ぴくの〜ほかんこ

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完結[967] 醜き日にさらば〜輝く未来〜

みろる #1★2007.03/21(水)14:35
私の名前はヒンバス。最近、人間について深く考えたんだけど、どうして人間って見た目にこだわるのかしら?…
私のお母さんはミロカロスっていうとーっても、美人なお母さんなの。お母さんも昔は、私みたいな感じだったんだって。皆、お母さんが子供のころは見向きもしなかったのに、お母さんの名前が変わった日から、お母さんをうやまうようになったんだって…確かに私にはまだお母さんのように強くはないけど、いつかお母さんをしのぐほど強くなってやる!って思ってるのに…ご主人様も見むきしないのよ、今の私。それとも、私じゃ、お母さんみたいに綺麗になれないのかしら?このまま、誰も私を見てくれないの?そんなの嫌!
「お母さん、私、こんなにがんばってるのに、どうして皆私を見てくれないの。私じゃお母さんみたいになれないの!?」
たまらずに私は、泣き叫んだわ。そうしたらね、お母さんは、綺麗な尾びれで私の涙をぬぐって言ったわ。
「大丈夫。あなただってきっといつか綺麗になれるわ。ご主人様も、あなたの魅力に気づいて、きっとたくさんのポフィンを与えてくれる。でも、今のままじゃ駄目よ。自分の個性をアピールしなさい。優しくておっとりしてるところ、しぶいものもがんばって食べれるところ、イタズラが好きなところがたまに傷なところ…きっと、皆、がんばれば気づいてくれる。」
そのときね、私思ったの。皆どうして自分を見てくれなのかって悩んでたら、時間がもったいないってね。皆が私を見てくれるまで努力なきゃ駄目なんだってね…そう、私達には未来がある。だから今までがんばってきた。きっといつか、いつかと思って生きてきたんだから、誰かはどこかでちゃんと私達を見てくれてるんだよ。私を、お母さんがずうっと見てくれてたように…確かに今は正直すっごく複雑な気持ちだけど、あなたにも、夢があるはずです。誰か、きっと見てくれているのだから、あきらめないで、未来に突き進んでみて。どんな些細なことでもいいです。希望を持ってください。過去は皆忘れないけれど、自分を変えて未来を作ることはできます。だから、さぁ、昨日の自分にさようならを告げましょう。
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