りがゴクリンとピカチュウにヒット。 「「あぢゃいてぇ!」」 「本当に大したことないな。…。」 「おい、リク。さっきから目線が変な方向に言ってるんだが…。」 「あ、あぁ、気にするな…。」 「ねぇ、リザードン。」 「何だ?」 「あのトレーナー、さっきから私のほうを見てるような気がするんだけど。」 「…怪しいな。」 「かえんほうしゃ!」 「10まんボルト!」 「ゴクリンずつき!」 3匹は30分経った今でも、まだ激しい戦いをしている。 「ゼェゼェ…こいつら、意外としぶとい…。」 「ぐえぇ、疲れてきたよぅ;」 「ハァハァ…ファイアーエムブエムハァハァ…。」 … 「(チッ!さっきからリクの指示がない!どういうことだ?)」 バシャーモは改めてリクをよく見ると…。 「…。」 リクはクチートのほうを何度も見ていた。 「あ、あの野郎っ!!」 バシャコーン!!バシャーモはリクにパンチをかました。 「ごふっ!な、何だバシャーモ?」 「何だじゃねぇ!さっきから視線が♀のクチートに向いてばかりじゃねぇか!」 「いや、バシャーモも俺がいなくたって戦えるかと思tt」 バシャコーン!!また殴った。 「リクめ…おいらに惚れちまったのか!ウフッ」 「ごふっ、おえっ…貴様じゃねぇ!クチートに萌えているんだ!ぁ…」 「バシャーモさん、ちょっとよろしい?」 「あぁ、構わないぜ…(リク、残念だったな)」 …どぅーん!!リクはクチートのきあいパンチでお星様にされてしまった。 しばらくして(何故か)夕方 「リクが変なことをしたみたいで、悪かったな。俺はまたどこかへ旅をするぜ。」 「そうか。それでは、ごきげんよう…。」 バシャーモは夕日に向かって、歩いていった。気絶したリクを背に抱えながら…。 「「あー!!」」 「どうしたの!?」 「僕たちに無礼な言葉を吐いたことを謝らせてなかった!」 「畜生!あいつ、おいらに惚れやがって…。」 「…お前らも星にされたいのか?」 |
ファイ | #11★2005.06/21(火)22:54 |
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やってきました、バカ旅。ゴクリンが腹減っているみたいです。 「腹減ったごきゅ…。」 「さっきアイス食べたばかりだろう?我慢しろよ。」 「だ、だってぇ〜…ごきゅ。」 「しょうがないわね、あの店で食べていきましょう。」 「やったー!おいら、いつまでもanegoについて行きますぜ!」 店 「腹いっぱいごきゅ!」 「やれやれ…。」 「君たち、突然ですまないが、この顔を見たことあるかね?」 と、警察官のバッジをつけたゼニガメが誰かの写真を見せてきた。 「この人は?」 ピカチュウが聞く。 「怪盗メタモン三世だ、世界で騒がれている大泥棒さ。得意技は変身、どんなに厳重な警備をしていてもこやつにかかれば簡単に盗まれてしまう。変身もそう簡単に見破れない。くー、早く逮捕せねば!」 「残念だが、見かけたことはないな。」 「そうか…。見かけたらすぐに110番だぞ!」 ゼニガメのとっつぁんはすぐにどこかへ去っていった。 「メタモン三世ねぇ…。」 ピカチュウ達が店を出ると 「号外だよ号外だよー、メタモン三世が犯行予告を出したよー。」 ワイワイ…ガヤガヤ… 「へぇー。『今日の午後9時にファイテンション美術館にあるペカソの絵を頂く。』だってさー。」 「ファイテンション美術館だって!プッ、変な名前…。」 「この前は強盗を捕まえ損ねたし、今度は怪盗を捕まえてみない?」 「そうだな、とりあえず…暇だし。」 午後6時 「おぉ、あんた達は店で会った旅の者!」 「ゼニガメのとっつぁん!おいら達もメタモン三世を捕まえるZE!!」 「そうか、旅の者だけあって心強そうだ。では、ペカソの絵がある場所を警備してもらおう。」 ペカソの絵がある部屋 「これが1億円だってさ。盗まれないようにしなきゃね。」 「ピカチュウ、そうのんきに言うもんじゃねぇぞ…。」 「Zzz…」 「って、ゴクリン寝てるし!3人で頑張りましょう。」 「ごきゅ…アッチョンブリケ〜…。」 そして、9時になる5分前… 「そろそろ来るはずなんだけどなー。」 「きっと煙幕か何かで目をくらませてる隙に盗むわよ、怪盗って大抵そんなことするような気がする。」 「だったら俺の翼で十分だ。」 「Zz…ハッ、怪盗メタモン、覚悟ぉ!」 かぷっ ゴクリンは寝ぼけてピカチュウをたくわえた。 「こ、こらー!出せぇい!」 「あぁ、ごめんよ。おいら間違えちった♪」 プペッ 「ふぃ、抜け出せた…。」 「あ〜、お前、メタモン三世!!」 「まだ寝ぼけているのか、ゴクリン?僕は…って、しまったぁ!!」 何とピカチュウはメタモン三世だった!たくわえられた時に驚いて変身がとけてしまったらしい。 「ピカチュウはトイレに行ってたはず…。メタモン三世、ピカチュウをどこへやったの!?」 「ふふ、あいつなら今頃…とぅっ!」 メタモン三世は素晴らしい早業でペカソの絵を盗んでしまった。 「あ、やべっ!」 「ゴクリンと私はメタモン三世を追う、リザードンはピカチュウを探して!」 「わかった。」 外 「へへっ、今までの盗みの中で一番簡単だったな。」 「メタモ〜ン、逮捕するー!!」 「お、ゼニガメのとっつぁんじゃねーか。土産にやるよ♪」 ポイッ どぅーん!!メタモンは煙幕を投げてさっさと退散した。どうやら気球で逃げるようだ。 「ま、待てー、メタモン!」 「それじゃあねー♪」 こっちはトイレ 「ピカチュウ!くそっ、どこだ!?」 ピコピコ…ピロ〜ン 「何の音だ?」 リザードンがドアを開けた次の瞬間! 「やぁ、リザードン!僕、変なメタモンにDS貰っちゃった!エメラルドをプレイしてるんだけど、これがいい音を出してt」 ドゴッ!バキッ!バシャコーン!!リザードンは怒りのあまり、ピカチュウをボロボロにした。 また外(大変だなぁ) 「クチート、ピカチュウを見つけたぜ!」 「ふにゃぁ〜☆(気絶中)」 「リザードン。メタモンが気球で逃げた!おいらとピカチュウを乗せてってくれ!」 「わかった、クチートはここで待ってろよ!」 さぁ、3人(3匹?)はメタモン三世を捕まえることができるのだろうか? 「スライム。」 |
ファイ | #12☆2005.08/08(月)10:13 |
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「ふふふ、またお宝を手に入れたっちゃ!」 メタモンはペカソの絵をニヤニヤしながら見ている。怪しいぞ! 「待てぇい、メタモン!!」 そして後ろからピカチュウとゴクリンを乗せたリザードンがやって来る。 「メタモ〜ン、逮捕する〜!!」 何故かリザードンの足に捕まっているゼニガメ警部。 「ぬぅ、追っ手か!では…へ〜んしん!」 ドーン!メタモンはピジョットにへんしんして、ペカソの絵を持って逃げた。 「あ、逃げやがった!リザードン、スピードアップ!!」 どっかの平原。 「ふぅ、ちょっとここで休もう…。」 『いたー!!』 メタモンが休もうとしたら、すぐ見つけられた。多分バカだ。 「あ、しまった…。」 「メタモン、さっさと逮捕されろ!」 ゼニガメ警部が出てくる。さっきまで哀れな姿だったのに…。 「されるか!!へんしん!」 ドーン!今度はクチートに変身した。 「お、クチートじゃねぇか!何でこんなところにいるんだ?」 「貴方を倒すためよ♪」 バキャッ!!ゴクリンは見事に騙されて、殴られた。 「ぐべぁ!」 「バカ胃袋―!!」 「次は誰に…。」 ドーン!メタモンはピカチュウにへんしんした。 「みんな!もうメタモンのことはいいじゃないか!!」 ピカチュウ(に変身したメタモン)が言う。 「ゴクリン、騙されるなよ!僕はここにいるんだから!」 「くっ、どっちが味方だったっけ…。」 またゴクリンが悩む。さっき目の前で変身してただろうが…。 「えぇい、やけくそだぁ!!ここにいるピカチュウをあっちのピカチュウに投げ飛ばす!!」 ガシッ ゴクリンは近くにいた(味方の)ピカチュウをピカチュウ(メタモン)に投げつけた。 ドーン!! 「ぎゃあ!!」 「ぶへっ!!」 2匹のピカチュウが倒れるが、どちらも瓜二つで、どちらが本物のピカチュウだったか、わからなくなってしまった。 「おい胃袋!!何やってんだ!わからなくなったじゃねぇか!」 「そんなこと言われても、わからなかったのだ…。」 2匹のピカチュウがむくりと立ち上がると、すぐに言い争いになった。 「「ど、どっちが本物かわからなくなったって!?orz」」 「そっちのピカチュウは敵だ!本物はこのボクだよ。」 「違う!お前が偽者で、本物は僕だ。」 「ボクが本物だって!」 「僕だよ!」 「ボク!!」 「僕!!」 延々と続いていく言い争い。これではキリがない。 「そうか、わかったぞ!右のピカチュウが本物、左のピカチュウがメタモンだ!!」 「な、なんだってー!?」 ゼニガメ警部が見破り、ゴクリンが驚く。 「な、何を言うのさとっつぁn…しまった。」 左のピカチュウがメタモンだった(一人称がボクで、ゼニガメ警部をとっつぁんと呼ぶから)。 「チッ、見破られたからにはしょうがない…!」 ドーン!今度はカモネギにへんしんした。 「カモネギかよ!ピカチュウ、でんき技で倒せるだろ。」 「倒せるね。10まんボルト!」 バリバリ!!ピカチュウの10まんボルトがメタモンに襲い掛かる。が、メタモンはいとも簡単に攻撃をかわし、反撃した。 「一刀流奥義、いあいぎり!!」 スカッ ピカチュウはギリギリでかわした。 「ふー危ない危ない。メタモン、今回は僕の勝ちだ。」 「何?どこからそんな自信が出てくる…って、何だお前!?」 メタモンの持つネギにゴクリンが食いついている。実はカモネギが攻撃を外した瞬間… 『かわされた!ピカチュウにしてはかなり素早いな…。俺のいあいぎりはヤドンでも避けられない素早い攻撃なのに…。』 『…ハッ、あれはネギ!一度生で食ってみたかったんだよなぁ。』 パクッ …というわけである。 「くそっ、重くて振れない!」 「ほひはほへひはははは〜ん(おいらのネギは渡さ〜ん!)」 「重くて動けないだろう…。かみなり!!」 どぅーん!!今度は直撃する(ゴクリンにも) 「ぎゃああ!!」 「ネギがおいらの喉に〜!!」 バタッ メタモンは気絶した。ゴクリンはネギをくわえたままふらふらしている。 「ゴクリン、何やってんだ。」 「ネギが一瞬喉のほうにいって…おえぇorz」 「アホか…。」 リザードンはネギをとった。とった瞬間、ゴクリンは気絶した。 「いやぁ、君たちのおかげでメタモンを捕まえることができた!感謝するよ。」 「私は全然喋れなかったけど…。」 クチートは登場しなかったため、すねている。 「まぁまぁ、あとでアイスおごってあげるからさ。」 「おいらネギがかかったアイスが食いたい!!」 「お前にやる食い物はねぇ!つかネギがかかったアイスって不味そうだぞ!」 リザードンがゴクリンにツッコむが、ネギアイスは確かに不味そうだ。 「では褒美に1000円やる。これでうまいもの食え!」 「「イエーイ!」」 ゴクリンとピカチュウが喜ぶ。 「いいえ、これは全部私が預かるわ。出番なかった代わりね。」 1000円はクチートに没シュートされた。 「「そんなー…orz」」 「作者を恨んでくれよ…。」 その30分後、メタモンは脱走したという。 |
ファイ | #13☆2005.09/01(木)17:55 |
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「やぁみんな!僕ゴクリンだよ!」 初っ端から清々しい笑顔で挨拶をするゴクリン。どうやら機嫌がいいらしい。いわゆるファイテンション。 今回から何となくVSジムリーダー戦をしたいと思う。ちなみにカントーね。 「ジム戦か〜、何だかわくわくするけど、緊張するなぁ。」 「さぁ、気合入れてジムリーダー達をぶっとばすわよ!」 「クチート、こえぇ…アヒャヒャ!!」 まずはニビジム。タケシから順番に回るそうだ。 「たのもー!」 リザードンが威勢よくドアを開ける。 「何をたのもー?」 そしていつも通り、ゴクリンがボケる。 「何だ、ポケモン達か。トレーナーはいないのか?」 タケシが聞く。 「おいら達は野生のポケモンであり、この物語の主人公だ!あのΦテレビで『カントーのジムリーダー全員倒します!』って言ったゴクリン達だ!どーだ驚いたか!!」 テレビに出てたのかよ…。 「そうか、君達だったのか。」 なんかタケシも知ってたようなセリフだ。 「というわけで、ジム戦を申し込みに来た。早速だが、ルールを教えてくれ。」 リザードンがタケシに聞く。 「いいだろう。オレの使用ポケモンは2体。そちらからも2体、出場する者を出してくれ。シングルの勝ち抜きバトルで行うが、バトル途中の交代はありだ。」 ちなみに相手の使用ポケモンの数が変わることもありますが、他のルールはどのジムでも変わらないという設定になってます(何) 「わかった。じゃあ誰がでr」 「おいらに決まってるじゃねぇか!!」 「出番のない私よ!!」 クチートとゴクリンが出てくる。 「僕はいわやじめんタイプは苦手だから無理だなぁ…。」 「おーっし、3人(匹?)でジャンケンだ!」 「負けないわよ!」 「「「ジャンケンポン!」」」 結果 リザードン・チョキ クチート・チョキ ゴクリン・パー? 「ゴクリンだけパーね。」 「違う!これはグーだ!そしてこれがパーで、これがチョキだ!」 「全部同じじゃねーか!!」 しばらく言い争いが続き、結局ゴクリンは出れなかった。1番手はクチート、2番手はリザードン。 「では、バトルを始める!行け、イシツブテ!」 タケシはイシツブテをくりだした! 「趣味は川原の小石を積むことです!!」 「いや知らんよ。」 イシツブテは変な趣味を持っていた。 「早速行くぞ、イシツブテ、じしn」 ガブッ!先にクチートのかみつくがヒット。イシツブテはひるんだ。 「く、食われるかと思ったー!」 「食うわけないでしょ!」 そのままクチートはきあいパンチをイシツブテにヒットさせる。ちなみにクチートはきあいパンチをためなしで放てる。 「ぐへぁ!これがきあいパンチか…。」 イシツブテ、戦闘不能。 「「やっぱり怖ぇぇ…orz」」 ピカチュウとリザードンは怯えていた。 「おいら、あのパンチを毎日くらってるZE!!」 自慢するなよ。 「やるなぁ…イワーク、頼むぞ!」 次にタケシはイワークをくりだした。 「グギャアァアァア!!」 「だから何なのよ!」 クチートのとくせい、かいりきバサミでクチートが強気になった!(ぇ) 「イワーク、あなをほる攻撃!」 イワークが地面にもぐった。 「どこから来るの…?」 クチートはてっぺきで防御の体勢に入る。イワークは下から攻撃をしたが、てっぺきのおかげでダメージが少なかった。 「今度はこっちから!」 クチートのきあいパンチ!急所に当たるものの、イワークはギリギリで耐えた。 「よし、たたきつける攻撃だ!」 イワークの尻尾がクチートに向かう…。 「うわー、や、やばい!」 ガッ…クチートはきあいパンチで受け止めていた。しかも片手。 「な、何ぃっ!?」 「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」 どこばきべきぼこどぅーん!!どっかで聞いたことあるようなセリフを言いつつ、きあいパンチを何発も入れる。さすがに耐え切れずにイワークは倒れた。 「イワーク、よくやったな…戻れ。見事だ、おれの完敗だ。」 「やったぜクチート!さすが怪りk」 どぅーん!!ゴクリンは以下略。 「これがグレーバッジだ。」 「おぉぉ、ジムバッジ!およよ…」 ピカチュウは感動して泣き出す。 「次はハナダジムがいいだろう。頑張れよ!」 「ハナダジムって水タイプを扱うんだよねー。」 「そうだな。炎タイプの俺は無理か…。」 「じゃあ次はピカチュウとゴクリンで行きなさい。」 「イエッサー!」 次はハナダジム。一行はリザードンに乗って空をとぶ。 え?歩いていくんじゃないのかって?違うよ〜。 |
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