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【3月1日は雛乃吊りの日】

「あ,あの,龍麻様…」
雛乃がおずおずと尋ねた。
「どうしかしたか,雛乃?」
「その,これは一体…」
雛乃は呟くように言うと,改めて自分のおかれている状況を確認した。
場所は織部神社の倉庫。少し誇りっぽいが,最近色々と使ってるので
それほどでもない。そして自分はというと,何も身につけていない状態
で手首を縄で縛られ,その縄は天井の梁につながれている。
「見てのとおり,雛乃を吊るしているんだ」
「はぁ…」
今までに何度も龍麻と身体を重ねてきたが,こういうプレイは初めてだ。
しかし,こうして縛られてみると,まるで龍麻に支配されているようでなか
なか心地よい気もする。
「雛乃,今日は何月何日だ?」
「え,あ,あの,3月1日です」
「うん,3月1日といえば?」
「…桃の節句です」
「そう,桃の節句。別名ひな祭り。ひなまつり。ひなのつり。雛乃吊り」
「…………」
「な,なんだその目は」
「いえ,ただ劉様がお聞きになったらなんと仰られるかと…」
「ぐっ…」
確かに龍麻自身も下手な洒落だとは思う。関西弁を操るだけあって
何故か笑いに厳しい劉が聞いたら,
『あかんあかん! そんなこっちゃグランド花月にゃ立てへんで!』
と言うに違いない。別に立ちたくないけど。
「う,うるさい! そんな事を言う奴にはお仕置きだ!」
龍麻は雛乃を乳首をひねりあげた。
「ひゃん!!」
そのうえ,乳房を乱暴に揉みしだく。
「あっ,あん! そ,そんな! 駄目です…!」
「なら止めよう」
龍麻は乳房から手を離し,1歩後ろへ下がる。
「え……?」
驚いたような顔で龍麻の顔を見る雛乃。今までなら更に激しく,千切れる
くらいに揉みしだくというのに。
「雛乃が嫌がるんじゃあしょがない。雪乃に相手をしてもらうか」
そう言って雛乃に背を向けてその場を去ろうとする龍麻。
「あっ,龍麻様…!」
慌てて呼びとめる。例えそれが龍麻の思う壺だとしても,雛乃にはそれに
逆らう勇気はなかった。

「どうした?」
「…あの……ください」
「何を?」
「その…して…ください」
「もうちょっと具体的に言ってくれなきゃわからないよ」
今までに何度言ったセリフだろうか。それでも,雛乃は未だに言い慣れる事
がなかった。その恥じらいこそ,雛乃の最大の魅力でもあるのだが。
雛乃をゴクリと唾を飲んで大きく深呼吸をした。そして,
「…龍麻様の,大きくて硬くて逞しいオチ●チンを,私の淫らでいやらしく
 てスケベな汁でいっぱいのおマ●コに入れて掻き回して下さいませ!」
最後は叫ぶように,顔を真っ赤にしながら雛乃は言いきった。
「わかった,いいだろう」
龍麻はニヤリと笑うと,雛乃の後ろに回りこみ,足をつかんで抱えあげた。
要は,おしっこをさせるポーズだ。
「雪乃,出て来い」
「えっ?」
龍麻の声に,雪乃が物陰から出てきた。裸。首輪。手錠。ローター。
「御主人様…オレ,もう……」
ほとんど泣きそうな顔な雪乃。見ると股間からはおもらしでもしたかのように
愛液が滴り落ちている。
「雛乃をイカせたら抱いてやるよ」
「は,はい!」
雪乃は嬉しそうに頷くと,雛乃に近づいていく。

「ね,姉様…?」
いつもと何かが違う雪乃に戸惑いを隠せない雛乃。
雛乃は知らなかったが,雪乃は影でこっそりと調教され,雌奴隷と化していた。
「雛乃,雪乃を心配してる暇は無いぞ」
龍麻が雛乃の耳元で囁く」
「30分間雪乃にイカされずに耐えつづけられたら抱いてやる
 耐え切れなかったら1週間オアズケだ」
「そ,そんな……ああっ!!」
雪乃が雛乃の股間に顔をうずめ,秘部に下を這わせた。
「くんっ! ひっ…! うぅ…!」
必死で耐える雛乃。龍麻にしっかりと抱えられ,逃げることは出来ない。
オアズケ。それは龍麻との性交だけでなく,自慰などすべての行為を禁ずると
いうこと。以前,同じお仕置きを受けた事があるが,その時は気が狂いそうに
までなり,1週間経ってようやく龍麻に抱いてもらえた時,そこにいたのは
一匹の雌犬だった。
あの時よりも更に快楽に対する執着が強い今,耐えられる自信はかけらもない。
「んっ,ひぃっ! だめ,姉様……ああっ!!」
必死で耐える雛乃だが,雪乃の舌にだんだんと追い詰められていく。
「雛乃,まだ5分しか経ってないぞ」
「いやぁ…だめぇ……許して……」
「んくっ…ピチャ…ん……雛乃,すぐにイカせてやるぜ」
「ひゃん! いやっ,あんっ! あんっ! あんっ!」
陥落。自ら腰を振り始める雛乃。すでに理性というものは無い。
「はぁっ! はぁんっ! あっ! あっ! ああああ……え?」
絶頂に上りつめようとした瞬間,雪乃は舌をひっこめた。
「すぐにイカせたらつまんねーだろ? 30分間楽しまねーとな」
「そ,そんな……」
雛乃の顔が絶望に染まる。あと25分もの間,イケそうでイケない地獄を味わ
ったあげく,オアズケまでくらうというのか。
「雛乃も早くこいよ…ココにさ…」
1週間後,龍麻と雪乃によって雌奴隷に調教される雛乃の姿があった。