サリー | #1★2005.05/23(月)21:58 |
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第1話 「スケッチブックを持って…」 ある日の朝です。 「うわぁっ!!」 ドドドドドドドドドドドッ! 「また階段落ちたの〜っ?朝からうるさいなぁ〜…」 妹のスズです。たぶん、うるさくて起きたのでしょう。 「しょうがないじゃ〜ん!半分寝てたんだからぁ〜。」 このちょっぴりドジな姉がこの物語の主人公のソラ、スケッチ趣味のノー天気、マイペースな女の子です。パートナーはオオタチ…ニックネーム・パステル一匹だけど、今日から冒険の旅、いや、本人はそんな気はないようですが…、ポケモンの観察、スケッチなどの修行、いや、何よりもポケモンバトルに強くなる… そして、いろんなトレーナーと戦うことができるポケモンリーグに参加することが目当てのようです。 しかし、どうも遊びにいくような感覚しかないようです。 「んじゃぁ、いってきまーす!」 さっそく出発です。 「行ってらっしゃ〜い!おみやげよろしくね〜っ!」 「OK!、パステルっ!行くよ〜っ!」 「オタ〜ッ!」 それでは、冒険の始まりです! |
サリー | #2★2005.10/07(金)16:36 |
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第2話 「あの街まで…」 ソラの住んでいる街は、シナルシティ。 時計台のある、海に近い港町です。 とてもにぎやかな市場、おっきな灯台、海の見える 岬…、ゆったりなソラにとってはいくら描いて も描ききれない街です。 さて、そんな街の中でソラたちは… 「あ〜ぁ、また迷子だぁ〜…」 もう疲れきったソラが嘆くようにつぶやきます。 ここは、アルトマーレを思い出させるような迷路 のように入り組んだ細い道です。 パステルは「もぅ、本当にそんなのでいいの?」 という表情を浮かべてソラを見つめています。 これでもソラはこの街の住人。 ほとんど知り尽くしていてもいいはず…なの に、道も分からないのです。 「だって、街から出たことないんだもん!しょう がないじゃん! それに、この街ひろいんだもん」 「え〜っ…、じゃあ誰かに聞こうよ〜っ!」 そう言いたそうにパステルが目で訴えかけていま す。 「はいはい、分かりましたぁ〜…、あっ!」 そう言った直後に、通りすがりの人発見!! 「あ、あの!、すみません!、どうやったらこの街を 出られますか?」 ソラと同じくらいの年だろうと思われる男の子だった。 水色のパーカーを着ていて、肩からバックを下げてい た。かっこいいと言うよりか、かわいい系に近い。 「君、ポケモントレーナーだね。 僕に勝ったら教えてあげるよ」 「えっ…?、ええっ!?」 まだバトルの修行もしてないのにっ…! そして、ソラとオオタチは街の広場へ連れて行かれて しまった… |
サリー | #3☆2005.10/09(日)18:06 |
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第3話 「広場へ…」 なんやかんやで、近くの人通りの少ない噴水広 場まで連れて来られてしまった…。 (あ〜…、どうすればいいの〜…?) 泣きそうなソラが心の中でつぶやく。 そんなことはまったく分かってない謎の少年は、 もうやる気満々で勝負を挑もうとしていた。 「よし、じゃあ使用ポケモンは1匹、1対1のシ ングルバトルでいこう、準備はいい?」 もちろん、良い訳はない。 しかし、こうなってしまうと後ずさりは出来ない。 「う、うん…いいよ」 「じゃ、いくよ! いけっ、イーブイっ!」 (へぇ〜っ、結構めずらしいの持ってるんだ…) ソラは、バトルは弱いがポケモンの知識だけは豊 富らしい。 「あっ!ポケモン出してなかった! いけっ! パステルっ!」 (あ〜、始まっちゃった、しょうがないか、 私がしっかりしないとっ…) と自分に言い聞かせる。一通りバトルの仕方は分 かっているのでなんとかなりそうだ。 「パステルっ! でんこうせっかっ!」 見事にあたった、がまったくひるんでない。 「イーブイっ、かみつく!」 かみつかれて、パステルがひるんでしまった。 「今だっ、すてみタックル!」 かなりのダメージだったが、なんとか持ちこたえた。 しかし、残りの体力は少ない。 「パステル、たたきつける!」 大ダメージを与えた…はずが、見事によけら れていた。 「よし、最後だ! ずつきっ!」 当たった…、そう思った瞬間、イーブイの後ろ からなぜか星が飛んできた! |
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