だーくルギア | #1☆2006.02/27(月)17:52 |
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第1話 手持ち 「いくぞ、高良!パス!」 「う、うん!」 ビュンッ! ボコォン! 「いって〜…」 「高良またかよ〜…。いい加減しっかりしろよな〜…」 「ご、ごめん…」 あ〜ぁ、またやった。あ、俺は『高良』。運動音痴で勉強もダメ。さっきもパスがきたのにとれなかった…。あぁ、さんざんだ…。 「てめぇ、またかよ。お前がへぼだと俺も馬鹿にされるんだっていってんだろ」 「う、うるせぇよ…」 この口悪いのが俺のポケモンのヤミカラスの『ダルク』。実はすごく強い。しかし俺の言うこと聞いてくれない…。 「モンスターボールの中でおとなしくしてろって!」 「へぼが言うなよ」 ボコォッ 「いって〜…。て、てめぇ!!」 「ほら、集合だぞ」 ちぇっ、こいつすぐ俺のこと殴るんだよな〜…。ったく〜…。 キーンコーンカーンコーン 「ハァ〜…。もう最悪だぁ〜…」 「よぉ」 「“よぉ”じゃねーよ!お前のせいで最悪だったんだぞ!!あ、ジュース肩にこぼすなって!!」 「俺のせいにしてんじゃねーよ」 「なっ!!だいたいお前が…」 ドンッ 「おー痛ぇ。1年のくせに生意気だな。この俺様が誰だかしってんのか!?」 やべっ、この人は学校最強の3年の吉井先輩!? 「ご、ごめんなさい…」 「謝ってすむと思ってんのか!?おぃ!!」 ひ〜!!ど、どうしよう〜!! バッ バシャン 「あ…!?」 ダルクのジュース捨てた!? ゴゴゴゴゴ… 「ダ、ダルク!?」 も、ものすごく怒ってる〜!? 「なんだこいつ?」 「俺のジュースこぼすとはいい度胸してんじゃねーか」 「ハハハッ!!やんのか!?ヤミカラスごときに俺のカイリキー倒せると思ったら大間違いさ!」 ボムッ 「リキーッ!!」 「ひいいぃぃ!!」 〜続く〜 |
だーくルギア | #2★2006.02/28(火)20:07 |
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第2話 バトル 「ひいいぃぃ!本当にやるの〜!?」 ダルクの奴、ジュースこぼされて本気で怒ってるー!! 「カイリキー、ちょっとひねってやれ!!」 「リキー!!」 ドドドドドッ れ、れんぞくパンチー!! シュッシュッシュッシュッシュッ 「よしっ、いいぞ!」 「命令ばっかりしてんじゃねーよ」 ギロッ 「ひぃっ!」 「やるなこいつ。カイリキー、ばくれつパンチ!」 「リキーッ!!」 ドゴォッ シュッ バシィッ 「リ…キ…ィ…」 バタッ 「…勝った…!」 「こ、こいつ…強ぃ…」 以外とあっさり勝ったなぁ…。 「俺のジュース返せよ」 ギロリッ 「つ、次は負けねぇよ!!ケッ」 「逃げるんじゃねーよ。ジュース返せよ」 し、しつこいな〜。ま、いいか。あ〜、やっと家に帰れるなぁ〜。 ガチャッ 「ただいまー」 「お帰り高君」 迎えてくれたのは俺の母の『美由紀』。俺のことを「高君」と呼ぶ。正直嫌だ…。 「あ、高君、なんかきてるわよ。はい」 「ん」 なになに〜 『レックウザをあげよう。明日午後5時に研究所にきてくれ 中野博士より』…。 「れ、レックウザ〜!?」 〜続く〜 |
だーくルギア | #3☆2006.02/28(火)16:26 |
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第3話 中野博士 「れ、レックウザくれるの〜!?」 中野博士レックウザ持ってたっけ?あ、中野博士というのはポケモンの生体について研究している人で近くに住んでるんだ。 「明日は学校休みだし、行くか〜」 翌日午後4時 「いってきまーす!!」 よし、あと1時間あるし余裕で行けるっ! バサッ 「本当にもらえると思ってるのか?」 「お前も行くのかよ」 ダルクも行くらしい。別にいいけど馬鹿にされるのはゴメンだ。 しばらくして… 「はぁっ!?」 何でこんな時に工事中なんだっ!!どうしよう…。 「ついてねーな」 「黙れ!!お前もどうすればいいか考えろよ!!」 「あれ〜?高ちゃんも博士んとこ行くの〜?」 「あ、啓太」 啓太は俺の貴重な友達。親友。お調子者だけどいいやつなんだ。 「なになに〜?もしかして高ちゃんも博士に呼ばれたの〜?」 「う、うん。まぁ…」 「偶然じゃーん!俺も俺も!ね、一緒に行かない?」 「いいよ。別に」 そして俺と啓太で中野博士の所に行くことになった。 「でもどうやって行くの?」 「頭かたいね高ちゃ〜ん。飛んでいけばいいじゃ〜ん」 「何で?」 「決まってんじゃ〜ん!高ちゃんのダルクでさ」 「はぁ!?」 「俺は無理だぞ」 やっぱり…。 「じゃあさ、突破しようよ!ね!」 「何いってんの!?無理に決まってるよ!!」 「いっちゃおうよ。俺のドンファンでさっ!」 ボムッ 「ドンファーン!!」 「ほら、乗って乗って」 「本当にやるの〜!?」 「レッツゴーッ!!」 ドドドドドッ バシバシッ 「ひぃぃ〜ッ!!」 何考えてるんだよー!! 「着いたよ高ちゃん。ね、やってよかったでしょ?」 「よくねーよっ!!」 「お、約束通りにきたなお前達」 「は、博士!あ、あのっ、レックウザは…」 「用意してあるぞ。ほら、レックウザ。啓太はグラードン」 「ぇ、こ、これ〜!!?」 ぬ、ぬいぐるみー!!?しかもボロボロじゃーん!! 「実はくじでまた当たっちゃって。元々あったんだけど。で、捨てるのもったいなかったからお前達にあげようと思ってな。まぁ、俺のお古だけどな。ハッハッハッ!」 「なんだそれ〜…」 「言ったとおりじゃねーか」 「ハハハッ、おもしれー!!サンキュー!!」 啓太喜んでるし…。 「はぁぁ〜…なんか疲れた〜…」 …その後高良達は工事の人にみっちり怒られたんだとさ。 〜続く〜 |
だーくルギア | #4☆2006.03/01(水)18:18 |
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第4話 迷子のアチャモ 「あれれっ?ここどこだろう?」 バササッ 「よぉ」 「あっ!ダルクさん!」 「何のようだエクレア、こんな所まで来て」 「あ、それが今住むところを探していて…」 「それなら俺ん家に住めばいーじゃねーか」 「え、いいんですか!?でもダルクさんのトレーナーさんはどうなんですか?」 「馬鹿は気にしなくていい」 「…」 キーンコーンカーンコーン… 「ふぁーあ、終わった終わった…」 「よぉ」 「何だよダルク…ってそのアチャモ何?」 「ぁ、は、初めまして。僕アチャモの『エクレア』っていいます。貴方のことはダルクさんから聞いてます。あ、ダルクさんは僕の先輩です。僕、今住むところ探していて、それでダルクさんが貴方の家に住んでいいって言いまして、その…」 「ち、ちょっと待て!おいダルク!また勝手なこと言って!大体なんだよ住むところ探してるって!他の所いってくれ!」 「えぇ!?でもダルクさんが住んでいいって…」 「ダルクがよくでも俺は嫌なの!」 「自分勝手だな。嫌な理由は?」 「り、理由は別にないけど…」 「じゃあ別に言いじゃねーか」 「でも母さんがいいかどうか…」 「ひとまず家に帰れ」 ガチャッ 「ただいま〜」 結局つれてきちゃったよ…アチャモ…。 「お帰り〜…キャッ!可愛い!なにこのアチャモ!」 「あ、初めまして。僕アチャモのエクレアと言います。あの、今住むところ探していて…あの、ここに住んじゃダメですか?」 「いいわよ!どーぞ、お好きにして下さい♪」 「ええぇぇ〜!?」 そ、そんなあっさり〜!? 「決まりだな」 「これからお世話になりますw」 ぺこっ 「あ、高君の部屋で寝てね」 「なっ!?」 そして高良の家族が1人増えた 〜続く〜 |
だーくルギア | #5★2006.03/02(木)20:08 |
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第5話 町の暴れん坊 ドカッ バキッ 「ひいいぃぃ〜!!お助けを〜;;」 「どうしようかなー?んじゃあ『ダルク』っつーヤミカラスの居場所教えてくれたら考えてあげるよ」 「わ、分かりました、教えますから〜!!」 「じゃあさっさと教えろよ」 バンッ 「は、はい!え、えっとダルクはここにいます!」 「本当か?」 「はい、本当です!本当です!許して下さい〜;;」 「ついに見つけたぞ、ダルク」 「ねぇ高君、最近この辺で人が無差別におそわれてるみたいじゃない」 「ふぅ〜ん」 「高君も気を付けてよ」 「はいはい」 「目撃者によるとポケモンが犯人らしいですね」 「分かった分かった、じゃ、いってきま〜す」 「世の中物騒になったな」 「俺には関係ないよ」 「それはどうですかね〜」 「ちょ…なんでエクレアまで一緒にいるんだよ!」 「高良さんの通ってる学校ってどんなところかな〜と思いまして」 「ったく〜、じゃますんなよ!」 ガサッ 「ついに見つけたぜ〜、ダルク。俺たちのこと覚えてるか?」 な、何このバンギラス、ハッサム、ラグラージ… 「さぁ、知らないな」 「とぼけても無駄だ。俺たちは5年前お前とのバトルに負け、パシリにされていた。それからお前はどこかへ行き、俺たちは復讐をするためにお前を捜していた」 「そしてやっとお前の居場所を探し当てた、っつーことだ」 「あ、この人(ポケモン)達です!無差別に人を襲った犯人です!」 「えぇー!?てか、ダルクの知り合い〜!?」 しかも俺と同じパシリだったの!? 「今日こそ復讐してやるよ」 「別にいいぞ」 「ひええぇぇ!!」 不良ポケモンにからまれた〜!! 〜続く〜 |
だーくルギア | #6☆2006.03/03(金)18:25 |
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第6話 暴れん坊ポケモン 「ひええぇぇっ!!」 バトルですか〜!? ドッカァァンッ 「は、始まった〜;;」 バンギラスのはかいこうせんだぁ;; ドガッ つ、次はハッサムのメタルクロー!! ブシュゥッ ラグラージのハイドロポンプぅっ!? 「3対1は卑怯だな。まずはお前からやれ」 どすっ 「な、何やってるんですか〜!?僕戦いは駄目なんですぅっ!!」 エクレアまきこむつもり!? 「よそ見は禁物だぜ」 ドスゥンッ 「わわっ;;」 「エクレアお前もなんかやれよっ!!」 「じ、じゃあ…」 ゴォッ 「か、かえんほうしゃ!?」 エクレアあんなの覚えてたんだ…。 「こんなの効かないぜ」 「や、やっぱり僕ダメだよぉっ;;」 「予想通りだ」 「えっ」 ダルク最初から分かってて戦わせたの!? 「消えろダルク」 バッコォォンッ 「ダ、ダルク?」 ち、直撃した!? ヒュッ バッコォォンッ 「やった!」 カウンターだ! 「ぐ…ぅ…」 バタッ よし、ラグラージ戦闘不能だっ! 「ラグラージの奴、もうやられたのか」 「もう終わりか?」 「いいや、まだだ」 ヒュンッ シュッ 「でんこうせっかをよけた!」 「俺もいるぜ」 ビュンッ 「はかいこうせんだ!」 さっ 「ぼ、僕もいますっ!」 ゴォッ 「くっ」 やった!ハッサムに当たった! 「いいぞエクレア!」 「ふん、こうなると思って最終兵器を用意しておいた。こい」 「え!?」 まだいるの〜!? 〜続く〜 |
だーくルギア | #7☆2006.06/04(日)17:43 |
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第7話 次から次へぞろぞろと 「ふん、こうなると思って最終兵器を用意しておいた。こい」 最終兵器…きっと強いんだろうな…。 てくてくてく 「何でしょうかバンギラスさん?」 「へ…?」 そこに現れたのはサーナイトだった。 「最終兵器…オレの彼女だ」 「どっかで聞いたことあるぞそれ!」 ドッカーン 「オレはパクリが大嫌いだ(きらーん)」 「目立つなよ…」 「バ、バンギラスさんっ! どうしてくれるんですか! ぅ…うえ〜んッ(泣)」 「Σ」 「ぁ〜、高良さん泣かせた〜」 「やっかいなことは嫌いだ」 「ぁ!2人(2匹)とも逃げるなよと言うかダルクがバンギラスを吹っ飛ばしたのがそもそもの原因だろ!?」 「うわ〜んうわ〜ん(号泣)」 「ご、ごめん、謝るから、泣きやんで、お願い、!」 焦るとやけに「、」が多くなる…というどうでもいいことはおいといてこの状態から抜け出したい。 「馬鹿ぁ〜わ〜ん(さらに号泣)」 「あわわわわ(滝汗)」 「そうゆう時は困ったときの神頼みだよNE!」 「! 誰だよお前!」 「Myはかっこよくてたくましく、しかもイケメンなファイアーSA!」 「…なんかその言い方変だよというか邪魔」 「邪魔とはなんだYO!ヘイお嬢ちゃん!どうしたのかNA!」 「キャーっ!変態ーっ!」 サーナイトはテレポートをした。 「待ってお嬢ちゃN!」 ナルシーファイアーは去っていった…ってかサーナイトのことを追っかけていった。 「フゥ…行った行った。オレも帰ろう」 ぐにゅ 「…」 ぐにゅ? 恐る恐る足元を見ると…。 「うわぁッ!?」 女の子が倒れてる!?…というかありふれた出現のしかただなぁ…。 〜続く〜 |
だーくルギア | #8★2006.06/09(金)19:16 |
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第8話 謎の女の子と神様ミュウ 「…あのぉ〜…」 「…」 「もしも〜し」 「…」 間違ってふんでしまった女の子は高良と同い年ぐらいで浴衣を着ていた。 「…(汗)」 「…しゅうくりいむ食べたいと言うか食べさせろ」 「…はぇ?」 「…しゅうくりいむ食べさせろって言ってるだろ」 「…状況をのみこめないのですが…」 「…いいからとりあえずお前の家に連れて行け」 「…何こいつ…」 「…いいからお前の家に連れて行けと言ってるのが聞こえないのか馬鹿」 「初対面で馬鹿なんてなんて無礼なんだと言うかなにこの自己中ぶりと言うか普通に家に連れて行くかよ」 「…じゃあついて行く」 「ストーカーか?」 その時ぐぅっと女の子のお腹がなった。 「…」 「…分かった、分かったからついてきていいよったく」 そうゆうのにかなり弱いんだって俺。 「…と言うわけでつれてきた」 「まぁ高良にもついに彼女がd」 「違うよっ!! しつこかったから仕方なくつれてきただけだって!」 つれてきた女の子はむしゃむしゃと近くのコンビニで買ってきた念願のシュークリームをほおばっている 「…ねぇ名前なんて言うの?」 「…クレイシア」 「…外人?」 でも見た目は黒髪で目も黒っぽく、どっからどう見ても日本人だ。 「…私は外国で生まれ、すぐ日本へ来たの。母上と父上は私を置いてどこかへ行ったわ」 「…そうなんだ…」 変なこと聞いちゃったかなぁ〜…。 「なんでここにいるんですか?」 エクレアが質問する。 「…神の教え」 「ほぇ?」 「…神がここに行くと守護神様に会えると言った」 「守護神…?」 「…私の育った国の守り神。名を「ミュウ」と言う」 「本当にここにいるの?」 「…神がそうお告げした」 なんだかよく分からないまま1日が終了した。 「なんでクレイシアも俺の部屋で寝るんだよッ!?」 「…」 「シカトかいッ!」 〜続く〜 |
だーくルギア | #9★2006.06/09(金)19:14 |
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第9話 召使いD 今日は学校。 しかし母さんは用事があると朝から出かけ、家にはダルクとエクレアとクレイシアしかいなくなってしまう。 こいつらを留守番させると…。 「…ぜってーなにかやらかすな…」 こいつらだけはヤバイ、というかこいつらだけにしてはいけない。見張り番を付けないと。 「…そうは言っても「見張り番」がいるのか…?」 「なにかお困りのようで高良様」 「ぬぁ?」 ひょいと現れたのは啓太のドンファン。 「高ちゃ〜ん!一緒にガッコ行こ!」 「いいけど…。ぁ、何ドンファン?」 「なんかさ〜、高ちゃん困ってたから、1日置いといていいよドンファン」 「…事情分かるの?」 「なんとなく。野生の勘ってやつ?」 「…意味不明だけどまぁいいや。サンキウ」 こうして俺たちはなんとか学校へ行けた。 ――お留守番の方々 エクレアはやっと起床。 「ふぁれ、ドンファンさんじゃないれすか。どうかしたんです か?」 「む、高良様がお困りのようだったので「見張り番」をやっているのだ」 「高良さんったらそんな「見張り番」だなんて必要ないのに。ねぇ?」 「「ねぇ?」って言われても困るんだが(汗)」 がしっ いきなり後ろからがしっと背中を捕まれた(というか乗っかってきた感じ) 「…しょおとけぇき食べたい」 「ぬ!?」 「…しょおとけぇきが食べたいとお前にうったえかけてるのが分からないのか鈍感め」 「お前のわがままは聞き入れない主義なのだ」 「…なにが「主義」だ」 クレイシアはチッと舌をならし、てとてとと台所へ行き、冷蔵庫からなにかを取り出してきた。 バッシャァ! 「!?」 いきなりクレイシアは冷蔵庫から取り出してきた1リットルのペットボトルに入ったジュースをバッシャァと振りまき始めた。 「お前…自分のわがまま聞き入れないからってそうゆうお子様がやる嫌がらせはないだろうッ!!」 「…じゃあしょおとけぇき買ってこいよ」 「ぬぅ…(冷や汗)」 ドンファンはこれ以上被害を拡大させないよう、仕方なく「しょおとけぇき」を買ってきた。 「…(怒)」 クレイシアはもぐもぐと念願の「しょおとけぇき」をほおばっている。 そして今度はエクレアのわがまま。 「ドンファンさん遊ぼ〜」 「却下」 「え〜…、遊びましょうよ遊びましょうよね、ね?」 エクレアはドンファンの周りをちょこまかちょこまか走っている。 流石のドンファンもやかましくなってきてやっぱり最後はエクレアの遊び相手になった。 「…」 すっかり疲れ切ったドンファン。すると待ちに待った高良達が帰ってきた。 「ただいま〜」 「た、高良様!」 「ドンファン留守番サンキウ」 ドンファンは二度と見張り番(ほぼ召使い)はやるものか、と心に決めた出来事だった。 「…ダルクも留守番っていっただろ?」 「ガキと一緒になんかいたくねーよ」 〜続く〜 |
だーくルギア | #10☆2006.06/12(月)20:51 |
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第10話 神のお告げをした神 今日は唯一心を休められる休日。 よぉ〜しゆっくり休むぞとゴロゴロしていると遊ぼ遊ぼとガキどもがうるさく休むどころではなくなりいつも休日はガキどものお守りで終わってしまう。 今日もそうゆう感じで1日が終わる はずだった――… それはエクレアの何気ないひと言から始まった。 「ねぇクレイシアさん、「神のお告げをした神」ってどんな神様?」 「…どんなって言われても…分からない」 「こう、姿とかなんて言うか…」 「…姿も分からない」 「なんで〜?」 「…声だけ聞いたから、姿は分からない」 「男?女?」 「…声は、性格で男性に聞こえるか女性に聞こえるか別れる」 「クレイシアはどっちき聞こえたの?」 「…「おしとやかで運動するより部屋でおとなしくしていたい、存在が周りの人を癒す」人は「女性の声」に聞こえ、「活発で何事にもめげず、ここにいるだけで心強い」人は「男性の声」に聞こえる。私は、「女性の声」に聞こえた」 「ふぅ〜ん。僕はどっちだろう?」 「「神の声」なんか簡単には聞こえないんじゃねーの?」 「…そう。私も10年間修行をしてきた。そしてようやく「神のお告げ」を聞けた」 「10年…」 「…私はまだまだ短い方。長い人は70年、80年修行をしてようやく「神のお告げ」を聞けるの」 「…」 何故か「修行」のことは深く聞きたくなかった。 1歩足を踏み入れたらもうでられないような気がして。 「「神のお告げ」って何をお告げしたの?」 「…神が…」 クレイシアは夕暮れ色に染まる空を見上げながらこう続けた。 「…神が『東洋に渡ってたどり着いたところから南へ50キロ、西へ40キロ歩いたところにミュウはいる。だがミュウは心の優しい人の前にしか現れず、とても見つけるのは困難だろう。しかし今のお前なら大丈夫だろう』とお告げした。神のお言葉に狂いなし」 「ふぅ〜ん」 その時、背後から「ドッカ〜ン」とものすごい音がした。 「な…ッ!?」 音のした方向を振り向くともくもくと煙る中から、うっすらと3人の人影が現れた。 「だ…ッ」 「私はロケット団幹部A班の「MIZUKI」。才能ある者の1人よ」 MIZUKIと名のる女性はクレイシアをにらみつけながらこう続けた。 「まだミュウは現れない様子ね。一時退散よ。じゃあねお嬢ちゃん達。ミュウが見つかったら呼んでね」 「んな…ッ!?」 ロケット団幹部A班と名のる3人組はボンッといっせいにピジョットをだして去っていった。 「何だったんだ、あいつら…」 〜続く〜 |
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