ぴくの〜ほかんこ

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【ぴくし〜のーと】 【ほかんこいちらん】 【みんなの感想】

連載中[947] 神速列車片道きっぷ10000000枚綴り

神速のビッパ #1★2007.01/05(金)15:59
プロローグ〜ガギャギャアッ〜

早朝の草原、馬の走る音がこだまする。一応言っておこう俺は
鳴・私主斗と言う名前だ。今、馬にまたがって、脱走した極悪囚人を追っている。
「待てぇ!止まれぇー!!」
「待てっつって待つ奴がいるか、バーカ!」
バーカは余計だ。
ここは北海道の洞爺湖(とうやこ)付近。今はとりこみ中だ。いや、それももう終わるかな。人の足が馬に勝てるか?勝てるわけないだろう。
ものの十秒で勝負がつくだろう。
「なんじゃぁありゃぁ。」
突然現れたぶきみな黒い空間に囚人が飲み込まれた。俺も馬も怖くなって逃げ出そうとしたが、空間が俺を逃がそうとしない。
いや、むしろ引き寄せらているようだ。ここに入れば二度と現実に戻れないような気がした。じりじりと黒い不気味な空間に近づいて行く。現実に別れを告げよう。そしてついに空間に手が触れた。
「ガギャギャアッ!」
耳の奥で奇声が聞こえた後、一瞬フワッと浮かぶ感じがして、永遠の闇の中に一気に滑り落ちて、気絶した。

ここはどこだ?目の前に大きな湖ある。いままで見ていた洞爺湖のように、中央に島がある。ただ大きさは比べ物にならない。
近くに看板がある。
《シンジこ》
・・おっと、俺は馬と一緒にここに落ちてきたんだった。何処にいる?
隣には無数のとげが突き出した体に、長いしっぽがはえていて、紫色の肌をしたいかつい顔のいかにもごつい俺好みの生き物がいた。これが馬なのか?この世界相応の姿になったのか。だが俺は変わらない。この世界にもどうやら人間はいるようだ。
右側に道があるが、行くべきか行かぬべきか。…よしいこう!
しばらく歩くと町らしきものがみえてきた。よかった、休める。この世界のことについてもいろいろ聞きだせることだろう。
そのとき
「グギュグバァッ」
耳の奥で奇声が聞こえ、首が胴体から引きはがされるような激痛の後に着地。そこには町の姿はなかった。そのかわりに森が広がっている。しばらくつっ立っていたらまた
「グギュグバァッ」
と耳の奥で声が聞こえ、元の町の姿にもどった。
大変だ。何か起こっている。そんな気がする。
俺がきたから世界が変わったのだ。
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神速のビッパ #2☆2007.01/05(金)19:09
第一話〜エピローグはまだですか?〜

はた迷惑な話だ。本当に、ここは何処なんだ。それを聞きにこの町に来たというのに、だれも観光客だと思って相手にしてくれない。それに俺の馬のマッハ号も変なのになっちまって。おっと、向こうに人がいる。期待はできないだろうが話しかけてみよう。
「こんにちは。いい天気ですね。え…と、ここは何処ですか。」
「こんにちは。ここはフタバタウンですよ。あなたは何処からきましたか。」
「信じてもらえないでしょうが、別の世界から来たのです。」
「別の世界ですか。まあ遠くから来たのでしたらぜひ家によってください。」
鈍い人だ。だがせっかく助けてくれるのだ。お邪魔するとしよう。
この人から聞いたことから察するとこの世界の人間以外の生き物は「ポケットモンスター」と呼ばれているらしい。俺のマッハ号はニドキングと言うポケモンらしいがやっぱり固有名詞をつけなきゃいけないな。マッハ号じゃ似合わないから毒の角って言う意味で「毒角(ポイズンホーン)」でいいかな。ふつうすぎるか?
〜テレビ〜
「昨夜、ギンガ団と名乗る集団にトバリシティのビルがジャックされる事件が起こりました。幸いけが人、けがポケモンは出ませんでしたが、付近の住民は十分警戒し、夜間に1人で外出するのはできるだけ避けましょう。なおこの顔を見かけたら、無駄につつかず、速やかに通報しましょう。」
そういってアナウンサーが取り出した写真に数人の仲間に囲まれて写っていたボスらしき人には見覚えがあった。そう、この世界にくるきっかけを作った凶悪脱獄囚のあいつだ。
S級犯罪者のアカギ。       
ウエスタンポリス大佐の鳴・私主斗の肩書きにかけて絶対に捕まえてやる。お前に平和なときは今から一瞬たりともない。覚悟しておけ。 
何処で会えるか楽しみだな。
さあ、まずは何処に向かおう。タウンマップとやらがこの町にうってるといいが。
〜ちょっとあと〜
よかった。この世界でも同じお金が使えて。さてと、次にいくのは近場のコトブキシティになるかな。
どうやらこのシンオウ地方で一番の大都市らしい。北海道で言えば札幌に当たるところと言うわけか。
その前にマサゴタウンによらないとな。
さっきの人の話では怖い博士がいるとの話だが大丈夫かな。
いや、それより何より毒角を入れるモンスターボールを探さないと。
続く!
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神速のビッパ #3☆2007.01/16(火)19:59
第二話〜MAXスカンジナビア半島(知床じゃないの?)
    知ってた?本州の北端よりも北海道の南端の方が
    南にあるんだよ。(サブタイトルながすぎだろ)〜

「おっはよう諸君。さあ今日も元気にマキシマム体操だぁ!」
五月蝿いのでテレビの電源を切…れない。あ、そうか。いつもはジムにいるマキシマム仮面とやらがここ寿・・じゃなくてコトブキシティにきて公開試合をするらしいらしい。いや、いつもうるさいのでここでテレビの電源をきっていたが生で聞くとなおいっそう五月蝿い。
公開試合か、目覚ましにはちょうどいい。行ってみよう。
〜三分後〜
「うっそぉー。そ…んな、ば・・か・・な…。」
私主斗は目の前が真っ白になった…わけでもないが、ショックだったのは言うまでもないと言うのが、どうやらマキシマム仮面に公開ジムバトルの指名をされたらしい。
いや、俺初心者っすよ。しかも相手水タイプ!?

  
   け
   
      確
 
         定

            !! 

「さァかかってこォーい挑戦者!」
「降!!参!!です!!」
「いけ。ヌオー!」
無視?ジムリーダーが無視?ありえる? 
しかたないな。やるしかないのか。
「毒角。いけ!」    

これって圧倒的にこっちが不利っすよね。
「アクアジェット!」
先攻技ですか。俺様の適応力をなめるなよ。
「アイアンテールを地面に。」
毒角がアイアンテールを地面に向けてはなつ。思ったとおり、アイアンテールのパワーでめくれあがった大地にヌオーが思い切り激突!
『ドグヮ〜ン』
アクアジェットのスピードじゃよけられんよな。
かなり痛そう……
「かわら割り!」
「みずのはどうッ!」
しまった。
あ〜あ。みずのはどう、すっごいばかばかしくまともにくらっちゃったよ。
「なみのりッ」
「やっべぇ〜…よし。とにかく深く穴を掘れ。」
「よけられんぞッ」
それはどうかな。
「早くしろっ。」
『ぼこっ、ぼこっ、ぼこっ』
そして……
「つのドリル!」
「当たるかァ」
当たらなくてもいい。超スピードで地面から出れれば。
『バァーン』
「落下のスピードににパワーを乗せてかわら割りだ!」
「アクアジェットだァ」
あっちゃ〜。
かわらわりで相手にダメージはあったけどアクアジェットですんごいダメージあるよ。
「あなをほれっ!」
「しおみずゥ」
やばっ、ここでしおみずとかくらったら終わりじゃん。
「もっと深くだ!」
声が届いてるかどうかも確かではないが…
「こころのめ!」
「アクアリングッ!」
ぐ…激やばぁ〜。
でも、いけるだろ。
「つのドリルゥ〜!」
「まだまだ負けぬぅ〜」

かっこ悪くいえば
〔まあ一撃必殺だし・・〕

かっこ良く言えば
〔チェックメイト!〕


「ギャオ〜ン」
変な泣き声(悲鳴?)をあげて相手のヌオーはたおれた。
うん。まだ一撃必殺の威力はないと思ってまあまあダメージを与えてたのがよかったな。
「おめでとう!挑戦者。賞品の探検セットとフォーカスレンズとフェンバッチだ。」
「あ、はい。ありがとうございます。(探検セットは関係ないと思うが)」
上々上々。
さ〜て、次はクロガネシティにいくかな。

『デァ〜ン!』
痛い……
「だれだ、てめぃ!」

それは…


ビッパだった。
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[947]

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