ぴくの〜ほかんこ

物語

【ぴくし〜のーと】 【ほかんこいちらん】 【みんなの感想】

[879] **ずっと友達**

みつば #1★2006.04/28(金)21:31
〔第1話 ラーム星人のたくらみ〕


沢山のボタンを押す音だけが響く、ラームUFO内。
 
ラーム星人は今まで数々の星を侵略してきた。今は次に侵略する星を探しているらしい。

そんなやつらには思いやりも、疲労も、感情もない。いわゆるロボットに近い生命体だ。

そんな静かなラームUFO内に呼び出しが出た。

    『…358号、王がお呼びだ。至急[ワープ室]へ来い』

385号
「…?」

385号は静かに立ち上がり、[ワープ室]へ向かった。

385号
「王様、ご用とはなんでしょう…」

王様
「次に侵略する星が決まった。その名は…地球。
 だが、そこに住む生物はとても高い知能を持つという。だから優秀なお前をスパイにだす。
 わかったならば【ワープマット】に乗れ。」

385号
「はい…」

385号はワープマットの上にのった。すると385号は姿が変わり、可愛らしい生物に変身した。

385号
「それでは行ってまいります…」

             しゅっ

385号は地球へとワープしたのであった…。
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みつば #2☆2006.04/28(金)21:30
〔第2話 謎のキツネ〕

僕はピカ。

それは雨の降る午後のこと

1匹の素敵な友達と出会った

しかし、それが大きな事件を巻き起こすなんて、思ってもいなかったんだ――…


   ぱしゃぱしゃぱしゃ…

ピカ達は公園からつまらなさそうに出てきた。

ピカ(ピカチュウ)
「ちぇーっ、降ってきちゃったよ。せっかくサッカーやろうと思ったのにな。」

ラィキー(ブラッキー)
「だな。最近天気わりぃよな。何かの前ぶれだったりして♪」

フィル(エーフィ)
「ちょ…ちょっと怖いこと言わないでよっ。」

僕達3人組はいつも一緒。いつも一緒に遊んでいる。

ピカ
「僕、友達にこのスパイク返さなきゃいけないから…、じゃね!」

ラィキー
「おぅ、じゃーな。」

フィル
「じゃ〜ね〜☆」

ラィキー&フィルと別れてからピカは友達のギラスの家へ向かった


ギラスの家に着いた。ピカはチャイムを鳴らしたら、ギラスが出てきた。

ギラス(ヨーギラス)
「あっ、それ俺のスパイク。返してくれたんだ。ちゃんと手入れはした?」

ピカ
「したってば。」

ギラス
「そうか、サンキュ。んじゃな。」

ピカ
「ばいばーい。」

ギラスにスパイクを返し、家に帰ろうとしたピカの耳には誰かが泣き声が聞こえた。

   「うぅ…、ひっく…、ひっく…」

ピカ
「?」

その声がする草むらをのぞくと、何やらキツネのような生き物がロープで縛られていた。

ピカ
「わ!ど、どうしたの?!今ほどいてあげるから!」

ピカは慌ててロープをほどいた。

キツネらしき生き物
「はぁ…、はぁ…、あ…ありが…っ、ぜぃぜぃ…」

ピカ
「とっ、とにかく僕んちおいでよ!」

ピカはキツネらしき生き物をダッシュで家に連れて行った

   


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みつば #3★2006.06/30(金)18:21
〔第3話 命名クリーク!〕

●キツネらしき生き物
「う〜ん…、こ…ここは…?」

キツネらしき生き物は目をこすりながら布団から起き上がった。

●ピカ
「あっ、目が覚めたんだね。薬草に詳しいフィルが来てくれてよかっー」

●ラィキー
「その薬草を見つけたのは俺だけどな」

キツネらしき生き物はハッとして深々と頭を下げ、

●キツネらしき生き物
「どうもありがとうございました。貴方たちがいなければどうなっていたことやら…」

●ピカ
「まぁね、当たり前のことをしただけさ!」

とても丁寧な言葉で感謝されたピカ達はちょっと得意気だった。

●キツネらしき生き物
「ところで…、貴方達のお名前は…?」

●ピカ
「あっ、遅れたね。僕はピカ!」

●ラィキー
「俺はラィキー」

●フィル
「私はフィルっていいます。貴方の名前は?」

●キツネらしき生き物
「385…ごふっ!げほっげほっ!え、えーと…。まだ名前がないのです」

キツネらしき生き物は何かいいかけたが、咳き込んだ。

○キツネらしき生き物
(あ、あぶねぇ〜…)

●ピカ
「そうなの…。んじゃ僕が名前をつけてあげるよ。う〜ん…」

ピカ達は考え込み、数分後、ひらめいたようだ。

●ピカ
「君、見た目も結構可愛いし『クリーク』って名前はどうかな?」

ラィキーとフィルもうなずいた。

●キツネらしき生き物
「と…とってもいいです!嬉しいです!」

○キツネらしき生き物
(変な名前つけやがって…)

●ピカ
「んじゃ決定!よろしくクリーク!」

クリークは苦笑いしながら礼をした。
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みつば #4☆2006.06/30(金)18:18
〔第4話 大切なお守り〕

●ピカ
「ところでクリークは何で縛られていたの?」

●クリーク
「記憶があまりないけど、誰かに追われていたんだ。
 それで縄で縛られてそこで待ってろ≠チて言われて…。」

●ラィキー
「ふぅん。記憶喪失ってやつか。
 てか、そいつは何でクリークを狙っていたんだろうな。」

●クリーク
「それは多分、僕の持っているお守りを狙っていたんだと思います…。」

ピカ&ラィキー&フィルは真剣に話を聞いていた。
しかし、それは385号の真っ赤な嘘であった。

○クリーク
(くくく。こいつらぁ、単純なんだな。
 簡単に騙されてらぁ。)

●クリーク
「あぁ――――――!!」

ピカの家がゆれた。

●ピカ
「ど、どうしたの?!」

●クリーク
「大切な…、大切なお守りがないんです!」

●ピカ&ラィキー&フィル
「えぇぇ――?!」

●クリーク
「多分僕が縛られた近くの洞窟に落としたんだと思います!」

フィルは思いとどまった。

○フィル
(あそこの近くに洞窟なんてあったかしら…?)

それもそのはず。
その洞窟はラーム星人が作った洞窟。

●ピカ
「探しにいこうよ!そいつにとられちゃう!」

ピカは立ち上がった。

●クリーク
「で…でも、あの洞窟には魔物がウジャウジャいるんですよ?!
 とても危険です!」

そう。その魔物の正体はラーム星人である。

●ピカ
「何言ってんの。仲間がピンチなんだ。放っておけないよ!
 僕達、友達でしょ?」

クリークは”友達≠ニいう言葉を久しぶりに聞いた。
そしてその言葉はクリークの心の中にしみていった。

ブンブン!(クリークが首を振る音)

○クリーク
「ふん…、馬鹿め。」

クリークはこっそり通信機を取り出した。
それは宇宙を越えたメール送受信機だった。

≪地球人はとても単純。
 少しその間に入っただけで仲間と意識する。
 仲間になりすまし、調査を進めていくつもりだ≫

●クリーク
「よし、送信っと…」

ぽちっ。
メールはラーム星に送られた。

●ピカ
「クリーク!何やってるの?早く行くよ!」

●クリーク
「あ…、は、はーい!」

クリークは通信機をしまい、ピカ達の後に続いた。
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みつば #5☆2006.07/02(日)17:44
第5話 〔恐ろしい洞窟〕 (書き方がコロコロ変わってすいません)

洞窟に着いた。
その洞窟は今にも動き出しそうなオーラを出していた。

ピカ
「こ…ここ…?」

ラィキー
「何だ、ピカ。怖いのか?」

ピカ
「ん…、んなわけあるかっ!…ガタガタ」

ピカはわかりやすい性格だった。

クリーク
「…、いきましょ」

てくてくてくてく…。

何事もなくどんどん奥に入っていった。

クリーク
(ここら辺で423号が魔物役を…。)


「ぎゃおぉ―っ!」

ピカ&ラィキー&フィル
「うわぁ―っっ!」

クリーク
「で、出ました!魔物です!」

クリーク
(さーて、地球人の実力、見せてもらおうか!)

ピカ
「わー!うひーん!」

ラィキー
「あわわ!助けてくれぇ!」

ピカとラィキーは右往左往して逃げ回った。

クリーク&フィル
「…。」

フィル
「もう!だらしないんだから!」

フィルがジャンプして、魔物に噛み付いた。

魔物
「うぎゃおぉ!」

魔物も負けじと振りほどく。そしてフィルを踏みつけた。

魔物
「…!」

踏みつけたはずのフィルがいない。
辺りを見回すと頭上からフィルが飛び降りてきた。

フィル
「ふふっ。分身に騙されたね!くらえ、サイコキネシス!」

魔物
「ぎゃあぁー!」

魔物は倒れた。

クリークは口をあんぐりと開いてみていた。

パチパチパチ
拍手が聞こえた。

ピカ&ラィキー
「いやー、フィル様。おみごと!大統領!日本一!」

フィル
「もう…、たまには男の子に助けられたいのに…。情けないなぁ…」

クリーク
(な…なんだあれは…。地球では♀の方が強いのか?)

フィル
「クリーク。進むよ。」

クリーク
「う、うん…」

ぱたぱたとクリークは走ってきた。

   地球調査は長くなりそうだな…。

そんなことを思いながら…。
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[879]

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