dragon | #1☆2005.04/11(月)10:06 |
---|
どうも。dragon(ドラゴン)です。このストーリーは、一人の少年の夢が現実になる物語です。 けれど、夢にも思わなかった事件が起こりそれに巻き込まれてしまいます。 どうぞ、気楽にお読みください… 一話「フエンタウン」 今、僕は12歳だ。退屈。酷いくらい退屈。 ?「よし。散歩でもしてくるか!」 ここはフエンタウン。小さな町。あるといえば温泉とジム。隣には砂漠がある。入ってはいけないらしい。 外。皆色々なポケモンを持っている。俺は一匹も持っていない。さすがに生きている物を自分の物に勝手にするとは酷いと思ったから。それだけ。 ?「ふあぁ…」 歩いても眠いな。眠い眠い。そういや、近くにデコボコ山道があったな。俺今日自転車もって来てなかった。あっちもいけないか。 ?「へ?痛っ!」 忘れてた。ここには段差があることを。勿論(もちろん)段差は深く上れない。めんどいが、回り道が必要になる。 ガサゴソ… 「まさか…」 段差を降りると近くにはポケモンの出る草むらがある。昔は足の遅いドンメルのみだったが、今は繁殖率の関係でポチエナも出る。ほぼ全員噛み付くを覚えている… ポチエナ「キャウ!キャウ!」 やっぱ出た。ヤバイ!追ってくる! ?「おい!俺は獲物じゃないぞ!」 とっさに逃げた。逃げたとたん気付いた。ポチエナは逃げる者に追いかけるという習性を。 ポチエナ「キャウキャウ!」 ポケモンのほうが足は速い。追いつかれるのも時間の問題。 ?「ハァハァハァ…」 走るのももう限界俺の目の前に見えてきた物。 サァァァァァァァァ… 砂漠。俺今日はゴーゴーゴーグル持ってないや… ?「もうヤケクソだ!」 ポケモンは自分の住めない環境を過敏に察知する機能がある。だったらポチエナもあきらめるだろう… ポチエナ「キャウ…」 やはりポチエナもたじたじだ。よし!帰っていったぞ! サァァァァァァ… 痛い。砂嵐が目を襲う。このままじゃ失明も免れない。 そんなヤバイ俺の目の前に、一つの物が現れた。 続く… |
dragon | #2☆2005.04/11(月)17:41 |
---|
二話「砂漠塔・幻影の塔」 目の前に現れたもの。まるで砂で作られた塔が目の前に現れた。幻影(げんえい)のように霞む(かすむ)塔。本当にあるか分からないほど幻影らしかった。けれど、このままじっとしているのも難(なん)だな。 ?「まず、入ってみよう…」 目の前まで近づいてみよう。けど拒むかのように砂嵐は体と目を攻撃していった。痛い。痛い。痛い。 サァァァァァァ… こんなのに負けてたまるか。よいしょっと…案外足元取られるな。ま、ランニングシューズじゃない人達に比べては楽だとは思うけど。 サァァァァァァ… 目の前まで近づいた。そこでポロリと一言。 ?「高いな…」 本当は、こんな事言ってる暇はないんだけれど、とっさに出た。よく見たらご丁寧(ていねい)に入り口まで用意してある。 早速(さっそく)入らせてもらいますか… ?「広ッ!」 とっさに出た一言。塔と言うか内部の構成は洞窟に近かった。こっからはポケモンが不意打ち(ふいうち)にでるから、スプレーしとこ。 シュー… OK。さあ進もう。足場ゴツゴツしてるな… 〜ここは内容がほぼ無いため省略させてもらいます〜 ここは最上階みたいだ。なんか段のようになってるところがあるな… 段を上った。そこには二つの石が置いてあった。 「ガアァ!」 しまった!スプレーが解けたのか!まず、何のポケモンだろう… ふと後ろを振り向いた。 ?「ナックラーだ…」 ナックラーは、足が遅い代わりに蟻地獄のような物を作り獲物を取ると言う。 サラサラサラサラ… 足場が崩れてきた。蟻地獄の効果だ。 ナックラー「ガアアァァァ!」 ナックラーは口をカシャカシャさせて、俺を待っている。 このままじゃ100%食われる。ヤバイよヤバイよ。 ふと後ろを向いてみた。 石。二つの石が置いてある。変な石が二つ。置いてあるだけ。そうだ!これをあいつにぶつければ… すぐに二つの石を掴んだ。ノサリと砂が動いた。 ?「食ら…」 投げようと思った瞬間。大きな地響きが起こった。 ゴゴゴゴゴゴ… まさかと思った。ひやりと嫌な汗が首を伝った。 ドグァァァァァァン! 一気にこの塔が崩れた。塔は砂に戻る。 ?「うわあぁ!」 無抵抗に僕は落ちた。二つの石は抱え込みながら。 続く |
dragon | #3★2005.04/14(木)15:42 |
---|
三話「土偶・化石」 砂と化した塔。僕はその砂によって、なんとか骨折は免れた。それよりも… ?「ここ。どこだ?」 ただただ、塔を目指して歩いてきた僕には、ここが、どこら辺かは、まったく知らなかった。 サァァ… こんな事を考えている間に、砂嵐(すなあらし)は僕を襲う。 ?「ウィーン」 僕の目の前に変なものが現れた。恐らくポケモンだと思うが、生き物という感じはなく、「振り子」「土偶」に近い。 ?「ウィーン!」 いきなり僕に向けて変な光線を放った。 ?「うわぁぁ!」 たちまち、顔を腕で覆った。そんな事をしても意味は無いのだが、反射的に。そして目を瞑った。 ?「ウィーン」 僕はその音がした瞬間目をあけた。そこは、父の会社がある「カナズミシティ」に着いた。 ?「あわわ!息子の一大事だ!行かせてくれ!」 ?「だめです社長!いくら息子さんが居なくなったからと言って、今逃げられては困ります!」 ぽちょりと太った男と、苦労のためやせ細った男の人が、喧嘩をし合っている。 ?「お父さん。僕はここにいるよ」 ぽちょりと太った男性の元へと駆けた。 ?「おお…祖宵(そよい)…何処へ行っていた…」 「お父さん」は、いきなり泣き崩れてしまった。なんてざまだ。元チャンピオンの癖に。 ?「醍醐(ダイゴ)様!こんな目の前で…!」 従業員の「サイギ」さんは、「お父さん」に声がけすると、横にいた「土偶」と僕が持っている「化石」に目をつけた。 ソヨイ「どうしたんですか?」 さすがに釘のような視線を向けられては困る。 サイギ「そのヤジロン…まだ捕まえてないよね?」 ソヨイ「はぁ?」 普通聞く事じゃないだろう。そんな事。つうかこのポケモン「ヤジロン」って言うんだ… ダイゴ「つまり、新しい新製品のボールを試してくれ&その化石をポケモンとして復元しないか…と言いたいのだな」 さすが、「サイギ」さんと「お父さん」は目の付け所がすごい。 ソヨイ「それだったら良いですけれど…」 生き物という感じもしないし、そろそろポケモンも欲しかったし… サイギ「本当か!では化石とボールを交換しよう!」 「サイギ」さんと化石とボールを交換した。 ボールは上は緑色と赤色でコーディングしてある。下は勿論(もちろん)白。 サイギ「では!がんばってね!」 そうだな。相手も一様「ポケモン」だし。本気出さないと。 ゲームの始まりだ。 続く… |
dragon | #4☆2005.04/14(木)16:58 |
---|
四話「海老とウミユリと土偶」 勿論(もちろん)こっちは攻撃手段は無く、ゲットするにはとんでもなく不利だ。難しすぎる。 ダイゴ「そのボールの特性は、相手の不意をついて投げると素晴らしい効果を発揮するそうだぞ。不意を狙え」 僕の後ろにいる「お父さん」からの助言。さすが、元チャンピオン。新米トレーナーの気持ちを分かってくれる。それにしても不意ねぇ… まず、ヤジロンは「テレポート」ができる。さっきもやったし。一様僕に寄ってきたと言う事は、敵意が無いということ。 つまり、ヤジロンは僕の「攻撃」をみて、テレポートをして避ける。という戦術が一番やり易いよな… …☆!そうだ! ソヨイ「食らえぇ!」 思いっきり敵意丸出しで襲い掛かってみた。無粋(ぶすい)な真似だ。本当に、ハッキリ言って意味は内容に思える。そして、僕はボールを投げた…振りをした。 ヤジロン「ウィーン!」 やっぱり、「テレポート」をした。目の前に敵が迫ってきたら普通やるよね。勿論、反撃や、逃走のために「僕」の後ろに回るわけだ。けど、後ろには「お父さん」がいる。「お父さん」に当てずに、上手くヤジロンに当てなければいけない。 一発勝負だ。この一回をはずしたら、ヤジロンは、こっちの戦略を覚えるだろう。そしたらもう、捕まえるのは無理だ。 ヤジロン「ウィーン」 ソヨイ「今だ!」 力いっぱい、力いっぱい。思いっきり、思いっきり投げた。捕まるかな? コロ…コロ…コロ… 三回転がった。そして… …止まった。捕獲成功だ。 ソヨイ「やった!作戦成功!」 右手を握りこぶしにした。ガキくせー僕。 ダイゴ「良くやった。さすがだ」 「お父さん」は、ヤジロンの入ったボールを持って、僕に渡してくれた。 サイギ「お〜い!終わったぞぉ!」 サイギさんが、二階の窓から体を乗り出してる。…そのまま落ちなければ良いが… 一様僕は、「お父さん」に一礼し、走ってカンパニーの二階へと急いだ。 〜カンパニー二階〜 ソヨイ「で。どうだったんですか?あの化石」 サイギ「わ!早!早すぎるよ!ソヨイ君!」 …僕的軽く走ったんだけど… サイギ「で。あの化石は、「むかしエビポケモン:アノプス」と「ウミユリポケモン:リリーラ」だったよ!」 まあ、あの化石は「エビ」と「植物」だったんだな。 サイギ「これが、二匹だよ!受け取っておくれ!」 「サイギ」さんから、二つのボールが、手渡された。本当はそのまま預かってもらう気だったんだけど…ま、いいか。 こうして、僕は今日三匹のポケモンをゲットした。 続く… |
dragon | #5★2005.04/23(土)11:04 |
---|
五話「キノコ」 僕は ダイゴ「ミシロタウンに行くといい。あそこにはオダマキと言う学者がいる。その人から色々教わるといいだろう」 …と言われたので渋々(しぶしぶ)行くことにした。 まず、104番道路の橋を渡る…が。 キャンプボーイ「君!勝負しよう!」 何だこいつ…つうか、今早く「オダマキ」って言う人のところ行きたいし…無視しちゃぇ。 全力で橋を上を走った。 キャンプボーイ「お…おい!ま…まてよ!」 勿論(もちろん)あいつは僕には追いつけず、戦闘を諦めた。 そして僕の目の前に一つの森が現れた。 「トウカの森」 鬱蒼とした森林からはスバメとそのほかのポケモンの声が囁かれる。 まず僕は入ってみる事にした。 〜トウカの森〜 噂によるとトレーナーはよくここを通るらしいので、整備されている。 けれど草むら等は確実に残っていた。草むらは鬱蒼(うっそう)としてうry。 ガサゴソ… ?「キノ!」 草むらから、一つのポケモンが出てきた。まさにキノコと言えるポケモン「キノココ」だ。 ソヨイ「えっと…行け!アノプス!」 僕はボールのスイッチを押してみた。赤い光線がボールから出て一つのポケモンが具現化(ぐげんか)する。 アノプス「アノ!」 形はエビ。けれど、背中の殻が岩のようになっている、なんだか固そうなポケモンが出てきた。 ソヨイ「アノプス、メタルクロ−!」 適当に、知っている技の名前を言ってみた。はっきり言って焦りまくっている。 シャキーン。ザク、ザク! 鋭そうな爪が、キノココを切り裂いた。キノココはダウン。 ソヨイ「今だ!」 すぐさまリュックからボールを取り出し、キノココに投げつけた。 コク。コク。コク…ふるいが止まり、僕はボールを取った。 ソヨイ「四匹目。捕獲完了!」 さすがに「ゲットだぜ!」は恥ずかしいから「捕獲完了」にしてみた。なんかダサい。 とことこ、森を歩き森を抜け出した。 降りかかる日差しが、いつもよりも眩しく思えた。 続く… |
dragon | #6★2005.04/30(土)14:50 |
---|
六話 「オダマキ博士」 右手の方から降り注ぐ日差しを右手で遮(さえぎ)り、トウカまでとぼとぼと歩く。ここらはトレーナーが少ないから、こっちとしては助かる。 〜トウカシティ〜 なんつかー…「近代化」と言うわけでもなく「田舎」と言うわけでもない…複雑… ?「ケッキング!破壊光線!」 オイ。こんな平和の昼… ドゴオォン! …間からぶっ放すなよ…危ない。 ?「お!そこの少年!ジム戦かい!なら僕と…」 ソヨイ「違います。オダマキと言う人を探して…」 ?「おお!そうか!ケッキング怪力!」 オイ!ちょっと待てよ!まさか…ヤメロ! ボコォォォォ! ?「気をつけろよ〜!」 何がだよ!殺す気か!いきなり僕に怪力をやるなんて!って…目の前に地上が… ドス!顔面着地…遺体…じゃなくて痛い… ?「誰か落ちてきたかも〜」 ソヨイ「…よいしょ…」 ?「わ!起きたかも〜」 見れば分かるだろ。何だこいつ…かもかもばかり言いやがって…まぁとにかく「オダマキ」さんを探さなきゃ… ソヨイ「あの…オダマキと言う人探してんですけど…」 オダマキ「あ!それあたしかも!そのキズ…馬鹿(ばか)みたいに元気な人にやられたでしょ!」 確かに…あの元気は馬鹿としか言い様が無い… オダマキ「やっぱり!ユウキだ!まだ特訓してたんだ!アホかも!」 ま〜た、かもかも攻撃炸裂。ユウキね…まずこの人の名前は? ソヨイ「あの…名前は?」 よく見るとバンダナと白衣と言うワーストマッチの衣装だ…なんかおかしい… オダマキ「あっそか。下の名前話してなかったか。私の名前はオダマキ・ハルカ。さっきの人の名前はオダマキ・ユウキ。ユウキはジムのリーダーをしてるの!そして君の名前は?」 ソヨイ「ツワブキ・ソヨイ。僕のお父さんツワブキ・ダイゴから、ここに来てみると良いと言われて来たんですけど…」 僕…ガキクサイ…おどおどしたただのガキだよ… ハルカ「あ!トレーナーね!そうなら私の後着いてきて!」 まず、この「ハルカ」と言う人に着いて来たほうがよさそうだ… 〜研究所〜 意味が分からない機械がゴッソリ…なんかこっちまで機械になったような気分がする… ハルカ「ポケモン…持ってるよね?」 あ…出せっていう事ね… ソヨイ「出て来い!アノプス、リリーラ、ヤジロン、キノココ!」 四匹を出してみた。リリーラは異常なほど変な形だったため、驚かされた… ハルカ「あのさ…リリーラとヤジロン。コイツとコイツと交換して貰えるとウ・レ・シ・イかも!」 妙にウ・レ・シ・イなんて言われてもさぁ…なんでわざわざコイツ等が欲しいわけ? ソヨイ「まあ…いいけど…」 嗚呼…言ってしまった… ハルカ「やった!嬉しいかも!では早速!!」 いきなりボールを分捕って(ぶんどって)手に二つのボールが渡された… |
dragon | #7★2005.04/30(土)14:49 |
---|
一応…手渡されたボールの中から出してみた。 一匹は青い体で、魚でもなく哺乳類でもない…爬虫類といったものだろうか?頭とかにヒレがついているから水での生活をしていると思う。かなり可愛い系? もう一匹は茶色の毛と白色の毛が混ざった色で茶色のしっぱがキュート?犬…と猫の境目(さかいめ)?とにかく可愛い系だ… ハルカ「この子はミズゴロウとイーブイって言うのよ!可愛いかも〜でしょ!」 僕…そういう事に疎いんだよな… ハルカ「後!図鑑!」 図鑑か…微妙に欲しくないな…それよりも… ソヨイ「図鑑はいりません…その代わり…」 ハルカ「その代わり?」 ソヨイ「ハルカさん名義で…ジム戦を観戦したいのですが…」 言ってしまった…普通に無理…だよな… ハルカ「いいかも!その代わり一つ引き受けて欲しい事があるんだけど…」 なんじゃそりゃ。 |
dragon | #8☆2005.04/28(木)11:49 |
---|
七話「初バトル!そして初恋?」 この話。見てるこっちも顔が赤くなります。どうぞ。 ハルカ「ちょっと待ってね…」 ハルカは左ポケットに手を突っ込む。その時指にはめてあった指アのダイヤが光ったような気がした。こんな人でも結婚できんだな… ハルカ「あった、あった!えっとピポパポっと…」 ハルカの左手には携帯電話(けいたいでんわ)があった。なぜポケギアではないか?と言われてもね…作者の問題。それにピポパポって…アバウトすぎない? ハルカ「もっし〜!メイカ?トレーナー見つかったかも!至急研究所!」 もっし〜ってオイ!まったく近頃の若い者は…って僕まだ若いよ!つうか、相手のほうが年を取ってるのに!嗚呼(ああ)イヤになっちゃう…で。トレーナーって…僕の事?え…まさか… ハルカ「私の一人娘(ひとりむすめ)と戦って欲しいの。あの子最近『トレーナーなんて楽勝!』って思っちゃってるのよ。まだ戦った事も無いのに…」 あの〜。僕も戦った事…野性ポケモンでしかない…この雰囲気でいくと… ハルカ「あの子とバトルして勝って欲しいの!現実の厳しさをあの子に教えたいの!ね?お願い!」 ソヨイ「僕まだ…トレーナーと戦った事も無いし…成り立て三時間だし…」 ハルカ「大丈夫!相手は四時間!同じ出来立てほやほやよ!」 無理!相手のほうが一時間上回ってる!無理だよ… カチャリと扉が空く音がし、扉が開いた瞬間に人が飛び出してきた。 ?「誰々?!私のファーストバトルをやる人は!コテンパンにしてやるわ!」 入ってきた少女に僕は目を奪われた。いや、もう洗脳(せんのう)されたとも言うべきか? 心がずきりと痛み、心臓が一瞬止まったかのように思えた。今まで味わった事の無い感情にとらわれた。 普通の緊張(きんちょう)なんかと比べ物にならないくらいの緊張。全身が張り裂けそうだ。 ハルカ「メイカ、早々慌てない。慌てると福逃がすかもよ。この子が相手だよ」 やっぱり戦うのか…イヤだな…つうか負ける… 芽衣香(メイカ)「君か!んじゃ外へ早くいこ!」 あっと、右腕を掴まれちゃった…積極性だな…なんかちょっと幸せ…っと思ってるうちに外出ちゃった。もう少し堪能させてよ。 メイカ「勝負は三対三!全部戦闘不能になったらね!審判はお母さん頼むよ!」 おっとハルカが審判ですか…ここは慎重に行かないと… 研究所からのこのことハルカが現れた。顔が少しキリッとしてる。 ハルカ「では、バトルスタート!」 メイカ「いけぇ!キャモメ!」 ソヨイ「気乗りしないけど…入って来い!アノプス!」 続く… |
dragon | #9★2005.05/03(火)08:14 |
---|
八話「初バトル・そして初恋?2」 メイカ「早速いくわよ!キャモメ!水鉄砲!」 キャモメの口から水の塊な様なものが発射された。モロに不意打ち。対応不可能。これは避けられない。 バシャーン!水の塊がアノプスの顔面に当り弾けた。ヤバイ。効果抜群だ。もうアノプスがへとへとだ。 メイカ「トドメよ!翼で打つ!」 これも効果抜群。当れば終わりだな。ここは避けないと… スピードのあるキャモメの翼がアノプスの目の前まで迫ってきた。 ソヨイ「アノプス!右に避けろ!」 ヒュウウウウウ…風が通り過ぎる音がする。これはキャモメの飛行の為であろう=アノプスは避けられたという事だ。だが、油断はできない。今、相手に背中を取られているからだ。 メイカ「もう一回!翼で打つ!」 ここは普通には避けきれない…なら。 ソヨイ「アノプス!守る!」 アノプスの周りに緑の壁?のような物がでた。緑の壁?に向かってキャモメの翼が迫ってきた。本当に大丈夫かな… ガキィィィ!翼は見事に弾かれた。役に立つね。守る。しかもキャモメは背中を向け、バランスを崩してる…絶好のチャンス。 ソヨイ「アノプス!そのままロックブラスト!」 アノプスが少し顔を上げた。そしてキャモメの狙う。 ドドド! ものすごい勢いで岩を吐き出すアノプス。ふらふら飛ぶキャモメ。まさに「カモ」だ。 キャモメ「キャウゥゥゥ!」 一発、二発、三発、四発、五発…全部当っちゃった。もう翼を動かせず落ちた。 ハルカ「キャモメ!戦闘不能!各トレーナー交代!」 あ…そうなのね。勝ち抜きせいじゃないんだ… メイカ「もどって!キャモメ!」 キャモメに赤い光線が当てられた。そうするとキャモメの姿がぐにゃぐにゃとなり、きえちゃった。こっちも戻さないと… ソヨイ「戻れ!アノプス!」 アノプスも赤い光線を浴びてぐにゃぐにゃになっちゃった… 〜ここでひとまずデータ紹介〜 キャモメ/キャモメLV22:親メイカID:49875 性格:のんき 特性鋭い目 技:水鉄砲、翼で撃つ、泣き声、超音波 アノプス/アノプスLV20:親ソヨイID:?(トレーナーカード取得してない為) 性格:さみしがり 特性カブトアーマー 技:メタルクロー、水鉄砲、ロックブラスト、守る メイカ「GO!ラルトス!」 ソヨイ「いって来い!イーブイ」 赤い光線が地面に落ちる。それにしてもどうやったらこんな事で金だろう… メイカ「先手必勝!ラルトス鳴き声!」 ラルトス独特?の鳴き声が耳に入る。独特すぎて怯みそう… ソヨイ「イーブイ!電光石火!」 イーブイ「ブイッ!」 イーブイが物凄いスピードでラルトスに突っ込む。これで二勝だな。勝利決定。ふふん!。 メイカ「甘い!ラルトス念力」 メイカが喋るとラルトスが小さな手が淡い光を浴びた。とイーブイを見たら… 浮いちゃってるよ…ォィ… メイカ「そのまま地面に叩きつけちゃって!」 ドスン!と…イーブイが無抵抗に落ちた…ありゃりゃ…だめだこりゃ…強い… ハルカ「イーブイ戦闘不能!両者交代!」 メイカ「ご苦労様!ラルトス」 ソヨイ「スマン…イーブイ」 早くやられちまった…イーブン…最後は… デ〜タ紹介 ラルトス/ラルトスLV19親メイカID:49875 性格れいせい 特性シンクロ 技:泣き声、念力、影分身 イーブイ/イーブイLV12親ソヨイID:? 性格控えめ 特性逃げ足 技:電光石火、バトンタッチ、目覚めるパワー、秘密の力 続く… |
dragon | #10★2005.05/15(日)17:31 |
---|
九話「初バトル!そして初恋?3」 メイカ「行け!アチャモ」 ソヨイ「頑張って来い!キノココ」 ええい…ヤケクソだ… っと…出してみたけれど…「アチャモ」と言うポケモンは見た目からして「ひよこ」と「炎」が合わさった様なポケモンだ。無論(むろん)タイプは「炎」だろう。 一方こっちは、キノコを表す頭と体。タイプは「草」…焼かれる… メイカ「よっしゃ!アチャモ、火の粉(ひのこ)!」 「よっしゃ!」の意味はタイプ的、圧倒に有利だから出た言葉かな…んで、アチャモの口から…小さな火の玉が何粒か発射された。避けなきゃなんないな… ソヨイ「キノココ!横転(おうてん)して回避だ!」 グルグルっと回避した…な分けないよね。「ひのこ」と言う技は威力は低いけどその代わり範囲が広い。素早さの低いキノココには避けらんない… ボシュリと一個ヒット。勿論モロに全部食らったわけではないから一応戦闘は続けられるだろう。 メイカ「よ〜し!そのまま突付いちゃえ!」 え…「草」が苦手とする「炎」の後に「飛行」タイプの技を食らったりなんかしたら…それこそたまったもんじゃない! ソヨイ「頭突きでカウンターしろ!」 はっきり言って無理矢理(むりやり)な命令。けれど、ろくな抵抗(ていこう)をしない間に終るなんて嫌だ! ドッコォォンと…見事なまでに頭突きのカウンターがヒット。見事に吹っ飛ぶアチャモ。 ソヨイ「追撃だ!頭突きと…!」 キノココが走る…アチャモの元へと…よし!射程距離範囲(しゃていきょりはんい)に入ったぞ!そこで頭突きを食らわせれば終わりだ! メイカ「アチャモ!火の粉で追い返せ!」 ヤベ…頭突きの体制で飛んでいるキノココなんて…絶好の「カモ」だ! ヒュンヒュンと火の粉が飛んだと思うとすぐさまキノココにぶつかった。連発…連発… 焼かれたキノコの様なキノココが現れた。ありゃりゃ… メイカ「やった!勝った!」 ソヨイ「いや…まだそう思うのは早いぜ」 いや、僕も分かんないんだけどさ…成功していたら…いいけど… メイカ「何よ!どっからどう見たって私のか…」 ハルカ「アチャモ戦闘不能!よって…ソヨイの勝利!」 よし…あの技が決まったか… メイカ「何でよ!キノココは倒れて…え…」 キノココは、辛うじて(かろうじて)立ってい、アチャモは青を紫色にして倒れている。 ソヨイ「やどりきのたね…それと頭突きをやった時の胞子による毒…それの効果でキノココは回復して、アチャモは倒れたと言う理由だ…」 ちょっと残酷すぎたかな?この戦法えげつない…嫌われても…仕方がないな… メイカ「…頑張ったわね。アチャモ。そして…誰だっけ君?」 あ…そういや自己紹介まだだったな… ソヨイ「えっと…ソヨイ…年は12…」 メイカ「ソヨイ…君。有難う。いいバトルだった!」 メイカが、右腕を差し出した。握手の意(あくしゅのい)だろう。 迷わず右手を差し出して、握手をした。頬の色が…赤くなってきた… メイカ「これがプ・レ・ゼ・ン・ト!」 メイカの唇が…僕の頬にくっ付いた…そうしたら…目の前が真っ白になった… 続く… |
dragon | #11☆2005.05/07(土)14:18 |
---|
十話「大人なんだから抑えましょうよ」 ※はっきり言ってギャグです。呼び飛ばしても問題なし。 ?「…!トドメのリーフブレード!」 ジャキ…ザクザク… 眠い…眠い…というその前に今の何か切り裂く音は何? ソヨイ「何かあったの?」 起き上がった瞬間にたずねてみた。誰だって?さあね、誰かいるかも分からないし… メイカ「やっと起きたのね!ソヨイ君!けど遅かったね…」 !…警報発動…身体停止状態… ?「くそ…卑怯だぞ!そんな手使うなんて!」 ユウキ「お前がいけないんだろ!俺を怒らせるような事ばっかり言いやがって!」 なんだ?そういやここ…道場?そして…馬鹿騒ぎしてた「ユウキ」?と…恐らくトレーナーだと思われる人… ソヨイ「どしたの?」 ハルカ「あのね…まあこれ見て…」 ああ…バトルフロンティアのカードだ…なにうつってるんだろ? 〜ジム〜 ユウキ「よし!君にこのバッチを授けよう!」 毎度お馴染みジムバッチの渡し。 ?「へへ!楽勝だぜ!もうちょっと強いと思ったんだけどな〜」 ジムバッチを貰ったトレーナーがユウキを背にして憎たらしい口を喋る。 これが気に食わなかったらしい… ユウキ「…☆!そうだ!君!ポケモンセンターに行って回復してからもう一回来てごらん?いい物あげるから!早くね!」 アヤシ〜…普通誰も乗らないって… ?「ホントか?んじゃ早く行くから!」 あ〜あ乗っちゃた… 〜十分後〜 ?「回復してきたぞ!早くくれ!」 トレーナーはユウキの目が怪しい事に気付かない… ユウキ「もう一回バトルしてくれるかな?今度はホンキで行くから…」 ユウキの黒い眼差し!トレーナーは動けなくなった! ?「…いいですけど…」 〜とても見せられる物ではありません〜 ハルカ「んで今に来てる」 ソヨイ「うわ…酷い…」 僕が声を出すほど酷いほど…虐めだよ… ?「ゴルァ!ユウキ!何をやっている!」 僕の隣のふすまがマッハのスピードで開くとマッハのスピードで何かが入ってきた。 ユウキ「父さん!何でここに…」 え?この人が… センリ「お前は!いつもいつも勝手な事ばかりして!なんだこのグラードンは?全く!私の身に…」 説教モード突入…うわぁぁ… ハルカ「このままだと…ヤバイかも…抜けだそ…」 同情する…僕も抜け出そう… ハルカ(抜け足…) メイカ(差し足…) ソヨイ(忍び足…) センリ「ん?そこぉぉ!私の説教から抜け出せると思ったかぁ!」 ――ここから三時間は出れなかった…―― 続く… |
dragon | #12☆2005.05/08(日)17:43 |
---|
十一話「ネットワークセンター」 ※思いっきり場所が変わり視点も「神様」に替わります。 …ここは「ポケモンネットワークセンター」中年系の「ニシキ」と言う者がここを収めている… ?「わ〜!ここがパパの仕事の場所?いろんな物がある〜」 一人の小さな子供がネットワークセンターへ入ってきた。ここら辺の人たちには子供は珍しい。 子供が入るとすぐに一人の男性――ニシキが手足をバタつかせてネットワークセンターに入ってきた。 ニシキ「わわわ!真理(まり)!騒がないの!他に人に迷惑かかるだろ?」 バタつかせた手を素早く「マリ」と呼ばれる女の子の服を掴む。掴むと自分の方に寄せて自らの腕の中にしまいこむ。いわゆる「だっこ」だ。 マリ「いいでしょ!とりゃぁ!」 マリは手と足を一生懸命じたばたさせてニシキの「だっこ」から逃れようとした。 ニシキ「ああ!おお…おい!マリ!」 マリの思うとおりにニシキはふと手を離して離してしまう… この一つの出来事が思わぬ事に向うとは… マリ「うわぁぁ!すっごぉい!」 ネットワークシステム…小さな子にとっては途轍(とてつ)もなく大きい物であって、複雑な物であろう。そしてマリの目の前にあった物… マリ「これキーボード?キャハハ!」 小さなマリの目の前に在った「キーボード」というシロモノ。小さな子にとっては魅力的なもの。すかさず触ってくるはずだ。 カチカチカチカチ… 適当に押されたキーボードの音。勿論(もちろん)ニシキは黙っちゃいない。 ニシキ「こらぁ!マリィィ!何をしているんだ!」 ニシキの一喝がネットワークセンターに響く。こっちの方が迷惑はかかるだろう。けれどマリは驚いてキーボードから離れた。 ニシキ「どれどれ…何をしたんだ…」 ニシキはシステムのメイン画面を覗いた。 「ネットワークシステム作動中…解析率95% ネットワークアドレス:http://www.nintenddairanto/hulnetwa-cu/pokemon」 この画面をみたニシキは震え上がった。 ニシキ「普通は適当なアドレスを打つとエラーを起こすはず…いったい何故…」 ニシキの震えは止まる事をしらず、何時までも震えそして顔には無数の脂汗が噴出していた。 メイン画面からピーと言うけたたましい音が鳴り響くとニシキの背筋の凍りつくような文字が表示された。 「システム完了。転送します… 物体:zerda・マスターソード 転送所:トウカシティ」 一応離れているがニシキは「トウカシティ」と言う町の名前は知っていた。ホウエン地方の…トウカシティ… ニシキ「ヤバイ…どうしよう…そうだ!マサキさんに来てもらおう!そしてレッド君にも…」 ニシキはネットワーくセンターの電話ボックスに駆け込んだ… 続く… |
dragon | #13☆2005.05/15(日)20:30 |
---|
十二話「二人で。歩幅は一緒」 ハルカ「疲れた…かも。早く家に帰りたい…」 題名と思い切り矛盾した一言で始まるこの話。ちなみにご存知のとおりここはトウカシティだ。 ユウキ「あ〜あ…危なく仕事失うとこだったぜ…危険…」 光を失った瞳。力無くぶらつく両腕。縺れかかる足。この状況をみるととんでもない説教だったと伺える… メイカ「夜になっちゃった。おなかすいたあ〜」 くぅ〜と言う間抜けな音がメイカのお腹から鳴り出す。メイカの顔がちょっとずつ赤くなる。 くぅ〜 間抜けな音がまたなる。今度は… ソヨイ「僕もだ…そういや今日昼飯抜いてたな…」 ちなみにこの小説は今日の12時スタートと言う予定で、今6時。8時が朝飯だったら10時間ぶっとおしで何も食べていない事である。育ち盛りには辛いだろう… シュゥ… 三人は胸の辺りが押された感覚に襲われた。何か…心が痛む。これは…後ろから?三人はすぐに後ろを振り向く。そこには… ユウキ「…ぷつぷつ…ハァァルゥゥカァァ!メェェイィィカァァ!パパは今帰るぞぉぉ!」 「三人の後ろについていたオーラ…それはメイカのお父さんでした。▼ 走り出した後は姿が見えず…やがて…▼ 消えていきました。」 ポケモンタワーガラガラ風味。味と言うのは気にするな。ま、どうせ気にするけど。 ハルカ「…さ、家に帰りましょう…ソヨイ君?今日は遅いからうちに泊まりなさい…」 哀愁漂うその背中に人形の様に引きつられるソヨイとメイカ。やはり「大人だな〜」と一瞬感じたのだろう… 続く… |
このページは http://www1.interq.or.jp/kokke/pokemon/commu/story/673.htm のアーカイブです。