ぴくの〜ほかんこ

物語

【ぴくし〜のーと】 【ほかんこいちらん】 【みんなの感想】

連載中[946] シンオウ地方のドタバタ生活記

ひかる #1★2007.01/31(水)00:45
「おーい、はやくしろよ〜っ!じゃないと先に行っちゃうぞぉ〜!」
「ぇ〜え、ちょっと待ってチャマ!」

シンオウ地方のとある町に、今日も「メンドウだなぁ〜」と思いつつもヒマでやることがなくてタイクツなので渋々と散歩に出かけようとした人がいた。

「まったくぅ〜、いつも『ポッチャン』はギリギリまで準備しないんだから〜!」

ポッチャンと呼ばれたこのポケモンは、この少年の「ある意味」1番のお気に入りである「ポッチャマ」の事。

「そういう『ショウタ』こそいつもマンガばっかり読んでるチャマ!!」

ショウタと呼ばれたこの少年、いうまでもなく「ポッチャン」の持ち主である。ありがちな名前なのだが。

ショウタ「ぐふぅ、痛いトコつくなぁ… まぁいいや、早く散歩行こうか。」
ポッチャン「わ〜い♪だチャマ!」
ショウタ「で、最初どこ行きたいの?」
ポッチャン「森!!」

P1.「はじめに」 終わり
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ひかる #2☆2007.01/04(木)06:07
P2.「いきなり暴いた真実」
…というプロローグを終えたところでやっと本編に入ることになる。

ポッチャンことポッチャマの希望により、森へ向けて足を進め初めて30分が経った。
実はというと、最近毎日のように散歩でこの森に来ている。
そんな時、足を止めたのは…。
ポッチャン「すとーっぷ!大体ここ位だチャマ。」
ショウタ「ハイ?」

ポッチャンの考えていることはショウタにはまるっきりわかっていない。それでも持ち主なのだろうか;

ポッチャン「しばらく待っているチャマ。」
ショウタ「そういや、おとといも同じようなことしてなかった?」
ポッチャン「え?た、多分気のせいチャマ!」
ショウタ(そうかなぁ…)

そこでショウタは左脳をフル回転させ、ミッション(=作戦)を立てた。そしてそれはすぐに実行された。

ショウタ「じゃあ、俺はちょっとコンビニ行って来るよ」
ポッチャン「チャマ?20分ぐらいで帰ってきてチャマよ!」
ショウタ「はいヨ♪」

実はコンビニに行く気なんてサラサラない。
すぐ隣の木かげに隠れて観察しようというのだ。
ショウタ「ヨッシャァ、絶対に真実を暴いてヤルZE!」
5分、10分、15分と時間はどんどん過ぎていった。
そして、観察開始から20分。
ショウタ(あぁ…、結局何もないのかよ…)
シブシブとポッチャンの所へ戻る。
ショウタ「ただいま〜、何してたんだ?ポッチャン?」
…、とその時。

坂の向こうから1匹のポケモンがポッチャン達に向かって下って来た。
(あれは…、エネコロロかな?)
そして、そのエネコロロが反対の方向へと消えていったときに、ポッチャンの顔は少し火照っていた。

ショウタの脳が再び動き出した。
(そういえばあのエネコロロおとといも見た気がするぞ?ポッチャマンはこれを狙っているのか?ということはもしかして…。)

ショウタ「ところでポッチャン?」
ポッチャン「チャマ?」
ショウタ「はっきり言うけど、あんたあのエネコロロのこと好きだろう?」
ポッチャン「!? いや、それは間違いチャマ!神に誓ってそれは間違いだと言い切るチャマ!」

ショウタはにた〜っとした。
ショウタ「ならさっきは何で顔が赤くなっていたのかなぁ?」
ポッチャン「う…、それは…」
「…」(赤面になる)
「… …」(かなり赤面になる)
ポッチャン「ムキーッ!他のポケモンが好きだっていいじゃないか!ポッチャンもそんなお年頃なんだチャモよ!?」
お年頃ってなんだ。
ショウタ「まぁそうかもな。結局好きなんだ。」
ポッチャン「そうなんだチャマ!毎日見たいほど大好きなんだチャマ!あのかわいさとうつくしさはたまらないんだチャマ!」
ショウタ「はいはいはいそうなんですか」

そのあとの毎日といえば、あの森に行くことが日課になってしまった。
あぁ、ポッチャンならあの坂で毎日エネコロロみてた。

P2.「いきなり暴いた真実」 終わり
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ひかる #3★2007.01/05(金)14:38
P3.「簡単そうで難しい挑戦 −前編−」

「イェーイ!トレーナーを倒したゼニ!」
ポッチャン「たかがそんなことで『ゼニッチ』ははしゃぎすぎなんだチャマ。」

いきなりだが、こいつは「ゼニッチ」こと「ゼニガメ」。
ショウタの持っているポケモンの1匹だ。
なぜこうも水ポケばっかりなのかというのは謎である。
今はそのゼニッチが家でポケモンのゲームを遊んでいるというわけだ。

ゼニッチ「いいじゃん、負けるよりはマシなんだゼニ。」
ポッチャン「ホントに小さなことでいちいちはしゃがないでくれチャマ。」
ゼニッチ「それよりさ、ショウタをさっきから見ないんだけどどこ行ったんだゼニ?」
ポッチャン「あぁ、アイツなら別の部屋でさっきからずっと『Wii』やってるチャマ。最近買ったばっかりだからとはいえ、熱中するにも程があるチャマ。」
ゼニッチ「…、そうか。」

ゼニッチはそう一言言うと、また目線をゲームの画面に戻した。

ポッチャン(何のためにショウタの居場所聞いたんだチャマ…)
<その日の夜>
夕食でショウタがガツガツと食べているときに口を開いたのはこいつだった。
ポッチャン「ねぇショウタ、明日の散歩どこにするチャマ?」
ショウタは食べながら答える。
「え?どうせまた例の森に行ってエネコロロでも見るんだろ?」
ポッチャン「ち、違うチャモ!毎回それじゃつまらないから明日は別の所にするチャマ!」
ショウタ「別の所って、どこだよ?」
ポッチャン「もうゼニッチと決めてあるチャマ。」
ポッ&ゼニ「名づけて、『散歩だけど簡単そうで難しい挑戦をしてみよう』企画!」
何なんだその名前は。
ショウタ「はぁ?っていうかどこで何に挑戦するんだよ?」
ポッチャン「それぇあ、着いてからのお楽しみなんだチャマ。」
ゼニッチ「ショウタは『行かないわけないわけないわけない』よな?」
ショウタ「ぁ〜、わかったよ」
ゼニッチ「イェーイ!じゃさっそく準備だゼニ!」
ショウタ「へ?俺行かないんじゃないの…?」
ポッチャン「だってさっきわかったって言ったチャマ。」

簡単にちびポケモンたちの罠にハマるショウタであった。

ショウタ「無理、俺、イカナイ。」
ポッ&ゼニ「男ににごんはない!!」
ショウタ「ったく、行けばいいんだろ、行けば!!」

P3.「簡単そうで難しい挑戦 −前編−」 P4に続く
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ひかる #4☆2007.01/07(日)02:06
P4.「簡単そうで難しい挑戦 −後編−」
…見事に小さい水ポケのトラップに掛ったショウタは、そのあと不機嫌な顔をしながら寝たらしい。 byポチャン

<時間は過ぎて、翌朝>
「しょーうたっ♪」
そうポッチャンが声を上げるとショウタの布団をちらっ、とめくった。
「…ふぁ〜、いっておくけどな、いく気なんて全くナッシング、ナッシング。」
「昨日行くって言ったチャマ。」
「ジョークだよ、ジョーク。」
「男ににごんはないチャマ!」
「…知るかよ。」


            ぷちっ。


ポッチャンはもうキレたらしい。って言うかこんな小さなことでキレるなよ。

「ムキーッ!それでも起きないんだったらこれでもくらえチャマ!!」

ポッチャンのバブルこうせん!▼
きゅうしょにあたった!▼
いつももえあがっているとおもうショウタにはこうかはばつぐんだ!▼

「つ、つ、つ、冷てえぇーぇえっ!!」
実は、今朝のショウタの部屋の室温、わずか5度。
ポッチャンが食らわせたバブルこうせんの温度は、−2度位。
ポッチャン「よ〜やくお目覚めになられましたかチャマ。」
ショウタ「人が起きないからってそんな手段はないだろっ!?」
ポッチャン「え〜、でもこれでもかなり手加減してあげたチャマよ?あのまま寝ていればバックの中からワザマシン13でも取り出して、使って、覚えて、ショウタにどかーんでもよかったんだチャマよ?」

普通ポケモンが勝手にワザマシンなんて使えるのかよ。

ショウタ(普通冷凍ビームなんて人間にくらわせるようなワザじゃないだろ…)

<午前8時過ぎ>
ポッチャン「それじゃ、出発!なのだチャマ。」
ゼニッチ「イエーイ!イエーイ!イエーイ!!」
ショウタ「ヘーイ、ヘーイ。」
1人だけテンションがメチャメチャ低いです。

<そして目的地に到着>
ポッチャン「すとーっぷ!だチャマ。」
ショウタ「ハィ?」
ゼニッチ「ウシシシィ…。」
ポッチャン「目的地に到着でーす!なのだチャマ!」
ショウタ「…で、何に挑戦するんだ?」
ポッチャン「えーと、ポケモンのゲームで主人公が崖の段差を飛び越えているのを見たんだけど、ゲームではあんなに簡単に『ピョコッ』って飛び越えるけど、実際にやってみるとどれくらいなものなのか体験してみよう、ってわけ」
ショウタ「ハァ?…って言うか、それだけ?」
ポッ&ゼニ「YES。」
ショウタ「…、…、百歩譲ってそれはいいとして、その崖はどこにあるんだよ?」
ポッチャン「もちろん、目の前にある高さ20メートルの段差を飛び越えてもらうチャマ♪」
ショウタ「そんな高かった?」
ポッチャン「攻略本に書いてあったこと疑うの?」
ショウタ(つーかそんなこと攻略本に書いてあるのかよ)
「まぁ、いいや、20メートルぐらい簡単そうだしね。」

ポッチャン「じゃあ、1番最初にショウタが飛ぶチャマ。」
ショウタ「ヨッシャ!!やってやるぜぇ!!」

やる気満々で崖を飛び越えようとしたそのときに、ポッチャンがこう口を開いた。

ポッチャン「…、あ、そうそう」
ショウタ「へ?」
しかしもう遅かった。


            ぼきっ。


ポッ&ゼニ「あ…。」
ショウタが地面に激突した。
ショウタ「い、い、い、痛てえぇーっ!」
ポッ&ゼニ「そういえばぁ、この下の地面がコンクリートだったってこと言い忘れていたっけ?ごめんごめ〜ん。」

それどころじゃあ、ない。
ショウタが完全にキレたからだ。

ポッチャン「あ〜、すっきりしたチャマ。」
ゼニッチ「ほんと、すっきりしたゼニ。」

そこで会話は途絶えた。
理由も何も、後ろに恐ろしい気配を感じたからだ。

ショウタ「お前たち…よくも、こんな痛い目にあわせてくれたなぁ!!」
ポッチャン「あ、いやぁ、それはちょっとしたミスで…。」
ショウタ「ゆけっ!ルカリオ!奴らにはどうだんでもお見舞いしてヤラァ!」

このショウタの3番目の手持ちポケモンである「ルカリオ」についてはまた今度紹介することにしよう。

ショウタはルカリオをくりだした!▼
ポッチャンのでんこうせっか!▼
こうかはいまひとつのようだ…▼
ルカリオのはどうだん!▼
ポチャンとゼニッチはふきとばされた!▼

ポッチャン「やっぱり…ショウタは…めちゃくちゃ…強い…チャマ…」


その夜、ポチャンとゼニッチは深く反省したそうな。

P4.「簡単そうで難しい挑戦 −後編−」 終わり
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ひかる #5☆2007.01/31(水)00:45
P5.「れいとうビームとふぶきと… −前編−」
…久しぶりの更新だというのに作者はグダグダらしい。byゼニッチ

それはある日の夜遅くの事…。
ポチャン「ゼニッチよ、厄介な敵が現れたチャマ。」
ゼニッチ「あぁ、あのルカリオだろ。」
ポッチャン「そう。あのはどうだんに何回吹き飛ばされたチャマ?」
ゼニッチ「さぁな。だが今日でそれも終わるゼニ…。」
ポッチャン「では、はじめるとするチャマ…。」

<翌日の朝>
「ウォラァー!ルカリオはどこだぁー!!」
朝から2匹の声が鳴り響く。もちろん寝てなんていられない。
ショウタ「朝からうるさいなぁ…。ルカリオ、出番だ。」

ショウタはベッドのすぐ横にあるモンスターボールを投げてルカリオに水ポケ2匹にはどうだんを見舞いするように言った。

ルカリオ「ホゥ…、あの2匹、度胸だけは認めてやろう。」
それで、ルカリオが2匹の前に現れると…。
ポッ&ゼニ「ハッ!やっと見つけたぞぉ!この波動野郎が!」

ポッチャンとゼニッチはなぜか手に「アサルトライフル」を持っていた。て言うかなぜ持っているのかは永遠の謎である。

ルカリオ「フゥ…、波動野郎とはねぇ…。お前ら、度胸だけはいいな。」
ポッチャン「うるせぇ!れいとうビームチャマ!!」
ゼニッチ「ウォラァー!ふぶきだゼニ!!」

それでもルカリオはあっさりと回避する。

ルカリオ「いつの間にそんな技を覚えたのか。でも俺には効かないな。」
ポッチャン「何を!?ふざけるなよっ!?」
ルカリオ「朝から騒がしいんだよ!!くらえ!はどうd」
ポッ&ゼニ「させるかぁっ!これでも食らえ!」

ここで水ポケ2匹が最終手段をもう使ってしまったらしい。

(後半へ続く)
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[946]

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