みけっと | #1★2007.01/08(月)12:39 |
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〜お詫び〜 見事にネタが浮かばず、物語がログから流れてしまいました。 皆様の感想を読ませていただき凍結するのも申し訳なかったので 掘り起こしてしまいました。失礼いたします。 ---はじめに--- こんにちは!あたしはプラスルのミイ。実はさっきトレーナーさんに捨てられたんだ。 私の目の前に見えるこの森は不思議な森みたいで、トレーナーさんがいなくなったら あたしの目の前に、いきなり道がでてきたんだ。でもね、ポケモン以外のものには ただの殺風景な森にしか見えないんだって。この先にはポケモンたちの楽園がある…って感じがする。 でもないかもしれないけれどね。これはポケモンの勘って言うのかな? でも、これからはきっと幸せになれるんだ――――――――!! |
みけっと | #2★2007.01/08(月)12:56 |
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どれぐらい道を進んだだろうか…。どこまで行ってもただただ道が続いているだけだった。 それどころかどんどん光が入らなくなり暗くなっていく。 ミイ「やっぱり…あのポケモンの勘は嘘だったのかなぁ…?」 そのとき、空から何者かがミイに向かってすごい勢いで降りてきた。 それはレックウザ。しかし色が黒く、右目には傷がある。なんともいえない迫力があり ミイはそこから動けなくなってしまった。固まるミイをよそに口を開くレックウザ。 レックウザ「よくぞここまできたわが同士。私はレックウザ。名をなんと申す?」 ミイ「あ、あたしは、プラスルのミイです。さっきこの森の近くにトレーナーさんに捨てられて…。」 レックウザ「そうか…それは気の毒な…。乗れ。私が楽園まで連れて行ってやろう。」 レックウザ「よし、ついたぞ。ここが楽園だ。」 ミイ「…あれ、あたし…?」 レックウザ「何も覚えておらんのも無理はない。あまりの速度に驚いて ずっと気絶しておったのだからな。そんなことは、まあよい。初めてここにきたのだ。 何もわからぬだろう。コノハナ、こちらへ来い。」 そこに現れたのは、色が少し薄いコノハナだった コノハナ「あら、お呼びでしょうか?」 レックウザ「今日、ここにきたプラスルのミイだ。この楽園を隅から隅まで案内してやってくれ。」 コノハナ「了解!ミイちゃん、これからよろしくね☆」 ミイ「はい、こちらこそよろしくお願いします!」 コノハナ「あたくしはいろーんないいところを知っているの。大船に乗ったつもりでいても大丈夫よ。 さ、まずはあそこから行きましょう!」 こうして、ミイの楽園生活が始まったのであった…。 |
みけっと | #3★2007.01/08(月)13:20 |
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コノハナ「やっぱりこの楽園の目玉は、この特急サイホーンタクシーよ。最初はスリルと 恐怖満点だけど、慣れれば恐くなくなるから安心してね☆」 手をさささっと動かし何かのサインを空中に描くコノハナ。するとどこからともなくサイホーンが現れたのだ。 サイホーン「おうっ、客様か!よし、乗った乗ったぁ!」 コノハナ「しっかりつかまってないと、振り落とされるから気をつけてね」 あっという間に先ほどまであった景色が、どんどん後ろに過ぎ去っていくほどのものすごいスピードだ。 ミイ「いやぁ、落ちるー!」 コノハナ「話をすれば少しは落ち着くわよ。そうねぇ…。何か質問とかはないかしら?」 ミイ「あの、皆さんっていつごろからこの楽園にいるんですか?」 コノハナ「この楽園ができたのは大体110年前。あたくしは5年前、レックウザ様は100年前。 このサイホーンがきたのは4年前よ。」 ミイ「ひゃ、100年!?そ、そんなに生きられる種族もいるんですね!」 コノハナ「うふふ、ミイちゃんって面白い子ね!…おっと、もうそろそろね。」 というと、草笛を取り出し大きく吹き鳴らす。 サイホーン「よっしゃあ、ブレーキ開始!」 ギギギギギ――――――――ッ! ミイ「と、止まったぁ…。」 コノハナ「さぁ、1つ目の名所を案内するわね♪ここが1つ目の名所、『幻想の泉』よ。」 目を見張るぐらいの美しい泉が目の前に広がる。 ミイ「すっごーい!さすが名所ですね!」 コノハナ「でもね…この泉に落ちたら二度とあがってこれないのよ〜…。」 と、大げさに説明するコノハナ。何年もやり続けているのもあってか 妙な説得力のあるジェスチャーつきだ。 コノハナ「しかもちゃんと別名もあって、恐怖の泉とも言うの。」 ミイ「えぇっ!?ちょ、ちょっと帰りましょうよ。怖いー!」 先ほどまで元気だったミイが叫ぶ。 コノハナ「あははは!本気にしちゃってー。冗談に決まってるじゃない! やっぱりミイちゃんって面白い子ね〜。ますます気に入っちゃった。」 ミイ「ひっどーい!あれ…?でもここ、名所って言うのに誰も周りにいませんよ、どうして?」 コノハナ「普段はたくさんポケモンがいるわ。きっとレックウザ様があなたのために どこかほかの場所に召集しているのよ。」 ミイ「あ、あんなにたくさんのポケモンたちを!?」 コノハナ「何せレックウザ様はこの楽園の権力者だもの。太刀打ちできるのは名所とされている 場所にいる3匹だけなのよ、3匹だけ。ほかのポケモンはレックウザ様にはなかなか 近寄ろうとはしないのよ。」 ミイ「え?名所とされているってどういうこと!?」 コノハナ「うーん…今はいえないわね。でも、そのうちレックウザ様から聞かされるわ。」 ミイ「そうなの?でね、ここなんだか泉にしては広すぎない?」 コノハナ「それはあたくしにも言いようがないわ。でも名前は110年前からついていたみたいよ。 で、それをレックウザ様が直感で感じ取ったという話よ。まだ時間があるから、この周りを 走って1周してみたら?」 と、意味ありげな笑顔のコノハナだが、それを気にすることもなく ミイ「よーし、やってみる!」 といい残して、ミイは走っていった。 1周し終わったのは、次の日の早朝のことであった。 |
みけっと | #4★2007.01/08(月)13:30 |
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ミイ「や、やっと1周できたぁ…!」 コノハナ「うふふ、お疲れ様。さあ、あの神殿に登るわよ!」 まさか、こんなにかかるって知ってたの!?という問いかけを鮮やかにスルーし コノハナが指差したのは、昨日の昼間にはなかった空中に浮かぶ大きな神殿だった。 ミイ「階段もないのにどうやって上るの!?」 コノハナ「大丈夫。あの方がきっとあたくしたちを神殿に招き入れてくれるはずだわ。」 ミイ「いったいどういうこと!?というよりあの方って誰!?」 意味がわからずパニックを起こすミイ。 コノハナ「…きたわ。しっかりつかまって」 シュッ 一瞬のうちに2匹の姿はそこから消えていた。 ミロカロス「よくぞ参ったな、コノハナ。そちらのプラスルは新入りか?」 コノハナ「見てのとおり、そうよ。さ、自己紹介して!」 といった後、ミイにこそっと耳打ちする。 コノハナ「でも、絶対失礼な口たたくんじゃないわよ!」 ミイ「あ、あたしプラスルのミイです。昨日、この楽園の近くにトレーナーさんに捨てられたんです。」 コノハナ「そこで、レックウザ様がこの楽園に彼女を招いて、隅から隅まで案内するように いわれたからここにきたの。後から、ほかの2つの神殿も回るつもりよ。」 ミロカロス「そうか…。やはりレックウザもミイのことを認めているのであろうな…。 ということはゆくゆく旅に出ねばいけないということか。」 大事なことをさらっと言うミロカロス。何とか聞き逃さずにすんだミイは尋ねるのであった。 ミイ「ほえ?旅?」 ミロカロス「うむ。後にレックウザから聞くであろう。そのことを聞いたらまたここへ来るがよい。 では、またあおう。」 気がつけばまた、2匹は泉の前に何事もなかったかのように立っていた。 |
みけっと | #5★2005.03/23(水)16:35 |
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---第四話 冷酷の地--- サイホーンタクシーに乗り冷酷の地の手前までやってきた2匹 ここはかつて名所と言われていたのだが ある日 恐ろしい外観と危険なものが潜むという話で ここにくるものは勇敢なものしかいないという ガサガサッ ミイ「いやぁっ!」 コノハナ「さっきからうるさいわよ どうしたの?」 ミイ「さっき あそこの木の葉っぱが動いたの!」 コノハナ「誰もいないじゃない ここで怖がっていたら冷酷の地まで行き着けないわよ?」 ミイ「ま、前 誰かいる!」 そこにたっているのは 忍者の服に身を包んだニューラ 体と服の色が保護色の働きをし 姿が見にくい ニューラ「ここに何者かが来るとは久しぶりのこと おぬしの思い出の品はもらったでござるよ」 その手にはミイの大切な今は枯れたバラの花 ミイ「あ、返して! それあたしの大事なものなの!」 ニューラ「そうはいかないでござるよ では さらば!!」 コノハナ「もういい加減にあきらめなさいよ とられたものはしょうがないわ」 ミイ「でも あれはあたしが最後に トレーナーさんにもらったものだもん…」 コノハナ「…見えてきたわ あれが神殿よ」 今はまだ昼間だというのに夜のようにあたりは暗い そこに 神殿はたっていた コノハナ「神殿の主は今はいないみたいね… こうなったら手分けして探しましょう!」 そういうと足早に去っていってしまった ミイ「待って! おいていかないで!」 ガサッ 音が少しずつこちらへ近づいてくる 次の瞬間 ミイに鋭いつめが突きつけられていた そこにいたのは橙色のぼろマントを身にまとっているザングース ザングース「貴様 何者だ!」 コノハナ「ストップストーップ! ザングース この子新入りの子なのよ さ、自己紹介して! もちろん丁寧に」 ミイ「あたし プラスルのミイです この近くにトレーナーさんに捨てられたんです」 ザングース「ほぅ お前が例のあれか また後で来い 話はそれからだ」 森を抜けたところで やっとミイが口を開く ミイ「あの方誰? すごく怖いね…」 コノハナ「あの方が神殿の主よ 凶暴だって恐れられてるけれど 大丈夫よ 名所は後1つなんだからがんばってよ」 |
みけっと | #6☆2005.03/23(水)18:15 |
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---第五話 神秘の館--- いつものごとく サイホーンタクシーに乗っている2匹 先ほどから あたりは恐ろしい景色から 神秘的な感じが満ちた素敵な景色にかわっていった ミイ「さっきの景色が夢見たい なんだか悪夢が消えたみたい」 コノハナ「そんなこというんじゃないわよ これからが悪夢の始まりなんだから もう おっと、あたくしの記憶では確かこのあたりで吹けば…」 草笛を吹き鳴らしサイホーンタクシーを止める あたり一面 クリスタルでできている ミイ「ここの神殿ってなんだかすごそうね! 誰がいるの? 教えて教えて!」 コノハナ「中に招いてもらったらわかるわ」 周りの景色がゆがみ 神殿の中の景色に変わる いつもと違う招き入れのため 少しミイはパニックに陥った ミリア「よくこられましたわね ミイさん初めまして 私はサーナイトのミリアと申します」 ミイ「はぁ… ってどうしてあたしの名前を!?」 コノハナ「ミイ! 落ち着きなさい!」 ミリア「いいえ いいのですわ 驚くにも無理がありませんから…」 ミイ「これで3つとも回ったわ 次はどこに行くの?」 コノハナ「少しは落ち着いて話を聞きなさい! さっきからずっと粗相のないようにって言ってるでしょ!」 ミリア「あなたが外界から来たものの代表… ミイさん 決して負けないでくださいね 私たちもあなたのそばにいますからね」 コノハナ「あたくしたちは これからレックウザ様のところに 戻るから 何とかして残りの2匹も レックウザ様のところに集合させておいてね」 レックウザ「どれ 名所をすべて回ってきたのか? ということはミイ うすうすは気づいておるだろう 今こそすべてを話すとき 心して聞くがよい」 コノハナ「しっかり聞いておくのよ 一言一句聞き漏らすんじゃないのよ! わかったわね!?」 ミイ「わかりました どうぞレックウザ様…」 |
みけっと | #7☆2005.03/23(水)20:27 |
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---第六話 旅立ち--- レックウザ「そなたには これから外界へ旅に出てもらう 外界のポケモンをすべて楽園へ連れ戻すのだ」 ミイ「どうし、…どうしてですか?」 レックウザ「われらもそなたと同じ捨てられし身 外界のものたちも そのような運命をたどるやも知れぬ それでは あまりにも悲惨であろう?」 ミイ(そうだ あたしもそんな風になったんだ みんなにそんな気にさせるわけには行かない…!) 「あたし いきます! でも1つ質問を…」 レックウザ「何だ? 申してみよ」 ミイ「あたし 1人ですか?」 レックウザ「いや この6人も共に旅立ってもらうつもりだ」 レックウザがさすのは ミロカロス・ザングース・ サーナイトのミリア・先ほどであった忍者のニューラ そして見知らぬポケモン ポリゴン2だろうか? レックウザ「紹介が遅れたな ポリゴン2のスラッシュだ いつも敬語だが新入りというわけではない もう50年はここに所在しておる それと スラッシュにバトルさせるときは離れているほうがいい 巻き込まれて大怪我をしたくなければな」 ミリア「申し遅れておりましたわね 私はあなたのすぐ前にここに参りましたの」 ミイ「み、みなさん よろしくお願いします!」 その日の夜… ミイ「ねぇ コノハナはこないの?」 コノハナ「行きたくても行けないわ」 ミイ「どうして?」 コノハナ「あたくしは案内役を任せられているもの ここに誰かが迷い込んできたら仕事をしなくちゃね」 ミイ「なんだか怖いの なじめないの みんな初対面だから…」 コノハナ「初対面だったら慣れればいいじゃない 慣れればみんなあなたの大切な仲間になるわよ」 ミイ「…ありがと」 会話をしているうちに 旅立ちの日が刻一刻と迫ってきていた |
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