ぴくの〜ほかんこ

物語

【ぴくし〜のーと】 【ほかんこいちらん】 【みんなの感想】

[776] ―新しいポケモンと共に

夜月 #1★2005.08/22(月)22:49
プロローグ

…俺はナオヤ。ホウエン地方の『ミシロタウン』という所に住んでいる。
サイユウシティで四天王と元チャンピオンを打ち破ったホウエンbPトレーナー。現チャンピオンだ。
…昨日の事だった。
俺の住んでるミシオタウンに名を名乗らないヤツ等が爆弾を落としてきた。
逃げ遅れた人々は次々亡くなっていき、逃げ遅れた人々のポケモンも次々亡くなっていった。
俺は必死に逃げて助かった。しかし、俺の6匹の手持ちポケモンをその時出していたから共に逃げたものの、6匹は皆逃げ遅れ、逃げている内に死んだ。
―許せない。
俺のポケモンを返せ。俺の頑張って旅してきた仲間を返せ。
―俺の友達を返せっ!
何なのだろう。アイツ等は何が理由でミシロを攻撃したのだろう。いや、ミシロだけじゃない。ホウエン中の町を攻撃した。おかげで街並みが消えた。
俺は昨日の夜寝れなかった。眠気もさっぱり無かった。
…泣いてたんだ。
仲間を失う、なんて悲しいのだろう。周りの事も見えないで一晩ずっと泣いてた。
―仕返しがしたい。
明日、博士に会おう。
そして…―!
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夜月 #2★2005.08/23(火)00:21
第一話【新しいポケモンと共に―!】

 次の日の朝
 朝食が配られている頃
ナオヤのお母さん「ナオヤっ!どこ行くの!?」
センリ「朝飯食べないのか?」
ナオヤ「博士ーっ!オダマキ博士ーっ!どこいるぅー!?」
ハルカ(オダマキの娘)「あっ、ナオヤ君!全くヒドイ事になったよねー。でも家族もポケモンも無事で良かったぁ…!」
ナオヤ「(ハルカちゃんのポケモンは無事だったんだ。)…っあ、ハルカちゃん!博士は!?」
ハルカ「パパ?朝ごはん取りに行ったわよ。あっ!来た!」
オダマキ「おお、ナオヤ君。大変な事になってるねぇ。全く…、何が理由で町を荒らしたんだか…当分大変な生活になるだろうねぇ…。」
 ナオヤは突然言い出した!
ナオヤ「博士!ミズゴロウ残ってる!?残ってたらくださいっ!」
 突然言われてハルカもオダマキも驚いた。
 ナオヤは昔オダマキがジグザグマに追いかけられているところを、ナオヤがオダマキのカバンからアチャモを出し追っ払い、お礼にそのアチャモを貰った事がある。バシャーモまでに進化して、ナオヤの殿堂入り仲間でもある。
 ハルカはキモリを選んでいた。
オダマキ「っな…何でだい?」
 ナオヤは答えた!
ナオヤ「新しいポケモンを連れてこのホウエンを荒らしたヤツ等に仕返ししたいっ!そして俺の仲間の命を取ったヤツ等に復習をっ!…。」
ハルカ「えぇっ!?ナオヤ君までも命を取るかもしれないのよ!?」
ナオヤ「良いんだよ!絶対仕返しするんだからな!」
 オダマキは悩んで言った。
オダマキ「わかった。でも親に許可を貰って来なさい。」
ナオヤ「良いんですか!?わかりました!親に許可貰って来ますっ!」
 ナオヤはジムリーダーでもあるセンリと、お母さんの元へ走って戻っていった。
ハルカ「パパ!?戦いが甘くない事知っているのでしょう!?」
オダマキ「彼のやりたい事はやらせてあげよう。ホウエンと仲間の仇を取るなんて…勇敢だなぁ。」
 ナオヤは父親でジムリーダーでもあるセンリと、お母さんに仇を取りたい事を話した。
センリ「ナオヤ…」
お母さん「ダメに決まっているじゃないっ!危険なめに会う事も知らずに何言ってるの!?」
 お母さんの声は周りに注目を集めた。
ナオヤ「そんな事わかってる!俺だってバカじゃない!覚悟して行くんだっ!こんなにヒドイ事して許す訳ない!母さんもそうだろ!?」
お母さん「そりゃぁそうよ!でもダメっ!お母さん達はアンタを心配…」
 センリがお母さんを止めた。
センリ「行ってらっしゃい。ナオヤ。」
この一言で周りの人皆が静まった。
お母さん「ちょっ…あなた何言ってるの!?」
センリ「オマエがそんな事で死んだりしないよな。」
ナオヤ「あ…ありがとう!父さんっ!」
 ナオヤはハルカとオダマキのところへ走って行った。
ナオヤ「博士っ!」
オダマキ「うん。ほら。残りのミズゴロウだよぅ。」
 ナオヤはミズゴロウを貰った。
ナオヤ「ありがとっ!博士っ!」
ハルカ「本当に行くの?ナオヤ君。」
ナオヤ「もちろんっ!決めた事は裏切らないよ!」
 ナオヤはセンリとお母さんのところへ行って
ナオヤ「行って来るよ。」
センリ「あぁ。」
お母さん「良い?ナオヤ。絶対に帰って来るのよ!帰って来ないと…招致しないからっ。…、行ってらっしゃい。」
お母さんは泣き出した。
ナオヤ「もーわかってるって。…心配してくれてありがとね。」
センリ「気を付けろよっ!」
ナオヤ「うんっ。じゃぁ、行ってきます。」
 なんと、話を聞いていた周りの人達が声援をくれたのだ!
「頑張って来いよー!」「行ってらっしゃい!」「応援してるからなーっ!」
―たくさんの声援の中、ナオヤと新しい仲間との新しい旅が始まった―
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夜月 #3☆2005.08/23(火)02:15
第二話【新しい仲間】

 ナオヤは、ミズゴロウに『まや』という名前を付けてグングン育てていった。
 さっきコトキタウンを通り過ぎて、今は102番道路―
ナオヤ「道路も荒れてるなー。今頃気付いたけど、ホウエンを襲ったヤツ等ってどこいるんだろうなぁ…。」
まや「ゴロゴロー」
ナオヤ「ん?まやどうした?」
 まやが誰かつけてきているのに気付いた。
女の子「あーらわかっちゃったぁ?絶対気付かれないないと思ったのにぃ。残念!」
ナ・ま「……」
 正体はロングヘアーの茶色い長い髪でミニスカートを穿いた、ナオヤと同い年くらいの女の子だった。
ナオヤ「何か用?」
女の子「何か用っ!」
ナ・ま「……」
ナオヤ「じゃぁ何?早く言って。」
女の子「あぁ、あのね、貴方と仲間になりたくて…」
ナオヤ「何で?俺はシャレにならないような激しい戦いに出るんだぜ?」
女の子「貴方が知らなさそうだから言うわよ。ホウエンを荒らしたアイツ等は、爆弾だけ落として行ったと思ってたでしょう?」
ナオヤ「う、うん。」
女の子「甘いわね。それに相手がポケモン持ってないのにこっちだけポケモン使うってのもカッコ悪いし。実はアイツ等は『伝説のポケモン』もつれていたのよ。皆も逃げるのに夢中で気付かなかったみたいねー。」
ナオヤ「『伝説のポケモン』?」
 …ナオヤには『伝説のポケモン』について悲しい思い出がある。
 ホウエンチャンピオンになるための旅の途中に伝説のポケモン、グラードンとカイオーガが目覚めたとき、大日差しと大雨でバランスがくずれ始めてしまったのだ。…それも悪人2人のせい。空の柱にいるレックーザと2匹を対面させれば、グラードンとカイオーガを静めさせる事がわかり、ナオヤも134番水道にある空の柱へ行き、その通りにさせたのだ。だが、ナオヤは悲しんだ。
 2匹は海底へ沈んで事件はおさまったものの、やっと自由になれたのに、また元の場所へ戻って行く事になってしまって、すごく可哀そうな気持ちになってしまったという思い出がある。
ナオヤ「で?」
女の子「ミュウツー、フリーザー、サンダー、ファイアー、ホウオウ、ルギアを使っていたの。それにダテじゃない程の強力な技を使っていたのよぅ。」
ナオヤ「ふぅん。情報ありがとう。じゃぁね。」
女の子「あぁん待ってぇー!で、何であたしが貴方が旅に出ている事を知っているか聞かないのぉっ?もちろん、ミシロにいたからよーん!キャハハっ!」
ナオヤ「じゃぁさ、どうして一緒に旅したいの?」
女の子「……あたしも貴方と同じめに合ったから…」
ナオヤ「…」
まや「ゴロロー…。」
ナオヤ「わかったよ。付いて来な。でも自分のポケモンは自分で捕まえろよ。足手まといにもなるなよ。」
女の子「…!よろしくお願いしますっ!あたし『アイコ』ねっ!…えーとっ…ナオヤ君!」
ナオヤ「……」
アイコ「 「何で俺の名前知ってんだ?」って思ったでしょっ!?キャハハっ!ミシロで聞いたからだよーんッ!キャハハハハーッ!」
ナオヤ「…あんまし騒がしくすんなよ。」
アイコ「ひどーいッ!」

―こうして騒がしい仲間が増えたナオヤ。アイコは足手まといにならないか心配ですね。―
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夜月 #4☆2005.08/23(火)22:53
第三話【vsカガリ】

アイコ「行く場所も知らずにどこ行くの?」
ナオヤ「さぁ。」
アイコ「…」
 ここはトウカの森。昼間も暗かったが、今は木も荒れ倒れていて少なく立っているが、明るい。
*「ヴぁーっ!トウカの森までこんなんなって!アイツ等ぶッつぶしたい!死ねば良いのに!」
ナオヤ「あーあ、嫌なのまた出て来た。」
アイコ「 『また』って何よ。」
ナオヤ「シカトシカト。」
*「ヴぁー?オマエ…!」
ナオヤ「もう嫌っ!(泣)」
アイコ「ナオヤの知り合い?ハデな服着てるわね。」
*「アン時のボウヤね。」
ナオヤ「まだそんな服で生活してるの?オバサン」
*「オバサンやないわぃっ!マグマ団のビューティ幹部、カガリ様よ!」
アイコ「マグマ団!?」
 マグマ団とは、全ての世界を大地にしようと企む有名な悪党団。ナオヤが前の旅の途中に企みを止めさせようとよく戦った。
 そしてカガリはそのマグマ団の女性幹部。
カガリ「まぢでひでぇっての!あのヤツら!大地もめちゃめちゃにしやがって!あっ、アンタ等102番道路で見たゼ。大切な道具が死んだんだってなー。」
ナオヤ「で?」
カガリ「怒ってる?怒ンなよー。まぁ確かに大事な道具失ったら悲しいねー。戦うのも楽じゃなくなるから!」
アイコ「(さすが悪党。ヒドイ事言う。)」
 このときナオヤの怒りはふくれ上がっていた。でも
ナオヤ「そうだな。道具が死んで悲しいのもあるな。でも『道具が死ぬ』ってどーゆー意味?『道具が無くなった』て言いたいんでしょ?でもね、俺が今一番悲しいのは『ポケモンを亡くした事』なんだよね。102番道路でもアイコと道具の話は一言もしなかったし。」
 もちろん、ナオトはカガリが言った『道具を亡くした』の意味がわかっている。でも反抗せずにとぼけたのだ。
ナオヤ「じゃあね。得に用無いんでしょ?おっ!ケムッソゲットしよー!いけ!まや!『みずでっぽう』!」
アイコ「ナオト?」
カガリ「……」
 カガリは『ポケギア』を出した。『ポケギア』とは、電話、ラジオを聴く、タウンマップを見れる機能がある。カガリは誰かに電話をかけた。
カガリ「首領?ガキがいたよ。」
 ……
アイコ「あのさ、あたしさっきの幹部の言ってた意味絶対ナオヤわかってると思うんだけど」
ナオヤ「は?アホ?」
アイコ「(怒)」
ナオヤ「あんなヤツにグダグダ反発してもキリねぇっつーの。それよりもっと大事な事あるだろ。俺もオマエも。」
アイコ「……うん。」
ナオヤ「それよりさ、ケムッソ捕まえたんだ!名前は『たろう』に決定っ!」
アイコ「タ…たろう?(汗;。なんつーネーム…。♂と♀の見分けわかるのかしら?;)」
 …バッ!誰かが1本の木から飛び降りて来た。カガリだ!
カガリ「また会ったねー君達。」
アイコ「…」
ナオヤ「用?早く言って。」
カガリ「そーだよ。用だよ。……アイツ等を追いかけるな。
アイコ「アイツ等?ホウエン中を荒らしたヤツ等?」
カガリ「そぅ。アタシってー、現マグマ団だけど、元スペース団なんだよ。んで…」
ナオヤ「その『スペース団』を教えてほしい。」
カガリ「はいはい話しますよ。そのS団(スペース団)は人間とポケモンを嫌う悪党団なんだけど、アタシは前それに入っていたんだよ。人間とポケモンだけでなく、何もかも嫌いだったんだ。でもな、大地は別だったんだ。大地の空気がアタシを癒してくれるからな。S団はそんなアタシの生甲斐で大好きな大地を荒らしまくるんだよ。さすがにガマンできなくて自分からS団を止めた。……でな、出て行っても良いとは言われたのだが、出て行くタメにはあのアイツ等が道具あつかいして使ってた伝説のポケモン達の攻撃を一発打撃を受けたら出てけって言われたんだ。…とてつもなくすごかった。「手加減した」って言ってたが、一発の打撃で重傷だ。後、関係無い事だけど、そんでそんなアタシを病院に運んでくれたのはアイツだ。…S団から振り切って逃げながらアタシを助けてくれたんだよ。」
ナオヤ「…つまり、そのホウエンを汚した『S団』ってヤツ等に俺達は、『勝てない あきらめろ』って言うんだな。」
カガリ「ピンポーン!」
アイコ「……あたしは行くよ。大切なパートナーとホウエン地方を荒らしたヤツ等にそんな事ぐらいであきらめたらお終いだってーの!ハハハッ!」
ナオヤ「隣のバカに同感。」
カガリ「そんな事ぐらい!?本当にツライんだぞ!」
ナオヤ「ツラくてあきらめたら、親失格だろ?」
カガリ「…ガンバレよ。あとどーなってもしらねーからな。」
ナ・ア「あったりまえ!」
カガリ「じゃぁ、バトろうか。」
ナ・ア「ハ?」
カガリ「少しでもレベル差があるトレーナーと戦えっ!負けても良い『けいけんち』になるぞ。102番道路で見かけたが、ボウズのポケモンとアタシのポケモンにはレベルの差があるぞっ!」
ナ・ア「まぁ、良いよ。」
カガリ「……;(すげー気が合うヤツ等だ。)こっちは一体で良い」
ナオヤ「てゆーかアイコっ!ポケモン持ってんのかよ?」
アイコ「持ってるわよ。あ、紹介してなかったっけ?まぁ良いや。いけ!スバメちゃんっ!」
スバメちゃん「スバスバ〜!」
ナオヤ「(『スバメちゃん』て…変わんないネームだな……。)いけ!まや!」
まや「ゴロロ〜ウ!」
カガリ「ゆけバグーダっ!」
バグーダ「バーグっ!」
ナ・ア「(うえ〜;バグーダ…でも負けるかっ!)」
カガリ「先制はそっちからで良いよ!」
ナオヤ「よしっ!まや!みずでっぽう!」
まや「ゴローっ!」
 効果は抜群だが、レベルに差があるのであまり技が効かない!
カガリ「まだまだぁっ!」
アイコ「スバメちゃん!『つばさでうつ』っ!」
スバメちゃん「スババーっ!」
バグーダ「ぐっ。」
アイコ「急所に当たった!?」
カガリ「次はアタシッ!スバメに『かえんほうしゃ』!」
バグーダ「バグーッ!」
スバメちゃん「スババババーっ!」
 相手のバグーダの『かえんほうしゃ』で、スバメちゃんが倒れた!
アイコ「スバメちゃんっ!」
 ここでナオヤは考えた。
ナオヤ「まやっ!バグーダの後ろに回り込め!そしてバグーダの背中につかまって『みずでっぽう』だっ!」
 至近距離で攻撃する考えだ!バグーダは素早く動けないので、まやより早く動けない!と考えた。
まや「ゴローウ!」
ナオヤ「今だ!捕まれぇ!」
 そのとたん
カガリ「甘い!『ふんか』っ!」
まや「ゴローっ!」
 まやがバグーダの背中に捕まったとたん、バグーダの背中から技が出た!
ナオヤ「まやっ!」
 ナオヤ達は負けてしまったようだ。…
ナ・ア「…」
カガリ「まっ、早くヤツ等を見つけだしてぶっ倒せよっ!」
アイコ「上等っ!」
ナオヤ「言われなくてもやってやるってーのっ!」
カガリ「(立ち直りはえぇ〜;)バトルもたくさんしとけっ!そしてもっと強くなれよっ!」
ナ・ア「ハイッ!」
まや「ゴロッ!」    {
スバメちゃん「スバッ!」{笑

―ホウエンを汚した悪党が、『スペース団』というチーム名とわかったナオヤ達。がんばってポケモンを育てようっ!ガンバレ!―
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