みつば | #1★2006.04/28(金)21:31 |
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〔第1話 ラーム星人のたくらみ〕 沢山のボタンを押す音だけが響く、ラームUFO内。 ラーム星人は今まで数々の星を侵略してきた。今は次に侵略する星を探しているらしい。 そんなやつらには思いやりも、疲労も、感情もない。いわゆるロボットに近い生命体だ。 そんな静かなラームUFO内に呼び出しが出た。 『…358号、王がお呼びだ。至急[ワープ室]へ来い』 385号 「…?」 385号は静かに立ち上がり、[ワープ室]へ向かった。 385号 「王様、ご用とはなんでしょう…」 王様 「次に侵略する星が決まった。その名は…地球。 だが、そこに住む生物はとても高い知能を持つという。だから優秀なお前をスパイにだす。 わかったならば【ワープマット】に乗れ。」 385号 「はい…」 385号はワープマットの上にのった。すると385号は姿が変わり、可愛らしい生物に変身した。 385号 「それでは行ってまいります…」 しゅっ 385号は地球へとワープしたのであった…。 |
みつば | #2☆2006.04/28(金)21:30 |
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〔第2話 謎のキツネ〕 僕はピカ。 それは雨の降る午後のこと 1匹の素敵な友達と出会った しかし、それが大きな事件を巻き起こすなんて、思ってもいなかったんだ――… ぱしゃぱしゃぱしゃ… ピカ達は公園からつまらなさそうに出てきた。 ピカ(ピカチュウ) 「ちぇーっ、降ってきちゃったよ。せっかくサッカーやろうと思ったのにな。」 ラィキー(ブラッキー) 「だな。最近天気わりぃよな。何かの前ぶれだったりして♪」 フィル(エーフィ) 「ちょ…ちょっと怖いこと言わないでよっ。」 僕達3人組はいつも一緒。いつも一緒に遊んでいる。 ピカ 「僕、友達にこのスパイク返さなきゃいけないから…、じゃね!」 ラィキー 「おぅ、じゃーな。」 フィル 「じゃ〜ね〜☆」 ラィキー&フィルと別れてからピカは友達のギラスの家へ向かった ギラスの家に着いた。ピカはチャイムを鳴らしたら、ギラスが出てきた。 ギラス(ヨーギラス) 「あっ、それ俺のスパイク。返してくれたんだ。ちゃんと手入れはした?」 ピカ 「したってば。」 ギラス 「そうか、サンキュ。んじゃな。」 ピカ 「ばいばーい。」 ギラスにスパイクを返し、家に帰ろうとしたピカの耳には誰かが泣き声が聞こえた。 「うぅ…、ひっく…、ひっく…」 ピカ 「?」 その声がする草むらをのぞくと、何やらキツネのような生き物がロープで縛られていた。 ピカ 「わ!ど、どうしたの?!今ほどいてあげるから!」 ピカは慌ててロープをほどいた。 キツネらしき生き物 「はぁ…、はぁ…、あ…ありが…っ、ぜぃぜぃ…」 ピカ 「とっ、とにかく僕んちおいでよ!」 ピカはキツネらしき生き物をダッシュで家に連れて行った |
みつば | #3★2006.06/30(金)18:21 |
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〔第3話 命名クリーク!〕 ●キツネらしき生き物 「う〜ん…、こ…ここは…?」 キツネらしき生き物は目をこすりながら布団から起き上がった。 ●ピカ 「あっ、目が覚めたんだね。薬草に詳しいフィルが来てくれてよかっー」 ●ラィキー 「その薬草を見つけたのは俺だけどな」 キツネらしき生き物はハッとして深々と頭を下げ、 ●キツネらしき生き物 「どうもありがとうございました。貴方たちがいなければどうなっていたことやら…」 ●ピカ 「まぁね、当たり前のことをしただけさ!」 とても丁寧な言葉で感謝されたピカ達はちょっと得意気だった。 ●キツネらしき生き物 「ところで…、貴方達のお名前は…?」 ●ピカ 「あっ、遅れたね。僕はピカ!」 ●ラィキー 「俺はラィキー」 ●フィル 「私はフィルっていいます。貴方の名前は?」 ●キツネらしき生き物 「385…ごふっ!げほっげほっ!え、えーと…。まだ名前がないのです」 キツネらしき生き物は何かいいかけたが、咳き込んだ。 ○キツネらしき生き物 (あ、あぶねぇ〜…) ●ピカ 「そうなの…。んじゃ僕が名前をつけてあげるよ。う〜ん…」 ピカ達は考え込み、数分後、ひらめいたようだ。 ●ピカ 「君、見た目も結構可愛いし『クリーク』って名前はどうかな?」 ラィキーとフィルもうなずいた。 ●キツネらしき生き物 「と…とってもいいです!嬉しいです!」 ○キツネらしき生き物 (変な名前つけやがって…) ●ピカ 「んじゃ決定!よろしくクリーク!」 クリークは苦笑いしながら礼をした。 |
みつば | #4☆2006.06/30(金)18:18 |
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〔第4話 大切なお守り〕 ●ピカ 「ところでクリークは何で縛られていたの?」 ●クリーク 「記憶があまりないけど、誰かに追われていたんだ。 それで縄で縛られてそこで待ってろ≠チて言われて…。」 ●ラィキー 「ふぅん。記憶喪失ってやつか。 てか、そいつは何でクリークを狙っていたんだろうな。」 ●クリーク 「それは多分、僕の持っているお守りを狙っていたんだと思います…。」 ピカ&ラィキー&フィルは真剣に話を聞いていた。 しかし、それは385号の真っ赤な嘘であった。 ○クリーク (くくく。こいつらぁ、単純なんだな。 簡単に騙されてらぁ。) ●クリーク 「あぁ――――――!!」 ピカの家がゆれた。 ●ピカ 「ど、どうしたの?!」 ●クリーク 「大切な…、大切なお守りがないんです!」 ●ピカ&ラィキー&フィル 「えぇぇ――?!」 ●クリーク 「多分僕が縛られた近くの洞窟に落としたんだと思います!」 フィルは思いとどまった。 ○フィル (あそこの近くに洞窟なんてあったかしら…?) それもそのはず。 その洞窟はラーム星人が作った洞窟。 ●ピカ 「探しにいこうよ!そいつにとられちゃう!」 ピカは立ち上がった。 ●クリーク 「で…でも、あの洞窟には魔物がウジャウジャいるんですよ?! とても危険です!」 そう。その魔物の正体はラーム星人である。 ●ピカ 「何言ってんの。仲間がピンチなんだ。放っておけないよ! 僕達、友達でしょ?」 クリークは”友達≠ニいう言葉を久しぶりに聞いた。 そしてその言葉はクリークの心の中にしみていった。 ブンブン!(クリークが首を振る音) ○クリーク 「ふん…、馬鹿め。」 クリークはこっそり通信機を取り出した。 それは宇宙を越えたメール送受信機だった。 ≪地球人はとても単純。 少しその間に入っただけで仲間と意識する。 仲間になりすまし、調査を進めていくつもりだ≫ ●クリーク 「よし、送信っと…」 ぽちっ。 メールはラーム星に送られた。 ●ピカ 「クリーク!何やってるの?早く行くよ!」 ●クリーク 「あ…、は、はーい!」 クリークは通信機をしまい、ピカ達の後に続いた。 |
みつば | #5☆2006.07/02(日)17:44 |
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第5話 〔恐ろしい洞窟〕 (書き方がコロコロ変わってすいません) 洞窟に着いた。 その洞窟は今にも動き出しそうなオーラを出していた。 ピカ 「こ…ここ…?」 ラィキー 「何だ、ピカ。怖いのか?」 ピカ 「ん…、んなわけあるかっ!…ガタガタ」 ピカはわかりやすい性格だった。 クリーク 「…、いきましょ」 てくてくてくてく…。 何事もなくどんどん奥に入っていった。 クリーク (ここら辺で423号が魔物役を…。) ? 「ぎゃおぉ―っ!」 ピカ&ラィキー&フィル 「うわぁ―っっ!」 クリーク 「で、出ました!魔物です!」 クリーク (さーて、地球人の実力、見せてもらおうか!) ピカ 「わー!うひーん!」 ラィキー 「あわわ!助けてくれぇ!」 ピカとラィキーは右往左往して逃げ回った。 クリーク&フィル 「…。」 フィル 「もう!だらしないんだから!」 フィルがジャンプして、魔物に噛み付いた。 魔物 「うぎゃおぉ!」 魔物も負けじと振りほどく。そしてフィルを踏みつけた。 魔物 「…!」 踏みつけたはずのフィルがいない。 辺りを見回すと頭上からフィルが飛び降りてきた。 フィル 「ふふっ。分身に騙されたね!くらえ、サイコキネシス!」 魔物 「ぎゃあぁー!」 魔物は倒れた。 クリークは口をあんぐりと開いてみていた。 パチパチパチ 拍手が聞こえた。 ピカ&ラィキー 「いやー、フィル様。おみごと!大統領!日本一!」 フィル 「もう…、たまには男の子に助けられたいのに…。情けないなぁ…」 クリーク (な…なんだあれは…。地球では♀の方が強いのか?) フィル 「クリーク。進むよ。」 クリーク 「う、うん…」 ぱたぱたとクリークは走ってきた。 地球調査は長くなりそうだな…。 そんなことを思いながら…。 |
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