ぴくの〜ほかんこ

物語

【ぴくし〜のーと】 【ほかんこいちらん】 【みんなの感想】

[737] 少女の行く道〜もう1つのポケストーリー〜

☆ロビン☆ #1★2005.07/12(火)18:13
〜プロローグ〜 少女の旅は、こうしてはじまる
 ここは、まだ他の地方に名前の発表されていない地方、『デンジャラス地方』。なんと、この地方は他の3つの地方と同じ分の面積で、ポケモンも400匹近くいるんだよ♪そして、この地方では特権に9匹までポケモンがもてちゃうの!ね、すごいでしょ?それで今日はー・・ん?
 あ、そうそう。自己紹介をしていなかったんだね。ごめんなさい・・。
 あたしはベリン。この地方に住んでる何のヘンテツもない14歳の女の子。しいて変わっていると言えば・・パパもママも博士ってことかな!ママは・・死んじゃってるけどね。
 でも、今日から私は旅に出られる!だって今日は、記念すべき『14歳の誕生日』だからっ♪パパが新人トレーナーのポケモンを用意してくれるっていってたもんね。
 「さあ、パパのところへ。そして冒険への出発へ!」
♪つづく♪
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☆ロビン☆ #2☆2005.07/12(火)19:15
〜第一話 初めてのポケモン、初めての旅!〜
ベリン「んー…今日は気持ちいいなぁ。まさに、旅日和っ♪」
 10分後ー・・
ベリン「あ、パパの研究所。パパー、ベリン来たよー!」
 カチャリッ
パパ「おっ、来たか、ベリン。」
ベリン「来たかってもしかして…約束じゃなかったの、パパ!!」
パパ「はは、そんなわけないさ。ちゃんと用意してあるよ。」
ベリン「やったぁー!さっそく・・」
?「チコ〜☆☆」
?「ゴロゴロ〜♪♪」
ベリン「な、何?」
パパ「おお、もうベリンになついてしまったようだな。ついさっきまで、全然動かなかったのになぁ。」
ベリン「へー。でもこの2匹、かわいいね。パパ、この子達、いい?」
パパ「ああ、いいよ。今日は3匹あげるつもりだったからね。それぞれの地方のポケモンを一匹ずつってことにしていたから。その2匹はジョウトとホウエンのポケモンだから、あとはカントーだね。」
ベリン「えーっとぉ・・ん?パパ、この子だけ他の子と瞳の色がオレンジだけど、なんで?」
パパ「ああ、その『ヒトカゲ』のことだろ?それはなんか、まずらしいんだ。特殊なんだよ。その瞳のせいで、イジメられたこともあったそうだ。」
ベリン「ふーん、こんなキレイな瞳の子に嫉妬?」
パパ「たぶん、ヤキモチなんだろうね。そのせいでその子、ちょっと臆病なんだよ。」
バリン「・・パパ。あたし、この子にする。」
パパ「そうか。(ベリンなら、その子の傷を癒せるかもしれないしな。)じゃ、その3匹で決定だな。名前は、どうする?」
ベリン「んー…。じゃあ、青い子がロジ、緑ぃ子がリン、オレンジの子がトーズね♪」ポン、ポン、ポン。
パパ「よし、決定だな。ついでに、1つたのまれてくれないか?」
ベリン「なーに?パパ。」
パパ「このフシギダネ、ワニノコ、アチャモを、隣町のスグル君って子にわたしてくれないか?」
ベリン「分かった。じゃあ、行ってきます!」
パパ「たのんだぞ。」
ベリン「うんっ☆」
 パタン
パパ(あの子も、立派になったもんだ。もう14とは・・。そうだ、さっそく心配だから電話しよう。)←超親バカ&心配性
 ピピピピ…       “ピピピピ…”
パパ「…ん?あ、ああっ!ポケギアと図鑑、それにポケナビ、ボールまで渡すのを忘れた!ど、どうしよう・・」
 カチャッ
男の子「あのー・・ジャスト博士。ポケモンをもらいにー・・。」
パパ「ぎゃぁー!ランニングシューズまでぇっ!!・・ん?き、きみは・・」
スグル「今日、ポケモンを引き取りに来るっていってたスグルです。」
パパ「・・え?」
スグル「え?じゃないでしょう。約束したじゃないですか。」
パパ「娘が今、君のところへ届けに旅に出てしまったところなんだけど・・。」
スグル「は。…え、ええっ!?じゃあ、オレのポケモンは・・」
パパ「娘の元に・・」
スグル「まじっすか。その子に会わないといけないんですね、オレ。」
パパ「そうだ、ついでに頼まれてくれないか?スグルくん。」
スグル「なんでしょう。」
パパ「実はかくかくしかじかでー・・」

スグル「分かりました。」
パパ「じゃあ、この『ランニングシューズ』でひとっ走りお願いするよ。」
スグル「では、会い次第お電話します。」
パパ「たのむよ。」

 カチャッ
女の子「おじさん。ベリンは?」
パパ「シュガーちゃん。ベリンは今日、旅立ったよ。」
シュガー「・・はぁ?」
パパ「旅立った。」
シュガー「・・はぁー。マジ、あいさつもなしにいったんか、アイツは。しゃーない、おっかけよか。」
 サッ
パパ「え?シュガーちゃん・・」
シュガー「おっさん。後の3匹、もろてくわ。ほな、おおきに。」
パパ「え?」
 シュバァッ!
パパ「イ・・行っちゃった。」
 <ベリン>
ベリン「スグル、スグル♪」
 <スグル>ランニングシューズで走行中
スグル「どこだ?ベリン・・。」
 <シュガー>
シュガー「そのままいくなんてゆるさへんで、ベリン。」
 こうして3人の冒険者達は旅立ったー・・
♪つづく♪
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☆ロビン☆ #3★2005.07/17(日)18:34
第二話〜彼はライバル!〜
 ☆1番道路☆
ベリン「んにゃー・・、疲れた。歩くのってこんなに疲れたっけ?まあ、いっか。ここで休憩すれば。ロジ、リン、トーズ。休んでいいよ。」
 3匹が首を横に振った。
ベリン「どうして?疲れてるんでしょ?」
 3匹は、またも首を横に振った。
ベリン「うーん・・。何が言いたいんだろう。」
リン<チコリータ>「チコ。チ〜・・コッ!」
 ドンッ
ロジ<ミズゴロウ>「ゴ〜・・ロッ!」
 ドンッ
トーズ<ヒトカゲ>「カ・・カエ。」
 カリ
ベリン「んー・・。あ、もしかして『特訓』したいの?強くなるために!」
 3匹はようやく首を縦に振った。
ベリン「よ〜し、いっちょやるか!えーっとテレビで見たには、リンとロジのは『たいあたり』、トーズのは『ひっかく』だよね?でも、他にもワザがあるはず。みんな、あるだけ使ってみてくれない?」
リン「ち、チコ!?」
ロジ「ゴロ・・。」
トーズ「カエ・・。」
ベリン「あ、あれ?もしかして指示を出さなきゃいけないのかな。で、でもあたし、ワザなんて知らないよ?そ、そういえば・・パパがワザや生態の分かる機械をくれるっていってたような・・。も、もしかしておいてきちゃった!?やだー!また戻んなきゃ・・」
?「おい。」
ベリン「え・・、あっ!・・誰?」
?「初対面で分かるわけねーだろ!『あっ』って反応すなっ。まぎらわしいわぁっ!」
ベリン「あの、ほんとに誰?あたしに何の用ですか?」
スグル「オレはスグル。オマエの持ってる自分の手持ち以外の3匹はオレのポケモンだ。こっちだって、オマエの必要な持ち物持ってる。っていうかどんどん後ずさりするなっ!」
ベリン「人の備品を持ってるなんて、どっかの悪い人しかいないじゃない。」
スグル「だから、ジャスト博士から預かってんだよ!誤解すんな。」
ベリン「パパから?も、もしかして・・。」
スグル「図鑑、ポケギア、ボール、ランニングシューズ。ちなみに、ポケギアにポケナビと同じ機能を付けたっていってたぞ。ホラ、オマエに必要なものばかりだろ?」
ベリン「あっ、本当。じゃ、こっちもポケモンを・・。ハイ、フシギダネ、ワニノコ、アチャモね。」
スグル「サンキュ、じゃ。」
ベリン「あっ、待ってよ!」
スグル「まだ何かあんのか?」
ベリン「あの・・あたしたちってこの時点で、ライバル?」
スグル「まあ、そうだな。」
ベリン「じゃ、2日後に試合をしない?バトル!」
スグル「いきなりかよ・・。でも・・いいぜ。」
ベリン「よし、スグル!あたしと勝負よ!」
♪つづく♪
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☆ロビン☆ #4☆2005.07/17(日)18:33
第三話〜3匹の特訓〜
ベリン「どうしよう・・。あんなこと言ったけどどうやって特訓したらいいのやら。まあ、今分かってるワザを特訓すればいいか。リン、ロジはあの木に『たいあたり』、トーズは『ひっかく』!」
 ドオンッ!   ガリッ
ベリン「まだまだぁっ!連発で『たいあたり』、『ひっかく』!!」
 ドゴッ、ドンッ、ドンッ、ドゴッ
 ガリガリガリガリッ
ベリン「うーん、なんか違うんだよなぁ。どうやったら・・」
 ガサッ
ベリン「え?あっ、コラッタ!そうだ、このコラッタに協力してもらおう。リン、『たいあたり』!」
リン「チ〜…」
コラッタ「ラッタ!」
 ザザザッ
リン「チ、チコォッ!」
ベリン「速い!今のは?」
 ピッ←図鑑のスイッチ
ベリン「さっきのは『でんこうせっか』!そうか、もともとスピードの速いワザなのね。おまけに、コラッタはスピードが速いポケモンなのね。どうしよう?リンの『たいあたり』が当たる前にあのコラッタの『でんこうせっか』が当たってしまう・・。そうだ、リンのワザも調べてみよう!」
 カチッ
ベリン「あ、あったわ!リン、『つるのムチ』!!」
 ビシッ
コラッタ「ラタッ!?」
ベリン「効いてる!よし、このまま『たいあたり』!!」
 ドゴッ
コラッタ「ラ・・タ。」
 パタッ  ピッ
ベリン「やった♪あ、大丈夫?コラッタ。」
コラッタ「ラタ。」
ベリン「よかった。まってて、キズぐすり飲ませてあげるから。」

コラッタ「ラタ♪」
ベリン「よかった。ありがとうね、コラッタ。バイバイ☆」
コラッタ「ラタ〜…。」
ベリン「ふう。あっ、みんなのワザを確認しておかなきゃ。えと、リンは…。」
 ピッ
ベリン「・・あれ?な、なにこれ。ロジとトーズは…同じだ。聞いたことのない名前・・『ソーラービーム』、『ハイドロポンプ』、『オーバーヒート』なんて。まっ、いいや。まずそこらのポケモンで実践練習しなきゃ。それにこの3つはまず、障害物(?)でやってみてから判断しよう。やってやるわよ、みんな!」
♪つづく♪
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☆ロビン☆ #5★2005.07/22(金)16:32
第四話〜初めてのバトル、VSスグル!〜
 <2日目>
 シュウウウ・・
ベリン「すごい・・。『たいあたり』や『ひっかく』の何倍もの威力だわ・・。このワザを鍛えれば、少なからずとも負けることはない。<他のワザもだけど>
 みんな、今日が与えられた最後の日よ。がんばりましょ!」
 3匹はこくんと頷いた。
ベリン「(でも、スグルも図鑑を持っているから安心できないわ。スグルの3匹だって別の強力なワザを使ってくるかもしれない・・。あとはどれだけの戦略があるかと、ワザのタイミングや使いようによって決まってくるわね。
 とりあえず明日で決まる。スグル、あたしだって負けないから!)」

 <バトル当日>
 ザッ
スグル「来たな、ベリン。」
ベリン「スグルもね。」
スグル「オマエには、絶対に負けない。オレは、他にまだ強い奴と戦わなきゃならねーんだ。」
ベリン「負けないのはあたしも同じ。でも、スグル。あんたがあたしに負ければ、あんたはあんた以上の強い奴と戦ったってことになるんじゃない?」
スグル「オマエなんかが、オレより強いはずがない。」
ベリン「あら、見た目より実戦の方が大切よ。さあ、はじめましょう。」
スグル「形式はこの地方だけできるバトル、『トリプルバトル』でいいな?」
ベリン「いいわよ。その方が、お互いの実力を正確に知ることができるし。」
スグル「よし。いけっ、フシギダネ、ワニノコ、アチャモ!」
ベリン「あんたの出した順で、あたしも決めるわ。おねがいっ、リン、ロジ、トーズ!!」
スグル「!(普通、後から出すのなら攻撃しやすいようにヒトカゲ<トーズ>、チコリータ<リン>、ミズゴロウ<ロジ>なんじゃないのか?一体何のたくらみが・・。)」
ベリン「先手必勝!リン、ロジ、『たいあたり』、トーズ、『ひっかく』!」
 ドンッ、ドンッ、ガリリッ
スグル「ふん、んなのきかねーぜ。フシギダネ、『つるのムチ』、ワニノコ、『みずでっぽう』、アチャモ『ひのこ』!」
 バシッ、バシャッ、ゴォッ
ベリン「なんの。リン、ロジ、トーズ、お返しよ!」
 バシッ、バシャッ、ゴォッ
スグル「来る前にねじ伏せろ!フシギダネ、『はっぱカッター』、ワニノコ、『みずでっぽう』、アチャモ『ほのおのうず』!!」
 ザザッ、バシャァッ、ゴオオォッ!
スグル「そして、『たいあたり』、『ひっかく』。」
 ドゴォッ、ドンッ、ザシュッ
  ドオッ・・
ベリン「リン、ロジ、トーズ!・・やられたフリ、してたのね。これじゃ、バトルができないくらいじゃない。」
スグル「もう少しで戦闘不能だ。・・!?」
 パァァァッ
ベリン「きのみをもたせちゃいけない、なんて聞いてないわよ?それに1回くらい、あたしにもワザを決めさせてよ。…いまからが本番。あなたのポケモンは、戦闘不能になるわ。あたしが、勝ってみせるわよ。」
スグル「なんだと?」
ベリン「よけられるなら、よけてみればいいわ。…いくわよ。」
 スッ
 コォォォォッ   ゴポゴポ  スウウゥッ
スグル「(な、なんだ?一体何をする気なんだ? …まて、あの体制はもしかして!)」
ベリン「『ソーラービーム』、『ハイドロポンプ』、『オーバーヒート』!!」
 シュバァァッッ、ドンッッ、ゴオオォォォッッ!!
スグル「な・・」

  ・・パタッ
ベリン<にこっ>「勝ちましたよ?」
スグル「何故だ。あんなワザ、まだ覚えるはずないだろ?」
ベリン「うん。でも、聞いたことない?うちの研究所のウワサ。」
スグル「・・!あ。」
ベリン「『ジャスト博士のポケモンは、ある“才能”をもっている』ってね♪
 あなたとあたしの違いは何でもないただの『知識』だったのよ。
 あたしはポケモンをもらって、スグルに図鑑を貰った後、ポケモンのワザを調べた。図鑑で調べることによって、違いが出たのよ。あたしは発見したわ、さっきの3つのワザを。あなたも自分のポケモンを調べてみなさい?」
 ピッ、カチ  …ピッ
スグル「やられたな・・。そんなところで、違いが出てしまったのか。」
ベリン「あたしはあんたが調べると思ってワザを強化しておいた。それでもこの有様。あんたはすごいよ、スグル。調べてたら、完全にあたしが負けてたもの。」
スグル「いや、『完全』ではなかったかもしれないな。タイミング次第で、ワザの効果が違うから。」
ベリン「そういうもんなの?」
スグル「知らなかったのかよ。」
ベリン「うん。えへへっ♪」
スグル「は・・ハハッ!」
ベリン「ねぇ、一緒にいかない?ライバルであり、仲間でもある人との旅って、なんかおもしろそう☆」
スグル「…べつに。ついてきてほしかったらな。」
ベリン「やったぁっ!よろしく、スグルッ♪♪」
スグル「わっ、くっつくなぁっ!!////」

シュガー「…ベリン。今はいいかもしれんが、あんたは『幸せになってはならない者』なんや。あたいも、いやでもあんたを…とめなあかんのや。」
♪つづく♪
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☆ロビン☆ #6☆2005.07/22(金)17:02
第五話〜隣町のジムリーダー!〜
 タッ
ベリン「へ〜。ここが『ディペートタウン』かぁっ♪」
スグル「ここがオレの町。オレの家、案内してやるよ。」
ベリン「うんっ☆」
 タッ

スグル「ただいま。」
ママ「おっかえり〜♪スグル、ポケモンは…あら?」
スグル「こいつ、さっき仲間になったやつで『ベリン』って言うんだ。」
ベリン「はじめまして、ベリンです♪」
ママ「あら、かわいいガールフレンドねぇ☆」
スグル「ちがうって!いま『仲間』って言ったばっかじゃん!」
ママ「あら、ママの耳が遠くなっちゃったのかしらぁ。」
スグル「ちゃんときけよ・・。」
ママ「スグル、そんな口利いていいのかしら。ママの『一発あたればショックで失神キック』をくらいたいのぉ?」
スグル「どんなキックだよ・・。<汗」
ママ「やってみる?」
スグル「すいません。<即」
ベリン「す、すごいなぁ・・。<汗」
ママ「と。で、ポケちゃん達は?」
スグル「ああ、こいつらだぜ。」
 ポンッ、ポンッ、ポンッ
ママ「きゃ〜vvやっぱ初心者ポケモンはかわいいわねっwwでも、なんでフシギダネ、ワニノコ、アチャモなのぉ?ヒトカゲ、チコリータ、ミズゴロウがよかったのに〜。」
ベリン「あの、あたしがその3匹持ってますケド。」
ママ「まじ!?あなたとは気が合うかもしれないわ、ベリンちゃん♪」
ベリン「は、はぁ・・。」
スグル「ところで母さん、ジムはどうだ?」
ママ「うーん、そうねぇ。やっぱり人が来ないわよ。パパちゃんのところは多いんだけどねぇ。やっぱりレベルが低いから評判ないのかなぁ。」
ベリン「え、ジム?」
スグル「うん。父さんも母さんもジムをやってるんだ。母さんは初心者専用ってカンジのジムで、父さんの方はかなり強い人しかこないんだ。でも、父さんのジムの方が挑戦者多いけどな。」
ベリン「ふーん。」
ママ「ねぇ、ベリンちゃん。あたしとジム戦をしない?観たところできそうだし☆」
ベリン「え?いいですけど。」
スグル「母さん、オレもやるよ。勝ったらちゃんとジムバッチをもらえるんだろ?」
ママ「ええ、あげるわよ。『勝ったら』ね。」
スグル「ベリン、やるぞ!」
ベリン「そうね、スグル!」
♪つづく♪
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☆ロビン☆ #7☆2005.07/25(月)21:55
第六話〜2匹のピカチュウと呪われた訓練場!〜
ベリン「リン、『はっぱカッター』。ロジ、『どろかけ』。トーズ、『かえんほうしゃ』!」
 ビュビュビュッ   ドバシャッ  ゴオオッ
スグル「フシギダネ、『はなびらのまい』。ワニノコ、『かみつく』。アチャモ、『つつく』!」
  コオオオッ  ガブッ  ゴゴゴッ
ベリン「みんな、きゅーけー。」

スグル「ふー。けっこうレベル上がったよな、ベリン?」
ベリン「そうね、あれから7レベル上がったわ。けっこう順調ね♪」
 ガサッ、ガササッ
スグル「な、誰だ!」
 ガサッ  ・・ドサッ
?「ピ・・」
?「ピカァ・・。」
ベリン「ピカチュウ!草陰で隠れてたのはピカチュウだったのね。しかも、すごい傷だらけ!すぐにきずぐすりを・・。」
 ヌリヌリ…
ベリン「うん、おっけー♪もう大丈夫よ。」
ピカチュウ♀「ピカ〜。」
ピカチュウ♂「ピカ、ピカチュウ?」
ピカチュウ♀「ピカチュ。」
ピカチュウ♂「ピカ、チャ〜・・。」
スグル「何話してるんだ?こいつら。」
ベリン「たぶん、お互いに大丈夫なのかを確かめてるみたい。まあ、元気になったからお互いに安心してるみたい。」
スグル「そうだな。」
 ゴゴ・・
ピカチュウ♂「ピッ、ピカッ!」
ピカチュウ♀「ピカ、ピカチャ〜・・。」
スグル「どうしたんだ?」
ベリン「スグル、戦闘準備!」
スグル「え?」
ベリン「この子達を傷つけたやつ等がくるわ。2匹ぐらいいるわね・・。そうでしょう?」
ピカチュウ♂「ピカ!」
ベリン「貴方たち、戦える?」
2匹「ピカ!!」
ベリン「よ〜し…くるわよ!」

 ゴゴッ  ズシン、ズシン、ズシン!

?「ゴギャァー!」
ベリン「ニドクイン、ニドキング!どうしてこんなところに。」
スグル「こいつら、けっこうやれそうだぞ。」
ベリン「そんなこと、雰囲気でわかるわよ。・・いいわ。そんなに殺気だってるんなら、私達がとことん痛めつけてあげる。スグル、ポケモンを貸しなさい。力が少し、不足してしまうから。ピカチュウ達も、いいわね?」
スグル「え?うん。」
2匹「ピ・・カ。」
ベリン「・・いくわよ・・。」

 タッ

ベリン「ワニノコ、『かみつく』。フシギダネ、『つるのムチ』。」
 ガブッ  パシンッ
ニドキング「ゴガァー!」
ニドクイン「ギィィーッ!」
 バシッ
ベリン「跳ね返したのね。・・甘いわ。ピカチュウ、『でんじは』。」
2匹「ピカ〜!!」
 パリリッ
ニドキング「ゴ・・ガァ・・。」
ニドクイン「ギ、ギギィ・・。」
ベリン「アチャモ、トーズ『ほのおのうず』。」
 ゴオオオオッ!!
ニドキング「ギャイィィッ・・。ギィウッ!」
ニドクイン「ギャウウゥ・・。ギャウッ!」
ベリン「…。」
ニドキング「ゴガァー!!」
ニドクイン「キィヤウー!!」
スグル「危ない、ベリン!!」
ベリン「・・甘いわね。」
 ズバンッ!  バシャァァッ!
  ・・ドサッ
ベリン「つめが、甘かったわね。」
スグル「(雰囲気が、まるで違う・・。)」
ベリン「(ころっ)みんな、ありがとぉっ♪みんなのおかげでたおせたわ☆」
スグル「戻った・・。」
ベリン「あ、そうだ。この2匹にたべのこしをあげよう。」
スグル「え?そんなことしたら、また襲ってくるんじゃ・・。」
ベリン「ねぇ、スグル。なんで、この子達は攻撃をしてこなかったか、分かる?」
スグル「え?」
ベリン「・・なんでもないわ。(何かが、暗躍してるわね。)さ、ジム戦をしにいきましょ♪」
スグル「あ、ああ。」
ベリン「がんばりましょー!」
スグル「(ベリンって、一体・・?)」
♪つづく♪
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☆ロビン☆ #8☆2005.07/26(火)11:57
第七話〜マルチバトル、VSショート!<前編>〜
 コンコン
ママ「ど〜ぞ〜。」
 ギィィ
ベリン「こんにちわ♪」
スグル「きたぜ、母さん。」
ママ「きたわね。ベリンちゃん、スグル。さあ、バトルステージはこの奥よ。」

ベリン「うわぁー、ひろーい!」
ママ「さあ、はじめましょう。バトル方法は、知ってるわよね?」
ベリン「知りません。<キパッ>」
ママ「…あら、スグル。あなた、教えてなかったの?」
スグル「あ、忘れてた。」
ママ「覚悟、できてるの?<怒」
スグル「いますぐ説明するからやめてください、お母様。<棒読み>」
ママ「そうよ、はじめからそうすればいいのよ。早くしなさい。」
スグル「あのな、ベリン。ここのバトル方法はいつも、ダブルバトルなんだ。でも、今回はてっとりばやくやりたいらしいから、マルチバトルなんだ。マルチバトル、わかるよな?」
ベリン「うん、それぐらいなら分かるわ。」
スグル「で、俺たちはそれぞれ1匹ずつ相性のいいやつらをそれぞれ選ぶ。俺たちのなかのポケモンで、お互いに相性のいいやつ、いるか?」
ベリン「うーん…微妙。」
スグル「だよな。そこをどうしたものか・・。」
 カリカリカリ
2人「ん?」
ママ「だーれ?」
 キィィ
2匹「ピー♪」
ベリン「ピカチュウ!ポケモンセンター行って元気になったから預けておいたのに・・。」
スグル「もしかして、お前達。俺達についてきたかったのか?それでここまできたのか?」
2匹「ピーカ!」
ベリン「そっかぁ。じゃ、あなたたちそれぞれどっちに着いて行きたいの?」
ピカチュウ♂「ピカ…ピ!」
ベリン「え、私?」
ピカチュウ♀「ピ〜。」
スグル「お前は、こっちか。」
ベリン「よ〜し、あなたは…レオ!どう?」
レオ<ピカチュウ♂>「ピカ♪」
ベリン「で、そっちはレナ!」
レナ<ピカチュウ♀>「ピ〜カ♪」
スグル「勝手につけんなよ。まあ、いいけど・・。」
ママ「準備いいかしら。ザイ、ザーイィー!」
ザイ「はい。なんですか?ショートさん。」
ショート「審判を頼むわ、久しぶりのお相手よ。」
ザイ「分かりました。」
ショート「いくのよ、チークちゃん、プーリちゃん!」
 ポポンッ
チーク<トゲチック>「チクッ!」
プーリ<プリン>「プリッ♪」
ベリン「いっちゃえ、レオ!」
スグル「いけ、レナ!」
レオ「ピカァッ!」
レナ「ピ〜カァ!」
ザイ「それではこれより、ジムリーダーショートと、挑戦者ベリンとスグルとの試合を開始する。それでは、はじめっ!」
♪つづく♪
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☆ロビン☆ #9☆2005.07/26(火)12:26
第八話〜マルチバトル、VSショート!<後編>〜
ショート「プーリちゃん、『うたう』!」
プーリ「プ〜ププ〜♪」
ベリン「え〜と、技は・・。レオ、『かげぶんしん』!」
スグル「レナ、レオにつづけ!」
レオ「ピカ!」
レナ「ピカピ。」
 サササササササササササッッ、パシッ
プーリ「ぷ、プ?」
ショート「かげぶんしんで音が届かないみたいね。いいわ、チークちゃん『いわおとし』!」
 シュン、シュン、シュン
ベリン「させるものですか、レオ!」
スグル「レナ、」
2人「『10万ボルト』!」
 バリバリィッ   
ショート「いわおとしの岩を、電気でくだいたのね。・・やってくれるじゃない。こうなれば、チークちゃん、プーリちゃん『ゆびをふる』!」
チーク「チクチクチクチク♪」
プーリ「プリプリプリプリ☆」
ベリン「何?ゆびをふるって。」
スグル「やばい!ゆびをふるは何のワザが出るか分からないんだ!」
チーク「チー!」
 シュバァァッ、キンッ
ショート「<ニッ>『れいとうビーム』」
ベリン「あ、レオ、レナ!」」
プーリ「プー…。」
スグル「な、何をする気だ?」
プーリ「プ〜!!」
 ゴオオオオッ
ベリン「あ。」
ショート「か、『かえんほうしゃ』…って溶かしてどうすんのよぉっ!チークちゃん、もう一回『ゆびをふる』!」
チーク「チクチクチク♪」
ベリン「スグル、レオ、レナ。今のうちに<ゴニョゴニョ>」
スグル「おう!たのんだぜ、お前達。」
2匹「ピ〜・・」
ベリン「これをやって、運がよければあたるわ。」
チーク「チー♪」
 ザアアア
ショート「あ、『あまごい』。って、やっばぁーい!」
ベリン「やった☆これなら確実に当たるわ!レオ、」
スグル「レナ、」
2人「『かみなり』ぃ!!」
 ズガァァンッッ!!
♪つづく♪
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☆ロビン☆ #10☆2005.07/29(金)23:05
第九話〜シュガーの企み…?〜
 ズガァァァンッッ!!
プーリ「プ・・リ・・。」
チーク「チクゥ・・。」
 ドサッ
ショート「プーリちゃん、チークちゃん!」
ザイ「プリン、トゲチック、戦闘不能。よって勝者、ベリン、スグルチーム!」
スグル「おっしゃぁ!」
ベリン「ふぅ。あっ、そうだ。」
 スタスタ
ショート「うそ・・負けちゃったのぉ?」
 スッ
ショート「え?」
ベリン「これ、使ってください。あんまりポケモンが気付つくの、見たくありませんから。」
ショート「え・・ああ、ありがとう。」
 パァァ
ベリン「でも…。私達の勝ちですよね、ショートさん?<ニコッ>」
スグル「母さん、負けを認めてくれるよな?」
ショート「・・あたりまえじゃない、完敗よ。あ〜!でも、気持ちいい試合したから負けても気持ちいいわよ!・・くやしいけど。」
ザイ「これが、このジムのバッチです。受け取ってください。」
ベリン「『ばっち』?」
スグル「バッチってのはジムのシンボルなんだ。ジムリーダーは挑戦者に負けたと認めた時、バッチを渡す。このバッチを27個集めれば、ポケモンリーグに出られるんだ!」
ベリン「ふーん・・。だったらあたし、いらない。」
スグル「な、なんでだよ!」
ベリン「だって、あたしポケモンリーグとは無関係なんだもん。」
スグル「何が無関係なんだよ!ポケモンリーグにでたくないのか?」
ベリン「違うってば!あたしは出たいけど…無理なのよ!!」
スグル「無理って・・なんで・・。」
ベリン「そ、それは・・。」
 バンッ
シュガー「よー、ベリン。あたいをおいてくなんてひどいやん。せめて1声くらいかけてきーや。」
ベリン「シュガー!?」
スグル「誰だ?こいつ。」
ベリン「あたしの親友なの、昔からずっとね。」
シュガー「おおきに、シュガーっていいます。まあ、さっきベリンが話したように、昔からの親友ですわ。で、なんでこいつがリーグ無理なんかってゆーと、」
ベリン「シュガー、やめてっ!!」
シュガー「とりあえず、ここからでましょか。」
スグル「あ、ああ・・。じゃあな、母さん。」
ショート「あ、うん。また電話するわね。」
ベリン「失礼・・しました・・。」
ショート「あっ、待って!ベリンちゃん。これをっ。」
 ヒュッ
ベリン「え?でも・・。」
ショート「理由はなんでも、あなたは私に勝ったの。証として、もっておいてほしいわ。」
ベリン「はい、ありがとうございました。」
 パタンッ

シュガー「で、ベリン。なんでこいつにはかくすん?別にいいやん。」
ベリン「心配・・しちゃうじゃない。」
スグル「心配?」
シュガー「ほら、言わない方が心配してしまうやん。な?」
ベリン「…スグル。驚かないでね?」
スグル「うん。」
ベリン「実は私…あと1年くらいしか生きられないの・・。」
スグル「え!?」
シュガー「ベリンはな、母親がやったかはわからんが、体内に時限式のダイナマイトが組み込まれとるんや。その期限は、ベリンが15歳になるまで。15歳・・つまり、生まれた時間ぴったしに…ドカンや。」
スグル「そ、そんな・・。」
ベリン「だから、あと1年の命だから、私は最後に旅をしたいの。最後を、仲間やポケモン達と過ごしたいの・・。まあ、最後の最後は、みんなと離れた迷惑にならない所で静かに死ねたらいいな、って思ってる。あたし、あんまり怖くないの。何ていうか・・もう死ぬ日が分かっちゃって、カウントダウンすればいいのかって・・。」
スグル「何とか、ならないのか?」
シュガー「今のところは、ないわね。」
スグル「そうか・・。」
 スッ
ベリン「こんな所で、あんまり時間をつぶしたくないな。早くいこ?」
シュガー「ああ、そうやな。」
スグル「そうだね・・。」
ベリン「さあ、再び出発よ!」
♪つづく♪
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☆ロビン☆ #11☆2005.07/31(日)15:04
第十話〜名も広まらぬ組織、『オールトリックブルーン』〜
 <シュガー視点>→小説風に
 あたいもそれを聞いたとき、ホンマおどろいたで。いままで仲良うあそんどった子にいきなり「あと数年しか生きられない」っていわれたんやでな・・。
 始めは疑ってたんや、だけどベリンの顔は真剣そのものだった。そこで気づいたで、「これは真実なんや」ってこと・・。
 真実を否定するわけにはいかへん。あたいは、素直にその真実を受け止めたったわ・・。
 その後、ベリンに特に変化はなかった。まあ、変化あったら逆にこっちが困んねんけど。
 その後、あたいは少し用事があって2年くらい出かけてもどってきたんや。んで、ベリンに会いにいこう思て研究所に向こうたんや。
 …そしたらどうや。ベリンは旅に出とった、あたいをおいてって…。
 あと1年ってこともあったんやけどな。
 あたいは、ベリンを追いかけた。なんで追いかけたのか、今でも分からん。でも、何か意味がー…。

 ピピピッ
 またか…。
シュガー「こちらシュガー。用件は?」
?『シュガーちゃん、久しぶり☆ベリンちゃんの動きはどう?』
シュガー「どうも変わってなんかおらへんわ。それより…また、変なことしたな。ルリ?」
ルリ『なんだ、見てたの?』
シュガー「ああ、あんなんは誰の目にもつくわ。」
ルリ『ふーん。でも、あのお方の命令なんだもん。やってて楽しいけどね♪』
シュガー「ルリ、あたいには連絡するなゆーたやろ?」
ルリ『だって、今回はシュガーの力を必要とするって言われたもん。』
シュガー「なんのためにだ?」
ルリ『さ、分かりません♪でも、もうそろそろ「野外実習」は終わりだよ。十分楽しんだでしょ?』
シュガー「…。」
ルリ『あら、あんまり楽しんでないんだ。じゃ、野外実習の意味ないねー。…今すぐ戻って着てね、シュガーちゃん☆』
シュガー「…なんとかね。」
ルリ『また薬作って、ポケモンを自分の理想のポケモンに変身させちゃいましょ。「オールトリックブルーン」のために・・。』
 また、戻らなきゃいけないのか・・。ベリンと離れた、もう1つの道にー・・。
♪つづく♪
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☆ロビン☆ #12☆2005.08/02(火)17:04
第十一話〜友との別れ、傷ついたココロ〜
 3番道路<迷いの森>
ベリン「ふぁー…まいったなぁ。迷っちゃった。」
スグル「ふ〜ん。・・ってはぁ!?」
ベリン「だから〜、迷っちゃったの。」
スグル「何いってんだよ、どうすんだよ!」
ベリン「いいじゃない、ポケギアで調べれば。ね、シュガー…はれ?」
スグル「え…いない?」
ベリン「どこいったんだろう。」
 ピピピピッ
ベリン「ん?メールだ。何々・・『ごめん、さっき会ったばっかだけどあたい、用事ができてしもーたわ。っつーことでよろしくぅ〜♪』ですって?」
 ぷっちん♪
スグル「何の音だ?」
ベリン「なにいっとんじゃわれぇー!ちょーしこくなぁーっ!!」
スグル「ひっ・・!?」
ベリン「・・なんて、言ってるだけムダよね。どうしたってすぐ止まってくれるわけじゃないし。」
スグル「(そんなことでいいのかよ・・。)」
 ガサッ
ベリン「ん?あ、あなたはー・・!」

 カチッ
シュガー「こちらシュガー、今からそちらに向かいます。」
?『分かったわ。来てから任務を言い渡す。』
シュガー「了解。」
 カチッ
シュガー「ベリン・・これからあたいは、あんたを潰すための、敵になる。あんたの悲劇は、これからはじまるんや・・。」

ベリン「あなたはー・・エネコロロ。こんなに傷だらけで、どうしたの?」
エネコロロ「ミャオゥ・・。」
 パタッ
ベリン「しっかりして、エネコロロ!今から急いで、ポケモンセンターに…。」
エネコロロ「ミャ・・オゥッ・・!」
 パシッ
ベリン「え?」
エネコロロ「ミャオ、ミャオ・・。」
スグル「苦しいはずなのに、なんで断るんだよ!」
ベリン「…スグル。この子の傷跡、何なのか分かる?」
スグル「え…!これ、『人間の足跡』!」
ベリン「そう、この傷すべて、人工的につけられたもの。だから、人のいる所や人間は嫌いなんだと思う。」
スグル「まて!しゃあなんでベリンやオレには・・。」
ベリン「この子は、いい人と悪い人のオーラが分かるんじゃない?エネコロロ、とりあえず『なんでもなおし』と『いいキズぐすり』飲んで。」
 コクッ
エネコロロ「ミャウッ。」
ベリン「じゃ、行こうか。リーゼ。」
リーゼ<エネコロロ>「ミャゥッ♪」
スグル「え、勝手に・・。」
ベリン「付いていきたいっていってんだから、ついてこさせればいいんじゃないの?さあ、行きましょ。」
リーゼ「ミャ〜ウ♪」
スグル「(何だかなー・・。)」
♪つづく♪
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☆ロビン☆ #13☆2005.08/10(水)14:54
第十一話〜永遠の別れ・・?〜
 <とある森>
ベリン「ねえ、今どれぐらいのとこぉ?」
スグル「そんなことわかるわけねーだろ。細かすぎだ!」
ベリン「…けっこうやくにたたないのね。」
スグル「え・・そ、そんなわけはないと思うけど。」
ベリン「そんなわけあるわよねぇ。ね、シュガー…ってあれ?いないわ。」
スグル「えぇ!あいつはベリンよりしっかりしてると・・<小声>」
ベリン「ん、なんか言った?」
スグル「いや、独り言独り言。はははっ<汗」
 ピ、ピピピ〜ピッピッピ〜♪
ベリン「あ、メール。シュガーからだわ。」
スグル「っていうか今の音程からして絶対『おつきみ山のピッピ』だよな・・。ってか着メロかよっ!」
ベリン「えーと、何々?『ホンマすまんな、ベリン。あと、スグルも。急に他の用事ができてしもーて。少し、ホンマ少ししかおれんかったけどありがとうなっ☆』だって。」
スグル「ほんと、はやいよな〜。1日しか一緒に旅、しなかったのにな。」
ベリン「…。」
スグル「ん、ベリン?」
ベリン「あ、なに?」
スグル「…さみしいのか、やっぱり。」
ベリン「まあね。」
 でも、本当はそうじゃないの。
 シュガーとは長年会ってなかったし、連絡さえとってなかった。久しぶりに会っても、ちょっとしっくりこなかったのよね。
 さらに、謎の失踪<?>よりもこの文の意味が気になる。
 『・・もう二度と会えへんかもしれん。会えたとしても、“敵”やろな。あたいはあんたとは違う、別の道へ行く。あんたの運命より、真っ暗にそまっとるかもしれへん道にな。・・ホンマ、なんていうか。言葉に困ってしまうわ。あたいの暗ーい人生の道を、こいつら3匹に味わわせるわけにはいかへん。この3匹あんたがもらってくれへんか?頼むわ。
 それと、最後になって悪いんやけど…“ありがと”な。
                少しの間の友達ヨリ   』

 一体何?これから・・何が起こるって言うの?
 あたしの運命よりひどい、“何か”がー…?
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☆ロビン☆ #14☆2005.08/13(土)15:35
第十二話〜スパーリニュメントシティのリーダー、リカ!〜
スグル「やっとぬけた〜。…うわっ!」
ベリン「これはまた、活発的な町ね。」
スグル「いこうぜっ!」
ベリン「ええ。」
 <スパーリニュメントシティ>
ベリン「うわっ、すご〜い。リニアとか乗り物がいっぱい走ってる!」
スグル「あ、あれ市場じゃないか?」
ベリン「ほんと、何か買っていきましょうか。」
?「ちょぉっとまったぁ〜!!」
スグル「なんだ、このガキは?」
リカ「ちょっとぉ、ガキって何よ、ガキって!あたしはこの町の人気者、超プリティダイナマイトガール、リカよ♪♪」
ベリン「え、っとその、リカちゃん。なんで私達を呼び止めたりするの?」
リカ「それはねぇ〜、服装から見てアンタ達、他の町から来た旅人でしょぉ?」
スグル「それがどうした。」
リカ「キャッハ〜♪だ・か・ら、この町にもジム戦をしにきたんじゃないのぉ??」
ベリン「それだけじゃないけど、ポイントを絞ればそうなるわね。」
リカ「この町のジムリーダー、知ってるぅ?」
スグル「しらねぇよ、なぁ?」
ベリン「しらないわよ、ね。」
リカ「この町のジムリーダーは、紛れもなくこのあ・た・し☆☆どう、おどろいたぁ?」
スグル「マジかよっ!!」
ベリン「…へぇー。で?」
リカ「ちょっとそこの女ぁ!リアクション薄すぎよぉっ!!なんでおどろかない…。」
ベリン「別に。」
リカ「別にって・・もう、いいわっ!あたしはジムでまってるから、バイバイ!」
 タタタッ
スグル「行った・・。」
ベリン「ま、ジムリーダーが分かったことだし、買い物行きますか。」
スグル「・・なんでおどろかなかったんだ?」
ベリン「自分の運命ほど、驚くものはないわよ。」
 まあ、私が他に驚くことといったら、運命を逆転する方法と、『大切な人達がいなくなってしまう時』だけね…。
♪つづく♪
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[737]

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ぴくの〜ほかんこ