エクスト | #1★2005.04/20(水)18:55 |
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No.1白血病 「神様…私の願いを叶えてください。」 静かに、ぽつりと呟いた。私は悩みが一つある。 名前は希里という。毎日、お寺と神社で御参りをしている。 家は大金持ち。けっこう幅広く活躍している。 でも、希里は最近元気がなかった。 「また、御参りしてこよ。」 一つの神社。立ち止まった。 「神様…私を消してください…」 でも、消すのは無理。私には家族達がいる。 希里は一つのノートを取り出す。ぎっしりと血が滲んでいる。 希里は病気なのだ。白血病という病気。 「もう何もかも嫌!余命宣告でもされたら、自殺でもしてやる!」 希里はそっと呟いた。 「死にたくない…。でも、死ななきゃいけないよ…。」 カラーン。コローン。カラーン。コローン。 「鐘…?」 お寺の鐘だ…。もう、夕方か…。 「お願い…私は生きる勇気をなくした。一度だけでも、ポケモンバトルをしたい…。」 希里は毎日、ポケモンを連れている。触るたびに、血が滲む…。 「助けて…もうすぐ死ぬの…」 と、言ったとたん光が出た。 |
エクスト | #2★2005.04/20(水)19:09 |
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No.2時の鐘 「何かしら…夕方なのに光が…」 「{あのこは、希里さんね。ウフフ…。}」 「(何よ…あの人。)」 「{希里さーん♪聞いてますかぁ?}」 「ん?まあ。でも、何で私の名前を知ってるの?」 「{それは気にしないで。それより私は、アメルリア。よろしくね♪}」 「(よろしくね♪って…。)」 希里は何だか訳が分からなくなった。 「{さあ、いきましょ。}」 「え…ちょっと…。」 「{さあ、ここがあなたの望んでいた、世界よ。}」 そこは、希里が神社にお願いしていた、花畑だった。 「でも…。」 「{嫌なの?嫌なら良いわよ。}」 その、言葉を聞いた瞬間足が縺れた。頭の中が冷たい。 「{どうしたの?希里さん…。}」 「大丈夫ですか?」 「え…?」 「以上はありません。あとで、話ときます。」 「希里さん。ちょっとお話があるんだけど。」 「あのね、あなたはここから絶対出ちゃ駄目。外泊無しだからね。」 希里はぼーぜんとしてしまった。 「希里ちゃんごめんね。」 この一言から、希里の運命は変わった。 「ポケモンバトルをしてみる…?」 |
エクスト | #3★2005.04/20(水)20:14 |
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「〜始まりの鐘〜Mymemory〜」 「!?」 希里の、母がよく言葉にした言葉だ。 … 「きーりちゃん♪こっちへおいで♪」 「あにゃふにゃおああ」 「〜始まりの鐘〜Mymemory〜」 「ふにゃ?」 「ううん;なんでもないの。ごめんね。」 「また、今度で。」 「…希里ちゃん、これ見てごらん。」 |
エクスト | #4★2005.04/22(金)16:30 |
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No.4思い出 「希里ちゃん…これを見てごらん。」 「お金…。」 「白血病はお金で治そうと思って無い。あなたの、出来ることよ。」 「何円あるかな?お金持ちだから、数えるの早いでしょ?」 「一億…。」 「この一億から、希里ちゃんの運命が変わると思う?」 「…」 「希里ちゃんの心には、革命が起きたのよ…。ここを覘いてごらん…。」 覘いてみると、ブラックホールのような物がうじゃうじゃあった。 「さあ!入って!」 「うわ…!」 |
エクスト | #5☆2005.05/17(火)20:08 |
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No.5 3人の妖精 うじゃりうじゃりと流れてる赤い色の壁は、次第に激しくなってきた。 少したつと火の玉や、血や、希里の嫌いなものが出てきた。 「ギャー!うわ〜ん;」 泣いているうちに青色に光るものがでる。宝石だ。 「あんなもん家に山ほどあるわ!」 緑色の妖精が来た。 「(私はリーフ。あなたの助けをします。)」 「…」 「(ちょっと聞いてるか!希里!)」 「わっ!」 「(俺様はブラッド!ほぉ〜ら、ほぉ〜ら。)」 「え〜ん;」 「(アクア様の参上!あなた血液型Bでしょ!)」 「ぴんぽーん♪」 「よし!ついてきなさい!」 「リーフさん;怖い…。血がいっぱいあるしズダダダいってる…。」 「(血だぞ血〜♪)」 「そうだ!あのお約束!」 「(なあに?)」 「バトルだよん♪」 「(いいけど。)」 「^−^」 「(2対1!いっけえ〜!)」 ―END― |
エクスト | #6☆2005.05/21(土)17:03 |
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No.6 戦争の血 「怖い…。」 「(はじめ!)」 「エーフィ!」 「(バグフーン!)」 「サイコキネシス!」 「かえんほうしゃ!」 「(きゃ〜!感動!私はブラッドなんて楽勝だけど♪)」 「(黙れ!ばくれつパンチだ!)」 「みきり!」 「(希里ちゃんも結構頭いいね〜。)」 「(はぁ?負けた?)」 「早いな…。」 ビチョ…。 「赤い…、血…です…。」 「(ちょっと来て!)」 「何〜。」 ―END― |
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