銀 | #1☆2006.04/21(金)18:39 |
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第1話 父の帰還 それは、6つの、 【スピードコロシアム】【パワーコロシアム】 【ターゲットコロシアム】【ディフェンスコロシアム】 【スペシャルコロシアム】【フィジカルコロシアム】の リーダーを、倒して初めて挑むことができる。 とはいっても、マスターコロシアムを勝ち抜いた人は、 未だいないという… ここは、マスターコロシアムの出口。勝ち抜いた人のみが この道を歩くことができる。そこに誰かが現れた。 ?「そうだ。今日は、ルビーの誕生日だ。何か買っていって上げないとな。」 苦しいバトルのことも忘れ、家族のことを思い誕生日を 思い出した。今、新たな革命が起きた。そして… ある林の公園で… 友達A「行けっ!カイロス!はさむ攻撃!」 友達B「何ーっ!向かい打て!ヘラクロス!角で突く!」 池の近くで、子供達がポケモンバトルをしている。 子供達の間では、虫ポケモンがブームでもある。 そして、カイロスがハサミを向けて、ヘラクロスに突っ込む。 一方、ヘラクロスは、角で突いて攻撃した。カイロスは、 器用に挟んで後ろになげる。 …のような、スリル満点で楽しいバトルを見守るものがいた。 彼の名は、ルビー。ポケモンバトルを見るのは好きだが、 ポケモンバトルをすることは、はっきり言って無い。 友達B「とどめだー!メガホーン!」 ドガッ! 虫ポケモンの奥義、メガホーンを使う。ヘラクロスの攻撃は、 カイロスにクリーンヒットし、見事カイロスを倒した。 友達A「ちぇーっ、つまんねーのっ!」 怒りっぽい、ルビーの友達は、プンプン怒りながら、 切り株の上に乗ったルビーをどつく。 不意を打たれたルビーはバランスを崩して、 池の中にドボンと落ちる。 ルビー「何すんだよ!」 びしょびしょに濡れた頭を水面に浮かべて 友達をぎろりと睨む。 友達A「すまねぇ、ちょっと足が滑っちまった。ププ…」 いかにもわざとらしいことだったが、ルビーは気にせず、 池から出ようとした。その時… トサキント「トサキント…」 ここは、トサキントの池だったため、トサキントが 現れて、角で突っついて攻撃していた。 ルビー「ギャッ!」 足の辺りを突っつかれたけど、そんなに痛くない。 多分、手加減したのだろう。痛みの反動で、一気に 池から飛び出してきた。 友達A「わりぃ、俺のために…あそこの木を叩けばオレンの実が落ちてくるからそれ使って治せよ。ククッ…イヒヒ…」 普通にオレンの実はポケモンには効くけど、 人に効くかは、分からない。とはいっても、 ポケモンの知識が少ないルビーは、木を叩きに行く。 ルビー「こんな感じかな?」 コンコン… ちょっと弱めに叩く。あまりふってこなかったので、 ちょっと強めに叩こうとする。 ルビー「これでどうだっ!」 ゴッ… 木の節々に大きくダメージを与えるほど強く叩いた。 ちょっとやりすぎた…と、ルビーに思わせる暇もなく、 葉っぱから、虫が飛び出してきた! スピアー「ブンブンブン…」 スピアーの縄張りであった木を叩いたため、 スピアーがもう我慢できないらしく、 襲い掛かってきた。 ルビー「ぎゃー!」 叫び声が林に響き渡る。 そして、2分ぐらい走ったところで、家に着く。 ガチャ!バタン! 激しくドアを開けて、激しく閉めた。 時計を見ると、6時を回っていた。 一応、これ以上遊べないのだ。というわけで、 今日出た、ポケモントレーナーズスクールの宿題を 少しずつやっていく。そして、20分ぐらいたって、 やっと宿題を終わらせたのだ。 母はいない。そのため、夕食は自分で作る。 父が買って来た、モンスターボールの絵が書いてある エプロンをまとって、いざ料理を始める準備をする。 ついでに、父はポケモントレーナーで、マスターコロシアムに 挑みにいって、ここ3ヶ月帰ってこない。 父は、’バトルに勝ったらお金をもらえる’ということで、 沢山の人にバトルをして、勝ったら家に振り込む。 ということだ。何もしてくれない父の、唯一の してくれることは、バトルでお金を稼いでくれることだ。 手も洗い、食材も十分あることを確認して、いざ料理を 始めようとしたその時… がちゃっ、バタン。 扉を開けて、誰かが入ってきたようだ。警戒しながら、 おたまとフライパンを持って、足音を立てずに歩く。 ルビー「てやっ!」 フライパンを高く上げる。そこには、見覚えのある人が いた。それは… お父さんだった。 父(トパーズ)「うわ!何何?!ルビー!」 ルビー「…え…」 多少びっくりしたが、何もなかったかのように 台所に戻る。自分は嬉しかった。愛する父の帰還(?)に…。 少しすると、料理が出来て、机に持ってゆく。 父の帰還(?)を祝うかのように、父の好きなハヤシライスを、 食卓に出した。自分は、さっき作っていた、 ホワイトシチューを食卓に出す。 トパーズ「…ルビー…お前ハヤシライスを作れるのか…お父さん…びっくりしたなぁ。」 ルビー「そんなことないよ。」 トパーズ「そうか…それより…ポケモントレーナーになったか?今度一緒に冒険しよう。」 トパーズは、ルビーがポケモントレーナーでないことに 関わらす、どんどん会話を始める。 ルビー「…まだ、ポケモン捕まえてないよ。」 トパーズは、どんどん会話を進めているのに、 いきなりの宣告に、ハヤシライスをほおばっていた スプーンを不意に落としてしまった。 トパーズ「どうしてだ?とっても楽しいぞ!」 ルビー「…」 ルビーは今日あったことを話した。 コクコクと、トパーズはうなずく。 トパーズ「それは、災難続きだったな、怪我はないか?ルビー」 すぐに、バンソウコウが入っている戸棚の近くに行く。 もちろんないよ。 というように、首を縦に振る。 トパーズ「まぁ、いいか。それじゃ、誕生日のプレゼントだ。」 ずしっ。 ルビーの腕に、白い卵を乗せた。何かな?というように、 きょろきょろ卵を見回す。そして、もう一つ、赤いボールを 取り出して、それまたルビーに渡す。 トパーズ「中のヤツが孵化したら、このボールの中に入れてやってくれ。」 ルビー「うん。」 8時。 さっきから、孵化させようと、ベットの上でなでたり、 転がしたりした。この作業をもう300回は行っている。 根気強いルビーが出来ることは、相当凄いことでもあった。 そして… パァァァァ… ルビー「な、何だ?!」 卵が光りながら、ピキピキと割れてゆく…。 ついに卵は孵化したのだ! ルビーの心は、温かく染まってゆく… |
銀 | #2☆2006.04/22(土)08:30 |
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第2話 初めてのポケモン パァァァ… 光りながら亀裂が入ってゆく謎の卵。 いったい何が生まれるのだろうか… ルビーの心は好奇心でいっぱいになった。 そして… イーブイ「ブイ〜」 ルビー「わっ!何これ!鼬(イタチ)?鼬?」 ルビーが動揺して大きな声を上げた。 大きな声は、一階にいた、父にも聞こえていた。 トントン… 父が軽やかに階段を上り、ルビーの様を見に行った。 ルビー「あ!父さん!何これ?鼬?」 トパーズ「違う違う、これは、進化ポケモンのイーブイだ。可愛いから、イーブイの卵を誕生日にあげたんだ。」 ルビー「これって、ポケモンなの?」 びっくりしたまま、ルビーはトパーズに問いかける。 トパーズ「どうだ?カイロスやトサキントより可愛いだろ?」 イーブイをじっと見つめる。後ろにカイロスや トサキントが自然と見えてくる。とはいっても、 イーブイの方が可愛い。ルビーはそう感じた。 ルビー「まぁ、少なくともイーブイの方が可愛いよ。」 トパーズ「そうだ!その通りだ!おっと。ポケモンをゲットしたんだし、これをあげないとな。」 少し、調子に乗ったような会話がはずむ。そして、 トパーズは、赤い本のようなものを取り出した。 トパーズ「これは、ポケモン図鑑!見つけたポケモンをどんどん記録して、最高のポケモン図鑑にしてくれよ!それ、結構高いんだから!」 うん! というように、首を縦に振る。 ルビー「後はポケモンをこのボールの中にいれるだけか…ちっちゃいなぁ…まぁ、仕方が無いや。戻って。」 ルビーは渋々イーブイをボールに戻した。 トパーズ「これでよし。後はお風呂入るから。」 トントン… また軽やかに階段を下りる。 ルビー「ごめんな…出て来い!イーブイ!」 バトルでもないのにルビーはイーブイを出した。 いかにも窮屈そうなので。という理由でボールから出した ルビーは、少しイーブイに愛された。 少しゴロゴロしたり、ゴムボールで遊んだり、 そんな時間が大好きだった。 グルルルル… イーブイの腹がなる。沢山遊んだため、おなかが減っていた。 ちょっと待ってて。といって、ルビーは一階に下りる。 そして、犬が食べそうなくらい、ハヤシライスを持ってゆく。 ルビー「おなか減ったんだから、食べなよ。」 少しイーブイは遠慮していたが、ちょっと時間がたつと ぺろぺろとなめて食べ始めた。 食事が終わってお風呂に入る。 お父さんもポケモントレーナーなので、ポケモンを 洗うことのできるスペースはある。そこで、 イーブイを洗ってあげた。ペット用のシャンプーを 使って。とても気持ちよさそうにしていた。 とくに、湯船に入っているときが一番楽しかった。 そして、夜になった。 ルビー「お休み。イーブイ。」 そういうと、ボールでイーブイを戻そうと、 ボールを低く持つ。 そして、ボールから、赤い光が放たれた。 赤い光は、イーブイの方に向かって一直線にすすむ。 イーブイ「ブイッ!」 電光石火で避けた。そして、イーブイは、ルビーの方に 寄る。 ルビー「一緒に…寝たいのか?」 寝ぼけながらイーブイに問いかける。イーブイは、 頷く。ということで、今夜は一緒に寝ることにした。 こうして、ルビーとイーブイの長くて短い 一日が過ぎて行きました。 |
銀 | #3☆2006.04/24(月)20:33 |
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第3話 コンテスト授業 ここは、ルビーが通うポケモントレーナーズスクール。 学校とは言えど、ボールの中は苦しいと勝手に想像していた ルビーは、大きなバックにイーブイを入れて登校した。 先生「それでは、授業を終わりにします。」 先生が、一時間目のアイテムの授業を終えて、 その後すぐに、小休止が入った。8分間なので、 トイレに行っても水を飲んでもおしゃべりしてもいいが、 ポケモンバトルは禁止させられていた。前に、 ポケモンバトルで何枚も窓ガラスを割られたからだ。 そして、怒りんぼの友達が、するりと駆け寄ってきた。 ついでに、その友達の名前は、’リカイ’である。 (※理解ではありません。リカイを後ろから読むと…?) リカイ「よぉ、ルビー。この間はとんだ災難だったな。」 自分のせいで会ったに関わらずに、普通に話しかけてきた。 ルビー「お前のせいだろ。」 冷たい目線でイバリを睨む。ははは…と、リカイは 気まずく笑う…。そして、4分ぐらい話したところで、 ルビー「じゃ、トイレ言ってくるから。」 ゆっくりと立ち上がる。そして、暫くしてから帰ってきた。 先生「はぁい、では今回の授業は、コンテストです。それでは皆さん、ホールへ向かってください。くれぐれも、走ったり喋ったりしないこと!分かった?」 生徒「はーい。」 そして、皆はロッカールームに向かって歩く。 モンスターボールはロッカールームに入れてある。 ルビーは、大きなバックを背負い、ホールへ行く。 先生「はい、皆さん、コンテストの授業を始めます。皆さんポケモンを出してください。ルビー君は私のポケモンを貸しましょう。」 先生は、今までポケモンを持っていないルビーを気遣う。 ルビー「いえ、ポケモンはあります。このバックの中に。」 ルビーは手を横に振り、バックを指差す。 そうした瞬間、バックの中がモゾモゾ動いた。 皆は少しざわざわしていたが、再び沈黙となる。 先生「それじゃ皆さん。コレを取ってください。」 四角くて色がついた餌を取り出す。 先生「これを、’ポロック’といいます。これを使ってよりポケモンの特徴生かしてあげましょう。」 先生が言った後、自由に渡したが、 まず、一番人気だったのが、赤いポロック。 かっこよさをあげるものとして使われるため、 男に圧倒的な人気を誇った。 次はピンクポロック。 可愛さをあげるものなので、女がピチューに 使ったりしていた。 その次は、黄色ポロック。 たくましくなるというポロックのため、 格闘ポケモンや、虫タイプのポケモンに使う人がいた。 とはいっても、赤いポロックのおまけに使われたが… そして、緑ポロック。 賢くなるため、文学が得意な人が使ったりしたが、 そんなにはいなかった。ついでにルビーも少し 賢くさせるため、緑ポロックを2つ取った。 最後に青ポロック。 美しくできるが、女には可愛いという印象の方が 高かったため、物凄く少ない結果に終わった。 ルビーは、青ポロックを3つとった。 もう気付いた人もいるようだが、ポロックは一人五つ。 バランスよくあげる人がいると思った先生は、 夜更かしして作った青と緑のポロックが無駄に終わった。 リカイ「ところでよぉ、ルビー、お前どんなポケモンを持ってんだ?見せてくれよ!」 こっくり頷くルビー。バックのチャックを開けて、 ポケモンを取り出した。 ルビー「これだよ。俺のイーブイ。」 イーブイは気持ちよく自分の頭をルビーの頭に擦り付けた。 リカイ「だっせーのぉ。やっぱ男はこうだろ。」 モンスターボールから、カイロスを取り出す。 カイロス「フンッ!」 カイロスは、息を荒くはく。そして、その口先に、 リカイはポロックをカイロスにあげる。 まずは黄色いポロック… カイロス「カリカリ…ブッ!」 吐き出した。すっぱいのは嫌いらしいカイロス。 げっそりしたカイロス。ちょっと大げさだが、今度は 赤いポロックをあげた。 リカイ「今度こそ…」 ズボッ!(カイロスの口の中にポロックを突っ込む音) カイロス「…カァ〜イ…」 ホールの中にぐったり倒れこむ。どうやら辛いのも 苦手という、なんとも好き嫌いが激しいカイロス。 リカイ「ッチキショォ!何だよ!食え!」 どすどす地面を叩く。 ルビー「ハイ。待てよ…」 青ポロックをイーブイの鼻の上に乗せる。 犬のしつけのように、待て!という。じぃ〜っとイーブイは 待っている…まるで、ヨシ!を待ってるかのように… ルビー「ヨシ!」 パク! ヨシといった瞬間、鼻の上にあったポロックを むしゃむしゃ食べる。 ルビー「あっ!食べたよ!リカイ!食べたよ!」 にっこり笑ってリカイに話しかける。 リカイ「駄目駄目!すぐ吐き出しちゃうよ!」 吐き出す様子も無く、次のポロックをいっと待っている。 ルビー「じゃ、ヨシ!」 青いポロックを2つ上げた。すぐにそれをむしゃむしゃ食べる。 緑ポロックも、青ポロックまでとは言わないが、 むしゃむしゃ食べた。 ルビー「へっへー!すげーだろ!」 リカイ「くだらねぇ!」 どかどか帰っていった。 ちょうど授業が終わっていた。 ルビー「なぁ、リカイ?」 5時間目が終わって、帰りの前に、リカイに話す。 とっくのとうに仲直りをしている。 それが友達だ。 リカイ「どうした?ルビー…」 ルビー「俺さ…ポケモンもゲットしたから旅に出ようと思うんだ。これから会えなくなるって伝えたくて。」 リカイ「ホントか?」 リカイは、びっくりした。突然の別れに… そして、学校から帰ってきて、家で… ごそごそ… ルビー「これはいるな。あ、これはいいや。」 どんどんバックに物を詰め込んでゆく。 トパーズ「どうした?ルビー…友達とピクニックか?」 …無言のまま、作業を続ける。 そして、作業が終わったあと、ローラースケートを持って、 外へ出る。父もついて来た。 ルビー「お父さん…」 トパーズ「何だ?」 渋々言うルビーに、お父さんはちゃんと聞いていた。 ルビー「凄いトレーナーになって帰ってくるから!強いポケモン連れて帰ってくるから!」 ダッ! 凄い勢いで、家から離れてゆく。その勢いで、 町から出る門に向かってゆく… |
銀 | #4☆2006.04/29(土)08:58 |
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第4話 ドラゴン使い…! 急いで町から出てゆく… 愛する父との別れに、寂しいところもあった。 空に、こぼれた涙の雫が残る。 ルビー「もうそろそろだ…」 イーブイを片手に持ち上げ、急ぎながら言うルビー。 近くには、門が見える。町の出口はここしかないため、 旅をしたりするものはここから出る。 そして、門の前に着いた。急いできたため、 汗が出てくる。額の汗をぬぐう。それと同時に 涙もぬぐう… ルビー「開けっ!」 ルビーが力いっぱいに門を押したが、全く効果が無い。 イーブイも、頭の上から力を出して門を押す。 門番「そこは開かんぞ。さっさと帰るのだ。」 ひげを生やしたおっさんが、ルビーを止めた。 だが、聞く様子も無く、ただ門を押し続けた。 門番「ふぅ…いくらいっても時間の無駄じゃな。オイ、少年。わしを倒したらその門を開けてやっても良いぞ。」 ピクッ… 即座にルビーは反応を示した。そして、おっさんは モンスターボールを2つ取り出す。 門番「わしのポケモン、ハクリューとビブラーバを倒したら認めてこの門を通してやる。」 ルビー「ちょっと待った!俺ポケモン、イーブイしか持ってない!」 …暫しの沈黙が起こった。だが、 リカイ「うっはっは!聞いたぜ!その話!俺が協力してやるぜ。ちょっと虫ポケ探すためにここから出るからなぁ!」 門番「よかろう。タッグバトルじゃな。」 こうして、門番とルビー達のバトルが行われた。 ポケモンバトル開始! リカイ「いいか…よーく見てろよ。2人抜きすっからな。」 門番「では、行くぞ。出てきなさい!ハクリュー!」 門番はまずハクリューから出すことにした。 タイプで考えると不利なリカイ。なぜなら使うのは 虫ポケモンだからだ。 リカイ「行け!カイロス!ぶちのめせ!」 カイロスはおもっきり接近する。 門番「ハクリュー!高速移動!」 ハクリュー「リュー!」 ここで、ハクリューの移動スピードが早くなる。 しかし、リカイは気にせず、 リカイ「コレで終わり!ハサミギロチン!」 一気にハサミを接近させる。当たれば終わる、 最強の技。と思ったリカイだが… 門番「冷凍ビーム。」 ハクリューの口から凍ったビームが放たれた。 しかし、冷凍ビームはカイロスに弾かれてしまう。 リカイ「このパワーにかなうかよ!」 カイロス「カイ!」 リカイの説明に、カイロスも気合を入れた。 ハクリューとカイロスの距離が狭まってきた。 だが… カイロスが転んでしまった。後、3メートルくらいの 距離だというのに…現場を見ると、 冷凍ビームで凍った地面のことを忘れていたのだ! 門番「容赦はしない…破壊光線!」 カッ! 激しく光が起こり、それがやがてビームの形となり、 手加減せず、攻撃した… スゥゥ… 光が無くなり、あたりはびりびりとした、緊張感が 渦巻く。 リカイ「あぶねぇ…硬くなるでぎりぎりまで高くしたからな…やられなかったぜ」 カイロスも、息が切れてきて、苦しいようだ。 リカイ「行けカイロス!リベンジ!」 破壊光線のリベンジを繰り出した! ハクリューも相当ダメージを食らっていた。 門番「ハクリュー、冷凍ビーム。」 カイロスは、体力の消費が激しかったため、 冷凍ビームを避けることはできなかった。 リカイ「クソ…ルビー。お前じゃ勝てない。あきらめろ。」 リカイは、ルビーにあきらめるように伝えたが… ルビー「まだまだ!よーし、Go!Go!イーブイ!」 やはりイーブイを繰り出した。 ルビー「シャドーボール!」 シャドーボールを一発繰り出した。 門番「冷凍ビームでかき消せ!」 シャドーボールは凍ってしまう。にっこりと笑う、 門番とハクリュー… ルビー「電光石火!」 ハクリューの後ろから、イーブイが飛び出し、 ハクリューにダメージを与えた。 門番「…後ろか…」 手を額にあて、悔しく言う。 門番「では行くぞ、ビブラーバ!」 最後のポケモン、ビブラーバが飛び出した。 門番「砂嵐!」 ザアアアアア… あたりは砂嵐に巻き込まれた。 このままでは、体力が尽きてしまう。 ルビー「穴を掘る!」 穴を掘って回避する作戦を考えて、穴を掘ってそこに隠れた。 門番「嫌な音!」 キィィィィン! 穴の中に隠れていたため、音が反射して、もっと 嫌な音になった。 ルビー「シャドーボール!」 黒い玉が飛び出して、穴の近くにいたビブラーバに当たった。 門番「一撃でかたつける!アレを使え!」 シュイィィィン… エネルギーがたまる。太陽光線を吸収して いるようだ。 ルビー「イーブイ!シャドーボール!」 門番「ビブラーバ!ソーラービーム!」 激しく緑と黒がぶつかった。 門番「(威力では勝った。)」 ルビー「行け!イーブイ!電光石火!」 門番「何?!無傷?!」 ギリギリ、素早さで避けた、イーブイは無傷、 ビブラーバはちょっと反動があるようだ。 そして、電光石火で転んだビブラーバに… ルビー「恩返し!」 青白い光がイーブイの力を増している… ルビー「(自分への恩に任せた…この戦い…)負けるわけにはいかない!」 ドガッ! 恩返しは、大きなダメージを与えて この戦いの終結の印となった。 門番「バ…馬鹿な、わしのポケモンが負けるなんて…」 門番に門を開けてもらい、いよいよ冒険が始まった! |
銀 | #5☆2006.05/27(土)08:52 |
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第5話 強敵出現! ルビーは、野原の道をゆっくり歩いていた…今まで、 危険なポケモンが居るルートは、完全に封じられていて、 足一つ踏み入れる事が出来なかった。そのため、 公園や林とは違う、本物の自然を見れる。 一歩一歩歩くごとに、関心の心がじっくりわいてくる。 ガサッ… ルビー「ん?何だ?」 葉っぱが揺れる音に、ルビーは耳を傾け、あたりを見回した。 すると… ポケモンが現れた! コダック「コワァ?」 コダックは不明な鳴き声をした! その隙をついてモンスターボールを投げつけた! ポコン!(モンスターボールから出る音) コダックは出てきた。 ルビー「おしい!もう少しだったのに…」 コダックの水鉄砲! ルビー「シャドーボールでかき消せ!」 イーブイのシャドーボールは、水鉄砲を全部消した。 ルビーはモンスターボールをもう一度使った! ポン…(ポケモンを捕まえた時の音) ルビー「コダックゲット!」 歓喜に浸っている時間も少なく、また、かさかさと 音が聞こえた。次もポケモンだろうと、 自信気に待った。 すると… ?「ルビー…」 どこかで聞きなれた声がする。間違いなく、 これは人。もっと警戒する…。 ?「久しぶりだ。お前と会うのは…」 ルビー「誰?」 とっさに聞くすると… ポン! 謎の男はイーブイを出した。 ちなみにアクセサリーとして、赤い石があるのは見えた。 ルビー「あぁー、そゆことね。バトルすんでしょ。」 自信気に挑発してみたが、効果は無かった。 ?「OK。話さなくても分かるようだし行かせてもらうよ…」 ルビー「お前もイーブイ使うなら1対1のイーブイバトルで良い?」 ルビーは自分でルールを決めた。 イーブイ対イーブイの勝負が始まった! ?「イーブイ!修行の成果を見せろ!シャドーボール!」 ルビー「よーし!こっちもシャドーボールだ!」 イーブイたち「ブイ!」 謎の男のイーブイが放ったシャドーボールは、 少し発動が遅く、コントロールが悪い。 一方ルビーの方は一発一発正確に当てていく。 ?「どうした?!もっと正確に当てろ!貴様はその程度か!!」 イーブイは、下を向いて、じっとしている。 そして、ルビーは今何かに気付く。 ルビー「あのイーブイ…傷だらけだ。」 ルビーは、いたるところに傷があることに今気付いた。 ?「それがどうかしたか?どんな傷が付こうとも、ポケモンがそんなに苦しもうとも…俺達は強くならなければならない!マスターコロシアムで勝つのはそういう道だ!!」 男が力説したが、ルビーはすぐ返した。答えを。 ルビー「そんな事…可笑しいに決まってるだろ!」 ?「俺はそんな答えも持つ者が弟だとは思わなかった。さぁ、一瞬で倒してやる!覚悟しろ!破壊光線!」 ルビー「穴を掘れ!」 ズボッ… イーブイは穴を掘って隠れた。破壊光線はかわした。 ルビー「なんつー威力だ。これを食らったらひとたまりもないよ。」 だが、一瞬では倒せなかった。そして、 ルビー「穴から出てきて、恩返し!」 速攻で出てきてタックルを繰り出したが、手ごたえは無い。 ?「残念。守るだ。そしてコレで終われ!アイアンテール!」 鉄のように硬くなった尻尾は、おもっきりイーブイにたたきつけた。そして、イーブイは地面にうもった。そして、 男のイーブイは隠れた。 ?「君のようにポケモンをペットのように考えているようでは永遠に強くなることは許されない!」 そう言い残して男は去っていった。 そして、自分はある決心をした。 ’ペットでも強くなる’と。 その後、イーブイを地面からゆっくり取り出して、 胸に抱きかかえた。ポケモンセンターを目指して ローラースケートを走らせた。 すると… あの男が帰ったときに隠れていたイーブイが出てきた。 ルビー「お前は…」 仲間になりたい。と、擦り寄ってきた。 ルビー「お前にはパートナーがいるんだ。いってこいよ。」 といったが、いく様子は無いので、そのまま仲間に することにした。 ルビー「よーし、行っくぞー!」 もっと早くローラースケートを走らせた。 |
銀 | #6☆2006.06/27(火)07:38 |
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第6話 アクア団…再会! ルビー「はぁはぁ…。」 もうどのくらい走ったのだろうか。ローラースケートから 車輪の回る音が耳元にも伝わってくる…。 頭からは大粒の汗が流れ落ちてくる。息も切れていて、 もう最悪の状態なのは言うまでも無いだろう。 しかし、まだ神は自分を見捨ててはいなかったのだ。 疲れによって倒れ落ちた先には、町が見えていた。 もう少し…もう少しでたどり着きそうなのに… 自分の体が言う事を聞かず、そのまま倒れこんでしまった。 ルビー「うぅ〜ん…」 30分くらいたったとき、ルビーは目覚めた。意識が 朦朧としている…。 ルビー「はっ!」 突然にも意識がはっきりとして、あたりを見回した。 ?「あ、起きた。」 ルビーが起きた先はベットだった。 …確かに自分は、道端で疲れ果てた末、寝た。 とは思っていたのだが… ?「はぃ、おはよう。僕はラピスラズリ。君は?」 いきなりなのに真顔で自己紹介をしてくる。 こういう勇気がある人は凄い。 ルビー「…俺はルビー。宜しくね…」 まだ起きたばかりでまだなにか、元気がない。 そこへ… バンバンバンバン! ルビー「わっ!」 いきなり、木製の厚いドアをおもっきり叩く音が聞こえた。 ルビーは一瞬の出来事に、転んでしまった。 ラピスラズリ「やば…っ!ルビー君!隠れて!」 少しだけ声の加減をして話しかけた。ルビーはあたふた して、そのあたりを見回した… !良いものがあるじゃないか! ルビー「この、チルットの人形に隠れるね!」 ズボッ。 チルットの人形の中にスルリと入り込んだ。 特注の巨大人形だったのである。 アクア団「おい!税を払え!」 ラピスラズリ「は、はいっ!」 ラピスラズリは冷や汗を体から噴出して焦った。 そして、棚からお金を出してはらった。 アクア団「確かに受け取ったぞ。」 バタン! 力強くドアを閉めた。びりびりと変わった雰囲気に、 ルビーは思わず息をのんだ。 ルビー「ぷはぁ、辛かったぁ…」 ガチャッ! アクア団「おい!金が足りねぇぞ!って…あ。」 ルビー「あ。」 アクア団とルビーの目が思わずあった。 ラピスラズリ「ルビー君!逃げよう!」 ルビー「お…、おう!」 ダッダッダッダ… 砂埃をあげて駆け抜けた。 アクア団「ち、ラピスラズリの奴…ガキをかくまってたのか。こりゃお仕置きが必要だな。」 冷静にアクア団の一員がつぶやいた。 ルビー「ここまで逃げ切れたら大丈夫かな…。」 ルビーは息を切らせて言った。 アクア団「逃がさんぞ。」 ラピスラズリ「速っ!」 ラピスラズリは本当にある話かよ。と思った…。 ラピスラズリ「あっ!ダッシュさん!ルビー君!来て!地獄に仏だよ!」 いきなり快晴の声を張り上げて、喜んだラピスラズリ。 そこには、18歳くらいの青年が立っていた。 ダッシュ「またお前達か。もういい加減に弱いものいじめはやめたらどうだ?」 アクア団「ハァ?お前の説教聴いてる暇は無いんだよ!邪魔するなら痛めつけるぞ?」 にやりとアクア団は笑い、ダッシュに説教をやめるように 脅したのだが… ダッシュ「よし、ポケモンバトルだ。」 アクア団「けっ!望むところだな。」 ダッシュ「行け!マルマイン!」 マルマイン「マァァ…」 アクア団「行け!サメハダー!」 サメハダー「サァメェ…」 両者のポケモンが並んだ。 ダッシュ「行け!10万ボルト!」 バチバチ! サメハダーに先制してダメージを与えた!効果は抜群! アクア団「くらえや!波乗…」 ダッシュ「お前が食らえ。電磁波。」 ガガガ…ジジジ… 電磁波がサメハダーを包み込んで、相手を麻痺させた。 アクア団「お前…、俺の番だぞ!」 アクア団はぶち切れた。 ダッシュ「さぁ?僕のポケモンは君が攻撃する時にもう一度攻撃できるほど素早いんだ。それだけだよ。」 説明が続いた。 バチバチ… サメハダーは麻痺して攻撃を繰り出せない…。 ダッシュ「おやおや。相手が麻痺して自分が3回攻撃できるほど差が開いちゃったかなぁ?」 アクア団「ありえん!」 ダッシュ「じゃ、終わりね。10万ボルト! ×3!」 ドガァァァン!! 電気の摩擦で爆発を起こしてしまった。 その一撃で相手を完全に蹴散らした。 ルビー「強い…」 ラピスラズリ「そりゃそうだよ!だって、ダッシュさんはスピードコロシアムの番人なんだからね!」 ルビー「何だってぇ?」 ルビーはがっくりと膝を付いて2秒くらい考えて… ルビー「(スピードコロシアムでさえ強いのかよ…肝に銘じておかないと…)」 それでもまだルビーはあきらめてはいなかった! |
銀 | #7☆2006.07/02(日)19:29 |
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第7話 伝説と戦ったポケモン ルビー「あ!そうだ!俺、ポケモンセンターに行かなくちゃ!」 ルビーは突然思い出すと、すぐにポケモンセンターへ行った。 ラピスラズリ「それよりダッシュさんはどうしてここに居るんですか?スピードコロシアムはどうしたんですか?」 突然、ラピスラズリは気付くとダッシュに 疑問を押し付けると、ダッシュは急にきりりと真面目な顔に なって答えた。 ダッシュ「スピードコロシアムに勝った子が居てね、その子をちょっと見送りしてて…」 急にダッシュは指をさして、女の人に注目を寄せた。 ダッシュ「あそこに居る子で、翡翠っていうんだ。彼のドーブルで全員やられちゃってね。」 ため息を少しついた。そして翡翠からは… こんな声が聞こえてきた。 翡翠「次のチャレンジャー誰?」 A「よーしィ、俺と勝負だ!」 翡翠「いけっ!私のドーブル!」 ドーブル「ぶー。」 A「行けェ!バタフリー!」 バタフリー「ハダフリー…」 両者ポケモンを繰り出して、バトルが始まった。 翡翠「余裕だわ。ドーブル!エアロブラスト!」 A「変な名前の技行ってんじゃね…」 ズバン! 空気の波動が、いくつもバタフリーを狙って突っ込んだ。 流石に、この波動をかわすことは出来ず、全て命中! バタフリーは倒れた。 ドーブル「どう?私のドーブルは?」 A「うわぁ!」 町中に泣き叫ぶ声が聞こえた。 ラピスラズリ「なんですか?あの技は…確かエアロナントカって行ってましたよね…」 またダッシュに聞いた。そうすると… ダッシュ「アレはエアロブラスト。神話に出てくる最強とも言われるポケモン、ルギアが愛用して使っていた技だ。実際のルギアのエアロブラストは嵐を巻き起こすと伝えられている。」 ラピスラズリ「へぇ…困ったもんだなぁ。」 その頃ルビーは… ルビー「はぁはぁ…よし、着いた!」 ウィーン… ポケモンセンターのドアが開いた。すぐに中に入る。 ルビー「ジョーイさん、この3匹、よろしくお願いします。モンスターボールを取り出して、ジョーイさんに渡した。 ジョーイさん「はい。責任を持ってお預かりします。」 ゾロゾロゾロ… ルビー「ん?」 沢山人が入ってくる大体10人くらいだろう。 そして、長打の列を作り出して並んだ。 ルビー「先に並んどいて良かった…」 長打の列はどんどん増えていった。ちなみに コレは全て翡翠と戦ったものたちだ。とても無残だ。 ガラガラ… また誰か入ってきた。 ラピスラズリ「ルビー君!」 ルビー「あ!ラピスラズリ!どうかした?」 イスに座りながら息の切れたラピスラズリに話しかけた。 ラピスラズリ「大変だ!スピードコロシアムをクリアした人がいるんだよ!」 慌ててルビーに言い聞かせた。 ルビー「だったら俺は…クリアしてやるぜっ!」 完全的に余裕を持つルビーに、果たして策はあるのだろうか? |
銀 | #8☆2006.11/23(木)08:39 |
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第8話 VSダッシュ!(前編) ルビーは、スピードコロシアムの入り口の前を歩いていた。 もちろん、付添い人として、ラピスラズリも ついてきていた。 ラピスラズリ「ダッシュさんに…勝てるのかな?」 ラピスラズリは、不安そうにルビーを見守る。 ダッシュ「待ってたよ。ルビー君。君ならここに来れると思ってた。さぁ、早速こっちにおいで。」 ダッシュはフィールドへルビーを手招きした。 ルビー「こっ、これは…」 あまりの驚きに、ルビーは絶句した。 なんと、目の前では、ベルトコンベアーが高速で作動 しているではないか! ダッシュ「ここは、僕ら、スピードコロシアムで戦うためのフィールド。その名も【ソニックコンベアー】」 ルビー「ソニック…コンベアー…」 目を丸くして、フィールドと、コンベアーを見つめた。 ダッシュ「このコンベアーのスピードには、僕のポケモンも叶わないんだ」 ルビー「あのポケモンが、叶わないスピードか…」 ルビーは顎に手をあてて、少し考え出した。するとダッシュは、 向こう側の壁を指差し、こう言った。 ダッシュ「あの壁に触れたらアウトだよ。もちろん、上もね。」 ルビーは、上にも横にもある、赤いバッテン印の 壁に目がいった。 ダッシュ「さぁ、僕との勝負を始めようか。」 ルビー「Go!Go!コダック!」 ポコォン! コダック「コワァ?!」 ダッシュ「ほぅ、コダックか。ここでは電気タイプを使うのが得策だな。だが、ハンデだよ!行けっ!テッカニン!」 ポコォン! テッカニン「テッカニーン!(謎)」 審判「では…バトル開始!」 いきなり始まり、ベルトコンベアーに乗ると、指揮できないほどポケモンは くるくると回り出す。 しかし、このトラップにはテッカニンには意味がない。なぜなら、 テッカニンは浮いているからである。 ダッシュ「影分身を二回使え!」 得意の素早さを生かして、影分身を二回使った。 沢山テッカニンがいるように見えた。 ルビー「くっ、よし、コダック、片っ端から念力を当ててって!」 ビビビ… 念力を照射したが、ほとんど意味がなかった。 狙った者達の全員が、影分身だったのだ! ダッシュ「残念だったな。テッカニンは上にいる!」 勢い良く、テッカニンは落下して切り裂く攻撃の準備をはじめた! ルビー「そうだ!水鉄砲!」 コダック「コワァ!」 バッシュッ!という音とともに、テッカニンに水鉄砲が飛んでいった。 ダッシュ「切り裂け!」 切り裂く攻撃であっけなく水鉄砲は斬られてしまったが、こんなことは ルビーにとっては想定内のことであった! ルビー「念力で水鉄砲を操れ!」 そういうと、念力で水鉄砲はテッカニンの横に行き、勢い良く、 両側の水はテッカニンに当たった!しかも念力付きだ。効果は てきめんだろう。 ラピスラズリ「流石です!あそこまで出来るなんて…!」 ラピスラズリは、感動していた。 そのころにも、テッカニンの加速は続いてくる。それにオマケで、 影分身を最高まで、高め、最強の素早さと最強の回避率のポケモンが出てきた。 ルビー「くっ、こんなに速くてかわせるポケモンなんて…だが…コダック、波乗り!」 サァァァァ!! 水の波が、どこからともなく出てきて、テッカニンを飲みこもうとしていた! ルビー「全体攻撃であればかわされることはほぼないし、かわそうとしても上にしか逃げられない!もらった!」 ダッシュ「甘いねルビー君。僕はまだ技が2つ残っている。テッカニン、守るだ!」 カキィィィィン! 波乗りを完全に受け止めて見せた。 ダッシュ「切り裂くを使え!」 シュバッ! 攻撃が行われたが、波乗り使用時に出た水でコンベアをすべり、 なんとか攻撃を避けた! ルビー「(まずい…、打つ手は全部打ったってのに。奴は技を一つ残して…コダックが覚えてる技は…【念力】【水鉄砲】【波乗り】【自己暗示】…)」 しばらく、考えたところで、ルビーは声を上げた。 ルビー「そうか、自己暗示か…よし、これを使おう!」 |
銀 | #9☆2007.01/05(金)13:24 |
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第9話 VSダッシュ!(後編) ルビーは、自己暗示にひらめきを表すと、 即座に自己暗示を使った! ルビー「コダック!自己暗示だ!」 キュピィィィン! コダックは暗示をかけて、相手があげた回避率と 素早さを自分にもかけた。 ダッシュ「ほう…、自己暗示か。だがね、僕のポケモンはもともとはやいんだよ。食らえ!切り裂く!」 テッカニンは、鋭い爪をふりまわした! ルビー「念力!」 叫ぶと、即座に念力を繰り出した! コダック「コワァ!」 ベシッ!と念力が当たった。そのとき、 一瞬、切り裂くがのけぞりで強制終了されて、さらには その隙を見せた。素早さが高くなったため一瞬の隙も、 とても大きくかんじるようになってきた! ルビー「波乗り!」 ザバァァ!! ダッシュ「上に行くんだ!」 シュバッ! 勢いよく上に行くと波はもっと高さをあげた。 ダッシュ「くっそ…もっと高くだ」 歯をギリリと食いしばりながら、テッカニンはさらに上に上がっていった ルビー「ダッシュさん…、俺、わかったぜ。この戦いの…手っ取り早く勝負をつける方法が…」 ダンッ! テッカニンの背中が、罰点印の描いてある壁に、 勢いよくぶつかったのだ! 壁にぶつかったらそのポケモンは、無傷であろうと負けだ ダッシュ「ふふ。君の狙っていたのはこのことか。ははっ。楽しくなってきたよ」 ささやかに、ダッシュは笑顔を見せた。 ラピスラズリ「おぉ…順調じゃないですか…」 ラピスラズリの心はわくわくしていた… ダッシュ「さすがだね。ルビー君。だが…、マルマインに勝てるかな?」 モンスターボールを取り出して、ダッシュは自分の顔に モンスターボールを近づけた。 ルビー「…御託はいいぜ。出してみな!その…マルマインを!」 ダッシュ「いけ!マルマイン!」 ポン! マルマイン「マルマイン!(謎)」 ルビー「小手調べだな…、コダック、水鉄砲だ!」 ダッシュ「スピーダー…」 アイテムを使って、マルマインの速さを増した。 気づくと、マルマインの姿はそこになかった。 なんと、コダックのすぐ後ろにいたのだ。 ダッシュ「10万ボルト!」 ビリビリビリッ! 10万ボルトは効果抜群!どさっと倒れた。 ルビー「やられたか…、ゆっくり休んでくれよ!」 コダックをモンスターボールに戻した。 ルビー「よし…Go!Go!イーブイ!」 すたっ。と、首飾りの付いたイーブイが出てきた。 と思うと、イーブイの石とイーブイの体が光りだした! ダッシュ「こっ、これはまさか…進化?!」 冷や汗を流しながら、ダッシュは言った。 イーブイ⇒ブースターに進化! ルビー「すげぇ…これが進化…」 ダッシュ「ふふ…バトル中に進化とは…おもしろい。おもしろいぞ!」 ルビー「よしっ!ベルトコンベアに火炎放射!」 ボワッ! 流れながら火をつけてゆく。しかも、貰い火の効果で さらに威力をあげている! ダッシュ「くっ…ジャンプだ!」 マルマインがジャンプすると、同時にジャンプした! ルビー「破壊光線だ!」 ダッシュ「10万ボルトを二発放て!」 ドゴォォォッ! もはや、ステージのベルトコンベアが砕け散り、 荒地に近い状態になっていった。 ダッシュ「これが最後になりそうだな…、ルビー君!」 ルビー「これでどっちが立っていられるか…!」 4つのポケモンとトレーナーは精神を統一すると、 決め技を放った! ルビー「破壊光線!」 ダッシュ「雷だ!」 ドォォォォン!! 最後に立っていたのは、ルビーとブースターだった! ダッシュ「完敗だ。ルビー君。いい勝負だったよ」 そういうと、黄色い石をくれた。 ダッシュ「この石があと五個あつまれば、マスターコロシアムに出場できる」 にっこり笑うと、ルビーは、 ルビー「ありがとうございます。」 と礼をして立ち去っていった… |
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