烈火 | #1☆2005.03/19(土)14:46 |
---|
〜 プロローグ〜 ここは、ポケットモンスター(通称ポケモン)と人と自然が調和した世界。人々は、ポケモンを仲間にしたり、一緒に仕事をするパートナーにしたりとする。 また、この世界では、「Key」というものがあり、Keyを操る鍵師と呼ばれるものが数人いる。Keyを扱うものは、人目につかずに生活する。…。 この物語はKeyを操る鍵師を目指す少年がホウエン地方を旅する話。 |
烈火 | #2★2005.08/26(金)19:36 |
---|
#1 空にて 「確かここら辺なんだけど…。もうちょっと、上昇してくれ」 カイリューはコクリとうなずきすごい勢いで急上昇していった。 「はい。ストップ!」 そういうと、カイリューは勢いを残したまま浮上した。 勢いついているものだから、当然背中に乗る水和の体ががくんと揺れた。 「もうちょっと丁寧に止まれないかね。」 冗談交じりでカイリューに水和が話しかける。 ”黙って乗ってろ。クソガキ” 「あいかわらず、性格悪いぞ」 ”おたがいさまだ” ボーマンダは汚い口調で水和に言った。 …。なぜこの少年はポケモンとしゃべれるのだろう? それは、少年がKeyを操る鍵師だからである。 「んー。あったあった。北西側のタウンに下りてくれ。」 ”あいよ” そう水和がいうとまたすごい勢いで、水和を乗せたカイリューは 降りていった。 |
烈火 | #3★2005.08/26(金)20:52 |
---|
#3 タウンにて 水和の体がガクンとゆれ、カイリューは地面に止まった。 「ウツギ博士から教えてもらった研究所ってどこらへんだろう?」 水和はそんな独り言を言っていると 「よく育ってるカイリューだね。もしかして、ジョウト地方の方かな?」 水和が後ろを向くと、そこには短パンに白衣、 ショルダーバックを肩からかけた研究員らしくない 研究員がたっていた。 「あなたがオダマキ博士ですか?」 「っていうことは、君はウツギ君がいっていた水和くんだね?」 「はい。ホウエンを旅したいのでポケモン図鑑を更新してもらえませんか?。」 「了解。じゃ研究所へ行こうか」 研究所 「ウツギ君から聞いたけど、リーグには挑戦しないのかい?」 「リーグは遠慮しておきます。僕宛に変わった手紙が届いたので…。」 「手紙?リーグが一般市民に手紙は出さないはずだが」 「そうですよね。でも不気味なんですよね、内容が」 そう言って水和がカバンから白い一通の手紙を出した。 そこには、 ” 白の力を持つものよ。 今危機がきている。 そなたの力を貸していただきたい。 ルグナ ” そう書かれていた。 つづく |
烈火 | #4★2005.08/26(金)21:03 |
---|
#4 手紙 そして鍵 「ルグナ…。リーグにはそんな四天王はいたかな? 調べてみるよ。明日報告するから。」 「ありがとうございます。」 挨拶はしたが、明日では遅い。ものすごく嫌な気がする。 「ところで、白の力っていうのが気にかかるね。」 「たぶん鍵のことだと思います。これでも僕鍵師なので」 「鍵師?なんだいそれ?」 水和は一から話した。 鍵師とは、鍵を操るジョブ(職)のことで、いろんな色があるということ。 色ごとに効果がちがい、使い道もちがうということ。 使うごとに多くの精神力を使うこと。 生まれつきの能力がある人でないと、扱うのはとても大変なジョブであるということ。 とにかくすべてを話した。 「ほぉ。ジョウトには風変わりなジョブがあるんだね」 「ホウエンにもありますが、知られてないんですよね、あまり」 「水和くんはどの色のkeyかい?」 水和はいうのに息が詰まった。 水和が使うのはわシロのkeyとシャドー(影)。無にする力。 なぜなら、通常の鍵より、数倍に危険だからである。 つづく |
このページは http://www1.interq.or.jp/kokke/pokemon/commu/story/654.htm のアーカイブです。