ぴくの〜ほかんこ

物語

【ぴくし〜のーと】 【ほかんこいちらん】 【みんなの感想】

[693] 戦国のポケモン界

メガギラス #1★2005.05/19(木)13:11
【サンダーVSライコウ】
昔、マルシナ島と呼ばれる大きな島があった。そこには、フリーザー、サンダー、ファイヤー、スイクン、ライコウ、エンティの6匹の偉大なポケモン達がそれぞれ自分の領土を持ち、友好は安定していた。
しかし、突如ライコウとサンダーの友好が険悪化したのだった。それは、ライコウがサンダーに無断で電気ポケモン種族を増やしていた事が原因だった。
ライコウは、ラクライ、ライボルト、メリープ、モココ、デンリュウ、サンダース、ピチュー、ピカチュウ、ライチュウ、プラスル、マイナンを領民として認められ、サンダーは、ビリリダマ、マルマイン、コイル、レアコイル、エレキッド、エレブー、ひこうポケモンの一部を認められていた。
しかし、ライコウはひそかにビリリダマやマルマインも自分の領民としていた。
それを知ったサンダーは激怒をした。
>サンダー「ライコウめ、法を破り、私服を肥やすとは、断じて許し難し!!」
サンダーはすぐさま、ライコウ打倒の兵をあげた。
ライコウも遅かれ早かれこうなる事は分かっており、すぐさま迎え撃った。
サンダー軍はでんきポケモンが少なく、ひこうポケモンも従えていたため、戦況は悪かった。
サンダーはやむなく引き返した。
ライコウは勢いに乗じて追撃をし、さらにはサンダーの領土をも攻めあげた。
サンダーはこのままでは自分の領土が全て奪われてしまうと思い諸将と会議を行った。
>エレブー「すでに、ビリリダマとマルマイン、さらにはエレキッドまでもがライコウに奪われてしまいました。このままではここも時間の問題です。他国から救援を頼んでみてはどうでしょう?」
>サンダー「確かに今はそうするしかないな」
サンダーはすぐさま、フリーザーからイノムー精鋭隊、スイクンからヌオー精鋭隊を救援として求めた。
スイクンには断られたものの、フリーザーからは承諾の返事が届いた。
>エレブー「イノムー隊でも十分勝ち目はあります。あとは到着を待つのみですね」
と、そのとき
>コイル「大変です!ライコウ軍が攻め寄せて参りました」
>サンダー「なに!?まさか援軍に感づかれたか」
サンダー軍は迎え撃つものの、ライコウ軍の数には勝ち目がなかった。イノムー到着まで、持ちこたえられるか…
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メガギラス #2☆2005.05/20(金)23:39
【サンダー敗れる】
>サンダー「戦況はどうだ?」
>コイル「はっ!第一砦、第二砦が落とされ、ここに攻め寄せて来るのも時間の問題と思われます」
>レアコイル「敵軍がここまで押し寄せてきました!!」
>サンダー「くっ」
サンダーは覚悟を決め、力つきるまで戦おうとした。そのとき
>エレブー「イノムー隊が到着いたしました!!」
>サンダー「なに!?」
サンダーはイノムー隊の姿を見ておおいに喜び、
>サンダー「まさに、地獄に仏、よし一気に押し返すぞ!」
サンダー軍はイノムー隊と共にライコウ軍を迎え撃った。
イノムー隊の活躍により、ラクライ、ライボルト、プラスル、マイナンといった部隊を次々と蹴散らした。
これにて、サンダー軍の方が有利になったと思いきや、イノムー隊は次々と倒されてしまった。
なんと、ライコウ軍のピカチュウ、ライチュウ隊は全員なみのりを覚えていた。
これにて、またも、サンダー軍は戦況が落ち、終いには自国が全てライコウに占領されてしまっていた。コイル、レアコイルもライコウに捕らえられ、サンダーはエレブーと共にかろうじてフリーザーの国に落ち延びたのであった。
ここにて、サンダーの国は滅びてしまった。
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メガギラス #3☆2005.05/22(日)16:16
【ライコウの目的】
サンダーの国が滅びてから二年がすぎた。
旧サンダーの家臣や民はまだライコウに服従していなかった。
>ライコウ「おまえ達、まだ俺を憎んでいるのか?」
>レアコイル「我々は貴様らには、従う気はない!!」
>サンダース「貴様っ、もっと口を慎め!!」
>ライコウ「よい。…やはりお主達にも話さねばなるまいか」
>レアコイル「…?」
>ライコウ「実は我々がでんきポケモンを増やしていたのも、この領土を手に入れたのも、全てはルギア皇帝を長い眠りから、目覚めさせるためなのである」
>レアコイル「ルギア…皇帝…?」
>ライコウ「大昔、この島はホウオウとルギアを皇帝として、この島は安定していた。当時、俺とエンティとスイクンはルギア皇帝の家来として、働いていた。しかし、突如ホウオウの家来として働いていたフリーザー、サンダー、ファイヤーがこの島の皇帝はホウオウだけでいいと申し、ルギア皇帝の命を狙った。当然我らはこの考えを許せなかった。」
>レアコイル「…」
>ライコウ「それがもととなって、この島は自然の理をも変える大戦争が起こった。それが〈鳥獣戦争〉だ。この戦争は何十年も続いた。それゆえ、ホウオウとルギア皇帝はこれ以上この島の自然をひどくするのは見るに耐えず、自分達の魂を封印すると引き替えにこの島全体のポケモンの怒りや憎しみを押さえたのだ。」
>レアコイル「ホウオウ皇帝も押さえたのですか?」
>ライコウ「ああ、どうやらルギア皇帝を亡き者にしようと、たくらんだのはフリーザー、サンダー、ファイヤーだと分かったのだ」
>レアコイル「…」
>ライコウ「ホウオウがそれに気づいた時はもうすでに戦争が起きていた時だ。戦争が始まってからではいくらホウオウでも止めることはできん。だから我々はこのまま放っておけば奴らはまた戦争をおかすマネをするのではないかと思っている。それにサンダーの国にはルギア皇帝の封印を解くエネルギー球があるとも知った」
>レアコイル「エネルギー球?」
>ライコウ「エネルギー球はこの島に5つあると封印前にルギア皇帝が我々に教えてくださった。5つ集め、ルギア皇帝の封印の間にそれらを置けば、封印は解ける。我々がこのような事をおこしたのはそのためだ」
>レアコイル「ホウオウ皇帝はよみがえらせないのですか?」
>ライコウ「我らにとってはホウオウはどうでもいい存在だが、ルギア皇帝がよみがえらせるよう言われたときは事をおこすさ」
>レアコイル「…我々は貴方を誤解していたようでした。そういうことでしたら。お力添えをしましょう」
こうしてライコウの目的を知った旧サンダー軍は全員完全降伏した。
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メガギラス #4☆2005.05/23(月)00:27
【フリーザーとサンダーとファイヤー】
レアコイル達が完全降伏をしたことを聞いたサンダーはあぜんとした。そして、すぐにフリーザーに出陣を願った。
しかしフリーザーは今は戦うべきではないと言って断った。
サンダーは怒りながら去っていったがフリーザーとは大昔からの仲であり、なによりも今はフリーザーの世話になってるため、不満は抱かなかった。
数百年前、フリーザー、サンダー、ファイヤーはマルシナ島のはるか遠くの島で己を鍛えていた。
しかし、彼らは当時はとても未熟だった。
何度も試練の間にてレジロック、レジスチル、レジアイスに戦いを挑んではいたが、勝てることはなかった。
しかし、そこへ現れた偉大なるポケモン、ホウオウがレジロック、レジスチル、レジアイスに戦いを挑んだ。
ホウオウは多少は傷を負ったものの、あっさりと倒してしまった
その戦いを見ていたフリーザー、サンダー、ファイヤーはホウオウを尊敬し、ついには弟子として扱ってもらえるようになった。
ホウオウの弟子入りしてから二年、フリーザー、サンダー、ファイヤーはついにレジロック達に勝つことができた。これにて、フリーザー達も一人前としての勲章を得ることができた
>フリーザー「ありがとうございました。これも全てあなたのおかげです。」
>サンダー「私達はこれからもあなたの盾となり、共に道を歩まんと願います」
>ファイヤー「おねがいいたします!!」
>ホウオウ「…。来るというなら来い。私が求める本当の強さというのを教えてやろう。」
そういってホウオウ達が向かった先がマルシナ島だった。
当時、マルシナ島は荒れ果てた島だった。
ホウオウが求める本当の強さというのは、自然を豊かにする力だった。初めはフリーザー達はそれに不信感を抱いていたが、だんだんとそれが分かってきた。そして、緑や光を持つようになったマルシナ島はたくさんのポケモンを引きつけた。
中にはルギア、スイクン、ライコウ、エンティの姿もあった。
そして、ルギア達も島の復興をおおいに励み、マルシナ島は世界で最も美しい島となった。
その後、この島の皇帝が決まった。ホウオウとルギアが皇帝として、選ばれた。
ホウオウの重臣として選ばれたのはフリーザー、サンダー、ファイヤーであり、ルギアの重臣となったのがスイクン、ライコウ、エンティだった。
フリーザー、サンダー、ファイヤーはそもそも、マルシナ島の復興は我らが真っ先に行ったものだ。なぜどさくさに紛れたルギアまでもが皇帝として選ばれるのだと大きな不満をもっていた。
そして、その不満が年がたつに連れて大きくなり、フリーザー達はルギアの命を狙うようになった
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メガギラス #5☆2005.05/29(日)21:22
【フリーザーVSスイクン】
サンダーはフリーザーに何度も出陣願いを出したがフリーザーは一行に受け入れなかった。
サンダーの堪忍袋は日々たまるばかりであった。
しかし、ある日の事であった。
>フリーザー「最近スイクンの動きが不穏だという報告をよく聞くのでな、サンダー殿に出陣を願いたいのだが」
>サンダー「私はライコウを滅ぼしたいと申しておるのに、なにゆえスイクンと戦わねばならぬのだ!?」
>フリーザー「サンダー殿、昔そなたは拙者とスイクンに援軍を要請されたことがあったな。なにゆえにスイクンはそなたの要請を断ったと思う?」
>サンダー「なに!?」
>フリーザー「我々がルギアの命を狙ったことを奴らは間違いなく根に持っておるのだ。ライコウが法を犯したのもおそらく我々を亡き者にするためだ。それに、今スイクンを倒さねば我々はライコウを倒そうにも倒せぬ。」
>サンダー「……。」
>フリーザー「サンダー殿、相手は水タイプである。サンダー殿とエレブーが戦ってくれるだけでも全然違うのだ。スイクンを滅ぼせば、ライコウとて我々を恐れる」
>サンダー「しかし、ライコウがこちらにせめてくるのでは」
>フリーザー「それに関してはファイヤーがなんとかしてくれる。心配は無用だ」
>サンダー「分かった。しからば私がスイクン打倒の総大将となろう」
フリーザーはサンダーにルージュラ、デリバード、オニゴーリ、ユキワラシ、タマザラシ、トドグラー、トドゼルガを与えスイクン打倒の命を出した。
この報告を聞いたスイクンはおおいに驚き、エンティに援軍を要請した。しかし、サンダーやエレブーの電気攻撃によってスイクン軍は大きな被害をこうむった。
しかし、エンティ軍が到着したことによってスイクン軍の士気もあがった。ここにフリーザーとスイクンの激戦がはじまる。
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メガギラス #6☆2005.06/02(木)13:59
【現る謎の影!?】
エンティ軍の加勢によりフリーザー軍も大きな被害を受けた。
デリバード、ユキワラシ、オニゴーリらは次々は倒された。
しかしフリーザー軍もタマザラシ、トドグラー、トドゼルガらの「なみのり」によってスイクン、エンティ連合軍に大ダメージを与え、両軍とも壊滅に近い被害となった。
スイクン、エンティ連合軍は一つの策を練った。それは、キュウコンやロコン、そしてチョンチーやランターンに「あやしいひかり」でトドゼルガ達を混乱させ、その隙にサンダーを倒す策だった。
その策は上手くいきトドゼルガ達は混乱してしまい、スイクン、エンティ連合軍はなだれにようにサンダーのいる本陣までせまった。
>ルージュラ「大変です!敵がすぐそこまで迫って参りました!」
>サンダー「なに!?トドゼルガ達はなんとした?」
>ルージュラ「おそらく敵のあやしいひかりにかかったものと思われます!」
>エレブー「このままでは危険です!退却しましょう!!」
>サンダー「いや、私は戦う!」
>エレブー「何をおっしゃいますか!勝算があるわけでもないのに!!」
>サンダー「エレブー、ここで退いてはまた私の建国の日が遠のくのだ。ホウオウ皇帝が私の領土としてくださったレイジス国をな。ホウオウ皇帝と私とフリーザーとファイヤーが血と汗と涙で栄えさせたこのマルシナ島をなよそ者のライコウに支配されては私の心は日々痛みをうけるばかりだ」
>エレブー「…。分かりました、ならば私はフリーザー様から援軍を要請に参ります。
>ルージュラ「私も参ります!」
>サンダー「よし、頼むぞ」
ルージュラとエレブーは急いで援軍要請に向かった。
その間にサンダーのいる本陣は敵に強襲された。わずかな兵たちも倒され、サンダーのみとなった。しかしサンダーの実力は伝説ともいえる強さで、次々と敵を倒したが、数が多すぎてさすがに疲れを見せ始めた。そのとき、キュウコンの「おにび」をサンダーは受けてしまった。サンダーはひるみ、その隙にキュウコンは「オーバーヒート」を放った。サンダーはこれまでかとあきらめたそのとき、一つの「シャドーボール」がキュウコンに直撃した。これによって「オーバーヒート」も外れ、サンダーはなんとか助かった。しかし、今のシャドーボールは誰がしたのか考えているうちに援軍が到着し、サンダー軍はこの勢いでスイクン、エンティ連合軍を討ち果たし、スイクンの国境を全て制圧した。
スイクンはシャワーズとともにライコウの国境まで逃げ込んだ。
これにてスイクンの国は滅亡した。
サンダーは誰かは知らないが影で自分を助けてくれたポケモンに大きく感謝していた。
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メガギラス #7☆2005.06/04(土)23:07
【謎の影の正体】
サンダーはあのとき自分を救ってくれた謎の影のことがどうしても気になりフリーザーがなにか知らないか聞いてみることにした。
>サンダー「フリーザー、私はこの戦いで何者かに命を救われたのだが、何か知ってることはないか?」
>フリーザー「その者はもしかするとシャドーボールを使わなかったか?」
サンダーはおおいに驚き、
>サンダー「なぜ、それを…!?」
>フリーザー「私も昔、ライコウに追いつめられたとき、謎の影の者に命を救われたことがあった。そう、その者はシャドーボールを使っていたことを今も覚えておる。それからでんじほうをも使っていたはずだった。」
>サンダー「そうであったか…」
>フリーザー「拙者が知ってるのはここまでだ。知ってるかは分からんがファイヤーにも聞いてみるか?」
>サンダー「ああ、謎の影の正体を知ってみたいのでな。」
フリーザーとサンダーはファイヤーの国のアルテシナ国へ向かった。
>ファイヤー「これはこれはフリーザー殿にサンダー殿、いかがなる御用向きですかな?」
>サンダー「ファイヤー殿。実は我々の命を救ってくれた謎の影のことについてで何か存じていることはござらぬか?」
>ファイヤー「!!」
>フリーザー「その影はシャドーボールやでんじほうを使う者だが…」
>ファイヤー「その影の正体は ミュウツー のことでござろう」
>フリーザー「…ミュウツー…だと!?」
>サンダー「そのミュウツーとやらなぜ我々の命を救うのだ?」
>ファイヤー「ミュウツーはホウオウ皇帝が作り出したポケモンだ。」
>サンダー「なに!?」
>ファイヤー「ホウオウ皇帝は自らを封印する直前、ミュウツーを自分の細胞とこのマルシナ島で偶然見つけたミュウの細胞でミュウツーを作り出したのだ。そう、自分が封印された後我々を守るようにと」
>フリーザー「拙者もミュウツーという名だけは聞いたことはあったがまさか奴が…」
>サンダー「ということは我々は戦いで万が一危うくなってもミュウツーが後ろ盾としていれば問題ないのではないか?」
>ファイヤー「いや、ミュウツーの存在は既にやつらも知っているだろう。それに奴らにももしかしたら強力な後ろ盾がいるかもしれない。」
>フリーザー「確かにその可能性はある。」
>ファイヤー「それにミュウツーは本来戦いは好んでいない、我々が積極的に奴らの国境へ攻めればミュウツーはこちらに牙を向く可能性もあるのだ」
>サンダー「では今我々はどうするのだ?私は一刻も早くレイジス国を取り戻したいのだ。」
>ファイヤー「気持ちはわかるが、あせってはならん。それよりそなた達、ホウオウ皇帝のエネルギー球のことだが、我は既に4つ集め、残りの1つがエンティの領土にあることが分かったのだ。」
>フリーザー「真か!!?」
>ファイヤー「うむ。ホウオウ皇帝を復活の時は遠くはない。」
>サンダー「ミュウツーは戦いを好まぬのであろう。今エンティの国を攻めればまずいのではないのか?」
>ファイヤー「ミュウツーの情報力は並ではない。ホウオウ皇帝復活のためという大義の戦いと分かればミュウツーは分かってくれるはずさ。ちょうどよい、そなた達も協力してくれるな」
>フリーザー「ホウオウ皇帝復活のためなら喜んでな」
>サンダー「私もだ」
>ファイヤー「よし、決まった。ではホウオウ皇帝復活のために」
謎の影の正体、ミュウツーを知ったフリーザー、サンダー。
そして、ホウオウのエネルギー球が残り1つエンティの国にあるということ、フリーザー、サンダー、ファイヤーの大きな戦いが今またここに幕を開けようとする
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メガギラス #8☆2005.07/22(金)21:39
【鳥獣激突戦】
フリーザー、サンダー、ファイヤー達はホウオウ復活のため、エンティの国ライテルス国へと向かった。途中の山沿いにスイクン、ライコウ、エンティの軍勢が待ちかまえていた。
>フリーザー「もう姿を見せたか」
>ライコウ「ここから先へは通さんぞ!」
両軍の激突が始まった。両軍とも互いに引けはとらず、長時間にわたる激戦が繰り広げられた。
>フリーザー「戦況はどうだ?」
>ルージュラ「五分五分といったところでございます。ですが、密偵によりますとあの山沿いの陣にエンティの姿はないと。」
>サンダー「なにっということはエンティはここにはおらぬと」
>ファイヤー「まずいな。ホウオウ皇帝のエネルギー球があることが感づかれるとなると厄介なことになる」
>フリーザー「よし、ファイヤー!ここは我らに任せてそなたはエネルギー球を探してくれ。」
>ファイヤー「わかった。ここは頼んだぞ」
ファイヤーは戦いを離脱し、エネルギー球を探しに向かった。
>フリーザー「よし、我らは急いでここを攻略するぞ!!」
フリーザーは後詰めの氷親衛隊を繰り出した。
>スイクン「あれはフリーザーの精鋭達か…よし、では我らも」
スイクンもまた、後詰めの水親衛隊を繰り出し、両軍は三日三晩にわたる激戦となった。
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メガギラス #9★2005.07/25(月)10:25
【フリーザー死す】
>サンダー「どうしたものだか。ここで時間を稼ぎたくはないのだが」
>ルージュラ「大変です。敵の援軍が到着した模様です!」
>サンダー「なに!?敵は全軍ではなかったのか?」
>ルージュラ「切り札用として残していたそうです。援軍の到着によって味方は総崩れとなりました。」
>サンダー「まずいな。一度引き上げるとしよう。」
>フリーザー「それはならん!」
>サンダー「なぜ!?」
>フリーザー「ファイヤーを見捨てるわけにはいかんのだ」
>サンダー「しかしこの状況では……!!…」
>デリバード「敵軍がすぐそこまで押し寄せてきました!」
>サンダー「フリーザー殿!!いかがするつもりだ?」
>フリーザー「…使いたくはなかったがやらねばなるまいか…ルージュラ、デリバード。これより氷軍はみなサンダーに従え。サンダー、あとは頼んだぞ」
>サンダー「お、おい!」
フリーザーはそういって単騎で敵軍に飛び込んだ。
>オーダイル「フリーザーだ!討ち取れ!!」
>フリーザー「ぜったいれいど!!!!」
フリーザーは全身が強力な氷エネルギーを出し、自らの命と共にスイクン、ライコウ率いる獣軍を消滅させた。
>サンダー「フ、フリーザ…」
>デリバード「あの方は我らを助けるためと、自らの命を絶ったのですね。
>ルージュラ「私達はフリーザー様のご遺言どおりこれからはサンダー様に従います。サンダー様、これよりはいかがなさいます?」
>サンダー「…全軍、ファイヤーの後を追うぞ!続け〜!!(フリーザー、ホウオウ皇帝は必ず復活させてみせるぞ)」
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メガギラス #10☆2005.07/31(日)15:20
【ルギア帝国軍の影】
フリーザー達がスイクン達と交戦中の間、ファイヤーとその護衛リザードン、ブーバーはエンティの城、ライテルス城にたどり着いた。
>ファイヤー「エンティ!!どこにいる!!!姿を見せろ!!!」
>リザードン「ファイヤー殿、城内にはまだ敵がいるようです。あまり大きな声は出さないでください」
>ファイヤー「あ、すまない」
>ヘルガー「む!曲者か!?」
>ファイヤー「しまった!!」
>ブーバー「ここは俺にお任せください。急いでエンティを」
>ファイヤー「すまぬ、ブーバー。死ぬなよ」
ファイヤーはリザードンと共に上の階へと上った」
>リザードン「エンティは最上階にいるのでしょうか?」
>ファイヤー「ああ、おそらくな。しかし、ここの城の窓は全て固めてあったのに、なぜヘルガーは我らが来ることを知らなかったのかだ」
>マグカルゴ「それは一階の兵達にはなにも知らせてないからさ」
>ファイヤー「なに!?」
>バクフーン「一階の兵達はガーディ、ウインディ、デルビル、ヘルガーといった番犬兵達、番犬は番犬らしく主人を守ればそれでいい」
>リザードン「なんてやつらだ」
>マグカルゴ「そして我らは今すべきことは貴様らを倒すことだ!!」
>リザードン「ここは俺に任せてください」
>ファイヤー「リザードン、すまぬ」
ファイヤー急ぎ、最上階へと向かった
>ファイヤー「ここが最上階だな…む!貴様は誰だ!?」
>デオキシス「我が名はデオキシス。ルギア帝国の影なり」
>ファイヤー「ルギア帝国の影だと!?」
>デオキシス「エンティはルギアのエネルギー球を全て集め、封印の間へ向かっている。ホウオウのエネルギー球は渡さんぞ!」
デオキシスはファイヤーに みずのはどう を炸裂させた。
>ファイヤー「くっ…ねっぷう!!」
デオキシスは ひかりのかべ で身を守り、でんげきはを炸裂させた。ファイヤーは体力の限界に近づいた。
>ファイヤー「(くそっここまでだと言うのか)」
そのとき一つのシャドーボールがデオキシスに炸裂した。
>ミュウツー「ファイヤー殿!しっかりなされよ」
>ファイヤー「ミュウツー!」
>サンダー「ファイヤー!!大丈夫か!?」
>ファイヤー「サンダー、それにリザードンやブーバーも」
>リザードン「我らもミュウツー殿のご助力に救われました。」
>ミュウツー「デオキシスは我が倒す。皆はホウオウ皇帝の封印の間へ」
>ファイヤー「しかし、エンティが既にルギアのエネルギー球を全て集め、封印の間へ向かっていると。」
>サンダー「なに!?真か?」
>ミュウツー「その阻止も我がやる。」
>ファイヤー「馬鹿な、デオキシスを倒せるのかもそうなのだろう。止められるはずがない」
>ミュウツー「我を信じよ!」
>サンダー「分かった。ミュウツー、後は全て任せるぞ」
>ファイヤー「サンダー!」
>サンダー「あとはこいつに任せようじゃないか」
>ファイヤー「分かった。ミュウツー、死ぬなよ」
ファイヤー達は自帝国の封印の間へと引き上げた
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メガギラス #11☆2005.08/06(土)22:01
【最終話】
ファイヤー達が自帝国へ引き上げている間、エンティはルギアの封印の間に着いた。
>エンティ「長年の我々の望みがついに叶うときがきた。」
>デオキシス「エンティ。」
>エンティ「おお、デオキシス。ついに我々の長年の待ち望んでいた時がきたぞ。」
>デオキシス「…。」
エンティはエネルギー球を台座に置きならべた。すると、台座が光り出した。
>エンティ「おおっついにこの時が!」
>デオキシス「…。」

一方ファイヤー達もホウオウの封印の間にたどりついた。
>ファイヤー「ミュウツーは大丈夫だろうか。」
>サンダー「今は奴を信じるしかないさ。」
>ファイヤー「・・そうだな。」
>リザードン「ファイヤー殿!ミュウツーが戻って参りました!!」
>ファイヤー「本当か!?」
>ミュウツー「今戻った。エネルギー球もここにある。」
>ファイヤー「おおっよくやってくれた。」
ファイヤーはすぐにエネルギー球を台座においた。すると、ルギアと同じく台座が光り出した。
しかし、光出しただけで、ホウオウもルギアも目覚めてはいなかった。
>ファイヤー・サンダー「どういうことだ」
>ミュウツー「まだ分からんのか?愚か者達よ」
>ファイヤー「ミュウツー!?」

>エンティ「デオキシス。これは一体どういうことだ?」
>デオキシス「こういうことだ」
するとデオキシスとミュウツーは光だし、デオキシスはルギアに、ミュウツーはホウオウの姿に変わった。
>ファイヤー・サンダー・エンティ「こ…皇帝!!!?」

>ファイヤー「そ…そんな馬鹿な。じゃああの棺の中にいるのは」
>ホウオウ「メタモンだ。」
>サンダー「どういうことですか。我々にはさっぱり分かりません」

>ルギア「おまえ達の怒りや憎しみを押さえるのは私かホウオウどちらか一方でも十分可能なことだ。あの時おまえ達は私とホウオウどちらもが封印されたと思っていただろうが、それは大きな間違いだ。」

>ホウオウ「実際封印されたのはルギアだけだ。ルギアが封印して私はメタモンに変身を教えてもらい、そしてミュウツーの姿を変え、そして君たちに気づかれないようにひそかにルギアを復活させたのだ。そしてルギアは復活して私と同じくメタモンから変身を教えてもらい、デオキシスに姿を変えたのだ。」
>ファイヤー「ですが何故そのようなことをする必要があったのですか?フリーザーは貴方の復活の志半ばにて倒れたのですよ。」
>ホウオウ「私たちがこのようなことをしたのはおまえ達がルギアをうとましく思っているからではないか。なぜ私に一言も相談なく、ルギアを殺そうとした。そのおかげで私もスイクン、ライコウ、エンティに命を狙われることとなったのだぞ。」
>サンダー「それはルギアがどさくさに紛れてホウオウ様と同じく皇帝の位を手にしたことが我々に許せなかったのです。」
>ホウオウ「奴はどさくさに皇帝の位など手に入れてない。あちこちからのポケモンをこのマルシナ島へ連れてきたのは奴らなのだからな。」
>ファイヤー・サンダー「え!?」
>ホウオウ「実はこのマルシナ島は我々が来る前、前といっても数千年前だが、神の使い達が住む島となっていたのだ。
>サンダー「神の使い達住む島?」
>ホウオウ「神の使い達とはすなわち、ミュウ、セレビィ、ジラーチ様達だ。私とルギアは当時とても未熟でなにをしても上手くいかなくて生きているのもいやになったそのとき、あるポケモンに声をかけられたのだ。それが神の使い達の中一人、セレビィ様だった。」

>ルギア「その方は我々に見所があると言って、我々をここに連れて来てくれた。私たちにとってはとてもうれしかったよ。生きる勇気を与えてもらえたのだからな。しかし、その喜びもあまり長くは続かなかった。当時世間から恐れられていた。破壊の竜神、レックウザがこの島を攻めてきたのだ。」

>ホウオウ「奴らはとても強く、次々とみんな倒されていったよ。そこで神の使い達は奥の手を使ったのだ。」
>ファイヤー「奥の手?」

>ルギア「セレビィ様が私とホウオウに結界を張った後、ミュウ様とジラーチ様が神に願ったのだ。レックウザ達に神の怒りを与えた前と。しかしそれはあまりにも強力すぎて被害を受けたのはレックウザ達ではすまされなかったのだ。」

>ホウオウ「ここの島全土を荒れ果てさせてしまうほどのパワーがあって、結界に守られた私たち以外のみんなは死んでしまった。神の使い達も皆…。だが私達は聞いたのだ。結界を張った後セレビィ様の声を『そなた達はこれからもずっと生き続けよ』とな」

>ルギア「我々はそれを守り、今もこうして生きている。そしてホウオウと誓い、いつか必ずこの島を神の島に戻すこと。」
>エンティ「ホウオウ皇帝とルギア皇帝にそのような過去があったとは。」

>ファイヤー「我々は皇帝達の誓いの邪魔をしていたとは。」
>ホウオウ「邪魔などはしておらぬ。おまえ達のおかげでこの島に緑や光を取り戻すことができたのだ。」
>サンダー「…皇帝…」
>ホウオウ「だが、フリーザーやスイクンやライコウにはすまない事をしてしまったかもしれないな。」
>ファイヤー「いえ、彼らもこの話を聞いて安らかに眠れることでしょう。」
>ホウオウ「それを聞いて安心したぞ。これから二度と戦乱を起こさない世を創ることを誓ってくれるか。」
>ファイヤー・サンダー「喜んで」

>ルギア「エンティ。これからも私と共に平和な世を築いてくれるか?」
>エンティ「この身がくちるまで、ルギア皇帝とお供いたします。」
こうしてマルシナ島の乱世は幕を閉じた。マルシナ島は数百年、数千年と平和な時が続いた。
END
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[693]

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