ぴくの〜ほかんこ

物語

【ぴくし〜のーと】 【ほかんこいちらん】 【みんなの感想】

[669] 〜始まりの鐘〜Mymemory〜

エクスト #1★2005.04/20(水)18:55
No.1白血病

「神様…私の願いを叶えてください。」
静かに、ぽつりと呟いた。私は悩みが一つある。

名前は希里という。毎日、お寺と神社で御参りをしている。
家は大金持ち。けっこう幅広く活躍している。
でも、希里は最近元気がなかった。

「また、御参りしてこよ。」
一つの神社。立ち止まった。
「神様…私を消してください…」
でも、消すのは無理。私には家族達がいる。
希里は一つのノートを取り出す。ぎっしりと血が滲んでいる。
希里は病気なのだ。白血病という病気。
「もう何もかも嫌!余命宣告でもされたら、自殺でもしてやる!」
希里はそっと呟いた。
「死にたくない…。でも、死ななきゃいけないよ…。」

カラーン。コローン。カラーン。コローン。
「鐘…?」
お寺の鐘だ…。もう、夕方か…。
「お願い…私は生きる勇気をなくした。一度だけでも、ポケモンバトルをしたい…。」
希里は毎日、ポケモンを連れている。触るたびに、血が滲む…。
「助けて…もうすぐ死ぬの…」
と、言ったとたん光が出た。
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エクスト #2★2005.04/20(水)19:09
No.2時の鐘
「何かしら…夕方なのに光が…」
「{あのこは、希里さんね。ウフフ…。}」
「(何よ…あの人。)」
「{希里さーん♪聞いてますかぁ?}」
「ん?まあ。でも、何で私の名前を知ってるの?」
「{それは気にしないで。それより私は、アメルリア。よろしくね♪}」
「(よろしくね♪って…。)」
希里は何だか訳が分からなくなった。
「{さあ、いきましょ。}」
「え…ちょっと…。」

「{さあ、ここがあなたの望んでいた、世界よ。}」
そこは、希里が神社にお願いしていた、花畑だった。
「でも…。」
「{嫌なの?嫌なら良いわよ。}」
その、言葉を聞いた瞬間足が縺れた。頭の中が冷たい。
「{どうしたの?希里さん…。}」

「大丈夫ですか?」
「え…?」
「以上はありません。あとで、話ときます。」
「希里さん。ちょっとお話があるんだけど。」
「あのね、あなたはここから絶対出ちゃ駄目。外泊無しだからね。」
希里はぼーぜんとしてしまった。
「希里ちゃんごめんね。」
この一言から、希里の運命は変わった。
「ポケモンバトルをしてみる…?」
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エクスト #3★2005.04/20(水)20:14
「〜始まりの鐘〜Mymemory〜」
「!?」
希里の、母がよく言葉にした言葉だ。

             …

「きーりちゃん♪こっちへおいで♪」
「あにゃふにゃおああ」
「〜始まりの鐘〜Mymemory〜」
「ふにゃ?」
「ううん;なんでもないの。ごめんね。」

「また、今度で。」
「…希里ちゃん、これ見てごらん。」

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エクスト #4★2005.04/22(金)16:30
No.4思い出
「希里ちゃん…これを見てごらん。」
「お金…。」
「白血病はお金で治そうと思って無い。あなたの、出来ることよ。」
「何円あるかな?お金持ちだから、数えるの早いでしょ?」
「一億…。」
「この一億から、希里ちゃんの運命が変わると思う?」
「…」
「希里ちゃんの心には、革命が起きたのよ…。ここを覘いてごらん…。」
覘いてみると、ブラックホールのような物がうじゃうじゃあった。
「さあ!入って!」
「うわ…!」
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エクスト #5☆2005.05/17(火)20:08
No.5 3人の妖精

うじゃりうじゃりと流れてる赤い色の壁は、次第に激しくなってきた。
少したつと火の玉や、血や、希里の嫌いなものが出てきた。
「ギャー!うわ〜ん;」
泣いているうちに青色に光るものがでる。宝石だ。
「あんなもん家に山ほどあるわ!」
緑色の妖精が来た。
「(私はリーフ。あなたの助けをします。)」
「…」
「(ちょっと聞いてるか!希里!)」
「わっ!」
「(俺様はブラッド!ほぉ〜ら、ほぉ〜ら。)」
「え〜ん;」
「(アクア様の参上!あなた血液型Bでしょ!)」
「ぴんぽーん♪」
「よし!ついてきなさい!」

「リーフさん;怖い…。血がいっぱいあるしズダダダいってる…。」
「(血だぞ血〜♪)」
「そうだ!あのお約束!」
「(なあに?)」
「バトルだよん♪」
「(いいけど。)」
「^−^」
「(2対1!いっけえ〜!)」

             ―END―
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エクスト #6☆2005.05/21(土)17:03
No.6 戦争の血

「怖い…。」
「(はじめ!)」
「エーフィ!」
「(バグフーン!)」
「サイコキネシス!」
「かえんほうしゃ!」
「(きゃ〜!感動!私はブラッドなんて楽勝だけど♪)」
「(黙れ!ばくれつパンチだ!)」
「みきり!」
「(希里ちゃんも結構頭いいね〜。)」
「(はぁ?負けた?)」
「早いな…。」
ビチョ…。
「赤い…、血…です…。」
「(ちょっと来て!)」
「何〜。」
           ―END―
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[669]

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