ぴくの〜ほかんこ

物語

【ぴくし〜のーと】 【ほかんこいちらん】 【みんなの感想】

連載[965] 荷御那学校べーすぼーる愛好会

パワフル #1☆2007.02/04(日)22:43
(え〜っと、このへんなんだがな…。)
何やら道端でキョロキョロしている青年(ポケモンだけど)。
どこにでもいそうな普通のライチュウだ。
彼の名前は…後ほど紹介しよう。

(あったあった、此処だ。しっかしちっちゃいなぁ…。
 ポケモソ学園の半分ぐらいだ。こりゃ見間違えるわけだ。)
そう、彼は転校生なのだ。諸事情により、
ポケモソ学園から荷御那高校に転校した。

彼が中に入ると、何かが起こった。…ような気がしたが、
何も起こらなかった。ものすごく殺風景だ。
とりあえず、彼は職員室へ向かった。
彼が職員室の前に立ったところで、
後ろから声が聞こえた。

「せんせー、ボールをサボちゃんがまた…っと先客か。
 (あれ?うちにライチュウなんていたっけ?)」
「あ…初めまして。今日から此処に転校することになった
 ライリです。」
そうライリが答えると、彼女はちょっと驚いたような顔をした。
「へー、此処に?此処からじゃなくって?
 こりゃ珍しいな。」
「アはハ…」
ライリは苦笑いした。
色々と大人の事情があるのは気にしてはいけない。
「あー、私はクイネ。見りゃわかると思うけど、エネコロロね。
 野球部のマネージャーをやってるの。」
その時、ライリの眼に一瞬光が見えた。
(野球…!)
「えーと…クイネさん、
 今度野球部のことよく教えてくれないですか?」
「おっけー。今度案内するね。
 じゃ、先生に用があるから、またね。」
「あ、俺も先生に言わないと。」
ライリは慌てて思い出した。

「失礼しまーす。今日からこの学校に通うことになったライリです。」
そうライリが言うと、職員室の先生が振り向いた。
「君がライリくんか!私は君の担任のカイオーガだ。」
(え…カイオーガぁ!?)
ライリは内心驚いた。伝説のポケモンが担任だなんて!
「えーと、経歴はポケモソ学園からか。
 此処は少し見劣りするかもしれないなw」
(…先生がwとか使っていいのか?)
「では私もすぐ行くから、先に1−Aに行っててくれないかな。」
「わかりました。」

(うわ…やっぱりショボい…
 すべてがポケモソ学園に劣ってるじゃないか。)
そんなことをライリが考えているうちに、
いつのまにかクイネが横から消えていた。
しかしライリはそんなことには気づかず、迷いつつも
1−Aに到着できた。

「初めまして、今日からこのこうk…ぐはっ!?」
ライリの言葉が、教室に踏み入れた瞬間に切れた。
「ぐへぐふぐひぐほっ!?」
チョーク、黒板消し、鉛筆、消しゴムが嵐のように飛んできた。
(な、なんで…)
「「「大成功!」」」

…クラス中が、そう叫んだ。

第一章 ヤキュウブヲ タテナオセ
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パワフル #2☆2007.02/24(土)01:01
早くも流れちゃった。何このスローペース(蹴飛)

…ライリ転校の次の日。
「ぐぇふぉぁ…」
あまり言葉になっていない言葉を呟いているのは、
ご存知主人公ライリ。隣にはクイネがいる。
「モウヤダヨーアルヨーニーハオー」
「ほら、いつまでも引きずらないでしっかりしなさいよ。」
そう言ったのはクイネ。何ともいえない目つきだ。
「ゎィ ゎ ヵッォ ャ ォッヵィ ィャャ」
「先生、ライリ君のHPが赤色です!<何の話をしている。by先生
カイオーガは軽く流して言った。
「さぁ今日の一時間目は体育だから体操服に着替えて肯定に集合!」
「せんせーかんじがちがいまーす」

そして…

「よし、皆集まったようだね。今日は皆で野球をする。
 4チームに分かれてくれ。」
しかし先生はグラブは愚かボールすら持っていない。
「あの…バットとかは…。」
生徒の一人がおずおずと聞いた。
「今転生で出すからその間チーム分けをしておいてくれ。」
(…カイオーガが転生!?どうやって?!)
ライリ、転校以来二回目の疑問。
「先生、ちょっと待ってください!野球部があるのになんで
野球なんですか!?」
そうクイネが言った。
「だってやりたかったしーv」
(だからvとかwとか使わないで…)
ライリはココロの中で叫んだ。

そしてカイオーガはというと、
「よし!…ふにでせくぁじう○×※▼´・ω・`」
(ピー)※不適切な表現が多々含まれております

「誰とチームになろうかな…。」
ここでライリは考えた。誰に話しかけようか。
よく見てみると、個性的なキャラが色々いた。
マッチョム(何)、ギザギザ、萌え(違)、水っぽい奴。
(あそこの6人組みに話しかけてみるか。)

「あのー…。」
「お、転校生。何か用か?」
そう返したのは燃えてそうだけど燃えてないブースター。
「いや、同じチームになってくれたら…」
「丁度私たちも人が欲しかったんです。一緒になりましょう。」
今度はエーフィが答えた。
「それじゃ、よろしくお願いしまーす。」
「オッケイ任せとけ!」
(…何を?)
「あと三人だね。誰にする?」
シャワーズが言った。
「ゴーリキーとか使えそうじゃん。」
今度はイーブイ。
「…使える奴だけ選べ。」
ブラッキー?
(わいわいがやがや)
「よし、じゃぁゼニガメ、ヒトカゲ、フシギダネでいいか?」
ブースターが指揮をとる。
「おっけーおっけーいつでもおっけー!」
皆が答えたので、これにて法廷は終了した。

長くなったので、第三話に続きます…。
第二章 メザセハツショウリ(ゼンペン)
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パワフル #3☆2007.02/24(土)19:17

此処は校庭。今は1−Aが野球をしている。といってもまだチーム分けだが。
その隅で、エーフィがゼニガメに何やら囁いている。
「君君、私達のチームに入らない?楽し〜よぉぉ…」
「…ナンスカアレ?」
「催眠術。あいつの得意技なんだよ。」
困惑しているライリに、サンダースが何気なく返した。
「催眠術ってオイ」
ライリは苦笑いした。

それから数分。なんのかんので、何とか皆チームは結成できた。
「よし、分けられたようだな。チーム名も決めたか?」
「ちょwwチーム名とかwwうはww」
クラスの一人がそう言ったが、誰も気にはしなかった。
「じゃぁ5分後に試合始めるから、それまでに用意しておいてくれ。」
先生がそう言って、皆が散った。

こちらはライリチーム(仮)。
「チーム名かー。どうしようか?」
「はいはーい!」
イーブイが威勢良く手を上げた。
「何も考えてまs<散れ。by皆」
「…」
今度はブラッキーが黙って手を上げた。
「ドキッ☆女だらけの野球チーム…」
「いや、男此処にいるからね。女の方が少ないからね。」
シャワーズが突っ込む。

わいわいがやがや…

「よし、じゃぁ『たたみ・ふとんの店 よね求xでいいか?」
ブースターが指揮をとる。(って前にもこの展開あったじゃん。)
「おっけーおっk(略)」
皆が答えたの(略)

「皆チーム名が決まったようだな。これより試合を開始する!」
カイオーガ先生が皆に聞こえるよう叫んだ。
「第一試合は、
『たたみ・ふとんの店 よね求x対『目指せ1000%』だ!両チーム、並びなさい!」

キャプテンのブースターと相手キャプテンのギャロップが挨拶する。
「コールドされても文句言うなよな!」
ギャロップがそう言った。
「果たしてそれはどっちでしょうかねぇ?」
ブースターも負けずに返す。

「よし、皆頑張ろうぜ!相手の鼻を叩き折るんだ!」
ブースターがそう言って、皆が円陣をとった。
「せーの…」
「「「じっちゃんの名に掛けて!!」」」
皆の士気が高まった。

またまた続くです。。
第三章 メザセハツショウリ(チュウヘン)
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パワフル #4★2007.03/30(金)12:25
パソコン直れよコノヤロウ(´・ω・`)

※この回はライリの視点で物語が進行して行きます。

俺はライリ。正確にはクリスチャン・松本・B・ライリュートだ。
「アンタどこむいて喋ってんの。それとウソは付かないように。
 馬鹿みたいだから」
「ほう、これを見破るとは。さすがうちは一族のエリート」
「生憎あたしは写輪眼は持ってないから」
チ、ユーモアが無いな。
「ほら、もう試合始まるよ。アンタ7番だからまだ出番無いだろうけど」
な、何故俺が7番なんだ!?普通主人公は4番だろう!
「その代わりアンタショートだから、頑張りなさいよ。」
…ム。


「プゥルゥルレイボール!」
先生が巻き舌気味に宣言した。そろそろ慣れてきたな。

打席には1番バッター、ブースターが入った。
バッターサークルでブンブン振り回していただけあって、打つ気満々だ。
…と思ったら、いきなり1球目からバントをした。何考えているんだコイツ。
しかし、それが相手の気を揺さぶったみたいで、お手玉をして楽々セーフ。
「走力Aを見たか!」
勝手に決め付けるな。

続く2番、シャワーズは見事な送りバント。
サードのゴーリキーが猛ダッシュしてボールを捕ったが、既にブースターは2塁ベース上だ。
これで1アウト2塁。いきなりのチャンスだ。

しかし、3番のヒトカゲがショートライナーで、ブースターが戻れず併殺。チャンスが一瞬にして消えた。
トボトボと戻ってくるヒトカゲを皆が慰めていたが、もう終わった事だ。仕方ない。

次は、相手の攻撃だ。全員が守備に就いた。俺はショート。思い出すな…。
1番はギャロップ。ブースターの投げた渾身のストレートに詰まり、セカンドゴロでアウト…の筈が、セカンドのシャワーズが1塁を向いた時には、ギャロップはもう2塁を回っていた。
オイオイ、「二三」なんてあるのかよ!?

しかし、後続が弱かった。2,3,4番と三振、二飛、中直と、難なくピンチを切り抜けた。

2回の表。立ち上がりの早いピッチャーに翻弄されて、結局三者凡退。俺の打順はおあずけとなった。
でも、ブースターが5球で三人片付けて、すぐに回ってきた。

「ななばん、しょ〜と、らいり〜」
気の抜けそうなウグイス嬢の声を背に、俺は打席に立った。
ピッチャーヨルノズクは相変わらずキレが良い。打てるのか?
注目の1球目。そこそこ速いストレートが俺の鼻先を掠めた。思わず仰け反る。しかし判定はストライク。
2球目。ストレートに的を絞る。だが、目の前でストンと落ち、あっさり空振り。
3球目。三度目の正直だ。ストレートにフルスイング…と思ったら、ボールが伸びて芯を外された。しびしびしびれる〜
力の無い打球がショートに上がった。落とすか密かに期待していた俺だが、ショートはがっちりボールを掴んだ。
結果。遊飛。まだまだか…。

続く8番9番も凡退し、あっさりチェンジ。どうやら投手戦になりそうだ。

そのままお互い譲らず、気がつけば9回だ。物語って便利d<そういうこと言うの辞めようよ。by殆ど出番がないクイネ

ではここでハイライトだ。
ブースターは変化球こそ無いものの、大学レベルのストレートと絶妙のコントロールで三振の山を築いていった。
センターサンダースは右中間を破る当たりを飛びついてキャッチするし、レフトブラッキーはフェンスに動きもなく登ってアウトにする。
特に驚いたのはエーフィだ。あの身体からどうすれば出るのかと思うほど肩が強く、ライトの深めからサードまでノーバウンドで送球する様は見事というより怖い。コイツら野球やってたんじゃないのか?
しかし俺は2打席目こそ芯に当たってヒットになったものの、3打席目はキレのよい変化球にあえなく三振。
一方我がチームは、ブースターに代わったゼニガメが一発を浴び、1−0となった。

この回も5番、ブラッキーが出塁したが、6番、フシギダネが併殺に終わり、あっという間に2アウト。もう駄目じゃー。
いよいよ最後になるであろう俺の打席。ピッチャーはヨルノズクのままだが、9回を投げたせいか疲れが見え始めている。
1球目。とりあえず見る。フォークだと思うが、殆ど落ちていない。
2球目。極端なボール。乱れている。
3球目。あきらかなすっぽ抜けボールを俺は見逃さなかった。
力の無い棒球をひっぱたいた。打球はセンターに向かってグングン伸びる。この手応えはホームランか?俺主人公だしな。
センターギャロップが懸命に追う。フェンスに向かって飛びついた。結構際どいな。
先生が駆け寄る。グラブの中を見て、声を張り上げた。

「アウトォー!ゲェームセェット!!」
あれ?あれぇぇ!?主人公チームが1回戦敗退ィィ!?
全員がトランセルと化した。かたくなる こうげき!▼

こ…こ…これじゃストーリーが続かないだろォォ!!

第四章 メザセハツショウリ(コウヘン)
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パワフル #5☆2007.04/14(土)16:24
此処は1−A・教室。時は悪夢の二日後。なにやら変なテンポが二つ。
「ねぇねぇ主人公さん、質問いい?」
「ほっほ。何かねクイネードル君。」
「『メザセハツショウリ』とかタイトルに書きながら勝てなかった件について。」クイネが語尾を強める。もっと良い表現ありそうだけど。
「それは無計画にだいめゲフンゲフン、皆が不甲斐なかったからさ<それはお前だろうがbyどこからともなくブースター
あの後、俺たちのチームはずるずると負け続け、気がつけばぶっちぎりの最下位。人選ミスか?
あれだけの実力がありながら勝てなかったことがまずおかしいだろ。相手チームにプロ選手がいるわけじゃなし、ジンクス的なものでもあるのかな。
俺があれこれ頭を悩ませていると、突然教室のドアがバァァアィウェンと開いた。楽器かよ。
「ついに見つけたぜ!」声の主はサンダースだった。何やら紙切れをヒラヒラさせている。
「なになに?SOS団?」ゼニガメが聞き返す。何処見てんだお前は。
「違うわい。馬鹿はほっといて、なんとなんとなんと(以下略)野球部が設立されるらしいぞ!」
「ナ、ナンダッテー!」「それはすごい!」「いいじゃん!」「誰かキャラソン買ってくれ」
クラス中から感嘆の声が聞こえた。こんなに野球&ピー好きだったのか。
「今日の深夜三時に入部テストをやるらしいから、今日は早く寝ろよ。」お前は人の就寝時間まで入り込むつもりなのか。
入部テスト…か。覚えておくか。

その後の授業は恙無く終了し、帰宅して飯食って風呂入ってさぁ寝よう…と思ったら全然寝れねェェエエェェ!!
入部テストがやはり気になるのだろうか。とりあえず行ってみるとするか。

行く途中、クイネに会った。
「あれー、アンタも入部するのー?」なんだか眠そうだ。
「いや、ちょっと寝れなくてなァ。」本当のことだ。
「そんなこと言っといてどうせ終わってみればちゃっかり入部してるような男でしょアンタは。」ぐふ。痛い所を突いてきやがる。
「もうすぐ始まっちゃうから急ご。ほら、駆け足!」そう急かすなよ。

こうして俺たちは夜の学校に着いた。結構な人数がいる。こりゃ厳しいな。
その中に、最初の三匹チームとブイーズもいた。ちなみにブイーズとは俺がこの場でつけた名前だ。
「おう、お前らも受けに来たのか。これだけの人数の中から勝ち上がるのは大変だぜ?」どうせ面白半分の奴らばかりだ。それなりに簡単だろ。
俺は時計を見た。現在2時58分。もうすぐテスト開始だ。

それから少し後、もうテストが始まっている。俺は順番待ちだ。
テストの形式は2つ。打撃と守備だ。どちらかを選び、それぞれテストを受け、最後まで残った者が晴れて入部となる。俺はとりあえず打撃にしておいた。クイネはマネージャー希望らしい。数国英のテストでもやるのか?

さて、俺の順番だ。ピッチャーはテッポウオ。ちょ、ま…魚?
えらを使って器用に投げたボールは、やまなりの軌道を描きど真ん中に。俺は力まず叩いた。軽くホームラン。
俺はその後も打ち続け、終わってみれば打率10割のホームラン9本。文句なしの合格だ。

その後も俺は難なく合格し続け、いよいよ最後のテストとなった。最後のテスト内容は、守備側の受験者と直接対決するというもの。一体誰だ?…と思ったらブースターだった。あれ?ということは、俺かアイツかどっちかが落ちることになるのか!?
「よし、はじめろ!」こっちの心境も知らずに、先生が叫んだ。

第五章 ヤキュウブ セツリツ?
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[965]

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