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「しかし、このような立派な人形を本当に貰って帰っても良いのか?」
「もちろんですとも。道に迷ったとはいえ、せっかくこの村に来て頂けたのですから
 このぐらいの手土産くらいは持ち帰っていただきませんと。」
「そうか・・・。すまぬ。色々と世話になったな。礼を言うぞ。」
「いえいえ、お礼などととんでもない。お客様をもてなすのはごくごく当たり前の行為ですから。」
「うむ・・かたじけない。では、皆の者そろそろ行くとしよう。」
「はっ!」
こうして将軍家茂の一行は、人形遣い達の村を去っていった。
「わらわの人形劇も満足してもらえたようで、まことに嬉しいのぉ。」
「それはもう・・姫の人形遣いとしての腕前は絶品ですから。」
「フフ・・そう言われると悪い気はせぬのぉ。」
将軍家茂を見送る村人達の中に、若き日の雹の姿も混じっていた。
そしてこの時雹や村人達にはこの後に起こる悲劇を想像する由も無かった・・・。

   数日後

「・・・あのお方は今頃どうしておられるのかのぉ・・?」
雹は部屋の窓の外の景色をボーッと見つめながら、あの日のことを思い出していた。
人形劇を見せたあの日、"あの人"の雹に優しく微笑みかけてくれたあの笑顔、そして暖かい手のぬくもりを
雹は今も忘れられずにいた。
「・・・どうしたものかの・・・。」
雹は顎に手を当てて深いため息をつく。そんな雹の視界にこの村の者ではあり得ない
羽織を着込んだ侍が窓の端のほうに見えた。
「あれは・・・。」
雹はその男に見覚えがあった。そう、鷹狩りの最中に霧の影響でこの村に迷い込んだ"あの人"の
御付きの侍の一人であった。普段このような人里離れた村に客が来る様なことなどまず無いので
あの時やってきた客の顔は、雹はほとんど覚えていた。

「・・・もしや、あのお方も・・・?」
そう思うと雹はいても立ってもいられず部屋を飛び出して外へと出て行く。
しかし、外に出た雹が目にしたのは、窓越しに見た侍の姿だけであって、雹が望んでいた
人物の姿は見えなかった。
(来ては・・・おらぬのか・・?)
気になってしょうがない雹は、意を決して侍に聞いてみることにした。
「あの・・・。」
「何だ・・?」
侍は無愛想に雹に問い返す。
「すまぬが・・この前来ていた、さる高貴なお方というのは今日は来ておられぬのか?」
「・・・・。」
侍はその言い回しから雹の言っている『高貴なお方』というのが将軍家茂であることに
すぐに気付いた。
「・・・あのお方は今日は来ていない。そしてこれから先もこの村に来ることは無い。
 本来このような村にわざわざ足を運ぶようなお方では無いのだ。」
「そうであるか・・。つまらぬ事をお聞きして申し訳ない・・。」
理屈では分かっていることであった。いくら自分がこの村で姫と呼ばれているからと言っても
所詮はちっぽけな村の村長の娘。高貴な武家の人間とでは全くもって身分が違いすぎて
本来なら会うことも口を聞くことも適わぬ関係なのだ。しかし人間の心とは
そのような理屈だけで割り切れるようなものではなかった。
「それより、村長に会いたいのだが、今屋敷におるか?」
「あ、はい。父上なら現在屋敷の中におられますが・・。よろしければご案内を。」
「そうか・・では、頼むとしよう。」
「では、こちらへ・・。」
そのまま雹は侍の前に立って、侍を村長の屋敷へと連れて行く。そしてそのまま
村長の部屋の前に着くと、中から話し声が聞こえる。どうやら中で誰かと話をしているようだ。
ドンドン
雹はドアを2回叩いてから、音を立てぬようドアをゆっくりと開ける。

「父上、お客人を連れてきました。」
「ん?おお、これはこれはどうも。またお越しくださいますとは。」
村長はそう言って侍に対して頭を下げる。
「村長よ・・2人きりで話がしたい。」
「あ、ああ、そうですな。すまぬが、話はまたあとでな。雹よ、お前も下がっておれ。」
村長の言葉に従い、雹と村長と話していた男の二人は無言で部屋を出て行く。
「一体、父と何を話しておったのじゃ?」
廊下で先程の男に雹が問いかける。
「あ、いえ・・実は先程の侍のことで・・・。」
「あの者がどうかしたのか?」
「・・・一体今更このような村に何の用があるのかと思いまして・・・。」
「・・・確かに不思議といえば不思議じゃが・・父は何と申しておるのじゃ?」
「村長様は『お礼か何かに来ただけであろう。何も心配することはあるまい』と仰るだけで。」
「ならば心配あるまいて。」
「ですが・・・私は不安なのです。本来門外不出であるはずの、我らの人形遣いとしての
 技をああも、簡単に見せびらかし、更には人形まで献上してしまったことが・・・。」
「フフフ、そなたは心配性じゃの。客人をもてなす事は人として当然の行為であろう?
 何を悩み恐れることがあろうか?」
「それはそうですが・・・。」
「大の大人がいつまでも何をウジウジ言っておるか。そのような事を考えるヒマがあったら
 少しでも人形遣いとしての技術を上げるよう努力するがよかろう。」
「・・・そうですね。もっと努力して少しでも姫のように見事に人形を操れるように
 なりたいと思います。」
「ホホホ、その意気じゃ。頑張るのじゃぞえ。」
「ハイ!・・では、私はこれで。」
「うむ、さらばじゃ。」


   村長の部屋にて

「村長よ、例のモノは用意してあるだろうな。」
「ハイ・・・それはもう。」
村長は懐から歯車のような部品を取り出す。
「これが無ければ、あの将軍家茂公の人形を動かすことは出来ませぬ。」
「うむ・・。」
「それより、そちら様こそ、約束のお金は持ってきて頂けたので?」
「案ずるな。ここにちゃんと用意してあるわ。」
そう言って侍も懐から風呂敷包みのモノを取り出し中身を広げる。
風呂敷の中には常人では一生かかっても手にいれられぬ程の大量の小判が積まれていた。
「お主の要求通り、ちゃんと100両用意してきた。」
「要求とはまた・・・。元々あの人形を欲しがったのはあなた方でしょうに・・・。」
「フッ・・戯れに金を与えて、将軍家茂公の人形を作らせて見れば、何と出来の良いことか。」
「それはもう・・・。きちんとした材料ときちんとした技術で我らが人形を作れば
 あの程度のことは出来まする。」
「フッ・・・しかし作らせて欲しがったのは、確かに我らだが、値段をフッかけてきたのは
 お主のほうではないか?」
「・・・仕方が無いのですよ。このような人里離れた山奥の村で我らが人形遣いとして
 やっていくにはどうしても金が必要なのですよ・・・。」
村長がバツの悪そうな顔をしながら侍に答える。

「所詮世の中は金で動く。いかに素晴らしい技術を持っていようと金が無ければ何も出来ぬ。
 しかし、実は売ったという事を知っているのはお主以外にはわずかしかおらぬのであろう?」
「その通りでございます。この村の者は皆、人形遣いとしての自分達の生き方に誇りを
 持っております。安易に人形を見世物扱いにして金を取るなど、この村の民達が
 許すはずもありませぬ。」
「フッフッフッ・・全く村長と言うのも全く気苦労が絶えぬな。ある意味同情するぞ。
 もっともこちらとしても、家茂公に決して怪しまれることなく、人形を持ち帰りたかったので
 その点では感謝しているがな。」
「あくまでも贈り物で・・・ということでしたからな。」
「金をつかませて、作らせて売ってもらったとあっては、家茂様も黙ってはおらぬだろうからな。」
「さて・・これにて取引は終了しましたので、そろそろお引取りの程を・・・。」
「フッ・・・用件が済んだらいきなり追い返すとはな。この前のもてなしが嘘のようだぞ。」
「・・・正直言って、この村の者達はあなた様の来訪を快く思っておりませぬ。
 再びこの村に何の用があるのかと疑っているものも多いようなので・・。」
「嫌われたものだな。まぁ良いわ。・・・ならばせめてこの村の中でも見物させてもらおうか。
 それくらいならば良かろう?」
「は、はぁ・・。まぁ、それくらいなら・・・。」
村長は侍の意図がわからぬと言った様子で首を傾げる。
「では、そなたが案内してくれ。」
「は、はい・・・。」
そしてそのまま村長は侍を連れ立って、村の案内を始める。

案内されている侍は村の大きさや形状、出入り口の場所などを念入りに尋ねる。
「・・・それで、実質この村の出入り口はここだけなのだな・・?」
「は・・はい。周りは崖や深い森に囲まれておりますので、この入り口以外から
 村に出入りするということは、到底考えられませぬ・・・。」
「そうか・・・世話になったな。私はこれで帰ることにしよう。さらばだ。」
「は、はい・・・お気をつけて・・・。」
こうして侍は村から去っていった。そんな侍の後姿を見送る村長の背後から突然声がかかる。
「父上、結局あの者はいかなる用事だったのじゃ?」
「うっ・・うわっ!」
突然後ろから声をかけられてビックリした村長の体が跳ね上がる。
「父上・・?」
「な、なんじゃ雹か・・・。」
「何故そのように驚かれるのですか?」
「い、いや・・なんでもない。そ、それより何の用じゃ雹?」
「?ですから、先程の侍は一体どのような用件であったのか聞いておるのですが・・・。」
「あ、ああ・・そうか。単にこの前の御礼に来ただけじゃ。何も心配はいらん。
 さあ、もう大分空も暗くなってきた。お前もそろそろ屋敷の中に戻っておれ。」
「・・・わかりました。」
父親の様子が多少おかしい事に気付いていた雹であったが、何か事情があるのであろうと察し
あえて深入りすることはせず、そのまま屋敷へと戻っていった。
そしてそんな雹の後姿を村長は寂しく見つめていた。
「儂は間違ってはおらぬ・・・。この村が人形遣いの村として生きていくためには
 金が必要なのだ・・・。」
しかし、そんな村長の思惑に反し、この後人形遣いの村は最悪の悲劇を持って
終幕を迎えることになるのである・・・。


あの侍が一人でこの村を訪れた日から、また数日後のこと・・・。
「・・・これは一体何の騒ぎですかな・・?」
村長が険しい表情で再びやってきた、あの侍に問いかける。今日来ているのは例の侍一人ではなかった。
その後ろには多数の武装した兵を引き連れて、村の入り口にやってきていた。
「お前達が作った人形は出来が良すぎた・・・。あのような人形をこれ以上
 作ってもらっても困るのでな・・・。」
「そのために我々を封じようというのか・・・。」
「大人しく金をつぎ込まずに、貧乏くさい人形でも作っていれば、もっと長生き出来ただろうに。
 実に残念だよ・・・。」
「貴様ーーっ!」
「死ね。」
「ギャアアアアアアッ!」
侍の刀によって、村長は一太刀で斬り殺された。
「きゃああああっ!」
「むっ、村長様っ!」
村の中に近くにいた村人達の悲鳴があがる。
「殺せ、皆殺しにしろ!一人も逃がすな!さいわい、ここの出入り口を塞いでおけば
 奴らは逃げ出すことは出来ぬ!村の痕跡すら消し去ってしまえ!」
例の侍の一言により、後ろの兵達が一斉に村人達に襲い掛かる。ある者は刀で村人を斬り殺し
またある者は、槍で村人を突き殺し、またある者は火矢で建物に火を放ってゆく。
見る見るうちに村人たちの死体が村中に広がり、あたりはまさに阿鼻叫喚の地獄絵図と化していった。

そんな村の様子を雹は部屋の中から窓を通して放心状態で見ていた。
「な、何なのじゃ、これは・・・。」
そんな放心状態の雹を現実に引き戻すかのように、ガタンと大きな音を立てて
雹がいる部屋の扉が開く。
「ひ、雹様!お、お逃げください!と、徳川幕府の軍が・・ぎゃあああっ!」
雹がいる部屋の扉を開けた男はそこまで告げると前のめりになってバッタリと倒れる。
そして後ろから、複数の武装した侍が現れた。
「な、何じゃ、おぬし等は・・・。」
「クックックッ、ここでくたばってる男が言ってただろう?幕府だよ!」
そう言って男の一人が既に絶命した男の体を蹴り飛ばす。
「それにしてもこりゃあ、中々いい女じゃねぇか?殺る前に喰っちまわねぇか?」
男の一人が下卑た笑いを浮かべて雹を見つめる。
「クックックッ、それも悪くないな。最近女はご無沙汰だからなぁ〜。」
そう言って男の一人がにやけた笑いを浮かべながら雹に近づいていく。
「くっ・・来るでない!」
「どうせなら、足の腱でも切って、動けなくしておいたほうがいいんじゃねぇのか?」
また別の男が雹に近づいていった男に対して声をかける。
「なるほど、それもそうだな・・・。」
ザシュっ
次の瞬間、その男の刀が雹の両足の腱を切り裂いた。
「あああっ!」
腱を切り裂かれた雹はたまらずその場に崩れ落ちる。
「ククク・・・。これで逃げられる心配は無くなったわけだ・・・。ではまず、俺から先に
 ヤラせてもらうぜ。」
男は雹の着物に手をかけると、その裾から手を差し入れて雹のフトモモの部分を揉みしだく。
「ああっ!よ・・よせ、触るでない!」
「クックック、いい手触りだ・・たまらんなぁ。俺はこうやって、女の着物がズレて見える
 足というものがたまらなく好きでなぁ。」
言葉どおり、男は雹の着物をズラしてそのスキマから雹の白くて綺麗な肌の色をした生足を
周りの者達にも見えるようにさらけだす。

「アッハッハッ、お主もいい趣味をしておるわ!」
「全くだ!」
雹の周りから男達の下卑た声が飛ぶ。
そうしている間にも、男はフトモモを丹念にいじっていく。
「よせ!よさぬか!汚らわしい!」
「ククク・・・。」
男が雹のフトモモをつまみ上げると、程よい弾力を持って、雹のフトモモが反応して手に合わせて
肉が上に持っていかれていく。そして男が雹の足を揉むたびに、雹の足やフトモモは
ピクピクと震えて、男達にとってたまらない反応を見せる。
「では、これはどうかな?」
「ヒャッ!だ、ダメじゃ!汚らわしい!」
次に男は雹のフトモモを舌で舐め回していく。雹の小刻みに揺れるフトモモは、舌が這うたびに
ピクリと反応を見せて揺れる。そして舐めまわしていくうちに雹のフトモモは唾液まみれになり
光を反射しテカテカと輝きを見せ始める。
「い、嫌じゃ・・このようなこと・・。お願いじゃ、もうやめてたまわれ・・。」
「フフフ、実にいい手触りだ。この弾力性といい、色ツヤといい、全くたまらんわ・・・。」
雹の言葉など聞こえぬかのように、男は雹の足を更にじっとりと揉み舐めまわしていく。
「うあ・・・あああっ・・嫌じゃ・・。」
「では・・俺は胸をいただくとしようか。」
今までの光景をみていた男のうちの一人が、雹の着物の前に手をかけ、胸の部分をはだけさせる。
「ダッ、ダメじゃ!みっ・・見てはならぬ!」
しかし、そんな雹の声など、当然意に介することなく、男は雹の胸をむさぼっていく。
「ひゃあっ!」
男は雹の乳首に噛み付き、更に乳輪を指でなぞり、柔らかな乳房を手で手荒に握りつぶす。
「ああっ!い、痛い!や、やめてくれ!」
「乳のほうもなかなかいい手触りだぜ・・。」
雹の胸を気に入った様子で、男はひたすら雹の胸を舐めまわし、いじりまわしていく。

「はあああっ!」
「こうして指も埋まるし・・実にいい弾力感だな。」
「や、やめてたまわれ。わ、わらわは・・・。」
さらにもう一人が加わり、雹の着物を剥いでいく。着物を剥がされ全裸にされた雹は
3人の男により、胸、足、腕、その他、体中のありとあらゆる部分を男達の手によって慰み者にされ
舌によって、舐めまわされていく。
男達によって、抵抗すらできずに、ただひたすら体を弄られ、体を舐めまわされている雹は
まさに男達のオモチャと化している人形のようであった。
男達の慰み者にされている自分に耐え切れず、雹は茫然自失となり、その恥辱から雹の正常な
意識を守るため意識は別の世界へと飛び始めていた。
そしていいように弄られている雹の意識は、この時何故か"あの人"のことを思い浮かべていた。
最も辛い現実から目を背け、自分の心の内に救いを求めようとしていた雹にとっては
ある意味当然の選択だったのかもしれない。
(何故、わらわはこんな時に、このような事を考えておるのじゃ・・・。)
「コイツ、全然喋らなくなりやがったな。」
「ああ、それに目の焦点もどこか合ってない。大方あまりの恥辱と刺激に意識がどこか
 別の所へでも飛んでいる・・というところか?」
「フン・・だったら、嫌でも意識をコッチに向けさせてやるさ。」
男の一人が自分のモノを取り出す。
そしてほとんど濡れていない雹の秘所へと、自分のモノを接触させると
そのまま雹の秘裂へと一気にモノを突き刺す。
「ぎゃああああぁぁっ!」
突然の激しい痛みに、雹の意識は現実へと引き戻される。
「処女か・・さすがにキツイな・・・。」
そう言いながらも男は無理矢理腰を動かして、雹の奥へ奥へと自分のモノを押し込んでいく。
そして男が少しでも動くたびに、雹の秘裂に凄まじい激痛が走る。

「あああああっ!」
秘裂を襲い続ける痛みに、雹はたまらず叫び声を上げ続け、体を揺らし抵抗する。
しかし、そんな抵抗をものともせず、男は腰を進めていく。
「ぐあああっ!」
男のモノが雹の膜を破り、雹の秘所から血が流れ出る。
「もっとどんどんイクぞ!」
言葉と共に、更に激しく男は雹の中のモノを動かすために腰をグラインドさせていく。
そして男の腰が動くたびに雹は激しい苦痛に襲われ、声にならない声をあげ続ける。
「どうだ具合は?」
「ああ、さすがに処女だけあって、よく締まるぞ・・・。」
「では、我等は手を使って奉仕してもらうとするか。」
「なるほど、それは良い考えだ。」
二人の男の下卑た笑い声が部屋に響く。そして二人の男はそれぞれ自分のモノを取り出し
それぞれのモノを雹の手に一つずつ握らせる。
「クッ・・・こ、このようなモノをわらわに握らせるでない・・・。」
「クックックッ、そう言わずに手で奉仕してもらうぞ。」
そうして二人の男は、雹の手を上から自分の手で覆い、その手を使って、雹の手に手コキをさせる。
「あっ・・・あああっ・・嫌じゃ・・わらわはこのようなもの・・ああああっ。」
既に雹の顔は絶望と恥辱にまみれて泣き崩れていた。
そんな雹の顔を見ても、情け容赦なく、いやむしろ喜んでいるかのように男達は雹の体を
責め立てて行く。
「うああっ・・い、嫌じゃ、このような・・ううっ・・。」
「全くお主の手は気持ちがいいのぉ。儂のモノも喜んでおるわ。」
そう言って男は、雹の手を自らのモノの亀頭部分に触れさせ、先走り汁をヌチョヌチョと
雹の手のひらに押し付ける。
「ヒッ!な、何じゃこれは!」
今まで体験したことの無い奇妙な感覚に思わず雹は声をあげる。

「お主の手があまりに気持ちよくてのぉ。儂のモノも悦びを隠せんらしい。アッハッハッ。」
「ううっ・・・。」
「このまま最後までお主の手で、最後までさせてもらうから心配するな!アーッハッハッ!」
「ううっ・・そ、そんな・・・。」
そして再び男は雹の手を使って手コキを再開させる。
「うっ・・くっ・・フフフまったくもって、お主の手は具合が良いのう。」
「そ・・そのような・・・。」
「このツルツルした白い肌がたまらぬ刺激を与えてくれるわ・・・。」
「うううっ・・わらわは・・わらわはっ・・・!」
そうこうしてるうちにも雹の秘裂内部では、男のモノの動きはより激しさを増して
雹の秘裂に襲い掛かっていた。
「クックックッ、実にたまらん締め付けよな。これはもうすぐにでも中に出してしまいそうじゃ。」
その言葉を聞き、雹がビクっと体を震わせ怯えた表情を浮かべる。
「おっ、お願いじゃ。たっ、頼む。後生じゃ!中に・・中にだけはああっ!」
雹の必死の叫びも、もちろん男には届かない。そして男はガンガンと腰を打ちつけていく。
「ああっ、あああっ!」
「クックックッ、出してやるぞ。」
「いっ、嫌じゃああああ〜〜〜っ!」
ドクドクッ
男は言葉と同時に絶頂に達して、雹の膣内に己の欲望をぶちまける。
「ああ・・・中に出されてしもうた・・・。あああ・・・。」
絶望感に再び、気を遠くする雹であったが、男達はそんな雹に心の休まる暇さえ与えようとしない。
「クッ・・・こっちも出しそうだ・・。」
その言葉に再び雹の意識は現実に引き戻される。
「やっ、やめろっ!だっ、出すな、出すでないっ!」
「自分の手で男のモノをシゴク感触はどうかな?」
男の一人が問う。

「そ、そんなもの嫌じゃあ!」
「では、その嫌な感触をそろそろ終わらせてやろう。」
男達は雹のシゴク手のスピードを速めさせる。それに伴い、男達のモノは雹の手の中で
絶え間なくピクピクと反応を見せる。
「出すぞ・・。」
「嫌じゃ・・嫌じゃああああっ!」
ビュクビュククッ
ほぼ二人同時に果てて、飛び去った精液は、雹の顔や腕を容赦なく汚してゆく。
「あ・・・あああ・・・。」
「クックックッ、良く似合っているぞ。」
「全くだな。」
「アーッハッハッハッ!」
3人の男達の笑い声が部屋に響き渡る。その時、部屋の扉からまた別の侍が現れる。
「何をしているのだ?」
「ああ、この女を犯していたのさ。どうだ、お主も?」
「クックックッ、そうだな。では頂くとするか。」
雹の悪夢はまだまだ続いていく。そして犯され続けて何人目の男であろうか・・。
「どうして・・どうしてじゃ・・。何故にわらわがこのような目に・・・。」
半分意識の飛んだような状態で雹が呟く。
「クックックッ、元はといえば将軍家茂公のあそこまで精巧な人形を作り出すお主等が悪いのだ。
 恨むなら自分達の人形作りの腕でも恨むが良い。」
「ワッハッハッ、まったくその通りだな!」
(将軍家茂公の人形・・・?では・・あれは将軍家茂公であったというのか・・・。
 それでは、今回のことは・・・・。)
その瞬間雹の中にあった、淡い恋心はそのまま・・いや、何倍にも増して憎しみの炎へと変わっていく。
(ゆ、許さぬ・・許さぬぞ、徳川幕府・・そして将軍家茂・・・この恨み・・・・。
 じゃが・・わらわは・・もう・・・。)
その時、薄れゆく意識の中でふと雹は手に何かの感触を感じる。
(何じゃこれは・・・糸・・?)
そしてそのまま雹は意識を失っていく。そして次に雹が気がついたときには、あたり一面に
広がる侍達の死体と、自由自在にガンリュウを操る自らの姿があった。


「何だ、貴様は!」
村を襲う兵の一人の前に突如燃えるような紅い髪をした男が現れる。
「この村は滅びたのだ。もはや一人の生き残りもおらぬ。」
「何を!」
「・・・わかったな。」
「・・・はい。既にこの村の住人は皆殺しにした・・・。」
紅い髪の男が手をかざすと、その兵士は何かに操られるかのようにフラフラと報告に行く。
そしてその兵士が総大将格の侍に皆殺しの報告を告げると、幕兵達はその場を
引き上げていった。
「これで良い・・あとは・・。」
その男は、雹のいる屋敷へと歩を進めていった。


「これは・・。」
意識を取り戻した雹はあたりを見て驚く。
「わらわが・・・・やったのか?それにこの人形はガンリュウ・・か?わらわが・・・ガンリュウを
 扱うというのか・・・。とりあえず着物を着ねば・・・。」
自らがハダカであることに気付いた雹はまず、そこに落ちている着物をガンリュウを操って
自分の体に着せる。
「まだ意識がはっきりせぬな・・・しかしこうも、わらわの思い通りに動くものなのか・・・。」
その時、ふと扉の方に人の気配を雹は感じた。
「誰じゃ!」
雹の視界に燃えるような紅い髪をした男が入る。
「安心しろ・・お前と同じく徳川に恨みを持つものだ。」
「徳川に・・恨みを・・?」
「徳川が憎くはないか・・・?」
男は淡々と雹に問いかける。
「憎い・・わらわから全てを奪った徳川幕府が・・将軍家茂が・・憎い・・憎い!」
「ならばお前にこの珠をやろう。」
そう言って、男は雹の目の前に青い珠を放り投げる。
「その珠がお前を導いてくれよう。」
「この珠は一体・・・?」
雹が珠に視線を落とし、再び男のほうに視線を向けたとき、既にそこに男の姿は無かった。
「・・・やはりどうやらまだ疲れは取れていないらしいな・・・。」
それだけ呟くと、再び雹は意識を失っていった。

それからまた数日後、遥か高みから人形遣いの村を見下ろす紅い髪の男の姿があった。
「ハアッ!」
男が<<気>>を入れると、途端に村の周辺が薄い霧に包まれた。
「クックックッ、これでいい。これでもはやニンゲンがあの村に立ち入ることは出来ぬ。
 ましてや将軍が迷い込むことなど・・な。クックックッ・・全ては俺の思惑通りよ・・・。」